JPH06196296A - 加速管 - Google Patents

加速管

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JPH06196296A
JPH06196296A JP34478892A JP34478892A JPH06196296A JP H06196296 A JPH06196296 A JP H06196296A JP 34478892 A JP34478892 A JP 34478892A JP 34478892 A JP34478892 A JP 34478892A JP H06196296 A JPH06196296 A JP H06196296A
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JP
Japan
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acceleration
tube
electrode
block
accelerating
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JP34478892A
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Takao Inaba
高男 稲葉
Tetsuo Tokumura
哲夫 徳村
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】X線で損傷した加速管の交換を容易にする。 【構成】加速管10を上流側ブロック32と下流側ブロ
ック34とに分割し、ブロック32、34を着脱自在に
連結する。ブロック32は、加速管仕切電極44と絶縁
リング46とが交互に重ね合わされて構成される。仕切
電極44は、電極部分が円錐台形状に折り曲げられて形
成されており、ビーム通過用孔48が穿設される。円筒
電極54が仕切電極44に突出形成される。絶縁リング
46は、石英等で形成されている。ブロック34の加速
管仕切電極58には、ビーム通過用孔60が穿設され
る。このビーム通過用孔60は、仕切電極44のビーム
通過用孔48よりも大きめに穿設される。また、真空排
気用孔62、62…が穿設される。X線で損傷した絶縁
リングを有するブロック32、若しくはブロック34の
みを加速管10から取り外して交換すれば良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイオン又は電子ビームを
真空雰囲気内で電位勾配により加速する加速管に係り、
特に加速管仕切電極と絶縁リングとが交互に重ね合わさ
れて成る多段電極直流型の加速管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の加速管は図10に示す
ように、金属製の平板電極(加速管仕切電極)1とアク
リル製の誘導体リング(絶縁リング)2とを交互に重ね
合わせて多段に構成され、その内部は高真空が保持され
ている。前記加速管仕切電極1は、絶縁リング2よりも
内側の電極部分が円錐台形状に折り曲げられて凹型に形
成されており、その中央部には、荷電粒子ビーム3を加
速するための図11に示すビーム通過用孔4が穿設され
ている。このビーム通過用孔4は、前記絶縁リング2の
中心軸と同軸上に穿設される。
【0003】また、加速管の真空排気用孔5、5…が、
前記ビーム通過用孔4の周辺部に穿設され、更に、円筒
電極6が絶縁リング2の真空沿面2Aに対向し、且つ隣
接する下流側の加速管仕切電極1の凹面部1Aに向けて
突出されている。前記円筒電極6によれば、絶縁リング
2の真空沿面2A上での電子雪崩放電を起き難くするこ
とができるので、誘導体真空沿面フラッシュオーバー電
圧を向上させることができる。この円筒電極6について
は、本願出願人が既に特願平4−36394号明細書中
に提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加速管では、加速管の上流側(図10において上部)
で、アクリル製の絶縁リングから発生したガス、即ち加
速管の真空処理時に吸引されなかった残留ガスの原子
