JPH06199014A - 記録装置及びその方法 - Google Patents

記録装置及びその方法

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JPH06199014A
JPH06199014A JP4349641A JP34964192A JPH06199014A JP H06199014 A JPH06199014 A JP H06199014A JP 4349641 A JP4349641 A JP 4349641A JP 34964192 A JP34964192 A JP 34964192A JP H06199014 A JPH06199014 A JP H06199014A
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JP4349641A
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Hideaki Okamoto
秀昭 岡本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1ページ分の記録データを記憶できるメモリ
を有していない記録装置であっても、高速に複数部の画
像を記録できるようにした記録装置及びその方法を提供
することを目的とする。 【構成】 ホストコンピュータ10よりの画像データを
受信して、データ処理部4により、記録に必要なデータ
処理を行い、その処理された処理済みデータをホストコ
ンピュータ10に送信する。そして、次にそのホストコ
ンピュータ10より送られてくる処理済みデータを受信
するとともに、スイッチ7〜9により、データ処理部4
により処理された処理済みデータ、或いは入出力部1に
より受信した処理済みデータのいずれかを選択し、その
選択された処理済みデータに従って記録部6により被記
録媒体に画像を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ等
の外部機器よりの画像データを入力して被記録媒体に記
録する記録装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホストコンピュータから画像デ
ータを受信して、高品位のカラー画像を記録できるプリ
ンタ等の記録装置が知られており、このようなプリンタ
装置には、原画像の色を忠実に再現するための色再現回
路や、中間調を表現するための中間調処理回路などが組
み込まれている。ところで、シリアルプリンタ等のよう
に、1ライン単位で記録データを受信し、その1ライン
データを受信する毎に記録を行うプリンタ装置では、製
品コストの関係から1ページ分の記録データを記憶でき
るだけの容量を備えた画像メモリを有していない。従っ
て、このようなプリンタ装置で1枚の原画像データより
複数部の画像を記録する場合には、その記録部数に応じ
た回数だけ、ホストコンピュータから原画像データを受
信して、その画像データを受信する度に、前述の色再現
回路により色再現処理を行い、そして中間調処理回路で
中間調処理を行う必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のプ
リンタ装置における色再現処理や中間調処理は非常に複
雑で、その処理に長い時間を必要とする。そのため、前
述のように原稿画像データを受信する毎に複雑な処理を
行うようにすると、例え1枚の原画像データを複数部記
録する場合であっても、同じ枚数の異なる原画像を記録
する場合と同様に長い時間を要してしまうという問題が
あった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、1ページ分の記録データを記憶できるメモリを有し
ていない記録装置であっても、高速に複数部の画像を記
録できるようにした記録装置及びその方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下の様な構成を備える。即ち、
外部機器よりの画像データを受信して被記録媒体に画像
を記録する記録装置であって、前記外部機器よりの画像
データを受信して記録に必要なデータ処理を行うデータ
処理手段と、前記データ処理手段で処理された処理済み
データを前記外部機器に送信する送信手段と、前記外部
機器より送られてくる前記処理済みデータを受信する受
信手段と、前記データ処理手段により処理された処理済
みデータ或いは前記受信手段により受信した前記処理済
みデータのいずれかを選択する選択手段と、前記選択手
段により選択された前記処理済みデータに従って被記録
媒体に画像を記録する記録手段とを有する。
【0006】上記目的を達成するために本発明の記録方
