JPH06192813A - 回転炉オイルシールのための吸熱型ガスパージ装置 - Google Patents

回転炉オイルシールのための吸熱型ガスパージ装置

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JPH06192813A
JPH06192813A JP3292101A JP29210191A JPH06192813A JP H06192813 A JPH06192813 A JP H06192813A JP 3292101 A JP3292101 A JP 3292101A JP 29210191 A JP29210191 A JP 29210191A JP H06192813 A JPH06192813 A JP H06192813A
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gas
furnace
seal
carrier gas
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JP3292101A
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John W Smith
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Thermo Process Systems Inc
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    • C21D9/0037Rotary furnaces with vertical axis; Furnaces with rotating floor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転浸炭炉のオイルシールの近傍におけるカ
ーボン凝結を排斥する。 【構成】 ハイドロカーボンガスによって濃縮された吸
熱型キャリアーガスを有する高カーボン・ポテンシャル
炉内雰囲気を有する炉室内の回転炉床を具備する回転浸
炭炉の回転オイルシールガスパージシステムにして、シ
ール近傍の空間における該炉内雰囲気を浄化するために
非カーボン濃縮吸熱型ガスを噴射するオイルシールの近
傍に設けられたガスパージポートを具備する。従って、
シール内のカーボン凝結が防止される。又、回転浸炭炉
のためのオイルシール管理システムにして、オイルシー
ルからのシールオイルを受入れる澄ましタンクと、該タ
ンクからのオイルを受入れるポンプ供給タンクと、供給
タンクからのオイルをオイルシールへ熱交換器を通して
供給するポンプと、ポンプ供給タンクへ戻る前の熱交換
器からのシールオイルをクリーニングする遠心機とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルシールによって
炉内に封じられた高カーボン・ポテンシャル雰囲気を用
いる回転浸炭炉に関し、特に、オイルシールからの高カ
ーボン・ポテンシャル雰囲気を浄化する技術、及び上記
シールオイルの冷却及び再循環管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転浸炭炉においては、金属部
分は高カーボン・ポテンシャル高温雰囲気に曝されて浸
炭化される。ここで、上記雰囲気はメタンの如き、ハイ
ドロカーボンガスによって濃縮された吸熱型キャリアー
ガスカーボンである。上記雰囲気が、高温においてガス
状カーボンを得ている間に、上記雰囲気の温度が飽和点
以下になった場合、カーボンが凝結してしまう可能性が
ある。上記カーボンの凝結は、回転浸炭炉のオイルシー
ルまたはシールの近くでしばしば起こる。これは、これ
らのシールが上記カーボン濃縮雰囲気と接し、かつ、回
転炉床より下の炉室の冷却部に位置しているからであ
る。上記カーボン凝結は、特に、上記炉内雰囲気が、浸
炭サイクルに適したカーボン飽和点に近い場合に悪化す
る。これは、少し温度が低下するだけで凝結が生じてし
まうからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記オイルシール近傍
のカーボン凝結は、オイルシール中にカーボンスラッジ
が生じる原因となり、それにより、直ちにオイルシール
に詰まりが生じる。通常、シールオイルは、オーバーヒ
ートを防止するために循環され冷却されている。そのた
め、オイルシール、循環冷却システムのカーボン詰まり
は防止されなければならない。上記オイルシールシステ
ムの目詰まりは、また、オイルの床へのオーバーフロー
を生む。上記目詰まりを防止するためのオイルシールに
対する機械的あるいは人手によるクリーニング作業は、
上記回転浸炭炉の操業停止を招き、生産性を低下させる
ことにつながる。
【0004】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は液体シール中へ
のカーボンの侵入を、除く、あるいは、最小にするため
の方法及び装置を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、回転浸炭炉の1つ以
上のオイルシール近傍におけるカーボン凝結を最小にす
る、あるいは、除去することである。
