JPH0619572Y2 - 紡績装置 - Google Patents
紡績装置Info
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- JPH0619572Y2 JPH0619572Y2 JP1989008801U JP880189U JPH0619572Y2 JP H0619572 Y2 JPH0619572 Y2 JP H0619572Y2 JP 1989008801 U JP1989008801 U JP 1989008801U JP 880189 U JP880189 U JP 880189U JP H0619572 Y2 JPH0619572 Y2 JP H0619572Y2
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- Japan
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- air
- sliver
- yarn
- yarns
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はエアジェットによる加撚装置を備えた紡績装
置に関する。
置に関する。
スライバをドラフトするドラフト装置と、該ドラフト装
置でドラフトされたスライバを加撚して糸に形成するエ
アジェットによる加撚装置と、前記加撚装置により紡出
された糸を複数本合流するガイド部材と、該ガイド部材
により合流した糸をデリベリローラを経てパッケージに
巻取る巻取装置とからなる紡績装置により双糸を製造す
ることが知られている。
置でドラフトされたスライバを加撚して糸に形成するエ
アジェットによる加撚装置と、前記加撚装置により紡出
された糸を複数本合流するガイド部材と、該ガイド部材
により合流した糸をデリベリローラを経てパッケージに
巻取る巻取装置とからなる紡績装置により双糸を製造す
ることが知られている。
この考案は、従来の前記紡績装置を基本とし、該紡績装
置によつては得ることのできなかった双糸、例えば互に
異なった特性を有するスライバや異種原料からなるスラ
イバ等を用いて複数の紡績糸を形成し、該紡績糸を合糸
して差別化,ファンシー化された品質のすぐれた双糸を
形成することのできる紡績装置を得ることを目的とす
る。
置によつては得ることのできなかった双糸、例えば互に
異なった特性を有するスライバや異種原料からなるスラ
イバ等を用いて複数の紡績糸を形成し、該紡績糸を合糸
して差別化,ファンシー化された品質のすぐれた双糸を
形成することのできる紡績装置を得ることを目的とす
る。
スライバをドラフトするドラフト装置と、該ドラフト装
置でドラフトされたスライバを加撚して糸に形成するエ
アジェットによる加撚装置と、前記加撚装置により紡出
された糸を複数本合流しパッケージに巻取る巻取装置と
からなる紡績装置において、前記エアジェットによる加
撚装置は、スライバに互に逆向きの旋回流を作用させる
第1ノズルと第2ノズルとを直列に連結した空気噴射ノ
ズルを互いに並列配置してなり、然も前記各空気噴射ノ
ズルの第1ノズル,第2ノズルには各ノズルに供給する
加圧空気の圧力を調整する空気圧調整手段を個々別々に
接続した。
置でドラフトされたスライバを加撚して糸に形成するエ
アジェットによる加撚装置と、前記加撚装置により紡出
された糸を複数本合流しパッケージに巻取る巻取装置と
からなる紡績装置において、前記エアジェットによる加
撚装置は、スライバに互に逆向きの旋回流を作用させる
第1ノズルと第2ノズルとを直列に連結した空気噴射ノ
ズルを互いに並列配置してなり、然も前記各空気噴射ノ
ズルの第1ノズル,第2ノズルには各ノズルに供給する
加圧空気の圧力を調整する空気圧調整手段を個々別々に
接続した。
本考案の紡績装置によるときは、使用するスライバの種
類に対応して各空気噴射ノズルに供給する空気圧を適宜
選択調整することにより種々異なった加撚作用をスライ
バに与え、得られた複数の紡績糸を合糸することによっ
て従来と異なった極めて品質のすぐれた種々の双糸が得
られる。
類に対応して各空気噴射ノズルに供給する空気圧を適宜
選択調整することにより種々異なった加撚作用をスライ