と、加速開始時の(ポテンシャルの未だ低い)ビーム3
とが衝突し、この衝突で2次電子が発生する。この2次
電子は、加速管内の電場でビーム加速方向と逆方向に加
速され、上流の加速管仕切電極1、及び上部フランジ7
等に衝突してX線を放射し、このX線によって絶縁リン
グ2が早期に損傷するという欠点がある。
【0005】また、この衝突によってイオンの中性化が
起こり、イオンビームの量及び質が低下する。従来の加
速管は、上流側の絶縁リングが損傷する毎に加速管全体
を交換しなければならず、加速管が長くなる従ってその
交換作業に手間がかかるという欠点がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、加速管を手間をかけずに容易に交換できる加速
管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、ビーム通過用孔が穿設された加速用の加速管
仕切電極と絶縁リングとが重ね合わされて成る多段電極
直流型の加速管に於いて、前記加速管をビーム加速軸方
向と直交する方向に複数のブロックに分割し、分割した
ブロックを交換可能に連結して成ることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、加速管をビーム加速軸方向と
直交する方向に複数のブロックに分割し、分割したブロ
ックを交換可能に連結した。これにより、X線で損傷し
た絶縁リングを有するブロックのみを加速管から取り外
して交換すれば良いので、加速管全体を交換する従来の
加速管と比較して、手間をかけずに容易に交換すること
ができ、また経済的にも効果がある。
【0009】また、X線で損傷し易い上流側ブロックの
絶縁リングを、アクリルよりもガス発生量の少ない材
質、即ちセラミック、石英、又はポリエチレン等で形成
する。これにより、加速管内における残留ガス量が少な
くなるので、ガス原子とビームとの衝突が少なくなる。
従って、従来の加速管と比較してX線が発生し難くな
り、またビームの収束性も向上する。
【0010】更に、下流側ブロックの加速管仕切電極に
穿設されたビーム通過用孔を、上流側ブロックの加速管
仕切電極に穿設されたビーム通過用孔よりも大きめに形
成した。これにより、加速管の到達真空度が向上する。
また、上流側ブロックの加速管仕切電極に、絶縁リング
の真空沿面に対向し、且つ隣接する下流側の加速管仕切
電極に向かって突出する円筒電極を形成する。これによ
り、絶縁リングの真空沿面上での電子雪崩放電を起き難
くすることができるので、誘導体真空沿面フラッシュオ
ーバー電圧が向上する。
【0011】また、上流側ブロックの加速管仕切電極の
ビーム通過用孔の周辺部に真空排気用孔を穿設し、これ
らの真空排気用孔がビーム加速軸方向に揃うように各加
速管仕切電極を重畳する。そして、下流側ブロックの加
速管仕切電極のビーム通過用孔の周辺部に真空排気用孔
を穿設し、これらの真空排気用孔がビーム加速軸方向に
揃うように各加速管仕切電極を重畳する。これにより、
加速管の到達真空度を更に向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る加速管の
好ましい実施例について詳説する。図1は本発明の第1
実施例に係る加速管10が適用された静電加速器12の
断面図である。この静電加速器12のタンク14内に
は、高電圧発生部16、高電圧ターミナル18、イオン
源20、及び加速管10が収容され、またタンク14内
はSF6 絶縁ガス22が充填されて高圧に保持されてい
る。
【0013】前記高電圧発生部16で発生された高電圧
は、高電圧ターミナル18に充電されて高電圧に保持さ
れる。高電圧ターミナル18内には前記イオン源20が
配置され、このイオン源20で発生されたイオン24
は、負電圧が印加された引出し電極26によって前記加
速管10の上流側(図中右側)に引き出される。加速管
10は、上流側と下流側(図中左側)との間、即ち高電
圧ターミナル18とビームダクト28側フランジ30と
の間に高電位勾配が生じるように設置される。これによ
り、加速管10の上流側に引き出された前記イオン24
は、高電位勾配により加速管10内で下流側に向けて加
速され、高エネルギーイオンビームとしてビームダクト
