JPH0619232A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0619232A
JPH0619232A JP4171360A JP17136092A JPH0619232A JP H0619232 A JPH0619232 A JP H0619232A JP 4171360 A JP4171360 A JP 4171360A JP 17136092 A JP17136092 A JP 17136092A JP H0619232 A JPH0619232 A JP H0619232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
main body
image
installation
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4171360A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Katakabe
昇 片伯部
Masahiro Aizawa
昌宏 相澤
Shiyunji Onobori
俊司 尾登
Akiyuki Naka
昭行 仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4171360A priority Critical patent/JPH0619232A/ja
Publication of JPH0619232A publication Critical patent/JPH0619232A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の設置面を選択して本体を設置できるよ
うにし、多様化し狭小化する種々な設置スペースに対応
しやすくする。 【構成】 潜像担持体1と、この潜像担持体1上に画像
露光を行って前記潜像を形成する露光手段2と、潜像担
持体1上の潜像を現像して顕像とする現像装置4と、潜
像担持体1上の顕像を記録シートに転写する転写手段5
と、転写後の記録シートを定着処理する定着装置18と
を、本体11に設けた画像形成装置において、現像装置
4は潜像担持体1の長手方向の一端外側に位置して現像
剤を貯留するホッパ21とこのホッパ21からの現像剤
を潜像担持体1に沿って循環搬送し潜像担持体1に供給
する現像剤搬送路22とを有し、露光手段2は固体走査
型のものであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、詳
しくは電子写真方式にて画像を形成する複写機やレーザ
ビームプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置は広く使用されて
いる。近時ではパーソナルな使用も普及しており、装置
の小型化やコスト低減が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでパーソナルな
使用は、画像形成装置の設置状態の多様化と、設置スペ
ースの狭小化を招いている。
【0004】そこで小型化およびコスト低減とともに、
画像形成装置の設置向きを種々に変更して前記設置状態
の多様化と設置スペースの狭小化とに対応できるように
することも望まれる。
【0005】しかし従来の画像形成装置は設置面が1つ
に限られているので、向きの変更と言っても同一面で設
置した状態のまま垂直軸まわりに向きを変えるだけであ
り、前記要望に十分に応え得るものは未だ提供されてい
ない。また装置の小型化も十分にはなされていない。し
たがってパーソナルな用途では特に、本体の設置可能な
状態、および小型化のいずれの面でもさらなる改良が望
まれている。
【0006】また装置の小型化およびパーソナルな使用
は、装置本体が小型、軽量であるため比較的無造作に取
り扱われ、またプリントする場所を選ばないことが多
い。
【0007】このため不安定な場所に設置されて転倒し
て、定着装置が熱源となって他に悪影響したり発火する
と言ったことや、現像剤が一方側に偏ったしまって現像
に偏りが生じ画像形成を失敗するようなことがある。
【0008】本発明はパーソナルな使用にも十分に適し