法は以下の様な工程を備える。即ち、外部機器よりの画
像データを受信して被記録媒体に画像を記録する記録方
法であって、前記外部機器よりの画像データを受信して
記録に必要なデータ処理を行う工程と、その処理された
処理済みデータを前記外部機器に送信する工程と、前記
外部機器のメモリに前記処理済みデータを記憶する工程
と、前記外部機器のメモリより前記処理済みデータを読
出して記録装置に送信する工程と、前記記録装置は前記
外部機器より送られてくる前記処理済みデータを受信し
て記録する工程とを有する。
【0007】
【作用】以上の構成において、外部機器よりの画像デー
タを受信して記録に必要なデータ処理を行い、その処理
された処理済みデータを前記外部機器に送信する。そし
てその外部機器より送られてくる前記処理済みデータを
受信するとともに、選択手段により、データ処理手段に
より処理された処理済みデータ或いは受信手段により受
信した処理済みデータのいずれかを選択し、その選択さ
れた処理済みデータに従って被記録媒体に画像を記録す
る。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例のフルカラー・イ
ンクジェット記録装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【0010】図1において、1は入出力部で、ホストコ
ンピュータ10との間でデータの授受を行って記録デー
タを入力している。ホストコンピュータ10は、このイ
ンクジェット記録装置で記録する少なくとも1ページ分
の画像データを記憶するメモリ10aを有している。2
はマイクロプロセッサ等のCPUを有する制御データ解
析部で、入出力部1を介してホストコンピュータ10か
ら入力される制御データを解析し、その解析結果に応じ
てスイッチ7〜9を切り換えてデータの流れを制御する
機能をも有している。3は第1の記憶部で、入出力部1
を介して入力された画像データを一時的に記憶してい
る。この第1の記憶部3のメモリ容量は少なくとも1ラ
イン分とし、実際に必要なメモリ容量は、その画像デー
タの1画素当りのビット数と、この記録装置の1ライン
当りに記録できる画素数(解像度)によって決まる。4
はデータ処理部で、第1の記憶部3に記憶された原画像
データを忠実に、しかも高品位に記録するために各種画
像処理を実行している。このデータ処理部4の詳細な構
成を図2に示す。
【0011】図2において、41は輝度で表現された入
力画像データを濃度データに変換するデータ変換部で、
入力カラー画像データの1画素当りのビット数が24
で、3原色の赤(R),緑(G),青(B)のデータが
それぞれ8ビットの場合は次の(1)〜(3)式に従っ
て、濃度データDr ,Dg ,Db に変換される。
【0012】 Dr =−255/Ar ×log(R/255) …(1) Dg =−255/Ag ×log(G/255) …(2) Db =−255/Ab ×log(B/255) …(3) (但し、0≦Dr ,Dg ,Db ≦255,Ar ,Ag
b は定数) 図3は、この入力画像データと出力画像データとの関係
を示す図である。
【0013】このような計算を実行する具体的な構成を
説明すると、R,G,Bの取り得る全ての値に対して予
め前述の(1)〜(3)式に従って計算された濃度デー
タD r ,Dg ,Db が、RGBのそれぞれに対応してテ
ーブルの形で記憶されており、入力画像データとして
R,G,Bデータが入力されると、そのR,G,Bデー
タに対応する濃度データDr ,Dg ,Db が、このテー
ブルから読出されて求められる。
【0014】42は色再現部で、入力したカラー画像デ
ータの3原色R,G,Bの組合わせで表現された原画像
の色(濃度データDr ,Dg ,Db )を、このカラーイ
ンクジェット記録装置の記録部6で使用するインクの3
原色のシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)
の濃度量(インク量)に変換する。この色再現部42を
設けている理由は、シアン,マゼンタ,イエローの各イ
ンクの再現色が理想的なものでないため、即ち、本来そ
れらのインクのみで吸収されるべき色光が他のインクに
よってもいくぶん吸収されるために実際の色とは異なっ
た色となってくる。例えば、マゼンタインクは、理想的
なイエローインクだけによって吸収されるべき色光をも
いくぶん吸収する。このようにマゼンタインクがイエロ
ーインクの色光を吸収することにより、このマゼンタイ
ンクは少量のイエローインクで濁された理想的なマゼン
タインクと同等となる。他の色のインクに関しても同様
に、理想的なインクがそれ以外の他のインクで濁された
と考えられる。そこで本実施例の色再現部42では、色
