JPH06196645A - 集積回路用保護回路 - Google Patents

集積回路用保護回路

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JPH06196645A
JPH06196645A JP4343688A JP34368892A JPH06196645A JP H06196645 A JPH06196645 A JP H06196645A JP 4343688 A JP4343688 A JP 4343688A JP 34368892 A JP34368892 A JP 34368892A JP H06196645 A JPH06196645 A JP H06196645A
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JP
Japan
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circuit
power supply
integrated circuit
temperature
circuit board
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JP4343688A
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Kenji Yoshino
健司 吉野
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 何等かの異常による温度上昇によって、電子
回路が損傷してしまったり、損傷が拡大してしまうこと
を効果的に防止する。 【構成】 温度センサTH1〜THn は、集積回路基板
上の各回路部分毎に設けられている。温度異常判定回路
12は、前記温度センサTH1〜THn を用いて、前記
集積回路基板上の異常温度上昇を検出し、電源制御信号
を出力する。電源制御回路CP1〜CPn は、前記電源
制御信号に従って、前記集積回路基板上の少なくとも異
常温度上昇していると思われる箇所への、電源供給を制
御する。例えば、電源供給を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板等の所定の
基板上に作り込まれた集積回路を保護する集積回路用保
護回路に係り、特に、集積回路基板上の何等かの異常に
よる温度上昇によって、集積回路基板上、又は、当該集
積回路基板を備えた電子回路が、損傷してしまったり、
損傷が拡大してしまうことを防止することができる集積
回路用保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】内部不良を有する半導体集積回路におい
て、その内部不良により、そのパッケージの温度が異常
に上昇してしまうことがあった。又、このようにそのパ
ッケージの温度が過度に上昇してしまうと、そのパッケ
ージが発火してしまう恐れがあった。あるいは、過度に
発熱しているパッケージ付近の、例えば電線の絶縁被膜
等が燃え上がってしまう恐れがあった。
【0003】又、このような内部不良が特にない半導体
集積回路においても、何等かの原因でその温度が異常に
上昇してしまう恐れがあった。例えば、CMOS(comp
lementary metal oxide semiconductor )プロセス技術
にて製造される半導体集積回路では、いわゆるラッチア
ップ現象の発生によって、その温度が急激に上昇してし
まう恐れがあった。
【0004】このラッチアップ現象は、CMOSプロセ
スにて作り込んだ所望の論理回路における寄生pnpnサイ
リスタが、何らかの原因、例えばノイズの混入にてオン
状態となってしまうというものである。このようなラッ
チアップ現象の発生し易さは、同一品種のCMOS半導
体集積回路であっても、個体格差がある。種々の製品検
査にてラッチアップ現象が発生し易いものについては、
不良品とされる。しかしながら、このようなラッチアッ
プ現象が特に発生し易いものではなくても、即ち、特に
不良とされたCMOS半導体集積回路ではないものであ
っても、外部からの種々のノイズによって、一時的にラ
ッチアップ現象が発生してしまうことがある。
【0005】このようなラッチアップ現象が発生してし
まうと、もともと内部不良が無かったものが、該ラッチ
アップ現象の発生による異常温度上昇によって、その内
部が損傷してしまうことがあった。更には、過度の温度
上昇によって、前述の如く、そのパッケージが炎上して
しまう恐れもあった。
【0006】又、半導体集積回路の異常温度上昇には、
他にも、その内部の回路の動作異常によるものもある。
これは、その内部の回路の動作異常にて、その内部の温
度が、部分的に上昇してしまうというものである。
【0007】
【発明が達成しようとする課題】前述のようにラッチア
