JPH061987Y2 - センタ−ホ−ルジヤツキ - Google Patents
センタ−ホ−ルジヤツキInfo
- Publication number
- JPH061987Y2 JPH061987Y2 JP11616385U JP11616385U JPH061987Y2 JP H061987 Y2 JPH061987 Y2 JP H061987Y2 JP 11616385 U JP11616385 U JP 11616385U JP 11616385 U JP11616385 U JP 11616385U JP H061987 Y2 JPH061987 Y2 JP H061987Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jack
- tension rod
- tendon
- actuator
- center hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、牽引荷重の大きな、例えば500t以上のセ
ンターホールジャッキに関する。
ンターホールジャッキに関する。
従来、ポストテンション方式のプレストレストコンクリ
ートのPC鋼材緊張用のジャッキは可搬式のものでは牽
引500t程度までが用いられていた。可搬式ジャッキ
は、作業現場の実情に応じて、任意の姿勢で使用され、
ジャッキのテンションロッドは人力でPC鋼材の端部に
結合されていた。
ートのPC鋼材緊張用のジャッキは可搬式のものでは牽
引500t程度までが用いられていた。可搬式ジャッキ
は、作業現場の実情に応じて、任意の姿勢で使用され、
ジャッキのテンションロッドは人力でPC鋼材の端部に
結合されていた。
しかし、加圧水型原子炉の格納容器などのような耐圧プ
レストレストコンクリート容器では、PC鋼材の束から
成る大張力のテンドンが用いられ、その緊張ジャッキも
1000t程度の牽引力を要する。
レストレストコンクリート容器では、PC鋼材の束から
成る大張力のテンドンが用いられ、その緊張ジャッキも
1000t程度の牽引力を要する。
このような牽引1000tに及ぶ強力なジャッキでは、
任意のジャッキ姿勢においてテンションロッドとテンド
ンとを人力で結合することは極めて大きな困難を伴う。
任意のジャッキ姿勢においてテンションロッドとテンド
ンとを人力で結合することは極めて大きな困難を伴う。
本考案はこのような可搬式ジャッキによるテンドンの緊
張定着作業を能率よく容易に実施することのできるセン
ターホールジャッキを提供することを目的とする。
張定着作業を能率よく容易に実施することのできるセン
ターホールジャッキを提供することを目的とする。
本考案に係るセンターホールジャッキは、 テンションロッドを内蔵したセンターホールジャッキ
である。
である。
このテンションロッドは頭部に引上げナットを螺合
し、この引上ナットはジャッキのラムにより押上げら
れ、ジャッキの牽引力をテンションロッドに伝達する。
し、この引上ナットはジャッキのラムにより押上げら
れ、ジャッキの牽引力をテンションロッドに伝達する。
テンションロッドの他端にはテンドンの定着体に螺合
するカップラ結合ねじ部を有する。
するカップラ結合ねじ部を有する。
テンションロッドは、長手方向に摺動自在にスライド
キーを介して外嵌した回転力付与機構を有し、その回転
駆動部を備え、回転動力を付与される。この回転駆動部
はテンションロッドのカップラ結合ねじ部をテンドンの
定着体に螺合するための動力操作である。
キーを介して外嵌した回転力付与機構を有し、その回転
駆動部を備え、回転動力を付与される。この回転駆動部
はテンションロッドのカップラ結合ねじ部をテンドンの
定着体に螺合するための動力操作である。
テンションロッドにその長手方向に推力を与えるアク
チュエータを備える。このアクチュエータは串型の構造
を有し、押側と戻り側を導通する油圧回路を有する。
チュエータを備える。このアクチュエータは串型の構造
を有し、押側と戻り側を導通する油圧回路を有する。
テンションロッドの回転力付与機構は回転駆動動力装
置、例えば油圧モータから回転力を与えられてテンショ
ンロッドを回転させ、テンションロッドのカップラ結合
ねじ部をテンドンの定着体に螺合し、また螺合解除す
る。この場合、テンションロッドにねじの進み方向に推
力を与える必要がある。特に、カップラ結合ネジ部が、
ジャッキの鉛直上方にあるジャッキ姿勢のとき、すなわ
ちジャッキが構造物の下面に配置されるとき、テンショ
ンロッドの自重がねじが離れる方向に作用するので、テ
ンションロッドをねじ込む方向に回転しても螺合が容易
でない。また、ジャッキがその他の姿勢の場合でもテン
ションロッドをねじの進行方向に押し付けながら、ロッ
ドを回転させると極めて容易に螺合することができる。
置、例えば油圧モータから回転力を与えられてテンショ
ンロッドを回転させ、テンションロッドのカップラ結合
ねじ部をテンドンの定着体に螺合し、また螺合解除す
る。この場合、テンションロッドにねじの進み方向に推
力を与える必要がある。特に、カップラ結合ネジ部が、
ジャッキの鉛直上方にあるジャッキ姿勢のとき、すなわ
ちジャッキが構造物の下面に配置されるとき、テンショ
ンロッドの自重がねじが離れる方向に作用するので、テ
ンションロッドをねじ込む方向に回転しても螺合が容易
でない。また、ジャッキがその他の姿勢の場合でもテン
ションロッドをねじの進行方向に押し付けながら、ロッ
ドを回転させると極めて容易に螺合することができる。
