JPH06196824A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH06196824A JPH06196824A JP35813292A JP35813292A JPH06196824A JP H06196824 A JPH06196824 A JP H06196824A JP 35813292 A JP35813292 A JP 35813292A JP 35813292 A JP35813292 A JP 35813292A JP H06196824 A JPH06196824 A JP H06196824A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- epi
- insulating film
- wafer
- semiconductor element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Die Bonding (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工程が簡略化して製造歩留りが向上し、ま
た、放熱性がよくなるので素子の寿命が長くなる 半導
体素子の製造方法を提供する。 【構成】 半導体素子用エピウェハ11のエピ側の面上
に電極12を設け、次いで、前記電極12面上に絶縁膜
18パターンを形成し、次いで、前記電極12面上に前
記絶縁膜18よりも厚い金メッキ層パッド14を形成
し、次いで、上記エピウェハ11を、エピ側の面で、ス
テム16に取り付けられたヒートシンク15上にダイボ
ンディングする。
た、放熱性がよくなるので素子の寿命が長くなる 半導
体素子の製造方法を提供する。 【構成】 半導体素子用エピウェハ11のエピ側の面上
に電極12を設け、次いで、前記電極12面上に絶縁膜
18パターンを形成し、次いで、前記電極12面上に前
記絶縁膜18よりも厚い金メッキ層パッド14を形成
し、次いで、上記エピウェハ11を、エピ側の面で、ス
テム16に取り付けられたヒートシンク15上にダイボ
ンディングする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子の製造方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、エピサイドダウンでダイボンディン
グする半導体レーザ素子は、例えば、図2に示す以下の
ような方法で製作されていた。即ち、 1)先ず、BH構造を有する半導体レーザ用エピウェハ
1を用意し、そのエピ側の面上にp電極2を、基板側の
面上にn電極3を設ける(図2(a))。 2)フォトリソグラフィの手法により、レジストのパタ
ーンをp電極2上に形成する。次いで、p電極2上に厚
さ5μmの金メッキを施した後、レジストを除去し、島
状の金パッド4を形成する(図2(b))。 3)次いで、上記処理を施したウェハ1を、へき開によ
りチップ7を形成する。次いで、このチップ7を、エピ
側、即ち、p電極2側を下にして、ステム6に取り付け
られたヒートシンク5上に、Au−Sn半田でダイボン
ディングする(図2(c))。 4)最後に、電流注入用ワイヤーを取り付け、キャンを
被せる。
グする半導体レーザ素子は、例えば、図2に示す以下の
ような方法で製作されていた。即ち、 1)先ず、BH構造を有する半導体レーザ用エピウェハ
1を用意し、そのエピ側の面上にp電極2を、基板側の
面上にn電極3を設ける(図2(a))。 2)フォトリソグラフィの手法により、レジストのパタ
ーンをp電極2上に形成する。次いで、p電極2上に厚
さ5μmの金メッキを施した後、レジストを除去し、島
状の金パッド4を形成する(図2(b))。 3)次いで、上記処理を施したウェハ1を、へき開によ
りチップ7を形成する。次いで、このチップ7を、エピ
側、即ち、p電極2側を下にして、ステム6に取り付け
られたヒートシンク5上に、Au−Sn半田でダイボン
ディングする(図2(c))。 4)最後に、電流注入用ワイヤーを取り付け、キャンを
被せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
半導体レーザ素子の製造方法には、次のような問題があ
った。即ち、 1)チップをダイボンディングする際に、Au−Sn半
田がチップエピ側の電極の外側に回り込み、電極以外の
チップ部分とAu−Sn半田がショートする恐れがあ
る。 2)前記ショートを避けるためには、金パッドを10μ
m以上に厚くする必要があるが、そうすると、コストが
上昇する。
半導体レーザ素子の製造方法には、次のような問題があ
った。即ち、 1)チップをダイボンディングする際に、Au−Sn半
田がチップエピ側の電極の外側に回り込み、電極以外の
チップ部分とAu−Sn半田がショートする恐れがあ
る。 2)前記ショートを避けるためには、金パッドを10μ
m以上に厚くする必要があるが、そうすると、コストが
上昇する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決した半導体素子の製造方法を提供するもので、半導体