ップ現象が発生してしまうと、回路が誤動作するだけで
なく、前述のように発火等、より大きな問題となってし
まう恐れがある。
【0008】従って、従来、CMOS半導体集積回路の
製品テスト時に、ラッチアップ現象が発生し易いものが
見出されると、これを含むロットの半導体集積回路全て
を廃棄するようにすることもあった。例えば、前述のよ
うなラッチアップ現象が発生し易いという、只一つのC
MOS半導体集積回路が見出されただけで、これが含ま
れるロットの数百個のCMOS半導体集積回路が廃棄さ
れることもあった。これは、製造コスト上大きな負担と
なっている。
【0009】言うまでもなく、その内部回路の構成によ
って、CMOS半導体集積回路の前述のようなラッチア
ップ現象を低減することも行われている。しかしなが
ら、今日においても、このようなラッチアップ現象の発
生の恐れがあるのが実状である。
【0010】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、ラッチアップ現象等、外部からのノ
イズの混入や、集積回路基板上の何等かの異常による温
度上昇によって、集積回路基板上、又は、当該集積回路
基板を備えた電子回路が、損傷してしまったり、損傷が
拡大してしまうことをより効果的に防止することができ
る、集積回路用保護回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を達成するための手段】本発明は、集積回路基板
上に配置された少なくとも1個の温度センサと、該温度
センサを用いて、前記集積回路基板上の異常温度上昇を
検出し、電源制御信号を出力する温度異常判定回路と、
前記電源制御信号に従って、前記集積回路基板上の少な
くとも異常温度上昇していると思われる箇所への、電源
供給を制御する電源制御回路とを備えたことにより、前
記課題を達成したものである。
【0012】又、前記集積回路用保護回路において、前
記温度センサが、複数個であって、且つ、前記集積回路
基板上の回路部分毎に設けられており、前記温度異常判
定回路が、前記回路部分毎に、予め定められている重要
度ランク区分に従いながら、複数の前記電源制御信号を
出力するものであって、前記電源制御回路が、複数の前
記電源制御信号に従って、前記回路部分毎に電源供給を
制御するものであることにより、温度異常上昇による電
源供給停止対象となる回路部分の拡大を減少したもので
ある。
【0013】
【作用】本発明は、前述のようなラッチアップ現象の発
生等、種々の原因による集積回路の異常温度上昇に係る
問題に特に着目し成されたものである。本発明において
は、このような異常温度上昇が発生した場合に、その集
積回路基板上に配置された集積回路用保護回路にて対処
すべく、該集積回路用保護回路の構成を見出して成され
たものである。
【0014】図1は、本発明の要旨を示すブロック図で
ある。
【0015】この図1に示される如く、本発明の集積回
路用保護回路は、少なくとも1個の温度センサTH1〜
THn と、温度異常判定回路12と、少なくとも1つの
電源制御回路CP1〜CPn により構成される。
【0016】前記温度センサTH1〜THn は、当該集
積回路用保護回路が設けられる集積回路基板上に配置さ
れる。該温度センサTH1〜THn を複数配置する場合
には、例えば、前記集積回路基板上の各回路部分毎に設
けることも可能である。該温度センサTH1〜THn
を、本発明は具体的に限定するものではない。該温度セ
ンサTH1〜THn は、例えば、半導体集積回路基板上
に作り込むことが可能な、pnジャンクションでの、温度
−電流特性等を用いたものであってもよい。
【0017】前記温度異常判定回路12は、前記温度セ
ンサTH1〜THn を用いて、前記集積回路基板上の異
常温度上昇を検出する。又、該温度異常判定回路12
は、このような異常温度上昇の検出に従って、電源制御
信号を出力する。
【0018】例えば、前記温度センサTH1〜THn
を、前記集積回路基板上の回路部分毎に複数個用いる場
合には、前記電源制御信号を、前記回路部分毎の複数の
信号としてもよい。この際、これら複数の電源制御信号
を、予め定められている重要度ランク区分に従って出力
するようにしてもよい。この重要度ランク区分は、例え
ば、ある1個の温度センサTH1〜THn に対応する回
路部分にて異常温度上昇が検出された場合、必要に応じ
て他の回路部分に対応する前記電源制御信号をも出力す
るというものであってもよい。
【0019】前記電源制御回路CP1〜CPn は、前記
電源制御信号に従って、前記集積回路基板上の少なくと
も異常温度上昇していると思われる箇所への、電源供給
を制御するというものである。例えば、前記温度異常判
定回路12にて異常温度上昇が検出された場合、電源供
給を停止ないしは低減するというものである。