アクチュエータは次の作用となす。
(a)テンションロッドの位置を調整し、任意の位置に
位置決めし、静止させておくことができる。
位置決めし、静止させておくことができる。
(b)ジャッキを鉛直方向に作用させる姿勢のとき、テ
ンションロッドを支える。
ンションロッドを支える。
牽引力1000t級のジャッキではテンションロッドの
自重は約1tにもなる。
自重は約1tにもなる。
(c)テンションロッドをテンドンの定着体に螺合し、
または螺合解除するとき、その作業を容易にする推力を
テンションロッドに与える。この推力は二方向に任意に
作用させることができる。一方向のみであればスプリン
グによる付勢も考えられるが、スプリングは変位により
推力の大きさが変るので好ましくない。アクチュエータ
はリリーフバルブによって圧力を一定に保つことがで
き、変位の如何に拘らず一定の押付力を与える。
または螺合解除するとき、その作業を容易にする推力を
テンションロッドに与える。この推力は二方向に任意に
作用させることができる。一方向のみであればスプリン
グによる付勢も考えられるが、スプリングは変位により
推力の大きさが変るので好ましくない。アクチュエータ
はリリーフバルブによって圧力を一定に保つことがで
き、変位の如何に拘らず一定の押付力を与える。
このアクチュエータは、ジャッキ本体がテンドンを緊張
するために作動するときは、自由に進退可能にしておか
なければ破損するので、押側と戻り側とを導通する油圧
回路を設け自動的に導通するように装置されている。
するために作動するときは、自由に進退可能にしておか
なければ破損するので、押側と戻り側とを導通する油圧
回路を設け自動的に導通するように装置されている。
第1図〜第3図に本考案の実施例を示した。
第1図はジャッキ1全体の一部切欠側面図、第2図は第
1図のA−A矢視図、第3図は第1図のB−B矢視で回
転機構を示したものである。
1図のA−A矢視図、第3図は第1図のB−B矢視で回
転機構を示したものである。
第1図の向って右側には図示しないプレストレストコン
クリート構造物があり、その支圧板にラムチェア2がキ
ー止めされて接し、図示しないテンドンの定着体がカッ
プラ結合ねじ7と結合される。テンドンは例えば7mmφ
PCワイヤ163本の束から成る。ジャッキはシリンダ
3とラム4から成り、ラム4はロードセル9を介してテ
ンションロッド5の頭部に螺合した引上げナット6に牽
引力を作用する。テンションロッド5は他端(構造物
側)にテンドンの定着体と螺合するカップラ結合ねじ部
7を有している。
クリート構造物があり、その支圧板にラムチェア2がキ
ー止めされて接し、図示しないテンドンの定着体がカッ
プラ結合ねじ7と結合される。テンドンは例えば7mmφ
PCワイヤ163本の束から成る。ジャッキはシリンダ
3とラム4から成り、ラム4はロードセル9を介してテ
ンションロッド5の頭部に螺合した引上げナット6に牽
引力を作用する。テンションロッド5は他端(構造物
側)にテンドンの定着体と螺合するカップラ結合ねじ部
7を有している。
ジャッキ本体は自重約3トンで第1図に示した姿勢で脚
8によって支持されるが、使用状態における姿勢はプレ
ストレストコンクリート構造物のテンドンの配列に応じ
て任意の姿勢で用いられる。
8によって支持されるが、使用状態における姿勢はプレ
ストレストコンクリート構造物のテンドンの配列に応じ
て任意の姿勢で用いられる。
テンションロッド5のカップラ結合ねじ部をテンドンの
定着体に螺合するために、テンションロッド5を回転さ
せる回転機構11がラムチェア2とシリンダ3との間に
介装されている。
定着体に螺合するために、テンションロッド5を回転さ
せる回転機構11がラムチェア2とシリンダ3との間に
介装されている。
この回転機構11は本実施例では、チェンホイール15
とこれを回転させるチェン16と油圧回転モータ12と
から成る。チェンホイール15は第3図に示すようにス
ライドキー13を介してテンションロッド5の軸方向に
摺動自在に外嵌している。スライドキー13はテンショ
ンロッド5の外径に軸方向に長いキー溝14とチェンホ
イール15とを結合し、回転モータ12からの回転力を
テンションロッドに与える。スライドキー13およびキ
ー溝14は、所要トルクに応じて設計され複数とするこ
とが好ましい。実施例では第3図に見られるように6個
所に設けられている。
とこれを回転させるチェン16と油圧回転モータ12と
から成る。チェンホイール15は第3図に示すようにス
ライドキー13を介してテンションロッド5の軸方向に
摺動自在に外嵌している。スライドキー13はテンショ
ンロッド5の外径に軸方向に長いキー溝14とチェンホ
イール15とを結合し、回転モータ12からの回転力を
テンションロッドに与える。スライドキー13およびキ
ー溝14は、所要トルクに応じて設計され複数とするこ
とが好ましい。実施例では第3図に見られるように6個
所に設けられている。
キー溝14はもちろんテンションロッドの最大移動スト
ロークより長い長さに設けられる。
ロークより長い長さに設けられる。
次に本考案のジャッキは、テンションロッド5に軸方向
推力を与えるアクチュエータ21を備える。アクチュエ
ータ21はジャッキ本体のシリンダ3の側部に取り付け
られ、第2図に取付け位置を例示(21,21a)した
ように脚8近傍で外部になるべく突出しない位置で好都
合な位置に設けられている。
推力を与えるアクチュエータ21を備える。アクチュエ