た画像形成装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を達成するため、潜像担持体と、この潜像担持体上に
画像露光を行って前記潜像を形成する露光手段と、潜像
担持体上の潜像を現像して顕像とする現像装置と、潜像
担持体上の顕像を記録シートに転写する転写手段と、転
写後の記録シートを定着処理する定着装置とを、本体に
設けた画像形成装置において、現像装置は潜像担持体の
長手方向の一端外側に位置して現像剤を貯留するホッパ
とこのホッパからの現像剤を潜像担持体に沿って循環搬
送し潜像担持体に供給する現像剤搬送路とを有し、露光
手段は固体走査型のものであることを第1の特徴とする
ものである。
【0010】また本発明は、潜像担持体と、この潜像担
持体上に画像露光を行って前記潜像を形成する露光手段
と、潜像担持体上の潜像を現像して顕像とする現像装置
と、潜像担持体上の顕像を記録シートに転写する転写手
段と、転写後の記録シートを定着処理する定着装置と
を、本体に設けた画像形成装置において、本体の複数の
設置面を設け、これら設置面以外の非設置面に前記転写
に供する記録シートを挿入する給紙口と、転写後の記録
シートを排出する排紙口とを設けたことを第2の特徴と
するものである。
【0011】露光手段は電気的な画像信号に応じた光照
射によって画像露光を行うものであってもよいし、本体
の非設置面にて出し入れされる原稿を保持する原稿保持
部を備え、この原稿保持部に保持される原稿の画像を、
直接投影するか、前記原稿の画像を電気的に読みとりこ
れにより得た画像信号に応じて光照射を行うかによって
画像露光を行うものであってもよい。
【0012】原稿保持部は本体の非設置面に原稿シート
を挿入する給紙口と原稿シートを排出する排紙口とを有
する原稿搬送路とすることができる。
【0013】上記の給紙口にはシートを給紙可能に保持
しまたは案内するトレーが設けられ、排紙口には排出さ
れるシートを受けるトレーが設けられているのが好適で
ある。
【0014】本体は四周の内の隣合う2つの面を設置面
とし、他の隣合う2つの面を非設置面とし、非設置面の
一方に記録シートの給紙口および排紙口を設け、他方に
原稿シートの給紙口および排紙口を設けたものとするの
がよい。
【0015】トレーは本体の設置面の選択に応じて向き
を替えられるようにするのが好適である。
【0016】
【作用】本発明の第1の特徴の上記構成によれば、画像
形成装置は潜像担持体上に露光手段によって形成される
潜像を、現像手段によって現像し顕像化し、この顕像を
転写手段により記録シート上に転写するとともに、記録
シート上に転写された顕像を定着手段により定着処理し
て画像を形成することができ、現像装置は潜像担持体の
長手方向の一端外側に位置したホッパからの現像剤を潜
像担持体に沿う現像剤搬送路によって循環搬送しながら
潜像担持体に供給することにより、ホッパが潜像担持体
のまわりに位置しないで前記現像を可能とし、潜像担持
体まわりの作像機器による必要スペースを大幅に小さく
することができるとともに、前記露光手段が固体走査型
のものであることによりこれが占める潜像担持体まわり
の必要スペースも小さくなり、装置の小型化を達成する
ことができる。
【0017】また現像装置を単独で、あるいは潜像担持
体等の他の作像機器とともにユニットとして潜像担持体
の軸線に直角な横向きに着脱できるようにするのに、ホ
ッパが潜像担持体およびこれのまわりの作像機器と干渉
することはなく、干渉のために必要以上の作像機器をも
着脱ユニットの一部として使い捨てされるようなことを
回避することができるし、ホッパを潜像担持体まわりに
おいて他の作像機器と干渉しない位置に設けて潜像担持
体まわりを却ってかさ張らせるようなことも回避するこ
とができる。
【0018】本発明の第2の特徴の上記構成によれば、
画像形成装置は潜像担持体に担持した潜像を現像装置に
より現像されて顕像化し、この顕像を給紙口より給紙さ
れた記録シート上に転写手段によって転写し、転写後の
記録シートを定着装置によって定着処理した後排紙口か
ら排出して画像形成を達成することができる。
【0019】この場合本体は複数の設置面を有し、これ