【0020】この図1においては、複数の前記温度セン
サTH1〜THn に対応して、前記温度異常判定回路1
2から出力される複数の前記電源制御信号毎に、前記電
源制御回路CP1〜CPn が設けられている。しかしな
がら、このような電源制御回路CP1〜CPn の具体的
な構成を、本発明は限定するものではない。例えば、前
記温度センサTH1〜THn が1個のみ用いられている
場合、前記電源制御回路CP1〜CPn は、1つの電源
の供給を制御するものであってもよい。又、複数の前記
温度センサTH1〜THn を用いる場合であっても、1
つの前記電源制御回路CP1〜CPn にて、複数の電源
の供給を制御するようにしてもよい。
【0021】以上説明した通り、本発明の集積回路用保
護回路によれば、何等かの異常によってその集積回路基
板上の温度が上昇したとしても、その電源供給を制御す
ることができ、当該集積回路基板、又は当該集積回路基
板を備えた電子回路の損傷や損傷の拡大を効果的に防止
することができる。又、前記温度センサTH1〜THn
は、当該集積回路用保護回路が組み込まれる、当該集積
回路用保護回路の保護対象となる集積回路基板上に配置
されているため、その集積回路の温度の異常上昇時に
は、これをより速やかに検出することが可能である。
【0022】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0023】図2は、本発明が適用された実施例の電源
制御回路を中心とした回路図である。
【0024】この図2においては、合計6系統の供給電
源Pa 、Pb 、P1〜P6を供給する、集積回路基板上
の特に電源制御回路が示されている。該電源制御回路
は、主として、定電圧回路VRa 、VRb 、VR1〜V
R6と、電源遮断素子T1〜T6にて構成されている。
【0025】前記定電圧回路VRa 、VRb 、VR1〜
VR6は、それぞれ、供給電源Pa、Pb 、P1〜P6
を供給する。これら供給電源Pa 、Pb 、P1〜P6の
電源電圧は、それぞれ、Va 、Vb 、V1〜V6となっ
ている。
【0026】又、前記定電圧回路VR1〜VR6のそれ
ぞれの電源入力側には、前記電源遮断素子T1〜T6が
設けられている。これら電源遮断素子T1〜T6は、そ
れぞれ、NチャネルMOS(metal oxide semiconducto
r )トランジスタである。これら電源遮断素子T1〜T
6は、NチャネルMOSトランジスタのそのソースとド
レインについて、電源入力端子Vddと、該当する前記定
電圧回路VR1〜VR6の電源入力部分との間に接続さ
れている。又、これら電源遮断素子T1〜T6につい
て、NチャネルMOSトランジスタのそのゲートには、
それぞれ電源制御信号G1〜G6が入力されている。こ
れら電源遮断素子T1〜T6は、前記電源制御信号G1
〜G6が“1(H状態)”となると、対応する前記定電
圧回路VR1〜VR6へと電源を供給する。一方、前記
電源制御信号G1〜G6が“0(L状態)”となると、
その電源の供給は停止される。
【0027】この図2に示されるような本実施例の電源
回路において、最も入力部分の電源入力の電圧Vddは5
Vとなっている。又、前記電源電圧Va は3.5Vであ
り、前記電源電圧Vb は1.5Vである。又、前記電源
電圧V1〜V6は、それぞれ3Vとなっている。
【0028】本実施例においては、各部で用いられる前
記供給電源Pa 、Pb 、P1〜P6のそれぞれの電源電
圧Va 、Vb 、V1〜V6は、前記電源入力の電圧Vdd
よりも低くされているため、例えば前記電源遮断素子T
1〜T6によるパワーロスは問題とはならない。
【0029】図3は、本実施例に用いられる温度センサ
及び温度異常判定回路の回路図である。
【0030】この図3においては、本実施例において合
計6個用いられる温度センサTH1〜TH6のうち、1
個の温度センサTHと、これに係る温度異常判定回路中
の温度センサ回路とが示されている。該温度センサ回路
は、合計3個のNチャネルMOSトランジスタTN1〜
TN3と、コンパレータCとにより構成されている。
【0031】前記NチャネルMOSトランジスタTN1
〜TN3は、それぞれそのドレインにそのゲートが接続
され、それぞれMOSダイオードとして動作している。
又、このようなMOSダイオードとされた前記Nチャネ
ルMOSトランジスタTN1〜TN3は、それぞれのソ
ース及びドレインに関して、又、前記温度センサTHと
共に直列接続されている。このように直列接続されたも
のの両端には、前記供給電源Pa が供給されている。
【0032】前記コンパレータCのプラス入力には、前
記温度センサTHのアノードが接続されている。一方、
該コンパレータCのマイナス入力には、前記供給電源P
b の電圧Vb が印加されている。従って、該コンパレー
タCは、前記温度センサTHの両端に生じる電圧と、前
