JPH06194740A - 透過式スクリーンおよびその製造方法ならびにこの透過式スクリーンを用いた投写形ディスプレイ装置 - Google Patents
透過式スクリーンおよびその製造方法ならびにこの透過式スクリーンを用いた投写形ディスプレイ装置Info
- Publication number
- JPH06194740A JPH06194740A JP4343842A JP34384292A JPH06194740A JP H06194740 A JPH06194740 A JP H06194740A JP 4343842 A JP4343842 A JP 4343842A JP 34384292 A JP34384292 A JP 34384292A JP H06194740 A JPH06194740 A JP H06194740A
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- JP
- Japan
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- lens plate
- lenticular lens
- fresnel lens
- screen
- exhaust port
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャビネット内外に温度、湿度に差が生じて
も、フレネルレンズ板とレンチキュラーレンズ板との非
接合部の膨らみや凹みの生じない安定した投写画像を提
供できる透過式スクリーンを得る。 【構成】 フレネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ
板8の周縁を全周溶着し、この溶着部12の一部に切欠
を設けて排気口13を形成し、この排気口13から内部
の空気を排気して上記両レンズ板7、8を密着させた
後、排気口13を封止する。
も、フレネルレンズ板とレンチキュラーレンズ板との非
接合部の膨らみや凹みの生じない安定した投写画像を提
供できる透過式スクリーンを得る。 【構成】 フレネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ
板8の周縁を全周溶着し、この溶着部12の一部に切欠
を設けて排気口13を形成し、この排気口13から内部
の空気を排気して上記両レンズ板7、8を密着させた
後、排気口13を封止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、投写形ディスプレイ
装置に用いられる透過式スクリーンおよびこの製造方法
ならびにその透過式スクリーンを用いた投写形ディスプ
レイ装置に関する。
装置に用いられる透過式スクリーンおよびこの製造方法
ならびにその透過式スクリーンを用いた投写形ディスプ
レイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は投写形ディスプレイ装置の構成を
示す図で、1はキャビネット、2はR、G、Bの投写陰
極線管、3は投写レンズで、投写陰極線管2と投写レン
ズ3で投写部4を構成している。5は反射鏡で、投写部
4から投写されたR、G、Bの映像光を反射して透過式
スクリーン6上にカラー映像を映出する。
示す図で、1はキャビネット、2はR、G、Bの投写陰
極線管、3は投写レンズで、投写陰極線管2と投写レン
ズ3で投写部4を構成している。5は反射鏡で、投写部
4から投写されたR、G、Bの映像光を反射して透過式
スクリーン6上にカラー映像を映出する。
【0003】図10は従来の透過式スクリーンの一部破
断斜視図、図11は図10XI−XI線矢視一部拡大断
面図で、7はフレネルレンズ板、8はレンチキュラーレ
ンズ板、9は接着テープで、重ね合わせたフレネルレン
ズ板7とレンチキュラーレンズ板8の周縁部を挟持する
ように接着する。10はスクリーン枠、11は押え部材
で、接着されたフレネルレンズ板7とレンチキュラーレ
ンズ板8をスクリーン枠10に押え部材11で取り付け
られて透過式スクリーン6を構成し、スクリーン枠10
または押え部材11の部分でキャビネット1に取り付け
られる。
断斜視図、図11は図10XI−XI線矢視一部拡大断
面図で、7はフレネルレンズ板、8はレンチキュラーレ
ンズ板、9は接着テープで、重ね合わせたフレネルレン
ズ板7とレンチキュラーレンズ板8の周縁部を挟持する
ように接着する。10はスクリーン枠、11は押え部材
で、接着されたフレネルレンズ板7とレンチキュラーレ
ンズ板8をスクリーン枠10に押え部材11で取り付け
られて透過式スクリーン6を構成し、スクリーン枠10