素子用エピウェハのエピ側の面上に電極を設け、次い
で、前記電極面上に絶縁膜パターンを形成し、次いで、
前記電極面上に前記絶縁膜よりも厚い金メッキ層パッド
を形成し、次いで、上記エピウェハを、エピ側の面で、
ステムに取り付けられたヒートシンク上にダイボンディ
ングすることを特徴とするものである。
決した半導体素子の製造方法を提供するもので、半導体
素子用エピウェハのエピ側の面上に電極を設け、次い
で、前記電極面上に絶縁膜パターンを形成し、次いで、
前記電極面上に前記絶縁膜よりも厚い金メッキ層パッド
を形成し、次いで、上記エピウェハを、エピ側の面で、
ステムに取り付けられたヒートシンク上にダイボンディ
ングすることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上述のように、エピウェハのエピ側の面上に電
極を設け、次いで、前記電極面上に絶縁膜パターンを形
成し、次いで、前記電極面上に前記絶縁膜よりも厚い金
メッキ層パッドを形成する。そうすると、エピウェハの
エピ側の面は金メッキ層パッド以外の部分が電気絶縁性
のある膜で被われているため、ダイボンディングに用い
る半田がチップエピ側の電極の外側に回り込んでも、電
極以外のチップ部分と半田がショートする恐れはない。
そのため、金メッキ層パッドの厚さも薄く(1〜2μm
程度)することができ、コストを低減することができ
る。さらに、ヒートシンクに接触している絶縁膜を通じ
て発熱を逃がすことができ、放熱性がよくなる。
極を設け、次いで、前記電極面上に絶縁膜パターンを形
成し、次いで、前記電極面上に前記絶縁膜よりも厚い金
メッキ層パッドを形成する。そうすると、エピウェハの
エピ側の面は金メッキ層パッド以外の部分が電気絶縁性
のある膜で被われているため、ダイボンディングに用い
る半田がチップエピ側の電極の外側に回り込んでも、電
極以外のチップ部分と半田がショートする恐れはない。
そのため、金メッキ層パッドの厚さも薄く(1〜2μm
程度)することができ、コストを低減することができ
る。さらに、ヒートシンクに接触している絶縁膜を通じ
て発熱を逃がすことができ、放熱性がよくなる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる半導体レー
ザ素子の製造方法の一実施例の工程説明図である。その
工程は以下の通りである。即ち、 1)先ず、BH構造を有する半導体レーザ用エピウェハ
11を用意し、そのエピ側の面上にp電極12を、基板
側の面上にn電極13を設ける(図2(a))。 2)フォトリソグラフィの手法により、厚さ1μmのエ
ポキシ樹脂膜18のパターンをp電極2上に形成する。 3)次いで、p電極12上に厚さ1〜1.5μmの金メ
ッキを施し、エポキシ樹脂膜18よりも厚い島状の金パ
ッド14を形成する(図2(b))。 4)次いで、上記処理を施したエピウェハ11をへき開
し、チップ17を形成する(図2(c))。 5)次いで、このチップ17を、エピ側、即ち、p電極
12側を下にして、ステム16に取り付けられたヒート
シンク15上に、Au−Sn半田でエピサイドダウンダ
イボンディングする(図2(d))。 なお、本発明は上記実施例に限定されず、LEDなどの
エピサイドダウンボンディングを必要とする素子に適用
でき、絶縁膜もエポキシ樹脂に限定されることはない。
を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる半導体レー
ザ素子の製造方法の一実施例の工程説明図である。その
工程は以下の通りである。即ち、 1)先ず、BH構造を有する半導体レーザ用エピウェハ
11を用意し、そのエピ側の面上にp電極12を、基板
側の面上にn電極13を設ける(図2(a))。 2)フォトリソグラフィの手法により、厚さ1μmのエ
ポキシ樹脂膜18のパターンをp電極2上に形成する。 3)次いで、p電極12上に厚さ1〜1.5μmの金メ
ッキを施し、エポキシ樹脂膜18よりも厚い島状の金パ
ッド14を形成する(図2(b))。 4)次いで、上記処理を施したエピウェハ11をへき開
し、チップ17を形成する(図2(c))。 5)次いで、このチップ17を、エピ側、即ち、p電極
12側を下にして、ステム16に取り付けられたヒート
シンク15上に、Au−Sn半田でエピサイドダウンダ
イボンディングする(図2(d))。 なお、本発明は上記実施例に限定されず、LEDなどの
エピサイドダウンボンディングを必要とする素子に適用
でき、絶縁膜もエポキシ樹脂に限定されることはない。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体素子用エピウェハのエピ側の面上に電極を設け、次
いで、前記電極面上に絶縁膜パターンを形成し、次い
で、前記電極面上に前記絶縁膜よりも厚い金メッキ層パ
ッドを形成し、次いで、上記エピウェハを、エピ側の面
で、ステムに取り付けられたヒートシンク上にダイボン
ディングするため、エピウェハとヒートシンク間の電気
的ショートを確実に防ぐことができるので、製造歩留り
