JPH0619417B2 - 高周波耐圧試験器 - Google Patents

高周波耐圧試験器

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JPH0619417B2
JPH0619417B2 JP16799888A JP16799888A JPH0619417B2 JP H0619417 B2 JPH0619417 B2 JP H0619417B2 JP 16799888 A JP16799888 A JP 16799888A JP 16799888 A JP16799888 A JP 16799888A JP H0619417 B2 JPH0619417 B2 JP H0619417B2
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withstand voltage
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JP16799888A
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千里 池田
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は例えばテレビジョン受像機や陰極線管表示装置
等に使用される偏向コイルなどの高周波コイルの層間耐
圧試験に使用するに有効な自動同調機能を備えた高周波
耐圧試験器に関するものである。
<従来の技術> 第5図は、偏向コイルなどの高周波コイルの層間耐圧試
験に用いられている共振式の耐圧試験器の一般的な構成
を示すブロック図で、第2図は共振式の耐圧試験器で利
用される直列共振回路を説明するための回路図である。
この種の耐圧試験器は第2図に示されるように偏向コイ
ルのインダクタンス(L)と耐圧試験器に内蔵された共振
容量(c)とよりなる直列共振回路の共振により得られる
正弦波電圧(周波数約 10CkHz,AC 2〜3kV)が供試コ
イルに印加されるよう構成されている。そして、コイル
の層間耐圧試験は供試コイルを耐圧試験器に接続し、発
振周波数を手動により変化させながら供試コイルのイン
ダクタンスと共振容量とにより構成される直列共振回路
を同調させ共振状態にし、続いて出力電圧調整用の可変
抵抗器を手動により調整し、供試コイルのインダクタン
スに応じた電圧をコイルに印加することによって行なわ
れている。
<解決しようとする問題点> 前記、従来の耐圧試験器においては、直列共振回路の同
調をとるために発振周波数を変化させる操作、或は供試
コイルへの印加電圧を調整する操作を手動により行なわ
ねばならぬため、その操作は微妙で非常な熟練を要し、
同調が不完全な状態では異常発振を生じ、耐圧試験器の
各素子部品が破損する事故を招いてしまう。このためこ
れら同調操作には時間を要し、熟練した操作者でないと
操作が難かしいといった問題点がある。更に、インダク
タンスの異る複数のコイルを同一の試験ラインに流すよ
うな場合、各コイルのインダクタンスに対応した複数の
耐圧試験器を用意する必要があって、コイル検査ライン
の自動化が困難である。本発明はこれら諸欠点を解消す
るためになされたものである。
<解決するための手段> 位相制御ループ(PLL回路)を用いて共振式の耐圧試
験器を構成し、前記耐圧試験器に接続される供試コイル
のインダクタンスと前記耐圧試験器内蔵の共振容量とよ
りなる共振回路の共振状態を自動同調で得られるように
したことを第1の構成とし、更に加えて第2の構成とし
て出力電圧がコイルのインダクタンスに応じて予め設定
された電圧値に自動調整される構成としたものである。
<作用及び実施例> この種の共振式の耐圧試験器においては、直列共振回路
における共振時には下記のような関係が存在している。
従って、供試コイルの層間にレアショート等の絶縁不良
が存在する場合には、コイルのQが小さくなるため、
(3)及び(4)式から明らかなように供試コイルの端子間に
印加されるべき電圧Eが上昇しなくなることによりコ
イルの絶縁不良が確認されるものである。ここで(3)式
からわかるように、共振時においては出力増幅部側と出
力共振部側の電圧の間には一定の位相差が存在してい
る。(第2図の場合 90゜)第1図は本発明の一実施例
である耐圧試験器の構成を示すブロック図であり、第3
図はPLL回路の一例を示す回路図、第4図はAGC回
路の一例を示す回路図である。
図においてTは共振トランス、Lは供試コイルのインダ
クタンス、Cは耐圧試験器に内蔵される共振容量であ
る。Dは位相比較器P1、ローパスフィルタP2、電圧制御
発振器P3などで構成されるPLL回路(第3図参照)、
Eは整流回路P4、誤差増幅器P5、可変抵抗素子P6などで
構成されるAGC回路(第4図参照)である。以下、図
に沿って具体的に説明する。いま、耐圧試験用の供試コ
イルを耐圧試験器に接続すると、共振容量Cと供試コイ
ルの接続される出力共振部側B点の電圧は分圧抵抗等か
らなる分圧回路で分圧検出されるとともにコンパレータ
等により波形整形されてPLL回路を構成する位相比較
器P1の端子1に入力される。一方、出力増幅部側A点の
電圧はコンパレータ等により波形整形されるとともにNO
T回路等により反転されて、同じく前記位相比較器P1の
端子3に入力されるよう構成されている。従って、前記
A点とB点の電圧の位相差に応じた位相比較器からの出
力がローパスフィルタP2を介して電圧制御発振器P3の端
子8に入力されるが、共振時には共振トランスTのそれ
ぞれ1次側と2次側に生ずる電圧の位相差が加わるの
で、A点とB点の位相差が180゜となるよう電圧制御発
振器P3の発振周波数が制御されて共振回路の自動同調が
得られる。
前記自動同調された電圧制御発振器P3からの出力が、増