を選択して設置することにより画像形成装置の設置向き
を、各設置面での設置向きと、この各設置向きでの垂直
軸まわりの設置向きとの選択によって、多種に設定する
ことができる。
【0020】特に画像形成装置がどの向きに設置されて
も、給紙口および排紙口は本体の非設置面に設けられて
いるので、前記設置向きが記録シートの給紙および排紙
を邪魔することなく画像形成を達成じすることができ
る。
【0021】露光手段が電気的な画像信号に応じた光照
射によって画像露光を行うものであると、画像信号を受
けるだけで前記画像形成を行いプリンタとして機能する
ことができる。
【0022】また露光手段が、本体の非設置面にて出し
入れされる原稿を保持する原稿保持部を備え、この原稿
保持部に保持される原稿の画像を、直接投影するか、前
記原稿の画像を電気的に読みとりこれにより得た画像信
号に応じて光照射を行うかによって画像露光を行うもの
であると、原稿の複写画像を形成する複写機として機能
することができる。
【0023】原稿保持部が原稿シートを挿入する給紙口
と原稿シートを排出する排紙口とを有する原稿搬送路で
あると、原稿を原稿搬送路に搬入するだけで複写画像の
形成に供するように保持して画像形成に供することがで
きるし、給紙口および排紙口が画像形成装置の非設置面
に設けられることにより、画像形成装置の設置向きの違
いによっても原稿の給紙および排紙が邪魔されることな
く複写画像の形成を達成することができる。
【0024】上記の給紙口にはシートを給紙可能に保持
しまたは案内するトレーが設けられ、排紙口には排出さ
れるシートを受けるトレーが設けられていると、前記記
録シートや原稿シートの給紙がスムーズに行えるし、画
像形成後の原稿や記録シートを受け止めて安定に保持し
ておくことができる。
【0025】本体が長方形側面に沿う四周の内の隣合う
2つの面を設置面とされていると、長方形側面の長辺に
沿う設置面にて設置することにより本体を横長な向きに
設置することができるし、長方形側面の短辺に沿う設置
面にて設置することにより本体を縦長な向きに設置する
ことができる。そして他の隣合う2つの面を非設置面と
し、非設置面の一方に記録シートの給紙口および排紙口
を設け、他方に原稿シートの給紙口および排紙口を設け
たものとすることにより、本体がどの設置面によって設
置されても邪魔されずに原稿および記録シートの給紙お
よび排紙を行い複写画像を形成することができる。又記
録シートおよび原稿の給紙口および排紙口をそれぞれ異
なった面に分散配置することにより、記録シート搬送系
および原稿搬送系の双方を作像機器とともに本体の各部
に無理なく配置することができる。
【0026】トレーは本体の設置面の選択に応じて向き
を変えられるようにすると、本体がどの設置面によって
設置されるときの向きでも、シートを安定して案内し、
また保持することができる。
【0027】上記各場合において、本体の設置向き検出
手段と、本体の不正規な設置向きの場合に本体の動作を
禁止する制御手段とを備えると、本体が不正規な向きに
設置されたときに本体が動作してしまうのを、前記検出
手段、と制御手段との働きによっげ禁止するので、本体
が不正規な向きに設置されたまま動作されて定着装置の
定着熱による他の機器への悪影響や思わぬ発火、あるい
は現像剤の偏りのまま画像が形成されて作像を失敗する
ようなことを防止することができる。
【0028】これに代えて本体の非設置面は本体の自立
を不能としまたは邪魔をする形状または形態とすると、
特別な検出手段や制御手段を必要とすることなしにによ
っても同様な作用を奏することができる。
【0029】
【実施例】以下図1〜図10に示す本発明の第1の実施
例について説明する。
【0030】図1は画像形成装置の概略構成を示し、図
2は画像形成装置の感光体ドラムまわりの構成を詳細に
示している。図3〜図7は現像装置を示し、図8は現像
剤補給容器の内部構造を示し、図9は画像形成装置本体
の設置向き検出機構を示す断面図、図10は画像形成装
置の制御回路のブロック図である。
【0031】本実施例は特に、パーソナルコンピュータ
に接続して用いられるようなパーソナルな用途に適した
簡単かつ小型で安価な画像形成装置で、図1に示すよう
に、本体11内に感光体ドラム1とこれに画像露光を行
