JPH0619551A - 被駆動物の制御装置 - Google Patents

被駆動物の制御装置

Info

Publication number
JPH0619551A
JPH0619551A JP4170625A JP17062592A JPH0619551A JP H0619551 A JPH0619551 A JP H0619551A JP 4170625 A JP4170625 A JP 4170625A JP 17062592 A JP17062592 A JP 17062592A JP H0619551 A JPH0619551 A JP H0619551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driven object
range
arithmetic processing
processing unit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4170625A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kawabata
晃 川端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INGUTETSUKU KK
Original Assignee
INGUTETSUKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by INGUTETSUKU KK filed Critical INGUTETSUKU KK
Priority to JP4170625A priority Critical patent/JPH0619551A/ja
Priority to EP93110091A priority patent/EP0578062A3/en
Priority to TW82111100A priority patent/TW230282B/zh
Publication of JPH0619551A publication Critical patent/JPH0619551A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Blinds (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 初めに被駆動物の動作を学習して、得られた
情報から被駆動物の絶対位置を決定し、記憶装置に記憶
することで、以降は学習を必要とせず、安全な被駆動物
の動作を維持できる被駆動物の制御装置を提供する。 【構成】 被駆動物1を駆動する駆動部2と、その出力
を制御する信号を生成する演算処理部6と、該演算処理
部6が前記信号を生成するために必要な情報を記憶する
記憶装置7と、駆動部2に機械的に接続され、駆動部2
の出力に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器8とを備
え、演算処理部6は可変抵抗器8の抵抗値を読み込み、
その抵抗値から被駆動物1の絶対位置を得て、前記情報
の1つとして記憶装置7に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ドア、ブライン
ド、シャッタ、カ−テン等の被駆動物を制御する制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドア等の被駆動物の制御装置は、
図14に示すように構成されている。すなわち、被駆動
物31は減速機構32を介してモータ33により駆動さ
れる。モータ33は、モータドライバ34により駆動さ
れる。モータドライバ34は、インタフェース35を介
して、演算処理部36の制御信号により作動する。演算
処理部36は、モータ33の出力軸の回転数に応じた周
波数のパルスを生成するパルス発生器38からの出力に
より、被駆動物31の動作を学習し、この学習により得
られた被駆動物の位置情報をメモリ37に記憶させ、そ
の記憶された情報に基づき前記制御信号を生成する。
【0003】図15は、被駆動物が自動ドアの場合に演
算処理部36により行われる学習の手順を示すフローチ
ャートである。
【0004】まず、ステップST71において、ドアを
低速で閉方向に駆動する。ステップST72では、前記
ドアの動作が停止したかどうかの判定を行い、停止した
場合には、次のステップST73に進む。
【0005】ステップST73では、前記停止位置をド
アの全閉位置として、パルス積算値を0にリセットし、
メモリに格納する。
【0006】次にステップST74では、ドアを低速で
開方向に駆動する。そして、ステップST77では、ド
アの移動につれて変化していくパルスの積算を行い、ス
テップST76では、ドアの動作が停止したかどうかの
判定を行う。まだ動作中であれば、ステップST77に
戻り、パルスの積算を続行し、停止した場合ステップS
T77に進み、ドアの駆動部も停止させる。
【0007】ステップST78において、前記停止位置
までのパルスの積算値Xを、ドアの全開位置としてメモ
リに格納し、学習の手順を終了する。
【0008】以後、自動ドアの動作は、前記の0及びX
で表される全閉位置および全開位置に基づいて、制御装
置により制御される。
【0009】更に、従来の被駆動物の制御装置では、再
び自動ドアを例にとると、ドアにホームポジション検出
器を取り付け、この検出器により検出されるドアの位置
を基準位置とし、このドアの全閉及び全開位置が基準位
置から何パルス目にあるかを学習で決定する。そして、
電源投入時に毎回、ホームポジション探しを行って基準
位置を定め、この基準位置から起算したパルス数の位置
をドアの全閉位置及び全開位置として制御を行うものも
