JPH0619721A - 機械語翻訳最適化方式 - Google Patents

機械語翻訳最適化方式

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JPH0619721A
JPH0619721A JP3027094A JP2709491A JPH0619721A JP H0619721 A JPH0619721 A JP H0619721A JP 3027094 A JP3027094 A JP 3027094A JP 2709491 A JP2709491 A JP 2709491A JP H0619721 A JPH0619721 A JP H0619721A
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JP
Japan
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stack
parameter
size
instruction
execution unit
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JP3027094A
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Inventor
Yoshikazu Sato
嘉一 佐藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実行単位(サブルーチンや関数)が他の実行
単位を呼出すソースプログラムを実行速度が速いオブジ
ェクトに翻訳する。特に、呼出し時に必要な情報をスタ
ックに格納させるオブジェクト部分の実行を高速にす
る。 【構成】 ソースプログラム1を中間語プログラム3に
変換する際(2)、両実行単位間で授受するパラメータ
の格納に必要なスタックSTのサイズmaxを検出して
メモリ4に格納する(2a)。中間語プログラム3から
オブジェクト6を生成する際(5)、CALL命令の前
に以下の命令群を設ける。検出サイズmaxとパラメー
タ以外の情報の格納に必要なサイズworkの合計だけ
スタックポインタを調整する(SPoからSPn)AD
D命令を設ける(5a)。パラメータ以外の情報を格納
させる命令群を設ける(5b)。パラメータを格納させ
るMOVE命令を設ける(5c)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラミング用高位
言語で記載されたソースプログラムを翻訳して機械語オ
ブジェクトを出力するコンピュータシステムに用いられ
る機械語翻訳最適化方式に関し、例えば、コンパイラ最
適化方式に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンパイラ型のプログラミング
用高位言語で記載されたソースプログラムは、周知の通
りコンパイラ装置によって機械語オブジェクトプログラ
ム(以下、機械語オブジェクトと呼ぶ)に翻訳されて実
行される。このような機械語オブジェクトにおいては、
サブルーチンや関数等の実行単位の実行時には、かかる
実行時に必要な情報をスタックに格納して管理するいわ
ゆるスタックマシン方式を利用する。なお、スタックに
対する情報の格納は呼出し元の実行単位が行ない、呼出
し先の実行単位がこれを利用する。
【0003】図2は、実行単位の呼出し系列が、実行単
位fの実行中に実行単位gを呼出し、実行単位gの実行
中に実行単位hを呼出すような系列の場合におけるスタ
ックSTの格納内容を示したものである。図2に示すよ
うに、実行単位fの実行時には、スタックSTには実行
単位fの実行に必要な情報INFfが格納され、スタッ
クポインタSPはその情報INFfの先頭を指示し、実
行単位gの呼出し時にはこの情報INFfに加えて実行
単位gの実行に必要な情報INFgが格納され、スタッ
クポインタSPはその情報INFgの先頭を指示し、同
様に、実行単位hの呼出し時にはこれら情報INFf及
びINFgに加えて実行単位hの実行に必要な情報IN
Fhが格納され、スタックポインタSPはその情報IN
Fhの先頭を指示し、実行単位hの実行直後にはこの実
行に必要となっていた情報INFhをスタックSTから
除去してスタックポインタSPが情報INFgの先頭を
指示するように、スタックSTの格納内容を変化させて
いく。
【0004】ここで、実行単位の実行時に必要な情報と
は、実行単位の呼出し元の環境(レジスタ値、戻り先ア
ドレス)、実行単位の実行時に局所的に生存するメモリ
領域、呼出し先実行単位と呼出し元実行単位との間で授
受されるパラメータ等である。なお、図2においては、
呼出し先実行単位と呼出し元実行単位との間で授受され