う露光手段としてのプリントヘッド2とを持ったプリン
タの場合を例示している。
【0032】プリントヘッド2はLED等の発光素子や
液晶シャッタを配列して画像露光を行ういわゆる固体走
査方式のものを採用している。大型の機種ではレーザビ
ームを偏向して走査を行うプリントヘッドを採用するこ
ともできる。
【0033】感光体ドラム1の外径面まわりには、図2
に示すように帯電チャージャ3、前記プリントヘッド
2、現像装置4、転写ローラ5およびクリーニング装置
6が、感光体ドラム1の矢印で示す回転方向に向けて順
次配設されている。
【0034】図1に戻って、感光体ドラム1と転写ロー
ラ5との間の転写部の手前には本体11の外面の手差し
用の給紙口12等から通じる給紙路13が設けられ、転
写部の後方には本体11内に設けらている定着装置18
への搬送路15が設けられている。
【0035】定着装置18の後方には本体11の外面の
排紙口16に通じる排紙路17が設けられている。これ
ら給紙路13、搬送路15、排紙路17は記録シート搬
送系125をなしている。
【0036】本体11は紙面に直角な方向で見た前後に
長方形側面を持ち、その一方の隣合う長辺と短辺に沿う
2つの設置面11a、11bを有し、他方の短辺に前記
給紙口12と排紙口16とを設けてある。このため設置
面11a、11bのどちらによって本体11が設置され
てもこれに邪魔されるずに記録シートの給紙および排紙
ができる。
【0037】また感光体ドラム1に対してクリーニング
装置6が設置面11aと反対側に、また現像装置4が設
置面11aの側にそれぞれ位置し、感光体ドラム1の給
紙口12および排紙口16との対向側に転写ローラ5が
位置するようにしてある。
【0038】また給紙口12は本体11の外面の設置面
11aの側に寄って設けられ、排紙口16は設置面11
aから遠い側の端部近くに設けられている。
【0039】そして排紙口16と転写部との間の排紙口
16の側に寄って感光体ドラム1から外れた位置に定着
装置18が設けられている。
【0040】これによって給紙口12から給紙した記録
シートを転写部に送り込み、かつ転写後に定着装置18
を経て排紙口16に排紙することが、本体11内の極く
一部のスペースを利用した短い経路にて達成することが
できる。
【0041】給紙口12および排紙口16にはそれぞれ
トレー111、112が設けられ、軸113によって枢
支された左右一対のアーム115によって回動可能に支
持し、本体11が設置面11a、11bのどちらによっ
て設置されるかに応じて図1の実線位置と仮想線位置と
に向きを変更できるようにしてある。
【0042】トレー111、112の実線位置と仮想線
位置とは図示しないストッパ115、116に自重によ
り当接して安定するようにしてある。これにはクリック
ストッパや止めねじ等の既知の種々の方法を採用するこ
とができる。
【0043】そして設置面11a、11bのどちらによ
って本体11が設置されても、定着装置18は感光体ド
ラム1の上に位置することになる。したがって定着装置
18の熱が感光体ドラム1まわりの作像機構部に悪影響
し、または定着装置18が熱源となって発火するような
ことを防止することができる。
【0044】また現像装置4は前記配置上、設置面11
a、11bのどちらによって本体11が設置されても、
感光体ドラム1の下に位置することになる。このため現
像装置4から現像剤を直接供給される現像剤担持体とし
ての感光体ドラム1に現像剤を供給するのに、現像剤が
重力作用によって過剰供給となり各部間に詰まるような
ことを防止することができ、特に感光体ドラム1の広域
部に現像剤を接触させて一旦全面現像を行い、後に非画
像部の現像剤を除去して回収する本実施例の現像方式に
は有効である。
【0045】また万一現像装置4から現像剤が漏れでる
ようなことがあっても、これが感光体ドラム1に付着し
てこれを汚損するようなことも回避される。
【0046】現像剤の供給向きは下側からに限らず側部
より上にならなければ前記と同様な特徴を発揮すること
ができる。
【0047】本体11が長辺に沿う設置面11aによっ
て設置された場合、本体11を横長の向きに設置するこ
とができるし、短辺に沿う設置面11bによって設置し