知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の制御装
置においては、パルス発生器として、一般にロータリー
エンコーダが使用されるが、この場合、被駆動物の移動
速度は検出できても、その絶対位置が検出できない。こ
のため、リミットスイッチ等の位置検出手段を用いてそ
の検出信号を記憶(学習)し、それに基づいて被駆動物
の絶対位置を演算する必要があった。
【0011】しかしながら、停電時や電源停止時に手動
で被駆動物を動かすと、それ以後の被駆動物の動作にお
いては、学習から得た情報に基づく位置と実際の位置と
の間にずれが生じてしまうので、電源投入時に毎回、位
置のずれを矯正するための学習をし直す必要があった。
【0012】また、パルス列から被駆動物の動作方向を
検出する場合には、位相の異なる複数のパルス列を生成
する必要があり、そのため回路構成が複雑化し且つコス
トも増大する。
【0013】更に、前記ホームポジション検出器を被駆
動物に設置する場合には、電源投入時に毎回ホームポジ
ション探しの手間を要する。
【0014】以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、初
めに被駆動物の動作を学習し、その学習により得られた
情報から被駆動物の絶対位置を決定し、この絶対位置を
記憶装置に記憶させることで、以降は学習する必要がな
く、安全な被駆動物の動作を維持することができる被駆
動物の制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による被駆動物の
制御装置は、被駆動物を駆動する駆動部と、該駆動部の
出力を制御する信号を生成する演算処理部と、該演算処
理部が前記信号を生成するために必要な情報を記憶する
記憶装置と、前記駆動部に機械的に接続され、該駆動部
の出力量に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器とを備
え、前記演算処理部は前記可変抵抗器の抵抗値を読み込
み、その抵抗値から被駆動物の絶対位置を得て、前記情
報の1つとして前記記憶装置に記憶させることを特徴と
する。
【0016】本発明の好ましい態様として、前記演算処
理部は可変抵抗器の抵抗値の変化から被駆動物の動作速
度を算出し、これと被駆動物の位置との間に被駆動物の
動作を制御するために必要な関係を設定することによ
り、前記駆動部の出力を制御する信号を決定する。
【0017】さらに別の態様として、前記演算処理部は
前記被駆動物の動作速度の変化から被駆動物の動作加速
度を算出し、その加速度を監視することで被駆動物の動
作に障害が発生した場合には、前記駆動部の制御を所定
の安全駆動のための制御へ移行する。
【0018】さらに別の態様として、前記演算処理部
は、前記駆動部を制御する制御信号の値と前記可変抵抗
器の値とを監視し、これら2つの値の差が予め設定した
範囲をはずれた場合には、前記駆動部の制御を所定の減
速制御へ移行する。
【0019】さらに別の態様として、前記演算処理部は
前記可変抵抗器の抵抗値に基づいて被駆動物の動作範囲
を設定し、被駆動物がこの動作範囲とは異なる別の動作
範囲の動作を所定の回数繰り返した場合には、前記動作
範囲を前記別の動作範囲に自動的に更新する。
【0020】さらに別の態様として、前記演算処理部
は、被駆動物が前記の更新された動作範囲の動作を所定
の回数繰り返す毎に1回の割合で又は一定時間毎に、或
いは電源投入時に、前記更新前の範囲の動作を被駆動物
に行わせ、動作可能であった場合には、この更新前の動
作範囲を復元する。
【0021】さらに別の態様として、前記演算処理部
は、前記可変抵抗器の抵抗値に基づいて、被駆動物の動
作範囲を全開動作範囲とそれよりも狭い半開動作範囲と
の2種類を設定して前記記憶装置に記憶させ、被駆動物
の動作を決定するための検知領域の変化を検知し、それ
により前記全開動作範囲と半開動作範囲のいずれで制御
するかを決定し、その決定した動作範囲を指示する検知
手段からの指令信号を取り入れ、その指令信号に対応す
る前記2つの動作範囲のどちらかを決定し、その決定し
た動作範囲に基づいて駆動部を制御する。
【0022】さらに別の態様として、前記演算処理部
は、被駆動物の動作を決定するための検知領域の変化を
検知する検知手段からの検知信号を、被駆動物の駆動を
開始するための起動信号として取り込み、該起動信号の
単位時間当りの取り込み数について予め設定された閾値
により、前記全開動作範囲もしくは半開動作範囲のいず
れかを決定し、その決定した動作範囲に基づいて駆動部
を制御する。
【0023】
【作用】本発明の制御装置においては、演算処理部は、
駆動部の出力量に応じて抵抗値が変化するように駆動部
に機械的に接続された可変抵抗器の抵抗値を読み込み、
その抵抗値から被駆動物の絶対位置を得て記憶装置に記
憶させる。従って、これ以降は可変抵抗器の抵抗値によ
り、被駆動物の任意の位置(現在位置)を直接検知でき
る。
【0024】また、演算処理部は、前記被駆動物の現在
位置の時間的変化から被駆動物の動作速度を算出し、そ
の動作速度の時間的変化から被駆動物の動作加速度を算
出することができる。
【0025】さらに、演算処理部は、被駆動物の現在位
置と動作速度に基づいて、前記駆動部を的確に制御する
ための信号を生成することができる。
【0026】さらに、演算処理部は、前記動作加速度か
ら障害物による被駆動物への衝撃度を算出し、その衝撃
度が所定の設定値を越えた場合には被駆動物の安全駆動
のための制御を行うことができる。
【0027】さらに、演算処理部は、駆動部を制御する
制御信号の値と可変抵抗器の値とを監視することで、こ
れら2つの値の差が予め設定した範囲からはずれた場合
を検知することができる。そのような事態は駆動部など
の故障によって被駆動物が適正に駆動されないために生
