JPH06199839A - 新規ピリジルスルホニル尿素 - Google Patents
新規ピリジルスルホニル尿素Info
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- JPH06199839A JPH06199839A JP5208782A JP20878293A JPH06199839A JP H06199839 A JPH06199839 A JP H06199839A JP 5208782 A JP5208782 A JP 5208782A JP 20878293 A JP20878293 A JP 20878293A JP H06199839 A JPH06199839 A JP H06199839A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D521/00—Heterocyclic compounds containing unspecified hetero rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N47/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
- A01N47/08—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having one or more single bonds to nitrogen atoms
- A01N47/28—Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N<
- A01N47/36—Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N< containing the group >N—CO—N< directly attached to at least one heterocyclic ring; Thio analogues thereof
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】選択的除草活性のある新規スルホニル尿素を提
供する。 【構成】式(I) で表わされる化合物および農薬的に容性のある該化合物
の塩、それらの製造方法ならびに当該化合物を含む除草
性組成物。 (RおよびR1 は各々独立して水素原子もしくはメチル
基を表し、;R2 はメチル基、メトキシ基もしくはエト
キシ基を表し;およびEは窒素原子もしくはメチン基を
表す。) 【効果】選択的除草活性を示し、特に殻物、棉、大豆、
トウモロコシ、稲西洋アブラナ等の重要な作物中の雑草
の防除に用いられる。
供する。 【構成】式(I) で表わされる化合物および農薬的に容性のある該化合物
の塩、それらの製造方法ならびに当該化合物を含む除草
性組成物。 (RおよびR1 は各々独立して水素原子もしくはメチル
基を表し、;R2 はメチル基、メトキシ基もしくはエト
キシ基を表し;およびEは窒素原子もしくはメチン基を
表す。) 【効果】選択的除草活性を示し、特に殻物、棉、大豆、
トウモロコシ、稲西洋アブラナ等の重要な作物中の雑草
の防除に用いられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除草活性を持つ新規
(シクロプロピル−トリアジニル−およびシクロプロピ
ル−ピリミジニル−)ピリジルスルフォニル尿素、それ
らの製造方法、有効成分としてそれら(シクロプロピル
−トリアジニル−およびシクロプロピル−ピリミジニル
−)−ピリジルスルフォニル尿素を含有する組成物、お
よび特に有用な植物、例えば穀物、棉、大豆、トウモロ
コシ、稲、とりわけ西洋アブラナの作物中に於ける、雑
草の防除に該化合物を使用する方法に関する。
(シクロプロピル−トリアジニル−およびシクロプロピ
ル−ピリミジニル−)ピリジルスルフォニル尿素、それ
らの製造方法、有効成分としてそれら(シクロプロピル
−トリアジニル−およびシクロプロピル−ピリミジニル
−)−ピリジルスルフォニル尿素を含有する組成物、お
よび特に有用な植物、例えば穀物、棉、大豆、トウモロ
コシ、稲、とりわけ西洋アブラナの作物中に於ける、雑
草の防除に該化合物を使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】除草活性のあるN−ピリジニルスルホニ
ル−N’−ピリミジニル−およびN−ピリジニルスルホ
ニル−N’−トリアジニル−尿素はすでに公知であり例
えばEP−A−0103543およびUS−A−454
4401に開示されている。
ル−N’−ピリミジニル−およびN−ピリジニルスルホ
ニル−N’−トリアジニル−尿素はすでに公知であり例
えばEP−A−0103543およびUS−A−454
4401に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題と課題を解決するための
手段】除草性を持つ新規スルホニル尿素が今や見出され
た。
手段】除草性を持つ新規スルホニル尿素が今や見出され
た。
【0004】次式I:
【化13】 (式中、RおよびR1 は各々独立して水素原子もしくは
メチル基を表し、;R2 はメチル基、メトキシ基もしく
はエトキシ基を表し;およびEは窒素原子もしくはメチ
ン基を表す。)で表わされる化合物および農薬的に受け
入れられる該化合物の塩である。本発明はまた酸性プロ
トンを有するスルフォアミドである式Iで表わされる化
合物がアミン、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩
基もしくは4級アンモニウム塩基を形成しうる塩を包含
する。
メチル基を表し、;R2 はメチル基、メトキシ基もしく
はエトキシ基を表し;およびEは窒素原子もしくはメチ
ン基を表す。)で表わされる化合物および農薬的に受け
入れられる該化合物の塩である。本発明はまた酸性プロ
トンを有するスルフォアミドである式Iで表わされる化
合物がアミン、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩
基もしくは4級アンモニウム塩基を形成しうる塩を包含
する。
【0005】塩形成のために適当なアミンの代表例は、
第一級、第二級および第三級の脂肪族と芳香族のアミン
であって下記のようなものである:メチルアミン、エチ
ルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、
ブチルアミンの4種の異性体、n−アミルアミン、イソ
アミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オク
チルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ペンタデシ
ルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、
オクタデシルアミン、メチルエチルアミン、メチルイソ
プロピルアミン、メチルヘキシルアミン、メチルノニル
アミン、メチルペンタデシルアミン、メチルオクタデシ
ルアミン、エチルブチルアミン、エチルヘプチルアミ
ン、エチルオクチルアミン、ヘキシルヘプチルアミン、
ヘキシルオクチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルア
ミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロヒルアミ
ン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−アミルアミン、ジ
イソアミルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプチルアミ
ン、ジオクチルアミン、エタノールアミン、n−プロパ
ノールアミン、イソプロパノールアミン、N,N−ジエ
タノールアミン、N−エチルプロパノールアミン、N−
ブチルエタノールアミン、アリルアミン、n−ブテニル
−2−アミン、n−ペンテン−2−イル−アミン、2,
3−ジメチルブテン−2−イルアミン、ジブテン−2−
イルアミン、n−ヘキセン−2−イルアミン、プロピレ
ンジアミン、ジエタノールアミン、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−
イソ−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ
イソブチルアミン、トリ−sec−ブチルアミン、トリ
−n−アミルアミン;下記のような複素環アミン:ピリ
ジン、キノリン、イソキノリン、モルホリン、N−メチ
ルモルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピロリジ
ン、インドリン、キヌクリジンとアゼピン;下記のよう
な第1級芳香族アミン:アニリン、メトキシアニリン、
エトキシアニリン、o−,m−およびp−トルイジン、
フェニレンジアミン類、ベンジジン類、ナフチルアミン
類およびo−,m−およびp−クロロアニリン;そして
好ましくはエチルアミン、プロピルアミン、ジエチルア
ミンまたはトリエチルアミンであり、そして最も好まし
くはイソプロピルアミンとジエタノールアミンである。
4級アンモニウム塩の例は一般にアンモニウムハライド
のカチオン、例えばテトラメチルアンモニウムカチオ
ン、トリメチルベンジルアンモニウムカチオン、トリエ
チルベンジルアンモニウムカチオン、テトラエチルアン
モニウムカチオンおよびトリメチルエチルアンモニウム
カチオン、およびまたアンモミウムカチオンである。特
に注目すべき塩形成体としてのアルカリ金属およびアル
カリ土類金属塩はリチウム、マグネシウムもしくはカル
シウム、特にはナトリウムもしくはカリウムの水酸化物
である。
第一級、第二級および第三級の脂肪族と芳香族のアミン
であって下記のようなものである:メチルアミン、エチ
ルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、
ブチルアミンの4種の異性体、n−アミルアミン、イソ
アミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オク
チルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ペンタデシ
ルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、
オクタデシルアミン、メチルエチルアミン、メチルイソ
プロピルアミン、メチルヘキシルアミン、メチルノニル
アミン、メチルペンタデシルアミン、メチルオクタデシ
ルアミン、エチルブチルアミン、エチルヘプチルアミ
ン、エチルオクチルアミン、ヘキシルヘプチルアミン、
ヘキシルオクチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルア
ミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロヒルアミ
ン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−アミルアミン、ジ
イソアミルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプチルアミ
ン、ジオクチルアミン、エタノールアミン、n−プロパ
ノールアミン、イソプロパノールアミン、N,N−ジエ
タノールアミン、N−エチルプロパノールアミン、N−
ブチルエタノールアミン、アリルアミン、n−ブテニル
−2−アミン、n−ペンテン−2−イル−アミン、2,
3−ジメチルブテン−2−イルアミン、ジブテン−2−
イルアミン、n−ヘキセン−2−イルアミン、プロピレ
ンジアミン、ジエタノールアミン、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−
イソ−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ
イソブチルアミン、トリ−sec−ブチルアミン、トリ
−n−アミルアミン;下記のような複素環アミン:ピリ
ジン、キノリン、イソキノリン、モルホリン、N−メチ
ルモルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピロリジ
ン、インドリン、キヌクリジンとアゼピン;下記のよう
な第1級芳香族アミン:アニリン、メトキシアニリン、
エトキシアニリン、o−,m−およびp−トルイジン、
フェニレンジアミン類、ベンジジン類、ナフチルアミン
類およびo−,m−およびp−クロロアニリン;そして
好ましくはエチルアミン、プロピルアミン、ジエチルア
ミンまたはトリエチルアミンであり、そして最も好まし
くはイソプロピルアミンとジエタノールアミンである。
4級アンモニウム塩の例は一般にアンモニウムハライド
のカチオン、例えばテトラメチルアンモニウムカチオ
ン、トリメチルベンジルアンモニウムカチオン、トリエ
チルベンジルアンモニウムカチオン、テトラエチルアン
モニウムカチオンおよびトリメチルエチルアンモニウム
カチオン、およびまたアンモミウムカチオンである。特
に注目すべき塩形成体としてのアルカリ金属およびアル
カリ土類金属塩はリチウム、マグネシウムもしくはカル
シウム、特にはナトリウムもしくはカリウムの水酸化物
である。
【0006】Eがメチン基である式Iで表わされる化合
物が好ましい。次式Ia
物が好ましい。次式Ia
【化14】 (式中、RおよびR1 は前に定義されたものを表す。)
で表わされる化合物が同様に好ましい、式中、Rが6の
位置で結合している式Iで表わされる化合物もまた好ま
しい。特に好ましいものは次式Ib
で表わされる化合物が同様に好ましい、式中、Rが6の
位置で結合している式Iで表わされる化合物もまた好ま
しい。特に好ましいものは次式Ib
【化15】 で表わされる化合物である。
【0007】式Iで表わされる化合物は a)次式II
【化16】 (式中 Rは前に定義されたものと同じものを表す。)
で表わされる2−ピリジルスルフォンアミドと次式II
I
で表わされる2−ピリジルスルフォンアミドと次式II
I
【化17】 (式中 R1 、R2 およびEは前に定義されたものを表
しおよびR3 はフェニル基もしくは4−トリル基を表
す。)で表わされるN−2−ピリミジニル−もしくはN
−2−トリアジニル−カルバメイトを塩基存在下に於い
て反応させることにより、もしくは b)次式IV
しおよびR3 はフェニル基もしくは4−トリル基を表
す。)で表わされるN−2−ピリミジニル−もしくはN
−2−トリアジニル−カルバメイトを塩基存在下に於い
て反応させることにより、もしくは b)次式IV
【化18】 〔式中 Rは前に定義されたものでありおよびAは次式
【化19】 (R3 は前に定義されたものを表す。)もしくはO=C
=N−で表わされる。〕で表わされる2−ピリジルスル
フォンアミドと、次式
=N−で表わされる。〕で表わされる2−ピリジルスル
フォンアミドと、次式
【化20】 (式中 R1 、R2 およびEは前に定義されたものを表
す。)で表わされる2−アミノピリミジンもしくは2−
アミノトリアジンを場合により塩基の存在下で反応させ
ることにより、もしくは c)次式VI
す。)で表わされる2−アミノピリミジンもしくは2−
アミノトリアジンを場合により塩基の存在下で反応させ
ることにより、もしくは c)次式VI
【化21】 (式中 Rは前に定義されたものを表す。)で表わされ
る2−ピリジルスルフォニルクロライドと次式VII O=C=N- M+ 次式VII (式中 M+ はアンモニウム、フォスフォニウム、スル
フォニウムもしくはアルカリ金属カチオンを表す。)で
表わされる金属シアネーとおよび次式Va
る2−ピリジルスルフォニルクロライドと次式VII O=C=N- M+ 次式VII (式中 M+ はアンモニウム、フォスフォニウム、スル
フォニウムもしくはアルカリ金属カチオンを表す。)で
表わされる金属シアネーとおよび次式Va
【化22】 (式中 R2 およびEは前に定義されたものを表す。)
で表わされる2−アミノピリミジンもしくは2−アミノ
トリアジンを場合により塩基の存在下、不活性有機溶媒
中で反応させることにより、もしくは d)次式II
で表わされる2−アミノピリミジンもしくは2−アミノ
トリアジンを場合により塩基の存在下、不活性有機溶媒
中で反応させることにより、もしくは d)次式II
【化23】 (式中 Rは前に定義されたものを表す。)で表わされ
る2−ピリジルスルフォンアミドと、次式VIII
る2−ピリジルスルフォンアミドと、次式VIII
【化24】 (式中 R2 およびEは前に定義されたものを表す。)
で表わされる2−ピリミジニルもしくは2−トリアジニ
ル−イソシアネートを場合により塩基の存在下で反応さ
せることにより製造される。変法a),b),c)およ
びd)は以下の反応式1
で表わされる2−ピリミジニルもしくは2−トリアジニ
ル−イソシアネートを場合により塩基の存在下で反応さ
せることにより製造される。変法a),b),c)およ
びd)は以下の反応式1
【化25】 で表わされる。変法a)ないしd)により式Iの化合物
を得るための反応は、有利には非プロトン性不活性有機
溶媒中で実施される。そのような溶媒は、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンまたはシクロヘキサンのような炭化水
素;ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロ
メタンまたはクロロベンゼンのような塩素化炭化水素;
ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒ
ドロフランまたはジオキサンのようなエーテル;アセト
ニトリルおよびプロピオニトリルのようなニトリル;ジ
メチルホルムアミド、ジエチルホルムアミドまたはN−
メチルピロリジノンのようなアミド;エチルエーテルの
ようなエーテルである。反応温度は、0°ないし+15
0℃であるのが好ましい。反応は通常発熱性ではない
か、または僅かに発熱性であり、そして+20℃ないし
+60℃の室温で実施できる。反応時間を短縮するため
にまたは反応を開始するために、反応混合物を沸点まで
短時間にわたり加熱するのは有利である。反応時間は、
反応触媒として塩基の触媒量または2当量まで添加する
ことによっても短縮できる。特に適当な塩基は、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、キヌクリジン、1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,5−ジ
アザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エンまたは1,
5−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−5−エン
もしくはピリジンおよび4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)−ピリジンのような第3アミンである。しかしなが
ら下記のようなのような無機の塩基を使用することも可
能である:水素化物、典型的には水素化ナトリウムまた
はカルシウム;水酸化ナトリウムまたは水酸化ナトリウ
ムのような水酸化物、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウ
ムのような炭酸塩、または重炭酸カリウムまたは重炭酸
ナトリウムのような重炭酸塩。
を得るための反応は、有利には非プロトン性不活性有機
溶媒中で実施される。そのような溶媒は、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンまたはシクロヘキサンのような炭化水
素;ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロ
メタンまたはクロロベンゼンのような塩素化炭化水素;
ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒ
ドロフランまたはジオキサンのようなエーテル;アセト
ニトリルおよびプロピオニトリルのようなニトリル;ジ
メチルホルムアミド、ジエチルホルムアミドまたはN−
メチルピロリジノンのようなアミド;エチルエーテルの
ようなエーテルである。反応温度は、0°ないし+15
0℃であるのが好ましい。反応は通常発熱性ではない
か、または僅かに発熱性であり、そして+20℃ないし
+60℃の室温で実施できる。反応時間を短縮するため
にまたは反応を開始するために、反応混合物を沸点まで
短時間にわたり加熱するのは有利である。反応時間は、
反応触媒として塩基の触媒量または2当量まで添加する
ことによっても短縮できる。特に適当な塩基は、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、キヌクリジン、1,4
−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1,5−ジ
アザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エンまたは1,
5−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−5−エン
もしくはピリジンおよび4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)−ピリジンのような第3アミンである。しかしなが
ら下記のようなのような無機の塩基を使用することも可
能である:水素化物、典型的には水素化ナトリウムまた
はカルシウム;水酸化ナトリウムまたは水酸化ナトリウ
ムのような水酸化物、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウ
ムのような炭酸塩、または重炭酸カリウムまたは重炭酸
ナトリウムのような重炭酸塩。
【0008】式Iの最終の生成物は、濃縮および/また
は溶媒の蒸発により単離できそしてそれらが容易に溶解
しない溶媒、例えば2N塩酸のような希釈された酸性溶
液、エーテル、エステル、芳香族炭化水素または塩素化
炭化水素溶液中で固体残渣を再結晶または磨り潰すこと
により精製できる。他の可能な式Iで表わされる化合物
の単離および精製方法は適当な溶媒もしくは溶媒混合
物、例えばエチルアセテート、ヘキサンもしくはテトラ
ヒドロフランを使用するシリカゲル上の(フラッシュ)
クロマトグラフィーである。
は溶媒の蒸発により単離できそしてそれらが容易に溶解
しない溶媒、例えば2N塩酸のような希釈された酸性溶
液、エーテル、エステル、芳香族炭化水素または塩素化
炭化水素溶液中で固体残渣を再結晶または磨り潰すこと
により精製できる。他の可能な式Iで表わされる化合物
の単離および精製方法は適当な溶媒もしくは溶媒混合
物、例えばエチルアセテート、ヘキサンもしくはテトラ
ヒドロフランを使用するシリカゲル上の(フラッシュ)
クロマトグラフィーである。
【0009】製造に必要とされる式II,III,I
V,V,Va,VI,VIIおよびVIIIで表わされ
る出発化合物は公知であるか、または公知の方法により
公知の化合物から通常製造されうる。式IIで表わされ
る2−ピリジルスルホンアミドの製造方法は、例えばE
P−A−0103543に開示されている。式IVの中
間体は対応する式IIで表わされるスルホンアミドから
公知の方法により製造されうる。該反応は、例えばEP
−A−0103543に開示されている。式III,V,
VaおよびVIII はの中間体はEP−A−010870
8に開示されている。
V,V,Va,VI,VIIおよびVIIIで表わされ
る出発化合物は公知であるか、または公知の方法により
公知の化合物から通常製造されうる。式IIで表わされ
る2−ピリジルスルホンアミドの製造方法は、例えばE
P−A−0103543に開示されている。式IVの中
間体は対応する式IIで表わされるスルホンアミドから
公知の方法により製造されうる。該反応は、例えばEP
−A−0103543に開示されている。式III,V,
VaおよびVIII はの中間体はEP−A−010870
8に開示されている。
【0010】式Iの化合物は合成によって得られるその
ままの形態で、または好ましくは製剤業界で慣用の補助
剤と共に使用され、公知の方法により例えば、乳剤原
液、直接噴霧可能な、又は希釈可能な溶液、希釈乳剤、
水和剤、水溶剤、粉剤、粒剤および例えば、ポリマー物
質中のカプセル化剤に処理される。噴霧、霧化、散粉、
散水又は注水のような適用法ならびに組成物のタイプ
は、目的とする対象および使用環境に依存して選ばれ
る。
ままの形態で、または好ましくは製剤業界で慣用の補助
剤と共に使用され、公知の方法により例えば、乳剤原
液、直接噴霧可能な、又は希釈可能な溶液、希釈乳剤、
水和剤、水溶剤、粉剤、粒剤および例えば、ポリマー物
質中のカプセル化剤に処理される。噴霧、霧化、散粉、
散水又は注水のような適用法ならびに組成物のタイプ
は、目的とする対象および使用環境に依存して選ばれ
る。
【0011】製剤、即ち式Iの化合物(有効成分)およ
び必要な場合には、1個またはそれ以上の固体又は液体
の補助剤からなる組成物、製剤または混合物は、公知の
方法により、例えば有効成分を溶媒、もしくは固体担体
のような補助剤と均質に混合および/又は摩砕すること
により製造される。また製剤の製造に表面活性化合物
(界面活性剤)を使用することも可能である。適当な溶
媒は次のものである:芳香族炭化水素、好ましくは炭素
原子数8ないし12の部分、例えばキシレン混合物また
はアルキル化ナフタレンのようなアルキルベンゼンの混
合物;パラフィン、シクロヘキサンまたはテトラヒドロ
ナフタレンのような脂肪族および脂環式炭化水素;エタ
ノール、プロパノールまたはブタノールのようなアルコ
ール;プロピレングリコールまたはジプロピレングリコ
ールエーテルのようなグリコール並びにそれらのエーテ
ルおよびエステル;シクロヘキサノン、イソホロンまた
はジアセトンアルコールのようなケトン;N−メチル−
2−ピロリドン、ジメチルスルホキシドのような強極性
溶媒または水;ナタネ油、ヒマシ油または大豆油のよう
な植物油、並びにそれらのエステル;適当な場合にはシ
