JPH06201181A - 繊維ダクトの支持構造 - Google Patents
繊維ダクトの支持構造Info
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- JPH06201181A JPH06201181A JP36140992A JP36140992A JPH06201181A JP H06201181 A JPH06201181 A JP H06201181A JP 36140992 A JP36140992 A JP 36140992A JP 36140992 A JP36140992 A JP 36140992A JP H06201181 A JPH06201181 A JP H06201181A
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- fiber
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- fiber duct
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/02—Ducting arrangements
- F24F13/0218—Flexible soft ducts, e.g. ducts made of permeable textiles
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/02—Ducting arrangements
- F24F13/0254—Ducting arrangements characterised by their mounting means, e.g. supports
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業員がダクト取付箇所の近傍に立てない場
合にも、容易に取付取外ができる繊維ダクトの支持構造
を提供する。 【構成】 繊維材料からなる織編物が中空筒状に形成さ
れて繊維ダクト(2、3)が構成され、天井面あるいは
壁面等取付面(1)にレール(5)が設けられ、レール
には複数の吊具(9)が長さ方向に移動自在に取り付け
られ、吊具によって繊維ダクトが長さ方向所定間隔置き
に吊持されている。
合にも、容易に取付取外ができる繊維ダクトの支持構造
を提供する。 【構成】 繊維材料からなる織編物が中空筒状に形成さ
れて繊維ダクト(2、3)が構成され、天井面あるいは
壁面等取付面(1)にレール(5)が設けられ、レール
には複数の吊具(9)が長さ方向に移動自在に取り付け
られ、吊具によって繊維ダクトが長さ方向所定間隔置き
に吊持されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維ダクトの支持構造
に係わり、詳しくは食品加工場等における低温作業設
備、一般冷房設備、一般暖房設備等の空調設備や、クリ
ーンルームにおける清浄空気供給設備等において、供給
気体を室内に吹き出す際に使用される繊維ダクトの支持
構造に関するものである。
に係わり、詳しくは食品加工場等における低温作業設
備、一般冷房設備、一般暖房設備等の空調設備や、クリ
ーンルームにおける清浄空気供給設備等において、供給
気体を室内に吹き出す際に使用される繊維ダクトの支持
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品加工場等における低温作業設
備、一般冷房設備、一般暖房設備等の空調設備では、温
度調節された供給空気を気体吹き出しダクトの開口部か
ら室内に吹き出すことによって、それぞれの室内に適し
た室内温度調整を行なっている。また、この気体吹き出
しダクトは、温度調整のみならず、空気の清浄化にも利
用され、例えば、同ダクトの開口部に防塵フイルター等
を取り付けることによって部屋のクリーン度を高めるこ
とが行なわれている。
備、一般冷房設備、一般暖房設備等の空調設備では、温
度調節された供給空気を気体吹き出しダクトの開口部か
ら室内に吹き出すことによって、それぞれの室内に適し
た室内温度調整を行なっている。また、この気体吹き出
しダクトは、温度調整のみならず、空気の清浄化にも利
用され、例えば、同ダクトの開口部に防塵フイルター等
を取り付けることによって部屋のクリーン度を高めるこ
とが行なわれている。
【0003】従来の空調等に一般的に使用される気体吹
き出しダクトは、金属板に折り曲げ加工が施されて中空
箱体が形成され、該中空箱体が複数連結されることによ
り空気通路が形成されるとともに、中空箱体の下面ある
いは側面に吹出口が設けられた構成とされている。
き出しダクトは、金属板に折り曲げ加工が施されて中空