バに与え、得られた複数の紡績糸を合糸することによっ
て従来と異なった極めて品質のすぐれた種々の双糸が得
られる。
以下、図面と共にこの考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案の紡績装置の1ユニットを示した斜視
図であって、図示を省略した複数のケンスから供給され
るスライバS1,S2をドラフトするドラフト装置1
と、該ドラフト装置1でドラフトされたスライバS1,
S2を加撚して紡績糸Y1,Y2に形成するエアジェッ
トによる加撚装置2と、紡出された紡績糸Y1,Y2を
合流し、双糸Y3として巻取る巻取装置3とから構成さ
れている。ドラフト装置1はその周速度が順に速く設定
されているバックローラ対4a,4b、ミドルローラ対
5a,5bおよびフロントローラ対6a,6bとからな
り、ミドルローラ対5a,5bはエプロンベルト7a,
7bを装架している。そして各ローラ対には2本のスラ
イバS1,S2が供給されている。8a,8bはケンス
から供給されるスライバS1,S2をバックローラ対4
a,4bへ送り込むため並列して置かれたスライバガイ
ドである。又、9はバックローラ対4a,4bとミドル
ローラ対5a,5bとの間に設けられたスライバの分離
ガイドで、バックローラ対4a,4bに並列状態に挿入
されたスライバS1,S2を分離する。そして該分離ガ
イド9の左右には、夫々ガイドブロック10,11が設けら
れ、該分離ガイド9で分離した2列のスライバS1,S
2の左右への拡がりを規制する。
図であって、図示を省略した複数のケンスから供給され
るスライバS1,S2をドラフトするドラフト装置1
と、該ドラフト装置1でドラフトされたスライバS1,
S2を加撚して紡績糸Y1,Y2に形成するエアジェッ
トによる加撚装置2と、紡出された紡績糸Y1,Y2を
合流し、双糸Y3として巻取る巻取装置3とから構成さ
れている。ドラフト装置1はその周速度が順に速く設定
されているバックローラ対4a,4b、ミドルローラ対
5a,5bおよびフロントローラ対6a,6bとからな
り、ミドルローラ対5a,5bはエプロンベルト7a,
7bを装架している。そして各ローラ対には2本のスラ
イバS1,S2が供給されている。8a,8bはケンス
から供給されるスライバS1,S2をバックローラ対4
a,4bへ送り込むため並列して置かれたスライバガイ
ドである。又、9はバックローラ対4a,4bとミドル
ローラ対5a,5bとの間に設けられたスライバの分離
ガイドで、バックローラ対4a,4bに並列状態に挿入
されたスライバS1,S2を分離する。そして該分離ガ
イド9の左右には、夫々ガイドブロック10,11が設けら
れ、該分離ガイド9で分離した2列のスライバS1,S
2の左右への拡がりを規制する。
従って、この分離ガイド9位置で分離された2列のスラ
イバS1,S2は、以降のミドルローラ対5a,5b位
置、フロントローラ対6a,6b位置でも並行な2列の
状態を維持してドラフトされ、加撚装置2の空気噴射ノ
ズル12,13へ導入される。
イバS1,S2は、以降のミドルローラ対5a,5b位
置、フロントローラ対6a,6b位置でも並行な2列の
状態を維持してドラフトされ、加撚装置2の空気噴射ノ
ズル12,13へ導入される。
加撚装置2はフレーム14に固定したハウジング15内に、
空気噴射ノズル12,13を並行して設けたものであり、各
空気噴射ノズル12,13は供給されるスライバS1,S2
を独立して加撚し、紡績糸Y1,Y2に形成する機能を
有している。
空気噴射ノズル12,13を並行して設けたものであり、各
空気噴射ノズル12,13は供給されるスライバS1,S2
を独立して加撚し、紡績糸Y1,Y2に形成する機能を
有している。
そして、16は上記加撚工程2により得られた紡績糸
Y1,Y2を合流し合糸した状態とするためのガイド部
材で、17は該合糸を送り出すデリベリローラであり、19
はガイド部材16による紡績糸Y1,Y2の合流点が糸道
に沿って上流へと浮動しないようにするための分離ガイ
ドで、合流点が上流側へ浮動した場合に生じる紡績糸Y
1,Y2同士のからみ合い量のムラを防止する。
Y1,Y2を合流し合糸した状態とするためのガイド部