記電圧Vb とを比較することによって、前記温度センサ
THが配置された前記集積回路基板上の温度を検出する
ことができる。又、該コンパレータCのこのような温度
の検出結果は、電源制御信号Gとして出力される。該電
源制御信号Gは、前記電源制御信号G1〜G6のいずれ
か1つに該当するものである。即ち、該電源制御信号G
は、前記電源遮断素子T1〜T6のいずれかのゲートに
入力されるものである。
【0033】図4は、本実施例に用いられる前記温度異
常判定回路の構成を示すブロック図である。
【0034】本実施例の前記温度異常判定回路12は、
前記図3に示した前述の温度センサ回路を、前記温度セ
ンサTH1〜TH6の個数だけ、即ち、合計6個備え
る。又、これらの温度センサ回路それぞれの前記図3に
示されるコンパレータCは、この図4では符号C1〜C
6で示されるものである。
【0035】又、前記温度異常判定回路12は、この図
4に示される如く、更に、遮断順序回路14を備える。
該遮断順序回路14は、前記コンパレータC1〜C6そ
れぞれの出力を、独立して入力する。又、該遮断順序回
路14は、前記電源遮断素子T1〜T6それぞれのゲー
トへと、前記電源制御信号G1〜G6を出力する。
【0036】図5を用いてより詳しく後述するとおり、
本実施例においては、ある回路部分領域A1〜A6に
て、この箇所に配置されている前記温度センサTH1〜
TH6や、前記コンパレータC1〜C6等によって異常
温度上昇が検出されると、まず、当該回路部分領域A1
〜A6に供給される供給電源P1〜P6を遮断すべく、
これに対応する電源遮断素子T1〜T6のゲートへの前
記電源制御信号G1〜G6を“0”とする。更に、本実
施例では、このような異常温度上昇となった回路部分領
域A1〜A6だけでなく、予め定められている重要度ラ
ンク区分に従いながら、必要に応じて他の回路部分領域
A1〜A6に供給される前記供給電源P1〜P6の遮断
も行う。前記重要度ランク区分は、それぞれの前記回路
部分領域A1〜A6について、他の回路部分領域A1〜
A6に対する相対的な重要度に従ったものである。
【0037】本実施のこのような遮断操作は、主として
前記遮断順序回路14において、前記コンパレータC1
〜C6の出力に従って行われる。
【0038】図5は、本実施例の集積回路基板全体のレ
イアウト図である。
【0039】この図5において、集積回路基板1全体
は、これに組み込まれる論理回路の回路部分毎の領域、
即ち、合計6個の回路部分領域A1〜A6にて構成され
ている。各回路部分領域A1〜A6には、該当する回路
部分が作り込まれており、又、その電源は、対応する前
記供給電源P1〜P6が供給されている。
【0040】更に、各回路部分領域には、それぞれ対応
する前記温度センサTH1〜TH6が配置されている。
各回路部分領域A1〜A6中において、前記温度センサ
TH1〜TH6の配置位置は、その回路部分領域A1〜
A6中で最も異常温度上昇が発生すると思われる箇所に
配置されている。例えば、当該集積回路基板1の外部に
対する信号入出力回路が作り込まれている部分では、当
該集積回路基板1の外部からのノイズの混入等によっ
て、例えばラッチアップ現象が発生してしまう恐れがよ
り高い。このようなラッチアップ現象が発生してしまう
と、その発生箇所での異常電流による温度上昇を生じて
しまう。従って、このような当該集積回路基板1の外部
への信号入出力部分に、前記温度センサTH1〜TH6
を配置するということも行われている。
【0041】本実施例においては、ある回路部分領域A
1〜A6にて、この箇所に配置されている前記温度セン
サTH1〜TH6や、前記コンパレータC1〜C6等に
よって異常温度上昇が検出されると、まず、当該回路部
分領域A1〜A6に供給される供給電源P1〜P6を遮
断すべく、これに対応する電源遮断素子T1〜T6のゲ
ートへの前記電源制御信号G1〜G6を“0”とする。
【0042】更に、本実施例では、このような異常温度
上昇となった回路部分領域A1〜A6だけでなく、予め
定められている重要度ランク区分に従いながら、必要に
応じて他の回路部分領域A1〜A6に供給される前記供
給電源P1〜P6の遮断も行う。
【0043】前述のように予め定められている重要度ラ
ンク区分は、それぞれの前記回路部分領域A1〜A6に
ついて、他の回路部分領域A1〜A6に対する相対的な
重要度に従った情報である。
【0044】又、このような重要度ランク区分は、それ
ぞれの回路部分領域A1〜A6の電源遮断を行うか否か
の、既に電源遮断が行われることになっている他の回路
部分領域A1〜A6との関連性に従った情報も含んでい
る。例えば、ある回路部分領域A1〜A6が温度異常上
昇等によってその供給電源P1〜P6が遮断される場
合、これに伴ってその動作が無意味になってしまう他の
回路部分領域A1〜A6については、同時にその供給電