【0006】本発明の他の目的は、オイルシールを通る
オイルの冷却、クリーニング、及び循環を行うためのオ
イルシール管理システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、高カー
ボン・ポテンシャル炉内雰囲気を有する炉室において回
転炉床を有する回転浸炭炉のためのシールガスパージシ
ステムが、メタンの如きハイドロカーボンガスによって
濃縮された吸熱型キャリアーガスを有する。そして、円
形の液体シール、すなわち回転炉床より下に位置するオ
イルシールは、上記炉内雰囲気が、炉床と炉の外側壁と
の間に形成された円形スロットを通して炉室から逃げる
のを防止する。ドーナツ型の炉の場合、2つの同心円形
シールは、炉内雰囲気が、炉床と炉の内側壁及び外側壁
との間に形成される2つの円形スロットを通して逃げる
のを防止する。上記スロットの周囲に位置するガスパー
ジ入力ポートは、上記シール状の空間からの高カーボン
・ポテンシャル炉内雰囲気を浄化するため上記スロット
内にのみ吸熱型キャリアーガスを噴射させるためのもの
で、上記シール内のカーボン凝結を防止することに存す
る。
【0008】本発明の他の特徴は、回転浸炭炉のための
オイルシール管理システムにおいて、炉のオイルシール
から戻ってきたシールオイルを受け入れるための澄まし
タンクと、上記澄ましタンクからのオイルを受け入れる
ためのポンプ供給タンクと、上記ポンプ供給タンクから
のオイルを上記炉のオイルシールへ熱交換器を通して送
り出すためのポンプと、上記熱交換器からのシールオイ
ルが上記ポンプ供給タンクへ戻る前にそのシールオイル
を連続的にクリーニングするための遠心機とを具備した
ことである。
【0009】
【作用】本発明に従うオイルシールガスパージは、浸炭
炉のオイルシール内におけるカーボン凝結を大幅に減少
させ、上記主炉室内に的確にコントロールされたカーボ
ン濃縮吸熱型ガス雰囲気を得させるものである。これ
は、上記オイルシール内におけるカーボンスラッジの発
生を大幅に減少させる。それにより、目詰まりによる予
期せぬ非常に危険な床へのオイルシールのオーバーフロ
ーの発生率が激減するものである。加えて、上記オイル
シールは、頻繁のクリーニングを必要としないため、炉
全体の生産性が向上するものである。本発明に従うシー
ルオイル管理システムは、オイルシールへ循環されるオ
イルのカーボンを連続的に遠心クリーニングすることに
よって上記シールオイル中に発生するスラッジをも減少
させる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に示した実施例に基づいて本
発明を説明する。
【0011】図1に示す如くに、連続浸炭炉システム1
0は、いくつかの相互に接続された炉からなっており、
その各々の炉は、炉室を形成しており、その炉室内にお
いて、浸炭処理中パーツを載せたトレーが処理される。
この実施例では、あるタイプの回転浸炭材を有する炉シ
ステムが示されているが、本発明は、これに限定される
ことはなく他のタイプの炉システムにも適用できる。ま
た、ここで用いる浸炭という言葉は、カーボン濃縮雰囲
気だけではなくカーボン窒素雰囲気(浸炭浸窒)におけ
る処理をも含むものである。このような炉システムは、
本発明の譲受人に譲渡されたU.S.P.No.4,7
63,880に開示されている。
【0012】上記炉システム10は、中心穴を有するド
ーナツ型の回転浸炭炉12を有しており、その浸炭炉1
2は、前加熱炉14からのパーツを受取り、そのパーツ
を回転拡散炉16へ送り出す位置に配設されている。上
記浸炭炉12は、周囲を囲まれた円筒炉室18を有して
おり、その炉室18内へ前加熱炉14からの浸炭される
べきパーツがドア19を通して供給され、その炉室18
内から浸炭されたパーツがドア21を通して拡散炉16
へ供給される。その後、上記パーツは等価炉23へ送ら
れる。
【0013】上記浸炭炉室18内は、高温高カーボン・
ポテンシャルガス状雰囲気に満たされており、それによ
り、炉室内のパーツが浸炭化され、上記パーツの全表面
に一様にカーボンがしみ込む。この高カーボン・ポテン
シャル雰囲気は、吸熱型キャリアーガスとメタンの如き
ハイドロカーボンガスとを混合し、上記混合ガスを炉室
18のメイン部へ炉室天井に設けられた雰囲気入力ポー
ト20を通して供給することによって備えられる。炉1
2の外側壁に設けられたファン22は、炉内における雰
囲気を円状に循環させる。ここでは、天井ファンを用い
ることも可能である。上記炉内雰囲気のカーボン・ポテ
ンシャルは、上記炉室の壁に位置する雰囲気検出プロー
ブ(図示省略)によって決定された比に従って吸熱型ガ
スとハイドロカーボンガスとをブレンドすることによっ
て制御される。ここで、異なるタイプの適用プローブに
ついてはU.S.P.No.4,288,062を参照
されたい。典型的な炉室内雰囲気のためのカーボン・ポ
テンシャルとしては、例えば、1〜1.35%の範囲が
考えられる。ここで、カーボン・ポテンシャルとは、炉
内雰囲気と平衡しているところの金属パーツの表面のカ
ーボン濃度のことを言う。炉内雰囲気は、約1700。
Fの温度で得られる。この温度は、炉室の天井に取り付
けられた温度センサー24からの検知結果によって制御
される。
【0014】図2に示される如くに、円形の炉室18