た場合、本体11は縦長な向きに設置することができ
る。
【0048】そして設置面11a、11bによる各設置
状態での垂直軸まわりの向きの変更を含め、本体11を
種々の向きに設置することができ、設置状態が多様化し
設置スペースが狭小化するのに十分対応することができ
る。
【0049】本体11の前記通紙経路や転写部はジャム
処理や補修等のために開閉可能とされる。この場合図1
における現像装置4の右側部分が開放されるようにし、
ユニット化した現像装置4および感光体ドラム1を前記
開放部を通じて図に矢印31で示す方向、つまり感光体
ドラム1の軸線に直角な横向きに着脱できるようにして
ある。
【0050】なおこの着脱方向は他の機器の配置や本体
11の各部の開閉構造に応じて自由に設定できる。
【0051】現像装置4は図3〜図8に詳しく示してあ
る。これについて説明する。現像剤を貯留しこれを供給
するホッパ21、このホッパ21からの現像剤を搬送す
る現像剤搬送路22、この現像剤搬送路22にて現像剤
を搬送し現像剤搬送路22に沿う現像剤担持体としての
感光体ドラム1に現像剤を供給する現像剤搬送体24を
備え、感光体ドラム1まわりの現像場23にて現像が行
われるようにする。
【0052】現像剤搬送路22はホッパから現像剤を送
りだす往路22aと、この往路22aに送りだされる現
像剤をホッパ21に戻す復路22bとがホッパ21を一
部に含んで連続する現像剤循環路を形成している。往路
22aおよび復路22bの一部、本実施例では復路22
bに前記現像剤担持体としての感光体ドラム1に接して
これに前記全面現像に充分な量の現像剤を供給する幅広
な現像剤供給口61を設けてある。
【0053】これによって、ホッパ21内に貯留され、
攪拌羽根20によって攪拌される現像剤を現像剤搬送路
22の往路22aに送りだして後、これに続く復路22
bを通じてホッパ21内に戻すことを繰り返すので、ホ
ッパ21内に現像剤がある間、ホッパ21および現像剤
搬送路22の往路22aおよび復路22bがなす循環路
にて常時定量の現像剤を循環搬送することができ、循環
搬送の途中で前記現像剤供給口61を通じて現像剤担持
体としての感光体ドラム1に現像剤を安定供給し、適正
な現像が行われるようにすることができる。
【0054】本実施例での前記方式の現像は、前記幅広
な現像剤供給口61を通じて感光体ドラム1の比較的広
域な部分に現像剤を供給し、感光体ドラム1上の画像部
および非画像部双方を電位差や磁気作用の少なくとも一
方による感光体ドラム1側への現像剤吸引力によって現
像する全面現像を一旦行う。磁気作用力を利用する場合
は磁性現像剤が用いられる。
【0055】次いで感光体ドラム1上の全面現像部が現
像場23に到達したとき、電位差や磁気作用の少なくと
も一方による現像スリーブ25側への現像剤吸引力によ
って感光体ドラム1上の非画像部に吸着されている現像
剤を現像スリーブ25上に吸引して除去し現像を完了す
る。
【0056】非画像部の現像剤を吸引除去する場合、感
光体ドラム1と現像スリーブ25との間に電気や磁気の
少なくとも一方を交番的に作用させると、非画像部の特
に表面に吸着して安定している現像剤でも、非画像部の
上層部の比較的自由な現像剤粒子を先に振動させてこれ
を前記安定している現像剤に衝突させ、現像スリーブ2
5の側に効果的に吸引し除去することができる。
【0057】非画像部から除去した現像スリーブ25上
の現像剤は現像スリーブ25の回転によって現像剤搬送
路22内に戻して回収するようにしてある。52はこの
回収のためのブレードであるが、現像剤が現像剤供給口
61と現像スリーブ25との間から漏れでるのを防止す
るシールの役目もしている。
【0058】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ21内に戻り、ここでホッパ21内の現像剤と
更新、混合されるので、ホッパ21内の現像剤を含めた
全体の現像剤を、均質に保ちながら供給することがで
き、一部成分の異常消費による急激な劣化や使用経歴の
多い現像剤の偏り等がなく、安定した現像を保証するこ
とができる。
【0059】往路22aおよび復路22bは現像剤搬送
体24を内包した閉空間としてあるので、現像装置4が