再現後のデータ(インク量)をそれぞれシアン(C),
マゼンタ(M),イエロー(Y)とし、入力カラー画像
のR,G,B濃度をDr ,Dg ,Db とすると、次の
(4)〜(6)式に従った処理を行って、各インクの濃
度を算出している。
【0015】 C=p11・Dr +p12・Dg +p13・Db …(4) M=p21・Dr +p22・Dg +p23・Db …(5) Y=p31・Dr +p32・Dg +p33・Db …(6) 尚、上記(4)〜(6)式で使用されているパラメータ
11〜p33は、入力画像の3原色R,G,Bで指定され
た色と、インクの3原色C,M,Yで再現される色との
差が最小になるよう決定されている。
【0016】43は、このインクジェット記録装置の濃
度特性を補正するための濃度補正部である。通常インク
ジェットのような記録装置は、図4で示したように入力
画像データと、その記録濃度とは500で示すような直
線にはならず、曲線501で示すような特性を持つ。そ
こで、入力画像データの濃度と、その記録濃度との関係
が直線500で示すような特性となるように補正する必
要がある。そのような補正特性を示したのが曲線502
で、この曲線502の特性は、前述の曲線501の特性
を直線500に対して線対称となるように設定されてい
る。具体的には曲線502で表された補正特性が、CM
Yデータに対応してメモリ等にテーブル形式で格納され
ており、色再現部42で得られたC,M,Yデータを入
力することにより、補正後の濃度データであるシアン
(C′),マゼンタ(M′),イエロー(Y′)データ
を求めることができる。
【0017】44は疑似中間調処理部で、濃度補正部4
3で得られたC′,M′,Y′それぞれの濃淡画像を単
位面積当りのドットの有無により疑似的に表現する。こ
れには近年注目されている誤差拡散法によるものがあ
り、階調性と解像度の両立を可能にしている。この方法
は、原画像の濃度と2値化した出力画像の画素毎の濃度
差、即ち誤差を演算し、この演算結果である誤差値を重
みマトリックスの係数に従って注目画素の周辺画素に特
定の重み付けを施した後、分散させる方式である。この
方式は原画像と出力画像の画素毎の濃度差である誤差を
空間的に拡散していくので、他の疑似中間調処理手法で
あるディザ処理のようにマトリックスサイズに起因する
階調数の制限はない。この誤差拡散法に関しては文献R.
W Floyd and L.Steinberg “An Adaptive Algorithm fo
r Spatial Gray Scale”(空間グレイスケールのための
適応アルゴリズム)SID 75 Digest(1976) で発表されて
いる。
【0018】次に再び図1を参照して、本実施例のイン
クジェット記録装置の構成を説明する。
【0019】5は第2の記憶部で、データ処理部4で処
理された記録データ、或いはホストコンピュータより入
力され入出力部1、スイッチ7,8を介して入力された
記録データを一時的に記憶している。6はインクジェッ
ト方式による記録部で、第2の記憶部5に記憶された記
録データに従って、被記録媒体である記録紙等にシア
ン,マゼンタ,イエロー(及びブラック)インクを付着
させて記録を行う。
【0020】スイッチ7は、ホストコンピュータ10か
ら入力されたデータの経路を切り替えており、通常は
(1)側に設定されている。この状態で、ホストコンピ
ュータ10から記録データの受信開始命令を受け取ると
制御データ解析部2によって(2)側に切り替えられ
る。これにより入力した画像データは第1の記憶部3或
いはスイッチ8に出力される。そして所定の量の記録デ
ータを受信すると再びスイッチ7は(1)側に切り替え
られる。スイッチ8は第2の記憶部5に記憶するデータ
を切り替えており、データ処理部4で処理されたデータ
を第2の記憶部5に記憶する場合は(1)側に、或いは
ホストコンピュータ10から入力されたデータをそのま
ま第2の記憶部5に記憶する場合は(2)側に、それぞ
れ制御データ解析部2の制御の下に設定される。スイッ
チ9は第2の記憶部5に記憶されたデータの出力先を切
り替えており、(1)側に設定された場合は第2の記憶
部5に記憶されたデータが記録部6に入力されて記録さ
れ、一方(2)側に設定された場合は、第2の記憶部5
に記憶されたデータが入出力部1を通してホストコンピ
ュータ10に出力される。
【0021】次に、図5及び図6のフローチャートを参
照して一枚分の原画像データを入力して、その画像デー
タを複数部記録する場合の制御データ解析部2の動作を
説明する。
【0022】まずステップS1で、スイッチ7を(1)
側に設定して、ホストコンピュータ10からの入力デー
タを制御データ解析部2に入力する。そしてステップS
2に進み、制御データ解析部2は、1画素がR,G,B