箱体が形成され、該中空箱体が複数連結されることによ
り空気通路が形成されるとともに、中空箱体の下面ある
いは側面に吹出口が設けられた構成とされている。
【0004】そして、この種の気体吹き出しダクトで
は、基端を空調機等の処理空気供給源に接続され、該処
理空気供給源から導入される、所定温度に調整されたク
リーンな処理空気は中空箱体内の空気通路を通過して、
下面あるいは側面の吹出口から室内に吹き出される。
は、基端を空調機等の処理空気供給源に接続され、該処
理空気供給源から導入される、所定温度に調整されたク
リーンな処理空気は中空箱体内の空気通路を通過して、
下面あるいは側面の吹出口から室内に吹き出される。
【0005】ところで、前記した気体吹き出しダクトに
あっては、所定の吹出口からしか空気吹き出しが行なわ
れておらず、空気の有効吹き出し面積を広く設定できな
い。このため、所定の空気量を得ようとすると、吹き出
し速度をある程度速く設定せざるを得ず、極端な場合に
は吹き出し速度が例えば3m/sを越えてしまう場合も
ある。このように吹き出し速度が速くなると、室内の温
度分布にむらができる。室内に存する作業者に直接風が
当たって不快感を与えたり、健康を損ねたりする。ま
た、室内に粉塵を巻き上げる等の不具合を生じさせる。
あっては、所定の吹出口からしか空気吹き出しが行なわ
れておらず、空気の有効吹き出し面積を広く設定できな
い。このため、所定の空気量を得ようとすると、吹き出
し速度をある程度速く設定せざるを得ず、極端な場合に
は吹き出し速度が例えば3m/sを越えてしまう場合も
ある。このように吹き出し速度が速くなると、室内の温
度分布にむらができる。室内に存する作業者に直接風が
当たって不快感を与えたり、健康を損ねたりする。ま
た、室内に粉塵を巻き上げる等の不具合を生じさせる。
【0006】そこで、本出願人は特願平1ー17991
6号として、図4に示すような繊維材料によって作られ
た織編物を中空筒状に形成して成る繊維ダクトAを提案
した。
6号として、図4に示すような繊維材料によって作られ
た織編物を中空筒状に形成して成る繊維ダクトAを提案
した。
【0007】この繊維ダクトAは、織編物からなるダク
ト本体21と、該ダクト本体21を空調機等の処理空気
供給源に接続する接続部22とを備えるものであり、空
調機等から供給される処理空気をダクト本体21表面全
周から吹き出すことができるので低速の空気吹き出しが
可能となり、室内全体の空気温度を略均一にでき、また
室内の作業者に風が当たって不快感を与える等の不具合
が生じにくいなど前記した諸問題を解決できるものであ
る。
ト本体21と、該ダクト本体21を空調機等の処理空気
供給源に接続する接続部22とを備えるものであり、空
調機等から供給される処理空気をダクト本体21表面全
周から吹き出すことができるので低速の空気吹き出しが
可能となり、室内全体の空気温度を略均一にでき、また
室内の作業者に風が当たって不快感を与える等の不具合
が生じにくいなど前記した諸問題を解決できるものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した繊
維ダクトAは、左右両側方に設けられた掛帯23…が、
天井等の取付面に間隔をあけて設けられた線材24、2
4に係止されることによって支持されていた。
維ダクトAは、左右両側方に設けられた掛帯23…が、
天井等の取付面に間隔をあけて設けられた線材24、2
4に係止されることによって支持されていた。
【0009】しかしながらこのような繊維ダクトの支持
構造にあっては、線材24と掛帯23との間の摩擦が大
きいため、繊維ダクトAは線材24に沿って若干量の移
動はできるものの、その移動量は極く狭い範囲に限られ
る。したがって、このような繊維ダクトを例えば天井に
取り付ける場合には、作業員がダクト取付箇所の近傍に
立って、前記掛帯23…を線材24に引っ掛ける作業を
行なわなければならず、ダクト取付箇所の真下に物があ
ったり、あるいはダクト取付箇所自体が吹き抜け箇所で
あって作業員がダクト取付箇所の近傍に立てない場合に
は、施工が困難になる問題があった。
構造にあっては、線材24と掛帯23との間の摩擦が大
きいため、繊維ダクトAは線材24に沿って若干量の移
動はできるものの、その移動量は極く狭い範囲に限られ
る。したがって、このような繊維ダクトを例えば天井に
取り付ける場合には、作業員がダクト取付箇所の近傍に
立って、前記掛帯23…を線材24に引っ掛ける作業を
行なわなければならず、ダクト取付箇所の真下に物があ
ったり、あるいはダクト取付箇所自体が吹き抜け箇所で
あって作業員がダクト取付箇所の近傍に立てない場合に
は、施工が困難になる問題があった。
