JPH06200408A - 延伸された、紡糸可能な熱可塑性中空繊維及びこれを含有する不織布 - Google Patents

延伸された、紡糸可能な熱可塑性中空繊維及びこれを含有する不織布

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JPH06200408A
JPH06200408A JP5237932A JP23793293A JPH06200408A JP H06200408 A JPH06200408 A JP H06200408A JP 5237932 A JP5237932 A JP 5237932A JP 23793293 A JP23793293 A JP 23793293A JP H06200408 A JPH06200408 A JP H06200408A
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fiber
cavity
longitudinal axis
fibers
thermoplastic hollow
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JP5237932A
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Michael Kauschke
カウシュケ ミヒャエル
Christine Koenig
ケーニヒ クリスティーネ
Helmut Eschweg
エシュヴァイ ヘルムート
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Carl Freudenberg KG
Original Assignee
Carl Freudenberg KG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱可塑性で紡糸可能な延伸された中空繊維及
びその製造 【構成】 熱可塑性紡糸可能な延伸された中空繊維は繊
維縦方向に走る開孔を有し、少なくとも90°の範囲で
繊維空洞内に考えられる縦軸を、繊維断面の充分な回転
対称で、実質的凹曲により不完全に閉じている繊維外膜
により形成される。 【効果】 このような繊維は吸収性繊維面構造体の成分
として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1に記載の延伸
された、紡糸可能な熱可塑性中空繊維に関する。更に、
その使用にも関する。この繊維の有利な更なる態様は請
求項2から5に記載されている。
【0002】
【従来の技術】請求項1の上位概念に記載の種類の中空
繊維は、世界特許(WO)90/12130号から公知
である。ここで、空洞は、繊維表面の外側に付いている
繊維縦軸にそって走っている深くてふくらみのある切れ
込みと定義されている。この切れ込みは、外側が瓶の首
のように狭められている。
【0003】このような繊維は、繊維の縦軸の方向に走
る空洞少なくとも1個を有する延伸された紡糸可能な熱
可塑性中空繊維とも称され、ここで、これら空洞の各々
は、繊維周囲で、この繊維外膜がこの空洞を不完全に包
囲するように開放している。
【0004】繊維表面での自然の液体移送及び液体吸収
のためには、液体の表面張力、液体の接触角度、繊維材
料及び繊維の形状及びその空洞に注目すべきである。
【0005】この場合に、液体による濡れ特性は、紡糸
可能な繊維材料の選択、その中への添加物、更に吸収す
べき液体の種類並びに繊維形状に依り決められ、これら
パラメータに依り制御可能である。紡糸して中空繊維に
することのできる全てのポリマーが繊維材料として使用
可能であり、この際、ポリエステル及びコポリエステル
が有利である。
【0006】この繊維は、約3.33〜1111.11
dtexの繊度を有するのが有利である。これは、特定
の長さを有するか又はエンドレスフィラメントである。
【0007】このような繊維の使用分野としては、全て
の吸収性の繊維表面構造物、殊に衣服材料、おむつ及び
失禁用製品が挙げられる。この場合に、繊維は繊維屑に
加工され、集められてその繊維外膜に沿って、不完全に
閉じられた空洞内を移送された液体が繊維表面構造体の
高吸収性成分内に、例えば毛羽−パルプ、超吸収材及び
/又はクエル繊維中に吸収されるように面構造体にされ