または押え部材11の部分でキャビネット1に取り付け
られる。
【0004】図12は第2の従来例の一部破断斜視図、
図13は図12のXIII−XIII線矢視一部拡大断
面図である。この第2の実施例は両面接着テープ9でフ
レネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8とを周縁
部で全周にわたって接着した点以外は図10および図1
1に示した従来例と同様に構成されている。
図13は図12のXIII−XIII線矢視一部拡大断
面図である。この第2の実施例は両面接着テープ9でフ
レネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8とを周縁
部で全周にわたって接着した点以外は図10および図1
1に示した従来例と同様に構成されている。
【0005】従来の透過式スクリーン6は上記のように
構成され、投写光がフレネルレンズ板7によってマクロ
に収束され、このマクロに収束された投写光がレンチキ
ュラーレンズ板8によって水平方向および垂直方向に拡
散され、視野角が拡大されて投写映像が観視される。
構成され、投写光がフレネルレンズ板7によってマクロ
に収束され、このマクロに収束された投写光がレンチキ
ュラーレンズ板8によって水平方向および垂直方向に拡
散され、視野角が拡大されて投写映像が観視される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の透過式スクリー
ンは、以上のように構成されているので、キャビネット
内部の温度変化や外気の温度や湿度変化によってフレネ
ルレンズ板とレンチキュラーレンズ板に膨張量や収縮量
に差が生じ、このためフレネルレンズ板とレンチキュラ
ーレンズ板の中央部分が膨れたり凹んだりする変形が生
じ、投写画像の解像度の低下やピントぼけ、色ずれや色
むら等の画質の低下が発生するという問題点があった。
ンは、以上のように構成されているので、キャビネット
内部の温度変化や外気の温度や湿度変化によってフレネ
ルレンズ板とレンチキュラーレンズ板に膨張量や収縮量
に差が生じ、このためフレネルレンズ板とレンチキュラ
ーレンズ板の中央部分が膨れたり凹んだりする変形が生
じ、投写画像の解像度の低下やピントぼけ、色ずれや色
むら等の画質の低下が発生するという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、温度変化や湿度変化があって
も、フレネルレンズ板とレンチキュラーレンズ板の中央
部分が膨れたり凹んだりする変形を生じることのない透
過式スクリーンを得ること、およびその製造方法を得る
こと、ならびにその透過式スクリーンを用いた投写形デ
ィスプレイ装置を得ることを目的とする。
るためになされたもので、温度変化や湿度変化があって
も、フレネルレンズ板とレンチキュラーレンズ板の中央
部分が膨れたり凹んだりする変形を生じることのない透
過式スクリーンを得ること、およびその製造方法を得る
こと、ならびにその透過式スクリーンを用いた投写形デ
ィスプレイ装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る透過式ス
クリーンは、重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチキ
ュラーレンズ板の周縁部を全周にわたって、内部を減圧
した状態で気密に封着したものである。
クリーンは、重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチキ
ュラーレンズ板の周縁部を全周にわたって、内部を減圧
した状態で気密に封着したものである。
【0009】また、重ね合わせたフレネルレンズ板とレ
ンチキュラーレンズ板のスクリーン有効画面内の少なく
とも一点を接着するとともに、内部を減圧した状態でも
って周縁部を気密に封着したものである。
ンチキュラーレンズ板のスクリーン有効画面内の少なく
とも一点を接着するとともに、内部を減圧した状態でも
って周縁部を気密に封着したものである。
【0010】また、重ね合わせたフレネルレンズ板とレ
ンチキュラーレンズ板のそれぞれ三辺の周縁部を気密に
封着するとともに残りの一辺を排気口を有する密封部材
で密封し、その排気口から内部の空気を抜いたのちその
排気口を封止したものである。
ンチキュラーレンズ板のそれぞれ三辺の周縁部を気密に
封着するとともに残りの一辺を排気口を有する密封部材
で密封し、その排気口から内部の空気を抜いたのちその
排気口を封止したものである。
【0011】また、この発明に係る透過式スクリーンの