【0010】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、作業員がダクト取付箇所の近傍に立てない場合に
も、容易に取付取外ができる繊維ダクトの支持構造を提
供することを目的とする。
で、作業員がダクト取付箇所の近傍に立てない場合に
も、容易に取付取外ができる繊維ダクトの支持構造を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めにこの発明による繊維ダクトの支持構造は、繊維材料
からなる織編物が中空筒状に形成されて繊維ダクトが構
成され、天井面あるいは壁面等の室内空間に面する取付
面にレールが設けられ、該レールには複数の吊具が長さ
方向に移動自在に取り付けられ、該吊具によって前記繊
維ダクトが長さ方向所定間隔置きに吊持されることによ
って前記課題を解決するようにした。
めにこの発明による繊維ダクトの支持構造は、繊維材料
からなる織編物が中空筒状に形成されて繊維ダクトが構
成され、天井面あるいは壁面等の室内空間に面する取付
面にレールが設けられ、該レールには複数の吊具が長さ
方向に移動自在に取り付けられ、該吊具によって前記繊
維ダクトが長さ方向所定間隔置きに吊持されることによ
って前記課題を解決するようにした。
【0012】
【作用】前記の繊維ダクトの支持構造によれば、繊維ダ
クトを吊持する吊具がレールに沿って移動自在であるこ
とおよび繊維ダクト自体が変形可能であることから、レ
ールに取り付けた複数の吊具を最も施工しやすい箇所に
集め、それら一箇所に集めた吊具に対し予め縮めた状態
の繊維ダクトを係止させ、この状態で吊具をレールに沿
って移動させることにより、繊維ダクトを通常の使用状
態つまり長さ方向に延在した状態にすることができる。
クトを吊持する吊具がレールに沿って移動自在であるこ
とおよび繊維ダクト自体が変形可能であることから、レ
ールに取り付けた複数の吊具を最も施工しやすい箇所に
集め、それら一箇所に集めた吊具に対し予め縮めた状態
の繊維ダクトを係止させ、この状態で吊具をレールに沿
って移動させることにより、繊維ダクトを通常の使用状
態つまり長さ方向に延在した状態にすることができる。
【0013】また、使用状態にある繊維ダクトを取り外
す場合には、前記とは逆方向に吊具をレールに沿って移
動させて繊維ダクトを縮めた状態にする。この状態で吊
具と繊維ダクトとの係止あるいはレールと吊具との係止
を解けば極めて容易に繊維ダクトを取り外すことができ
る。
す場合には、前記とは逆方向に吊具をレールに沿って移
動させて繊維ダクトを縮めた状態にする。この状態で吊
具と繊維ダクトとの係止あるいはレールと吊具との係止
を解けば極めて容易に繊維ダクトを取り外すことができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3を用
いて詳しく説明する。図1及び図2は本発明にかかる気
体吹き出しダクト(以下、ダクトという)の第1実施例
を示すものである。
いて詳しく説明する。図1及び図2は本発明にかかる気
体吹き出しダクト(以下、ダクトという)の第1実施例
を示すものである。
【0015】図中、符号1は建物の天井面や壁面などの
取付面である。この取付面1には一端が空調機等の処理
空気供給源に接続されるメインダクト2が設けられ、該
メインダクト2には複数の分岐ダクト3…がメインダク
ト2と直交するように設けられている。メインダクト2
と分岐ダクト3とは略同様な構成であって以下のように
なっている。
取付面である。この取付面1には一端が空調機等の処理
空気供給源に接続されるメインダクト2が設けられ、該
メインダクト2には複数の分岐ダクト3…がメインダク
ト2と直交するように設けられている。メインダクト2
と分岐ダクト3とは略同様な構成であって以下のように
なっている。
【0016】すなわち、メインダクト2および分岐ダク
ト3を構成する繊維ダクトは、図2に示すごとく巾寸法
が異なる2枚の繊維材料からなる織編物4a、4bが互
いの両側縁を縫合されて上部が平坦な中空かまぼこ状に
形成され、かつ該繊維ダクトの先端開口はかまぼこ形の
蓋部材12で閉塞されている。蓋部材12は、前記した
織編物で構成してもよく、また他の金属あるいは樹脂等
の材料で構成してもよい。
ト3を構成する繊維ダクトは、図2に示すごとく巾寸法
が異なる2枚の繊維材料からなる織編物4a、4bが互
いの両側縁を縫合されて上部が平坦な中空かまぼこ状に
形成され、かつ該繊維ダクトの先端開口はかまぼこ形の
蓋部材12で閉塞されている。蓋部材12は、前記した
織編物で構成してもよく、また他の金属あるいは樹脂等
の材料で構成してもよい。
【0017】前記繊維ダクト2、3を構成する織編物4
a、4bは、例えば綿、麻などの天然繊維やポリプロピ
