JPH06201228A - ヒートポンプ式冷凍機用膨張装置 - Google Patents

ヒートポンプ式冷凍機用膨張装置

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Publication number
JPH06201228A
JPH06201228A JP4362042A JP36204292A JPH06201228A JP H06201228 A JPH06201228 A JP H06201228A JP 4362042 A JP4362042 A JP 4362042A JP 36204292 A JP36204292 A JP 36204292A JP H06201228 A JPH06201228 A JP H06201228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner pipe
expansion device
pipe
capillary tube
heat pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP4362042A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Sato
俊和 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Izumi Giken KK
Original Assignee
Izumi Giken KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Izumi Giken KK filed Critical Izumi Giken KK
Priority to JP4362042A priority Critical patent/JPH06201228A/ja
Publication of JPH06201228A publication Critical patent/JPH06201228A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/30Expansion means; Dispositions thereof
    • F25B41/37Capillary tubes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャピラリチューブ6、7、逆止弁9等の構
成部材を合理的に配して全体を一体化し、組立作業性に
優れて組立作業の自動化に適応し、配管接続等の取扱に
優れ、小型で堅固に製作する。 【構成】 一端に冷媒の一方の出入口15、他端に冷媒
の他方の出入口16を形成して本体を管状に形成し、冷
暖用キャピラリチューブ6、暖房用キャピラリチューブ
7と逆止弁9とを本体内に内装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヒートポンプ式冷凍
機の冷媒の冷凍サイクルに介設するヒートポンプ式冷凍
機用膨張装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷媒の循環方向を切替えて冷暖房を兼用
するヒートポンプ式冷凍機が冷暖房空調機器に用いら
れ、冷媒の冷凍サイクルは図10に示すように一般に構
成されている。ここで、室外側熱交換器(1)と室内側
熱交換器(2)とを循環する冷媒の冷凍サイクル中に圧
縮機(3)、4方弁(4)を配管し、4方弁(4)を切
替操作し、冷房時実線矢印、暖房時破線矢印の方向へ循
環サイクルを切替えて運転するものである。そして、冷
暖房時に冷媒が流通する冷暖用キャピラリチューブ
(6)、暖房時にのみ冷媒が流通する暖房用キャピラリ
チューブ(7)と、逆止弁(9)とで構成した膨張装置
(5)が冷凍サイクルに介設され、冷房運転時に冷媒
が、冷暖用キャピラリチューブ(6)から逆止弁(9)
へ流通し、4方弁(4)を切替操作した暖房運転時に
は、暖房用キャピラリチューブ(7)から冷暖用キャピ
ラリチューブ(6)へと2本のキャピラリチューブ
(6)、(7)を流通し、冷房運転時と暖房運転時との
冷媒循環量に応じてキャピラリチューブの適正長さを調
整するように構成されている。そして、従来、こうした
膨張装置(5)は図11に示すように配管接続され、2