本体11から抜き出された単独の状態で、あるいはこれ
を装着した本体11とともに、取扱い向きや設置向きを
変えられても、現像剤搬送路22内の各部の現像剤を現
像剤搬送体24との間で重力作用に抗してその場に保持
し、循環搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏
るようなことを回避することができる。
【0060】また現像剤搬送路22の感光体ドラム1等
の現像剤担持体に接する現像剤供給口61は往路22a
に設けてあり、前記現像方式上一部現像スリーブ25と
も接し、現像剤搬送路22は感光体ドラム1および現像
スリーブ25に沿ってかさ張り少なく設置することがで
きる。
【0061】またこの場合現像剤搬送路22が感光体ド
ラム1および現像スリーブ25とともに前記閉空間を形
成するようにすると、現像場23への現像剤の供給を行
うのに必要な閉空間が狭くなるので、前記現像剤の保持
をより確実に行うことができる。
【0062】なお現像スリーブ25はホッパ21および
現像剤搬送路22を形成している現像ケーシング30の
一部に一体形成された現像場カバー30a内に設置して
ある。
【0063】また上記閉空間の内の、往路22a内の現
像剤搬送体24と感光体ドラム1および現像スリーブ2
5側との間にできる前記現像剤搬送体24の搬送力が及
ばない現像剤遊び空間55を、現像スリーブ25内およ
び感光体ドラム1内に設けられた円筒状の円筒状磁石5
3やセクタ状マグネット81の磁極がなす現像剤を重力
に抗して保持する強さの磁界54内に位置するように設
定してある。
【0064】したがってこの現像剤遊び空間55内の現
像剤は、前記現像剤搬送体24による搬送力や感光体ド
ラム1および現像スリーブ25による担持力を受けずそ
の場に捕捉されにくいが、磁性を有するものであれば前
記磁界54によって重力に抗し保持されるので、現像剤
の前記偏りをさらに確実に防止することができる。
【0065】現像剤搬送路22での現像剤搬送能力を、
スクリュウとした現像剤搬送体24のスクリュウブレー
ド24aのリードを大きくしていくことによって、ホッ
パ21の出口21aから往路22aおよび復路22bを
経たホッパ21の入口21bに至る下流側に向け適宜大
きくなるように設定してある。
【0066】これによってホッパ21から送りだされる
現像剤に下流側にいくにしたがって大きな搬送力を働か
せることになり、現像剤の往路22aおよび復路22b
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ21内に送り込んで解放するので、現像剤が循
環搬送中に詰まるようなことや、これに近い高密度状態
になって現像剤に強い疲労を与えるようなことを防止す
ることができる。
【0067】なお現像剤搬送体24のリードが大きくな
ると、現像剤の把持力が甘くなり、前記現像剤の各部へ
充分に保持できず、前記偏りを防止し切れないことがあ
る。
【0068】この場合スクリュウブレード24aを多条
に形成すると対策できる。
【0069】また往路22aから復路22bへの接続路
22cの通路幅を往路22aのそれよりも大きくしてあ
り、この部分で循環搬送中の現像剤がほぐれるので、屈
曲経路での次への移行および搬送がスムーズになる。
【0070】さらに往路22a内の現像剤搬送体24が
スクリュウであってホッパ21内に臨んでいるので、ホ
ッパ21内の自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出す
ことができる。
【0071】現像剤搬送体24の現像剤搬送能力の設定
は、前記の他現像剤搬送体の径や駆動速度等によっても
適宜行える。
【0072】またホッパ出口21aの現像剤搬送能力が
現像剤担持体24の現像スリーブ25のそれよりも大で
あるように設定してある。したがって、現像剤を前記循
環搬送しながら現像場23に供給するのに供給量が不足
するようなことを防止することができる。
【0073】なお本実施例では現像剤搬送体24の感光
体ドラム1に対向する部分のリードは一定にしてある。
これによって循環搬送されながら感光体ドラム1に供給
される現像剤が、搬送速度の差によって感光体ドラム1