製造方法は、重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチキ
ュラーレンズ板の周縁を排気口を設けて気密に封着し、
上記排気口から内部の空気を排気したのち排気口を封止
する工程を施すものである。
製造方法は、重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチキ
ュラーレンズ板の周縁を排気口を設けて気密に封着し、
上記排気口から内部の空気を排気したのち排気口を封止
する工程を施すものである。
【0012】また、この発明に係る投写形ディスプレイ
装置は、重ね合わされたフレネルレンズ板とレンチキュ
ラーレンズ板の内部の空気が排気された状態でもって周
縁が気密に封止されてなる透過式スクリーンを備えたも
のである。
装置は、重ね合わされたフレネルレンズ板とレンチキュ
ラーレンズ板の内部の空気が排気された状態でもって周
縁が気密に封止されてなる透過式スクリーンを備えたも
のである。
【0013】
【作用】この発明に係る透過式スクリーンは、重ね合わ
されたフレネルレンズ板とレンチキュラーレンズ板の間
の空気が排気されて大気圧より減圧された状態でもって
周縁が気密に封着されているので、気温や湿度の変化が
あってもフレネルレンズ板およびレンチキュラーレンズ
板の中央部分が膨れたり凹んだりする変形が少なくな
り、画質の低下が少なくなる。
されたフレネルレンズ板とレンチキュラーレンズ板の間
の空気が排気されて大気圧より減圧された状態でもって
周縁が気密に封着されているので、気温や湿度の変化が
あってもフレネルレンズ板およびレンチキュラーレンズ
板の中央部分が膨れたり凹んだりする変形が少なくな
り、画質の低下が少なくなる。
【0014】また、フレネルレンズ板とレンチキュラー
レンズ板をスクリーン有効画面内において少なくとも一
点接着したので、気温や湿度の変化があってもフレネル
レンズ板およびレンチキュラーレンズ板の変形が更に少
なくなる。
レンズ板をスクリーン有効画面内において少なくとも一
点接着したので、気温や湿度の変化があってもフレネル
レンズ板およびレンチキュラーレンズ板の変形が更に少
なくなる。
【0015】また、この発明に係る透過式スクリーンの
製造方法によれば、重ね合わされたフレネルレンズ板と
レンチキュラーレンズ板の周縁を排気口を設けて気密に
封着したのち排気口から内部の空気を排気し、しかるの
ちその排気口を封止するので、内部の空気を排気した透
過式スクリーンを簡単な工程で製造することができる。
製造方法によれば、重ね合わされたフレネルレンズ板と
レンチキュラーレンズ板の周縁を排気口を設けて気密に
封着したのち排気口から内部の空気を排気し、しかるの
ちその排気口を封止するので、内部の空気を排気した透
過式スクリーンを簡単な工程で製造することができる。
【0016】また、この発明に係る投写形ディスプレイ
装置は、重ね合わされたフレネルレンズ板とレンチキュ
ラーレンズ板の間の空気が排気されて周縁が気密に封着
されている透過式スクリーンの上辺部分を支持して懸垂
した状態でもってキャビネットに装着したものであるか
ら、気温や湿度変化に伴う中央部の膨れや凹みの発生が
少なく、さらに反りの発生も少なくなる。
装置は、重ね合わされたフレネルレンズ板とレンチキュ
ラーレンズ板の間の空気が排気されて周縁が気密に封着
されている透過式スクリーンの上辺部分を支持して懸垂
した状態でもってキャビネットに装着したものであるか
ら、気温や湿度変化に伴う中央部の膨れや凹みの発生が
少なく、さらに反りの発生も少なくなる。
【0017】
実施例1.図1はこの発明に係る透過式スクリーンの実
施例1を示す斜視図で、図2は図1のII−II線矢視
一部拡大断面図で、図10〜図13と同一部分にはそれ
ぞれ同一符号を付して説明を省略する。図において12
は、重ね合わされたフレネルレンズ板7とレンチキュラ
ーレンズ板8の周縁部の内面に設けられた平面部をほぼ
全周にわたって溶着した溶着部、13は溶着部12の一
部に設けられた排気口で、この実施例1では、フレネル
レンズ板7またはレンチキュラーレンズ板8のいずれか
一方に、または両方の平面部の一部に切欠を設けること
によって形成している。
施例1を示す斜視図で、図2は図1のII−II線矢視
一部拡大断面図で、図10〜図13と同一部分にはそれ
ぞれ同一符号を付して説明を省略する。図において12
は、重ね合わされたフレネルレンズ板7とレンチキュラ
ーレンズ板8の周縁部の内面に設けられた平面部をほぼ
全周にわたって溶着した溶着部、13は溶着部12の一
部に設けられた排気口で、この実施例1では、フレネル