個の分岐管(10)、(11)で暖房用キャピラリチュ
ーブ(7)と逆止弁(9)とを並列に接続し、これに冷
暖用キャピラリチューブ(6)を直列に接続し、さらに
必要に応じて冷媒中の不純物を除去するストレーナ(1
2)を接続して製作されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成の膨張装置
(5)は配管が煩雑で組立工数が多く、熟練工による手
作業で製作されて製作コストが高価であり、また、その
全長も大きくなり、設置スペースを必要として機器の小
型化の見地からも好ましい手段ではなかった。こうした
課題を解決するため、出願人は先の特願平4−2340
47号で、筒状に形成した本体を3室に区画し、2本の
キャピラリチューブを本体に外装して構成する膨張装置
を提案した。しかし、キャピラリチューブが本体に外装
されるためにその取扱が必ずしも便利ではない。
【0004】この発明は、新規構成のヒートポンプ式冷
凍機用膨張装置を提供してこれらのの課題を解決するこ
を目的とするもので、特願平4−234047号を改良
し、キャピラリチューブ、逆止弁、ストレーナ等の構成
部材を合理的に配して全体を一体化し、組立作業性に優
れてロボット化、自動化に適応するとともに、小型で堅
固に製作されてその配管接続等の取扱に優れたヒートポ
ンプ式冷凍機用膨張装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のヒートポンプ
式冷凍機用膨張装置はかかる目的を達成するため、一端
に冷媒の一方の出入口、他端に冷媒の他方の出入口を形
成して本体を管状に形成し、冷暖用キャピラリチュー
ブ、暖房用キャピラリチューブと逆止弁とを本体内に内
装して構成するものである。そして、内管の外周面に両
端を当接して外管を内管に接合し、外管の両端から内管
を導出して出入口を形成し、内管の外周に間隔を形成し
て内管と外管とで本体を二重管構造に構成し、内管内に
逆止弁を収納し、間隔内にキャピラリチューブを内装し
て構成する。ここで、外管の一部位を開設して冷媒のも
う一方の出入口を形成し、2本の冷暖用キャピラリチュ
ーブを間隔内に内装し、冷暖用キャピラリチューブを2
本に分割して構成することもできる。さらに別の構成と
して、一端に一方の出入口を形成し、他端を内管の外周
面に当接して外管を内管に接合し、外管の他端から先端
を閉塞した内管を導出して他方の出入口を形成し、内管
と外管とで一方の出入口に連通した間隔を形成して本体
を構成し、内管内に逆止弁を収納し、間隔内にキャピラ
リチューブを内装するものである。
【0006】そして、キャピラリチューブを内管の外周
に巻設し、また、内管を拡管してキャピラリチューブ挿
入部を拡径面に形成し、キャピラリチューブの端部をキ
ャピラリチューブ挿入部で内管内に挿入して開口し、ま
た、内管を縮径加工して逆止弁を内管内に固定する。そ
して、内面を多角形に形成したケース内にボール弁を収
納し、ボール弁の外周面をケース内面に当接して逆止弁
を構成し、また、冷媒中の不純物を除去する網状のスト
レーナを冷媒の流通路中で本体内に内装するものであ
る。そして、1本の暖房用キャピラリチューブのみを本
体内に内装して膨張装置を構成し、他の1本のキャピラ
リチューブを冷凍サイクル中の別の位置に分離して配管
し、全体として同じ回路を構成することもできる。以下
に、図面の実施例を用いてこの発明の構成、作用を具体
的に説明する。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の最初の実施例である。図1
において、両端に冷媒の出入口(15)、(16)を開
口した内管(20)が、出入口(15)に連通した第1
室(21)、中央の第2室(22)、出入口(16)に
連通した第3室(23)と相隣接する3室に区画されて
いる。第1室(21)と第2室(22)とは仕切板(2
4)で区画され、内管(20)内に逆止弁(9)を収納
し、逆止弁(9)で第2室(22)と第3室(23)と
に区画され、逆止弁(9)は、第2室(22)から第3
室(23)への流通を開成する方向に設置されている。
また、逆止弁(9)は、内面を6角形に形成したケース
(91)内にボール弁(92)を収納し、ボール弁(9
2)の外周面をケース(91)内面に当接して構成され
(図7参照)、内管(20)の一部位(93)を縮径加
工して内管(20)内に固定されている。両端をスエー