リコン油。例えば粉剤および分散性粉末に使用できる固
体担体は通常、方解石、タルク、カオリン、モンモリロ
ナイトまたはアタパルジャイトのような天然鉱物であ
る。物性を改良するため、高分散ケイ酸または高分散吸
収性ポリマーを添加することもできる。適当な粒状化吸
着性担体は多孔性型のもので、例えば、軽石、破砕レン
ガ、セピオライトまたはベントナイトであり、また方解
石または砂のような非吸収性担体である。さらに非常に
多くの粒状化した無機質または有機質の物質、特にドロ
マイトまたは粉状化植物残骸が使用されうる。製剤され
た式Iで表わされる有効成分の性質により、または他の
殺虫剤または殺ダニ剤とのそれらの組み合わせにより、
適する界面活性化合物は、良好な乳化、分散および水和
性を有する非イオン性、陽イオン性および/又は陰イオ
ン性界面活性剤である。界面活性剤はまた界面活性剤の
混合物も意味するものと理解される。いわゆる水溶性石
ケンと水溶性合成界面活性化合物の両方は適当なアニオ
ン性界面活性剤であり得る。適当な石ケンは高級脂肪酸
(C10−C22)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、または未置換または置換のアンモニウム塩、例えば
オレイン酸またはステアリン酸、あるいは例えばココナ
ッツ油または獣脂から得られる天然脂肪酸混合物のナト
リウムまたはカリウム塩である。別の適当な界面活性剤
は、脂肪酸メチルラウリン塩もまた注目されてよい。し
かしながら、いわゆる合成界面活性剤は、しばしば使用
され、特に脂肪族スルホネート、脂肪族スルフェート、
スルホン化ベンズイミダゾール誘導体またはアルキルア
リールスルホネートが使用される。脂肪族スルホネート
または脂肪族スルフェートは一般に、アルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩、または未置換または置換のアンモ
ニウム塩の形態であり、アシル基のアルキル部分をも含
む炭素原子数8ないし22のアルキル基を含み、例え
ば、リグノスルホン酸、ドデシルサルフェートまたは天
然脂肪酸から得られる脂肪族サルフェートの混合物のナ
トリウムたはカルシウム塩である。これらの化合物はま
た、硫酸エステルの塩、及び脂肪酸アルコール/エチレ
ンオキシド付加物のスルホン酸の塩も包含する。スルホ
ン化ベンズイミダゾール誘導体は、好ましくは二つのス
ルホン酸基と8ないし22の炭素原子を含む一つの脂肪
酸基とを含む。アルキルアリールスルホネートの例は、
ドデシルベンゼンスルホン酸、ジブチルナフタレンスル
ホン酸またはナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド
縮合物のナトリウム、カルシウムまたはトリエタノール
アミン塩である。他の適当なものは、対応するホスフェ
ート、例えば、p−ノニルフェノールとの4ないし14
モルのエチレンオキシドのリン酸化付加物の塩である。
非イオン性界面活性剤は好ましくは、脂肪族または脂環
式アルコール、または飽和または不飽和脂肪酸およびア
ルキルフェノールのポリグリコール・エーテル誘導体で
あり、該誘導体は3ないし30個のグリコール・エーテ
ル基、及び(脂肪族)炭化水素部分に8ないし20個の
炭素原子、そしてアルキルフェノールのアルキル部分に
6ないし18個の炭素原子を含む。他の適当な非イオン
性界面活性剤はポリエチレンオキシドとポリプロピレン
グリコール、エチレンジアミノポリプロピレングリコー
ルおよびアルキル鎖中に1ないし10個の炭素原子を含
むアルキルポリプロピレングリコールとの水溶性付加物
であり、その付加物は20ないし250個のエチレング
リコールエーテル基、及び10ないし100個のプロピ
レングリコールエーテル基を含む。上記の化合物は通
常、プロピレングリコール単位当たり1ないし5のエチ
レングリコール単位を含む。非イオン性界面活性剤の例
は、ノニルフェノール−ポリエトキシエタノール、ヒマ
シ油のポリグリコールエーテル、ポリプロピレン/ポリ
エチレン・オキシド付加物、トリブチルフェノキシポリ
エトキシエタノール、ポリエチレン・グリコール及びオ
クチルフェノキシポリエトキシエタノールである。ポリ
オキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステル、例えばポ
リオキシエチレンソルビタントリオレートも適当な非イ
オン性界面活性剤である。カチオン性界面活性剤は、N
−置換基として少なくとも一つの炭素原子数8ないし2
2のアルキル基と、他の置換基として未置換のまたはハ
ロゲン化された低級アルキル基、ベンジル基または低級
ヒドロキシアルキル基とを含む第四アンモニウム塩であ
る。塩は好ましくはハライド、メチルスルフェートまた
はエチルスルフェート、例えば、ステアリルトリメチル
アンモニウムクロライドまたはベンジルジ(2−クロロ
エチル)エチルアンモニウムブロマイドの形態が好まし
い。製剤業界で慣用の界面活性剤はいわゆる、以下の文
献に記載されている。 −”マクカッチャンズの洗浄剤と乳化剤年報(Mc Cutch
eon's Detergents and Emulsifiers Annual ),マック
出版社、ニュージャージー州、グレン ロック在、19
88年; −エム アンド ジェー.アシュ著、”界面活性剤辞典
(Encyclopedia of Surfactants )”1〜3巻、ケミカ
ル出版社、ニューヨーク、1980-1981 年; −ヘルムト スタック(Dr. Helmut Stache)著、”界面
活性剤便覧(Tensid-Taschenbuch)[Surfactant Guide]
、カール ハルザー−フェラーク、ミューニッヒ/フ
ィェナ(Carl Hauser-Verlag, Munich/Vienna) 、1981
年。
び必要な場合には、1個またはそれ以上の固体又は液体
の補助剤からなる組成物、製剤または混合物は、公知の
方法により、例えば有効成分を溶媒、もしくは固体担体
のような補助剤と均質に混合および/又は摩砕すること
により製造される。また製剤の製造に表面活性化合物
(界面活性剤)を使用することも可能である。適当な溶
媒は次のものである:芳香族炭化水素、好ましくは炭素
原子数8ないし12の部分、例えばキシレン混合物また
はアルキル化ナフタレンのようなアルキルベンゼンの混
合物;パラフィン、シクロヘキサンまたはテトラヒドロ
ナフタレンのような脂肪族および脂環式炭化水素;エタ
ノール、プロパノールまたはブタノールのようなアルコ
ール;プロピレングリコールまたはジプロピレングリコ
ールエーテルのようなグリコール並びにそれらのエーテ
ルおよびエステル;シクロヘキサノン、イソホロンまた
はジアセトンアルコールのようなケトン;N−メチル−
2−ピロリドン、ジメチルスルホキシドのような強極性
溶媒または水;ナタネ油、ヒマシ油または大豆油のよう
な植物油、並びにそれらのエステル;適当な場合にはシ
リコン油。例えば粉剤および分散性粉末に使用できる固
体担体は通常、方解石、タルク、カオリン、モンモリロ
ナイトまたはアタパルジャイトのような天然鉱物であ
る。物性を改良するため、高分散ケイ酸または高分散吸
収性ポリマーを添加することもできる。適当な粒状化吸
着性担体は多孔性型のもので、例えば、軽石、破砕レン
ガ、セピオライトまたはベントナイトであり、また方解
石または砂のような非吸収性担体である。さらに非常に
多くの粒状化した無機質または有機質の物質、特にドロ
マイトまたは粉状化植物残骸が使用されうる。製剤され
た式Iで表わされる有効成分の性質により、または他の
殺虫剤または殺ダニ剤とのそれらの組み合わせにより、
適する界面活性化合物は、良好な乳化、分散および水和
性を有する非イオン性、陽イオン性および/又は陰イオ
ン性界面活性剤である。界面活性剤はまた界面活性剤の
混合物も意味するものと理解される。いわゆる水溶性石
ケンと水溶性合成界面活性化合物の両方は適当なアニオ
ン性界面活性剤であり得る。適当な石ケンは高級脂肪酸
(C10−C22)のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、または未置換または置換のアンモニウム塩、例えば
オレイン酸またはステアリン酸、あるいは例えばココナ
ッツ油または獣脂から得られる天然脂肪酸混合物のナト
リウムまたはカリウム塩である。別の適当な界面活性剤
は、脂肪酸メチルラウリン塩もまた注目されてよい。し
かしながら、いわゆる合成界面活性剤は、しばしば使用
され、特に脂肪族スルホネート、脂肪族スルフェート、
スルホン化ベンズイミダゾール誘導体またはアルキルア
リールスルホネートが使用される。脂肪族スルホネート
または脂肪族スルフェートは一般に、アルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩、または未置換または置換のアンモ