レンズ板7またはレンチキュラーレンズ板8のいずれか
一方に、または両方の平面部の一部に切欠を設けること
によって形成している。
【0018】前記のように構成された透過式スクリーン
においては、フレネルレンズ板7とレンチキュラーレン
ズ板8が排気口13を除いて周縁部で溶着されているた
め、排気口13に取り付けた排気装置によってフレネル
レンズ板7とレンチキュラーレンズ板8の内部の空気を
排気した後、排気口13を封止すると内部が負圧になっ
て、フレネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8が
密着する。したがって、フレネルレンズ板7側とレンチ
キュラーレンズ板8側の温度や湿度に差が生じた場合で
も、フレネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8が
密着しているため膨張、収縮が同様に行われ、中央部が
膨れたり凹んだりする変形が少なくなり、画質の低下が
少なくなる。
においては、フレネルレンズ板7とレンチキュラーレン
ズ板8が排気口13を除いて周縁部で溶着されているた
め、排気口13に取り付けた排気装置によってフレネル
レンズ板7とレンチキュラーレンズ板8の内部の空気を
排気した後、排気口13を封止すると内部が負圧になっ
て、フレネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8が
密着する。したがって、フレネルレンズ板7側とレンチ
キュラーレンズ板8側の温度や湿度に差が生じた場合で
も、フレネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8が
密着しているため膨張、収縮が同様に行われ、中央部が
膨れたり凹んだりする変形が少なくなり、画質の低下が
少なくなる。
【0019】また、透過式スクリーンが一体化されるの
で、キャビネットあるいはスクリーン枠への取付工程の
ハンドリング、及びスクリーン性能検査が容易となり、
ハンドリングによる傷の発生が防止され、また、透過式
スクリーン性能検査を製造側で行うことができ、フレネ
ルレンズ板とレンチキュラーレンズ板の間に空気が入り
込まないので組立工程上でのごみやほこりの侵入が防止
され、輸送の際のフレネルレンズ板とレンチキュラーレ
ンズ板間の摩擦による粉の発生の心配も不要となる。
で、キャビネットあるいはスクリーン枠への取付工程の
ハンドリング、及びスクリーン性能検査が容易となり、
ハンドリングによる傷の発生が防止され、また、透過式
スクリーン性能検査を製造側で行うことができ、フレネ
ルレンズ板とレンチキュラーレンズ板の間に空気が入り
込まないので組立工程上でのごみやほこりの侵入が防止
され、輸送の際のフレネルレンズ板とレンチキュラーレ
ンズ板間の摩擦による粉の発生の心配も不要となる。
【0020】実施例2.図3はこの発明の実施例2を示
す斜視図で、図1と同一部分にはそれぞれ同一符号を付
して説明を省略する。図において、14は排気口13に
取り付けたバイプである。
す斜視図で、図1と同一部分にはそれぞれ同一符号を付
して説明を省略する。図において、14は排気口13に
取り付けたバイプである。
【0021】この実施例2は、排気口13を形成するフ
レネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8の切欠部
にパイプ14を装着した後、パイプ14ごと周縁を全周
にわたって溶着するようにしたもので、パイプ14を装
着することにより、排気後の排気口13の封止が容易に
なる。
レネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8の切欠部
にパイプ14を装着した後、パイプ14ごと周縁を全周
にわたって溶着するようにしたもので、パイプ14を装
着することにより、排気後の排気口13の封止が容易に
なる。
【0022】実施例3.図4はこの発明の実施例3を示
す斜視図で、図1と同一部分にはそれぞれ同一符号を付
して説明を省略する。
す斜視図で、図1と同一部分にはそれぞれ同一符号を付
して説明を省略する。
【0023】この実施例3は、フレネルレンズ板7とレ
ンチキュラーレンズ板8の周縁を全周にわたって密封部
材15で接着するとともに、密封部材15の一部に排気
口16を設けたものである。この実施例3によれば、溶
着設備を要しないので、製造設備が簡易となる。
ンチキュラーレンズ板8の周縁を全周にわたって密封部
材15で接着するとともに、密封部材15の一部に排気
口16を設けたものである。この実施例3によれば、溶
着設備を要しないので、製造設備が簡易となる。
