JPH061941B2 - 電話加入者ル−プ過電圧保護回路 - Google Patents

電話加入者ル−プ過電圧保護回路

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JPH061941B2
JPH061941B2 JP61505566A JP50556686A JPH061941B2 JP H061941 B2 JPH061941 B2 JP H061941B2 JP 61505566 A JP61505566 A JP 61505566A JP 50556686 A JP50556686 A JP 50556686A JP H061941 B2 JPH061941 B2 JP H061941B2
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/041Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage using a short-circuiting device
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/18Automatic or semi-automatic exchanges with means for reducing interference or noise; with means for reducing effects due to line faults with means for protecting lines

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は電話加入者ループ過電圧保護回路、より詳細に
は、完全に集積化された、例えば、210−256Vの
過電圧に対処できる能力を持つ過電圧保護回路に関す
る。
2.先行技術の説明 通信回線は多くのソース、例えば、落雷や送電線の故障
などからの外来電気エネルギーを運ぶことがある。これ
らラインに接続された通信装置を保護するため、先行技
術による回路は複数の離散要素を含む。
最近では、半導体素子を含むスイツチング保護回路が開
発されている。しかし、これら回路は通信回路専用に修
正することはできない。通信回線用の保護回路は中央局
によって供給される一定の直流電流に起因する電圧の保
持に耐えることが要求される。これに加えて、2導線通
信回線の1つの導線とアースの間に外来電圧が出現した
とき、両方の導線をアースすることによってバランスさ
れた保護を提供することが要求される。さらに、最近の
装置は外から見えないように設置されるように設計され
る傾向を持つため保護回路は物理的にできるだけコンパ
クトであることが要求される。
本発明の目的は3線電話加入者ループに対する完全に集
積化され、また所望の保護機能を遂行できる過電圧保護
回路を提供することにある。
発明の要約 本発明による加入者者ループ過電圧保護回路において
は、過電圧状態がこのループ回路に接続された電話機に
到達するのを防ぐために遅延回路が電流の流れの方向を
制御する複数のシリコン制御電流器(SCR)を起動す
るために使用される。
図面の簡単な説明 第1図は離散要素を使用する先行技術による過電圧保護
回路を示し: 第2図は本発明による集積過電圧保護回路を略図にて示
し:そして 第3図は本発明において使用される一例としての遅延回
路の詳細を示す。
詳細な説明 ユーザを危険な高電圧状態、例えば、送電線の障害から
保護するために加入者電話ループ上に過電圧保護回路が
使用される。電力交錯(powercross)と呼ばれるこのよう
な送電線の障害は2つの電力会社の電力線が互いに触
れ、付近の電話回線に高電圧を誘発することに起因す
る。
第1図には従来の離散要素保護回路10が示される。回
路10はチップリード12とアース14、リングリード
16とアース14、あるいはチップリード12とリング
リード16の間に起こるいずれかの極性の過電圧に対す
る保護を提供する。全部で6つの過電圧状態に対応でき
る。セットの6つのダイオードが過電圧によって誘発さ
