JPH0619921Y2 - 煙管ボイラ - Google Patents

煙管ボイラ

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Publication number
JPH0619921Y2
JPH0619921Y2 JP1987073150U JP7315087U JPH0619921Y2 JP H0619921 Y2 JPH0619921 Y2 JP H0619921Y2 JP 1987073150 U JP1987073150 U JP 1987073150U JP 7315087 U JP7315087 U JP 7315087U JP H0619921 Y2 JPH0619921 Y2 JP H0619921Y2
Authority
JP
Japan
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boiler
smoke
smoke tube
pipe
tube
Prior art date
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Application number
JP1987073150U
Other languages
English (en)
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JPS63184302U (ja
Inventor
広 小林
浩昭 今谷
芳治 植田
厚見 上梨
Original Assignee
株式会社平川鉄工所
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は煙管ボイラの煙管入口部にシールエアを供給す
るため、シールエア供給管をボイラ側面に取付けるか又
は該供給管をそれぞれのボイラの煙管入口迄延長して取
付けることによつてボイラ煙管の管端部の過熱を防止す
るようになした煙管ボイラに関するものである。
〔従来の技術〕
従来ボイラが高負荷燃焼化、小型化すると煙管ボイラの
煙管入口部では入口ガス温度が上昇し、煙管拡管部が過
熱などにより損傷しやすくなり、拡管部にゆるみが生じ
たり、水漏れを起したり、或は縁曲げ部に割れが発生し
やすかつた。これらの欠陥の発生を防止するため、従来
はボイラ煙管入口部に第３図に示すようなフエルールを
取付けていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のボイラ煙管部に第３図に示すようなフエルールを
取付けた場合、定常的には或時間が経過するとフエルー
ルの温度が入口の高温ガスと同一温度になる。即ち高温
のフエルールが煙管端に接して存在することにより、煙
管端は常時この高温にさらされているため、ボイラの長
期の使用によつてこの場合においても煙管拡管部が加熱
によつて損傷したり、ゆるんで水漏れなどが発生する多
くの問題点があつた。
〔問題を解決するための手段〕
上記に鑑み本考案は煙管拡管部の加熱による損傷を防止
するために煙管ボイラの周辺部の火室断熱壁に少くとも
１個の新鮮な空気又は煙管から出た低温廃ガスを供給す
るシールエア供給管を設けた煙管ボイラ又は更に好適に
は火室断熱壁に設けたシールエア供給管の管端がそれぞ
れ煙管の開口部に達して開口するようになした煙管ボイ
ラを提供するものである。
本考案の冷却空気又は煙管から出た低温廃ガスを煙管開
口部に供給することによつて該冷却空気が各煙管の管端
を熱遮断して冷却しながら煙管内へ流れるようならしめ
たもので所謂「しみ出し冷却」の効果とともに全体のガ
ス温度を低下させる効果がある。更にエアシール供給管
の管端がそれぞれの煙管の開口部まで延長されて開口す
るようにすれば更にその効果は大きい。
〔実施例〕
次に図面によつて本考案を説明する。
第１図は本考案の一実施例の縦断面図を示すもので、
(1)はボイラ鏡板、(2),(2′)は煙管、(6)はボイラ水、
(7)は火室で、(11)は煙管ボイラ周辺部の火室断熱壁(8)
に設けた新鮮な空気又は煙管から出た低温廃ガスを煙管
(2),(2′)等に供給するシールエア供給管である。(9)は
鉄板、(10)はボイラ胴板である。
第２図は本考案の他の一実施例の縦断面図を示すもの
で、第１図のシールエア供給管のボイラ側の管端がそれ
ぞれボイラ煙管の開口部まで延長されて開口するように
設けたもので(12)はシールエア供給管の煙管の開口部に
達する管端部である。
〔考案の効果〕
本考案によつて煙管ボイラの煙管端部を保護するため、
従来のフエルールを煙管ボイラに設けた場合と比較して
煙管端部開口部に空気又は煙管から出た低温の廃ガスが
供給されるため、煙管端部の開口部及び煙管を取付けた
鏡板が火室の高温ガスからの輻射の高熱にさらされるこ
とが緩和されるため、煙管端部の開口部の過熱が著しく
軽減され、煙管端の漏れや割れ、更には水漏れなどのボ
イラの欠陥が完全に解消される。そのためボイラの高性
能、高負荷化の開発が一段と促進されるようになり、し
かも単にシールエア供給管を火室断熱壁に設けて、空気
又は煙管から出た低温廃ガスを供給するのみであるため
簡単に安価にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の一実施例の縦断面図、第２図は本考案
の他の一実施例の縦断面図、第３図は従来のフエルール
を煙管端に設置した場合の部分的縦断面図を示す。 １……ボイラ鏡板、２，２′……煙管、３……フエルー
ル、４……モルタル、６……ボイラ水、７……火室、10
……胴板、12……シールエア供給管の先端開口部、11…
…シールエア供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上梨 厚見 大阪府大阪市大淀区大淀北１丁目９番36号 株式会社平川鉄工所内 (56)参考文献 実開 昭56−169144（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭52−53202（ＪＰ，Ｕ)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】煙管ボイラの周辺部の火室断熱壁に少なく
    とも１個の新鮮な空気又は煙管から出た低温廃ガスを煙
    管に供給するシールエア供給管をボイラ側面に設けたこ
    とを特徴とする煙管ボイラ。
  2. 【請求項２】火室断熱壁に設けたシールエア供給管の管
    端がそれぞれボイラ煙管の側面の開口部に達して開口す
    るように設けてなる実用新案登録請求の範囲第１項記載
    の煙管ボイラ。
JP1987073150U 1987-05-15 1987-05-15 煙管ボイラ Expired - Lifetime JPH0619921Y2 (ja)

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JP1987073150U JPH0619921Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 煙管ボイラ

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JP1987073150U JPH0619921Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 煙管ボイラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63184302U JPS63184302U (ja) 1988-11-28
JPH0619921Y2 true JPH0619921Y2 (ja) 1994-05-25

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ID=30917226

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987073150U Expired - Lifetime JPH0619921Y2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 煙管ボイラ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5253202U (ja) * 1975-10-16 1977-04-16
JPS56169144U (ja) * 1981-04-09 1981-12-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63184302U (ja) 1988-11-28

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