JPH06198649A - 廃磁気テープの処理方法およびそれを用いた建材ボードの製造方法 - Google Patents
廃磁気テープの処理方法およびそれを用いた建材ボードの製造方法Info
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- JPH06198649A JPH06198649A JP17474291A JP17474291A JPH06198649A JP H06198649 A JPH06198649 A JP H06198649A JP 17474291 A JP17474291 A JP 17474291A JP 17474291 A JP17474291 A JP 17474291A JP H06198649 A JPH06198649 A JP H06198649A
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- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、ビデオテープ，カセットテープ等
の廃磁気テープを長さ１〜５０mmに切断あるいは粉砕
し、１００〜２００℃で加熱してカール状に収縮させる
ことを特徴とする廃磁気テープの処理方法、およびビデ
オテープ，カセットテープ等の廃磁気テープを適当な大
きさに切断あるいは破砕し、加熱処理したのち、これに
バインダーを加え、加圧成型することを特徴とする建材
ボードの製造方法を提供するものである。 【効果】 廃磁気テープを有効に利用することができ
る。
の廃磁気テープを長さ１〜５０mmに切断あるいは粉砕
し、１００〜２００℃で加熱してカール状に収縮させる
ことを特徴とする廃磁気テープの処理方法、およびビデ
オテープ，カセットテープ等の廃磁気テープを適当な大
きさに切断あるいは破砕し、加熱処理したのち、これに
バインダーを加え、加圧成型することを特徴とする建材
ボードの製造方法を提供するものである。 【効果】 廃磁気テープを有効に利用することができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、廃磁気テープの処理方
法およびそれによって得られる処理材料を用いた建材ボ
ードの製造方法に関する。
法およびそれによって得られる処理材料を用いた建材ボ
ードの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ビデオテープ，カセットテープ等の廃磁
気テープは、毎年、膨大な量が廃棄されているが、従
来、これを適切に再利用する方法が見当らなかった。
気テープは、毎年、膨大な量が廃棄されているが、従
来、これを適切に再利用する方法が見当らなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記廃磁気
テープを処理する方法、およびその処理材料から建材ボ
ードを製造する方法を提案するものである。
テープを処理する方法、およびその処理材料から建材ボ
ードを製造する方法を提案するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ビデオ
テープ，カセットテープ等の廃磁気テープを長さ１〜５
０ｍｍ、好ましくは３〜１０ｍｍに切断あるいは粉砕
し、１００〜２００℃、好ましくは１４０〜１７０℃で
加熱してカール状に収縮させることを特徴とする廃磁気
テープの処理方法、およびビデオテープ，カセットテー
プ等の廃磁気テープを適当な大きさに切断あるいは粉砕
し、加熱処理したのち、これにバインダーを加え、加圧
成型することを特徴とする建材ボードの製造方法にあ
る。
テープ，カセットテープ等の廃磁気テープを長さ１〜５
０ｍｍ、好ましくは３〜１０ｍｍに切断あるいは粉砕