の3原色で表現される原画像データの受信開始命令を待
つ。尚、この受信開始命令には原画像データの大きさを
表す情報が含まれている。ステップS2で、この原画像
データの受信命令を受信するとステップS3に進み、入
力される原画像データを第1の記憶部3に記憶させるた
めにスイッチ7を(2)側に切り替える。次にステップ
S4で、データ処理部4において原画データの1画素を
C,M,Yのインクの3原色に変換した記録データを第
2の記憶部5に記憶させるために、スイッチ8を(1)
側に切り替える。さらにステップS5において、第2の
記憶部5に記憶された記録データをホストコンピュータ
10へ出力するためにスイッチ9を(2)側に切り替え
る。
【0023】以上の初期設定を行った後ステップS6に
進み、ホストコンピュータ10から原画像データを受信
して、それを第1の記憶部3に記憶する。次のステップ
S7では、第1の記憶部3に記憶された画像データを読
出し、データ処理部4によって記録部6で記録するため
の最適な画像データ(記録データ)に変換する。こうし
てデータ処理部4で変換されたデータは、第2の記憶部
5に記憶される。この第2の記憶部5に記憶された記録
データは、スイッチ9の(2)側を通して入出力部1に
送られ、ホストコンピュータ10に出力される。本実施
例では、説明を簡単にするため、前述のように第1の記
憶部3と第2の記憶部5の記憶容量は1ライン分として
いるが、通常はメモリ等のハードウェアの価格とホスト
コンピュータ10との間のデータ転送の効率を考慮して
最適な量が選択される。
【0024】このようにステップS6からステップS8
で示された1ライン分の受信処理が1ページ分繰り返し
実行される。尚、ホストコンピュータ10はこのインク
ジェット記録装置が出力したデータの1ページ分の画像
データを記憶できるメモリ10aを有しているものとす
る。こうしてステップS9で1ページ分の記録データが
第2の記憶部5に記憶されるとステップS10に進み、
次の制御データを受信するためにスイッチ7を再び
(1)側に切り替える。上述したステップの処理では、
ホストコンピュータ10から入力した原画像データをこ
の記録装置でデータ処理し、それをホストコンピュータ
10に転送して、そのメモリ10aに記憶するまでの手
順が説明されている。
【0025】この後、ホストコンピュータ10の記憶部
に記憶された処理済みのデータを受信して記録する手順
を、図6のフローチャートを参照して説明する。
【0026】まずステップS11で、制御データ解析部
2は、1画素がC,M,Yからなるインクの3原色で表
現される処理済みデータの受信開始命令がホストコンピ
ュータ10より送られてくるのを待つ。この受信開始命
令には、記録データの大きさと記録部数を表す情報が含
まれている。ステップS11で処理済みデータの受信命
令を受信するとステップS12に進み、その後に入力さ
れる処理済みデータを、第2の記憶部5に記憶させるた
めにスイッチ7を(2)側に切り替え、ステップS13
でスイッチ8を(2)側に切り替える。さらにステップ
S14において、第2の記憶部5に記憶された記録デー
タを記録部6へ出力するためにスイッチ9を(1)側に
切り替える。
【0027】以上の初期設定を行った後ステップS15
に進み、ホストコンピュータ10からデータを受信して
それを第2の記憶部5に記憶する。次にステップS16
に進み、第2の記憶部5に記憶された記録データを読出
して記録部6に入力することによって記録動作を行う。
こうしてステップS15からステップS17の処理が実
行され、1ライン毎の記録動作が1ページ分繰り返され
る。1ページ分の画像データの記録が終了するとステッ
プS18に進み、記録済みの記録紙の排紙及び次のペー
ジの画像を記録するための給紙動作を行う。こうしてス
テップS15からステップS19を繰り返して、ホスト
コンピュータ10より指示された所定の部数分の画像デ
ータを記録すると、次にステップS20に進み、ホスト
コンピュータ10より送られてくる制御データを受信す
るためにスイッチ7を(1)側に切り替えて、この手順
を終了する。
【0028】もし、記録部数が1部と予め分かっている
場合には、図7のフローチャートで示す処理を実行すれ
ばよい。
【0029】まず最初のステップS31で、スイッチ7
を(1)側に設定して、ホストコンピュータ10からの
入力データを制御データ解析部2に入力する。そして次
のステップS32で、制御データ解析部2は、ホストコ
ンピュータ10よりの原画像データの受信開始命令を待
つ。この原画像データ受信命令を受信すると、その後入
力される原画像データを、第1の記憶部3に記憶させる
ためにスイッチ7を(2)側に切り替える。次に、デー
タ処理部4で処理された記録データを第2の記憶部5に