れた電流をシステムを通じてユーザから遠ざけるように
その流れを制御(ステアリング)するのに使用される。
より具体的には、チップリード12とアース14との間
の正の過電圧電流はダイオード20及び22を通過す
る。そしてこれらリード間の負の過電圧はダイオード2
4及び26によって対処される。ダイオード28及び2
2はチップリード16とアース14の間の正の過電圧電
流を制御し、この間の負の極性の電流はダイオード30
及び26を通過する。チップリード12とリングリード
16との間の正の過電圧はダイオード20及び30を通
過し、これら2つのポイント間の負の過電圧と関連する
電流はダイオード24及び28を通過する。シリコン制
御整流器(SCR)32はこれら複数のダイオードを通
じて流れる電流を制御するための主制御要素として使用
される。ダイオード20,26及び28の陰極はSCR
32の陽極に接続され、ダイオード22,24及び30
の陽極はSCR32の陰極に接続される。ツェナダイオ
ード34は過電圧閾値検出デバイスとして使用され、S
CR32の陰極とゲートの間に接続される。任意の2つ
の端子間に大きな規模の電圧が存在すると、ツェナダイ
オード34は降伏し、ゲートトリガ電流(GT)をSC
R32に送る。この電流はSCR32を“オン”にする
のに十分に大きく、過電圧ライン電流はSCR32を通
過し、適当なダイオードペアに流れる。SCR32は、
通常、この過電圧状態下の2つのリード間を短絡する要
素として定義される。
この回路は十分な過電圧保護を提供するが、これらは集
積回路形態にて使用される場合に幾つかの短所を持つ。
これら短所は、主に、小さなチップサイズが要求される
という一般的な要件、最高120mAのライン電流での
保持の回避、比較的に低い電力損失及び256ボルトの
最大電圧と関連する。保護装置10のサイズに関して
は、要求される1.4Aのピーク電流を導電するために7
個の大きな面積の要素(SCR32及びダイオード2
0,22,24,26,28及び30)が必要とされ
る。これらの7つの要素は自動的にチップのサイズを大
きくする。これに加えて、SCR32は120mAより
大きな保持電流I(SCRが“オン”にとどまる最小
電流)を持つことが要求される。これは比較的高いSC
R32のゲートトリガ電流IGTが要求されることを意味
する。つまり、過電圧ソースが電流IGT以下に制限する
と、保護回路10は短絡せず、高電圧を保持し、結果と
して(5Wのオーダーの)非常に大きい電力損失がチッ
プ内で生じる。さらに、ゲートトリガ電流IGTが保持電
流I以下になると、ライン過電圧ソースはこれら2つ
の間に電流Iを加え、SCR32は瞬間的に低電圧状
態になるよう放電し、その後高電圧状態にガーンオフ
し、この状態で再び放電し、これが反復される。この
“オン”と“オフ”のサイクルは高周波数−高電圧発振
を起こし、極端なチップ内電力消費及びノイズが起こ
り、これが付近の回線に結合される結果となる。最後
に、十分に制御された閾値検出ツェナダイオード34を
集積することは非常に困難である。
第2図に示される本発明による集積保護回路40はこれ
ら問題を解決する能力を持つ。第2図に示されるごと
く、先行技術による保護回路10と関連するダイオード
20,22,24,26,28、及び30の代わりに4
つの電流を制御するためのSCR42,44,46、及
び48が使用される。これら4つのSCRと関連して複
数の小さな面積のブロッキングダイオード41,43,
45及び47が存在するが、これらはゲートトリガ電流
GTの流れを制御するために使用される。小さな面積の
ダイオード50,52,54が第1図のダイオード2
0,26、及び28と類似してチップリード12、アー
ス14、及びリングリード16の間に置かれる。ただ
し、ダイオード50,52及び54は先行技術の構成に
おいて使用される対応するダイオードと比較して非常に
小さい。先行技術による保護回路10のSCR32とツ
ェナダイオード34との並列の組合せは周知のタイプの
二重拡散MOS(DMOS)トランジスタ56、遅延回
路60、ツェナダイオード62、及び温度補正回路64
