JPH06200940A - 磁性流体軸受を用いたスピンドル装置 - Google Patents

磁性流体軸受を用いたスピンドル装置

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JPH06200940A
JPH06200940A JP4347888A JP34788892A JPH06200940A JP H06200940 A JPH06200940 A JP H06200940A JP 4347888 A JP4347888 A JP 4347888A JP 34788892 A JP34788892 A JP 34788892A JP H06200940 A JPH06200940 A JP H06200940A
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Japan
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main shaft
fluid bearing
spindle device
air
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JP4347888A
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Masahiro Yoshioka
正博 吉岡
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • F16C33/1075Wedges, e.g. ramps or lobes, for generating pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • F16C17/028Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with fixed wedges to generate hydrodynamic pressure, e.g. multi-lobe bearings
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    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性流体軸受を用いたスピンドル装置におい
て、主軸の正逆回転ができるようにし、もって製造時に
おける部品点数の削減及び組立不良の解消を図り、かつ
使用範囲の拡大が図れるようにする。 【構成】 スラスト軸受3のいずれか一方の受面3aに
周方向に等間隔をあけて交互に形成された4つの凹部1
6を、軸心を通る各々の周方向中心面C3を基準として
周方向において対称形状にそれぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁性流体軸受を用い
たスピンドル装置に関し、特に、スピンドル装置を製造
する際の部品点数を削減する対策に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスピンドル装置は、高い回転精
度を有し、かつシール性が容易であることから、特に磁
気ディスク装置やポリゴンミラーモータ等に好適なもの
として注目されており、従来では、例えば特開平2−2
75113号公報に開示されているものが知られてい
る。
【0003】上記従来例では、主軸を回転可能に支持す
る磁性流体軸受において、図7に示すように、例えばス
ラスト軸受の一方の受面aに、各々4つの凹部b及び凸
部cが周方向に等間隔をあけて交互に形成され、上記凹
部bは、図8に示すように、他方の受面dの同図に矢印
で示す相対移動方向に沿って該受面d側に向かってなだ
らかに傾斜して凸部cに接続しており、このことで、凹
部bから凸部cにかけての上記移動方向における摺動面
において、磁性流体に対する動圧作用が効果的に営まれ
るようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、凹部bから該凹部bの周方向両側に位置する
各凸部cにかけての各々の形状が互いに異なるために、
例えば図8の矢印とは反対方向の相対移動では動圧作用
の特性が大きく異なり、主軸を逆方向に回転させた場合
には、磁性流体による両受面間での潤滑作用が不十分と
なる。したがって、実際には主軸を一方向にしか回転さ
せることができないという難点がある。