し、１００〜２００℃、好ましくは１４０〜１７０℃で
加熱してカール状に収縮させることを特徴とする廃磁気
テープの処理方法、およびビデオテープ，カセットテー
プ等の廃磁気テープを適当な大きさに切断あるいは粉砕
し、加熱処理したのち、これにバインダーを加え、加圧
成型することを特徴とする建材ボードの製造方法にあ
る。
【０００５】上記建材ボードの製造方法にいては、廃磁
気テープを好ましくは長さ１〜５０ｍｍ、より好ましく
は３〜１０ｍｍに切断あるいは破砕する。廃磁気テープ
を１mm未満に破砕した場合は、粉砕にコストが掛り過
ぎ、且つ粉末状となるため内部に空隙を保有する構造と
はならない。５０mmより大きい場合は、成型後の表面状
態が粗となり強度が劣る為実用性がない。また加熱処理
は、好ましくは１００〜２００℃、より好ましくは１４
０〜１７０℃の温度で行う。１００℃未満ではカール状
にならない。２００℃より高温では空気酸化により劣化
し使用できない。
気テープを好ましくは長さ１〜５０ｍｍ、より好ましく
は３〜１０ｍｍに切断あるいは破砕する。廃磁気テープ
を１mm未満に破砕した場合は、粉砕にコストが掛り過
ぎ、且つ粉末状となるため内部に空隙を保有する構造と
はならない。５０mmより大きい場合は、成型後の表面状
態が粗となり強度が劣る為実用性がない。また加熱処理
は、好ましくは１００〜２００℃、より好ましくは１４
０〜１７０℃の温度で行う。１００℃未満ではカール状
にならない。２００℃より高温では空気酸化により劣化
し使用できない。
【０００６】上記バインダーとしては、ラテックス，液
状ゴム，ポリウレタン接着剤，エポキシ接着剤，メラミ
ン樹脂，フェノール樹脂，ユリア樹脂等の常温あるいは
加熱により硬化・成型できる材料を用いることができ
る。これらのバインダーは、廃磁気テープに対して３〜
７０重量部、好ましくは１０〜５０重量部添加され、均
一に混合される。
状ゴム，ポリウレタン接着剤，エポキシ接着剤，メラミ
ン樹脂，フェノール樹脂，ユリア樹脂等の常温あるいは
加熱により硬化・成型できる材料を用いることができ
る。これらのバインダーは、廃磁気テープに対して３〜
７０重量部、好ましくは１０〜５０重量部添加され、均
一に混合される。
【０００７】上記建材ボードの製造に際しては、廃磁気
テープに電磁波特性を有するフェライト，カーボンブラ
ックまたは導電性金属粉末を添加するか、あるいは導電
性金属繊維または１２〜１００メッシュの導電性金属金
網を、例えばサンドイッチ状に内部に混入することがで
きる。
テープに電磁波特性を有するフェライト，カーボンブラ
ックまたは導電性金属粉末を添加するか、あるいは導電
性金属繊維または１２〜１００メッシュの導電性金属金
網を、例えばサンドイッチ状に内部に混入することがで
きる。
【０００８】上記フェライトとしては、スピネル系，ガ
ーネット系，マグネットプラムバイト系のものがあり、
これらは単独であるいは混合して、廃磁気テープに対し
て１０〜１５０重量部、好ましくは３０〜７０重量部添
加される。上記カーボンブラックとしては、チャンネル
ブラック，ファーネスブラック，アセチレンブラック，
サーマルブラック，ランプブラック等を用いることがで
き、これらは廃磁気テープに対して１〜１００重量部、
好ましくは１０〜３０重量部添加される。上記導電性金
属粉末としては、鉄，ステンレス，銅，アルミニウム等
を単独であるいはフェライト，カーボンブラックと混合
して用いることができ、これらは廃磁気テープに対して
１０〜１５０重量部、好ましくは３０〜７０重量部添加
される。上記導電性金属繊維あるいは導電性金網として
は、鉄，ステンレス，銅，アルミニウム等の繊維、ある
いはこれらの繊維で編まれた１２〜１００メッシュ金網
を用いることができ、これらは廃磁気テープに対して１
〜１００重量部、好ましくは１０〜３０重量部混入され
る。