ニウム塩の形態であり、アシル基のアルキル部分をも含
む炭素原子数8ないし22のアルキル基を含み、例え
ば、リグノスルホン酸、ドデシルサルフェートまたは天
然脂肪酸から得られる脂肪族サルフェートの混合物のナ
トリウムたはカルシウム塩である。これらの化合物はま
た、硫酸エステルの塩、及び脂肪酸アルコール/エチレ
ンオキシド付加物のスルホン酸の塩も包含する。スルホ
ン化ベンズイミダゾール誘導体は、好ましくは二つのス
ルホン酸基と8ないし22の炭素原子を含む一つの脂肪
酸基とを含む。アルキルアリールスルホネートの例は、
ドデシルベンゼンスルホン酸、ジブチルナフタレンスル
ホン酸またはナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド
縮合物のナトリウム、カルシウムまたはトリエタノール
アミン塩である。他の適当なものは、対応するホスフェ
ート、例えば、p−ノニルフェノールとの4ないし14
モルのエチレンオキシドのリン酸化付加物の塩である。
非イオン性界面活性剤は好ましくは、脂肪族または脂環
式アルコール、または飽和または不飽和脂肪酸およびア
ルキルフェノールのポリグリコール・エーテル誘導体で
あり、該誘導体は3ないし30個のグリコール・エーテ
ル基、及び(脂肪族)炭化水素部分に8ないし20個の
炭素原子、そしてアルキルフェノールのアルキル部分に
6ないし18個の炭素原子を含む。他の適当な非イオン
性界面活性剤はポリエチレンオキシドとポリプロピレン
グリコール、エチレンジアミノポリプロピレングリコー
ルおよびアルキル鎖中に1ないし10個の炭素原子を含
むアルキルポリプロピレングリコールとの水溶性付加物
であり、その付加物は20ないし250個のエチレング
リコールエーテル基、及び10ないし100個のプロピ
レングリコールエーテル基を含む。上記の化合物は通
常、プロピレングリコール単位当たり1ないし5のエチ
レングリコール単位を含む。非イオン性界面活性剤の例
は、ノニルフェノール−ポリエトキシエタノール、ヒマ
シ油のポリグリコールエーテル、ポリプロピレン/ポリ
エチレン・オキシド付加物、トリブチルフェノキシポリ
エトキシエタノール、ポリエチレン・グリコール及びオ
クチルフェノキシポリエトキシエタノールである。ポリ
オキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステル、例えばポ
リオキシエチレンソルビタントリオレートも適当な非イ
オン性界面活性剤である。カチオン性界面活性剤は、N
−置換基として少なくとも一つの炭素原子数8ないし2
2のアルキル基と、他の置換基として未置換のまたはハ
ロゲン化された低級アルキル基、ベンジル基または低級
ヒドロキシアルキル基とを含む第四アンモニウム塩であ
る。塩は好ましくはハライド、メチルスルフェートまた
はエチルスルフェート、例えば、ステアリルトリメチル
アンモニウムクロライドまたはベンジルジ(2−クロロ
エチル)エチルアンモニウムブロマイドの形態が好まし
い。製剤業界で慣用の界面活性剤はいわゆる、以下の文
献に記載されている。 −”マクカッチャンズの洗浄剤と乳化剤年報(Mc Cutch
eon's Detergents and Emulsifiers Annual ),マック
出版社、ニュージャージー州、グレン ロック在、19
88年; −エム アンド ジェー.アシュ著、”界面活性剤辞典
(Encyclopedia of Surfactants )”1〜3巻、ケミカ
ル出版社、ニューヨーク、1980-1981 年; −ヘルムト スタック(Dr. Helmut Stache)著、”界面
活性剤便覧(Tensid-Taschenbuch)[Surfactant Guide]
、カール ハルザー−フェラーク、ミューニッヒ/フ
ィェナ(Carl Hauser-Verlag, Munich/Vienna) 、1981
年。
【0012】通常、農薬製剤は式Iの化合物0.1ない
し99%、好ましくは0.1ないし95%、固体または
液体補助剤1ないし99%、および界面活性剤0ないし
25%、好ましくは0.1ないし25%を含む。しか
し、使用者は一般に希釈した組成物を使用するので、市
販の製品としてはむしろ濃縮した組成物が好ましい。組
成物は特別な効果を発揮するために安定剤、例えば、エ
ポキシ化されているか、またはされていない植物油(エ
ポキシ化ココナッツ油、ナタネ油または大豆油)、消泡
剤、例えば、シリコン油、防腐剤、粘度調節剤、結合
剤、粘着付与剤並びに肥料のような他の補助剤、または
他の有効物質を含むこともできる。
し99%、好ましくは0.1ないし95%、固体または
液体補助剤1ないし99%、および界面活性剤0ないし
25%、好ましくは0.1ないし25%を含む。しか
し、使用者は一般に希釈した組成物を使用するので、市
販の製品としてはむしろ濃縮した組成物が好ましい。組
成物は特別な効果を発揮するために安定剤、例えば、エ
ポキシ化されているか、またはされていない植物油(エ
ポキシ化ココナッツ油、ナタネ油または大豆油)、消泡
剤、例えば、シリコン油、防腐剤、粘度調節剤、結合
剤、粘着付与剤並びに肥料のような他の補助剤、または
他の有効物質を含むこともできる。
【0013】好ましい製剤は、特に、以下の組成物を含
む(%=重量パーセント)。乳剤原液: 有効成分 1ないし90%、好ましくは5ないし5
0% 界面活性剤 5ないし30%、好ましくは10ないし
20% 液体担体 15ないし94%、好ましくは70ない
し85%粉剤: 有効成分 0.1ないし50%、好ましくは0.1
ないし5% 固体担体 99.9ないし90%、好ましくは9
9.9ないし99%懸濁原液: 有効成分 5ないし75%、好ましくは10ないし
50% 水 94ないし24%、好ましくは88ない
し30% 界面活性剤 1ないし40%、好ましくは2ないし3
0%水和剤: 有効成分 0.5ないし90%、好ましくは1ない
し80% 界面活性剤 0.5ないし20%、好ましくは1ない
し15% 固体担体 5ないし95%、好ましくは15ないし
90%粒剤: 有効成分 0.1ないし30%、好ましくは0.1
ないし15% 固体担体材料 99.5ないし70%、好ましくは97
ないし85% 一般に、式Iの化合物は、通常、0.001ないし2k
g/ha、好ましくは0.005ないし1kg/haの
施用量で成功裏に使用される。
む(%=重量パーセント)。乳剤原液: 有効成分 1ないし90%、好ましくは5ないし5
0% 界面活性剤 5ないし30%、好ましくは10ないし
20% 液体担体 15ないし94%、好ましくは70ない
し85%粉剤: 有効成分 0.1ないし50%、好ましくは0.1
ないし5% 固体担体 99.9ないし90%、好ましくは9
9.9ないし99%懸濁原液: 有効成分 5ないし75%、好ましくは10ないし
50% 水 94ないし24%、好ましくは88ない
し30% 界面活性剤 1ないし40%、好ましくは2ないし3
0%水和剤: 有効成分 0.5ないし90%、好ましくは1ない
し80% 界面活性剤 0.5ないし20%、好ましくは1ない
し15% 固体担体 5ないし95%、好ましくは15ないし
90%粒剤: 有効成分 0.1ないし30%、好ましくは0.1
ないし15% 固体担体材料 99.5ないし70%、好ましくは97
ないし85% 一般に、式Iの化合物は、通常、0.001ないし2k
g/ha、好ましくは0.005ないし1kg/haの
施用量で成功裏に使用される。
【0014】望ましい作用に必要な濃度は試験によって
確認できる。その濃度は、作用の型、栽培植物および雑
草の生長段階、並びに適用法(場所、時期、方法)に依
存し、そしてこれらのパラメータを考慮に入れて広い範
囲内で変化できる。式Iの化合物は優れた生長抑制およ
び除草活性を持ち、それは有用な植物の作物、特に穀物
類,棉,大豆、ナタネ、トウモロコシ及びイネの作物に
使用するのに卓越して適当である。その優れた除草活性
に加えて、式Iの化合物は生分解し易い。
確認できる。その濃度は、作用の型、栽培植物および雑
草の生長段階、並びに適用法(場所、時期、方法)に依
存し、そしてこれらのパラメータを考慮に入れて広い範
囲内で変化できる。式Iの化合物は優れた生長抑制およ
び除草活性を持ち、それは有用な植物の作物、特に穀物
類,棉,大豆、ナタネ、トウモロコシ及びイネの作物に
使用するのに卓越して適当である。その優れた除草活性
に加えて、式Iの化合物は生分解し易い。
【0015】以下の実施例は本発明を詳細に説明するも
のであり、発明の範囲を限定するものではない。実施例: 実施例P1:N−(3−ジフルオロメトキシピリジン−2
−スルフォニル)−N’−(4−シクロプロピル−6−
エトキシ−トリアジン−2−イル)−尿素(化合物.N
o.1.001)
のであり、発明の範囲を限定するものではない。実施例: 実施例P1:N−(3−ジフルオロメトキシピリジン−2
