JPH0619869Y2 - 駆動伝達用無端体 - Google Patents
駆動伝達用無端体Info
- Publication number
- JPH0619869Y2 JPH0619869Y2 JP1989034124U JP3412489U JPH0619869Y2 JP H0619869 Y2 JPH0619869 Y2 JP H0619869Y2 JP 1989034124 U JP1989034124 U JP 1989034124U JP 3412489 U JP3412489 U JP 3412489U JP H0619869 Y2 JPH0619869 Y2 JP H0619869Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive transmission
- endless body
- endless
- aramid fiber
- synthetic rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gears, Cams (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、汚泥掻寄機等に用いるに好適な駆動伝達用無
端体に関するものである。
端体に関するものである。
[従来の技術] 廃水処理設備等の沈殿池に設置されている汚泥掻寄機
は、例えば、特公昭59−10278号公報において開
示されているように、沈殿池中に所定間隔に配された一
対の無端チエン及び両チエンに掛け渡されて装着された
掻寄板を備え、かかる一対の無端チエンを回動すること
により掻寄板を移動させて沈殿物や水面に浮遊するスカ
ム等の汚泥を除去する。
は、例えば、特公昭59−10278号公報において開
示されているように、沈殿池中に所定間隔に配された一
対の無端チエン及び両チエンに掛け渡されて装着された
掻寄板を備え、かかる一対の無端チエンを回動すること
により掻寄板を移動させて沈殿物や水面に浮遊するスカ
ム等の汚泥を除去する。
[考案において解決しようとする課題] その為、廃水中に没されている無端チエンが、廃水によ
る腐食を受け易く、それ故、一般の金属製チエンに代え
て、樹脂製無端体を採用すること等が検討されつつある
が、5ton以上といった大きな駆動伝達力が要求される
場合において採用し得る、耐蝕性の無端体は、未だ開発
されていないのが実状である。
る腐食を受け易く、それ故、一般の金属製チエンに代え
て、樹脂製無端体を採用すること等が検討されつつある
が、5ton以上といった大きな駆動伝達力が要求される
場合において採用し得る、耐蝕性の無端体は、未だ開発
されていないのが実状である。
本考案は、このような背景下において考案されたもので
あり、アラミド繊維を樹脂バインダーで固めて成形さ
れ、かつ、一対のスリーブを所定間隔に固着せしめたア
ラミド繊維製芯材を内設した、合成ゴム若しくは合成樹
脂の成形体で成る歯付リンクを形成すると共に、このよ
うな歯付リンク同士を互いに連結して無端体に構成する
ことにより、耐蝕性及び機械的強度において十分に満足
し得る駆動伝達用無端体が得られることを見出したので
ある。
あり、アラミド繊維を樹脂バインダーで固めて成形さ
れ、かつ、一対のスリーブを所定間隔に固着せしめたア
ラミド繊維製芯材を内設した、合成ゴム若しくは合成樹
脂の成形体で成る歯付リンクを形成すると共に、このよ
うな歯付リンク同士を互いに連結して無端体に構成する
ことにより、耐蝕性及び機械的強度において十分に満足
し得る駆動伝達用無端体が得られることを見出したので
ある。
[課題を解決するための手段] すなわち、本考案に係る駆動伝達用無端体は、アラミド
繊維を樹脂バインダーで固めて成形され、かつ、一対の
スリーブを所定間隔に固着せしめたアラミド繊維製芯材
を内設した、合成ゴム若しくは合成樹脂の成形体で成る
歯付リンク同士を互いに連結して構成したことを特徴と
するものである。
繊維を樹脂バインダーで固めて成形され、かつ、一対の
スリーブを所定間隔に固着せしめたアラミド繊維製芯材
を内設した、合成ゴム若しくは合成樹脂の成形体で成る
歯付リンク同士を互いに連結して構成したことを特徴と
するものである。
[実施例] 以下、本考案に係る実施例について述べると、正面図あ
る第1図及び第1図の平面図である第2図において、歯
付リンク1は、一対のスリーブ4を所定間隔に固着した
アラミド繊維製芯材2を内設した、合成ゴム3の成形体
で構成されている。
る第1図及び第1図の平面図である第2図において、歯
付リンク1は、一対のスリーブ4を所定間隔に固着した
アラミド繊維製芯材2を内設した、合成ゴム3の成形体
で構成されている。
なお、アラミド繊維製芯材2は、アラミド繊維を樹脂バ
インダーで固めて成形され、また、歯付リンク1の歯5
は、合成ゴム3で一体成形されているが、このような歯
付リンク1同士が、リンク継手6及び掻寄板取付具7を
介して連結されて無端体に構成されている。
インダーで固めて成形され、また、歯付リンク1の歯5
は、合成ゴム3で一体成形されているが、このような歯
付リンク1同士が、リンク継手6及び掻寄板取付具7を
介して連結されて無端体に構成されている。
すなわち、リンク継手6は、隣り合うスリーブ4の貫通
孔夫々に挿入される一対のピン8を備えているが、これ
らが、スリーブ4の前記貫通孔に挿入されると、ネジが
加工されている方の一端が、反挿入側へ突出される(第
2図参照)。その為、それらに掻寄取付具7を係止させ
た上で、ナット9を締め付けて掻寄板取付具7を装着す
ることができる。
孔夫々に挿入される一対のピン8を備えているが、これ
らが、スリーブ4の前記貫通孔に挿入されると、ネジが
加工されている方の一端が、反挿入側へ突出される(第
2図参照)。その為、それらに掻寄取付具7を係止させ
た上で、ナット9を締め付けて掻寄板取付具7を装着す
ることができる。
なお、リンク継手6及び掻寄板取付具7は、耐蝕性の材
料、例えば、ステンレス材で構成され、また、スリーブ
4は、合金材で構成され、更に、合成ゴム3は、ネオプ
レンで構成されているが、かかるゴム3でアラミド繊維
製芯材2を被覆、すなわち、アラミド繊維製芯材2を内
設した構造に成形しているのは、合成ゴム3だけでは十
分な駆動伝達力が得られないから、その点の補強をする