ーネット系，マグネットプラムバイト系のものがあり、
これらは単独であるいは混合して、廃磁気テープに対し
て１０〜１５０重量部、好ましくは３０〜７０重量部添
加される。上記カーボンブラックとしては、チャンネル
ブラック，ファーネスブラック，アセチレンブラック，
サーマルブラック，ランプブラック等を用いることがで
き、これらは廃磁気テープに対して１〜１００重量部、
好ましくは１０〜３０重量部添加される。上記導電性金
属粉末としては、鉄，ステンレス，銅，アルミニウム等
を単独であるいはフェライト，カーボンブラックと混合
して用いることができ、これらは廃磁気テープに対して
１０〜１５０重量部、好ましくは３０〜７０重量部添加
される。上記導電性金属繊維あるいは導電性金網として
は、鉄，ステンレス，銅，アルミニウム等の繊維、ある
いはこれらの繊維で編まれた１２〜１００メッシュ金網
を用いることができ、これらは廃磁気テープに対して１
〜１００重量部、好ましくは１０〜３０重量部混入され
る。
【０００９】本発明によれば、ビデオテープ，カセット
テープ等の廃磁気テープは、適当な大きさに切断あるい
は粉砕される。切断あるいは粉砕機のためには、例えば
図１に示す一般的な固定刃と回転刃を有する衝撃式粉砕
機を用いることができる。図中、１はホッパー，２は回
転刃，３は固定刃，４はスクリーン，５は粉砕機本体で
ある。
テープ等の廃磁気テープは、適当な大きさに切断あるい
は粉砕される。切断あるいは粉砕機のためには、例えば
図１に示す一般的な固定刃と回転刃を有する衝撃式粉砕
機を用いることができる。図中、１はホッパー，２は回
転刃，３は固定刃，４はスクリーン，５は粉砕機本体で
ある。
【００１０】廃磁気テープはホッパー１から丸めて投入
され、回転刃２と固定刃３によって切断し、粉砕され
る。粉砕品（あるいは切断品）のサイズは、粉砕条件の
設定およびスクリーン４の目の大きさを設定することに
よって任意に選ぶことができる。例えば、実験に用いた
粉砕品は次のような大きさの分布で粉砕される。 ５ｍｍ以上 １％ ３〜５ｍｍ ４０％ ３ｍｍ以下 ５９％
され、回転刃２と固定刃３によって切断し、粉砕され
る。粉砕品（あるいは切断品）のサイズは、粉砕条件の
設定およびスクリーン４の目の大きさを設定することに
よって任意に選ぶことができる。例えば、実験に用いた
粉砕品は次のような大きさの分布で粉砕される。 ５ｍｍ以上 １％ ３〜５ｍｍ ４０％ ３ｍｍ以下 ５９％
【００１１】上記の粉砕品を、所定の条件のもとに加熱
すると、図２のＩ，IIに示すようなカール状に収縮した
小片を含む粉砕品となる。
すると、図２のＩ，IIに示すようなカール状に収縮した
小片を含む粉砕品となる。
【００１２】本発明の建材ボードは、このようにして得
られた粉砕品に、上記のようなバインダーを加え、適当
な密度になるように加圧成型することによって得られ
る。
られた粉砕品に、上記のようなバインダーを加え、適当
な密度になるように加圧成型することによって得られ
る。
【００１３】本発明の廃磁気テープの処理方法によれ
ば、カール状の収縮片が得られ、これは、本発明の建材
ボードの材料としてばかりではなく、例えば塗膜に混入
する充填材などとして用いることができる。また、本発
明の建材ボードの製造方法によれば、上記粉砕品に上記
バインダーを加え、加圧成型することにより、カール状
収縮片の内部に空気が封じ込められ、内部に空隙をも
ち、吸音，断熱性能のほか、静電気防止性能および電磁
波吸収性能に優れた建材ボードが得られる。
ば、カール状の収縮片が得られ、これは、本発明の建材
ボードの材料としてばかりではなく、例えば塗膜に混入
する充填材などとして用いることができる。また、本発
明の建材ボードの製造方法によれば、上記粉砕品に上記
バインダーを加え、加圧成型することにより、カール状