レン、ナイロン、ポリエステル、アクリル等の開き目が
0.1μm〜200μmとされたものが用いられる。
a、4bは、例えば綿、麻などの天然繊維やポリプロピ
レン、ナイロン、ポリエステル、アクリル等の開き目が
0.1μm〜200μmとされたものが用いられる。
【0018】なお、それら繊維ダクトの上面部には、平
坦形状を保つために、必要に応じて適宜間隔置きにスト
レート状の芯材を入れてもよく、また、繊維ダクトの下
面部には、円弧状を保つために適宜間隔置きに円弧状の
芯材を入れてもよい。
坦形状を保つために、必要に応じて適宜間隔置きにスト
レート状の芯材を入れてもよく、また、繊維ダクトの下
面部には、円弧状を保つために適宜間隔置きに円弧状の
芯材を入れてもよい。
【0019】また、前記メインダクト2の左右両側方に
は複数の開口2aが所定間隔をあけて設けられ、それら
開口2aには分岐ダクト3の端部開口が突き合わされて
固定されることで、メインダクト2と分岐ダクト3は内
部の空気通路が互いに連通状態で接続される。なお、メ
インダクト2と分岐ダクト3との接続は、ファスナを利
用して取り外し可能としてもよい。
は複数の開口2aが所定間隔をあけて設けられ、それら
開口2aには分岐ダクト3の端部開口が突き合わされて
固定されることで、メインダクト2と分岐ダクト3は内
部の空気通路が互いに連通状態で接続される。なお、メ
インダクト2と分岐ダクト3との接続は、ファスナを利
用して取り外し可能としてもよい。
【0020】また、前記メインダクト2および分岐ダク
ト3の支持構造について説明すると、前記取付面1には
2本のレール5、5が間隔をあけて互いに平行に設けら
れている。レール5は、例えば樹脂あるいはアルミニュ
ーム等の適宜弾性を有する金属材料から作られる。ま
た、レール5は、取付面1に当接された状態でネジ等の
固定手段により固定される底面部6と、それら底面部6
の両側からそれぞれ直交するように立ち上がる左右の起
立部7,7とを備える断面コ字状に形成されたものであ
る。両起立部7,7の間には係止用の開口8がレール5
の長さ方向に延びて設けられている。前記底面部6には
適宜箇所に補強用のリブ6aが設けられ、また前記起立
部7の先端には内側へ折り曲げられて、後述する吊具9
の抜け止め機能を果たす折曲部7aが設けられている。
なお、レール5の外側にはズレ止め部材10が取付面1
に固定された状態で配されている。
ト3の支持構造について説明すると、前記取付面1には
2本のレール5、5が間隔をあけて互いに平行に設けら
れている。レール5は、例えば樹脂あるいはアルミニュ
ーム等の適宜弾性を有する金属材料から作られる。ま
た、レール5は、取付面1に当接された状態でネジ等の
固定手段により固定される底面部6と、それら底面部6
の両側からそれぞれ直交するように立ち上がる左右の起
立部7,7とを備える断面コ字状に形成されたものであ
る。両起立部7,7の間には係止用の開口8がレール5
の長さ方向に延びて設けられている。前記底面部6には
適宜箇所に補強用のリブ6aが設けられ、また前記起立
部7の先端には内側へ折り曲げられて、後述する吊具9
の抜け止め機能を果たす折曲部7aが設けられている。
なお、レール5の外側にはズレ止め部材10が取付面1
に固定された状態で配されている。
【0021】前記レール5には吊具9が、その大径頭部
9aをレール5の開口8に嵌入されることにより、抜け
止めを阻止されかつレール5の長さ方向に移動可能に配
されている。吊具9の下部にはリング部9bが設けら
れ、このリング部には前記メインダクト2あるいは分岐
ダクト3等の繊維ダクトに縫い付けられた掛帯11が係
止されている。なお、上記吊具9は、掛帯11の係脱が
可能なようにリング部の一部分を開口する構成にしても
よい。
9aをレール5の開口8に嵌入されることにより、抜け
止めを阻止されかつレール5の長さ方向に移動可能に配
されている。吊具9の下部にはリング部9bが設けら
れ、このリング部には前記メインダクト2あるいは分岐
ダクト3等の繊維ダクトに縫い付けられた掛帯11が係
止されている。なお、上記吊具9は、掛帯11の係脱が
可能なようにリング部の一部分を開口する構成にしても
よい。
【0022】次に、上記構成の繊維ダクトを支持する施
工方法について説明する。まず、天井等の取付面1のダ
クト設置箇所の左右両側にレール5、5をビス止め等の
固定手段で取り付ける。
工方法について説明する。まず、天井等の取付面1のダ
クト設置箇所の左右両側にレール5、5をビス止め等の
固定手段で取り付ける。
【0023】次いで、この取り付けたレール5の端部に
設けられた図示せぬ吊具抜止部材を外し、該レールの端
部開口から複数の吊具9を、その大径頭部9aを開口8
に嵌合させた状態でレール5内に送り込む。このとき、
