JPH06200852A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents
燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JPH06200852A JPH06200852A JP5275271A JP27527193A JPH06200852A JP H06200852 A JPH06200852 A JP H06200852A JP 5275271 A JP5275271 A JP 5275271A JP 27527193 A JP27527193 A JP 27527193A JP H06200852 A JPH06200852 A JP H06200852A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- roller
- fuel injection
- cam
- adjusting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M41/00—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
- F02M41/08—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
- F02M41/10—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor
- F02M41/12—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor
- F02M41/123—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
- F02M41/128—Varying injection timing by angular adjustment of the face-cam or the rollers support
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M41/00—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
- F02M41/08—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
- F02M41/14—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons
- F02M41/1405—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis
- F02M41/1411—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
- F02M41/1416—Devices specially adapted for angular adjustment of annular cam
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 分配型燃料噴射ポンプのカム駆動装置のカム
リングを耐用寿命・製作及び組み立ての点で有利に構成
する。 【構成】 カムリング８とその調節のための調節部材１
６とを連結するために調節部材の凹所１４内に係合する
結合部材１２を，カムリングの外周にカムリングと一体
に形成する。
リングを耐用寿命・製作及び組み立ての点で有利に構成
する。 【構成】 カムリング８とその調節のための調節部材１
６とを連結するために調節部材の凹所１４内に係合する
結合部材１２を，カムリングの外周にカムリングと一体
に形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，少なくとも１つのポン
プピストンと，このポンプピストンの運動を生ぜしめる
ためのカム駆動装置とを有し，このカム駆動装置は，大
体において不動であるが回動可能であるリング形の部分
と，この部分に対して同軸的に配置されていて回転駆動
される部分と，これら両方の部分の一方に配置されたカ
ム軌道とから構成されており，このカム軌道の経過をポ
ンプピストンに伝達するローラがカム軌道に沿って転動
し，更に，リング形の部分を調節するための調節装置を
有し，この調節装置は調節部材から成り，この調節部材
はリング形の部分との連結のために凹所を有しており，
この凹所内に，リング形の部分から半径方向に突出して
いる結合部材が係合している形式の内燃機関用の燃料噴
射ポンプに関する。
プピストンと，このポンプピストンの運動を生ぜしめる
ためのカム駆動装置とを有し，このカム駆動装置は，大
体において不動であるが回動可能であるリング形の部分
と，この部分に対して同軸的に配置されていて回転駆動
される部分と，これら両方の部分の一方に配置されたカ
ム軌道とから構成されており，このカム軌道の経過をポ
ンプピストンに伝達するローラがカム軌道に沿って転動
し，更に，リング形の部分を調節するための調節装置を
有し，この調節装置は調節部材から成り，この調節部材
はリング形の部分との連結のために凹所を有しており，