ジング加工で縮径し、内管(20)の外周面に当接して
外管(30)が内管(20)に接合され、外管(30)
の両端から内管(20)の端部を導出し、一端に冷房時
入口、暖房時出口となる冷媒の一方の出入口(15)、
他端に冷房時出口、暖房時入口となる冷媒の他方の出入
口(16)が形成されている。こうして内管(20)の
外周に間隔(31)を形成して内管(20)と外管(3
0)とで本体が二重管構造に構成されている。内管(2
0)に開孔(25)を開設して第1室(21)は間隔
(31)に開通している。そして、冷暖用キャピラリチ
ューブ(6)が内管(20)の外周に巻設して間隔(3
1)内に内装され、一端(61)を間隔(31)内に開
放し、他端(62)を第2室(22)内に挿入して開口
している。同じく暖房用キャビラリチューブ(7)が内
管(20)の外周に巻設して間隔(31)内に内装さ
れ、一端(71)を第2室(22)内に挿入して開口
し、他端(72)を第3室(23)内に挿入して開口し
ている。
【0008】この膨張装置は、冷房運転時に冷媒が一方
の出入口(15)から他方の出入口(16)へ流通し、
暖房運転時に循環方向を切替えて流通するように冷媒の
冷凍サイクルに介設する。冷房運転時に冷媒は、出入口
(15)から第1室(21)内に流入し、開孔(25)
を通過して間隔(31)内に流入し、冷暖用キャピラリ
チューブ(6)を流通して第2室(22)内に流入す
る。そして、逆止弁(9)が順方向であるから開成して
第3室(23)内に流入し、出入口(16)から冷凍サ
イクルを循環する。したがって、冷暖用キャピラリチュ
ーブ(6)のみを流通して冷媒が冷凍サイクルを循環す
る。また、暖房運転時には、出入口(16)から第3室
(23)内に流入し、逆止弁(9)が逆方向であるから
閉成した状態で遮断され、暖房用キャピラリチューブ
(7)を流通して第2室(22)内に流入する。そし
て、冷暖用キャピラリチューブ(6)を流通して間隔
(31)内に流入し、開孔(25)を通過して第1室
(21)内に流入し、出入口(15)から冷凍サイクル
を循環する。したがって、2本のキャピラリチューブ
(6)、(7)を流通して冷媒が冷凍サイクルを循環す
る。こうして冷房運転時と暖房運転時との冷媒循環量に
応じてキャピラリチューブの適正長さが調整される。
【0009】図2は他の構成の実施例で、前例と同一の
符号は同一部材、同一部位である。外管(30)の一端
に冷媒の一方の出入口(15)が形成され、他端を縮径
加工し、内管(20)の外周面に当接して外管(30)
が内管(20)に接合され、外管(30)の他端から内
管(20)を導出して他方の出入口(16)が形成され
ている。内管(20)の先端はスエージング加工で閉塞
され、内管(20)と外管(30)とで出入口(15)
に連通した間隔(31)を形成して本体が構成されてい
る。内管(20)内に逆止弁(9)が収納され、先端側
第1室(26)と出入口(16)に連通した第2室(2
7)とに内管(20)内が区画され、逆止弁(9)は、
第1室(26)から第2室(27)への流通を開成する
方向に設置されている。そして、冷暖用キャピラリチュ
ーブ(6)が内管(20)の外周に巻設して間隔(3
1)内に内装され、一端(61)を間隔(31)内に開
放し、他端(62)を第1室(26)内に挿入して開口
し、同じく暖房用キャピラリチューブ(7)が内管(2
0)の外周に巻設して間隔(31)内に内装され、一端
(71)を第1室(26)内に挿入して開口し、他端
(72)を第2室(27)内に挿入して開口している。
内管(20)を拡管してキャピラリチューブ挿入部(2
8)が漸次拡径した拡径面に形成され、キャピラリチュ
ーブ(6)、(7)の端部を内管(20)内に緩い角度
で挿入することができるように配慮されている。そし
て、冷媒中の不純物を除去する網状のストレーナ(1
2)が、出入口(15)に近接して外管(30)内に収
納されている。ストレーナ(12)は必要に応じて冷媒
の流通路中で本体内に内装され、内管(20)内に収納
することもでき、冷媒の流通路中に2個配してもよい。
【0010】この膨張装置は前例と同様に、冷房運転時
に冷媒が出入口(15)から出入口(16)へ流通する
ように冷凍サイクルに介設する。冷房運転時に冷媒は、
出入口(15)から間隔(31)内に流入し、冷暖用キ
ャピラリチューブ(6)を流通して第1室(26)内に