と置換される。これらは第2図に示されるようにダイオ
ード50,52,54とSCR42,44,46及び4
8との間で接続される。ツェナダイオード62及び温度
補正回路64を通過する電流レベルはDMOSトランジ
スタ56をこの2つのダイオード構成の間のバッファと
して使用することによって大きく減少される。DMOS
トランジスタ56の代わりに多くの他の要素を使用する
ことができる。例えば、高電圧スイツチング用途にて動
作が可能なMOSトランジスタを使用することもでき
る。適当な双極回路を使用することも可能である。ただ
し、DMOSトランジスタが最も現実的な選択であると
考えられる。第2図に示されるように、DMOSトラン
ジスタ56のソースはそれぞれブロッキングダイオード
41,43,45及び47を介してSCR42,44,
46、及び48のゲートに接続される。DMOSトラン
ジスタ56のドレインはダイオード50,52、及び5
6の陰極に接続され、DMOSトランジスタ56のゲー
トは遅延回路60によって制御される。ツェナダイオー
ド62及び温度補正回路64はダイオード50,52,
54の陰極と遅延回路60の間に直列に接続される。温
度補正回路64はツェナダイオード62の温度による回
路動作の変動を補正する当分野において周知の任意の構
成を持つ。完全に期すために、第2図にはさらに複数の
ツェナダイオード2,4,6から構成される落雷サージ
保護回路が示される。この回路は雷による非常に大きな
スパイク過渡電圧に対してチップ12、アース14及び
リング16の相互接続の間に代わりの導電経路を提供す
る。
保護回路40のチップサイズは、第1図に示されるよう
に7つの大きな面積の要素(SCR32及びダイオード
20,22,24,30,26,28)の代わりに4つ
の大きな面積のデバイス(SCR42,44,46、及
び48)と3つの小さなダイオード(50,52、及び
54)を使用することによって、先行技術による構成と
比較してかなり小さくされる。これは電流制御要素を流
れる(1.4Aという大きな)全短絡電流を使用せず、電
流制御関数を(mAのオーダーの)ゲートトリガ電流レ
ベルに変換することによって達成される。集積回路にお
いては、SCRを提供するためのコストは大きな面積の
ダイオードを提供するためのコストと同程度であり、本
発明の保護回路40と関連しての4個のデバイスの代わ
りに7個のデバイスを使用するという選択は、実際のチ
ップサイズに加えて、大きなコストの削減ともなる。本
発明の構成を使用する場合の幾らかの犠牲は第1図のS
CR32とともに使用される単一ゲートトリガ電流の代
わりに、DMOSトランジスタ56を通じて流れる2倍
のオゲートトリガ電流レベルが要求されることである。
しかし、この問題は、高I/IGT比、具体的には約1
0:1の比を持つSCR設計を使用することによって克
服できる。
本発明の原理によると、遅延回路60及び並列の高電圧
短絡用DMOSトランジスタの使用によって、第1図の
先行技術による保護回路10と関連する高電圧調整及び
高電圧発振の問題が解決される。遅延回路60は、大局
的には、DMOSトランジスタ56のゲートとソース間
に加えられる電圧を調整するペアのスイツチによって制
御される電圧分割網から構成される。より具体的には、
遅延回路60は温度補正回路64とトランジスタ56の
ソースとの間に接続されたコンデンサ70を含む。一群
の抵抗性要素72,74及び76が図示されるごとくコ
ンデンサ70とトランジスタ56のゲートとの間に接続
される。R74として示される抵抗体74の値はR72とし
て示される抵抗体72の値より少なくとも1のオーダー
大きく選択され、抵抗体76の値R76はR72より少なく
とも1のオーダー小さく選択される。コンデンサ70間
の電圧Vcで見た場合の抵抗比、つまり、トランジスタ
56のゲートソース電圧VGSを制御するためにそれぞれ
ペアのスイツチ80及び82が抵抗体76及び74と直
列に接続される。スイツチ80及び82はコンデンサ7
0が十分に充電され、例えば、約13ボルトのゲートソ
ース電圧VGSにてトランジスタ56を完全にオンにでき
るようになるまでDMOSトランジスタ56及びSCR