−スルフォニル)−N’−(4−シクロプロピル−6−
エトキシ−トリアジン−2−イル)−尿素(化合物.N
o.1.001)
【化26】 1,5−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデカ−5−
エン1.63ml続いてN−(4−シクロプロピル−6
−エトキシ−トリアジン−2−イル)−フェニルカルバ
メート3.15gを40ml中の3−ジフルオロ−メト
キシピリジン−2−イル−スルフォンアミド2.24g
溶液に添加する。反応混合物を室温に於いて45分間攪
拌しそしてロータリーエバポレーターを使用して濃縮す
る。油状残渣を2N塩酸8mlと共に粉砕し、そして水
10mlにより希釈する。結晶物質をろ過し、水および
ジエチルエーテルで洗浄しそして乾燥し、融点144−
145℃のN−(3−ジフルオロメトキシピリジン−2
−スルフォニル)−N' −(4−シクロプロピル−6−
エトキシ−トリアジン−2−イル)−尿素4.05gを
得る。以下の表1に示される式Iで表わされる化合物が
類似する方法により製造される。
エン1.63ml続いてN−(4−シクロプロピル−6
−エトキシ−トリアジン−2−イル)−フェニルカルバ
メート3.15gを40ml中の3−ジフルオロ−メト
キシピリジン−2−イル−スルフォンアミド2.24g
溶液に添加する。反応混合物を室温に於いて45分間攪
拌しそしてロータリーエバポレーターを使用して濃縮す
る。油状残渣を2N塩酸8mlと共に粉砕し、そして水
10mlにより希釈する。結晶物質をろ過し、水および
ジエチルエーテルで洗浄しそして乾燥し、融点144−
145℃のN−(3−ジフルオロメトキシピリジン−2
−スルフォニル)−N' −(4−シクロプロピル−6−
エトキシ−トリアジン−2−イル)−尿素4.05gを
得る。以下の表1に示される式Iで表わされる化合物が
類似する方法により製造される。
【化27】 式Iの化合物のための製剤例(%は重量による。) F1:乳剤原液 a) b) c) d) 第1表の化合物 5% 10% 25% 50% カルシウムドデシルベンゼンスルフォネート 6% 8% 6 8% ヒマシ油のポリグリシジルエーテル 4% - 4% 4% ( エチレンオキサイド36mol) オクチルフェノールポリ - 4% - 2% グリコールエーテル(エチレン オキサイド 7〜8モル) シクロヘキサノン - - 10% 20% 炭素原子数9ないし12の 85% 78% 55% 16% 芳香族炭化水素混合物 所望される濃度の乳化剤は該原液を水により希釈するこ
とにより得られうる。F2:溶液 a) b) c) d) 第1表の化合物 5% 10% 50% 90% ジプロピレングリコールメチルエーテル - 20% 20% - ポリエチレングリコール(mol.wt.400) 20% 10% - - N−メチル-2- ピロリドン - - 30% 10% 炭素原子数9ないし12の 75% 60% - - 芳香族炭化水素混合物 これらの溶液はマイクロドロップの形成に於ける操作に
適する。F3:水和剤 a) b) c) d) 第1表の化合物 1% 5% 25% 50% リグノスルホン酸ナトリウム 3% 4% - 3% ラウリル硫酸ナトリウム - - 3% 1% ジイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム - 3% 6% 5% オクチルフェノールポリ グリコールエーテル(エチレン オキサイド 7〜8モル) 2% 1% - - 高分散珪酸 2% 2% 5% 5% カオリン 42% 35% 61% 36% 食塩 50% 50% - - 有効成分を助剤と完全に混合し、この混合物を適当なミ
ル中で完全に摩砕する。水で希釈することにより所望の
濃度の懸濁液を得ることのできる水和剤が得られる。F4:被覆粒剤 a) b) c) 第1表の化合物 0.1% 5% 15% 高度分散珪酸 0.9% 2% 2% 無機担体 99.0% 93% 83% (直径0.1−1mm) 例えばCaCO3 もしくはSiO2 有効成分はメチレンクロライド中に溶解されそしてキャ
リアーに噴射される、そして溶媒は真空に於いて蒸発さ
れる。F5:被覆粒剤 a) b) c) 第1表の化合物 0.1% 5% 15% ポリエチレングリコール(mol.wt.400) 1.0% 2% 3% 高度に分散した珪酸 0.9% 1% 2% 無機担体 99.0% 93% 83% (直径0.1−1mm) 例えばCaCO3 もしくはSiO2 細かく粉砕された有効成分がポリエチレングリコールに
より湿らされたキャリアーに対して使用される。粉剤を
被覆しない粒剤がこの方法により得られる。F6.押し出し粒剤 表4 a) b) c) d) 第1表ないし第3表の化合物 0.1% 3% 5% 15% リグノスルホン酸ナトリウム 1.5% 2% 3% 4% カルボキシメチルセルロース 1.4% 2% 2% 2% カオリン 97.0% 93% 90% 79% 有効成分を助剤と混合し、その混合物を水で湿らす。こ
の混合物を押し出し次いで空気流中乾燥する。 有効成分を担体と均一に混合することにより、そのまま
使用しうる粉剤を得る。F8.懸濁原液 a) b) c) d) 第1表の化合物 3% 10% 25% 50% エチレングリコール 5% 5% 5% 5% ノニルフェノールポリエチレン グリコールエーテル (エチレンオキシド 15モル) - 1% 2% 1% リグノスルホン酸ナトリウム 3% 3% 4% 5% カルボキシメチルセルロース 1% 1% 1% 1% 37%水性ホルムアルデヒド溶液 0.2% 0.2% 0.2% 0.2% 75%水性乳濁液のシリコーン油 0.8% 0.8% 0.8% 0.8% 水 87% 79% 62% 38% 細かく粉砕した有効成分を助剤と均一に混合し、水との
希釈により所望の濃度の懸濁液が得られる懸濁原液を得
る。
とにより得られうる。F2:溶液 a) b) c) d) 第1表の化合物 5% 10% 50% 90% ジプロピレングリコールメチルエーテル - 20% 20% - ポリエチレングリコール(mol.wt.400) 20% 10% - - N−メチル-2- ピロリドン - - 30% 10% 炭素原子数9ないし12の 75% 60% - - 芳香族炭化水素混合物 これらの溶液はマイクロドロップの形成に於ける操作に
適する。F3:水和剤 a) b) c) d) 第1表の化合物 1% 5% 25% 50% リグノスルホン酸ナトリウム 3% 4% - 3% ラウリル硫酸ナトリウム - - 3% 1% ジイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム - 3% 6% 5% オクチルフェノールポリ グリコールエーテル(エチレン オキサイド 7〜8モル) 2% 1% - - 高分散珪酸 2% 2% 5% 5% カオリン 42% 35% 61% 36% 食塩 50% 50% - - 有効成分を助剤と完全に混合し、この混合物を適当なミ
ル中で完全に摩砕する。水で希釈することにより所望の
濃度の懸濁液を得ることのできる水和剤が得られる。F4:被覆粒剤 a) b) c) 第1表の化合物 0.1% 5% 15% 高度分散珪酸 0.9% 2% 2% 無機担体 99.0% 93% 83% (直径0.1−1mm) 例えばCaCO3 もしくはSiO2 有効成分はメチレンクロライド中に溶解されそしてキャ
リアーに噴射される、そして溶媒は真空に於いて蒸発さ
れる。F5:被覆粒剤 a) b) c) 第1表の化合物 0.1% 5% 15% ポリエチレングリコール(mol.wt.400) 1.0% 2% 3% 高度に分散した珪酸 0.9% 1% 2% 無機担体 99.0% 93% 83% (直径0.1−1mm) 例えばCaCO3 もしくはSiO2 細かく粉砕された有効成分がポリエチレングリコールに
より湿らされたキャリアーに対して使用される。粉剤を
被覆しない粒剤がこの方法により得られる。F6.押し出し粒剤 表4 a) b) c) d) 第1表ないし第3表の化合物 0.1% 3% 5% 15% リグノスルホン酸ナトリウム 1.5% 2% 3% 4% カルボキシメチルセルロース 1.4% 2% 2% 2% カオリン 97.0% 93% 90% 79% 有効成分を助剤と混合し、その混合物を水で湿らす。こ
の混合物を押し出し次いで空気流中乾燥する。 有効成分を担体と均一に混合することにより、そのまま
使用しうる粉剤を得る。F8.懸濁原液 a) b) c) d) 第1表の化合物 3% 10% 25% 50% エチレングリコール 5% 5% 5% 5% ノニルフェノールポリエチレン グリコールエーテル (エチレンオキシド 15モル) - 1% 2% 1% リグノスルホン酸ナトリウム 3% 3% 4% 5% カルボキシメチルセルロース 1% 1% 1% 1% 37%水性ホルムアルデヒド溶液 0.2% 0.2% 0.2% 0.2% 75%水性乳濁液のシリコーン油 0.8% 0.8% 0.8% 0.8% 水 87% 79% 62% 38% 細かく粉砕した有効成分を助剤と均一に混合し、水との