ータ21はジャッキ本体のシリンダ3の側部に取り付け
られ、第2図に取付け位置を例示(21,21a)した
ように脚8近傍で外部になるべく突出しない位置で好都
合な位置に設けられている。
アクチュエータ21は腕22によって推力軸受23を介
してテンションロッド5に結合される。アクチュエータ
21は串型複動とし、その油圧管路には導通油圧回路2
4を設けてある。アクチュエータ21はテンションロッ
ド5と図示しないテンドンの定着体とをカップラ結合ね
じ部7で螺合または螺合解除することを容易にするため
のもので、複動のいずれかの室に圧力油を供給して推力
を発生させる。導通油圧回路24は、ジャッキ1本体が
テンドンを緊張するとき、その牽引力によってアクチュ
エータ21が破損しないようにその複動室を連結するも
ので、アクチュエータ21はこのとき複動室の油の出入
が同量であることが必要なもので串型となっている。
してテンションロッド5に結合される。アクチュエータ
21は串型複動とし、その油圧管路には導通油圧回路2
4を設けてある。アクチュエータ21はテンションロッ
ド5と図示しないテンドンの定着体とをカップラ結合ね
じ部7で螺合または螺合解除することを容易にするため
のもので、複動のいずれかの室に圧力油を供給して推力
を発生させる。導通油圧回路24は、ジャッキ1本体が
テンドンを緊張するとき、その牽引力によってアクチュ
エータ21が破損しないようにその複動室を連結するも
ので、アクチュエータ21はこのとき複動室の油の出入
が同量であることが必要なもので串型となっている。
本考案の牽引力1000t級のセンターホールジャッキ
は、テンションロッドを回転させる機構と、テンション
ロッドに推力を与えるアクチュエータとを備えているの
で、現場使用のPC鋼材緊張用大型ジャッキとして、作
業性に富み、高能率作業、安全確保に大きく寄与する効
果を奏する。
は、テンションロッドを回転させる機構と、テンション
ロッドに推力を与えるアクチュエータとを備えているの
で、現場使用のPC鋼材緊張用大型ジャッキとして、作
業性に富み、高能率作業、安全確保に大きく寄与する効
果を奏する。
第1図は本考案の実施例のジャッキの一部切欠側面図、
第2図は第1図のA−A矢視図、第3図は第1図のB−
B矢視図である。 1…ジャッキ 2…ラムチェア 3…シリンダ 4…ラム 5…テンションロッド 6…ナット 7…カップラ結合ねじ部 8…脚 11…回転機構 12…回転モータ 13…スライドキー 14…キー溝 15…チェンホイール 16…チェン 21…アクチュエータ 22…腕 23…推力軸受 24…導通油圧回路
第2図は第1図のA−A矢視図、第3図は第1図のB−
B矢視図である。 1…ジャッキ 2…ラムチェア 3…シリンダ 4…ラム 5…テンションロッド 6…ナット 7…カップラ結合ねじ部 8…脚 11…回転機構 12…回転モータ 13…スライドキー 14…キー溝 15…チェンホイール 16…チェン 21…アクチュエータ 22…腕 23…推力軸受 24…導通油圧回路
Claims (1)
- 【請求項1】ポストテンション方式のテンドンを緊張す
るセンターホールジャッキにおいて、頭部に引上げナッ
トを螺合するねじと、下部にテンドンの定着体に螺入す
るねじを有するテンションロッドを備え、該テンション
ロッドにはスライドキーを介して外嵌する回転機構と軸
方向推力アクチュエータを装着し、該アクチュエータは
押側と戻り側を導通する油圧回路を有することを特徴と
するセンターホールジャッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11616385U JPH061987Y2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | センタ−ホ−ルジヤツキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11616385U JPH061987Y2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | センタ−ホ−ルジヤツキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6223300U JPS6223300U (ja) | 1987-02-12 |
JPH061987Y2 true JPH061987Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31000496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11616385U Expired - Lifetime JPH061987Y2 (ja) | 1985-07-29 | 1985-07-29 | センタ−ホ−ルジヤツキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061987Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-29 JP JP11616385U patent/JPH061987Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6223300U (ja) | 1987-02-12 |
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