じることが多いので、その場合には、駆動部などの損傷
を防止するため所定の減速制御へ移行する。
【0028】さらに、演算処理部は、可変抵抗器の抵抗
値に基づいて被駆動物の動作範囲を設定することができ
る。そして、被駆動物がこの動作範囲とは異なる別の動
作範囲の動作を所定の回数繰り返した場合には、状況の
変化に対応して動作範囲を当該別の動作範囲に自動的に
更新することができる。
【0029】さらに、演算処理部は、上記の更新を行っ
た後でも、更新前の動作が可能かどうかをチェックする
ため、被駆動物が更新された動作範囲の動作を所定の回
数繰り返す毎に1回の割合で又は一定時間毎に、或いは
電源投入時に、更新前の範囲の動作を被駆動物に行わ
せ、動作可能であった場合には、この更新前の動作範囲
を復元することができる。
【0030】さらに、演算処理部は、可変抵抗器の抵抗
値に基づいて、被駆動物の動作範囲を全開動作範囲とそ
れよりも狭い半開動作範囲との2種類を設定して記憶装
置に記憶させる場合には、被駆動物の動作を決定するた
めの検知領域の変化を検知することにより全開動作範囲
と半開動作範囲のいずれで制御するかを決定し、その決
定した動作範囲を指示する検知手段からの指令信号を取
り入れ、その指令信号に対応する前記2つの動作範囲の
どちらかを決定し、その決定した動作範囲に基づいて駆
動部を制御することができる。
【0031】さらに、演算処理部は、被駆動物の動作を
決定するための検知領域の変化を検知する検知手段から
の検知信号を、被駆動物の駆動を開始するための起動信
号として取り込む場合には、その起動信号の単位時間当
りの取り込み数について予め設定された閾値により全開
動作範囲もしくは半開動作範囲のいずれかを決定し、そ
の決定した動作範囲に基づいて駆動部を制御することが
できる。
【0032】
【実施例】図1は、本発明による制御装置の基本構成を
示すブロック図である。
【0033】被駆動物1は、減速機構2を介してモータ
3により駆動される。モータ3は、モータドライバ4に
よりその出力量(回転量)が決定される。この出力量の
決定は、次のように行われる。
【0034】まず、モータ3の出力軸に減速機構2を介
して可変抵抗器(ポテンショメータ)8が機械的に接続
されており、その抵抗値はモータ3の出力量に応じて変
化する。
【0035】この制御装置の演算処理部6は、可変抵抗
器8の抵抗値に比例した電圧値が(A/D)1 端子に入
力されることにより、被駆動物1の位置を検知する。動
作時には、最初に可変抵抗器8の抵抗値から検知した被
駆動物の位置をメモリ7に記憶させる。ここで、初めに
被駆動物の基準位置についての情報を得るために行う動
作を「ストローク学習」と称する。
【0036】図2及び図3は、被駆動物1が自動ドアの
場合を例にとって、上記ストローク学習の手順を示すフ
ローチャートである。
【0037】まず、演算制御部6は、最初のステップS
T1において、現在の電圧値入力(ポテンショメータ
値)Pn と、1ステップ前のポテンショメータ値Pn-1
と、ドアの停止を確認するための繰り返しの変数mとを
リセットする。
【0038】次のステップST2では、ドアを低速で開
方向に駆動し、ステップST3でPn を取り込み、ステ
ップST4で、Pn-1 −Pn によりポテンショメータ値
の変化量ΔPn を求め、ステップST5では、ΔPn
大きさ|ΔPn |と、ドアの停止を判断するためのポテ
ンショメータ値の最大変化量kとの大きさの比較を行
い、|ΔPn |の方が大きい場合には、ドアが動作中で
あると判断し、ステップST9に行く。|ΔPn |がk
以下の場合には、ステップST6に進む。
【0039】ステップST6では、mを1回分減らす
(m−1とする)。
【0040】ステップST7では、mが0になったかど
うかの判断を行い、0であればドアは開放されたものと
して、ステップST8へ進んでドアの駆動を停止し、後
のステップST10へ進む。0でなければ、ステップS
T9へ進み、Pn を新たなP n-1 としてステップST3
に戻る。
【0041】ステップST10では、m=0のときのP
n の値をドア開放位置としてメモリへ取り込む。
【0042】次のステップST11では、再びmをリセ
ットし、ステップST12では、低速でドアを閉方向に
駆動する。
【0043】そして、ステップST13でPn を取り込
み、ステップST14で、Pn-1 −Pn によりポテンシ
ョメータ値の変化量ΔPnを求め、ステップST15
で、再び|ΔPn |とkの大きさの比較を行い、|ΔP
n |の方が大きい場合には、ドアが依然動作中であると
判断し、ステップST19でPn を新たなPn-1 として
ステップST13に戻る。
【0044】|ΔPn |がk以下の場合には、ステップ
ST16に進み、mを1回分減らす(m−1とする)。
【0045】ステップST17では、mが0になったか
どうかの判断を行い、0であればドアは閉鎖されたもの
として、ステップST18でドアの駆動を停止し、0で
なければ、ステップST19に進み、Pn を新たなP
n-1 としてステップST13に戻る。
【0046】ステップST20では、m=0のときのP
n をドア閉鎖位置としてメモリに取り込み、ストローク
学習の手順を終了する。
【0047】以上のストローク学習により、ドア等の被
駆動物の全開位置及び全閉位置が、ポテンショメータ値
で示される基準位置として得られる。これ以降の(A/
D) 1 端子への入力値は、被駆動物1の現在位置に対応
する電圧値を示すことになる。
【0048】実際、上記のストローク学習により、ドア
の開放時および閉鎖時のポテンショメータ電圧値POPEN
およびPCLOSE (PCLOSE <POPENとする)が決定され
る。ここで電圧を長さに変換する定数をαとすると、ド
アのストローク長Lは L=α(POPEN−PCLOSE ) ・・・・(1) と表わされる。