希釈により所望の濃度の懸濁液が得られる懸濁原液を得
る。
【0016】生物試験例 実施例B1:植物の発芽前の除草作用 プラスチックスの鉢を、膨張させたバーミキュライト
(密度:0.135g/cm3 、水吸着容量:565g
/l)で満たす。非吸着性バーミキュライトを70pp
mの濃度で有効成分を含む25%の水和剤組成物(実施
例F3C)から精製された脱イオン水中の水性エマルジ
ョンで飽和した後、以下の植物の種をその表面に播く:
アブラナ科の一種(Nasurtium officinalis)、イネ科の
一種(Agrostis tenuis) 、ハコベ(Stellaria media) 及
びシバの一種(Digitaria sanguinalis) 。 試験容器を
引続き、20℃、約20kluxの照度および70%の
相対大気湿度で制御された環境のキャビネット中に保
つ。4ないし5日の発芽時期に、鉢は局所的な大気湿度
を増すため、透明な材料で覆われ、そして脱塩水が注が
れる。5日後、0.5%の市販の液体肥料を灌漑水に加
える。播種12日後、試験は評価され、試験植物の作用
は以下の尺度を使って評価される。 1:植物が発芽しないか、または完全に枯れる 2−3:強力な作用 4−6:中位の作用 7−8:弱い作用 9:作用なし(未処理の対照物と同様) 表1の化合物はこの試験に於いて良好な除草作用を示し
た。良好な除草作用の例は表B1に示される。 表B1:発芽前の作用 ─────────────────────────────────── 試験植物 濃度 アブラナ科 イネ科 ハコベ シバ 〔μg/葉〕 Nasturtium Agrostis Stellaria Digitaria 化合物 ─────────────────────────────────── 1.001 100 3 2 3 3 1.002 100 3 5 3 5 1.004 100 3 2 2 2 同様の結果は、実施例F1、F2およびF4ないしF8
に従って式Iで表わされる化合物を製剤することによっ
ても得られる。実施例B2:発芽後の除草作用 (接触除草剤) 一子葉および二子葉の試験植物は温室に於いて標準土を
含むプラスチック容器中で生育される、そして4ないし
6葉期段階に於いて、ヘクタールあたり有効成分8−5
00gの投与濃度で実施例F6に従って調製した試験化
合物の水性分散液を噴霧する。植物を24−26℃およ
び相対大気湿度45−60%に保つ。試験を処理15日
後に評価する。約18日後、除草作用を9段階指標(1
=完全に枯らす、9=作用無し)を使用して、未処理の
対照群と比較して評価される。1ないし4の指数(特に
1ないし3)はたいへん良好な除草作用を示す。6ない
し9の指数(特に7ないし9)は良好な耐性(特に穀物
植物の場合)を示す。この試験で、式Iの化合物は強力
な除草作用を示す。同様の結果は、実施例F1ないしF
5とF7に従って式Iの化合物を製剤することによって
も得られる。
(密度:0.135g/cm3 、水吸着容量:565g
/l)で満たす。非吸着性バーミキュライトを70pp
mの濃度で有効成分を含む25%の水和剤組成物(実施
例F3C)から精製された脱イオン水中の水性エマルジ
ョンで飽和した後、以下の植物の種をその表面に播く:
アブラナ科の一種(Nasurtium officinalis)、イネ科の
一種(Agrostis tenuis) 、ハコベ(Stellaria media) 及
びシバの一種(Digitaria sanguinalis) 。 試験容器を
引続き、20℃、約20kluxの照度および70%の
相対大気湿度で制御された環境のキャビネット中に保
つ。4ないし5日の発芽時期に、鉢は局所的な大気湿度
を増すため、透明な材料で覆われ、そして脱塩水が注が
れる。5日後、0.5%の市販の液体肥料を灌漑水に加
える。播種12日後、試験は評価され、試験植物の作用
は以下の尺度を使って評価される。 1:植物が発芽しないか、または完全に枯れる 2−3:強力な作用 4−6:中位の作用 7−8:弱い作用 9:作用なし(未処理の対照物と同様) 表1の化合物はこの試験に於いて良好な除草作用を示し
た。良好な除草作用の例は表B1に示される。 表B1:発芽前の作用 ─────────────────────────────────── 試験植物 濃度 アブラナ科 イネ科 ハコベ シバ 〔μg/葉〕 Nasturtium Agrostis Stellaria Digitaria 化合物 ─────────────────────────────────── 1.001 100 3 2 3 3 1.002 100 3 5 3 5 1.004 100 3 2 2 2 同様の結果は、実施例F1、F2およびF4ないしF8
に従って式Iで表わされる化合物を製剤することによっ
ても得られる。実施例B2:発芽後の除草作用 (接触除草剤) 一子葉および二子葉の試験植物は温室に於いて標準土を
含むプラスチック容器中で生育される、そして4ないし
6葉期段階に於いて、ヘクタールあたり有効成分8−5
00gの投与濃度で実施例F6に従って調製した試験化
合物の水性分散液を噴霧する。植物を24−26℃およ
び相対大気湿度45−60%に保つ。試験を処理15日
後に評価する。約18日後、除草作用を9段階指標(1
=完全に枯らす、9=作用無し)を使用して、未処理の
対照群と比較して評価される。1ないし4の指数(特に
1ないし3)はたいへん良好な除草作用を示す。6ない
し9の指数(特に7ないし9)は良好な耐性(特に穀物
植物の場合)を示す。この試験で、式Iの化合物は強力
な除草作用を示す。同様の結果は、実施例F1ないしF
5とF7に従って式Iの化合物を製剤することによって
も得られる。
Claims (13)
- 【請求項1】次式I: 【化1】 (式中、RおよびR1 は各々独立して水素原子もしくは
メチル基を表し、;R2 はメチル基、メトキシ基もしく
はエトキシ基を表し;およびEは窒素原子もしくはメチ
ン基を表す。)で表わされる化合物もしくは農薬的に容
性のある該化合物の塩。 - 【請求項2】Eがメチン基である式Iで表わされる請求
項1記載の化合物。 - 【請求項3】次式Ia 【化2】 (式中、RおよびR1 が請求項1に於いて定義されたも
のを表す。)で表わされる請求項1記載の化合物。 - 【請求項4】Rが6の位置で結合している式Iで表わさ
れる請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】次式Ib 【化3】 で表わされる請求項1または請求項3のいずれかに記載
の化合物。 - 【請求項6】a)次式II 【化4】 (式中 Rは請求項1に於いて定義されたものと同じも
のを表す。)で表わされる2−ピリジルスルフォンアミ
ドと次式III 【化5】 (式中 R1 、R2 およびEは請求項1に於いて定義さ
れたものを表し、およびR3 はフェニル基もしくは4−
トリル基を表す。)で表わされるN−2−ピリミジニル
−もしくはN−2−トリアジニル−カルバメイトを塩基
存在下に於いて反応させることからなる、もしくはb)
次式IV 【化6】 〔式中 Rは前に定義されたものでありおよびAは次式 【化7】 もしくはO=C=N−(式中 R3 は前に定義されたも
のを表す。)で表わされる。〕で表わされる2−ピリジ
ルスルフォンアミドと、次式 【化8】 (式中 R1 、R2 およびEは前に定義されたものを表
す。)で表わされる2−アミノピリミジンもしくは2−
アミノトリアジンを場合により塩基の存在下で反応させ
ることからなる、もしくは c)次式VI 【化9】 (式中 Rは前に定義されたものを表す。)で表わされ
る2−ピリジルスルフォニルクロライドと次式VII O=C=N- M+ (VII) (式中 M+ はアンモニウム、フォスフォニウム、スル
フォニウムもしくはアルカリ金属カチオンを表す。)で
表わされる金属シアネートおよび次式Va 【化10】 (式中 R2 およびEは前に定義されたものを表す。)
で表わされる2−アミノピリミジンもしくは2−アミノ
トリアジンを場合により塩基の存在下、不活性有機溶媒
中で反応させることからなる、もしくはd)次式II 【化11】 (式中 Rは前に定義されたものを表す。)で表わされ
る2−ピリジルスルフォンアミドと、次式VIII 【化12】 (式中 R2 およびEは前に定義されたものを表す。)
で表わされる2−ピリミジニル−もしくは2−トリアジ
ニル−イソシアネートを場合により塩基の存在下で反応
させることからなる、請求項1記載の式Iで表わされる
化合物の製造方法。 - 【請求項7】請求項1記載の式Iで表わされる化合物か