材で、17は該合糸を送り出すデリベリローラであり、19
はガイド部材16による紡績糸Y1,Y2の合流点が糸道
に沿って上流へと浮動しないようにするための分離ガイ
ドで、合流点が上流側へ浮動した場合に生じる紡績糸Y
1,Y2同士のからみ合い量のムラを防止する。
20はガイド部材16位置に設けたカッタであり、該カッタ
20はデリベリローラ17を経て巻取装置3へ下降する糸
道の途中に設けた糸欠陥部を検出するスライブキャッチ
ャ21からの糸欠陥検出信号によって作動される。
20はデリベリローラ17を経て巻取装置3へ下降する糸
道の途中に設けた糸欠陥部を検出するスライブキャッチ
ャ21からの糸欠陥検出信号によって作動される。
22,23は夫々、屑糸、風綿等のダスト吸引口であり、2
4,25は夫々空気の吸引パイプである。
4,25は夫々空気の吸引パイプである。
26は紡出開始時または糸継時に、上記空気噴射ノズル1
2,13から紡出される紡績糸Y1,Y2を吸引し、糸た
るみを防止するスラックチュウーブである。
2,13から紡出される紡績糸Y1,Y2を吸引し、糸た
るみを防止するスラックチュウーブである。
巻取装置3は公知のクレードルアーム27に支持されたボ
ビンと、該ボビン(又はパッケージ)に転接して回転駆
動するフリクションローラ28とトラバースガイド29とか
ら構成されている。
ビンと、該ボビン(又はパッケージ)に転接して回転駆
動するフリクションローラ28とトラバースガイド29とか
ら構成されている。
然して本考案において使用される加撚装置2は、フレー
ム14に固定したハウジング15内に、2本直列に設けられ
た空気ノズル30,31(以下上流側を第1ノズル30、下流
側を第2ノズル31と称する)からなる空気噴射ノズル1
2、及び図示しない空気ノズル32,33(以下上流側を第
1ノズル32,下流側を第2ノズル33と称する)からなる
空気噴射ノズル13を並行に2列設けたものであり、各空
気噴射ノズル12,13は供給されるスライバS1,S2を
独立して加撚し、紡績糸Y1,Y2に形成する機能を有
している。
ム14に固定したハウジング15内に、2本直列に設けられ
た空気ノズル30,31(以下上流側を第1ノズル30、下流
側を第2ノズル31と称する)からなる空気噴射ノズル1
2、及び図示しない空気ノズル32,33(以下上流側を第
1ノズル32,下流側を第2ノズル33と称する)からなる
空気噴射ノズル13を並行に2列設けたものであり、各空
気噴射ノズル12,13は供給されるスライバS1,S2を
独立して加撚し、紡績糸Y1,Y2に形成する機能を有
している。
上記空気噴射ノズル12の第1ノズル30,第2ノズル31、
及び空気噴射ノズル13の第1ノズル32,第2ノズル33に
は、夫々別個の圧空供給回路34,35,36,37が設けられ
ている。そして該空気噴射ノズル12,13は何れも同一の
機構を有するので、以下一方側のみについて説明する。
及び空気噴射ノズル13の第1ノズル32,第2ノズル33に
は、夫々別個の圧空供給回路34,35,36,37が設けられ
ている。そして該空気噴射ノズル12,13は何れも同一の
機構を有するので、以下一方側のみについて説明する。
即ち、第2図に示したように、空気噴射ノズル12におけ
る上記第1,第2ノズル30,31には、その中心軸を貫い
て形成したスライバSの通路内に向けて接線方向に圧空
供給回路34,35から供給される空気を噴射する複数の空
気噴射細孔(図示せず)を設けてあり、該空気噴射細孔
によって矢印A,B方向の互いに逆方向に旋回する空気
流が通路内に形成されるようになっている。
る上記第1,第2ノズル30,31には、その中心軸を貫い
て形成したスライバSの通路内に向けて接線方向に圧空
供給回路34,35から供給される空気を噴射する複数の空
気噴射細孔(図示せず)を設けてあり、該空気噴射細孔
によって矢印A,B方向の互いに逆方向に旋回する空気
流が通路内に形成されるようになっている。
然して空気噴射ノズル12の第1ノズル30,第2ノズル3
1、及び空気噴射ノズル13の第1ノズル32,第2ノズル3
3への圧空の供給は、第3図に示すように、図示を省略
した空気圧縮機からの加圧空気をバルブ38を開いて供給
回路内に導入し、フィルタ39,ミストセパレータ40によ