流入する。そして、逆止弁(9)が順方向であるから開
成して第2室(27)内に流入し、その結果、冷暖用キ
ャピラリチューブ(6)のみを流通して出入口(16)
から冷凍サイクルを循環する。また、暖房運転時には、
出入口(16)から第2室(27)内に流入し、逆止弁
(9)が逆方向であるから閉成した状態で遮断され、暖
房用キャピラリチューブ(7)を流通して第1室(2
6)内に流入する。そして、冷暖用キャピラリチューブ
(6)を流通して間隔(31)内に流入し、その結果、
2本のキャピラリチューブ(6)、(7)を流通して出
入口(15)から冷凍サイクルを循環する。
【0011】図3は前例の構成の別の実施例で、前方管
(20a)と導出管(20b)とで図2の内管(20)
を形成し、部材を分化して製作上の便宜を図ったもので
ある。先端が閉塞した前方管(20a)を先端が開口し
た導出管(20b)の前方に接合し、外管(30)の他
端から導出管(20b)を導出して出入口(16)が形
成されている。前方管(20a)内に第1室(26)を
形成し、導出管(20b)内に第2室(27)を形成
し、第1室(26)から第2室(27)への流通を開成
する方向に逆止弁(9)を導出管(20b)の先端部に
収納している。そして、2本のキャピラリチューブ
(6)、(7)を前方管(20a)の外周に巻設して間
隔(31)内に内装し、前例と同様に構成されている。
【0012】図4は膨張装置の別の構成を示す配管図
で、膨張装置(51)は、暖房用キャピラリチューブ
(7)と逆止弁(9)とを直列に接続し、これと冷暖用
キャピラリチューブ(6)とを並列に接続して構成され
ている。そして、冷房時実線矢印、暖房時破線矢印の方
向へ循環サイクルを切替え、冷房運転時に冷媒が、冷暖
用キャピラリチューブ(6)のみを流通し、暖房運転時
には、冷暖用キャピラリチューブ(6)を流通するとと
もに、逆止弁(9)から暖房用キャピラリチューブ
(7)へと流通して2本のキャピラリチューブ(6)、
(7)を流通する。図5はこのように配管した構成の実
施例で、内管(20)と外管(30)とで本体を前例図
2と同様に構成し、内管(20)内に収納した逆止弁
(9)は前例と逆向きに設置され、第2室(27)から
第1室(26)への流通を開成する。そして、間隔(3
1)内に内装した暖房用キャピラリチューブ(7)が一
端(71)を間隔(31)内に開放し、他端(72)を
第1室(26)内に開口し、同じく間隔(31)内に内
装した冷暖用キャピラリチューブ(6)が一端(61)
を間隔(31)内に開放し、他端(62)を第2室(2
7)内に開口している。
【0013】この膨張装置も、冷房運転時に冷媒が出入
口(15)から出入口(16)へ流通するように冷凍サ
イクルに介設する。冷房運転時に冷媒は、出入口(1
5)から間隔室(31)内に流入し、逆止弁(9)が逆
方向であるから第1室(26)から第2室(27)への
流通は遮断され、冷暖用キャピラリチューブ(6)のみ
を流通して第2室(27)内に流入し、出入口(16)
から冷凍サイクルを循環する。また、暖房運転時には、
出入口(16)から第2室(27)内に流入し、冷暖用
キャピラリチューブ(6)を流通して間隔(31)内に
流入するとともに、逆止弁(9)が順方向であるから開
成して第1室(26)内に流入し、暖房用キャピラリチ
ューブ(7)を流通して間隔(31)内に流入して合流
し、その結果、2本のキャピラリチューブ(6)、
(7)を流通して出入口(15)から冷凍サイクルを循
環する。こうして前例と同様に、冷房運転時と暖房運転
時との冷媒循環量に応じてキャピラリチューブの適正長
さが調整される。
【0014】また、1本のキャピラリチューブと逆止弁
とを並列に接続した回路部材と他の1本のキャピラリチ
ューブとを冷凍サイクル中の別の位置に分離して配管
し、全体として図10に示す回路を構成することもでき
る。図6はこの構成に適用した実施例で、暖房用キャピ
ラリチューブ(7)のみを本体内に内装している。一端
に出入口(15)を形成し、他端を内管(20)の外周
面に当接して外管(30)が内管(20)に接合され、
外管(30)の他端から内管(20)を導出して出入口
(16)が形成され、内管(20)と外管(30)とで
出入口(15)に連通した間隔(31)を形成して本体
が構成されている。内管(20)の先端は開口し、内管
(20)の先端部に逆止弁(9)が収納され、逆止弁