為である。
料、例えば、ステンレス材で構成され、また、スリーブ
4は、合金材で構成され、更に、合成ゴム3は、ネオプ
レンで構成されているが、かかるゴム3でアラミド繊維
製芯材2を被覆、すなわち、アラミド繊維製芯材2を内
設した構造に成形しているのは、合成ゴム3だけでは十
分な駆動伝達力が得られないから、その点の補強をする
為である。
換言すると、合成ゴム3は、耐蝕性に優れ、かつ軽量で
ある為、汚泥掻寄機等の無端体の材として好適である
が、これだけでは十分な駆動伝達力を得ることが困難で
あるから、アラミド繊維製芯材2を用いている。
ある為、汚泥掻寄機等の無端体の材として好適である
が、これだけでは十分な駆動伝達力を得ることが困難で
あるから、アラミド繊維製芯材2を用いている。
また、アラミド繊維は、高張力及び低クリープの機械的
特性を有しているが、これを樹脂バインダーで固めて成
形したアラミド繊維製芯材2を用いることにより、5to
nを大幅に越えような大きな駆動伝達力を得ることがで
きると共に、その伸びを極めて小さくすることができ、
よって、実用上、必要とされる駆動伝達力以上の駆動伝
達力を保持し得る駆動伝達用無端体を得ることができ
る。
特性を有しているが、これを樹脂バインダーで固めて成
形したアラミド繊維製芯材2を用いることにより、5to
nを大幅に越えような大きな駆動伝達力を得ることがで
きると共に、その伸びを極めて小さくすることができ、
よって、実用上、必要とされる駆動伝達力以上の駆動伝
達力を保持し得る駆動伝達用無端体を得ることができ
る。
以上、本考案に係る一実施例について述べたが、本考案
においては、合成ゴム3に代えて合成樹脂、例えば、ポ
リウレタンを用いてもよく、歯付リンク1同士の連結機
構についても各種機構に設けることができる。
においては、合成ゴム3に代えて合成樹脂、例えば、ポ
リウレタンを用いてもよく、歯付リンク1同士の連結機
構についても各種機構に設けることができる。
加えて、歯付リンク1の歯5についても各種歯形に設け
ることができるが、これは、実際上、駆動源側の歯車若
しくは鎖車と噛み合すことができるような所定の歯形が
選択される。なお、本考案に係る無端体は、特に、汚泥
掻寄機に用いるのに好適であるが、これに限定されず、
他に用いることもできる。
ることができるが、これは、実際上、駆動源側の歯車若
しくは鎖車と噛み合すことができるような所定の歯形が
選択される。なお、本考案に係る無端体は、特に、汚泥
掻寄機に用いるのに好適であるが、これに限定されず、
他に用いることもできる。
[考案の効果] 上述の如く、本考案によると、耐蝕性と共に5ton以上
といった大きな駆動伝達力が要求される駆動伝達用無端
体を得ることができる。
といった大きな駆動伝達力が要求される駆動伝達用無端
体を得ることができる。
第1図は駆動伝達用無端体の正面図、第2図は第1図の
平面図である。 1……歯付リンク 2……アラミド繊維製芯材 3……合成ゴム 4……スリーブ 5……歯 6……リンク継手 7……掻寄板取付具 8……ピン
平面図である。 1……歯付リンク 2……アラミド繊維製芯材 3……合成ゴム 4……スリーブ 5……歯 6……リンク継手 7……掻寄板取付具 8……ピン
Claims (1)
- 【請求項1】アラミド繊維を樹脂バインダーで固めて成
形され、かつ、一対のスリーブを所定間隔に固着せしめ
たアラミド繊維製芯材を内設した、合成ゴム若しくは合
成樹脂の成形体で成る歯付リンク同士を互いに連結して
構成したことを特徴とする駆動伝達用無端体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989034124U JPH0619869Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 駆動伝達用無端体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989034124U JPH0619869Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 駆動伝達用無端体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02125233U JPH02125233U (ja) | 1990-10-16 |
JPH0619869Y2 true JPH0619869Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31538324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989034124U Expired - Lifetime JPH0619869Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 駆動伝達用無端体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619869Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0134125B2 (ja) * | 1984-06-27 | 1989-07-18 | Fischer Artur Werke Gmbh |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6434125U (ja) * | 1987-08-27 | 1989-03-02 |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP1989034124U patent/JPH0619869Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0134125B2 (ja) * | 1984-06-27 | 1989-07-18 | Fischer Artur Werke Gmbh |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02125233U (ja) | 1990-10-16 |
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