収縮片の内部に空気が封じ込められ、内部に空隙をも
ち、吸音，断熱性能のほか、静電気防止性能および電磁
波吸収性能に優れた建材ボードが得られる。
【００１４】本発明の建材ボードは、例えば建築物の
壁、天井、床用として用いることができるが、特に電磁
波特性を有しているため、電磁波シールドとして好まし
く用いることができる。
壁、天井、床用として用いることができるが、特に電磁
波特性を有しているため、電磁波シールドとして好まし
く用いることができる。
【００１５】
【実施例】以下に実施例を示すが、バインダーとして、
以下の商品を用いた。 出光化学株式会社 変性液状ポリブタジエン
ＭＣ−５０ 住友化学株式会社 ウレタン接着剤スミスター９
９０２Ｘ 住友デュレス株式会社 フェノール樹脂 液状レジ
ンＰＲ−５０４０４
以下の商品を用いた。 出光化学株式会社 変性液状ポリブタジエン
ＭＣ−５０ 住友化学株式会社 ウレタン接着剤スミスター９
９０２Ｘ 住友デュレス株式会社 フェノール樹脂 液状レジ
ンＰＲ−５０４０４
【００１６】〔実施例１〕図１に示す粉砕機で、カセッ
トテープの廃磁気テープを５ｍ／ｍ以下の鱗片状に粉砕
した。これを１５０±５℃に加熱した電気炉中で、攪拌
しながら、３分間加熱し、収縮カール形状化したものを
原料として、下記の配合でヘンシルミキサーで均一に混
合し、これをトランスファー型金型に入れホットプレス
で１５０℃×１０分間加圧・加熱して成型した。 （配合） 加熱処理した廃磁気テープ １００重量部 湿気硬化型液状変性ポリブタジエン ２０重量部 計 １２０重量部 得られた建材ボードの物性は、次の通りである。なお、
吸音性減衰率は、落球式床衝撃（当社測定）によって測
定した。 密度 ０．４５ ｇ／ｃｍ3 圧縮強度 ８．０ Ｋｇ／ｃｍ2 曲げ強度 １３．４ Ｋｇ／ｃｍ3 熱伝導率 ０．０４３ Ｋｃａｌ／ｍ℃ｈ 吸音性減衰量 ３０ ｄＢ 体積抵抗 ＜１×１０9 Ω・ｃｍ
トテープの廃磁気テープを５ｍ／ｍ以下の鱗片状に粉砕
した。これを１５０±５℃に加熱した電気炉中で、攪拌
しながら、３分間加熱し、収縮カール形状化したものを
原料として、下記の配合でヘンシルミキサーで均一に混
合し、これをトランスファー型金型に入れホットプレス
で１５０℃×１０分間加圧・加熱して成型した。 （配合） 加熱処理した廃磁気テープ １００重量部 湿気硬化型液状変性ポリブタジエン ２０重量部 計 １２０重量部 得られた建材ボードの物性は、次の通りである。なお、
吸音性減衰率は、落球式床衝撃（当社測定）によって測
定した。 密度 ０．４５ ｇ／ｃｍ3 圧縮強度 ８．０ Ｋｇ／ｃｍ2 曲げ強度 １３．４ Ｋｇ／ｃｍ3 熱伝導率 ０．０４３ Ｋｃａｌ／ｍ℃ｈ 吸音性減衰量 ３０ ｄＢ 体積抵抗 ＜１×１０9 Ω・ｃｍ
【００１７】原料とバインダーの配合割合、バインダー
の種類などを変えて、以下の実施例２〜５に示す建材ボ
ードを作製し、その物性を評価した。
の種類などを変えて、以下の実施例２〜５に示す建材ボ
ードを作製し、その物性を評価した。
【００１８】〔実施例２〕 （配合） 加熱処理した廃磁気テープ １００重量部 スピネル系フェライト ５０重量部 湿気硬化型液状変性ポリブタジエン ３０重量部 計 １８０重量部 （物性） 密度 ０．４８ ｇ／ｃｍ3 圧縮強度 ６．５ Ｋｇ／ｃｍ2 曲げ強度 １１．１ Ｋｇ／ｃｍ3 熱伝導率 ０．０４６ Ｋｃａｌ／ｍ℃ｈ 吸音性減衰量 ２９ ｄＢ 体積抵抗 ３．１×１０8 Ω・ｃｍ
【００１９】〔実施例３〕 （配合） 加熱処理した廃磁気テープ １００重量部 アセチレンカーボンブラック ２０重量部 湿気硬化型ポリウレタン接着剤 ３０重量部 計 １５０重量部 （物性） 密度 ０．４４ ｇ／ｃｍ3 圧縮強度 ７．５ Ｋｇ／ｃｍ2 曲げ強度 １３．０ Ｋｇ／ｃｍ3 熱伝導率 ０．０４１ Ｋｃａｌ／ｍ℃ｈ 吸音性減衰量 ３０ ｄＢ 体積抵抗 ５．９９×１０6 Ω・ｃｍ