(9)は、間隔(31)内から内管(20)内への流通
を開成する方向に設置されている。そして、暖房用キャ
ピラリチューブ(7)が内管(20)の外周に巻設して
間隔(31)内に内装され、一端(71)を間隔(3
1)内に開放し、他端(72)を内管(20)内に挿入
して開口している。
【0015】この膨張装置を、冷房運転時に冷媒が出入
口(15)から出入口(16)へ流通するように冷凍サ
イクルに介設し、他の1本の冷暖用キャピラリチューブ
を冷凍サイクル中に分離して配管し、全休として前例と
同じ回路を構成する。冷房運転時に冷媒は、出入口(1
5)から間隔(31)内に流入し、逆止弁(9)が順方
向であるから開成し、内管(20)内に流入して出入口
(16)から冷凍サイクルを循環する。したがって、他
の1本の冷暖用キャピラリチューブのみを流通して冷凍
サイクルを循環する。また、暖房運転時には、出入口
(16)から内管(20)内に流入し、逆止弁(9)が
逆方向であるから閉成した状態で遮断され、暖房用キャ
ピラリチューブ(7)を流通して間隔(31)内に流入
し、出入口(15)から冷凍サイクルを循環する。した
がって、他の冷暖用キャピラリチューブと合わせて2本
のキャピラリチューブを流通して冷凍サイクルを循環す
る。
【0016】図8は膨張装置のさらに別の構成を示す配
管図で、室外側熱交換器のコンデンサ回路を下段回路A
と上段回路Bとに2分割して効率の向上を図り、これに
適合して冷暖用キャピラリチューブを2本に分割して構
成し、膨張の際のバランスの向上を図ったものである。
膨張装置(52)は、下段回路Aに連通する冷暖用キャ
ピラリチューブ(6a)と上段回路Bに連通する冷暖用
キャピラリチューブ(6b)とを並列に接続し、これ
に、暖房用キャピラリチューブ(8)と逆止弁(9)と
の並列回路を直列に接続して構成されている。そして、
冷房時実線矢印、暖房時破線矢印の方向へ循環サイクル
を切替え、冷房運転時に冷媒が、2本の冷暖用キャピラ
リチューブ(6a)、(6b)を流通して合流し、逆止
弁(9)へと流通して循環し、暖房運転時には、暖房用
キャピラリチューブ(8)を流通して分流し、両冷暖用
キャピラリチューブ(6a)、(6b)から循環し、冷
房運転時と暖房運転時との冷媒循環量に応じてキャピラ
リチューブの適正長さを調整するように構成されてい
る。
【0017】図9はこの構成に適用した実施例で、図1
と同様に内管と外管(30)とで本体が二重管構造に構
成されている。内管は、先端が閉塞して他端に出入口
(16)を開口した閉塞管(20d)の先端に、一端に
出入口(15a)を開口した接合管(20c)を接合し
て形成され、接合管(20c)内に出入口(15a)に
連通した第1室(21)を形成し、閉塞管(20d)内
に逆止弁(9)を収納し、中央の第2室(22)と出入
口(16)に連通した第3室(23)とに閉塞管(20
d)内が区画され、逆止弁(9)は、第2室(22)か
ら第3室(23)への流通を開成する方向に設置されて
いる。両端をスエージング加工し、内管の外周面に当接
して外管(30)が内管に接合され、内管の外周に間隔
(31)を形成して外管(30)の両端から接合管(2
0c)、閉塞管(20d)の端部を導出し、冷房時入
口、暖房時出口となる冷媒の一方の出入口(15a)、
冷房時出口、暖房時入口となる冷媒の他方の出入口(1
6)が形成されている。さらに、外管(30)の一部位
が開設され、冷房時入口、暖房時出口となる冷媒のもう
一方の出入口(15b)が形成されている。そして、冷
暖用キャピラリチューブ(6a)が巻設した状態で間隔
(31)内に内装され、一端(61a)を第1室(2
1)内に挿入して開口し、他端(62a)を第2室(2
2)内に挿入して開口している。他の1本の冷暖用キャ
ピラリチューブ(6b)が接合管(20c)の外周に巻
設して間隔(31)内に内装され、一端(61b)を間
隔(31)内に開放し、他端(62b)を第2室(2
2)内に開口している。同じく暖房用キャピラリチュー
ブ(7)が巻設した状態で間隔(31)内に内装され、
一端(71)を第2室(22)内に開口し、他端(7
2)を第3室(23)内に開口している。
【0018】この膨張装置は、出入口(15a)を上記
下段回路Aに、出入口(15b)を上記上段回路Bに連
通させ、前例と同様に冷房運転時に冷媒が出入口(15
a)、(15b)から出入口(16)へ流通するように
冷凍サイクルに介設する。冷房運転時に冷媒は、一方の