が向上し、また、放熱性がよくなるので素子の寿命が長
くなり、さらに、従来に比較して、レジストを除去する
工程がなくなり、金パッドの厚さが薄くなるので、コス
トが低減するという優れた効果がある。
導体素子用エピウェハのエピ側の面上に電極を設け、次
いで、前記電極面上に絶縁膜パターンを形成し、次い
で、前記電極面上に前記絶縁膜よりも厚い金メッキ層パ
ッドを形成し、次いで、上記エピウェハを、エピ側の面
で、ステムに取り付けられたヒートシンク上にダイボン
ディングするため、エピウェハとヒートシンク間の電気
的ショートを確実に防ぐことができるので、製造歩留り
が向上し、また、放熱性がよくなるので素子の寿命が長
くなり、さらに、従来に比較して、レジストを除去する
工程がなくなり、金パッドの厚さが薄くなるので、コス
トが低減するという優れた効果がある。
【図1】(a)〜(d)は、本発明に係る半導体レーザ
素子の製造方法の一実施例の工程説明図である。
素子の製造方法の一実施例の工程説明図である。
【図2】(a)〜(c)は、従来の半導体レーザ素子の
製造方法の工程説明図である。
製造方法の工程説明図である。
11 エピウェハ 12、13 電極 14 金パッド 15 ヒートシンク 16 ステム 17 チップ 18 エポキシ樹脂膜
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体素子用エピウェハのエピ側の面上
に電極を設け、次いで、前記電極面上に絶縁膜パターン
を形成し、次いで、前記電極面上に前記絶縁膜よりも厚
い金メッキ層パッドを形成し、次いで、上記エピウェハ
を、エピ側の面で、ステムに取り付けられたヒートシン
ク上にダイボンディングすることを特徴とする半導体素
子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35813292A JPH06196824A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35813292A JPH06196824A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 半導体素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06196824A true JPH06196824A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18457713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35813292A Pending JPH06196824A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06196824A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7026719B2 (en) * | 2003-02-26 | 2006-04-11 | Advanced Semiconductor Engineering, Inc. | Semiconductor package with a heat spreader |
JP2013232672A (ja) * | 2013-07-08 | 2013-11-14 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体素子の製造方法 |
WO2023140224A1 (ja) * | 2022-01-24 | 2023-07-27 | ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 | 半導体レーザ装置及び半導体レーザ素子の製造方法 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP35813292A patent/JPH06196824A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7026719B2 (en) * | 2003-02-26 | 2006-04-11 | Advanced Semiconductor Engineering, Inc. | Semiconductor package with a heat spreader |
JP2013232672A (ja) * | 2013-07-08 | 2013-11-14 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体素子の製造方法 |
WO2023140224A1 (ja) * | 2022-01-24 | 2023-07-27 | ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 | 半導体レーザ装置及び半導体レーザ素子の製造方法 |
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