この凹所内に，リング形の部分から半径方向に突出して
いる結合部材が係合している形式の内燃機関用の燃料噴
射ポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】このような形式の，ヨーロッパ特許出願
公開 0039304 号によって公知である燃料噴射ポンプは
分配型噴射ポンプとして構成されており，この場合回転
駆動される分配機構内に半径方向に配置された複数のポ
ンプピストンが設けられており，これらのポンプピスト
ンはローラシューを介してカム軌道に支えられており，
カム軌道は，大体において不動であるが回動可能にポン
プケーシング内に支承されているリング形の部分に設け
られている。内側に向いたカムによってポンプピストン
は往復に運動せしめられ，これによって吸い込みストロ
ークと吐出ストロークとが交互に行われ，高圧の燃料が
分配機構の位置に応じて複数の噴射導管の１つに供給さ
れる。その都度ポンプピストンの高圧吐出ストロークが
開始される時期を調節するために，カムリングは回動可
能に配置されている。このためにカムリングは半径方向
にねじ込まれた結合部材を有しており，この結合部材は
外側の端部に球頭を有していて，この球頭で調節装置の
調節ピストン内に係合している。この場合調節ピストン
は圧力液体によって戻しばねの力に抗して調節されて，
カムリングの回動位置ひいてはポンプピストンの高圧吐
出開始時期若しくは燃料噴射の開始時期を変化させる。
公開 0039304 号によって公知である燃料噴射ポンプは
分配型噴射ポンプとして構成されており，この場合回転
駆動される分配機構内に半径方向に配置された複数のポ
ンプピストンが設けられており，これらのポンプピスト
ンはローラシューを介してカム軌道に支えられており，
カム軌道は，大体において不動であるが回動可能にポン
プケーシング内に支承されているリング形の部分に設け
られている。内側に向いたカムによってポンプピストン
は往復に運動せしめられ，これによって吸い込みストロ
ークと吐出ストロークとが交互に行われ，高圧の燃料が
分配機構の位置に応じて複数の噴射導管の１つに供給さ
れる。その都度ポンプピストンの高圧吐出ストロークが
開始される時期を調節するために，カムリングは回動可
能に配置されている。このためにカムリングは半径方向
にねじ込まれた結合部材を有しており，この結合部材は
外側の端部に球頭を有していて，この球頭で調節装置の
調節ピストン内に係合している。この場合調節ピストン
は圧力液体によって戻しばねの力に抗して調節されて，
カムリングの回動位置ひいてはポンプピストンの高圧吐
出開始時期若しくは燃料噴射の開始時期を変化させる。
【０００３】要するに，公知の構造の燃料噴射ポンプに
おいては，結合部材はカムリングの半径方向のねじ孔内
にねじ込まれるのである。このようなねじ孔を形成する
ことは，運転中に必要とされる耐磨滅強度をもたすため
に焼き入れしなければならずかつ他面においてこの硬度
のために著しく切り欠かれやすくなっているカムリング
のような高負荷を受ける部分の場合には，大きな欠点と
なる。
おいては，結合部材はカムリングの半径方向のねじ孔内
にねじ込まれるのである。このようなねじ孔を形成する
ことは，運転中に必要とされる耐磨滅強度をもたすため
に焼き入れしなければならずかつ他面においてこの硬度
のために著しく切り欠かれやすくなっているカムリング
のような高負荷を受ける部分の場合には，大きな欠点と
なる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，結合
部材によってカムリングに作用させる調節力を著しく良
好にカムリングに伝達し得るようにすること，並びにポ
ンプピストンの吐出ストロークの際にローラがカム上を
転動することによって生ずる回動力に対してカムリング
を特定の調節位置に保持する力を著しく良好にカムリン
グに伝達し得るようにすることである。
部材によってカムリングに作用させる調節力を著しく良
好にカムリングに伝達し得るようにすること，並びにポ
ンプピストンの吐出ストロークの際にローラがカム上を
転動することによって生ずる回動力に対してカムリング
を特定の調節位置に保持する力を著しく良好にカムリン
グに伝達し得るようにすることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に，本発明の構成では請求項１に記載したように，最初
に述べた形式の燃料噴射ポンプにおいて，係合部材がリ
ング形の部分と一体的に結合されているようにした。
に，本発明の構成では請求項１に記載したように，最初
に述べた形式の燃料噴射ポンプにおいて，係合部材がリ
ング形の部分と一体的に結合されているようにした。
【０００６】
【発明の効果】このようにリング形の部分と一体に形成
された係合部材によって，力の伝達が著しく良好に行わ
れる。更に，結合部材はカムリングの内側のカムの位置
に無関係に設けることができる。なぜなら本発明の構成
では，従来のようにカムリングの壁厚が影響を受けるこ
とがないからである。またカムリングと調節部材との組
み立ても簡単に行うことができる。なぜなら結合部材は
比較的に小さく，組み立ての際に別個にねじ込む必要が
ないからである。
された係合部材によって，力の伝達が著しく良好に行わ