28を介して所要の目的(物質の組成分析等)に利用さ
れる。
【0014】前記加速管10は図2に示すように、上流
側ブロック32と下流側ブロック34とに分割される。
上流側ブロック32と下流側ブロック34とは、その対
向する面に固着されたフランジ36、38同士をボルト
40、40…によってネジ固定することにより着脱自在
に連結される。上流側ブロック32の上端面32Aは、
引出し電極フランジ42の下端面42Aに着脱自在に固
定され、また、下流側ブロック34の下端面34Aは、
前記ビームダクト28側フランジ30の上端面30Aに
着脱自在に固定されている。
【0015】前記上流側ブロック32は、加速管仕切電
極44と絶縁リング46とが交互に重ね合わされて多段
に構成され、この加速管仕切電極44は図10、図11
に示した従来の加速管仕切電極1と同じ構成である。即
ち、加速管仕切電極44は、絶縁リング46よりも内側
の電極部分が円錐台形状に折り曲げられて凹型に形成さ
れており、その中央部には、前記イオンビーム24を加
速するためのビーム通過用孔48が穿設される。このビ
ーム通過用孔48は、絶縁リング46の中心軸50と同
軸上に穿設されており、また、この中心軸50がイオン
ビーム24の加速軸となる。
【0016】また、真空排気用孔52、52…が、前記
ビーム通過用孔48の周辺部に穿設される。加速管仕切
電極44、44…は、前記真空排気用孔52、52…が
ビーム加速軸50方向に揃うように重畳されている。更
に、円筒電極54が絶縁リング46の真空沿面46Aに
対向し、且つ隣接する下流側の加速管仕切電極44の凹
面部44Aに向けて固着されている。円筒電極54によ
れば、トリプルポイントTで作り出される電子を引きつ
けて円筒電極54に向けて加速させることができるの
で、絶縁リング46の真空沿面46A上での電子雪崩放
電を起き難くすることができる。これにより、誘導体真
空沿面フラッシュオーバー電圧を向上させることができ
る。
【0017】前記絶縁リング46は、石英(又は、セラ
ミック、ポリエチレンでも良い)で形成されている。石
英(又は、セラミック、ポリエチレン)は、下流側ブロ
ック34に用いられた絶縁リング56の材質であるアク
リルよりもガス発生量の少ない材質である。前記下流側
ブロック34は、加速管仕切電極58と前記絶縁リング
56とが交互に重ね合わされて多段に構成される。前記
加速管仕切電極58は図3に示すように、その中央部に
イオンビーム24を加速するためのビーム通過用孔60
が穿設される。このビーム通過用孔60は、イオンビー
ム24の前記加速軸50と同軸上に穿設されており、先
に説明した加速管仕切電極44のビーム通過用孔48よ
りも大きめに穿設される。また、ビーム通過用孔60の
周辺部には真空排気用孔62、62…が穿設されてい
る。加速管仕切電極58、58…は、前記真空排気用孔
62、62…がビーム加速軸50方向に揃うように重畳
されている。
【0018】従って、このように構成された加速管10
によれば、X線で損傷した絶縁リングを有する上流側ブ
ロック32、若しくは下流側ブロック34のみを加速管
10全体から取り外して交換すれば良い。これにより、
本実施例によれば、X線で絶縁リングが損傷した場合に
加速管全体を交換する従来の加速管と比較して、手間を
かけずに容易に交換することができ、また経済的にも効
果がある。
【0019】また、X線で損傷し易い上流側ブロック3
2の絶縁リング46を、アクリルよりもガス発生量の少
ない石英、セラミック、又はポリエチレン等で形成した
ので、上流側ブロック32内における残留ガス量が少な
くなる。これにより、ガス原子とイオンビーム24との
衝突が少なくなるので、従来の加速管と比較してX線が
発生し難くなり、またビームの収束性も向上する。
【0020】更に、下流側ブロック34側のビーム通過
用孔60を、上流側ブロック32側のビーム通過用孔4
8よりも大きめに形成したので、従来の加速管よりも真
空処理における障害物面積が小さくなる。これにより、
加速管10の到達真空度が従来よりも向上する。また、
上流側ブロック32の加速管仕切電極44に円筒電極5
4を形成したので、絶縁リング46の真空沿面上での電
子雪崩放電を起き難くすることができる。これにより、
誘導体真空沿面フラッシュオーバー電圧が向上する。