への供給量が不均一になるのを回避することができる。
【0074】本実施例のように復路22b側の現像剤搬
送体24がホッパ21内に進入していると、復路22b
からホッパ21内に現像剤を戻すのに、現像剤をホッパ
21内の奥部にまで確実に送り込みながらホッパ21内
の現像剤との攪拌、混合を積極的に行うことができる。
【0075】各現像剤搬送体24が同じ向きのリードで
駆動機構82によって互いに逆向きに回転駆動されるよ
うにしてあり、相互に直結のギヤ27、28の噛み合わ
せによって現像剤を搬送するための駆動を達成すること
ができ、駆動機構82の構造を簡略化することができ
る。
【0076】またこのギヤ連結はトルクリミッタ57を
介して行っている。したがって万一往路22aや復路2
2bにて現像剤の詰まりや高密度化により過剰付加が生
じても、トルクリミッタ57の滑りによって対処でき、
無理な駆動が行われないようにする。
【0077】ホッパ21の現像剤を補給する補給口21
cには、蓋58が施され、これを外して現像剤補給容器
43を装着し、現像剤を補給できるようにしてある。
【0078】ホッパ21が感光体ドラム1の長手方向一
側に位置し、往路22aおよび復路22bがホッパ21
から感光体ドラム1に平行に延びているので、ホッパ2
1が感光体ドラム1の外径面まわりに位置せず、現像剤
の往路22aおよび復路22bだけが感光体ドラム1の
外径面まわりにこれと平行に位置して現像スリーブ25
に現像剤を供給することができるので、現像装置4の感
光体ドラム1まわりに占めるスペースを半減することが
できる。
【0079】したがって画像形成部のさらなる小型化に
有利であるし、画像露光や帯電手段等の設置にスペース
的余裕ができ、作像機器の設置に自由度が増す。また現
像装置4自体の設置向きも自由になる。
【0080】また現像装置4を感光体ドラム1等とユニ
ット化して本体11に図1、図2の矢印31のように着
脱するような場合、従来のようにホッパが現像剤搬送路
22の背部にあるような形式では、プリントヘッド2に
ホッパ21が干渉して前記着脱は行えない。
【0081】したがってプリントヘッド2をも現像装置
4および感光体ドラム1とともにユニットとして取扱
い、同時に着脱することも考えられる。しかしプリント
ヘッド2は高価であり着脱ユニットの一部として消耗品
扱いするのには問題がある。
【0082】本実施例のようにホッパ21が感光体ドラ
ム1の一端外側に位置していると、前記着脱に当たって
プリントヘッド2と干渉しないので、プリントヘッド2
を本体11側のエレメントとして固設しておける利点が
ある。
【0083】クリーニング装置6は、感光体ドラム1の
表面に接するクリーニングブレード32を有し、このク
リーニングブレード32によって転写後の残留現像剤を
感光体ドラム1の表面から除去する。
【0084】このクリーニングブレード32は前記除去
した残留現像剤をホッパ21に戻す現像剤返送路33の
現像剤受入れ口34の一方の口縁に設けられ、除去した
残留現像剤を現像剤返送路33にすくい入れるようにし
てある。56は現像剤受入れ口34の他方の口縁に設け
られたシール片である。
【0085】現像剤返送路33にはスクリュウである現
像剤搬送体35が設けられており、現像剤返送路33に
受け入れられる残留現像剤をホッパ21内に返送する。
これによって除去した残留現像剤を貯蔵しこれを廃棄す
る特別な装置が不要である。
【0086】そして本実施例の画像形成装置のようにパ
ーソナルな使用に向く小型のものであると、残留現像剤
を回収して再度これを使用するが、量は少なく、しかも
ホッパ21内の大量の現像剤と攪拌、混合して用いるの
で影響は出にくく、特に問題とはならない。
【0087】本実施例ではさらに現像剤搬送路22の往
路22aと復路22bとは、図6に示す設置面11aに
て設置された本体11の設置向きにて感光体ドラム1に
対向する往路22aの方が、復路22bよりもやや低い
位置にあるようにしてある。
【0088】これにより本体11が設置面11bにて設
置された場合も、往路22aと復路22bとの位置関係
が一定する。したがって本体11が設置面11aおよび
11bのどちらで設置されても現像剤の供給状態に変動
が生じ難くいし、どちらの場合も感光体ドラム1に対し