るパラメータを符号PARg、PARhで、それ以外の
情報(以下、パラメータ外情報と呼ぶ)を符号WOR
g、WORhで表している。
【0005】従って、機械語オブジェクトには、このよ
うなパラメータをスタックに格納させる命令が含まれ
る。
【0006】従来のコンパイラ装置においては、パラメ
ータをスタックに格納させる命令として、スタックにデ
ータを格納すると共にスタックポインタを更新するPU
SH系の命令(以下、単にPUSH命令と呼ぶ)が用い
られていた。
【0007】図3は、C言語によるソースプログラム
(図3(A))と、従来方式によって翻訳された機械語
オブジェクト(図3(B))と、この機械語オブジェク
トによって生じるスタックの変化(図3(C))の一例
を示す説明図である。
【0008】この例は、実行単位(C言語では関数と呼
ばれている)program()がその実行中に他の実
行単位sub1(a,b,c)を呼出し、これら実行単
位間で授受するパラメータがパラメータa,b,cであ
るものである。従来方式による機械語オブジェクトで
は、実行単位sub1をCALLするステップ101の
前に、実行単位sub1の実行に必要な情報をスタック
STに格納させるプログラム部分100がある。このプ
ログラム部分100は実行単位program()に係
るスタックポインタSPoをこの実行単位sub1のパ
ラメータ外情報を格納する領域(作業域)workだけ
調整して新しい位置SPnを指示するものとするADD
系の命令(以下、単にADD命令と呼ぶ)100aと、
作業域にパラメータ外情報を格納する命令群100b
と、パラメータcを格納させると共にスタックポインタ
SPnをその格納分(SPc)更新させるPUSH命令
100cと、パラメータbを格納させると共にスタック
ポインタSPcをその格納分(SPb)更新させるPU
SH命令100dと、パラメータaを格納させると共に
スタックポインタSPbをその格納分(SPa)更新さ
せるPUSH命令100eとからなる。なお、この従来
例の場合、PUSH命令によって新たなスタックポイン
タSPnをずらせているため、かかるプログラム部分1
00の後にスタックポインタを値SPnに戻すADD命
令102が必要となる。
【0009】なお、ハードウェア構成によっては、PU
SH命令がないコンパイラ装置が存在し、このようなコ
ンパイラ装置においては、PUSH命令に代えて、スタ
ックポインタを調整するADD命令と、データを格納す
るMOVE系の命令(以下、単にMOVE命令と呼ぶ)
とを組み合わせてPUSH命令と同等な動作を実行させ
ていた。
【0010】ところで、機械語オブジェクトへの翻訳の
仕方によってはソースプログラムが同一であっても実行
時間や必要なメモリ量が異なる。そこで、実行時間が最
短になるように、及び又は、使用メモリ量が最小になる
ように機械語に翻訳するコンパイラ最適化方式が求めら
れており、パラメータをスタックに格納させるオブジェ
クト部分の最適化も当然に求められている。
【0011】しかしながら、PUSH命令だけによる方
式、又は、ADD命令及びMOVE命令を組み合わせた
方式共に、実行時間の面で最適とは言い難いものであっ
た。そこで、PUSH命令を有するコンパイラ装置にお
いては、従来、PUSH命令の実行速度はMOVE命令
の実行速度より遅いがMOVE命令とADD命令の組み
合わせの実行速度よりは速いという点を考慮して、以下
のような最適化が採用されていた。
【0012】すなわち、実行単位間で授受するパラメー
タ数によって場合分けを行ない、パラメータ数が所定数
以下(上述した3命令の実行速度に依存して決まる数)
の場合にはPUSH命令を使用し、パラメータが上述の
所定数を越えた場合には、ADD命令及びMOVE命令
の組み合わせを使用する。ここで、ADD命令及びMO
VE命令を組み合わせる場合には、スタックポインタを
調整するADD命令は全パラメータ分をまとめて行なう
ようにし、組み合わせによる実行時間の短縮化を計って
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、いずれの従来方式においても、サブルーチン
や関数等の実行単位を他の実行単位が呼出す場合には、
パラメータ外情報をスタックに格納するためにスタック
ポインタを調整するだけでなく、パラメータを実行単位
間で授受するためにもスタックポインタの調整が必要で
ある。このようにスタックポインタを調整させる命令が
重複している分、その実行時間に無駄があるということ
ができる。
【0014】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、ある実行単位が他の実行単位を呼出す際に両
実行単位間で授受するパラメータのスタックへの格納
を、迅速に実行することができるような機械語オブジェ