【0049】従って、ドアの閉鎖位置を0、開放位置を
1とした場合の現在位置をNとすると、Nは上記Lおよ
び現在位置電圧値Pn を用いて
【0050】
【数1】
【0051】(0≦N≦1)で表わされる絶対位置とな
る。
【0052】また、上記Lに対し、図4に示すように、
ポテンショメータの有効回転角(例えば0°〜320
°)を2L以上に設定し、制御装置を現場に据え付ける
時に、ポテンショメータの中間端子又は接触子を有効回
転角の1/2(例えば160°)の位置に設定すれば、
ドアの始動位置及び始動方向の如何にかかわらず、その
すべての位置が上記ポテンショメータの有効回転角の範
囲で表現できる。
【0053】なお、ポテンショメータとしては、上記の
ほか、有効回転角が大きいもの(例えば2回転以上のも
の)、或はスライド方式のものを用いることができる。
この場合も、前記と同様、中間端子又は接触子を有効角
度の1/2或はスライド幅の中間位置に設定しておけば
よい。
【0054】再び図1において、現在位置電圧値Pn
微分器9に並列に取り込まれ、ここで被駆動物の位置の
時間に対する変化率に変換され、速度電圧値として(A
/D)2 端子から演算処理部6に取り込まれる。
【0055】また、速度電圧値は微分器10にも並列に
取り込まれ、その時間に対する変化率に変換され、加速
度電圧値として(A/D)3 端子から演算処理部6に取
り込まれる。
【0056】図5は、前記2つの微分器9および10の
具体的な構成を示す。
【0057】図5において、ポテンショメータ8により
得られる被駆動物の位置電圧信号は、バッファ9aを介
して遅延線9bに伝送され、所定時間の伝送遅れをもっ
て、バッファ9cを介して加算器9dに伝送される。加
算器9dでは、前記遅れ信号と、前記遅延線9bを介さ
ずにバッファ9aから直接加算器9dに伝送される遅れ
のない信号との差を表わす信号が生成され、この差信号
は、アンプ9eにより増幅されて被駆動物の速度信号
(電圧値)となる。
【0058】前記速度信号は、遅延線10aに伝送さ
れ、所定時間の伝送遅れをもって、バッファ10bを介
して加算器10cへ伝送される。加算器10cでは、こ
の遅れ信号と遅延線10aを介さずに直接伝送される速
度信号との差をなす信号が生成され、この差信号は、ア
ンプ10dにより増幅されて被駆動物の加速度信号(電
圧値)となる。
【0059】図1の演算処理部6は、前記ストローク学
習により得られた基準位置と、(A/D)1 、(A/
D)2 及び(A/D)3 端子への入力信号による現在位
置、速度及び加速度の値に基づいて、モータドライバ4
への制御信号を生成する。この制御信号は、インタフェ
ース5を介してモータドライバ4に伝送される。そし
て、モータドライバ4によりモータ3が駆動され、被駆
動物1を作動させる。
【0060】図6は、実施例の制御装置の具体的な回路
構成を示す。ここで、図1に示される制御装置の構成要
素と同じ名称の構成要素に対しては、図1と同じ符号を
付してある。
【0061】図6の制御装置は、図1の減速機構2とし
てギア列2’を用い、モータ3としてオーバロード検出
用温度計センサ3’を備えたモータ3を用い、モータド
ライバ4としてパワートランジスタ4’を用い、インタ
フェース5としては、前記パワートランジスタ4’に対
し電気的絶縁をなすフォトカプラ5’を用い、演算処理
部6としてはCPU6’を用い、メモリ5として不揮発
性メモリ(NVRAM)5’を用いたものである。
【0062】CPU6’には、例えば自動ドアに動作開
始を指示する操作スイッチのような外部スイッチからの
入力操作部が、フォトカプラ11を介して接続される。
さらに、学習モードの設定その他各種の設定操作を手動
で行う場合のスイッチ14、各種設定値を設定するため
の設定器15、外部への警報を行う警報器としてのブザ
ー12およびLED表示器13が接続されている。
【0063】この制御装置は、被駆動物の速度及び加速
度の算出を、図5のようなアナログ式微分器ではなく、
CPU6’により、図7に示すフローチャートの手順で
行うものである。
【0064】すなわち、図7において、ステップST2
1で、図6のポテンショメータ8の位置電圧をPn-1
して読み込み、ステップST22で、被駆動物の単位時
間当りの位置の変化を待ち、ステップST23で、変化
した位置電圧をPn として読み込み、ステップST24
で、上記2種類の位置電圧の差ΔPn をPn-1 −Pn
より計算し、ステップST25で、ΔPn に定数βを乗
じて被駆動物の速度vn-1 を得る。
【0065】次に、ステップST26でPn を新たなP
n-1 とし、ステップST27で、被駆動物の単位時間当
りの位置の変化を待ち、ステップST28で、新たに変
化した位置電圧をPn として読み込み、ステップST2
9で、上記2種類の位置電圧の差ΔPn をPn-1 −Pn
により計算し、ステップST30で、ΔPn に前記定数
βを乗じて被駆動物の速度vn を得る。
【0066】ステップST31では、2つの速度の差Δ
n をvn −vn-1 により求め、ステップST32で
は、Δvn に定数γを乗じて被駆動物の加速度an を得
る。
【0067】ステップST33では、Pn を新たなP
n-1 とし、ステップST34で、vn を新たなvn-1
し、ステップST35で、被駆動物の単位時間当りの位
置の変化を待ち、ステップST28に戻って、以下同様
に被駆動物の加速度の計算を繰り返す。
【0068】以上のようにして、前記被駆動物の動作速
度及び動作加速度が算出される。
【0069】図8は、本発明の制御装置により上記のよ
うにして得られる位置と速度に基づき、被駆動物の例と
して自動ドアの動作を制御する場合、横軸を自動ドアの
位置、縦軸をその速度として、自動ドアの動作を示す図
である。
【0070】図8において、速度はドアが閉方向に移動