は、絶縁耐火材料で構成されたところの外側壁30と、
内側壁32と、天井34と、回転炉床36とによって形
成されている。上記パーツは、ターンテーブルの如くに
回転する回転炉床36によって炉室18内を移動する。
上記パーツの受け渡しの際に停止する以外は、上記炉床
は、1回転/分の割合で連続的に回転する。上記回転を
容易にするために、上記炉床36の周囲は、いくつかの
固定ホイール38によって支持されている。そして、上
記固定ホイール38は、炉床の下側に取り付けられた円
状トラック40上を走行する様に構成されている。
【0015】図2及び図3に示す如くに、内側オイルシ
ール42及び外側オイルシール44は、上記炉床の回転
を許容しながら炉室18内の雰囲気をシールするための
もので上記回転炉床36の下部に設けられている。上記
内側オイルシール42は、固定オイルトラフ(回転トラ
フでも可能)を有している。そして、上記オイルトラフ
は、内側壁32の底面48から下方へ伸びる円筒状の金
属内側壁46と、該内側壁46の下端部から上記回転炉
床36の下方へ向かって伸びる底面部50と、該底面部
50の内側縁から炉床36の底面に向かって屈曲して伸
び上記金属内側壁46と同心の円筒状金属外側壁52と
によって形成させている。円筒状中央分割スカートウォ
ール54は、回転炉床36の底面56から金属内側壁4
6と金属外側壁52との間のトラフ内へ底面50に接し
ないように突出している。
【0016】上記外側オイルシール44は、回転トラフ
を有しており、その回転トラフは、炉床36の底面56
から伸びる円筒状金属内側壁54と、外側壁30の下へ
伸びる底面部58と、外側壁30の底面に向かって伸び
る円筒状金属外側壁60とによって形成されている。円
筒状中央分割スカートウォール62は側壁30の底面6
4から金属内側壁54と金属外側壁60との間のトラフ
内へ底面58に接しない様に突出している。
【0017】内側円状スロット66は、内側壁32と炉
床36との間に形成されており、炉床の上面57から内
側オイルシール42へ伸びている。同様に、外側円状ス
ロット68は、外側壁30と炉床36との間に形成され
ており、外側壁と同心に炉床の上面57から外側オイル
シール44へ伸びている。上記スロット66,68は、
炉床36上のメイン部の温度より低い温度を有する炉室
18の非圧部を形成している。
【0018】炉内雰囲気は、放射加熱チューブ72によ
って約1700。Fに加熱されている。図2に示す如く
に、放射加熱チューブ72は、炉室の天井34近くの周
辺に分散して設けられており、外側壁30と内側壁32
との間を炉室を横切るように伸びている。一般に円形内
側スロット66と円形外側スロット68内の雰囲気の温
度は、炉室の上部の雰囲気の温度より大幅に低くなって
いる。例えば、炉室の中央の雰囲気温度を約1700。
Fとした場合、各々の円形スロットの雰囲気温度は、1
000。Fあるいはそれ以下となっている。従って、上
記円形スロット内においてはカーボン濃縮炉内雰囲気か
らの凝結が起こり易くなり、内側オイルシール42及び
外側オイルシール44内のオイルに汚損が起こり易くな
る。上記カーボン凝結の起こる可能性は、炉室雰囲気の
カーボン・ポテンシャルが飽和点に近くなるに従って高
くなる。これは、雰囲気温度が少し減少するだけでカー
ボン凝結が起こってしまうためである。
【0019】カーボン凝結を最小とするために、いくつ
かの吸熱型ガスパージポート69,70は、それぞれ円
形内側スロット66及び円形外側スロット68の周囲に
分散して設けられている。上記吸熱型ガスパージポート
の各々は、オイルシールのオイルレベル上の1〜2イン
チにおける円形スロット内に、例えば、窒素、水素、一
酸化炭素の一次混合ガスからなる低カーボン・ポテンシ
ャル吸熱型キャリアーガスを安定して連続的に供給す
る。そのため、上記スロット内の雰囲気圧力は、炉室1
8内のメイン部分の雰囲気圧力より大幅に大きくなる。
この結果、上記円形スロットから炉室18内への低カー
ボン・ポテンシャル吸熱型ガスの流れが発生し、これに
より炉室内の高カーボン・ポテンシャル炉内雰囲気の円
形スロットへの移行が防止され、カーボン凝結の発生が
防止される訳である。
【0020】図4に示す如くに、炉室18の高カーボン
・ポテンシャル雰囲気は、流路100から供給される吸
熱型ガスと流路102から供給されるメタンガスとの混
合によって生成される。すなわち、上記混合ガスは、炉
室の周囲に分散して設けられた炉室天井入力ポート20
によって供給される(図1参照)。上記各炉室入力ポー
ト20から噴出される混合ガスのカーボン・ポテンシャ
ルは、流量レギュレーター108によりメタンの流量を
調節することにより制御される。流量レギュレーター1
06は、通常吸熱型ガスを一定量通過させるように構成
されており、それが、上記流量レギュレーター108を
通して供給されるメタンと混合される。
【0021】上記円形スロット66,68の低カーボン
・ポテンシャル雰囲気は、流路100から供給される低
カーボン・ポテンシャル吸熱型キャリアーガスを円形内
側スロット66及び円形外側スロット68の周囲に均一
に分散して設けられた吸熱型ガスパージポート69及び
70から噴射させることによって生成される。ガス流量
レギュレーター114は、流路100から吸熱型ガスパ
ージポート69,70への吸熱型ガスの流量を制御す
る。図4に示す如くに、円形外側スロット68の周囲の
ガスパージポート70の数は、円形内側スロット66の
周囲のガスパージポート69の数より多くなっており、
それぞれのガスパージポート間の距離は同じとなってい
る。また、上記天井入力ポート20及び吸熱型ガスパー
ジポート69,70を通した炉室18への入力ガスの総
流量は、ガスパージが使用されない場合の炉室への総入
力ガス流量より30〜60%ほど大きくなっている。
【0022】図5に示す如く、以下に述べる如きオイル
冷却クリーニングシステムによって供給されるクリーニ
ングされ冷却されたオイルは、オイルシール44,42
を通して連続的に循環されるが、まず最初にオイルシー
ル外壁60の上部に設けられたオイルの入口200によ
って供給され、外側オイルシール44を満たす様になっ
ている。通常、2つあるいは3つのオイル入口が、外側
オイルシール44の周囲に分散して設けられている。外
側オイルシール44内のオイルは、外壁60の上端の下
におけるオイルシール金属内側壁54上に位置する吐き
口202のレベルと等しいオイルレベル74まで上昇す
る。上記吐き口202は、炉床36の下を横切り、か
つ、内側オイルシール42の底面の近くまで達している
導管206と連通している。従って、外側オイルシール
44からあふれ出たオイルは、吐き口202へ入り、内
側オイルシール42内へ流れ込む。
【0023】内側オイルシール42内のオイルは、外側
オイルシール44の吐き口202のレベルより低く、か
つ、金属外側壁52の上端より低い位置にある内側オイ
ルシール42の金属外側壁52上に位置するオーバーフ
ロー208のレベルと等しいオイルレベル76まで上昇
する。上記オーバーフロー208は、内側オイルシール
の周囲に設けられたいくつかのオイルオーバーフローウ
ェアーボックス212と連通し、上記シールオイルをオ
イル冷却クリーニングシステムへ戻すための収集導管2
14と連通している。
【0024】図6に示す如くに回転浸炭炉のオイルシー
ルのためのシールオイルクリーニング冷却システム30
0は、汚染され加熱されたシールオイルを受け取る。す
なわち、オイルシールオーバーフローウェアーボックス
212及び収集導管214(図5参照)を通して重力に
より供給されるシールオイルが、澄ましタンク302へ
導かれる。澄ましタンク302内のオイルは内部タンク
ウェアー304からあふれ出し、ポンプ供給タンク30
6へ供給される。従って、上記澄ましタンク302の底
にオイル中のほとんどのスラッジがたまり、収集される
ものである。
【0025】ポンプ供給タンク306からのオイルは、
導管308を通して熱交換器312へ供給するためのポ
ンプ310へ導かれる。通常、オイルシールから戻って
来たオイルは、100〜130。Fの温度を有してい
る。ここで、オイルの温度は、上記熱交換器312によ
り100。Fあるいはそれ以下に下げられるが、これ
は、上記温度及び導管316を通して送られてくる冷却
水の流量比に依存している。上記冷却水は、導管316
を通して熱交換器312へ均一に供給され、また熱交換
器内で加熱された水は導管314を通して排出される。
通常、第2の冗長熱交換器及びポンプ(図示省略)が、
オイルシールのオイルの循環及び冷却を確実なものとす
るために設けられている。
【0026】上記熱交換器312よりのオイルは、導管
318を通り、次に、オイルの入口200(図5参照)
に連通する導管320と、遠心機324に連通する導管
322とに分かれて供給される。(望ましくは、熱交換
器312からの冷却されたオイルの一部が、図示されな
い内側オイルシール42のオイルの入口へ直接供給され
る様にしてもよい。)遠心機324は、前述した如くオ
イルシールの近くにおいて発生したカーボン凝結の如き
カーボン沈殿物からなる不純物を取り除くために設けら
れている。そして、導管326を通して遠心機324か
らのクリーニングされたオイルがポンプ供給タンク30
6へ戻される。
【0027】以下に動作を説明する。通常、回転浸炭炉
の雰囲気は、浸炭のための高カーボン・ポテンシャルを
得るためメタンで濃縮された吸熱型キャリアーガスCH
4 を有している。吸熱型ガスパージポート69,70を
通して円形スロット66,68内へ噴射するためのパー
ジガスとしては、非濃縮低カーボン・ポテンシャル吸熱
型キャリアーガスが適している。上記吸熱型キャリアー
ガス自身は、低カーボン・ポテンシャルであるが、上記
炉室内のガス状雰囲気は、メタンと吸熱型キャリアーガ
スとの混合となっている。ここに示す回転炉において
は、キャリアーガスは、例えば、40%のN2 ,40%
のH2 ,及び20%のCOからなるA.G.A.302
解析吸熱型ガスを用いることが望ましい。そして、飽和
点に非常に近いところの1700。Fの1.35カーボ
ン・ポテンシャル雰囲気を作るために十分なメタンが加
えられる。上記炉室内の吸熱型メタン雰囲気は、1時間
毎に3〜5ボリュームの割合で連続的に補充される。上
記炉室内への吸熱型ガスが一定の割合で残留するのに対
し、上記炉室内へのメタンは、浸炭されるパーツの種類
に基づいて変化する。すなわち、表面積の大きなパーツ
は、表面積の小さいパーツに比べてより多くのカーボン
を吸収する。炉室内に存在する吸熱型ガスの総流量は、
ガスパージポートを通して炉室内に流入する。上記炉床
が連続的に回転し、側壁ファン22による炉室内雰囲気
が循環されることによって、ガスパージポートを通して
炉室内に流入された吸熱型ガスは、濃縮吸熱型メタン雰
囲気とすぐに混合され、均一炉室内雰囲気が形成される
ものである。
【0028】本発明に従う吸熱型ガスパージポート6
9,70を使用しない場合、天井入口20(図1参照)
を通して炉室内へ流入されるガスの総流量は、平均して
約1200キュービックフィート/時間(CFH)とな
る。上記ガスパージポートを使用した場合、炉室内への
ガスの総流量は、1650〜2100CFHとなる。す
なわち、天井入口を通して炉室内へ流入されるカーボン
濃縮吸熱型ガスが約900CFHとなり、ガスパージポ
ート及び円形スロットを通して炉室内へ流入される非濃
縮吸熱型ガスが約750〜1200CFHとなる。上記
カーボン濃縮吸熱型ガス900CFHの約25%以上、
すなわち225CFHが、メタンとなっている。(メタ
ンの占めるパーセンテージが大きい程天井の入口の流入
が容易となる。)上記流量を増大することによって円形
スロットが加圧され、吸熱型ガスに対するメタンの適切
な比率が上記炉室内で得られる。上記円形スロットは、
炉室18のメイン部上で約0.1水柱に加圧され、上記
オイルシールの近傍における円形スロットの底面から円
形スロットの上部を経て炉室のメイン部へのガスの流れ
が確保される。上記ガス流量の増大は、炉室内の雰囲気
を新鮮にするという効果をもたらす。
【0029】特許請求の範囲内における他の実施例を以
下に説明する。図7に示す如くに、ガスパージは、上記
内側及び外側オイルシールを有するドーナツ型の回転浸
炭炉に適用できるだけでなく、回転ディスク型炉床3
6′及び外壁30′の間に形成された円形スロット6
8′及び1つのオイルシール44′を有するパンケーキ
型の回転浸炭炉12′にも適用できるものである。(こ
こで、上記パンケーキ型回転浸炭炉12′は内側オイル
シール及び内壁を有しないものとする。)上記炉床3
6′は、その周囲が炉床の下側に取り付けられた円形ト
ラック40′上を走行するいくつかの固定ホイール3
6′によって支持されている。上記炉床は、炉床の下側
に取り付けられた回転センターポスト502上の中心軸
500を中心に回転する。いくつかの吸熱型ガスパージ
ポート70′は、円形スロット68′の周囲に分散して
設けられており、オイルシール44′のすぐ上にあるス
ロット中に低カーボン・ポテンシャル吸熱型キャリアー
ガスを一定量送り続ける。それにより、スロット内の雰
囲気圧力は、炉室18′のメイン部の上部の圧力より大
幅に増大する。
【0030】本発明に従うガスパージは、炉室の一部あ
るいは炉室に取り付けられた空間からのカーボン濃縮ガ
スを排斥することが要求される浸炭炉ならば、どの浸炭
炉にも適用できる。また、上記ガスパージは、浸炭炉以
外にも、キャリアーガスが第2のガス物質と室内で混合
され、その第2のガス物質が部屋の一部あるいは部屋と
接続した空間から排斥される必要のある如きシステムに
も適用できる。さらに、本発明に従うオイルシール管理
システムは、オイルシールを用いるどのようなシステム
にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転浸炭炉における1つ以上のオイルシールの中へのカ
ーボンの侵入を効率良く防止することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したドーナツ型回転浸炭炉のパー
ジシステムを有する連続浸炭炉システムの平面図であ
る。
【図2】内部炉室が見えるように図1の2−2線に沿っ
た回転浸炭炉の断面図である。
【図3】本発明に従う回転炉オイルシール及びガスパー
ジポートの詳細を示すように図2の右側を拡大した断面
図である。
【図4】図1に示す回転浸炭炉において用いられ吸熱型
ガス及びメタンガス拡散システムの概略図である。
【図5】本発明に従うシールオイル循環システムを示す
ための図2の左側に対応するオイルシールの断面図であ
る。
【図6】図5に示すシールオイル循環システムにおいて
使用されるシールオイル冷却クリーニング管理システム
の概略図である。
【図7】本発明に従う他の実施例に係るパージシステム
を有するパンケーキ型回転浸炭炉の断面図である。
【符号の説明】
10 連続浸炭炉システム 12 回転浸炭
炉 14 前加熱炉 16 回転拡散
炉 18 円形炉室 21 ドア 23 均圧炉 24 温度セン
サ 30 外側壁 32 内側壁 34 天井 36 回転炉床 40 円形トラック 42 内側オイ
ルシール 44 外側オイルシール 46 円筒状金
属内側壁 48,56 底面 50,58 底
面部 52 円筒状金属外側壁 54,62 円筒状中心分割スカートウォール 66 内側円形スロット 68 外側円形
スロット 69.70 吸熱型ガスパージポート 100,102 流路 106,108
流量レギュレータ 114 ガス流量レギュレータ 200 オイル
の入口 202 吐き口 206 導管 208 オーバーフローのレベル 212 オイルオーバーフローウェアーボックス 214 収集導管 300 シールオイルクリーニング冷却システム 302 澄ましタンク 304 内側タ
ンクウェアー 306 ポンプ供給タンク 312 熱交換
器 324 遠心機

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉床上に位置するメイン部と、液体シー
    ルの近傍上部に位置し、炉床と炉壁の間のギャップを有
    する境界部とを有する炉室を持つ回転浸炭炉における液
    体シールの近傍のカーボン濃縮ガスを浄化するためのガ
    スパージ装置であって、 上記メイン部においてカーボン濃縮雰囲気を生成するた
    め、回転浸炭炉の炉室のメイン部へ非カーボン濃縮キャ
    リアーガス及びハイドロカーボンガスを流入させる手段
    と、 上記カーボン濃縮雰囲気が上記境界部へ侵入することを
    禁止するため、上記非カーボン濃縮キャリアーガスを十
    分な圧力をもって液体シールの液体レベル近傍における
    炉室の上記境界部へ噴出させ、その非カーボン濃縮キャ
    リアーガスを上記炉室のメイン部へ向かって流出させる
    手段と、を具備することを特徴とするガスパージ装置。
  2. 【請求項2】 上記非カーボン濃縮キャリアーガスを境
    界部へ噴出させる手段は、上記炉室の境界部と連通し上
    記キャリアーガスのソースと接続されている少なくとも
    1つのガスパージ入力ポートからなることを特徴とする
    請求項1に記載のガスパージ装置。
  3. 【請求項3】 上記ガスパージ装置が、さらに、上記炉
    の境界部へのキャリアーガスの流入量を調節するため
    に、上記ガスパージ入力ポートと非カーボン濃縮キャリ
    アーガスのソースとの間に設けられたガス流量レギュレ
    ーターを具備することを特徴とする請求項2に記載のガ
    スパージ装置。
  4. 【請求項4】 上記炉のメイン部へ非カーボン濃縮キャ
    リアーガス及びハイドロカーボンガスを流入させる手段
    は、炉のメイン部と連通し、上記非カーボン濃縮キャリ
    アーガスのソース及びハイドロカーボンガスのソースに
    接続されている少なくとも1つの雰囲気入力ポートから
    なることを特徴とする請求項1に記載のガスパージ装
    置。
  5. 【請求項5】 上記ガスパージ装置は、 さらに上記キャリアーガスの炉のメイン部への流量を調
    節するために上記雰囲気入力ポート及び非カーボン濃縮
    キャリアーガスのソースの間に設けられた第1のガス流
    量レギュレーターと、 上記炉のメイン部へのハイドロカーボンガスの流量を調
    節するために上記雰囲気入力ポート及びハイドロカーボ
    ンガスのソースの間に設けられた第2のガス流量レギュ
    レーターと、を具備することを特徴とする請求項4に記
    載のガスパージ装置。
  6. 【請求項6】 上記境界部へキャリアーガスを噴射させ
    る手段は、上記炉室の境界部と連通し、上記キャリアー
    ガスのソースと接続された少なくとも1つのガスパージ
    入力ポートからなることを特徴とする請求項4に記載の
    ガスパージ装置。
  7. 【請求項7】 上記ガスパージ装置は、 さらに、上記炉のメイン部へのキャリアーガスの流量を
    調節するために上記雰囲気入力ポートと非カーボン濃縮
    キャリアーガスのソースとの間に設けられた第1のガス
    流量レギュレーターと、 上記炉のメイン部へのハイドロカーボンガスの流量を調
    節するために上記雰囲気入力ポートとハイドロカーボン
    ガスのソースとの間に設けられた第2のガス流量レギュ
    レーターと、 上記炉の境界部へのキャリアーガスの流量を調節するた
    めに上記ガスパージ入力ポートと非カーボン濃縮キャリ
    アーガスのソースとの間に設けられた第3のガス流量レ
    ギュレーターと、を具備することを特徴とする請求項6
    に記載のガスパージ装置。
  8. 【請求項8】 上記非カーボン濃縮キャリアーガスが、
    吸熱型ガスからなり、上記ハイドロカーボンガスが、メ
    タンからなることを特徴とする請求項1に記載のガスパ
    ージ装置。
  9. 【請求項9】 上記吸熱型ガスが、N2 ,H2 ,及び
    COからなることを特徴とする請求項8に記載のガスパ
    ージ装置。
  10. 【請求項10】 上記吸熱型ガスが、ほぼ、40%のN
    2 ,40%のH2 ,及び20%のCOからなることを特
    徴とする請求項9に記載のガスパージ装置。
  11. 【請求項11】 炉床上に位置するメイン部と、液体シ
    ールの近傍上部に位置し、炉床と炉壁の間のギャップを
    有する境界部とを有する炉室を持つ回転浸炭炉における
    液体シールの近傍のカーボン濃縮ガスを浄化するための
    方法にして、 上記メイン部においてカーボン濃縮雰囲気を生成するた
    め、回転浸炭炉の炉室のメイン部へ非カーボン濃縮キャ
    リアーガス及びハイドロカーボンガスを流入させるステ
    ップと、 上記カーボン濃縮雰囲気が上記境界部へ侵入することを
    禁止するため、上記非カーボン濃縮キャリアーガスを十
    分な圧力をもって液体シールの液体レベル近傍における
    炉室の上記境界部へ噴出させ、その非カーボン濃縮キャ
    リアーガスを上記炉室のメイン部へ向かって流出させる