吊具9には予めに掛帯11を介して繊維ダクト2、3を
係止させておく。そして、送り込んだ吊具9をレール5
に沿って移動させることにより、繊維ダクト2、3を通
常の使用状態つまり長さ方向に延在した状態にすること
ができる。
設けられた図示せぬ吊具抜止部材を外し、該レールの端
部開口から複数の吊具9を、その大径頭部9aを開口8
に嵌合させた状態でレール5内に送り込む。このとき、
吊具9には予めに掛帯11を介して繊維ダクト2、3を
係止させておく。そして、送り込んだ吊具9をレール5
に沿って移動させることにより、繊維ダクト2、3を通
常の使用状態つまり長さ方向に延在した状態にすること
ができる。
【0024】また、繊維ダクト1、3を取り外す場合に
は、前記とは逆に吊具9をレール5に沿って移動させて
該レール5の端部開口から引き抜く。これにより、繊維
ダクト2、3を取付面1から取り外すことができる。
は、前記とは逆に吊具9をレール5に沿って移動させて
該レール5の端部開口から引き抜く。これにより、繊維
ダクト2、3を取付面1から取り外すことができる。
【0025】また、取付完了後あるいは休止状態から使
用状態に切り替わるときに図1中2点鎖線で示すよう
に、縮ませだ状態の分岐ダクト3に対し処理空気を送れ
ば、該分岐ダクト3は供給された処理空気の圧力によっ
て自動的に延びて使用状態になり、分岐ダクト3を延び
た状態にする等の手間は不要になる。
用状態に切り替わるときに図1中2点鎖線で示すよう
に、縮ませだ状態の分岐ダクト3に対し処理空気を送れ
ば、該分岐ダクト3は供給された処理空気の圧力によっ
て自動的に延びて使用状態になり、分岐ダクト3を延び
た状態にする等の手間は不要になる。
【0026】しかして、前記構成の繊維ダクトにあって
は、処理空気供給源から導入される所定温度に調整され
たクリーンな処理空気が、メインダクト2および分岐ダ
クト3に供給されると、この供給された処理空気の圧力
によってそれら繊維ダクト2,3が膨らみ、該繊維ダク
ト2、3の表面全周から処理空気が低風速で吹き出され
る。このときの繊維ダクト2、3の表面からの吹き出し
風速は、室内に供給される空気風量あるいは繊維ダクト
2、3の表面積によっても変わるが、約1m/s以下
(好ましくは約0.01m/s〜0.1m/sの範囲)
となるように、前記繊維ダクト2、3の直径及び長さ、
並びに本数等をあらかじめ設定しておく。
は、処理空気供給源から導入される所定温度に調整され
たクリーンな処理空気が、メインダクト2および分岐ダ
クト3に供給されると、この供給された処理空気の圧力
によってそれら繊維ダクト2,3が膨らみ、該繊維ダク
ト2、3の表面全周から処理空気が低風速で吹き出され
る。このときの繊維ダクト2、3の表面からの吹き出し
風速は、室内に供給される空気風量あるいは繊維ダクト
2、3の表面積によっても変わるが、約1m/s以下
(好ましくは約0.01m/s〜0.1m/sの範囲)
となるように、前記繊維ダクト2、3の直径及び長さ、
並びに本数等をあらかじめ設定しておく。
【0027】前記のように繊維ダクト2、3の表面全周
から処理空気が吹き出されるので、低風速であっても大
量の気体が室内空間全体に平均化されて吹き出される。
このため、作業者に集中的に風が当たるといった事態を
避けることができることから作業者の体感温度を一定に
保つことができ、また床、壁、機器類等に付着している
粉塵等を巻き上げることなく、空気汚染の低減化、部屋
全体の温度の均一化、天井、壁等への結露の防止効果が
得られる。
から処理空気が吹き出されるので、低風速であっても大
量の気体が室内空間全体に平均化されて吹き出される。
このため、作業者に集中的に風が当たるといった事態を
避けることができることから作業者の体感温度を一定に
保つことができ、また床、壁、機器類等に付着している
粉塵等を巻き上げることなく、空気汚染の低減化、部屋
全体の温度の均一化、天井、壁等への結露の防止効果が
得られる。
【0028】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
る。なお、この実施例において前記した第1実施例と同
一構成要素には同一符号をふして説明を省略する。この
実施例が前記した実施例と異なるところは、繊維ダクト
2(3)を吊具9に係止するにあたり、繊維ダクト2
(3)から延びる掛帯11と吊具9との間にS字状の吊
り金具15を用いた点である。
る。なお、この実施例において前記した第1実施例と同
一構成要素には同一符号をふして説明を省略する。この
実施例が前記した実施例と異なるところは、繊維ダクト
2(3)を吊具9に係止するにあたり、繊維ダクト2
(3)から延びる掛帯11と吊具9との間にS字状の吊
り金具15を用いた点である。