【００２０】〔実施例４〕 （配合） 加熱処理した廃磁気テープ １００重量部 アセチレンカーボンブラック ２０重量部 ステンレス粉末 ６０重量部 湿気硬化型ポリウレタン接着剤 ４０重量部 計 ２２０重量部 （物性） 密度 ０．５５ ｇ／ｃｍ3 圧縮強度 ９．１ Ｋｇ／ｃｍ2 曲げ強度 １１．６ Ｋｇ／ｃｍ3 熱伝導率 ０．０４８ Ｋｃａｌ／ｍ℃ｈ 吸音性減衰量 ２６ ｄＢ 体積抵抗 ２．９９×１０7 Ω・ｃｍ
【００２１】〔実施例５〕 （配合） 加熱処理した廃磁気テープ １００重量部 フェノール樹脂 ３０重量部 計 １３０重量部 （物性） 密度 ０．０４５ ｇ／ｃｍ3 圧縮強度 ８．７ Ｋｇ／ｃｍ2 曲げ強度 １４．３ Ｋｇ／ｃｍ3 熱伝導率 ０．０４３ Ｋｃａｌ／ｍ℃ｈ 吸音性減衰量 ３０ ｄＢ 体積抵抗 ＜１×１０9 Ω・ｃｍ
【００２２】実施例１〜５において得られたボードは、
例えば厚さ１０ｍｍ×タテ４００ｍｍ×ヨコ４００ｍｍ
のものであった。
例えば厚さ１０ｍｍ×タテ４００ｍｍ×ヨコ４００ｍｍ
のものであった。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、廃磁気テープを有効に
利用できる。本発明の廃磁気テープの処理方法によれ
ば、カール状の収縮片が得られ、例えば建材ボードの製
造原料、塗膜に混入させるための充填材などとして有効
に用いることができる。また、本発明の建材ボードの製
造方法により得られる建材ボードは、内部に空気が封じ
込められた空隙を有するため、吸音性、断熱性が優れて
おり、しかも静電気防止性能に優れる。そのうえ、製造
原料として廃磁気テープを用いているため、電磁波吸収
性能に優れている。
利用できる。本発明の廃磁気テープの処理方法によれ
ば、カール状の収縮片が得られ、例えば建材ボードの製
造原料、塗膜に混入させるための充填材などとして有効
に用いることができる。また、本発明の建材ボードの製
造方法により得られる建材ボードは、内部に空気が封じ
込められた空隙を有するため、吸音性、断熱性が優れて
おり、しかも静電気防止性能に優れる。そのうえ、製造
原料として廃磁気テープを用いているため、電磁波吸収
性能に優れている。
【図１】本発明で用いる粉砕機の一例を示す要部断面立
面図である。
面図である。
【図２】本発明の処理方法で形成された廃磁気テープの
カール状収縮片の例示図である。
カール状収縮片の例示図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成３年１１月１３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】上記建材ボードの製造方法においては、廃
磁気テープを好ましくは長さ１〜５０ｍｍ、より好まし
くは３〜１０ｍｍに切断あるいは破砕する。廃磁気テー
プを１mm未満に破砕した場合は、粉砕にコストが掛り過
ぎ、且つ粉末状となるため内部に空隙を保有する構造と
はならない。５０mmより大きい場合は、成型後の表面状
態が粗となり強度が劣る為実用性がない。また加熱処理
は、好ましくは１００〜２００℃、より好ましくは１４
０〜１７０℃の温度で行う。１００℃未満ではカール状
にならない。２００℃より高温では空気酸化により劣化
し使用できない。
磁気テープを好ましくは長さ１〜５０ｍｍ、より好まし
くは３〜１０ｍｍに切断あるいは破砕する。廃磁気テー
プを１mm未満に破砕した場合は、粉砕にコストが掛り過
ぎ、且つ粉末状となるため内部に空隙を保有する構造と
はならない。５０mmより大きい場合は、成型後の表面状
態が粗となり強度が劣る為実用性がない。また加熱処理
は、好ましくは１００〜２００℃、より好ましくは１４
０〜１７０℃の温度で行う。１００℃未満ではカール状