幅器F及びドライブ段Gを介して増幅され共振回路が共
振状態となるものである。更に、実施例においては出力
共振部側B点の電圧が前記分圧回路により検出されて、
整流回路P4、誤差増幅器P5、可変抵抗素子P6で構成され
るAGC回路Eの整流回路P4のS1に入力される。そして
この整流回路からの出力と出力電圧設定デジタルスイッ
チにより予め設定され、D−A変換回路を介した出力が
それぞれ前記AGC回路の誤差増幅器P5のG1,G2端子に
入力され、その誤差信号出力が可変抵抗素子P6を介して
増幅器M5に入力されるよう構成されている。このような
構成により出力電圧はコイルのインダクタンスに応じて
決まる電圧値に自動調整される。従って、本試験器に供
試コイルを接続し、出力電圧値を設定するのみで耐圧試
験が全て自動的に行なわれる。
<効 果> 以上説明したように、本発明の共振式の耐圧試験器によ
れば、位相制御ループ(PLL回路)によって共振状態
が自動同調により得られる。又、コイルのインダクタン
スにより予め決まる出力電圧をデジタルスイッチにより
設定しておけば、以後出力電圧は設定された電圧値にな
るよう自動調整されるので、従来手動により行なってい
た共振回路の同調をとる作業及び出力電圧調整のための
作業が不要となる。更に、インダクタンスの異るコイル
を同一ラインで試験出来るので、作業性が向上するばか
りか耐圧試験における個人差がなくなり、試験の信頼性
が向上するといった大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による耐圧試験器の構成を示すブロック
図、第2図は共振式の耐圧試験器で利用される直列共振
回路を説明するための回路図、第3図は本発明で用いる
PLL回路の一例、第4図は同じくAGC回路の一例、
第5図は従来例の耐圧試験器の構成を示すブロック図で
ある。 T:共振トランス、L:インダクタンス、C:共振容
量、D:PLL回路、E:AGC回路、F:増幅器、
G:ドライブ段、P1:位相比較器、P2:ローパスフィル
タ、P3:電圧制御発振器、P4:整流回路、P5:誤差増幅
器、P6:可変抵抗素子、M1〜M5:増幅器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相比較器P1とローパスフィルターP2
    及び電圧制御発振器P3を有する位相制御ループDと、
    前記位相制御ループDの出力を増幅器Fとドライブ段G
    を介して増幅する出力増幅部と、1次側には前記出力増
    幅部の出力が印加され,2次側には供試コイルが接続さ
    れて共振回路を形成する共振トランスからなる出力共振
    部を具備してなり、前記出力共振部の出力を分圧回路で
    検出し,波形整形して前記位相比較器P1に供給するほ
    か、前記増幅器Fの出力を波形整形及び反転せしめて前
    記位相比較器P1に供給するよう構成した高周波コイル
    の層間耐圧試験器に用いられる共振式の高周波耐圧試験
    器であって、前記共振トランスTの2次側出力と前記増
    幅器Fの出力電圧の位相差が180゜となるよう前記位
    相制御ループDの電圧制御発振器P3の発振周波数を制
    御せしめ、前記供試コイルのインダクタンスLと前記耐
    圧試験器内蔵の共振容量Cからなる出力共振部の共振回
    路の共振時の発振周波数を自動同調することを特徴とす
    る高周波耐圧試験器。
  2. 【請求項2】前記分圧回路の出力を整流する整流回路P
    4と、出力電圧設定ディジタルスイッチD/A変換回路
    により予め設定される前記供試コイルLに印加する電圧
    値と前記整流回路P4の出力とが入力され,その差を検
    出して増幅する誤差増幅器P5と、前記誤差増幅器P5
    の出力を調整して前記増幅器Fへ印加するための可変抵
    抗素子P6を有するAGC回路Eを具備してなり、前記
    AGC回路Eの出力を前記増幅器Fへ印加せしめ、共振
    時の高周波耐圧試験器からの出力電圧を予め設定された
    電圧値に自動調整することを特徴とする請求項1記載の
    高周波耐圧試験器。
JP16799888A 1988-07-06 1988-07-06 高周波耐圧試験器 Expired - Lifetime JPH0619417B2 (ja)

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JP4728498B2 (ja) * 2001-03-30 2011-07-20 株式会社高見沢サイバネティックス コンデンサ試験装置
JP4728502B2 (ja) * 2001-04-25 2011-07-20 株式会社高見沢サイバネティックス コンデンサ試験装置
JP2006098170A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Soken Denki Kk 部分放電測定システム
DE102012101548B4 (de) * 2012-02-27 2015-11-19 Maschinenfabrik Reinhausen Gmbh Prüfsystem und Verfahren für eine induzierte Spannungsprüfung sowie Verlustleistungsmessung von Prüfobjekten der Hochspannungstechnik
CN110703059B (zh) * 2019-11-13 2021-08-17 上海恒能泰企业管理有限公司璞能电力科技工程分公司 一种提高小负载下串联谐振试验调谐稳定性的装置

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