【0021】また、加速管仕切電極44と加速管仕切電
極58とに真空排気用孔52、62を穿設したので、加
速管10の到達真空度を更に向上させることができる。
図4、図5には、従来の加速管と本発明の加速管10と
の到達真空度(到達圧力)をシュミレーションした図が
示される。図4、図5の縦軸は、加速管の内圧(TOR
R)を示し、横軸は図2に示したフランジ30の下端面
30Bからフランジ42に向けての距離(M)を示して
いる。
【0022】図4中■印を連結して表示される圧力変化
曲線は加速管仕切電極44を36段重ねとしたものであ
り、△印は47段、そして□印は50段重ねのものであ
る。また、図5中■印の圧力変化曲線は加速管仕切電極
44と加速管仕切電極58とを合計で36段重ねとした
ものであり、△印は合計で47段、そして□印は合計で
50段重ねのものである。
【0023】図4、図5によれば、本案の加速管10は
従来の加速管と比較して、加速管仕切電極44、58の
段数にかかわらず加速管10の長さが長くなるに従って
到達真空度が従来よりも向上することが判明した。図6
は、本発明に係る加速管64の第2実施例を示す。この
加速管64は上流側ブロック32と下流側ブロック66
とがネジ40、40…よって着脱自在に連結されて構成
される。前記上流側ブロック32は、第1実施例で示し
た上流側ブロック32と同一なので、その説明は省略す
る。
【0024】前記下流側ブロック66は、加速管仕切電
極68とアクリル製の絶縁リング56とが重ね合わされ
て多段に構成される。加速管仕切電極68は図7に示す
ように、その中央部にイオンビーム24を加速するため
のビーム通過用孔70が穿設される。このビーム通過用
孔70は、イオンビーム24の加速軸50と同軸上に穿
設されており、加速管仕切電極44のビーム通過用孔4
8、及び第1実施例で示したビーム通過用孔60よりも
大きめに穿設される。
【0025】このように構成された加速管64も、第1
実施例で示した加速管10と同様な効果を得ることがで
きる。図8は、本発明に係る加速管72の第3実施例を
示す。この加速管72は上流側ブロック32、中流側ブ
ロック74、及び下流側ブロック76とが、ネジ40、
40…よってそれぞれ着脱自在に連結されて構成され
る。前記中流側ブロック74と下流側ブロック76は、
図2に示した第1実施例の下流側ブロック34を2分割
したものである。
【0026】このように構成された加速管72も第1、
第2実施例で示した加速管10、64と同様な効果を得
ることができる。また、第1実施例で示した下流側ブロ
ック34を、中流側ブロック74と下流側ブロック76
とに分割したので、ブロック74、76のうちX線で損
傷したブロックのみを交換するだけで良い。図9は、本
発明に係る加速管78の第4実施例を示す。
【0027】この加速管78は上流側ブロック32、中
流側ブロック80、及び下流側ブロック82とが、ネジ
40、40…よってそれぞれ着脱自在に連結されて構成
される。前記中流側ブロック80と下流側ブロック82
とは、図6に示した第2実施例の下流側ブロック66を
2分割したものである。このように構成された加速管7
8も第3実施例で示した加速管72と同様な効果を得る
ことができる。
【0028】尚、本実施例では、上流側ブロック32に
用いられる加速管仕切電極として、凹型の加速管仕切電
極44を使用するとしたが、これに限られるものではな
く、この加速管仕切電極44の代わりに、例えば図3に
示した平板状の加速管仕切電極58を使用しても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る加速管
によれば、加速管を複数のブロックに分割し、分割した
ブロックを交換可能に連結し、X線で損傷した絶縁リン
グを有するブロックのみを加速管から取り外して交換す
るようにしたので、加速管全体を交換する従来の加速管
と比較して、手間をかけずに容易に交換することがで
き、また経済的にも効果がある。
【0030】また、X線で損傷し易い上流側ブロックの
絶縁リングを、アクリルよりもガス発生量の少ない材
質、即ちセラミック、石英、又はポリエチレン等で形成
したので、加速管内における残留ガス量を少なくでき
る。これにより、ガス原子とビームとの衝突が少なくな