【0005】このことは、スピンドル装置を製造する際
に、少なくとも軸受部品については右回転用と左回転用
の2種類を用意する必要があることを意味し、部品の管
理が煩雑であるだけでなく、部品の組立作業においても
所定回転方向に応じて使用部品を使い分けなければなら
ない。このために、製造コストが割高となり、かつ誤っ
て違う種類の部品を組付けることによる組立不良の生じ
る虞れもある。
【0006】また、製品としてみた場合には、例えば磁
気ディスク検査等の際には正逆回転の要求があるもの
の、現状では対応できておらず、したがって、スピンド
ル装置の使用される範囲が制限されるという問題もあ
る。
【0007】この発明は斯かる諸点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、主軸の正逆回転ができるように
し、もって製造時における部品点数の削減及び組立不良
の解消を図り、かつ使用範囲の拡大が図れるようにする
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、凹部から該凹部の周方向両
側に位置する凸部にかけての摺動面における動圧作用の
特性が互いに同じになるようにした。
【0009】具体的には、この発明では、対向する1対
の受面間に磁性流体が封入され、主軸を回転可能に支持
する磁性流体軸受のいずれか一方の受面に、各々3つ以
上の凹部及び凸部が周方向に等間隔をあけて交互に形成
されてなるスピンドル装置が前提である。
【0010】そして、上記各凹部を、軸心を通る各々の
周方向中心面を基準として周方向において対称形状にそ
れぞれ形成する。
【0011】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、磁性流体軸受と外部との間に配設され、該磁
性流体軸受の磁性流体が外部に洩れるのをエア圧にて防
止するエアシール室を備える。その上で、上記エアシー
ル室を、主軸に連設され該主軸の正逆いずれの回転駆動
によってもエアの吐出が可能な遠心ポンプに連通する。
【0012】請求項3の発明では、上記請求項1の発明
において、磁性流体軸受と外部との間に配設され、該磁
性流体軸受の磁性流体が外部に洩れるのをエア圧にて防
止するエアシール室を備える。その上で、上記エアシー
ル室を、外部のエア供給手段に連通可能とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、各凹部が、軸心を通る各
々の周方向中心面を基準として周方向において対称形状
にそれぞれ形成されていることにより、凹部から該凹部
の周方向両側に位置する凸部にかけての摺動面の形状が
互いに同じになり、このことで、各摺動面における動圧
作用の特性を互いに同じにすることができ、主軸が正逆
いずれの方向に回転されるときにでも、磁性流体による
両受面間での潤滑作用を発揮させることができる。
【0014】請求項2の発明では、主軸の回転駆動によ
り遠心ポンプが吐出したエアはエアシール室に導入さ
れ、該エアシール室ではこのエア圧により磁性流体軸受
と外部との間において該磁性流体軸受の磁性流体が外部
に洩れるのを防止する。このとき、上記遠心ポンプは主
軸により正逆いずれの方向に回転駆動されてもエアの吐
出が可能であるので、主軸の回転方向に拘らずエアシー
ル室による磁性流体の洩れ防止を行うことができる。
尚、この発明は、主軸の回転運動に伴い、磁性流体軸受
の磁性流体が昇温して体積膨張した際等に該磁性流体が
外部に洩れるのを防止するためのもので、従来では、こ
のような場合に、主軸の回転運動を利用し、該主軸の周
面に設けた螺旋溝による動圧作用で磁性流体の抑え込み
を図るもの(例えば、特開平4−150753号公報)
が知られているが、主軸が正逆回転する場合には、正転
にて磁性流体を抑え込むようにすると、逆転のときには
逆に磁性流体を外部に導き出すことになってしまうこと
への対処である。
【0015】請求項3の発明では、エア供給手段がエア
シール室に連通された状態で、エア供給手段から供給さ
れたエアはエアシール室に導入され、該エアシール室で
はこのエア圧により磁性流体軸受と外部との間において
該磁性流体軸受の磁性流体が外部に洩れるのを防止す
る。このとき、上記エアの供給は主軸の回転運動に拘ら
ず可能なので、エアシール室による磁性流体の洩れ防止
を主軸の回転の有無に拘らず行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】(実施例1)図4はこの実施例1に係るス