れる。更に，結合部材はカムリングの内側のカムの位置
に無関係に設けることができる。なぜなら本発明の構成
では，従来のようにカムリングの壁厚が影響を受けるこ
とがないからである。またカムリングと調節部材との組
み立ても簡単に行うことができる。なぜなら結合部材は
比較的に小さく，組み立ての際に別個にねじ込む必要が
ないからである。
【０００７】本発明の有利な実施態様では，結合部材は
カムリングの軸線に対して平行な軸線を有するローラ状
に構成しておくことができる。この実施態様は，結合部
材からカムリングへの移行箇所における力伝達部の横断
面が大きいという利点を有している。別の有利な実施態
様は残りの請求項に記載されており，更に以下において
詳細に説明する。
カムリングの軸線に対して平行な軸線を有するローラ状
に構成しておくことができる。この実施態様は，結合部
材からカムリングへの移行箇所における力伝達部の横断
面が大きいという利点を有している。別の有利な実施態
様は残りの請求項に記載されており，更に以下において
詳細に説明する。
【０００８】
【実施例】図面に示した実施例について説明すると，図
１には，分配型燃料噴射ポンプのカム駆動装置が示され
ており，このカム駆動装置は燃料噴射ポンプのポンプピ
ストンを駆動するのに役立つ。この噴射ポンプはラジア
ルピストンポンプとして構成されており，図１にはその
分配機構１が断面で示されている。この分配機構は図示
していない駆動軸によって回転駆動され，ポンプピスト
ン３を案内するポンプシリンダとして役立つ半径方向の
孔２を有している。更に，半径方向で外方に向かって孔
２に接続している大きな直径の孔４内で，ローラ６を有
するそれぞれ１つのローラプランジャ５が案内されてお
り，ローラ６は分配機構１が回転するとカムリング８の
カム軌道７に沿って転動する。この場合ポンプピストン
３は分配機構１の軸線に向かってポンプ作業室（図示せ
ず）を仕切っており，各ポンプ作業室は軸方向の吐出孔
９を介して分配機構１の分配箇所（図示せず）に通じて
おり，燃料はこの分配箇所から，分配機構の回転位置に
応じて，円周方向で分配されている噴射導管の１つに供
給される。噴射導管はそれぞれ噴射弁に通じている。
１には，分配型燃料噴射ポンプのカム駆動装置が示され
ており，このカム駆動装置は燃料噴射ポンプのポンプピ
ストンを駆動するのに役立つ。この噴射ポンプはラジア
ルピストンポンプとして構成されており，図１にはその
分配機構１が断面で示されている。この分配機構は図示
していない駆動軸によって回転駆動され，ポンプピスト
ン３を案内するポンプシリンダとして役立つ半径方向の
孔２を有している。更に，半径方向で外方に向かって孔
２に接続している大きな直径の孔４内で，ローラ６を有
するそれぞれ１つのローラプランジャ５が案内されてお
り，ローラ６は分配機構１が回転するとカムリング８の
カム軌道７に沿って転動する。この場合ポンプピストン
３は分配機構１の軸線に向かってポンプ作業室（図示せ
ず）を仕切っており，各ポンプ作業室は軸方向の吐出孔
９を介して分配機構１の分配箇所（図示せず）に通じて
おり，燃料はこの分配箇所から，分配機構の回転位置に
応じて，円周方向で分配されている噴射導管の１つに供
給される。噴射導管はそれぞれ噴射弁に通じている。
【０００９】図１においては，分配機構１内に均一に分
配された４つのポンプピストン３が設けられており，こ
れらのポンプピストンはすべて吐出孔９に燃料を吐出す
る。カム軌道７には内側に向いたやはり４つのカム１１
が設けられている。カム軌道７は大体において正方形の
横断面を有するリングに設けられている。燃料を吐出す
るため並びにポンプピストン３を駆動するためには，ポ
ンプケーシング（図示せず）の円筒形の孔内で案内され
ているカムリング８は不動のままでよいが，ポンプピス
トン３の吐出ストロークの開始時期を調節するためには
回動せしめられる。要するにカムリング８の回動位置に
応じて，早い時期に又は遅い時期に，ポンプピストン３
の吐出ストロークが行われ，燃料噴射の開始時期が変化
せしめられる。カムリング８を回動させるために，カム
リングはその外周に１つの結合部材１２を有しており，
この結合部材は，カムリング８の円筒外面に一体に形成
されたローラとして構成されている。結合部材１２とカ
ムリング８とが一体であるために，結合部材はその外周
の一部にわたってだけローラ状である。
配された４つのポンプピストン３が設けられており，こ
れらのポンプピストンはすべて吐出孔９に燃料を吐出す
る。カム軌道７には内側に向いたやはり４つのカム１１
が設けられている。カム軌道７は大体において正方形の
横断面を有するリングに設けられている。燃料を吐出す
るため並びにポンプピストン３を駆動するためには，ポ
ンプケーシング（図示せず）の円筒形の孔内で案内され
ているカムリング８は不動のままでよいが，ポンプピス
トン３の吐出ストロークの開始時期を調節するためには
回動せしめられる。要するにカムリング８の回動位置に
応じて，早い時期に又は遅い時期に，ポンプピストン３
の吐出ストロークが行われ，燃料噴射の開始時期が変化
せしめられる。カムリング８を回動させるために，カム
リングはその外周に１つの結合部材１２を有しており，
この結合部材は，カムリング８の円筒外面に一体に形成
されたローラとして構成されている。結合部材１２とカ