るので、従来の加速管と比較してX線が発生し難くな
り、またビームの収束性も向上する。
【0031】更に、下流側ブロックの加速管仕切電極に
穿設されたビーム通過用孔を、上流側ブロックの加速管
仕切電極に穿設されたビーム通過用孔よりも大きめに形
成したので、加速管の到達真空度を向上させることがで
きる。また、上流側ブロックの加速管仕切電極に円筒電
極を形成して、絶縁リングの真空沿面上での電子雪崩放
電を起き難くしたので、誘導体真空沿面フラッシュオー
バー電圧を向上させることができる。
【0032】また、上流側ブロックの加速管仕切電極に
真空排気用孔を穿設すると共に、下流側ブロックの加速
管仕切電極に真空排気用孔を穿設したので、加速管の到
達真空度を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加速管が適用された加速器の全体
構成を示す断面図
【図2】本発明に係る加速管の第1実施例を示す断面図
【図3】図2におけるA−A線上に沿う断面図
【図4】従来の加速管における到達圧力をシュミレーシ
ョンした図
【図5】本発明に係る加速管における到達圧力をシュミ
レーションした図
【図6】本発明に係る加速管の第2実施例を示す断面図
【図7】図6におけるB−B線上に沿う断面図
【図8】本発明に係る加速管の第3実施例を示す断面図
【図9】本発明に係る加速管の第4実施例を示す断面図
【図10】従来の加速管の実施例を示す断面図
【図11】図10におけるC−C線上に沿う断面図
【符号の説明】
10、64、72、78…加速管 12…加速器 14…タンク 24…イオン(イオンビーム) 32…上流側ブロック 34、66、76、82…下流側ブロック 44、58、68…加速管仕切電極 46…絶縁リング(石英製) 48、60、70…ビーム通過用孔 52、62…真空排気用孔 54…円筒電極 56…絶縁リング(アクリル製) 74、80…中流側ブロック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーム通過用孔が穿設された加速用の加
    速管仕切電極と絶縁リングとが重ね合わされて成る多段
    電極直流型の加速管に於いて、 前記加速管をビーム加速軸方向と直交する方向に複数の
    ブロックに分割し、分割したブロックを交換可能に連結
    して成る加速管。
  2. 【請求項2】 前記分割可能なブロックのうち上流側ブ
    ロックの前記絶縁リングは、アクリルよりもガス発生量
    の少ない材質で形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の加速管。
  3. 【請求項3】 アクリルよりもガス発生量の少ない前記
    材質は、セラミック、石英、及びポリエチレンのうちい
    ずれかであることを特徴とする請求項2記載の加速管。
  4. 【請求項4】 前記下流側ブロックの加速管仕切電極に
    穿設されたビーム通過用孔が、前記上流側ブロックの加
    速管仕切電極に穿設されたビーム通過用孔よりも大きめ
    に形成されていることを特徴とする請求項1、又は2記
    載の加速管。
  5. 【請求項5】 前記上流側ブロックの加速管仕切電極に
    は、前記絶縁リングの真空沿面に対向し、且つ隣接する
    下流側の加速管仕切電極に向かって突出する円筒電極が
    形成されていることを特徴とする請求項1、2、又は4
    記載の加速管。
  6. 【請求項6】 前記上流側ブロックの加速管仕切電極の
    ビーム通過用孔の周辺部に真空排気用孔を穿設し、これ
    らの真空排気用孔がビーム加速軸方向に揃うように各加
    速管仕切電極が重畳されていることを特徴とする請求項
    1、2、4、又は5記載の加速管。
  7. 【請求項7】 前記下流側ブロックの加速管仕切電極の
    ビーム通過用孔の周辺部に真空排気用孔を穿設し、これ
    らの真空排気用孔がビーム加速軸方向に揃うように各加
    速管仕切電極が重畳されていることを特徴とする請求項
    1、2、4、5又は6記載の加速管。
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