42,44,46及び48がオンとなるのを阻止するよ
うに適当に起動される。従って、トランジスタ56のゲ
ート電圧VGSはスイッチ80及び82の動作によってフ
ルの電圧に上げられるまでミリボルトの範囲にとどまる
ため、関連するSCRは調整に要求される線形フィード
バックモードに動作できない。事故電流がゲートトリガ
電流IGTより小さい場合は、トランジスタ56はSCR
42,44,46及び48のゲートを通るラインに対す
る短絡器として機能する。一方、事故ライン電流I
GTと保持電流Iとの間であるときは、トランジスタ
56はこの短絡電流をSCR42,44,46、及び4
8と共有する。
動作において、遅延回路60のスイツチ80は通常“オ
ン”であり、スイツチ82は通常“オフ”である。従っ
て、抵抗体72及び76はコンデンサ70とDMOSト
ランジスタ56との間の電圧分割網を構成する。DMO
Sトランジスタ56の間に加えられる電圧VGSは下の式
(1)に示されるようにコンデンサ70の間に現れるこれ
の一部である。
抵抗体72の値は抵抗体76の値より、例えば、2のオ
ーダーの規模だけ大きなため、R76とR72の合計は概ね
72に等しい。従って、式(1)は以下のように書き直す
ことができる。
76/R72の値は、例えば、1/100のオーダーであ
るため、VGSはコンデンサ70間の総電圧Vcの小さな
部分にすぎず、DMOSトランジスタ56の閾値電圧V
thより十分に低く、トランジスタ56は“オフ”状態に
とどまる。
210−265ボルトの範囲の過電圧が発生すると、ツ
ェナダイオード62は降伏し、Izにて表わされる降伏
電流の導電を始める。この電流Izは温度補正回路64
を通って遅延回路60に入り、ここでコンデンサ70を
充電する。充電期間のあいだスイツチ80及び82はそ
れぞれ“オン”及び“オフ”に保持され、従ってトラン
ジスタ56の所のゲート電圧のその閾値以下に保持す
る。コンデンサ70が十分に充電され、コンデンサ70
間の電圧VcがDMOSトランジスタ56の閾値電圧V
thよりかなり大きくなると(例えば、Vthが13Vで、
コンデンサ70がVcが14Vに達するまで充電される
と)、スイツチ80は“オフ”となり、スイツチ82
は、“オン”となる。スイツチ80及び82の動作を制
御するための一例としての回路構成が第3図との関連で
詳細に説明される。スイツチ82が閉じると、大きな値
の抵抗体74が抵抗体72及びコンデンサ70と接続さ
れ、結果としてコンデンサ電圧の殆んどがトランジスタ
56のゲートに結合される。つまり、電圧分割式は以下
のようになる。
ここで、R74>>R72である。従って、R72+R74は概
ねR74に等しくなり、式(3)は以下のように書き直すこ
とができる。
前述のごとく、完全に充電された電圧Vcはトランジス
タ56の閾値より十分に高く選択され、従って、トラン
ジスタ56を完全に“オン”にするのに十分であり、ト
ランジスタ56はダイオード及び適当な極性のSCRと
通じて過電圧を放電する。
コンデンサ70は所定の時間定数にて抵抗体72及び7
4を通じて放電するが、この時間定数は過電圧状態を通
じてトランジスタ56が“オン”に保持されるのに十分
に長く選択される。スイツチ82と抵抗体74の直列接
続を横断しての電圧V1が所定の値、例えば、5ボルトに
落ちると、スイツチ80及び82は再び状態を変え、ト
ランジスタ56を“オン”にする。トランジスタ56の
閾値電圧はこのスイツチング電圧より小さいため、トラ
ンジスタ56は線形モードの動作に入ることを妨げら
れ、従って先行技術の構成と関連するラインの高電圧保
持が抑止される。
ラインの高電圧保持の防止に加え、遅延回路60は、ト
ランジスタ56への大きなドライブ電圧を十分に長い時
間、例えば、20ミリ秒間保持し、SCR42,44,
46あるいは48が完全に“オン”にされたときドライ
ブ回路が不能にされずライン電流がIH以下に落たとき
ライン電圧が高電圧状態に戻るようにすることによっ
て、高電圧発振の抑止を行なう。
本発明に従って構成された一例としての遅延回路60が
第3図に詳細に示される。第2図との関連で上に説明の