【0029】この実施例では、繊維ダクト2(3)を取
り外すにあたり、吊具9をいちいちレール5から取り外
す必要がなく、前記S字状の吊り金具15を吊具9から
外したりあるいは掛帯11を吊り金具15から外したり
するだけで足り、極めて容易に繊維ダクト2(3)を取
付面1から取り外すことができる。
り外すにあたり、吊具9をいちいちレール5から取り外
す必要がなく、前記S字状の吊り金具15を吊具9から
外したりあるいは掛帯11を吊り金具15から外したり
するだけで足り、極めて容易に繊維ダクト2(3)を取
付面1から取り外すことができる。
【0030】また、逆に繊維ダクト2(3)を取り付け
る場合にあっても、予めレール5にすベての吊具9を係
止させておき、その後、該吊具9にS字状の吊り金具1
5を介して繊維ダクト2(3)を吊持すれば足り、取付
作業も極めて容易に行なえる。
る場合にあっても、予めレール5にすベての吊具9を係
止させておき、その後、該吊具9にS字状の吊り金具1
5を介して繊維ダクト2(3)を吊持すれば足り、取付
作業も極めて容易に行なえる。
【0031】なお、本発明の繊維ダクトの支持構造は、
前記実施例の構成に限定されるものではなく、外観や寸
法及び内部に配置される各機器の具体的構成などは、実
施に当たって適宜変更可能である。
前記実施例の構成に限定されるものではなく、外観や寸
法及び内部に配置される各機器の具体的構成などは、実
施に当たって適宜変更可能である。
【0032】例えば、前記各実施例では、かまぼこ状の
繊維ダクトを支持しているが、これに限られることな
く、図4に示すような中空筒状の繊維ダクトを吊るす場
合にも勿論本発明は適用可能である。
繊維ダクトを支持しているが、これに限られることな
く、図4に示すような中空筒状の繊維ダクトを吊るす場
合にも勿論本発明は適用可能である。
【0033】また、前記両実施例では、繊維ダクトを左
右両レール5、5によって移動自在に支持しているが、
一本のレール5により支持する場合にも本発明は適用可
能である。
右両レール5、5によって移動自在に支持しているが、
一本のレール5により支持する場合にも本発明は適用可
能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 繊維ダクトを吊持する吊具がレールに沿って移動自
在であることおよび繊維ダクト自体が変形可能であるこ
とから、レールに取り付けた複数の吊具を最も施工しや
すい箇所に集め、それら一箇所に集めた吊具に対し予め
縮めた状態の繊維ダクトを係止させ、この状態で吊具を
レールに沿って移動させることにより、繊維ダクトを通
常の使用状態つまり長さ方向に延在した状態にすること
ができる。また、逆に繊維ダクトを取り外す場合には、
前記とは逆方向に吊具をレールに沿って移動させて繊維
ダクトを縮めた状態にし、この状態で吊具と繊維ダクト
との係止を解けば極めて容易に取り外すことができ、取
り付け取り外し作業が極めて容易に行なえる。
在であることおよび繊維ダクト自体が変形可能であるこ
とから、レールに取り付けた複数の吊具を最も施工しや
すい箇所に集め、それら一箇所に集めた吊具に対し予め
縮めた状態の繊維ダクトを係止させ、この状態で吊具を
レールに沿って移動させることにより、繊維ダクトを通
常の使用状態つまり長さ方向に延在した状態にすること
ができる。また、逆に繊維ダクトを取り外す場合には、
前記とは逆方向に吊具をレールに沿って移動させて繊維
ダクトを縮めた状態にし、この状態で吊具と繊維ダクト
との係止を解けば極めて容易に取り外すことができ、取
り付け取り外し作業が極めて容易に行なえる。
【0035】 春、秋の中間期等において例えば空調
等を使用しない場合には、繊維ダクトを縮ませた収納状
態にすることができ邪魔にならず、かつ天井面等の取付
面の清掃をする上でも便利である。さらに、施工後ある
いは休止状態から使用状態に切り替わるときには、縮ん
だ状態の繊維ダクトに対し処理空気を送れば、該繊維ダ
クトは供給空気の圧力によって自動的に延びて使用状態
になり、繊維ダクトを延びた状態にする等の手間不要に
なる。
等を使用しない場合には、繊維ダクトを縮ませた収納状
態にすることができ邪魔にならず、かつ天井面等の取付
面の清掃をする上でも便利である。さらに、施工後ある
いは休止状態から使用状態に切り替わるときには、縮ん
だ状態の繊維ダクトに対し処理空気を送れば、該繊維ダ
クトは供給空気の圧力によって自動的に延びて使用状態
になり、繊維ダクトを延びた状態にする等の手間不要に
なる。
【図1】図1は本発明にかかる繊維ダクトの支持構造の
第1実施例を示す斜視図。
第1実施例を示す斜視図。
【図2】図2は同繊維ダクトの支持構造の要部断面図。
【図3】図3は本発明にかかる繊維ダクトの支持構造の