ムリング８とが一体であるために，結合部材はその外周
の一部にわたってだけローラ状である。
【００１０】このローラ状に構成された結合部材１２
は，カムリング８の調節のために，調節装置１７の調節
部材１６に形成された凹所１４内に係合している。調節
装置１７は，分配型燃料噴射ポンプにおいて普通使用さ
れている液力式のもので，シリンダ１８内で移動可能に
配置されているピストンである調節部材１６を有し，こ
の調節部材の一方の端面には戻しばね１９が作用し，他
方の端面には圧力液体２０が作用している。圧力液体２
０は供給導管２１を介して概略的に示した圧力源２２か
ら持続的に供給される。圧力液体の調節圧力に応じて調
節部材１６は程度の差こそあれ戻しばね１９の力に抗し
て移動せしめられ，カムリング８の回動位置ひいては噴
射開始時期を調節する。この調節装置１７は，ポンプピ
ストン３の吐出ストロークの際にローラ６がカム１１に
走り上がることによって生ずる戻し力に抗して，カムリ
ング８を一度調節された回動位置に保持するという役目
も有している。
は，カムリング８の調節のために，調節装置１７の調節
部材１６に形成された凹所１４内に係合している。調節
装置１７は，分配型燃料噴射ポンプにおいて普通使用さ
れている液力式のもので，シリンダ１８内で移動可能に
配置されているピストンである調節部材１６を有し，こ
の調節部材の一方の端面には戻しばね１９が作用し，他
方の端面には圧力液体２０が作用している。圧力液体２
０は供給導管２１を介して概略的に示した圧力源２２か
ら持続的に供給される。圧力液体の調節圧力に応じて調
節部材１６は程度の差こそあれ戻しばね１９の力に抗し
て移動せしめられ，カムリング８の回動位置ひいては噴
射開始時期を調節する。この調節装置１７は，ポンプピ
ストン３の吐出ストロークの際にローラ６がカム１１に
走り上がることによって生ずる戻し力に抗して，カムリ
ング８を一度調節された回動位置に保持するという役目
も有している。
【００１１】図２においては図１のII−II線に沿って部
分的に断面した調節部材１６が示されている。この断面
線はローラ状の結合部材１２の軸線を通るものであっ
て，図２から分かるように結合部材はその長手方向に丸
みを有している。これによって調節部材１６の軸線とカ
ムリング８の軸線との直交相対位置からの誤差が補償さ
れる。ローラ状の結合部材１２を調節部材１６内で申し
分なく支承するために，凹所１４内に支承部分２４が挿
入されており，この支承部分は結合部材１２を１８０°
よりも大きな範囲にわたって取り囲んでいる。支承部分
２４内に形成されている支承凹所２５内で結合部材１２
は軽く動くことができ，調節部材１６からカムリング８
に力が良好に伝達される。
分的に断面した調節部材１６が示されている。この断面
線はローラ状の結合部材１２の軸線を通るものであっ
て，図２から分かるように結合部材はその長手方向に丸
みを有している。これによって調節部材１６の軸線とカ
ムリング８の軸線との直交相対位置からの誤差が補償さ
れる。ローラ状の結合部材１２を調節部材１６内で申し
分なく支承するために，凹所１４内に支承部分２４が挿
入されており，この支承部分は結合部材１２を１８０°
よりも大きな範囲にわたって取り囲んでいる。支承部分
２４内に形成されている支承凹所２５内で結合部材１２
は軽く動くことができ，調節部材１６からカムリング８
に力が良好に伝達される。
【００１２】図３に示した第２実施例においては，結合
部材１２′は簡単に構成されていて，カムリングの軸線
に対して平行な軸線の両側においてだけ，すなわち調節
部材１６の調節運動方向に向かってだけ，ローラ状の表
面を有している。この場合結合部材１２′は調節部材１
６の凹所１４の壁面に直接に接触している。もちろん別
の実施例では，結合部材を付加的に加工して，球頭状に
し，調節部材１６の相応して形成された凹所内に係合さ
せることもできる。
部材１２′は簡単に構成されていて，カムリングの軸線
に対して平行な軸線の両側においてだけ，すなわち調節
部材１６の調節運動方向に向かってだけ，ローラ状の表
面を有している。この場合結合部材１２′は調節部材１
６の凹所１４の壁面に直接に接触している。もちろん別
の実施例では，結合部材を付加的に加工して，球頭状に
し，調節部材１６の相応して形成された凹所内に係合さ
せることもできる。
【００１３】以上の実施例では本発明の技術思想をラジ
アルピストンポンプの場合について説明した。しかし，
カム駆動機構が軸方向に向いたカム面を有するカム円板
とローラリングとから成り，ローラリングのローラ上で
カム面が回転する別の分配型燃料噴射ポンプにおいて
も，本発明を実施することができる。要するにこの場合
においても回転駆動される部分（カム円板）と大体にお
いて不動である部分（ローラリング）とが設けられてい
る。このローラリングも調節装置によって所望の回動位
置に調節される。したがって，ローラリングのために結
合部材と調節部材とが必要である。この結合部材は前述
の実施例におけると同じようにして構成し配置すること
ができる。
アルピストンポンプの場合について説明した。しかし，
カム駆動機構が軸方向に向いたカム面を有するカム円板
とローラリングとから成り，ローラリングのローラ上で
カム面が回転する別の分配型燃料噴射ポンプにおいて