クトに翻訳することができる機械語翻訳最適化方式を提
供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、実行単位(メインルーチンやサ
ブルーチンや関数)が他の実行単位を呼出す部分を含む
ソースプログラムを、呼出し元の実行単位がスタックに
必要な情報を格納し、呼出し先の実行単位がスタックに
格納された情報を参照する機械語オブジェクトに翻訳す
る機械語翻訳最適化方式を以下のように構成した。
【0016】すなわち、ソースプログラムの構文及び意
味を解析する際に、呼出し元及び呼出し先の実行単位間
で授受するパラメータを格納するために必要なスタック
上の大きさを検出する。また、スタックに必要な情報を
格納させる機械語オブジェクト部分を、パラメータ以外
の情報を格納するために必要なスタック上の大きさと、
パラメータを格納するために必要な検出されたスタック
上の大きさとの合成の大きさに応じた位置にスタックポ
インタを調整させるスタックポインタ調整命令と、スタ
ックポインタを変更することなくパラメータ以外の情報
をスタックに格納させるパラメータ外情報格納命令と、
スタックポインタを変更することなくパラメータをスタ
ックに格納させるパラメータ格納命令とで構成した。
【0017】
【作用】本発明は、他の実行単位の呼出しに必要な情報
をスタックに格納させる機械語オブジェクトの命令部分
において、スタックポインタを調整する命令が複数生じ
ないようにすべく、パラメータ以外の情報を格納するた
めに必要なスタック上の大きさと、パラメータを格納す
るために必要なスタック上の大きさとの合成の大きさに
応じた位置にスタックポインタを調整させるスタックポ
インタ調整命令を設けた。このような命令を生成するた
めには、パラメータを格納するために必要なスタック上
の大きさの情報が必要となるが、この情報については、
ソースプログラムの構文及び意味を解析する際に検出す
ることとした。また、このようにしてスタックポインタ
の位置を調整しても、情報の格納時にスタックポインタ
が変化するならば上述のようにしたことの意味がない。
そこで、スタックにパラメータ以外の情報を格納させる
パラメータ外情報格納命令も、スタックにパラメータを
格納させるパラメータ格納命令も、格納時にスタックポ
インタを変更しない命令とした。
【0018】
【実施例】以下、本発明をコンパイラ最適化方式に適用
した一実施例を図面を参照しながら詳述する。ここで、
図1はこの実施例の概略機能ブロック図、図4はその構
文意味解析手段の処理フローチャート、図5はその機械
語生成手段の要部処理フローチャートである。なお、こ
の実施例のコンパイラ最適化方式も、実際上、ハードウ
ェア的には中央処理ユニット(CPU)及びメモリで構
成されている。
【0019】図1(A)において、例えばC言語等の高
位言語で記述されたソースプログラム1は、構文意味解
析手段2に入力される。構文意味解析手段2は、ソース
プログラム1の構文や意味を解析して、中間語によるプ
ログラム3に変換する。なお、中間語は、複雑さが高位
言語と機械語との中間である言語であり、コンパイラ装
置は、上述のように、機械語を生成しやすい形にソース
プログラム1を一旦中間語によるプログラム3に変換し
た後、この中間語のプログラム3から機械語のプログラ
ムに翻訳する。
【0020】構文意味解析手段2は、最大パラメータサ
イズ検出部2aを備えており、構文及び意味の解析と並
行して、ある実行単位が他の実行単位を呼出す際に両実
行単位間で授受するパラメータの格納のためにスタック
上で必要となる最大のサイズ(以下、最大パラメータサ
イズと呼ぶ)を検出している。構文意味解析手段2は、
最大パラメータサイズ検出部2aによって検出された最
大パラメータサイズを最大パラメータサイズメモリ4に
設定する。実行単位の呼出しが複数あるソースプログラ
ムの場合には、呼出し毎に最大パラメータサイズが検出
されてメモリ4に格納される。
【0021】機械語生成手段5は、中間語プログラム3
を翻訳して機械語オブジェクト6を生成する。また、機
械語生成手段5は、ある実行単位で呼出された実行単位
が必要とする情報(パラメータ、パラメータ外情報)を
スタックに格納して管理する機械語オブジェクト部分を
生成するために、スタックポインタ調整部5aと、パラ
メータ外情報格納部5bと、パラメータ格納部5cとを
備えている。スタックポインタ調整部5aは、呼出され
た実行単位を実行するために必要なパラメータ外情報を
格納するための作業域サイズと、最大パラメータサイズ
メモリ4に設定されている最大パラメータサイズとを合
わせた分だけ、それ以前のスタックポインタを移動させ
る機械語命令を生成するものであり、その命令としてA
DD命令を用いている。すなわち、図1(B)に示すよ