する場合を正方向とする。位置は全閉位置を0、全開位
置を1とし、その間の行程では、全閉位置から開方向へ
向かって加速され、定速に達した時の加速停止点をA、
定速から全開位置へ向かって減速が開始される減速開始
点をB、全開位置から閉方向へ向かって加速され、定速
に達した時の加速停止点をC、定速から全閉位置へ向か
って減速が開始される減速開始点をDとしている。これ
らの点A、B、C、Dは、ドアの動作を学習する(以
下、この学習を「動作学習」と称する)ことで決定さ
れ、以降はこの決定された四点により、ドアの動作は、
図示のように自動制御される。
【0071】図9は、上記の点A、B、C、Dを決定す
る動作学習の一例として、ドアを閉じる場合の、図8の
破線Fで囲まれた部分における減速開始点(ブレーキ開
始点)Dを決定するために行われる動作学習の手順を示
している。
【0072】図9では、ドアを全閉にするまでの徐行速
度をvT 、その目標徐行開始位置をNT 、第1回目の試
行1* における減速開始点をD1 、徐行開始位置をN
1 、第2回目の試行2* における減速開始点をD2 、徐
行開始位置をN2 、・・・・・ とする。そして、第1回目の
試行1* で得られた徐行開始位置N1 と目標徐行開始位
置NT との差N1 −NT をε1 、目標徐行開始位置NT
に対する許容誤差をδとしたとき、 ε1 >δ ・・・・・ (3) であれば、減速開始点D2 を上記ε1 より少ない距離だ
け目標徐行開始位置NT側にずらした位置として、第2
回目の試行2* を実行し、それによって得られた徐行開
始位置N2 と目標徐行開始位置NT との差をε2 とし
て、前記と同様の比較を行う。
【0073】以上の試行を繰り返し、第n回目の試行n
* により得られた徐行開始位置Nnと目標徐行開始位置
Nとの差εn =Nn −NT が εn ≦δ ・・・・・ (4) となったときの減速開始点Dn を、制御を行う減速開始
点Dとして決定し、NVRAM5’に記憶させて動作学
習を終える。
【0074】前記の加速停止点A、C及び減速開始点B
も、同様の動作学習を実施することにより決定され、こ
れに基づき被駆動物の制御が実行される。
【0075】本発明の制御装置においては、前記の動作
加速度により被駆動物の衝撃力を演算処理部6で監視す
ることで、前記の制御に異常をきたすような被駆動物へ
の衝撃に対しては、所定の安全駆動のための制御を行う
ことができる。例えば、自動ドアの制御において、ドア
を開方向へ駆動している時に異常な衝撃力を検知した場
合には、制御装置はドアの駆動を緊急停止し、所定時間
待機をする。この待機時間中に、演算処理部6への起動
信号の入力があれば、ドアを全開方向に低速で駆動し、
起動信号の入力が無ければ、ドアを低速で閉じる。一
方、ドアを閉方向に駆動している時に異常な衝撃力を検
知した場合には、ドアの駆動方向を緊急反転する。こう
してドアの安全走行を行うようにする。
【0076】また、制御装置の駆動系統の故障や異常発
生の対策として、演算処理部6は、設定器15から設定
される閾値に基づき、駆動部への制御信号とポテンショ
メータ8の値との差を監視し、差の異常を検知した場合
には、被駆動物の駆動を低速駆動に切り替えることによ
り、駆動系統などの損傷を最小限に抑えることができ
る。
【0077】更に、被駆動物が前記ストローク学習によ
り決定された動作範囲を動作中に、例えば、その動作範
囲を定める枠(ドアの出入口の柱など)の変形などによ
り、被駆動物に対して異なる動作範囲の動作が所定の回
数強制された場合には、制御装置は、前記動作範囲をこ
の強制された動作範囲に自動的に更新することができ
る。
【0078】図10は、図8の破線Gで囲まれた部分に
おいて動作範囲の更新が行われる場合を示している。た
だし、ここでは、ドアの動作速度は開方向を正としてい
る。
【0079】ドアが、前記動作学習により決定された動
作範囲を動作する場合には、定速で開方向に向かい、制
動点Bでブレーキが開始され、制動点B1で所定の徐行
速度V0S1 に達し、制動点B2で再度ブレーキが開始さ
れ、制動点B3で停止速度V 0SF に達し、B4で全開状
態となって停止する。
【0080】一方、図中の点TB,TB1,TB2,T
B3,TB4で示された動作経路は更新された動作範囲
の動作を表わす。すなわち、制動点TBでブレーキが開
始され、制動点TB1で所定の徐行速度V0S1 に達し、
制動点TB2で再度ブレーキが開始され、制動点TB3
で停止速度V0SF に達し、TB4で全開となって停止す
る。
【0081】図11は、ドアの動作範囲を更新し、上記
制動点TB,TB1,TB2,TB3および停止点TB
4を決定するために、図1の演算処理部6或いは図6の
CPU6’が実行する手順を示すフローチャートであ
る。
【0082】初めに、ステップST51で、ドアは定速
の徐行速度V0S1 で開方向に駆動され、ステップST5
2で、B2に達したかどうか判定される。ドアがB2に
達していない場合には、ステップST53に進み、達し
た場合はステップST59に進む。
【0083】ステップST53では、ドアの速度が急激
に減少したかどうかが判定され、減少していない場合は
ステップST51に戻り、徐行速度V0S1 でのドアの駆
動が継続され、急激に減少した場合にはステップST5
4に進む。
【0084】ステップST54では、ドアの現在位置N
n と全開位置1との差1−Nn が許容範囲内にあるかど
うかが判定される。許容範囲内にない場合はステップS
T55に進み、許容範囲内にある場合はステップST5
6に進む。
【0085】ステップST55では、ドアに動作異常が
発生した場合の安全停止のための手順が実行される。
【0086】ステップST56では、速度の急激な減少
が何回繰り返されたかをカウントするカウンタCNTに
対し1が加算される。
【0087】ステップST57では、上記カウンタCN