る。このような、吸収性面構造体内の移送−及び供給帯
域の組み合せは、従来公知の技術水準であり、その具体
化は、当業者にとって困難ではない。
【0008】いわゆる紡糸結合した構造も、国際特許
(WO)90/1230号明細書中に記載されているよ
うな形状を有するエンドレスフィラメントから構造で
き、吸収性の面構造体に加工することができる。
【0009】世界特許(WO)90/1230号による
繊維の製造は、その開口部形状が製造すべき繊維のそれ
に一致する紡糸ノズルを通して行なう。加熱されたポリ
マー組成物は、ノズルを出た後に延伸させ、かつ/又は
熱的にその分子構造内で安定化させることができる。引
続き表面処理例えば親水性被覆処理又はプラズマ処理を
行なうことができる。
【0010】この繊維及びフィラメントの前記文献に示
された著るしい利点にもかかわらず、これらは、かなり
の欠点をも有する。即ち、世界特許(WO)90/12
30号の特許請求の範囲第1項の2つの式で示されてい
るような繊維構造は、繊維面構造体を折る際に縮み(こ
れは、捲縮ウエブ又は紡糸結合−構造の製造時に強制的
に起こる)、不完全に包囲している壁の繊維空洞のから
み合いの結果及び/又はその衰弱化(Kollabie
ren)の結果、その空洞中に入り込む。これらの現象
は、次いで、空洞中に存在する液体を不所望に絞り出
す。この液体移送は中断され、折り区分内で繊維の優れ
た特性は消失せしめられる。更に、からみ合った繊維
は、硬く感じ、繊維曲げ抵抗は、明確な非対称的繊維断
面(断面縦軸上の)に基づき非常に高い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繊維及びフ
ィラメントの形状を、それにより構成される吸収性の繊
維面構造体が折りたたみの際に前記の硬化を示さず、そ
の際に液体移送も、空洞の閉鎖により、部分的にも完全
にも中断されないように改良することを課題としてい
る。この場合、従来の技術水準とは反対に、繊維は、そ
の製造時に純粋な繊維引出し及び正にそのような延伸に
供することが可能であるべきである。
【0012】
【課題を解決する手段】この課題は、特許請求の範囲第
1項の特徴部に記載の中空繊維により解決され、この中
空繊維を形成する繊維外膜は、繊維縦方向で延伸され、
繊維縦軸に対して平行に走る線上に並んだ断続的な開口
を有し、この際、繊維外膜は、少なくとも90°の程度
で、各繊維空洞中に考えられる縦軸を実質的凹曲により
包囲している。この繊維断面は、充分に回転対称であ
る。
【0013】以後の記載で、「繊維」と「(エンドレス
−)フィラメント」との間に差異はない。即ち、繊維に
関する言及はフィラメントにもあてはまる。
【0014】いくつかの典型的繊維の形状を図面でも例
示する。
【0015】図1は、遠近法による図である。
【0016】図2は、空洞の開放端部断面部分の典型的
形状a〜eを示す図である。
【0017】図3及び図4は、多成分繊維の断面a及び
b(開放端部)を示す図である。
【0018】図5は、多成分繊維の断面a及びb(開放
端部)を示す図である。
【0019】「実質的凹曲」とは、繊維外膜が繊維軸の
部分的に不完全な環状巻きの経過で、なおその弯曲方向
を変えてよいことを意味する。この場合に、この巻きは
360°を越えることも考えられる。前記要件に基づ
き、これは、同様に、閉じられた環から成るのではな
く、その中心が繊維縦軸を巻いている開放されたらせん
から成り(図2)、この際、繊維断面a〜eは実質的に
回転対称である。
【0020】単繊維の空洞がその縦方向で、まったく放
射状に外方に開放しているのではなく、繊維外膜が軸性
断面を形成し、ここで実質的に環状に閉じられた空洞が
一定の長さの繊維上に存在することが重要である(図
1)。
【0021】従って、空洞は側面の所々が開口している
管と見なされるか又は、外から見ると、1個以上の空洞
を有する中空繊維と見なされ、この際、各々の空洞壁
は、繊維軸方向で縦に延びた、繊維軸に対して平行の線
上に並んだ開口により、中断されている。
【0022】この場合、開口壁と閉鎖壁との割合は、非
常に変動性であり、平均して60〜90%の間で開口空
洞は変動する。
【0023】閉じられた空洞断面とは、繊維に、かつそ
れに伴ない液体移送のため及びその供給のために必要で
ある空洞に、曲折−及び加圧作用が空洞容積に重大な影
