JP2604285Y2 - ストレーナ付制御弁 - Google Patents

ストレーナ付制御弁

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JP2604285Y2
JP2604285Y2 JP1993043417U JP4341793U JP2604285Y2 JP 2604285 Y2 JP2604285 Y2 JP 2604285Y2 JP 1993043417 U JP1993043417 U JP 1993043417U JP 4341793 U JP4341793 U JP 4341793U JP 2604285 Y2 JP2604285 Y2 JP 2604285Y2
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JP
Japan
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strainer
control valve
pipe
strainer assembly
ring
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武史 近藤
治 高見
和政 豊田
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空気、油、空気調和な
どの冷媒回路において、流体を制御するためのストレー
ナー付制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の空調機器などの冷媒回路
図であり、この回路図に基づき冷媒の流れに沿って従来
の部品構成を説明すると、コンプレッサー8→四方弁9
→室内熱交換器10→ストレーナーアッシー11→制御
弁12→ストレーナーアッシー11→室外熱交換器13
→四方弁9→コンプレッサー8の順に各部品が配置さ
れ、制御弁12においてもその出口パイプ側と入口パイ
プが冷媒回路の配管(導管)にロウ付にて接合されてい
た。従来のストレーナーアッシー11は、図6に示す如
く、リングプレート15の片面に固定された網キャップ
状のストレーナー14をパイプ16内に圧入により挿入
し、このストレーナーアッシー11の前後両側17、1
8を絞り加工により縮径してその冷媒回路における前後
のパイプにロウ付し固定していた。尚、ストレーナーア
ッシー11の役割は、回路中の異物が制御弁12内に入
ることを防止し、制御弁の作動を正常に保つためのもの
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のストレーナーア
ッシーは、前述の如く回路中に1つの部品として配置さ
れているため、その前後の冷媒回路におけるパイプとの
間にロウ付等の接続が必要であり、又、単品としてスト
レーナー14の前後において絞り加工を行わなければな
らない為、加工工数が多く回路を構成するためのコスト
が高いといった問題点があった。本考案は、上記のよう
な問題点を解決するため、ストレーナーアッシーを制御
弁と一体の入口パイプと出口パイプ内に予め組み入れる
ことによって、回路を構成する際の加工工数を減らし、
全体の部品コストを安くしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のストレーナ付制
御弁は、外周部にリング状の溝6を有するホルダー5の
一端に網キャップ状のストレーナー7をかしめにより固
着させてストレーナーアッシー4を形成し、該ストレー
ナーアッシー4を、弁開度に応じて流体の流量を制御す
る制御弁の入口パイプ2と出口パイプ3の端部より離れ
て奥方向に内入し、前記ストレーナーアッシー4のリン
グ状の溝6が位置するパイプの外周部を中心方向にかし
めることによりストレーナーアッシー4をパイプ内に密
着固定させたことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。本考案のストレーナー付制御弁は、制
御弁と一体の入口パイプと出口パイプ内にストレーナー
アッシー4を予め組み込んだものであり、該ストレーナ
ーアッシー4は、内部に穴19を有し、又外部にリング
状の溝6を有するホルダー5と、かさ形に成形した網状
のストレーナー7とからなり、網状のストレーナー7
は、ホルダー5にかしめ又はハンダ付け等で固着されて
いる。又、前記ストレーナーアッシー4は、流体を調整
する制御弁12の入口パイプ2と出口パイプ3の端部よ
り離れて奥の方まで挿入された後、該ストレーナーアッ
シー4のリング状の溝が位置するパイプの外周部を外方
よりローラーでかしめるかあるいは、ゴムなどで溝部6
形状に変形させることにより、前記ホルダー5のリング
状の溝6と入口パイプ2および出口パイプ3の内面が密
着するように制御弁の入口パイプ2や出口パイプ3とと
ストレーナーアッシー4を一体化させている。従って、
流体は、ストレーナーアッシー4のホルダー5内部穴1
9を通過し、ストレーナー7で回路中の異物をため、異
物のない流体のみ制御弁12内に送られるのである。
お、この種の制御弁においては、その入口パイプ2と出
口パイプ3の端部が冷凍回路の配管にろう付けにて接続
さるものでありますが、この時に前記のストレーナーア
ッシー4には熱による障害(例えばストレーナーの変形
やホルダーかしめ部の変形)が起きないようになってい
る。
【0006】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば冷媒回
路は、図3の如くコンプレッサー8→四方弁9→室内熱
交換器10→ストレーナー付制御弁1→室外熱交換器1
3→四方弁9→コンプレッサー8と配置され、従来のス
トレーナーアッシー11(2ケ分)と、ストレーナーア
ッシー11をロウ付する費用が不要となる。又、ストレ
ーナー固定のためのカシメが1箇所でよい。従って、回
路全体のコストが安くなるという効果がある。
【0007】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の冷媒制御弁。
【図2】 本考案のストレーナーアッシー。
【図3】 本考案の冷媒回路図。
【図4】 従来の冷媒回路。
【図5】 従来の冷媒制御弁。
【図6】 従来のストレーナーアッシー。
【符号の説明】
1 ストレーナー付き制御弁、 2 入口パイプ、
3 出口パイプ、4 ストレーナーアッシー、 5
ホルダー、 6 リング状の溝、7 ストレーナ
ー、 8 コンプレッサー、 9 四方弁、
10 室内熱交換器、 11 ストレーナーア
ッシー、12 制御弁、 13 室外熱
交換器、14 ストレーナ、 16 パイ
プ、 15 プレート、17 入口側、
18 出口側、 19 穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 51/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部にリング状の溝6を有するホルダ
    ー5の一端に網キャップ状のストレーナー7をかしめに
    より固着させてストレーナーアッシー4を形成し、該ス
    トレーナーアッシー4を、弁開度に応じて流体の流量を
    制御する制御弁の入口パイプ2と出口パイプ3の端部よ
    り離れて奥方向に内入し、前記ストレーナーアッシー4
    のリング状の溝6が位置するパイプの外周部を中心方向
    にかしめることによりストレーナーアッシー4をパイプ
    内に密着固定させたことを特徴とするストレーナー付制
    御弁。
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