Tの値が所定の繰り返しの回数Mに達したかどうかの判
定を行う。Mに達していればステップST58に進み、
達していなければ、ステップST61に進む。
【0088】ステップST58では、ドアの全開位置1
とドアの現在位置Nn との差1−N n に基づき、前記
B、B1、B2、B3、B4に対応する更新点TB、T
B1、TB2、TB3、TB4を決定してメモリに格納
し、ステップST61に進んで、前記更新された範囲に
より、以降のドアの制御は継続される。
【0089】一方、ステップST59では、ドアはB3
点に達したときから停止速度VOSFで駆動される。
【0090】ステップST60では、ドアが全開位置B
4に達したかどうかが、動作速度vに基づき判定され
る。v≠0であればステップST59に戻り、v=V
OSF で開方向駆動が継続され、v=0であれば、ステッ
プST61へ進み、前記動作学習により決定された範囲
を更新せずに、以降の制御が継続される。
【0091】更に、この制御装置においては、前記更新
された範囲での駆動が継続される場合でも、その駆動が
所定の回数繰り返される毎に1回の割合又は一定時間毎
に、あるいは電源投入時に、前記更新前の範囲による動
作をドアに行わせ、動作が可能である場合には、前記更
新前の範囲を復元し、以降はこの復元された範囲で駆動
を継続できるようにしている。
【0092】以上のようにして、本発明の被駆動物の制
御装置においては、安全な被駆動物の制御を達成するこ
とができる。
【0093】次に、本発明の制御装置は、前記ストロー
ク学習により決定された動作範囲(全開動作範囲)より
狭い動作範囲(これを一般に「半開動作範囲」と称す
る)を可変抵抗器の抵抗値により設定してメモリ7に格
納しておき、これら2つの動作範囲のいずれでも、被駆
動物の動作を制御することができる。
【0094】図12は、本発明の制御装置が自動ドアの
駆動を制御する際、上記のような2種類の動作範囲での
制御を行う場合の構成を示すブロック図である。
【0095】制御装置Sに接続して設けられる検知部1
6は、検知領域の変化量及び変化方向を検知し、予め設
定された閾値により、ドアを全開動作範囲で制御するた
めの指令PX (全開起動信号)と、半開動作範囲で制御
するための指令PH (半開起動信号)とのどちらかを決
定し、指令信号として演算処理部6に出力する。演算処
理部6は、その指令信号がPX の場合には、メモリ7に
格納された全開動作範囲に基づき全開制御信号を出力
し、指令信号がPH の場合には、メモリ7に格納された
半開動作範囲に基づき半開制御信号を出力する。
【0096】図13は、上記のような2種類の動作範囲
での制御が行われる場合のもう1つの例を示すブロック
図である。
【0097】検知部16’は、演算処理部6が自動ドア
を駆動するために必要な信号を起動信号として発生し、
演算処理部6に送る。演算処理部6は、予め定められた
単位時間当りの起動信号の回数をカウントし、その回数
を起動信号の頻度とする。この頻度が予め設定された閾
値以上であれば、演算処理部6は、メモリ7に記憶され
た全開動作範囲の制御信号を出力する。前記頻度が閾値
より小さければ、メモリ7に記憶された半開動作範囲の
制御信号を出力する。
【0098】以上のように、検知部で検出される検知領
域の変化に応じて自動ドア等の全開/半開動作を自動的
に制御することで、常時全開動作範囲とした場合に生じ
得る冷暖房のエネルギー損失を抑制することができる。
【0099】上記の検知部16および16’の例として
は、特公平2−747号公報に記載の検知装置が好適で
ある。この検知装置によれば、検知領域の状況を表わす
画面の時間的な変化を捉えることにより、その変化量に
応じた検知信号を出力することができる。
【0100】この検知装置を図12の検知部16として
用いる場合には、自動ドアの設置場所を検知領域とし、
その検知領域を通行する人間の数(通行量)を時間的な
変化量Pとして捉える。そして、自動ドアは、通行量が
多い場合には全開動作範囲で、通行量が少ない場合には
半開動作範囲でそれぞれ駆動制御するものとし、これら
2種類の動作範囲のいずれかを決めるための閾値P1
予め設定する。これにより、検知部16として用いられ
た検知装置は、P≧P1 の場合には全開起動信号、P<
1 の場合には半開起動信号をそれぞれ出力することが
できる。
【0101】また、図13の検知部16’として用いる
場合には、検知装置は前記起動信号を出力するように構
成すればよい。この場合、制御装置Sの演算処理部6
は、自動ドアの動作範囲を、検知装置から送られた起動
信号の頻度が予め設定された値より小さいとき半開動作
範囲とし、頻度が予め設定された値以上のとき全開動作
範囲とすることができる。
【0102】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、駆動部
の出力軸に可変抵抗器を接続することで駆動部の出力量
を抵抗値に変換し、被駆動物の動作範囲に対応する抵抗
値の範囲を一度の学習で記憶装置に記憶させることによ
り、それ以降は被駆動物の位置を絶対位置として捉える
ことができる。従って、電源の停止等の不安定要因が発
生しても、被駆動物の位置を誤差無く検出し、被駆動物
を高精度で安全に駆動制御することができる。
【0103】また、可変抵抗器のレンジは、被駆動物の
種類や移動可能な範囲に応じて適切に設定できるので、
制御装置設計の自由度が大きい。
【0104】更に、可変抵抗器を用いたことにより、そ
の抵抗値の変化から被駆動物の動作速度を、その動作速
度の変化から動作加速度をそれぞれ検出でき、同様の検
出をするために従来のパルス発生器を用いる場合よりも
安価に構成できる。
【0105】更に、前記加速度より被駆動物に対する衝
撃を監視でき、被駆動物の動作に障害が発生した場合に