第2実施例を示す斜視図。
第2実施例を示す斜視図。
【図4】図4は繊維ダクトの支持構造の先行技術を示す
要部断面図。
要部断面図。
1 取付面 2 メインダクト(繊維ダクト) 3 分岐ダクト(繊維ダクト) 4a 織編物 4b 織編物 5 レール 7 起立部 7a 折曲部 8 開口 9 吊具 12 蓋部材 15 吊り金具
Claims (1)
- 【請求項1】 繊維材料からなる織編物が中空筒状に形
成されて繊維ダクトが構成され、天井面あるいは壁面等
の室内空間に面する取付面にレールが設けられ、該レー
ルには複数の吊具が長さ方向に移動自在に取り付けら
れ、該吊具によって前記繊維ダクトが長さ方向所定間隔
置きに吊持されていることを特徴とする繊維ダクトの支
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36140992A JPH06201181A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 繊維ダクトの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36140992A JPH06201181A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 繊維ダクトの支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06201181A true JPH06201181A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18473462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36140992A Withdrawn JPH06201181A (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 繊維ダクトの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06201181A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2742523A1 (fr) * | 1995-12-18 | 1997-06-20 | Pm X Sarl | Installation de gaines notamment de ventilation dans des locaux de grande hauteur |
KR20040001044A (ko) * | 2002-06-26 | 2004-01-07 | 농심엔지니어링 주식회사 | 공기 조화용 덕트 구조 |
JP2009243780A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Panasonic Corp | 塗装作業用送風ダクトおよび塗装作業用給気装置 |
JP2009275922A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Arima Kogyosho:Kk | 空気吹出装置 |
KR20150046305A (ko) * | 2012-08-30 | 2015-04-29 | 피셔콘트롤스인터내쇼날엘엘씨 | 상부 흐름 전환기를 갖는 밸브 몸체 |
JP2022105235A (ja) * | 2020-12-31 | 2022-07-13 | 那須 正和 | シート状浄化気誘導具 |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP36140992A patent/JPH06201181A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2742523A1 (fr) * | 1995-12-18 | 1997-06-20 | Pm X Sarl | Installation de gaines notamment de ventilation dans des locaux de grande hauteur |
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JP2009243780A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Panasonic Corp | 塗装作業用送風ダクトおよび塗装作業用給気装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |