JPH06193001A - 金属製枕木および金属製枕木の絶縁締結構造 - Google Patents

金属製枕木および金属製枕木の絶縁締結構造

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Publication number
JPH06193001A
JPH06193001A JP4347595A JP34759592A JPH06193001A JP H06193001 A JPH06193001 A JP H06193001A JP 4347595 A JP4347595 A JP 4347595A JP 34759592 A JP34759592 A JP 34759592A JP H06193001 A JPH06193001 A JP H06193001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
metallic tie
insulating
insulating paint
sleeper
Prior art date
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Pending
Application number
JP4347595A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Shimizu
敬二 清水
Kensho Azuma
憲昭 東
Tetsuo Nishida
哲郎 西田
Akio Tanaka
彬夫 田中
Haruo Shimizu
治生 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
West Japan Railway Co
Original Assignee
Kubota Corp
West Japan Railway Co
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Publication date
Application filed by Kubota Corp, West Japan Railway Co filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH06193001A publication Critical patent/JPH06193001A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上部でレール4を支持する金属製枕木1にお
いて、レール支持面2a付近に絶縁塗膜aを形成し、レ
ール4から金属製枕木1への漏洩電流が通過する縁面距
離を大きく設定した。 【効果】 レール4と金属製枕木1との縁面距離の拡大
により、金属製枕木1の表面にブレーキシュウの金属
粉、汚れた積雪、泥しょうが堆積しても、あるいは塩害
を被っても、汚染面を道筋する電気的短絡が生じず、信
号不良の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製枕木および金属
製枕木の絶縁締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、枕木は道床上に適当間隔ごとに
配置されて頂部に一対のレールを締結しており、レール
に加わる横圧力および匐進力を道床に伝えている。近
年、木製枕木における割裂や腐朽の問題を解決するため
に、コンクリート製枕木や金属製枕木が使用されてい
る。一方、レールは列車の運行制御のための信号伝達経
路を形成しており、左右のレールが絶縁された状態にあ
ることが必要である。このため、金属製枕木においては
枕木のレール支持面とレールの下面との間に絶縁用のパ
ッドを介装し、レールを締結するパンドロールクリップ
やレール押さえ金具とレールの間に絶縁性のインシュレ
ータを介装してレールと枕木の間の絶縁性を確保してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した構成
では、長年の使用においてブレーキシュウの金属粉ある
いは汚れた積雪又は泥しょうに埋もれた場合に、さらに
は塩害を被る場合に、レールとパンドロールクリップあ
るいはレールと金属製枕木の距離が非常に小さいため
に、汚染面を道筋として短絡が生じ、信号不良を起こす
危険があった。
【0004】本発明は上記の課題を解決するもので、レ
ールに対する絶縁性を高めた金属製枕木および金属製枕
木の絶縁締結構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の金属製枕木は、上部でレールを支持する金属
製枕木において、レール支持面付近に絶縁塗装、又は絶
縁性を発現する硬化性液を含浸した不織布を施し、レー
ルから枕木への漏洩電流が通過する縁面距離を大きく設
定した構成としたものである。
【0006】本発明の金属製枕木の絶縁締結構造は、金
属製枕木のレール支持面付近に絶縁塗装を施し、絶縁塗
装を施したレール支持面でレールを支持し、レールを締
結するためのパンドロールクリップとレールとの間に絶
縁性のインシュレータを介装した構成としたものであ
る。
【0007】
【作用】上記した構成により、レール支持面付近におい
てレールと枕木の間には絶縁塗装の塗膜が介在し、レー
ルと枕木との縁面距離が大きいので、枕木の表面にブレ
ーキシュウの金属粉、汚れた積雪、泥しょうが堆積して
も、あるいは塩害を被っても、汚染面を道筋する電気的
短絡が生じず、信号不良の発生を防止できる。
【0008】また、パンドロールクリップとレールとの
間には絶縁性のインシュレータが介在するので、パンド
ロールクリップとレールとの間に確実な絶縁性を確保す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。金属製枕木1は鋳鉄等により形成したもので中
空体をなしており、両側に形成したレール支持部2にお
いてパッド3を介してレール4を支持している。また、
レール支持部2にはレール4の左右に位置してクリップ
支持部5a,5bを設けており、クリップ支持部5a,
5bの孔6a,6bに挿通したパンドロールクリップ7
により絶縁性のインシュレータ8を介してレール4を金
属製枕木1に締結している。
【0010】そして、レール支持部2のレール支持面2
aの付近には、絶縁性,耐摩耗性,耐久性,耐候性を有
する塗料により絶縁塗装を施し、金属製枕木1の表面を
絶縁塗膜Aで覆っている。この絶縁塗装は局部的に施し
もよいし、金属製枕木1の全面に施してもよいし、さら
には金属製枕木1の内面にも電食防止のために塗装を施
しても良い。絶縁塗膜AはEVA樹脂系塗料を300μ
m〜500μmの塗膜厚に焼き付けたものでもよく、ウ
レタン樹脂系塗料を500μmの塗膜厚に焼き付けたも
のでもよく、タールエポキシ系塗料を300μm以上の
塗膜厚に焼き付けたものでもよい。また、塗装は焼き付
けに限らず、通常塗装でもよい。
【0011】さらに、上述の絶縁塗料を含浸させた不織
布で塗装対象面を覆って絶縁塗膜Aを形成してもよい。
上記した構成により、レール支持面2aの付近において
レール4と金属製枕木1の間には絶縁塗膜Aが介在し、
レール4と金属製枕木1との縁面距離が大きいので、金
属製枕木1の表面にブレーキシュウの金属粉、汚れた積
雪、泥しょうが堆積しても、あるいは塩害を被っても、
汚染面を道筋する電気的短絡が生じず、信号不良の発生
を防止できる。
【0012】また、絶縁塗料を含浸させた不織布で塗装
対象面を覆って絶縁塗膜Aを形成した場合には、絶縁塗
膜の耐摩耗性,耐久性,耐候性が増し、ひいては絶縁性
が向上するとともに、不織布が緩衝材として作用するこ
とにより防振および耐衝撃性の向上を図ることができ
る。
【0013】さらに、パンドロールクリップ7とレール
4との間には絶縁性のインシュレータ8が介在するの
で、パンドロールクリップ8とレール4との間に確実な
絶縁性を確保することができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、レー
ル支持面付近を覆って絶縁塗装を施し、レールと枕木と
の縁面距離を大きくすることにより、枕木の表面にブレ
ーキシュウの金属粉、汚れた積雪、泥しょうが堆積して
も、あるいは塩害を被っても、汚染面を道筋する電気的
短絡が生じず、信号不良の発生を防止でき、絶縁性のイ
ンシュレータによってパンドロールクリップとレールと
の間に確実な絶縁性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における金属製枕木とレール
の締結構造を示す全体断面図である。
【図2】同実施例における金属製枕木の平面図である。
【符号の説明】
1 金属製枕木 2 レール支持部 2a レール支持面 3 パッド 4 レール A 絶縁塗膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 憲昭 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 西田 哲郎 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 田中 彬夫 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 清水 治生 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部でレールを支持する金属製枕木にお
    いて、レール支持面付近に絶縁塗装、又は絶縁性を発現
    する硬化性液を含浸した不織布を施し、レールから枕木
    への漏洩電流が通過する縁面距離を大きく設定したこと
    を特徴とする金属製枕木。
  2. 【請求項2】 金属製枕木のレール支持面付近に絶縁塗
    装を施し、絶縁塗装を施したレール支持面でレールを支
    持し、レールを締結するためのパンドロールクリップと
    レールとの間に絶縁性のインシュレータを介装したこと
    を特徴とする金属製枕木の絶縁締結構造。
JP4347595A 1992-12-28 1992-12-28 金属製枕木および金属製枕木の絶縁締結構造 Pending JPH06193001A (ja)

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