ピンドル装置Aを示し、該スピンドル装置Aは、例えば
ポリゴンミラー等の被回転物Bが取付けられ、該被回転
物Bを回転させるための主軸1と、該主軸1を回転可能
に支持する磁性流体軸受としてのラジアル軸受2及びス
ラスト軸受3と、上記主軸1を回転駆動するモータ4と
がユニット化されて1つのハウジング5内に配設され、
かつ上記主軸1の下端部には該主軸1の回転位置を検出
するためのエンコーダ6が連設されている。
【0018】上記ラジアル軸受2は、主軸1の上部側周
面に設けられた受面2aと、ハウジング5側の上記受面
2aに対応する内周部位に設けられた受面2bとからな
っている。一方、上記スラスト軸受3は、主軸1の上下
中央部に同心状に固設された円盤状のスラストカラー1
0とハウジング5との間に設けられ、上記スラストカラ
ー10の上下両面側においてそれぞれ相対する各々のス
ラストカラー10側受面3a及びハウジング5側受面3
bとからなっている。また、上記ラジアル軸受2の上方
位置及びスラスト軸受3の下方位置において、円環状の
永久磁石7,8が主軸1に対し非接触な状態で該主軸1
を取囲むようにハウジング5側に配設されている。そし
て、これら両永久磁石7,8間に磁性流体9が封入さ
れ、該磁性流体9は上端側では上側永久磁石7により、
また下端側では下側永久磁石8によりそれぞれ磁気シー
ルされるようになされている。
【0019】上記モータ4は、主軸1の下部に固設され
たロータ4aと、該ロータ4aに対して非接触な状態で
ハウジング5側に周設されたステータ4bとからなり、
主軸1を正逆いずれの方向にも回転駆動可能となってい
る。
【0020】上記スラストカラー10とロータ4aとの
間には、遠心ポンプ11が配設されている。この遠心ポ
ンプ11は、主軸1に同心状に固設され、該主軸1と同
体回転するインペラ11aと、ハウジング5側に設けら
れたポンプ室11bとからなり、インペラ11aの正逆
いずれの方向の回転によっても空気を吸込んで吐出する
ようになされている。この遠心ポンプ11の吸込側は上
記モータ4の配設空間に連通され、該配設空間はハウジ
ング5の下端部に設けられた給気孔12を通して外部に
連通されている。一方、遠心ポンプ11の吐出側は、ハ
ウジング5内に形成された吐出通路13を経由して、ラ
ジアル軸受2の上方位置に形成されたエアシール室14
とスラスト軸受3の下方位置に形成されたエアシール室
24とにそれぞれ連通されている。
【0021】上記上側エアシール室14は、ラジアル軸
受2側の磁性流体9が上側永久磁石7の位置から上方に
洩れるのをエア圧にて防止するためのもので、ハウジン
グ5の上端部において主軸1まわりを円環状に囲むよう
に設けられた凹部内に該主軸1に対して非接触な状態で
嵌挿したカバー部材15と上記凹部との間に形成された
空間部により構成されており、該エアシール室14の下
面側には上側永久磁石7が露呈した状態となされてい
る。そして、上記吐出通路13の先端は該カバー部材1
5に設けられた連通孔15aを通してエアシール室14
に接続されている。また、このエアシール室14のエア
は、カバー部材15と主軸1との間の隙間を上方に抜け
ることにより外部に排気されるようになされている。
【0022】一方、上記下側エアシール室24は、スラ
スト軸受2側の磁性流体9が下側永久磁石8の位置から
下方つまり遠心ポンプ11側に洩れるのをエア圧にて防
止するためのもので、ハウジング5の略中央部において
主軸1まわりを円環状に囲むように形成された空間部に
より構成されており、該エアシール室24の上面側には
下側永久磁石8が露呈した状態となされている。また、
このエアシール室24のエアは、ハウジング5と主軸1
との間の隙間を下方に抜けた後、ハウジング5の側周部
に設けられた排気孔13aを通して外部に排気されるよ
うになされている。
【0023】ここで、上記ラジアル軸受2及びスラスト
軸受3について詳しく説明する。先ず、スラスト軸受3
のスラストカラー10側受面3aには、図2に示すよう
に、各々4つの凹部16及び凸部17が周方向に等間隔
をあけて交互に形成されている。そして、この発明の特
徴として、上記各凹部16は、図1に示すように、軸心
を通る各々の周方向中心面C3を基準として周方向にお
いて対称形状にそれぞれ形成されている。具体的には、
上記凹部16は該凹部16に隣接する各凸部17との間
にそれぞれ段差を有する形状に形成され、各凹部16の