【0024】実施例4.図5は、この発明の実施例4を
示す斜視図、図6は図5のVI−VI線矢視一部拡大断
面図で、図1と同一部分はそれぞれ同一符号を付して説
明を省略する。
示す斜視図、図6は図5のVI−VI線矢視一部拡大断
面図で、図1と同一部分はそれぞれ同一符号を付して説
明を省略する。
【0025】この実施例4は、フレネルレンズ板7とレ
ンチキュラーレンズ板8の左右および下側の三辺の周縁
部を溶着するか、または接着し、上側一辺に一部に排気
口17が設けられた密封部材18を冠着して気密に封止
し、排気口17から内部の空気を排気したのち、排気口
17を封止する。
ンチキュラーレンズ板8の左右および下側の三辺の周縁
部を溶着するか、または接着し、上側一辺に一部に排気
口17が設けられた密封部材18を冠着して気密に封止
し、排気口17から内部の空気を排気したのち、排気口
17を封止する。
【0026】この実施例4の透過式スクリーン6をキャ
ビネット1に取り付けるのは、密封部材18をキャビネ
ット1とスクリーン枠10の間に圧接挟持するか、また
は引掛支持する。
ビネット1に取り付けるのは、密封部材18をキャビネ
ット1とスクリーン枠10の間に圧接挟持するか、また
は引掛支持する。
【0027】この実施例4によれば、透過式スクリーン
6を懸垂支持するので、温度や湿度変化によるフレネル
レンズ板7とレンチキュラーレンズ板8の膨張、収縮が
重力方向の伸縮として吸収されるので、更に画質の低下
が少なくなる。
6を懸垂支持するので、温度や湿度変化によるフレネル
レンズ板7とレンチキュラーレンズ板8の膨張、収縮が
重力方向の伸縮として吸収されるので、更に画質の低下
が少なくなる。
【0028】実施例5.図7は、この発明の実施例5の
斜視図で、図1と同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。
斜視図で、図1と同一部分には同一符号を付して説明を
省略する。
【0029】この実施例5は、フレネルレンズ板7とレ
ンチキュラーレンズ板8の有効画面19内のスクリーン
中心部を微小範囲で溶着または接着した固着点20を設
けたものである。
ンチキュラーレンズ板8の有効画面19内のスクリーン
中心部を微小範囲で溶着または接着した固着点20を設
けたものである。
【0030】この実施例によれば、温度や湿度変化によ
るフレネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8の変
形が更に少なく、これに伴って画質の低下も少なくな
る。
るフレネルレンズ板7とレンチキュラーレンズ板8の変
形が更に少なく、これに伴って画質の低下も少なくな
る。
【0031】実施例6.図8は、この発明の実施例6の
斜視図で、図7と同一符号はそれぞれ同一部分を示して
いる。
斜視図で、図7と同一符号はそれぞれ同一部分を示して
いる。
【0032】この実施例6は、有効画面19内に設けた
固着点を適当な間隔でもって複数個設けたもので、実施
例5よりも更に画質の低下が少なくなる。
固着点を適当な間隔でもって複数個設けたもので、実施
例5よりも更に画質の低下が少なくなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による透
過式スクリーンは、フレネルレンズ板とレンチキュラー
レンズ板の周縁を溶着し、内部の空気を抜いて負圧にし
たので非接合部を密着させるようにしたので、キャビネ
ット内部の温度変化や外気の温度、湿度変化が生じた場
合でも非接合部が膨れたり凹んだりする変形が少なくな
り、解像度低下やピントぼけ、また色ずれや色むら等の
画像の質の低下の少ない投写画像が得られる効果があ
る。
過式スクリーンは、フレネルレンズ板とレンチキュラー
レンズ板の周縁を溶着し、内部の空気を抜いて負圧にし
たので非接合部を密着させるようにしたので、キャビネ
ット内部の温度変化や外気の温度、湿度変化が生じた場
合でも非接合部が膨れたり凹んだりする変形が少なくな
り、解像度低下やピントぼけ、また色ずれや色むら等の
画像の質の低下の少ない投写画像が得られる効果があ
る。
【0034】また、フレネルレンズ板とレンチキュラー
レンズ板をスクリーン有効画面内で微小面積でもって固
着した固着点を少なくとも一つ設けたので、フレネルレ
ンズ板およびレンチキュラーレンズ板の変形が更に少な
くなり、画質が向上する効果が得られる。
レンズ板をスクリーン有効画面内で微小面積でもって固
着した固着点を少なくとも一つ設けたので、フレネルレ
ンズ板およびレンチキュラーレンズ板の変形が更に少な
くなり、画質が向上する効果が得られる。
【0035】また、フレネルレンズ板とレンチキュラー