響を及ぼさない程度の安定性を与える断面である。この
繊維を有する紡糸不織布は、この処置の際にも、その移
送−及び供給可能性を保持し、その三次元的構成に関
し、その高い反発性に基づき、長時間の崇高性に保持す
る。更に繊維断面に好適な回転対称性は、相応する中実
繊維におけると同様に小さい曲げ抵抗を生ぜしめるの
で、触覚的柔軟性が得られる。
【0024】このような構造の繊維の交又により、液体
移送のための無限に伸びた通路網が生じ、これは、単繊
維に沿っても、繊維交又点を介しても、充分に伸びてお
り、均一で自然の液体分布が不織布中に得られる。
【0025】本発明により請求されている繊維は、非常
に平滑で、ザラザラしない表面を有する。これは、紡糸
結合法により製造可能であり、この際紡糸時に繊維引出
しも延伸も、公知処置法の範囲内で高速の空気流により
行なうことができる。これから生じる繊維断面上にわた
る冷却勾配は、分子配向、結晶化度及び密度の非対称を
もたらし、更に肉眼的な形状の非対称にも到る。従っ
て、このような中空繊維は、強く捲縮させることのでき
る典型的な2成分繊維と同様に挙動する。これに比べ
て、本発明の繊維は、同じ繊度で1.5〜4倍の繊維直
径を有し、これは、繊維密度、表面被覆度及び流体−及
び空気力学的抵抗に作用する:即ち不織布比容積の増大
は、流体、ガス及び場合によりその中に含有される固体
又は液体粒子に対する機械的な妨害作用をもたらす。こ
の特性は、不織布構造がフィルター媒体例えば前フィル
ター又は底部フィルターとして前記粒子の分離のために
使用される場合に重要である。
【0026】本発明によるフィルター媒体の100%ま
でが本発明の繊維製のポリプロピレン−紡糸不織布から
構成されている場合には、これは、丸い断面の中実の繊
維を有する類似の紡糸不織布−フィルターよりも優れた
疎水性を示す。
【0027】本発明の中空繊維を製造するための材料選
択は、使用材料が紡糸可能であるかぎり、即ち、溶液又
は融液からノズルを通して圧出可能で、再び硬化可能で
あるかぎり、限定はない。通例、紡糸不織布工業で使用
されている繊維材料は、1成分繊維の場合には、ポリオ
レフィン、ポリエステル、コポリエステル及びポリアミ
ドであり、2成分繊維の場合には、有利にポリプロピレ
ン又はポリエステルからの高融点成分及びポリエステル
又はコポリエステルからの低融点成分である。
【0028】特別な態様においては、本発明により繊維
は、化学的構成が相互に異なる2種の紡糸可能なポリマ
ー成分より成る。
【0029】例えば、放射線方向で、外側に繊維外膜の
疎水性成分を有し、内側に親水性成分を有する(第3
図)。この態様は、次の利点を有する:このような繊維
から製造された不織布は、液体を特に迅速に吸収し、繊
維−軸方向の及び交叉点で接する繊維の間での液体移送
は促進される。従って、このような不織布は、液体の供
給のみならず、分配のためにも最適である。例えば、平
らなおむつ構造中で使用でき、ここで、慣用のおむつ構
造中に本発明の中空繊維を包埋導入する場合には、従来
必要であった強い親水性のティッシュペーパー製の分配
中間層は排除できる。 双方のポリマー成分は、それら
の融点が相互に異なっていてよく、このことは、自己熱
融着可能な繊維面状体にとって重要である。双方のポリ
マー成分は化学的に同じであってもよいが、異なる添加
物を有していてもよい。異なるものの選択の可能性は、
当業者にとってはまったく自由裁量に任されている。
【0030】繊維のもう1つの態様は、繊維外膜がその
繊維縦軸のまわりで弯曲された方向で、2種の、化学的
構成及び/又は物理特性において相互に異なる。交互に
入れ換えられたポリマーより成る(第4図a及びb)。
【0031】従って、親水性領域に沿って又はその間へ
の液体の迅速な進入を促進する異なる強さの親水性のポ
リマーを使用することができる。更に、親水性の差異に
より、湿気によるポリマーの異なる収縮性の結果として
この繊維は非常に強く捲縮性が生じる。この作用は、こ
のような繊維から製造された不織布の柔軟性を著るしく
促進する。
【0032】本発明の繊維は、繊維軸のまわりに放射状
に配置された3個までの相互に隣接して配置された繊維
空洞を有することが有利である(第5図a及びb)。こ
れらの形状は、繊維材料中の縦軸に走る深い吸収性切れ
込みを有する中空繊維とも記載されうるが、この場合に
は、従来の技術水準とは異なり、この切れ込みはその繊