うに、従前のスタックポインタSPoを、作業域サイズ
workと最大パラメータサイズmaxとの合成サイズ
分だけ移動させた位置SPnに調整するADD命令を生
成する。パラメータ外情報格納部5bは、その実行単位
についてのスタックSTの作業域サイズworkにパラ
メータ外情報を格納させる機械語命令を生成するもので
ある。パラメータ格納部5cは、実行単位間で授受する
パラメータをその実行単位についてのスタックの最大パ
ラメータサイズmaxの部分に格納させる命令を生成す
るものであり、その命令としてMOVE命令を用いてい
る。
【0022】次に、構文意味解析手段2による処理を図
4を用いて説明する。実際上、構文意味解析手段2は、
最大パラメータサイズ検出部2aを含めて主としてソフ
トウェアによって形成されている。
【0023】まず、呼出し毎に必要となる最大パラメー
タサイズを全て0に初期化する(ステップS1)。次い
で、ソースプログラム1を読み込んで、ソースプログラ
ムファイルが終了していないことを確認する(ステップ
S2、S3)。なお、ファイルが終了した場合には、一
連の処理を終了する。ファイルが終了していない場合に
は、読み込んだソースプログラムの構文や意味を解析し
て中間語プログラムに変換する(ステップS4)。この
際、この読み込んだプログラム部分がサブルーチンルー
チンや関数等の他の実行単位の呼出しか否かを判別する
(ステップS5)。異なる場合には上述したステップS
2に戻る。他方、実行単位の呼出しであると、その実行
単位の総パラメータ情報をスタックに格納させるのに要
するサイズを現パラメータサイズに設定した後、そのと
きの最大パラメータサイズと比較する(ステップS6、
S7)。現パラメータサイズがそのときの最大パラメー
タサイズ以下の場合には直ちに上述したステップS2に
戻り、現パラメータサイズがそのときの最大パラメータ
サイズより大きい場合には最大パラメータサイズメモリ
4の最大パラメータサイズを現パラメータサイズで更新
させて上述したステップS2に戻る(ステップS6〜S
8)。なお、実行単位の呼出し毎に、最大パラメータサ
イズを格納更新する最大パラメータサイズメモリ4のエ
リアは異なるようになされている。
【0024】このようにして実行単位の呼出し毎に、最
大パラメータサイズが検出されて最大パラメータサイズ
メモリ4に格納される。
【0025】次に、機械語生成手段5の処理、特に他の
実行単位の呼出し時にスタックに情報を格納させる機械
語オブジェクト部分を生成するための処理について図5
を用いて説明する。
【0026】中間語プログラム部分が他の実行単位の呼
出しに係る部分になると、その実行単位の実行で必要と
なるパラメータ外情報が必要とするスタック上のサイズ
を認識し、また、最大パラメータサイズメモリ4に格納
されている呼出し先の実行単位についての最大パラメー
タサイズを取り出して合計サイズを演算する(ステップ
S10〜S12)。そして、現在のスタックポインタS
Poをその合成サイズ分だけずれた位置SPnに調整す
るADD命令を生成する(ステップS13)。その後、
パラメータ外情報をスタックに格納させる命令群を生成
する(ステップS14)。次いで、呼出し元及び呼出し
先の実行単位間で授受する各パラメータをスタックに格
納させるMOVE命令を生成し、その後、呼出し先の実
行単位を実際に呼出すCALL命令を生成する(ステッ
プS15、S16)。
【0027】このようにして実行単位の呼出しに伴うス
タックへの情報格納を実行する機械語オブジェクト部分
が生成される。
【0028】図6は、C言語によるソースプログラム
(図6(A))と、この実施例方式によって翻訳された
機械語オブジェクト(図6(B))と、この機械語オブ
ジェクトによって生じるスタックの変化(図6(C))
の一例を示す説明図である。なお、図6は、上述した図
3と対応する図面であり、ソースプログラムは同一であ
るが繰返し図示しているものである。
【0029】この実施例方式による機械語オブジェクト
でも、実行単位sub1をCALLするステップ201
の前にスタックSTに実行単位sub1の実行で必要と
なる情報を格納させるプログラム部分200がある。こ
のプログラム部分200は実行単位program()
に係るスタックポインタSPoを、この実行単位sub
1のパラメータの格納で必要となる最大パラメータサイ
ズmax及びパラメータ外情報の格納で必要となる作業
域サイズworkの合成サイズmax+workだけ調
整して新しい位置SPnを指示するものとするADD命
令200aと、作業域にパラメータ外情報を格納する部
分200bと、パラメータaを格納させるMOVE命令
200cと、パラメータbを格納させるMOVE命令2
00dと、パラメータcを格納させるMOVE命令20