記憶するためにスイッチ8を(1)側に切り替える(ス
テップS34)。さらにステップS35に進み、第2の
記憶部5に記憶された記録データを記録部6へ出力して
記録するために、スイッチ9を(1)側に切り替える。
【0030】以上の初期設定を行った後、ステップS3
6に進み、ホストコンピュータ10から原画像データを
受信してそれを第1の記憶部3に記憶する。次にステッ
プS37に進み、この第1の記憶部3に記憶された画像
データを読み出し、データ処理部4によって記録部6で
記録するための最適な記録データに変換する。そしてこ
の変換された記録データは、スイッチ8の(2)側を経
由して第2の記憶部5に記憶される。こうして第2の記
憶部5に記憶された記録データが順次読出されて記録部
6に出力され、被記録媒体に記録される(ステップS3
8)。以上ステップS36からステップS38で示され
た1ラインの記録動作が1ページ分繰り返されて、1ペ
ージ分の画像データの記録が終了するとステップS39
からステップS40に進み、記録済みの被記録媒体であ
る記録紙の排紙及び次のページを記録するための新たな
記録紙の給紙動作を行う。そしてステップS41におい
て、次の制御データを受信するためにスイッチ7を
(1)側に切り替えて、この手順を終了する。
【0031】次に図8のフローチャートを参照して、本
実施例のホストコンピュータ10より複数部の記録を指
示して記録するホスト側の処理を説明する。この処理は
ホストコンピュータ10において記録すべき1ページ分
の画像データが形成されることにより開始される。
【0032】まずステップS51で、実施例のインクジ
ェット記録装置がレディ状態かどうか、即ち、プリンタ
レディかどうかを調べ、レディであればステップS52
に進み、記録装置に受信開始を指示する開始指令を出力
する。次にステップS53に進み、レディ状態になると
ステップS54で1ライン分の原画データをインクジェ
ット記録装置に送る。次にステップS55に進み、記録
装置において、ステップS54で送出した画像データの
処理が終了したかどうかを調べ、処理が終了して記録装
置よりのデータ転送がレディ状態になるとステップS5
5からステップS56に進み、記録装置より送られてく
る処理済みの1ライン分の記録データを受信して、ステ
ップS57でメモリ10aに格納する。このような処理
を、ステップS58で1ページ分となるまで繰返し、メ
モリ10aに1ページ分の処理済みの画像データが記憶
される。
【0033】次にステップS59でプリンタレディかど
うかを調べ、ステップS60で再びインクジェット記録
装置に対して受信指令を出力する。そしてステップS6
1でレディ状態になるとステップS62に進み、メモリ
10aに記憶されている処理済みの1ラインデータをイ
ンクジェット記録装置に伝送する。これにより、図6の
フローチャートのステップS15〜S17で示されたよ
うにして記録動作が行われる。そしてステップS63で
1ページ分の記録が終了するとステップS64に進み、
複数部の画像を記録するかどうかを判断し、複数部を記
録する時はステップS61に戻り、再び1ラインずつの
記録データをインクジェット記録装置に出力する。こう
して所望の部数の画像を記録すると、この処理を終了す
る。
【0034】以上説明したように本実施例によれば、1
ラインデータを記憶できるだけのメモリ容量しか無いプ
リンタ装置でも、複数部の画像を高速に記録できる。
【0035】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0036】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0037】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
【0038】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0039】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0040】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0041】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0042】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0043】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0044】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0045】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。