レンズ板の三辺の周縁を気密に封着するとともに、残る
一辺を排気口を有する密封部材でもって封止したので、
この密封部材を介することによってキャビネットに容易
に懸垂装着することができる。
レンズ板の三辺の周縁を気密に封着するとともに、残る
一辺を排気口を有する密封部材でもって封止したので、
この密封部材を介することによってキャビネットに容易
に懸垂装着することができる。
【0036】また、フレネルレンズ板とレンチキュラー
レンズ板とを重ね合わせて周縁を排気口を残して気密に
封着したのち、排気口から内部の空気を排気し、両レン
ズ板が密着した状態でもって排気口を封止する製造方法
であるから、両レンズ板が大気圧でもって密着した透過
式スクリーンが得られる効果がある。
レンズ板とを重ね合わせて周縁を排気口を残して気密に
封着したのち、排気口から内部の空気を排気し、両レン
ズ板が密着した状態でもって排気口を封止する製造方法
であるから、両レンズ板が大気圧でもって密着した透過
式スクリーンが得られる効果がある。
【0037】また、透過式スクリーンの上辺をキャビネ
ットに取り付け、懸垂させた状態でもって装着したの
で、温度や湿度の変化によって透過式スクリーンに生じ
る変形が更に少なくなり、温度や湿度変化による画質の
変化の少ない投写形ディスプレイ装置が得られる効果が
ある。
ットに取り付け、懸垂させた状態でもって装着したの
で、温度や湿度の変化によって透過式スクリーンに生じ
る変形が更に少なくなり、温度や湿度変化による画質の
変化の少ない投写形ディスプレイ装置が得られる効果が
ある。
【図1】この発明の実施例1の斜視図である。
【図2】図1のII−II線矢視一部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】この発明の実施例2の斜視図である。
【図4】この発明の実施例3の斜視図である。
【図5】この発明の実施例4の一部破断斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視一部拡大断面図であ
る。
る。
【図7】この発明の実施例5の斜視図である。
【図8】この発明の実施例6の斜視図である。
【図9】投写形ディスプレイ装置の構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図10】第1の従来例の透過式スクリーンの一部破断
斜視図である。
斜視図である。
【図11】図10のXI−XI線矢視一部拡大断面図で
ある。
ある。
【図12】第2の従来例の一部破断斜視図である。
【図13】図12のXIII−XIII線矢視一部拡大
断面図である。
断面図である。
1 キャビネット 2 投写陰極線管 3 投写レンズ 5 反射鏡 6 透過式スクリーン 7 フレネルレンズ板 8 レンチキュラーレンズ板 10 スクリーン枠 12 溶着部 13 排気口 14 パイプ 15 密封部材 16 排気口 17 排気口 18 密封部材 19 有効画面 20 固着点
Claims (5)
- 【請求項1】 重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチ
キュラーレンズ板との間の空気が排気されて上記フレネ
ルレンズ板とレンチキュラーレンズ板とが密着した状態
でもって周縁が気密に封着されてなる透過式スクリー
ン。 - 【請求項2】 重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチ
キュラーレンズ板との間の空気が排気されて上記フレネ
ルレンズ板とレンチキュラーレンズ板とが密着した状態
でもって周縁が気密に封着されると共に、フレネルレン
ズ板とレンチキュラーレンズ板とをスクリーン有効画面
内で微少面積でもって固着する少なくとも一つの固着点
が設けられている透過式スクリーン。 - 【請求項3】 重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチ
キュラーレンズ板の三辺の周縁が気密に封着されると共
に、残る一辺の周縁が排気口を備えた密封部材によって
封着され、上記フレネルレンズ板とレンチキュラーレン
ズ板との間の空気が排気された状態でもって気密封止さ
れてなる透過式スクリーン。 - 【請求項4】 重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチ
キュラーレンズ板の周縁を排気口を設けて気密に封着す
ると共に、上記排気口から内部の空気を排気したのち上
記排気口を封止する工程を含む透過式スクリーンの製造
方法。 - 【請求項5】 重ね合わせたフレネルレンズ板とレンチ