0eとからなる。なお、この実施例の場合、PUSH命
令を用いずにMOVE命令によってパラメータをスタッ
クに格納させるようにしているため、この格納時に新た
なスタックポインタSPnが変化することはなく、その
ため、パラメータの格納用MOVE命令の後にスタック
ポインタを調整するADD命令が設ける必要がない。
【0030】従って、上述の実施例によれば、実行単位
間で授受するパラメータをスタックに格納させるためだ
けにスタックポインタを調整する必要がなく、呼出され
た実行単位のパラメータ外情報をスタックに格納させる
際のスタックポインタの調整に、パラメータをスタック
に格納させるためのスタックポインタの調整を融合させ
ているため、1個の実行単位の呼出し時には1回のスタ
ックポインタの調整を行なえば良く、また、このように
したためPUSH命令より実行速度が速いMOVE命令
を使用でき、翻訳された機械語オブジェクトの実行時間
を従来より速めることができる。
【0031】なお、上述の実施例においては、コンパイ
ラ装置に本発明を適用したものを示したが、インタプリ
タ装置に対しても本発明を適用することができる。但
し、インタプリタ装置の場合、翻訳処理と実行処理とが
交互に繰返されるため、実行処理の時間だけが問題とな
るコンパイラ装置に比べれば本発明を適用する効果は小
さい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ある実
行単位が他の実行単位を呼出す際に両実行単位間で授受
するパラメータのスタックへの格納に伴うスタックポイ
ンタの調整を、呼出された実行単位のパラメータ以外の
情報をスタックに格納させる際のスタックポインタの調
整に融合させて行なうような機械語オブジェクトに翻訳
するようにしたので、実行時間が短い機械語オブジェク
トに翻訳することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の機械語翻訳最適化方式の概略機能ブロ
ック図である。
【図2】スタックマシン方式の説明図である。
【図3】従来方式の具体例を用いた説明図である。
【図4】実施例の構文意味解析手段の処理フローチャー
トである。
【図5】実施例の機械語生成手段の要部処理フローチャ
ートである。
【図6】実施例方式の具体例を用いた説明図である。
【符号の説明】
1…ソースプログラム、2…構文意味解析手段、2a…
最大パラメータサイズ検出部、3…中間語プログラム、
4…最大パラメータサイズメモリ、5…機械語生成手
段、5a…スタックポインタ調整部、5b…パラメータ
外情報格納部、5c…パラメータ格納部、6…機械語オ
ブジェクト、ST…スタック、SPo、SPn…スタッ
クポインタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行単位が他の実行単位を呼出す部分を
    含むソースプログラムを、呼出し元の実行単位がスタッ
    クに必要な情報を格納し、呼出し先の実行単位がスタッ
    クに格納された情報を参照する機械語オブジェクトに翻
    訳する機械語翻訳最適化方式において、 ソースプログラムの構文及び意味を解析する際に、呼出
    し元及び呼出し先の実行単位間で授受するパラメータを
    格納するために必要なスタック上の大きさを検出し、 スタックに必要な情報を格納させる機械語オブジェクト
    部分を、 パラメータ以外の情報を格納するために必要なスタック
    上の大きさと、パラメータを格納するために必要な検出
    されたスタック上の大きさとの合成の大きさに応じた位
    置にスタックポインタを調整させるスタックポインタ調
    整命令と、 スタックポインタを変更することなくパラメータ以外の
    情報をスタックに格納させるパラメータ外情報格納命令
    と、 スタックポインタを変更することなくパラメータをスタ
    ックに格納させるパラメータ格納命令とで構成したこと
    を特徴とする機械語翻訳最適化方式。
JP3027094A 1991-02-21 1991-02-21 機械語翻訳最適化方式 Pending JPH0619721A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100247900B1 (ko) * 1995-05-10 2000-03-15 모리시타 요이찌 프로그램변환장치 및 프로세서

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100247900B1 (ko) * 1995-05-10 2000-03-15 모리시타 요이찌 프로그램변환장치 및 프로세서

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