は、所定の安全駆動のための制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の基本的な構成を示すブロック
図。
【図2】実施例におけるストローク学習を示すフローチ
ャート。
【図3】図2のストローク学習の続きを示すフローチャ
ート。
【図4】ポテンショメータとドアのストロークの関係を
示す図。
【図5】アナログ微分回路を示す図。
【図6】本発明の制御装置の具体的な構成を示す図。
【図7】被駆動物の動作速度および動作加速度を演算処
理部で検出する場合の手順を示すフローチャート。
【図8】制御装置によるドアの動作を速度と位置により
示した図。
【図9】ドアの制動位置を決定するための手順を示す
図。
【図10】被駆動物の動作範囲の変更を示す図。
【図11】被駆動物の動作範囲の変更が行われる時の手
順を示すフローチャート。
【図12】被駆動物の全半開制御を行う制御装置の第一
の例を示すブロック図。
【図13】被駆動物の全半開制御を行う制御装置の第二
の例を示すブロック図。
【図14】従来の被駆動物の制御装置の構成を示す図。
【図15】図14の従来例において被駆動物の動作位置
を決定するための学習手順を示す図。
【符号の説明】
1および31・・・ 被駆動物、2・・・ 減速機構、3および
33・・・ モータ、3’・・・ 温度センサ、4および34・・
・ モータドライバ、4’・・・ パワートランジスタ、5お
よび35・・・ インタフェース、5’および11・・・ フォ
トカプラ、6および21・・・ 演算処理部、6’・・・ CP
U、7,7’および37・・・ メモリ、8・・・ 可変抵抗
器、9および10・・・ 微分器、9a,9cおよび10b
・・・ バッファ、9bおよび10a・・・ 遅延線、9dおよ
び10c・・・ 合算器、9eおよび10d・・・ アンプ、1
2・・・ ブザー、13・・・ LED表示器、14・・・ 各種ス
イッチ、15・・・ 各種設定値、16および16’・・・ 検
知部、38・・・ パルス発生器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E06B 9/32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被駆動物を駆動する駆動部と、該駆動部の
    出力を制御する信号を生成する演算処理部と、該演算処
    理部が前記信号を生成するために必要な情報を記憶する
    記憶装置と、前記駆動部に機械的に接続され、該駆動部
    の出力量に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器とを備
    え、 前記演算処理部は前記可変抵抗器の抵抗値を読み込み、
    その抵抗値から前記被駆動物の絶対位置を得て前記情報
    の1つとして前記記憶装置に記憶させることを特徴とす
    る被駆動物の制御装置。
  2. 【請求項2】前記演算処理部は、前記可変抵抗器の抵抗
    値の変化から被駆動物の動作速度を算出し、これと前記
    被駆動物の位置との間に被駆動物の動作を制御するため
    に必要な関係を設定し、この関係に基づき前記駆動部の
    出力を制御する信号を決定することを特徴とする請求項
    1記載の被駆動物の制御装置。
  3. 【請求項3】前記演算処理部は、前記被駆動物の動作速
    度の変化から被駆動物の動作加速度を算出し、その加速
    度を監視することで被駆動物の動作に障害の発生を検知
    した場合には、前記駆動部の制御を所定の安全駆動のた
    めの制御へ移行することを特徴とする請求項2記載の被
    駆動物の制御装置。
  4. 【請求項4】前記演算処理部は、前記駆動部の出力を制
    御する信号の値と前記可変抵抗器から読み込んだ値とを
    監視し、これら2つの値の差が予め設定した範囲をはず
    れた場合には、前記駆動部の制御を所定の減速制御へ移
    行することを特徴とする請求項1記載の被駆動物の制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記演算処理部は、前記可変抵抗器の抵抗
    値に基づいて被駆動物の動作範囲を設定し、被駆動物が
    この動作範囲とは異なる別の動作範囲の動作を所定の回
    数繰り返した場合には、前記の動作範囲を前記別の動作
    範囲に自動的に更新することを特徴とする請求項1記載
    の被駆動物の制御装置。
  6. 【請求項6】被駆動物が前記の更新された動作範囲の動
    作を所定の回数繰り返す毎に1回の割合で又は一定時間
    毎に、或いは電源投入時に、前記更新前の範囲の動作を
    被駆動物に行わせ、動作可能であった場合には、この更
    新前の動作範囲を復元することを特徴とする請求項5記
    載の被駆動物の制御装置。
  7. 【請求項7】前記演算処理部は、前記可変抵抗器の抵抗
    値に基づいて、被駆動物の動作範囲を全開動作範囲とそ
    れよりも狭い半開動作範囲との2種類を設定して前記記
    憶装置に記憶させ、 前記被駆動物の動作を決定するための検知領域の変化を
    検知し、それにより前記全開動作範囲と前記半開動作範
    囲のいずれで制御するかを決定し、その決定した動作範
    囲を指示する検知手段からの指令信号を取り入れ、 その指令信号に対応する前記2つの動作範囲のいずれか
    を決定し、その決定した動作範囲に基づいて前記駆動部
    を制御することを特徴とする請求項1記載の被駆動物の
    制御装置。
  8. 【請求項8】前記演算処理部は、前記可変抵抗器の抵抗
    値に基づいて、被駆動物の動作範囲を全開動作範囲とそ
    れよりも狭い半開動作範囲との2種類を設定して前記記
    憶装置に記憶させ、 前記被駆動物の動作を決定するための検知領域の変化を