り圧空内に混入した微細なミストに至る迄完全に除去し
た後、空気噴射ノズル12の第1ノズル30への圧空供給回
路34、第2ノズル31への圧空供給回路35、空気噴射ノズ
ル13の第1ノズル32への圧空供給回路36、第2ノズル33
への圧空供給回路37を経て紡績機上に配置された各紡績
ユニットの加撚装置2へと供給される。
1、及び空気噴射ノズル13の第1ノズル32,第2ノズル3
3への圧空の供給は、第3図に示すように、図示を省略
した空気圧縮機からの加圧空気をバルブ38を開いて供給
回路内に導入し、フィルタ39,ミストセパレータ40によ
り圧空内に混入した微細なミストに至る迄完全に除去し
た後、空気噴射ノズル12の第1ノズル30への圧空供給回
路34、第2ノズル31への圧空供給回路35、空気噴射ノズ
ル13の第1ノズル32への圧空供給回路36、第2ノズル33
への圧空供給回路37を経て紡績機上に配置された各紡績
ユニットの加撚装置2へと供給される。
41,42,43,44は各圧空供給回路34,35,36,37への圧
空の圧力調整弁(空気圧調整手段)であり、45は夫々の
位置で圧空の圧力を検知するための圧力計である。
空の圧力調整弁(空気圧調整手段)であり、45は夫々の
位置で圧空の圧力を検知するための圧力計である。
然して前記空気噴射ノズル12,13の第1ノズル30,32、
第2ノズル31,33に供給される空気の圧力は、スライバ
を形成している繊維原料の種類によって下表のように設
定され、この範囲内の圧空を使用して紡績した場合に強
力が高く毛羽等の少ない良好な紡績糸を空気噴射ノズル
12,13の夫々から得ことができる。
第2ノズル31,33に供給される空気の圧力は、スライバ
を形成している繊維原料の種類によって下表のように設
定され、この範囲内の圧空を使用して紡績した場合に強
力が高く毛羽等の少ない良好な紡績糸を空気噴射ノズル
12,13の夫々から得ことができる。
そして前記空気圧の制御は各圧空供給回路34,35,36,
37に設けられた圧力制御弁41,42,43,44により行なわ
れることは云う迄もない。
37に設けられた圧力制御弁41,42,43,44により行なわ
れることは云う迄もない。
従って、前記構成からなる本考案の紡績装置ではケンス
から供給されるスライバS1,S2が分離された状態
で、ドラフト装置1のミドルローラ対5a,5bとフロ
ントローラ対6a,6b間を通過し、フロントローラ対
6a,6bを出る2列のスライバS1,S2は夫々が所
望のドラフトを施されて各空気噴射ノズル12,13に導入
され、2本の紡績糸Y1、Y2となって紡出され、ガイ
ド部材16により引揃え合流され、デリベリローラ17を経
て巻取装置3のボビン上に双糸Y3として巻取られ、パ
ッケージPを形成するのであるが、この際、例えばスラ
イバS1にポリエステル/綿の65%:35%混合スライバ
を導入し、スライバS2にレーヨン100%のスライバを
導入した場合、空気噴射ノズル12の第1ノズル30の空気
圧を3.0kg/cm2、第2ノズル31の空気圧を4.0kg/cm2に
設定し、空気噴射ノズル13の第1ノズル32の空気圧を3.
5kg/cm2、第2ノズル33の空気圧を4.5kg/cm2に設定紡
出し、双方の紡績糸Y1,Y2を合糸することにより異
なった種類の紡績糸Y1,Y2からなる双糸Y3を得る
ことができる。
から供給されるスライバS1,S2が分離された状態
で、ドラフト装置1のミドルローラ対5a,5bとフロ
ントローラ対6a,6b間を通過し、フロントローラ対
6a,6bを出る2列のスライバS1,S2は夫々が所
望のドラフトを施されて各空気噴射ノズル12,13に導入
され、2本の紡績糸Y1、Y2となって紡出され、ガイ
ド部材16により引揃え合流され、デリベリローラ17を経
て巻取装置3のボビン上に双糸Y3として巻取られ、パ
ッケージPを形成するのであるが、この際、例えばスラ
イバS1にポリエステル/綿の65%:35%混合スライバ
を導入し、スライバS2にレーヨン100%のスライバを
導入した場合、空気噴射ノズル12の第1ノズル30の空気
圧を3.0kg/cm2、第2ノズル31の空気圧を4.0kg/cm2に
設定し、空気噴射ノズル13の第1ノズル32の空気圧を3.