周方向中心部には磁性流体9を該凹部16内に導入する
ための溝18が半径方向にそれぞれ形成されている。
【0024】一方、ラジアル軸受2のハウジング5側受
面2bには、図3に示すように、各々3つの凹部19及
び凸部20が周方向に等間隔をあけて交互に形成されて
いる。そして、この発明の特徴として、上記各凹部19
は、軸心を通る各々の周方向中心面C2を基準として周
方向において対称形状にそれぞれ形成されている。具体
的には、上記凹部19は該凹部19に隣接する各凸部2
0側に向かってテーパ状に傾斜して各凸部20にそれぞ
れ接続する形状に形成され、各凹部19の周方向中心部
には磁性流体9を該凹部19内に導入するための溝21
が軸心方向にそれぞれ形成されている。
【0025】この実施例によれば、ラジアル軸受2につ
いては、ハウジング5側受面2bの各凹部19が、軸心
を通る各々の周方向中心面C2を基準として周方向にお
いて対称形状にそれぞれ形成されていることにより、凹
部19から該凹部19の周方向両側に位置する凸部20
にかけての摺動面の形状が互いに同じになり、このこと
で、各摺動面における動圧作用の特性を互いに同じにす
ることができ、主軸1が正逆いずれの方向に回転される
ときにでも、磁性流体9による両受面2a,2b間での
潤滑作用が発揮されるので、主軸1をラジアル方向にお
いて正逆回転可能に支持することができる。また、スラ
スト軸受3についても、スラストカラー10側受面3a
の各凹部16が、軸心を通る各々の周方向中心面C3を
基準として周方向において対称形状にそれぞれ形成され
ていることにより、凹部16から該凹部16の周方向両
側に位置する凸部17にかけての摺動面の形状が互いに
同じになり、このことで、各摺動面における動圧作用の
特性を互いに同じにすることができ、主軸1が正逆いず
れの方向に回転されるときにでも、磁性流体9による両
受面3a,3b間での潤滑作用が発揮されるので、主軸
1をスラスト方向において正逆回転可能に支持すること
ができる。
【0026】一方、主軸1の回転駆動により遠心ポンプ
11が吐出したエアは吐出通路13を経由して上下2箇
所のエアシール室14,24に導入され、上側エアシー
ル室14ではこのエア圧によりラジアル軸受2と外部と
の間において該ラジアル軸受2の磁性流体9が上側永久
磁石7の位置から上方に洩れるのを、また下側エアシー
ル室24ではスラスト軸受3側の磁性流体9が下側永久
磁石8の位置から下方に洩れるのをそれぞれ防止する。
このとき、上記遠心ポンプ11は主軸1により正逆いず
れの方向に回転駆動されてもエアの吐出が可能であるの
で、主軸1の回転駆動方向に拘らずエアシール室14,
24による磁性流体9の洩れ防止が行われる。
【0027】尚、上記実施例1では、スラスト軸受3に
おける受面3aの凹部16を該凹部16に隣接する各凸
部17との間にそれぞれ段差が生じるような形状に形成
しているが、図5に示すように、凹部16を該凹部16
に隣接する各凸部17側に向かってテーパ状に傾斜して
各凸部17にそれぞれ接続する形状に形成してもよい。
また、上記実施例1では、各凹部16,19に各々の溝
18,21をそれぞれ設けているが、このような溝1
8,21は、例えば該スピンドル装置Aに加わる負荷が
小さい場合には省略することもできる。
【0028】(実施例2)図6は、この発明の実施例2
に係るスピンドル装置Aを示し、上記実施例1と同じ部
分には同じ符号を付している。
【0029】この実施例では、上下のエアシール室1
4,24を、外部のエア供給手段としての圧縮ポンプ2
2に連通可能としている。具体的には、ハウジング5の
側周部に吐出通路13に連通し、かつ上記圧縮ポンプ2
2が接続可能な給気口23を設け、この給気口23に圧
縮ポンプ22を接続して該圧縮ポンプ22を作動させる
ことにより、圧縮ポンプ22から吐出された圧縮空気が
吐出通路13を経由してエアシール室14,24に供給
されるようになされている。尚、同図において、12′
はモータ4の配設空間に冷却用空気を導入して該モータ
4の冷却を行うための導入孔、24′は上記配設空間に
導入された冷却用空気を外部に導出するための導出孔で
ある。
【0030】この実施例によれば、圧縮ポンプ22が給
気口23を介して各エアシール室14,24に連通され
た状態で、圧縮ポンプ22から供給された圧縮空気は吐
出通路13を経由してエアシール室14,24に導入さ
れ、上側エアシール室14ではこの圧縮空気圧によりラ
ジアル軸受2と外部との間において該ラジアル軸受2の