    ステップと、を具備することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 回転浸炭炉にして、 同心の内側壁及び外側壁、円形天井、及び回転円形炉床
    を有する円形炉室と、 上記炉床の上面から上記炉床の下の円形内側シールへ同
    心上に伸びるように上記炉床と上記内壁との間に設けら
    れた円形内側スロットと、 上記炉床の上面から上記炉床の下の外側円形シールへ同
    心上に伸びるように上記炉床と外側壁との間に設けられ
    た円形外側スロットと、 上記炉室へキャリアーガス及びハイドロカーボンガスを
    供給するために上記炉室と連通された少なくとも1つの
    雰囲気入力ポートと、 上記それぞれのスロットへキャリアーガスを供給するた
    め上記内側及び外側円形スロットのそれぞれと連通する
    少なくとも1つのパージ入力ポートと、を具備すること
    を特徴とする回転浸炭炉。
  13. 【請求項13】 上記内側及び外側シールのそれぞれが
    オイルシールからなることを特徴とする請求項12に記
    載の回転浸炭炉。
  14. 【請求項14】 上記回転浸炭炉が、 さらに、上記外側オイルシールへオイルを供給するため
    に上記外側オイルシールに連通している少なくとも1つ
    のオイル出力ポートと、 上記内側オイルシールへオイルを供給するために上記内
    側オイルシールに連通する少なくとも1つの第1のオー
    バーフローポートと、 上記内側オイルシールから澄ましタンクへオイルを戻す
    ために澄ましタンクに連通する少なくとも1つの第2の
    オーバーフローポートと、 上記澄ましタンクからのオイルを受け入れるため上記澄
    ましタンクと接続されたポンプ供給タンクと、 上記ポンプ供給タンクからのオイルを受け入れるために
    上記ポンプ供給タンクに接続された入力側と、オイルを
    加圧して供給するための出力側とを有するポンプと、 上記ポンプからのオイルを受け入れるために上記ポンプ
    の出力側と接続された入力側と、冷却されたオイルを供
    給するための出力側とを有する熱交換器と、 上記熱交換器からの冷却されたオイルを受け入れるため
    に上記熱交換器の出力側と接続された入力側と、クリー
    ニングされたオイルを上記ポンプ供給タンクへ供給する
    ために上記ポンプ供給タンクと接続された出力側とを有
    し、上記オイルをクリーニングするための遠心機と、を
    具備し、 上記熱交換器の出力側が、冷却されたオイルを上記外側
    オイルシールへ供給するために上記オイル出力ポートに
    接続されていることを特徴とする請求項13に記載の回
    転浸炭炉。
  15. 【請求項15】 上記キャリアーガスが、吸熱型ガスか
    らなり、上記ハイドロカーボンガスが、メタンからなる
    ことを特徴とする請求項13に記載の回転浸炭炉。
  16. 【請求項16】 上記吸熱型ガスが、N2 ,H2 ,及び
    COからなることを特徴とする請求項15に記載の回
    転浸炭炉。
  17. 【請求項17】 上記吸熱型ガスが、ほぼ、40%のN
    2 ,40%のH2 ,及び20%のCOからなることを特
    徴とする請求項16に記載の回転浸炭炉。
  18. 【請求項18】 上記複数のパージ入力ポートが、上記
    内側及び外側スロットの各々の周囲に分散して設けられ
    ていることを特徴とする請求項12に記載の回転浸炭
    炉。
  19. 【請求項19】 上記複数のパージ入力ポートが、ほぼ
    等間隔に分散して設けられていることを特徴とする請求
    項18に記載の回転浸炭炉。
  20. 【請求項20】 上記回転浸炭炉が、 さらにキャリアーガスソースと接続されている入力側と
    上記雰囲気入力ポートの少なくとも1つに接続されてい
    る出力側とを有する少なくとも1つのキャリアーガス流
    量レギュレーターと、 ハイドロカーボンガスソースに接続された入力側と上記
    キャリアーガス流量レギュレーターの出力側に接続され
    た出力側とを有する少なくとも1つのハイドロカーボン
    ガス流量レギュレーターと、 キャリアーガスソースに接続された入力側と、上記パー
    ジガス入力ポートの少なくとも1つに接続された出力側
    とを有する少なくとも1つのパージガス流量レギュレー
    ターと、を具備することを特徴とする請求項12に記載
    の回転浸炭炉。
  21. 【請求項21】 回転浸炭炉にして、 回転ディスク状炉床、天井、及び上記炉床を囲み上記炉
    床上において上記天井を指示する円筒上の壁によって形
    成された炉室と、 上記炉床の上面から上記炉床の下の円形シールへ向かっ
    て同心上に伸びるように上記炉床と壁との間に設けられ
    た円形スロットと、 上記炉室へキャリアーガス及びハイドロカーボンガスを
    供給するために上記炉室と連通する少なくとも1つ雰囲
    気入力ポートと、 上記円形スロットへキャリアーガスを供給するために上
    記円形スロットの各々と連通する少なくとも1つのパー
    ジ入力ポートと、を具備することを特徴とする回転浸炭
    炉。