出入口(15a)から第1室(21)内に流入し、冷暖
用キャピラリチューブ(6a)を流通して第2室(2
2)内に流入し、もう一方の出入口(15b)から間隔
(31)内に流入し、冷暖用キャピラリチューブ(6
b)を流通して第2室(22)内に流入して合流する。
そして、逆止弁(9)が順方向であるから開成して第3
室(23)内に流入し、出入口(16)から冷凍サイク
ルを循環する。したがって、冷暖用キャピラリチューブ
(6a)、(6b)のみを流通して冷媒が冷凍サイクル
を循環する。また、循環方向を切替えた暖房運転時は、
出入口(16)から第3室(23)内に流入し、逆止弁
(9)が逆方向であるから閉成した状態で遮断され、暖
房用キャピラリチューブ(7)を流通して第2室(2
2)内に流入する。そして分流し、一方は冷暖用キャピ
ラリチューブ(6a)を流通して第1室(21)内に流
入し、一方の出入口(15a)から下段回路Aに循環
し、他方は冷暖用キャピラリチューブ(6b)を流通し
て間隔(31)内に流入し、もう一方の出入口(15
b)から上段回路Bに循環する。したがって、冷暖用キ
ャピラリチューブ(6a)、(6b)と暖房用キャピラ
リチューブ(7)とを流通して冷媒が冷凍サイクルを循
環する。こうして冷房運転時と暖房運転時との冷媒循環
量に応じてキャピラリチューブの適正長さが調整され
る。
【0019】
【発明の効果】この発明の特徴的な効果は、次の諸点で
ある。この発明のヒートポンプ式冷凍機用膨張装置は、
一端に冷媒の一方の出入口(15)、他端に他方の出入
口(16)を形成して本体を管状に形成し、冷暖用キャ
ピラリチューブ(6)、暖房用キャピラリチューブ
(7)の2本のキャピラリチューブと逆止弁(9)とを
本体内に内装し、必要に応じてストレーナ(12)を本
体内に内装して全体が一体化される。そして、本体が管
状であるからこれを直接把持することが可能で、組立作
業のロボット化、自動化に適応して組立作業性に優れ、
熟練を不要として製作コストの低廉化を図ることができ
るとともに、その配管接続等の取扱に優れるものであ
る。そして、キャピラリチューブ(6)、(7)、逆止
弁(9)、ストレーナ(12)等の全ての構成部材を本
体内に内装して小型で堅固に製作され、その全長は従来
品よりはるかに小さく設定され、設置スペースが小さく
て足りて機器の小型化に適応することができる。
【0020】また、外管(30)の一部位を開設して冷
媒のもう一方の出入口(15b)を形成し、2本の冷暖
用キャピラリチューブ(6a)、(6b)を間隔(3
1)内に内装して構成し、熱交換器のコンデンサ回路を
2分割して効率の向上を図り、これに適合して冷暖用キ
ャピラリチューブを2本に分割して構成し、膨張の際の
パランスの向上を図ることができる。さらに、暖房用キ
ャピラリチューブ(7)のみを本体内に内装して構成
し、他の1本のキャピラリチューブを分離して配管して
冷凍サイクルを構成することができるものである。
【0021】また、キャピラリチューブ(6)、(7)
を内管(20)の外周に巻設して簡単に本体内に内装さ
れ、さらに、内管(20)を拡管してキャピラリチュー
ブ挿入部(28)を拡径面に形成し、キャピラリチュー
ブ(6)、(7)の端部が内管(20)内に緩い角度で
挿入され、キャピラリチューブ(6)、(7)の設置作
業を容易に行うことができる。
【0022】また、内面を多角形に形成したケース(9
1)内にボール弁(92)を収納し、ボール弁(92)
の外周面をケース(91)内面に当接して逆止弁(9)
を構成し、ボール弁(92)を支持して揺動を禁止し、
作動に伴うボール弁(92)の衝突音の発生を防止する
ことができる。そして、内管(20)内に逆止弁(9)
を収納して内管(20)を縮径加工し、逆止弁(9)を
内管(20)内に固定して簡単に設置することができ
る。さらに、冷媒中の不純物を除去する網状のストレー
ナ(12)を本体内に内装し、冷凍サイクル中にストレ
ーナ(12)の配管を同時に行うことができる等の実用
的な機能を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の断面図。
【図2】他の実施例の断面図。
【図3】さらに他の実施例の断面図。
【図4】他の構成の膨張装置の配管図。
【図5】さらに他の実施例の断面図。
【図6】さらに他の実施例の断面図。
【図7】逆止弁の断面図。