にならない。２００℃より高温では空気酸化により劣化
し使用できない。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】上記建材ボードの製造に際しては、廃磁気
テープに電磁波特性を有するフェライト，カーボンブラ
ック，黒鉛，カーボン繊維，または導電性金属粉末を添
加するか、あるいは導電性金属繊維または１２〜１００
メッシュの導電性金属金網を、例えばサンドイッチ状に
内部に混入することができる。
テープに電磁波特性を有するフェライト，カーボンブラ
ック，黒鉛，カーボン繊維，または導電性金属粉末を添
加するか、あるいは導電性金属繊維または１２〜１００
メッシュの導電性金属金網を、例えばサンドイッチ状に
内部に混入することができる。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００９
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００９】本発明によれば、ビデオテープ，カセット
テープ等の廃磁気テープは、適当な大きさに切断あるい
は粉砕される。切断あるいは粉砕のためには、例えば図
１に示す一般的な固定刃と回転刃を有する衝撃式粉砕機
を用いることができる。図中、１はホッパー，２は回転
刃，３は固定刃，４はスクリーン，５は粉砕機本体であ
る。
テープ等の廃磁気テープは、適当な大きさに切断あるい
は粉砕される。切断あるいは粉砕のためには、例えば図
１に示す一般的な固定刃と回転刃を有する衝撃式粉砕機
を用いることができる。図中、１はホッパー，２は回転
刃，３は固定刃，４はスクリーン，５は粉砕機本体であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 31:10 4Ｆ
Claims (4)
- 【請求項１】 ビデオテープ，カセットテープ等の廃磁
気テープを長さ１〜５０ｍｍに切断あるいは粉砕し、１
００〜２００℃で加熱してカール状に収縮させることを
特徴とする廃磁気テープの処理方法。 - 【請求項２】 ビデオテープ，カセットテープ等の廃磁
気テープを適当な大きさに切断あるいは粉砕し、加熱処
理したのち、これにバインダーを加え、加圧成型するこ
とを特徴とする建材ボードの製造方法。 - 【請求項３】 バインダーとして、ラテックス，液状ゴ
ム，ポリウレタン接着剤，エポキシ接着剤，メラミン樹
脂，フェノール樹脂，ユリア樹脂等の常温あるいは加熱
により硬化・成型できる材料を用い、これを廃磁気テー
プに対して３〜７０重量部添加し、均一に混合したの
ち、加圧成型することを特徴とする請求項２に記載の建
材ボードの製造方法。 - 【請求項４】 バインダーと共に、電磁波特性を有する
フェライト，カーボンブラックまたは導電性金属粉末を
添加するか、あるいは導電性金属繊維または１２〜１０
０メッシュの導電性金属金網を混入することを特徴とす
る請求項２または３に記載の建材ボードの製造方法。
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| JP17474291A JP2578697B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 廃磁気テープの処理方法およびそれを用いた建材ボードの製造方法 |
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| JP17474291A JP2578697B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 廃磁気テープの処理方法およびそれを用いた建材ボードの製造方法 |
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