も，本発明を実施することができる。要するにこの場合
においても回転駆動される部分（カム円板）と大体にお
いて不動である部分（ローラリング）とが設けられてい
る。このローラリングも調節装置によって所望の回動位
置に調節される。したがって，ローラリングのために結
合部材と調節部材とが必要である。この結合部材は前述
の実施例におけると同じようにして構成し配置すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施例の調節装置・分配機構及びポンプ機
構を部分的に断面して示したカムリングの軸方向平面図
である。
構を部分的に断面して示したカムリングの軸方向平面図
である。
【図２】図１のII−II線に沿って部分的に断面して示し
た調節部材の平面図である。
た調節部材の平面図である。
【図３】第２実施例の概略的平面図である。
１ 分配機構， ２ 孔， ３ ポンプピストン， ４
孔， ５ ローラプランジャ， ６ ローラ， ７
カム軌道， ８ カムリング， ９ 吐出孔，１１ カ
ム， １２及び１２′ 結合部材， １４ 凹所， １
６ 調節部材， １７ 調節装置， １８ シリンダ，
１９ 戻しばね， ２０ 圧力液体， ２１ 供給導
管， ２２ 圧力源， ２４ 支承部分， ２５ 支承
凹所
孔， ５ ローラプランジャ， ６ ローラ， ７
カム軌道， ８ カムリング， ９ 吐出孔，１１ カ
ム， １２及び１２′ 結合部材， １４ 凹所， １
６ 調節部材， １７ 調節装置， １８ シリンダ，
１９ 戻しばね， ２０ 圧力液体， ２１ 供給導
管， ２２ 圧力源， ２４ 支承部分， ２５ 支承
凹所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲロルト シュルトハイス ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスブルク フラティヒシュトラーセ 21
Claims (7)
- 【請求項１】 少なくとも１つのポンプピストン（３）
と，このポンプピストンの運動を生ぜしめるためのカム
駆動装置とを有し，このカム駆動装置は，大体において
不動であるが回動可能であるリング形の部分（８）と，
この部分に対して同軸的に配置されていて回転駆動され
る部分（１）と，これら両方の部分の一方に配置された
カム軌道（７）とから構成されており，このカム軌道の
経過をポンプピストンに伝達するローラがカム軌道に沿
って転動し，更に，リング形の部分（８）を調節するた
めの調節装置（１７）を有し，この調節装置は調節部材
（１６）から成り，この調節部材はリング形の部分との
連結のために凹所（１４）を有しており，この凹所内
に，リング形の部分（８）から半径方向に突出している
結合部材（１２）が係合している形式の内燃機関用の燃
料噴射ポンプにおいて，係合部材（１２）がリング形の
部分（８）と一体的に結合されていることを特徴とする
燃料噴射ポンプ。 - 【請求項２】 結合部材（１２）が，凹所（１４）内へ
の係合範囲の，少なくとも調節部材（１６）の調節方向
に向いている箇所に球状の表面を備えている請求項１記
載の燃料噴射ポンプ。 - 【請求項３】 結合部材（１２）が，凹所（１４）内へ
の係合範囲の，少なくとも調節部材（１６）の調節方向
に向いている箇所を，リング形の部分（８）の回転軸線
に対して平行な軸線を有するローラ状に構成されている
請求項１記載の燃料噴射ポンプ。 - 【請求項４】 結合部材（１２）がローラ状に，かつそ
の軸線に沿って丸みを有するように，構成されている請
求項３記載の燃料噴射ポンプ。 - 【請求項５】 凹所（１４）内に，結合部材（１２）を
支承凹所（２５）内に収容する支承部分（２４）が挿入
されている請求項１から請求項４までのいずれか１項に
記載の燃料噴射ポンプ。 - 【請求項６】 リング形の部分（８）が，リングの内部
に向いているカム軌道を有するカムリングであり，回転
駆動される部分（１）内に支承されポンプピストンを駆
動するローラ（６）がカム軌道に沿って転動する請求項
１から請求項５までのいずれか１項に記載の燃料噴射ポ
ンプ。 - 【請求項７】 リング形の部分がローラリングであり，
回転駆動される部分が軸方向に向いたカム面を有するカ
ム円板であり，該カム面は回転駆動される部分が回転す
る際にローラリングに支承されているローラに沿って回
転して，ローラリングに軸方向に配置されている分配ポ
ンプピストンを駆動する請求項１から請求項５までのい
ずれか１項に記載の燃料噴射ポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4237471.5 | 1992-11-06 | ||
| DE4237471A DE4237471A1 (de) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | Kraftstoffeinspritzpumpe |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06200852A true JPH06200852A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=6472242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5275271A Pending JPH06200852A (ja) | 1992-11-06 | 1993-11-04 | 燃料噴射ポンプ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5406923A (ja) |