【0046】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0047】以上説明したように本実施例によれば、ホ
ストコンピュータ10から入力された原画像データを記
録装置側で処理し、それをホストコンピュータ10のメ
モリに1ページ分記憶した後、この処理済みのデータを
再度受信して記録するようにしたことにより、同一の画
像データを複数部高速に記録できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
ページ分の記録データを記憶できるメモリを有していな
い記録装置であっても、高速に複数部の画像を記録でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のインクジェット記録装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】実施例のインクジェット記録装置のデータ処理
部のブロック図である。
【図3】画像データの輝度データを濃度データに変換す
る変換特性を示す図である。
【図4】画像データの濃度と記録画像濃度との関係及
び、その補正特性を示す図である。
【図5】本実施例のインクジェット記録装置における複
数部の画像を記録する動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】本実施例のインクジェット記録装置における複
数部の画像を記録する動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】本実施例のインクジェット記録装置における画
像データを1部だけ記録する場合の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】本実施例のインクジェット記録装置に接続され
たホストコンピュータにおける処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 入出力部 2 制御データ解析部 3 第1の記憶部 4 データ処理部 5 第2の記憶部 6 記録部 7,8,9 スイッチ 10 ホストコンピュータ 10a メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器よりの画像データを受信して被
    記録媒体に画像を記録する記録装置であって、 前記外部機器よりの画像データを受信して記録に必要な
    データ処理を行うデータ処理手段と、 前記データ処理手段で処理された処理済みデータを前記
    外部機器に送信する送信手段と、 前記外部機器より送られてくる前記処理済みデータを受
    信する受信手段と、 前記データ処理手段により処理された処理済みデータ或
    いは前記受信手段により受信した前記処理済みデータの
    いずれかを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された前記処理済みデータに従
    って被記録媒体に画像を記録する記録手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は受信した画像データを複
    数部記録する際に、前記受信手段により受信した処理済
    みデータを選択することを特徴とする請求項1に記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】 外部機器よりの画像データを受信して被
    記録媒体に画像を記録する記録方法であって、 前記外部機器よりの画像データを受信して記録に必要な
    データ処理を行う工程と、 その処理された処理済みデータを前記外部機器に送信す
    る工程と、 前記外部機器のメモリに前記処理済みデータを記憶する
    工程と、 前記外部機器のメモリより前記処理済みデータを読出し
    て記録装置に送信する工程と、 前記記録装置は前記外部機器より送られてくる前記処理
    済みデータを受信して記録する工程と、 を有することを特徴とする記録方法。
JP4349641A 1992-12-28 1992-12-28 記録装置及びその方法 Withdrawn JPH06199014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980061537A (ko) * 1996-12-31 1998-10-07 김광호 프린팅 방법 개선 장치 및 방법

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