磁性流体9が上側永久磁石7の位置から上方に洩れるの
を、また下側エアシール室24ではスラスト軸受3側の
磁性流体9が下側永久磁石8の位置から下方に洩れるの
をそれぞれ防止する。このとき、上記圧縮空気の供給は
主軸1の回転運動に拘らず可能なので、エアシール室1
4,24による磁性流体9の洩れ防止を主軸1の回転の
有無に拘らず行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、磁性流体軸受が主軸を正逆2方向に回転可能に
支持できるようにしたので、主軸の回転方向に合わせて
軸受部品を変える必要がなく、軸受部品の点数を削減す
ることができ、また異なった軸受部品を組付けるという
組立不良の発生を解消することができる。これにより、
製造コストの低減を図ることができる他、主軸を正逆い
ずれの方向にでも回転させることができるので、例えば
磁気ディスクを検査する場合のように主軸の正逆回転が
必要とされる分野にも使用することが可能となり、スピ
ンドル装置の使用範囲を拡大することができる。
【0032】請求項2の発明によれば、主軸の回転運動
に伴い、磁性流体軸受の磁性流体が昇温して体積膨張し
た際に該磁性流体が外部に洩れるのを、主軸の回転運動
を利用して、しかも主軸の回転方向に拘らず防止するこ
とができる。
【0033】請求項3の発明によれば、磁性流体軸受の
磁性流体が昇温して体積膨張した際に該磁性流体が外部
に洩れるのを、主軸の回転運動の有無に拘らず防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1におけるスラスト軸受の受
面を示す図2のI−I線断面図である。
【図2】スラスト軸受の受面を示す平面図である。
【図3】ラジアル軸受を示す横断面図である。
【図4】実施例1に係るスピンドル装置を示す一部切欠
正面図である。
【図5】スラスト軸受の受面の変形例を示す図1相当図
である。
【図6】この発明の実施例2に係るスピンドル装置を示
す一部切欠正面図である。
【図7】従来例におけるスラスト軸受の図2相当図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 ラジアル軸受(磁性流体軸受) 2a,2b 受面 3 スラスト軸受(磁性流体軸受) 3a,3b 受面 9 磁性流体 11 遠心ポンプ 14,24 エアシール室 16,19 凹部 17,20 凸部 22 圧縮ポンプ(エア供給手段) C2,C3 周方向中心面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する1対の受面間に磁性流体が封入
    され、主軸を回転可能に支持する磁性流体軸受のいずれ
    か一方の受面に、各々3つ以上の凹部及び凸部が周方向
    に等間隔をあけて交互に形成されてなるスピンドル装置
    において、 上記各凹部は、軸心を通る各々の周方向中心面を基準と
    して周方向において対称形状にそれぞれ形成されている
    ことを特徴とする磁性流体軸受を用いたスピンドル装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁性流体軸受を用いたス
    ピンドル装置において、 磁性流体軸受と外部との間に配設され、該磁性流体軸受
    の磁性流体が外部に洩れるのをエア圧にて防止するエア
    シール室を備え、 上記エアシール室は、主軸に連設され該主軸の正逆いず
    れの回転駆動によってもエアの吐出が可能な遠心ポンプ
    に連通されていることを特徴とする磁性流体軸受を用い
    たスピンドル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁性流体軸受を用いたス
    ピンドル装置において、 磁性流体軸受と外部との間に配設され、該磁性流体軸受
    の磁性流体が外部に洩れるのをエア圧にて防止するエア
    シール室を備え、 上記エアシール室は、外部のエア供給手段に連通可能と
    されていることを特徴とする磁性流体軸受を用いたスピ
    ンドル装置。
JP4347888A 1992-12-28 1992-12-28 磁性流体軸受を用いたスピンドル装置 Pending JPH06200940A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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