| EP (1) | EP0597250B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06200852A (ja) |
| DE (2) | DE4237471A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2291136A (en) * | 1994-07-12 | 1996-01-17 | Lucas Ind Plc | Cam ring-advance mechanism linkage |
| GB9619468D0 (en) * | 1996-09-18 | 1996-10-30 | Lucas Ind Plc | Advance arrangement |
| US7347984B2 (en) * | 2004-04-05 | 2008-03-25 | Jackson State University | Mammalian agmatinase inhibitory substance |
Family Cites Families (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1143675B (de) * | 1961-04-01 | 1963-02-14 | Bosch Gmbh Robert | Verstelleinrichtung fuer den Spritzbeginn bei Einspritzpumpen |
| DE1263397B (de) * | 1966-12-06 | 1968-03-14 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer Brennkraftmaschinen |
| DE1805276C3 (de) * | 1968-10-25 | 1973-12-06 | Noginskij Sawod Topliwnoj Apparatury Im. 50. Letija Oktjabraja, Noginsk (Sowjetunion) | Regeleinrichtung an einer Brennstoff einspritzpumpe für Brennkraftmaschinen |
| GB1555482A (en) * | 1975-07-05 | 1979-11-14 | Lucas Industries Ltd | Fuel injection pumping apparatus |
| JPS5412035A (en) * | 1977-06-30 | 1979-01-29 | Diesel Kiki Co Ltd | Distirbution type fuel injection pump |
| DE2839014A1 (de) * | 1978-09-07 | 1980-03-20 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
| DE3001166A1 (de) * | 1980-01-15 | 1981-07-23 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Kraftstoffeinspritzanlage |
| US4393846A (en) * | 1980-02-15 | 1983-07-19 | Lucas Industries Limited | Fuel pumping apparatus |
| GB2118255B (en) * | 1982-04-13 | 1985-10-30 | Lucas Ind Plc | Fuel pumping apparatus |
| US4448774A (en) * | 1982-12-22 | 1984-05-15 | Fisons Corporation | Steroid formulation |
| JPS59162325A (ja) * | 1983-03-07 | 1984-09-13 | Suzuki Motor Co Ltd | 燃料噴射装置 |
| US4552117A (en) * | 1984-10-09 | 1985-11-12 | Stanadyne, Inc. | Fuel injection pump with spill control mechanism |
| US4644924A (en) * | 1984-10-09 | 1987-02-24 | Stanadyne, Inc. | Fuel injection pump with spill control mechanism |
| US5059096A (en) * | 1990-12-26 | 1991-10-22 | Lucas Industries Public Limited Company | Fuel pumping apparatus |