  22. 【請求項22】 上記シールがオイルシールからなるこ
    とを特徴とする請求項21に記載の回転浸炭炉。
  23. 【請求項23】 上記回転浸炭炉が、 さらに、上記オイルシールへオイルを供給するために上
    記オイルシールに連通している少なくとも1つのオイル
    出力ポートと、 上記オイルシールから澄ましタンクへオイルを戻すため
    に澄ましタンクに連通する少なくとも1つのオーバーフ
    ローポートと、 上記澄ましタンクからのオイルを受け入れるため上記澄
    ましタンクと接続されたポンプ供給タンクと、 上記ポンプ供給タンクからのオイルを受け入れるために
    上記ポンプ供給タンクに接続された入力側と、オイルを
    加圧して供給するための出力側とを有するポンプと、 上記ポンプからのオイルを受け入れるために上記ポンプ
    の出力側と接続された入力側と、冷却されたオイルを供
    給するための出力側とを有する熱交換器と、 上記熱交換器からの冷却されたオイルを受け入れるため
    に上記熱交換器の出力側と接続された入力側と、クリー
    ニングされたオイルを上記ポンプ供給タンクへ供給する
    ために上記ポンプ供給タンクと接続された出力側とを有
    し、上記オイルをクリーニングするための遠心機と、を
    具備し、 上記熱交換器の出力側が、冷却されたオイルを上記オイ
    ルシールへ供給するために上記オイル出力ポートに接続
    されていることを特徴とする請求項22に記載の回転浸
    炭炉。
  24. 【請求項24】 上記キャリアーガスが、吸熱型ガスか
    らなり、上記ハイドロカーボンガスが、メタンからなる
    ことを特徴とする請求項21に記載の回転浸炭炉。
  25. 【請求項25】 上記吸熱型ガスが、N2 ,H2 ,及び
    COからなることを特徴とする請求項24に記載の回
    転浸炭炉。
  26. 【請求項26】 上記吸熱型ガスが、ほぼ、40%のN
    2 ,40%のH2 ,及び20%のCOからなることを特
    徴とする請求項25に記載の回転浸炭炉。
  27. 【請求項27】 上記複数のパージ入力ポートが、上記
    スロットの各々の周囲に分散して設けられていることを
    特徴とする請求項21に記載の回転浸炭炉。
  28. 【請求項28】 上記複数のパージ入力ポートが、ほぼ
    等間隔に分散して設けられていることを特徴とする請求
    項27に記載の回転浸炭炉。
  29. 【請求項29】 上記回転浸炭炉が、 さらにキャリアーガスソースと接続されている入力側と
    上記雰囲気入力ポートの少なくとも1つに接続されてい
    る出力側とを有する少なくとも1つのキャリアーガス流
    量レギュレーターと、 ハイドロカーボンガスソースに接続された入力側と上記
    キャリアーガス流量レギュレーターの出力側に接続され
    た出力側とを有する少なくとも1つのハイドロカーボン
    ガス流量レギュレーターと、 キャリアーガスソースに接続された入力側と、上記パー
    ジガス入力ポートの少なくとも1つに接続された出力側
    とを有する少なくとも1つのパージガス流量レギュレー
    ターと、を具備することを特徴とする請求項21に記載
    の回転浸炭炉。
  30. 【請求項30】 オイルシールを通してクリーニングさ
    れ冷却されたオイルを循環させる装置にして、 オイルをオイルシールへ供給するための少なくとも1つ
    のオイル出力ポートと、 オイルシールからのオイルを受け入れるため上記オイル
    シールに接続された澄ましタンクと、 上記澄ましタンクからのオイルを受け入れるために上記
    澄ましタンクに接続されたポンプ供給タンクと、 上記ポンプ供給タンクからのオイルを受け入れるために
    上記ポンプ供給タンクに接続された入力側と、オイルを
    加圧して供給するための出力側とを有するポンプと、 上記ポンプからのオイルを受け入れるために上記ポンプ
    の出力側と接続された入力側と、冷却されたオイルを供
    給するための出力側とを有する熱交換器と、 上記熱交換器からの冷却されたオイルを受け入れるため
    に上記熱交換器の出力側と接続された入力側と、クリー
    ニングされたオイルを上記ポンプ供給タンクへ供給する
    ために上記ポンプ供給タンクと接続された出力側とを有
    し、上記オイルをクリーニングするための遠心機と、を
    具備し、 上記熱交換器の出力側が、冷却されたオイルを上記オイ
    ルシールへ供給するために上記オイル出力ポートに接続
    されていることを特徴とする装置。
JP3292101A 1990-10-10 1991-10-11 回転炉オイルシールのための吸熱型ガスパージ装置 Pending JPH06192813A (ja)

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US07/595,039 US5164145A (en) 1990-10-10 1990-10-10 Rotary furnace oil seal employing endothermic gas purge
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