    検知する検知手段からの検知信号を、前記被駆動物の駆
    動を開始する起動信号として取り込み、該起動信号の単
    位時間当りの取り込み数について予め設定された閾値に
    より、前記全開動作範囲もしくは前記半開動作範囲のい
    ずれかを決定し、その決定した動作範囲に基づいて前記
    駆動部を制御することを特徴とする請求項1記載の被駆
    動物の制御装置。
JP4170625A 1992-06-29 1992-06-29 被駆動物の制御装置 Pending JPH0619551A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4170625A JPH0619551A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 被駆動物の制御装置
EP93110091A EP0578062A3 (en) 1992-06-29 1993-06-24 Control system for driving an object.
TW82111100A TW230282B (ja) 1992-06-29 1993-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4170625A JPH0619551A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 被駆動物の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0619551A true JPH0619551A (ja) 1994-01-28

Family

ID=15908348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4170625A Pending JPH0619551A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 被駆動物の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619551A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4844755A (en) * 1985-04-06 1989-07-04 Nippon Steel Corporation High-strength heat-resisting ferritic steel pipe and tube
JP2006152764A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体の異常動作検出装置及び異常動作検出方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4844755A (en) * 1985-04-06 1989-07-04 Nippon Steel Corporation High-strength heat-resisting ferritic steel pipe and tube
JP2006152764A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体の異常動作検出装置及び異常動作検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7688013B2 (en) System and method for controlling speed of a closure member
JP2865871B2 (ja) 旋回ドア駆動部の作動方法
US5764008A (en) Drive device for closing parts in motor vehicles
CA2315281C (en) Door control system
JP2008115687A (ja) 仕切りシステムの性能を追跡するシステム及び方法
JP2000199373A (ja) パワ―ウインド装置の挟み込み検知方法
JPH10114216A (ja) 電子制御式調整駆動部監視装置
JPH0619551A (ja) 被駆動物の制御装置
US6633148B1 (en) Drive device and method for moving a vehicle part
EP1168559A1 (en) Window object detection with start-up compensation
JPH06137027A (ja) 被駆動物の制御装置
JP2587723B2 (ja) 車両用扉の再開閉制御装置
JP2845427B2 (ja) 窓ガラス開閉装置
JP3675622B2 (ja) パワーウインド装置の挟み込み検知方法
US6008607A (en) Device and process for electronic monitoring of an adjustment drive in a vehicle
JP2954471B2 (ja) 開閉体の開閉制御方法
EP0578062A2 (en) Control system for driving an object
JPH10257791A (ja) 開閉機構のモータ制御装置
JP3726056B2 (ja) 車両用開閉体制御装置
JP2611926B2 (ja) 自動開閉扉の駆動緊急安全制御方法
JP3391099B2 (ja) エレベータドアの制御装置及びエレベータドアの制御方法
JP2823554B2 (ja) 窓ガラス開閉装置
JP2576306B2 (ja) 自動開閉扉の制御装置
JP2823553B2 (ja) 窓ガラス開閉装置
JP3278462B2 (ja) 自動化装置の初期位置設定装置