【図8】さらに他の構成の膨張装置の配管図。
【図9】さらに他の実施例の断面図。
【図10】ヒートポンプ式冷凍機の冷凍サイクルの配管
図。
【図11】従来例の組立図。
【符号の説明】
1 室外側熱交換器 2 室内側熱交換器 6 冷暖用キャピラリチューブ 6a 冷暖用キャピラリチューブ 6b 冷暖用キャピラリチューブ 7 暖房用キャピラリチューブ 9 逆止弁 12 ストレーナ 15 出入口 16 出入口 20 内管 28 キャピラリチューブ挿入部 30 外管 31 間隔 9I ケース 92 ボール弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外側熱交換器(1)と室内側熱交換器
    (2)とを循環する冷媒の冷凍サイクル中に介設するヒ
    ートポンプ式冷凍機用膨張装置において、 一端に冷媒の一方の出入口(15)、他端に冷媒の他方
    の出入口(16)を形成して本体を管状に形成し、冷暖
    用キャピラリチューブ(6)、暖房用キャピラリチュー
    ブ(7)と逆止弁(9)とを本体内に内装したことを特
    徴とするヒートポンプ式冷凍機用膨張装置。
  2. 【請求項2】 内管(20)の外周面に両端を当接して
    外管(30)を内管(20)に接合し、外管(30)の
    両端から内管(20)を導出して出入口(15)、(1
    6)を形成し、内管(20)の外周に間隔(31)を形
    成して内管(20)と外管(30)とで本体を二重管構
    造に構成し、内管(20)内に逆止弁(9)を収納し、
    間隔(31)内にキャピラリチューブ(6)、(7)を
    内装した請求項1記載のヒートポンプ式冷凍機用膨張装
    置。
  3. 【請求項3】 外管(30)の一部位を開設して冷媒の
    もう一方の出入口(15b)を形成し、2本の冷暖用キ
    ャピラリチューブ(6a)、(6b)を間隔(31)内
    に内装した請求項2記載のヒートポンプ式冷凍機用膨張
    装置。
  4. 【請求項4】 一端に出入口(15)を形成し、他端を
    内管(20)の外周面に当接して外管(30)を内管
    (20)に接合し、外管(30)の他端から先端を閉塞
    した内管(20)を導出して出入口(16)を形成し、
    内管(20)と外管(30)とで出入口(15)に連通
    した間隔(31)を形成して本体を構成し、内管(2
    0)内に逆止弁(9)を収納し、間隔(31)内にキャ
    ピラリチューブ(6)、(7)を内装した請求項1記載
    のヒートポンプ式冷凍機用膨張装置。
  5. 【請求項5】 キャピラリチューブ(6)、(7)を内
    管(20)の外周に巻設した請求項2、3又は4記載の
    ヒートポンプ式冷凍機用膨張装置。
  6. 【請求項6】 内管(20)を拡管してキャピラリチュ
    ーブ挿入部(28)を拡径面に形成し、キャピラリチュ
    ーブ(6)、(7)の端部をキャピラリチューブ挿入部
    (28)で内管(20)内に挿入して開口した請求項
    2、3、4又は5記載のヒートポンプ式冷凍機用膨張装
    置。
  7. 【請求項7】 内管(20)を縮径加工して逆止弁
    (9)を内管(20)内に固定した請求項2、3、4、
    5又は6記載のヒートポンプ式冷凍機用膨張装置。
  8. 【請求項8】 内面を多角形に形成したケース(91)
    内にボール弁(92)を収納し、ボール弁(92)の外
    周面をケース(91)内面に当接して逆止弁(9)を構
    成した請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のヒー
    トポンプ式冷凍機用膨張装置。
  9. 【請求項9】 冷媒中の不純物を除去する網状のストレ
    ーナ(12)を冷媒の流通路中で本体内に内装した請求
    項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のヒートポン
    プ式冷凍機用膨張装置。
  10. 【請求項10】 暖房用キャピラリチューブ(7)のみ
    を本体内に内装した請求項1、2、4、5、6、7、8
    又は9記載のヒートポンプ式冷凍機用膨張装置。
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