らなる除草性組成物。 - 【請求項8】請求項1記載の式Iで表わされる化合物
0.1%ないし95%、固体もしくは液体補助剤1ない
し99%および界面活性剤0ないし25%、好ましくは
0.1ないし25%からなる請求項7記載の組成物。 - 【請求項9】望ましくない植物の生長を防除する方法で
あって;請求項1記載の式Iで表わされる化合物または
そのような化合物を含有する組成物の除草的に有効な量
を、該植物またはその生育箇所に適用することからなる
方法。 - 【請求項10】式Iの化合物をヘクタール当り0.00
1ないし2kgの量を使用する請求項9記載の方法。 - 【請求項11】有用な植物、特に穀物、棉、大豆、トウ
モロコシ、稲およびとりわけ西洋アブラナの作物中に於
ける雑草の発芽前または発芽後の選択的防除のための請
求項9記載の方法。 - 【請求項12】有用な植物、特に穀物、棉、大豆、トウ
モロコシ、稲およびとりわけ西洋アブラナの作物中に於
ける雑草の発芽前または発芽後の選択的防除のために請
求項1記載の式Iで表わされる化合物を使用する方法。 - 【請求項13】有用な植物、特に穀物、棉、大豆、トウ
モロコシ、稲およびとりわけ西洋アブラナの作物中に於
ける雑草の発芽前または発芽後の選択的防除のための請
求項7記載の組成物の使用。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH2402/92-7 | 1992-07-30 | ||
CH240292 | 1992-07-30 | ||
CH313/93-5 | 1993-02-02 | ||
CH31393 | 1993-02-02 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06199839A true JPH06199839A (ja) | 1994-07-19 |
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ID=25684199
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5208782A Pending JPH06199839A (ja) | 1992-07-30 | 1993-07-30 | 新規ピリジルスルホニル尿素 |
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US (1) | US5407900A (ja) |
EP (1) | EP0581738A1 (ja) |
JP (1) | JPH06199839A (ja) |
CA (1) | CA2101491A1 (ja) |
IL (1) | IL106528A0 (ja) |
LV (1) | LV10772A (ja) |
MD (1) | MD930046A (ja) |
PL (1) | PL299869A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001062292A1 (fr) | 2000-02-22 | 2001-08-30 | Suntory Limited | Medicaments preventifs ou therapeutiques pour traiter la fibrose et contenant des inhibiteurs de chymase comme ingredients actifs |
JP2008069142A (ja) * | 2006-08-16 | 2008-03-27 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 水性懸濁状除草剤組成物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5403814A (en) * | 1991-03-25 | 1995-04-04 | Ciba-Geigy Corporation | Sulfonylureas |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4544401A (en) * | 1979-10-22 | 1985-10-01 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Agricultural pyridinesulfonamides |
DK455480A (da) * | 1979-11-30 | 1981-05-31 | Du Pont | Fremgangsmaade til fremstilling af herbicide n- (substituerede heterocycliske aminocarbonyl)-aromatiske sulfonamider |
US4579583A (en) * | 1982-09-08 | 1986-04-01 | Ciba-Geigy Corporation | Novel sulfonylureas |
US4515626A (en) * | 1982-10-06 | 1985-05-07 | Ciba Geigy Corporation | N-(Cyclopropyl-triazinyl-n'-(arylsulfonyl) ureas having herbicidal activity |
US4546179A (en) * | 1983-11-23 | 1985-10-08 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for preparing sulfonylureas |
US4759791A (en) * | 1985-06-18 | 1988-07-26 | Ciba-Geigy Corporation | N-heterocyclosulfonyl-N'-pyrimidinylureas |
CA2077346A1 (en) * | 1991-03-25 | 1992-09-26 | Werner Fory | Sulfonylureas |
-
1993
- 1993-07-21 EP EP93810525A patent/EP0581738A1/de not_active Withdrawn
- 1993-07-22 US US08/096,137 patent/US5407900A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-07-28 MD MD93-0046A patent/MD930046A/ro unknown
- 1993-07-28 CA CA002101491A patent/CA2101491A1/en not_active Abandoned
- 1993-07-29 PL PL93299869A patent/PL299869A1/xx unknown
- 1993-07-29 IL IL106528A patent/IL106528A0/xx unknown
- 1993-07-29 LV LV931001A patent/LV10772A/xx unknown
- 1993-07-30 JP JP5208782A patent/JPH06199839A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001062292A1 (fr) | 2000-02-22 | 2001-08-30 | Suntory Limited | Medicaments preventifs ou therapeutiques pour traiter la fibrose et contenant des inhibiteurs de chymase comme ingredients actifs |
JP2008069142A (ja) * | 2006-08-16 | 2008-03-27 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 水性懸濁状除草剤組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2101491A1 (en) | 1994-01-31 |
EP0581738A1 (de) | 1994-02-02 |
US5407900A (en) | 1995-04-18 |
IL106528A0 (en) | 1993-11-15 |
PL299869A1 (en) | 1994-04-05 |
MD930046A (ro) | 1995-02-28 |
LV10772A (lv) | 1995-08-20 |
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