維縦方向で10〜40%までが環状に完全に閉じられて
いる。
【0033】その安定性に負に影響することなく、1繊
維当り3個までの有効な空洞を有するようなこの変形が
有利である。
【0034】本発明による空洞は、世界特許(WO)9
0/1230号明細書に記載されていると同じ紡糸ノズ
ル、同じ原料を用いてかつ同じ方法及び後処理法により
製造することができる。ノズル形状は、所望の繊維プロ
フィルのみに対応すべきである。
【0035】従来の技術水準(充分に開放している空
洞)とは異なるが、繊維材料の薄膜状吹付けは、紡糸ノ
ズルから出た直後の空気流により、繊維材料の外から内
への冷却時に、まさに繊維の縦方向の約40%より少な
く閉じられた空洞が生じるように行なうべきである。こ
のことは、空気速度、空気温度吹付け角度及びノズル開
口部の間隔を所望の開口プロフィルが得られるまで変え
る予備実験により達成される。
【0036】多成分繊維の製造時に、自体公知の方法
で、ノズル開口部から相互に分けられた融液流を供給す
る。この方法のこの態様も、当業者にとっては困難では
ない。
【0037】本発明の繊維及びフィラメントは、自体吸
収性の面状体の成分として、世界特許(WO)90/1
230号明細書に記載と同様な製品、例えばおむつ、失
禁用製品、吸収性ランジェリー及び衣服パッド並びにふ
きん中で使用可能である。
【0038】
【実施例】
例1 開放角度90°を有する環状切欠に相当する断面(第2
図a)及び壁厚4μmで外径28μmを有するポリプロ
ピレン製中空繊維を紡糸し、もはや粘着性ではない稠度
で移送ベルト上に置いて面状体とする。これを、1方に
点状形付け部を有する2本の加熱ローラの間で、フィラ
メントを点状に融解させることにより固定させる。
【0039】この固定の最後に、生じる不織布は厚さ
0.3mm(これは、同じ面重量を有し、かつ同じ前処
理をしたが、丸い断面の慣用の完全フィラメントからの
比較可能な不織布におけるよりも0.1mm多い)で、
20g/m2の面重量を有する。この厚さの増大は、特
別な吸水性の利点を有する。即ち、吸水性の測定をDI
N53923により行ない、+100%の液体吸収性を
示した(700W%絶対)。
【0040】蒸溜水1cm3の滴下時の15秒後に、不
織布表面上に生じる濡れ斑点は、丸い慣用の完全フィラ
メント製の厚さ28μmの同じ重さの不織布、上の斑点
の2倍の直径を有する。この効果は、本発明の繊維を有
する不織布中の高い液体分配性を立証している。
【0041】前記特性は、この不織布を、できるだけ大
きい液体吸収性及び液体分配性を必要とする衛生用品の
ために特に好適とする。
【0042】例2 例1に記載と同様な面重量を有する不織布を製造する。
但し、使用フィラメントは、第3図に記載のような形を
有する核−外膜−繊維である。
【0043】この不織布を、例1におけると同様に点状
融着させる。
【0044】このフィラメントの内部芯は、メルトフロ
ーインデクス18を有するポリプロピレンより成り、外
膜はメルトフローインデクス35を有するポリプロピレ
ンより成る。芯部は、10μmの半径で、フィラメント
全体は、14μmの半径で弯曲している。外側フィラメ
ント寸法は、例1のそれに相当した。
【0045】本例のフィラメントは、特別性を有し、成
層(Ablage)の後に、双方の個々の成分の分子構
造のちがいに基づき捲縮する。従って、この不織布の比
容積は、同じ面重量で、例1のそれを25%上まわる。
【0046】ここで、使用分野は、例1におけると同じ
であるが、フィラメントの捲縮性に基づき、軟かい製品
を生じる。
【0047】例3 例1と同様な面重量を有する不織布を同様な方法で製造
し、固定させ、その際、使用フィラメントは、図4bに
記載のもの、即ち交互の多成分フィラメントである。こ
の際、個々の成分は、任意の順序で、例2に記載のよう
な異なるメルトフローインデックスを有するポリプロピ
レンより成る。
【0048】この不織布フィラメントは、その分子構造
に基づき、成層時、冷却時に、例2のそれよりも50%
も強い捲縮性を示す。このことから、所定の面重量でよ
り高い不織布比容積が、即ち、例1のものと比較して
0.1mmの厚さ増加が得られる。
【0049】この作用効果は、殊に、不織布内の液体分
配性を更に好適にするのに充分である。従って、このよ
うな不織布を、着用者の皮膚に隣接する不織布外表面の