5kg/cm2、第2ノズル33の空気圧を4.5kg/cm2に設定紡
出し、双方の紡績糸Y1,Y2を合糸することにより異
なった種類の紡績糸Y1,Y2からなる双糸Y3を得る
ことができる。
又、上記実施例においては、異なった種類の繊維源料か
らなる2種類のスライバを用いる場合について述べてい
るが、例えば綿100%のスライバS1,S2を用い、空
気噴射ノズル12の第1ノズル30の空気圧を2.5kg/cm2、
第2ノズル31の空気圧を3.5kg/cm2に設定し、空気噴射
ノズル13の第1ノズル32の空気圧及び第2ノズルの空気
圧を何れも3.0kg/cm2に設定紡出し、双方の紡績糸
Y1,Y2を合糸することにより従来の綿糸とは異なっ
た特性を有する差別化された双糸を得ることも可能であ
り、スライバの種類と空気噴射ノズル12,13の第1,第
2ノズル30,31,32,33に供給する空気の圧とを適宜選
択することにより繊維の種類の異なったスライバからな
る双糸,従来の糸と異なった特性を有する双糸,従来の
糸とは異なった差別化された双糸,ファンシー性に富ん
だ双糸などを容易に得ることができる。
らなる2種類のスライバを用いる場合について述べてい
るが、例えば綿100%のスライバS1,S2を用い、空
気噴射ノズル12の第1ノズル30の空気圧を2.5kg/cm2、
第2ノズル31の空気圧を3.5kg/cm2に設定し、空気噴射
ノズル13の第1ノズル32の空気圧及び第2ノズルの空気
圧を何れも3.0kg/cm2に設定紡出し、双方の紡績糸
Y1,Y2を合糸することにより従来の綿糸とは異なっ
た特性を有する差別化された双糸を得ることも可能であ
り、スライバの種類と空気噴射ノズル12,13の第1,第
2ノズル30,31,32,33に供給する空気の圧とを適宜選
択することにより繊維の種類の異なったスライバからな
る双糸,従来の糸と異なった特性を有する双糸,従来の
糸とは異なった差別化された双糸,ファンシー性に富ん
だ双糸などを容易に得ることができる。
なお、前記実施例においては1ユニットの紡績装置に2
本のスライバを並列して供給するものとして説明した
が、各ユニット毎に1本のスライバを供給し1個の空気
噴射ノズルを備え、かつ、該噴射ノズルの第1,第2ノ
ズルに異なった圧空を供給することのできる加撚装置に
より紡出された糸をガイド部材により合流せしめるよう
にしても差支えなく、更に合流する糸の本数も2本以上
複数本であって良いことは勿論である。
本のスライバを並列して供給するものとして説明した
が、各ユニット毎に1本のスライバを供給し1個の空気
噴射ノズルを備え、かつ、該噴射ノズルの第1,第2ノ
ズルに異なった圧空を供給することのできる加撚装置に
より紡出された糸をガイド部材により合流せしめるよう
にしても差支えなく、更に合流する糸の本数も2本以上
複数本であって良いことは勿論である。
また、圧力制御弁41,42,43,44の圧力設定値を経時的
に変更して、さらに変化に富んだ特殊糸を得ることもで
き、そのための装置としては例えば、第3図に鎖線で示
したように、各圧力制御弁41,42,43,44に設定値を変
更させるためのアクチュエータ51,52,53,54を連結
し、これらアクチュエータ51,52,53,54に、それらを
プログラム制御するマイクロコンピュータ55を連結した
装置が可能である。
に変更して、さらに変化に富んだ特殊糸を得ることもで
き、そのための装置としては例えば、第3図に鎖線で示
したように、各圧力制御弁41,42,43,44に設定値を変
更させるためのアクチュエータ51,52,53,54を連結
し、これらアクチュエータ51,52,53,54に、それらを
プログラム制御するマイクロコンピュータ55を連結した
装置が可能である。
以上詳細に述べた通りこの考案は、スライバをドラフト
するドラフト装置と該ドラフト装置でドラフトされたス
ライバを加撚して糸に形成するエアジェットによる加撚
装置と、前記加撚装置により紡出された糸を複数本合流
しパッケージに巻取る巻取装置とからなる紡績装置にお
いて、前記エアジェットによる加撚装置は、スライバに
互に逆向きの旋回流を作用させる第1ノズルと第2ノズ
ルとを直列に連結した空気噴射ノズルを互いに並列配置
してなり、然も前記各空気噴射ノズルの第1ノズル,第
2ノズルには各ノズルに供給する加圧空気の圧力を調整
する空気圧調整手段を個々別々に接続したものであるか
ら、使用するスライバの種類に対応して各空気噴射ノズ
ルの第1,第2ノズルに供給する空気圧を適宜選択調整
することによりスライバの種類に応じた適正な加撚作用
をスライバに与えて、それぞれ良好な紡績糸を得ること
ができ、得られた紡績糸を合糸することによって従来と
異なった種々の品質の高い双糸、例えば繊維の種類が異
なったスライバからなる双糸,異なった特性を有する双
糸,従来の糸とは異なった差別化された双糸,ファンシ
ー性に富んだ双糸などを容易に紡出することができる。
するドラフト装置と該ドラフト装置でドラフトされたス
ライバを加撚して糸に形成するエアジェットによる加撚
装置と、前記加撚装置により紡出された糸を複数本合流
しパッケージに巻取る巻取装置とからなる紡績装置にお