-
1992
- 1992-11-06 DE DE4237471A patent/DE4237471A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-09-24 US US08/127,028 patent/US5406923A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-10-07 EP EP93116229A patent/EP0597250B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-10-07 DE DE59305139T patent/DE59305139D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-11-04 JP JP5275271A patent/JPH06200852A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0597250A1 (de) | 1994-05-18 |
| DE4237471A1 (de) | 1994-05-11 |
| EP0597250B1 (de) | 1997-01-15 |
| DE59305139D1 (de) | 1997-02-27 |
| US5406923A (en) | 1995-04-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5888054A (en) | Fuel pump having dual profile cam ring for driving low and high pressure reciprocating plungers | |
| US6253719B1 (en) | Variable phase mechanism | |
| US2169456A (en) | Fluid motor or pump | |
| US6991438B2 (en) | Radial piston pump with piston rod elements in rolling contact with the pump pistons | |
| US2674197A (en) | Reciprocating piston pump or motor with annularly disposed parallel multiple cylinders | |
| EP1035311A2 (en) | Fuel injector pump advance arrangement | |
| EP0921300B1 (en) | Advance arrangement for a fuel pump | |
| JPH06200852A (ja) | 燃料噴射ポンプ | |
| US4470760A (en) | Fuel pumping apparatus | |
| US4481919A (en) | Intake/exhaust valve assembly for an internal combustion engine | |
| KR100296074B1 (ko) | 윤활펌프용펌프요소 | |
| US3827831A (en) | Control for radial type pumps or the like | |
| US6263845B1 (en) | Phase change mechanism | |
| US20030051687A1 (en) | Valve control mechanism | |
| US3204622A (en) | Fuel injection pump timing device | |
| US5810569A (en) | Pump having a variable instantaneous delivery rate | |
| US3285193A (en) | Fluid pressure energy translating device | |
| JPS6140939Y2 (ja) | ||
| JPH0330595Y2 (ja) | ||
| EP0692623B1 (en) | Advance piston mounting | |
| WO1999023361A1 (en) | Phase change mechanism | |
| US6782870B2 (en) | Fuel injection pump having hydraulic timer mechanism and load timer mechanism | |
| JPH09324719A (ja) | 燃料ポンプ | |
| CN110725727A (zh) | 静液压凸轮轴相位器 | |
| GB2291136A (en) | Cam ring-advance mechanism linkage |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20041102 |
|
| A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20041109 |