ごとく、コンデンサ70が温度補正回路64とDMOS
トランジスタ56(図示なし)のソースの間に接続さ
れ、過電圧状態において流れるライン電流Izはコンデ
ンサ70の充電を開始する。ツェナダイオード90と抵
抗体92の直列接続がコンデンサ70を横断して接続さ
れ、後に詳細に説明されるごとく、遅延回路60の残り
の部分の起動が制御される。
第3図に示されるごとく、スイツチ80は抵抗体76と
DMOSトランジスタ56(図示なし)のソースの間に
接続されたpnpトランジスタ100から構成され、p
npトランジスタ100のエミッタは抵抗体76に接続
され、pnpトランジスタ100のコレクタはDMOS
トランジスタ56のソースに接続される。過電圧状態が
存在しない場合は、上に説明のごとく、スイツチ80は
“閉じた”位置にある。つまりpnpトランジスタ10
0は“オン”にバイアスされる。スイツチ82はpnp
トランジスタ96及びnpnトランジスタ98、及び図
示されるごとく抵抗体72と74の間に接続された関連
するバイアス抵抗体97及び99から構成される。より
具体的には、pnpトランジスタ96のエミッタは抵抗
体72に接続され、pnpトランジスタ96のベースは
抵抗体97及びnpnトランジスタ98のコレクタの両
方に接続される。pnpトランジスタ96のコレクタは
npnトランジスタ98のベース及びバイアス抵抗体9
9の両方に接続される。この抵抗体96と98の相互接
続は4層pnpnデバイスの特性と類似する特性を持つ
回路構成を形成し、トランジスタ96のベースの所に存
在する信号によってスイツチ82及び抵抗体74を通じ
て流れる信号流が制御される。上に説明のごとく、正常
の動作状態(つまり、過電圧が存在しない状態)におい
ては、スイツチ82は、“開いた”状態となる。つま
り、トランジスタ96と98は“オフ”にバイアスされ
る。npnトランジスタ94及びバイアス抵抗体95は
閾値ツェナダイオード90とスイツチ82の間の導電経
路として機能する。トランジスタ94のベースはツェナ
ダイオード90と抵抗体92の間に接続され、npnト
ランジスタ94のコレクタは抵抗体95を介してスイツ
チ82のpnpトランジスタ96のベースに接続され
る。
第2図との関連において説明されたごとく、過電圧状態
が存在すると、ツェナ降伏電流Izが遅延回路60に流
れ、コンデンサ70の充電を開始する。この時点におい
て、スイツチ80は閉じ、スイツチ82は開き、DMO
S56のVGSが閾値より十分に低く保たれる。コンデン
サ70間の電圧がこの閾値電圧以上になると、遅延回路
60が起動させる。より具体的には、(ツェナダイオー
ド90の閾値電圧はこの所定の閾値電圧と概ね等しく選
択されるため)ツェナダイオード90が降伏し、スイツ
チング電流Isが抵抗体92及びnpnトランジスタ9
4のベースに流れ、npnトランジスタ94が“オン”
となる。npnトランジスタ94が導電を開始すると、
電流はpnpトランジスタ96のベース及びnpnトラ
ンジスタ98のコレクタに流れ、トランジスタ96及び
98が“オン”となり、スイツチ82が“閉じられ
る”。
pnpトランジスタ96のコレクタはpnpトランジス
タ100のベースにも接続されているため、トランジス
タ96が“オン”にされると、トランジスタ100のベ
ースエミッタ電圧は非常に小さな値となる。これはトラ
ンジスタ100を“オフ”にし、スイツチ80を開く。
上に説明のごとく、スイツチ82が閉じられ、スイツチ
80が開かれると、抵抗体72,74及び76と関連す
る電圧の分割の割合が変わり、コンデンサ70間の電圧
の殆んどがDMOSトランジスタ56に送られる。
コンデンサ70は抵抗体72及び74を通じて放電を開
始する。ここでコンデンサ70及び抵抗体72,74の
値はコンデンサ70の放電時間がDMOSトランジスタ
56への十分なドライブ電圧が保たれるのに十分に長く
なるように、例えば、10ミリ秒となるように選択され
る。コンデンサ70がある値、例えば、5ボルトになる
まで放電すると、抵抗体72を流れる電流はトランジス
タ96及び98を“オン”に保持できないほど低くな
る。トランジスタ96及び98が“オフ”となると、p