いて、前記エアジェットによる加撚装置は、スライバに
互に逆向きの旋回流を作用させる第1ノズルと第2ノズ
ルとを直列に連結した空気噴射ノズルを互いに並列配置
してなり、然も前記各空気噴射ノズルの第1ノズル,第
2ノズルには各ノズルに供給する加圧空気の圧力を調整
する空気圧調整手段を個々別々に接続したものであるか
ら、使用するスライバの種類に対応して各空気噴射ノズ
ルの第1,第2ノズルに供給する空気圧を適宜選択調整
することによりスライバの種類に応じた適正な加撚作用
をスライバに与えて、それぞれ良好な紡績糸を得ること
ができ、得られた紡績糸を合糸することによって従来と
異なった種々の品質の高い双糸、例えば繊維の種類が異
なったスライバからなる双糸,異なった特性を有する双
糸,従来の糸とは異なった差別化された双糸,ファンシ
ー性に富んだ双糸などを容易に紡出することができる。
第1図はこの考案の紡績装置の1ユニットを示す斜視
図、第2図はこの考案で使用される加撚装置の要部斜視
図、第3図は同上加撚装置の空気噴射ノズルへの圧空供
給配管図である。 S1,S2……スライバ, Y1,Y2……紡績糸,Y3……双糸, 1……ドラフト装置,2……加撚装置, 3……巻取装置,12,13……空気噴射ノズル, 30,32……第1ノズル,31,33……第2ノズル, 34,35,36,37……圧空供給回路
図、第2図はこの考案で使用される加撚装置の要部斜視
図、第3図は同上加撚装置の空気噴射ノズルへの圧空供
給配管図である。 S1,S2……スライバ, Y1,Y2……紡績糸,Y3……双糸, 1……ドラフト装置,2……加撚装置, 3……巻取装置,12,13……空気噴射ノズル, 30,32……第1ノズル,31,33……第2ノズル, 34,35,36,37……圧空供給回路
Claims (1)
- 【請求項1】スライバをドラフトするドラフト装置と、
該ドラフト装置でドラフトされたスライバを加撚して糸
に形成するエアジェットによる加撚装置と、前記加撚装
置により紡出された糸を複数本合流しパッケージに巻取
る巻取装置とからなる紡績装置において、前記エアジェ
ットによる加撚装置は、スライバに互に逆向きの旋回流
を作用させる第1ノズルと第2ノズルとを直列に連結し
た空気噴射ノズルを互いに並列配置してなり、然も前記
各空気噴射ノズルの第1ノズル,第2ノズルには各ノズ
ルに供給する加圧空気の圧力を調整する空気圧調整手段
を個々別々に接続した紡績装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989008801U JPH0619572Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 紡績装置 |
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JP1989008801U Expired - Lifetime JPH0619572Y2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | 紡績装置 |
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---|---|---|---|---|
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JP2008517180A (ja) * | 2004-10-21 | 2008-05-22 | マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト | エアジェット紡績機 |
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JPS5218823A (en) * | 1975-08-05 | 1977-02-12 | Ikari Yakuhin Kk | Emulsifyable concentrate of organophophorous insecticide |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1989008801U patent/JPH0619572Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|---|
JP2008517180A (ja) * | 2004-10-21 | 2008-05-22 | マシーネンファブリク リーター アクチェンゲゼルシャフト | エアジェット紡績機 |
JP2007191821A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Murata Mach Ltd | 紡績装置 |
Also Published As
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JPH02102475U (ja) | 1990-08-15 |
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