キュラーレンズ板との間の空気が排気された状態でもっ
て周縁が気密に封着されてなる透過式スクリーンが懸垂
した状態でもってキャビネットに装着されてなる投写形
ディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343842A JPH06194740A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 透過式スクリーンおよびその製造方法ならびにこの透過式スクリーンを用いた投写形ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343842A JPH06194740A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 透過式スクリーンおよびその製造方法ならびにこの透過式スクリーンを用いた投写形ディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06194740A true JPH06194740A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18364663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4343842A Pending JPH06194740A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 透過式スクリーンおよびその製造方法ならびにこの透過式スクリーンを用いた投写形ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06194740A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4834924A (en) * | 1988-01-25 | 1989-05-30 | Mobil Oil Corporation | Extrusion apparatus for tubular thermoplastic films including two (tandem) spaced air rings for controlling cooling rate and production speeds |
JP2005321629A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Mitsubishi Electric Corp | スクリーンユニット及びそれを用いた投射型映像表示装置 |
JP2006317755A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 表示装置及びマルチスクリーン表示装置並びに表示装置の製造方法 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4343842A patent/JPH06194740A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4834924A (en) * | 1988-01-25 | 1989-05-30 | Mobil Oil Corporation | Extrusion apparatus for tubular thermoplastic films including two (tandem) spaced air rings for controlling cooling rate and production speeds |
JP2005321629A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Mitsubishi Electric Corp | スクリーンユニット及びそれを用いた投射型映像表示装置 |
US7315416B2 (en) | 2004-05-10 | 2008-01-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Screen unit and projection type display apparatus |
JP2006317755A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 表示装置及びマルチスクリーン表示装置並びに表示装置の製造方法 |
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