npトランジスタ100は“オン”となる。つまり、ス
イツチ82及び80の位置はそれらの最初の状態に戻
り、遅延回路60は次に電力交錯による過電圧の発生に
備える。
ここに説明の遅延回路60の実施態様は単に一例であ
り、各種の変形、特にスイツチ80及び82の設計及び
動作に関する変形も本発明の範囲に入るものである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2の入力端子と接地端子からな
    る3線式通信装置と、該第1の入力端子と該第2の入力
    端子と該接地端子との任意の組合せの間で生じる正及び
    負の両方の極性の過電圧から該通信装置を保護する電話
    加入者ループ過電圧保護回路との組合せであって、 各々アノードとカソードを含み、該第1及び第2の入力
    端子及び該接地端子間に接続され、該カソードが共通の
    端子に接続されている複数のダイオード(50,52,
    54)からなる電話加入者ループ過電圧保護回路におい
    て、 該電話加入者ループ過電圧保護回路が更に、各々がアノ
    ード、カソード及びゲート端子からなる複数のシリコン
    制御整流器(SCR)(42,44,46,48)であ
    って、該第1の入力端子と該第2の入力端子と該接地端
    子との間で相互接続され、任意の2つの端子間の正及び
    負の過電圧に起因された電流の回路を提供する複数のシ
    リコン制御整流器(SCR)(42,44,46,4
    8)、 該複数のSCRの各SCRのゲート端子と該ダイオード
    の共通端子の間に接続され、該複数のSCRの各々を起
    動させる手段を提供するスイツチング手段(56)であ
    って、該複数のSCRの各々は、第1の入力端子と該第
    2の入力端子と該接地端子の任意の対の間で生じた極性
    に基づいて起動するスイツチング手段(56)、 該共通端子に結合され、該端子の任意の対の間に供給さ
    れる電圧が所定の過電圧閾値レベルに達したときに起動
    出力信号(Iz)を提供する過電圧閾値検出手段(62,6
    4)、及び 該スイツチング手段に接続された遅延手段(60)であ
    って、該過電圧閾値検出手段からの該起動出力信号に応
    動して、該起動出力信号がスイツチング電圧レベル(Vc)
    を発生したときに該スイツチング手段をオンにする遅延
    手段(60)を含み、 これにより、過電圧に起因された電流を適切な極性のS
    CR回路へ流すようにすることを特徴とする電話加入者
    ループ過電圧保護回路。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載の電話加入者ルー
    プ過電圧保護回路において、 該遅延手段は、 該過電圧閾値検出手段を該スイツチング手段の間に接続
    されたコンデンサ(70)であって、該過電圧閾値検出
    手段からの起動出力信号の関数である電圧Vcがその両
    端に発生するコンデンサ(70)、及び 該コンデンサの両端に接続された、切換可能な抵抗器分
    割ネットワーク(72,74,76,80,82)であ
    って、第1のスイツチ位置に構成されたときには該スイ
    ツチング手段の所定のスイツチング閾値よりも小さい第
    1の低電圧出力信号を提供し、第2のスイツチ位置に構
    成されたときには該スイツチング手段の所定のスイツチ
    ング閾値よりも大きい第2の高電圧出力信号を提供す
    る、切換可能な抵抗器分割ネットワーク(72,74,
    76,80,82)からなることを特徴とする電話加入
    者ループ過電圧保護回路。
  3. 【請求項3】請求の範囲第2項に記載の電話加入者ルー
    プ過電圧保護回路において、該遅延手段の該切換可能な
    抵抗器分割ネットワークは、 該コンデンサと該過電圧閾値検出手段との該接続に接続
    された第1の抵抗体(72)と、 該第1の抵抗体の値よりも非常に大きい抵抗値を有する
    第2の抵抗体(74)と、 該第2の抵抗体に直列に接続された第1のスイツチ(8