源P1〜P6を遮断することが望ましい。従って、この
ような前記回路部分領域P1〜P6間の相互の電源遮断
の関係をも含んだものとなっている。
【0045】なお、この図5において、符号Vddは、当
該集積回路基板1全体に対する電源入力を示す。又、符
号A0の回路部分領域には、前記図2を用いて前述した
電源回路が組み込まれている。なお、前記図3に示され
る前記コンパレータC1〜C6を含む温度異常判定回路
は、それぞれの温度センサTH1〜TH6が配置されて
いる前記回路部分領域A1〜A6に作り込まれている。
【0046】以上説明した通り、本実施例によれば、前
記集積回路基板1上で異常温度上昇が発生してしまった
としても、当該集積回路基板1上にほぼ分散配置された
合計6個の前記温度センサTH1〜TH6等によって、
この異常温度上昇を検出することができる。又、このよ
うに異常温度上昇が検出された場合、該当する回路部分
領域A1〜A6を含めた領域の前記供給電源P1〜P6
が遮断され、温度を上昇させるジュール熱が生じないよ
うに、その電流を遮断することができる。従って、当該
集積回路基板1上の電子回路が損傷してしまったり、損
傷が拡大してしまうことをより効果的に防止することが
できる。
【0047】特に、本実施例では、前記温度センサTH
1〜TH6が前記各回路部分領域A1〜A6に分散配置
されているため、前記集積回路基板1上での異常温度上
昇を全般的に監視することが可能である。又、このよう
な前記温度センサTH1〜TH6の近傍に、前記コンパ
レータC1〜CP6等による温度異常判定回路のうち、
特に前記温度センサTH1〜TH6に直接接続される部
分が作り込まれているため、各部の異常温度上昇をより
正確に検出することができる。即ち、前記温度センサT
H1〜TH6の近傍に配置されているため、前記温度セ
ンサTH1〜TH6の異常温度上昇による電圧変動や、
電流変動をより正確に検出することが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、集
積回路基板上の何等かの異常による温度上昇によって、
集積回路基板上、又は、当該集積回路基板を備えた電子
回路が、損傷してしまったり、損傷が拡大してしまうこ
とをより効果的に防止することができるという優れた効
果を得ることができる。
【0049】本発明によれば、近年複雑化している半導
体集積回路チップの内部のシステム異常を、より効果的
に監視するように役立てることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明が適用された実施例の電源制御回路を中
心とした部分の回路図
【図3】前記実施例の特に温度異常判定回路の温度セン
サ回路を中心とした部分の回路図
【図4】前記実施例に用いられる前記温度異常判定回路
の構成を示すブロック図
【図5】前記実施例の集積回路基板全体のレイアウト図
【符号の説明】
1…集積回路基板 12…温度異常判定回路 14…遮断順序回路 TH1〜THn …温度センサ CP1〜CPn …電源制御回路 VRa 、VRb 、VR1〜VR6…定電圧回路 T1〜T6…電源遮断素子 TN1〜TN3…NチャネルMOSトランジスタ(MO
Sダイオードとして利用されるもの) C、C1〜C6…コンパレータ PI…電源入力 Pa 、Pb 、P1〜P6〜Pn …供給電源 Va 、Vb 、V1〜V6…電源電圧 A60〜A6…回路部分領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積回路基板上に配置された少なくとも1
    個の温度センサと、 該温度センサを用いて、前記集積回路基板上の異常温度
    上昇を検出し、電源制御信号を出力する温度異常判定回
    路と、 前記電源制御信号に従って、前記集積回路基板上の少な
    くとも異常温度上昇していると思われる箇所への、電源
    供給を制御する電源制御回路とを備えたことを特徴とす
    る集積回路用保護回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記温度センサが、複数個であって、且つ、前記集積回
    路基板上の回路部分毎に設けられており、 前記温度異常判定回路が、前記回路部分毎に、予め定め
    られている重要度ランク区分に従いながら、複数の前記
    電源制御信号を出力するものであって、 前記電源制御回路が、複数の前記電源制御信号に従っ
    て、前記回路部分毎に電源供給を制御するものであるこ
    とを特徴とする集積回路用保護回路。
JP4343688A 1992-12-24 1992-12-24 集積回路用保護回路 Pending JPH06196645A (ja)

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