特別な乾燥性を必要とする失禁用製品のために有利に使
用できる。
【0050】例4 面重量20g/m2を有する図2eのフィラメント製の
不織布を例1におけると同様に製造し、固定させる。そ
の厚さは0.3mmであり、フィラメント原料は、ポリ
プロピレンである。
【0051】この変形品は、そのフィラメント形状に基
づき、特に優れた、触って直ちに感じる柔軟性を有す
る。従って、これは、衛生用の、かつ殊に医療用製品中
でも、それが皮膚と接触すべき場合には吸収層として使
用可能である。その例は殊に、ベビーオムツ及び傷用ば
んそう膏である。
【0052】例5 例1におけると同様な面重量を有する不織布をそこに記
載のようにして、図5bに記載のようなフィラメントか
ら製造する。このフィラメントはポリプロピレンより成
る。
【0053】この不織布は厚さ0.3mmを有し、例1
及び例4のものよりも高く感じる曲げ剛性を有する。
【0054】従って、いずれの不織布とも反対に、これ
は、特にその面圧に抵抗すべき所での負荷流動媒体中の
フィルター媒体として使用可能である。
【0055】特別な繊維形状に制限されて、この変形品
における流動媒体用の面抵抗は非常に高く、このこと
は、DIN53887による圧力差100Paでの空気
透過性1500 l/m2・sで確かめられる。慣用の
同じ直径の円形のフィラメントを有する類似の不織布フ
ィルターでは、空気透過性は、圧力差100Paで18
00 l/m2・sである。
【0056】このことから、例5による不織布にとっ
て、分離すべき流体媒体中の粒子は、慣用の完全フィラ
メント製の不織布フィルターにおける場合よりも著るし
く高い確率で保留される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空繊維の1実施形を示す遠近法によ
る図。
【図2】中空繊維空洞の開放断面の典型的形状を示す
図。
【図3】多成分繊維の1実施形を示す断面図。
【図4】多成分繊維の実施形を示す断面図。
【図5】多成分繊維の断面を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/06 A 7199−3B 8/06 7199−3B D04H 1/42 Z 7199−3B 1/72 A 7199−3B (72)発明者 ヘルムート エシュヴァイ ドイツ連邦共和国 マイナーツハーゲン ポストファッハ 1164−65

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維縦軸の方向に走っている空洞少なく
    とも1個を有し、各空洞がその繊維のまわりで、繊維外
    膜がその空洞を不完全に包囲するように開放されてい
    る、延伸された、紡糸可能な熱可塑性中空繊維におい
    て、中空繊維を形成している繊維外膜は、繊維縦方向に
    伸びて、繊維縦軸に対して平行に走る線上に並んで、中
    断された開口を有し、少なくとも90°の範囲で、各々
    の繊維空洞内に考えられる縦軸を実質的に凹面弯曲内に
    包囲して、その繊維断面が実質的に回転対称になってい
    ることを特徴とする、延伸された、紡糸可能な熱可塑性
    中空繊維。
  2. 【請求項2】 繊維外膜が内部及び外部ポリマー成分内
    に放射状に分配されていて、この成分はその化学構成及
    び/又は物理特性が相互に異なっている、請求項1に記
    載の繊維。
  3. 【請求項3】 繊維外膜は、その繊維縦軸のまわりで弯
    曲された流れの中で2種の物理的及び/又は化学的に相
    互に異なる、数個の互い違いのポリマーより成る、請求
    項1に記載の繊維。
  4. 【請求項4】 3個までの隣接して存在する繊維空洞を
    有する、請求の範囲1から3までのいずれかに記載の繊
    維。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の繊維を吸引性及び流体
    導通性成分として含有する、液体吸収のための不織布。
JP5237932A 1992-09-26 1993-09-24 延伸された、紡糸可能な熱可塑性中空繊維及びこれを含有する不織布 Pending JPH06200408A (ja)

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