    2)であって、該第2の抵抗体と該第1のスイツチの直
    列に組合せが該第1の抵抗体と該コンデンサとの間に接
    続されている第1のスイツチ(82)と、 第1の抵抗体の抵抗値(R1)は第2の抵抗体の抵抗値(R2)
    よりも小さく、第3の抵抗体の抵抗値(R3)は該第1の抵
    抗体の抵抗値よりも小さい関係を有し(R3<R1<R2)、該第
    1の抵抗値よりも非常に小さい第3の抵抗値を有する第
    3の抵抗体(76)と、 該第3の抵抗体と直列に接続された第2のスイツチ(8
    0)であって、該第3の抵抗体と該第2のスイツチの直
    列の組合せが該第1のスイツチと該第2の抵抗体の直列
    の組合せと並列に接続され、該コンデンサ間の電圧Vc
    が所定のスイツチングレベルに達するまでは、該第1の
    スイツチを開き該第2のスイツチを閉じて該第1の低電
    圧出力信号を保持し、所定のスイツチング電圧レベルに
    達すると該第1のスイツチを閉じ該第2のスイツチを開
    いて該コンデンサ間に出現する電圧の大半を該遅延手段
    の第2の高電圧出力信号とするように該第1及び第2の
    スイツチが制御される第2のスイツチ(80)からなる
    ことを特徴とする電話加入者ループ過電圧保護回路。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項に記載の電話加入者ルー
    プ過電圧保護回路において、該スイツチング手段は、ド
    レイン端子とソース端子とゲード端子を含むMOSトラ
    ンジスタからなり、該MOSトランジスタのドレインが
    該ダイオードの共通端子に結合され、該ソースが該複数
    のSCRの相互接続されたゲート端子に結合され、該遅
    延手段が該ゲートとソース端子の間に接続され、該遅延
    手段からの出力がゲート−ソース電圧として該MOSト
    ランジスタに加えられることを特徴とする電話加入者ル
    ープ過電圧保護回路。
  5. 【請求項5】請求の範囲第4項に記載の電話加入者ルー
    プ過電圧保護回路において、該MOSトランジスタが二
    重拡散MOS(DMOS)トランジスタからなることを
    特徴とする電話加入者ループ過電圧保護回路。
  6. 【請求項6】請求の範囲第1項に記載の電話加入者ルー
    プ過電圧保護回路において、該過電圧閾値検出手段がダ
    イオード共通端子と遅延手段の間に直列に接続されたツ
    ェナ ダイオード及び温度補正回路を含むことを特徴と
    する電話加入者ループ過電圧保護回路。
  7. 【請求項7】請求の範囲第1項に記載の電話加入者ルー
    プ過電圧保護回路において、該複数のSCRは、 該第1の入力端子に接続された陽極及びアースに接続さ
    れた陰極を持つ第1のSCR(42)、 該第1の入力端子に接続された陰極及びアースに接続さ
    れた陽極を持つ第2のSCR(44)、 該第2の入力端子に接続された陽極及びアースに接続さ
    れた陰極を持つ第3のSCR(46)、及び 該第2の入力端子に接続された陰極及びアースに接続さ
    れた陽極を持つ第4のSCR(48)を含むことを特徴
    とする電話加入者ループ過電圧保護回路。
  8. 【請求項8】請求の範囲第1項に記載の通信装置と共に
    使用される電話加入者ループ過電圧保護回路において、
    該第1の入力端子がチップ−リード入力端子として定義
    されることを特徴とする電話加入者ループ過電圧保護回
    路。
  9. 【請求項9】請求の範囲第8項に記載の電話加入者ルー
    プ過電圧保護回路において、いずれかの極性を210か
    ら265ボルトの範囲の電圧がチップ、リング、及びア
    ース端子の任意の対の間に加えられたときに、該過電圧
    閾値検出手段が該出力信号を提供することを特徴とする
    電話加入者ループ過電圧保護回路。
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