現像剤を下方から供給することになるので、重力による
過剰供給を防止するのに有利である。
【0089】また往路22aの方が下側になるので、ホ
ッパ21内の最低位部の現像剤をも送りだして現像に供
することができる。
【0090】現像剤搬送体35は前記現像剤搬送路22
の現像剤搬送体24と平行に、しかも感光体ドラム1を
挟んで近接して位置し、これらとギヤ連結して連動させ
ることで簡単に駆動することができ、装置の簡略化およ
び小型化に寄与する。
【0091】なお攪拌羽根20は現像剤搬送体24との
ギヤ41、42を介した連結にて連動回転される。
【0092】これによって特別な駆動源や操作なしに、
現像剤のホッパ21から現像剤搬送路22にスムーズに
移行させることができる。
【0093】また現像剤補給容器43は図8に示すよう
に、内部に攪拌羽根91を有するとともに、攪拌羽根9
1の回転軸44を中心に回転可能なキャップ92により
円周方向2か所の現像剤排出口93が閉じられている。
キャップ92は現像剤排出口93と対向する現像剤排出
口94を有し、これが前記回転軸44を中心とした回動
によって現像剤排出口93と一致したときに、現像剤補
給容器43内の現像剤を排出できるようになっている。
【0094】現像剤補給容器43は前記キャップ92を
ホッパ21の補給口21cに嵌め合わせて装着される
が、このときの両者の嵌め合いによって現像剤の外部へ
の飛散が防止される。
【0095】装着した現像剤補給容器43を、前記補給
口21cに嵌め合わせてあるキャップ92に対し回動さ
せると、キャップ92および現像剤補給容器43双方の
現像剤排出口93、94が一致し、ホッパ21内に向け
開放されるので、現像剤補給容器43内の現像剤が自重
によりホッパ21内に移り替われる状態となる。
【0096】そしてこのとき攪拌羽根91の回転軸44
が攪拌羽根20の回転軸20aにカップリング45、4
6により自動的に連結し、攪拌羽根20の回転に連動し
て現像剤補給ボトル43内の攪拌羽根91が駆動される
ようにしてある。
【0097】前記現像剤補給容器43を装着して現像剤
を補給するとき、現像剤搬送体24を自動的に駆動する
のに、ホッパ21の側に現像剤補給容器43の装着を検
出するセンサ95が設けられている。このセンサ95は
フォトセンサやリミットスイッチ等各種のセンサを適用
することができ、現像剤補給容器43の装着を光学的、
電気的、ないし機械的に検出する。
【0098】そして図10に示すような本体11側に設
けられた動作制御用のCPU101によって、センサ9
4が現像剤補給容器43の装着を検出したとき駆動機構
82を所定時間働かせるようにしてある。
【0099】これによって現像剤補給容器43をホッパ
21に装着して現像剤を補給するとき、現像剤補給容器
43の装着と同時に駆動機構82が働かされて現像剤搬
送体24を駆動するので、ホッパ21内の攪拌羽根20
および現像剤補給容器43内の攪拌羽根91が連動回転
される。
【0100】このとき現像剤補給容器43内の現像剤が
攪拌羽根91の攪拌によってホッパ21内に落下しやす
くホッパ21への移し替えがスムーズに進行する。また
ホッパ21内に補給される現像剤は攪拌羽根20の攪拌
によって現像剤搬送路22にスムーズに送りだされて現
像剤搬送体24により安定に搬送することができる。
【0101】前記所定時間はホッパ21内の現像剤が、
少なくとも現像剤搬送路22の現像剤担持体である感光
体ドラム1と接してこれに現像剤を供給する位置まで均
等に到達する程度に設定され、前記スムーズな送りだし
と安定した搬送によって比較的短時間で達成され、前記
スムーズな現像剤の補給とほぼ並行して短時間に現像剤
の補給および搬送を終了することができる。
【0102】要するに、ホッパ21に現像剤を補給する
とき、現像剤搬送体24を駆動してホッパ21内の現像
剤が少なくとも現像剤搬送路22の現像剤担持体である
感光体ドラム1に沿う部分にまで達するようにすると、
現像剤の補給とともに補給した現像剤が少なくとも現像
剤担持体である感光体ドラム1への供給位置まで搬送さ
れるので、現像剤の補給後、特別なイニシャライズ動作
やこれによる待ち時間なしに、現像剤を現像担持体であ
る感光体ドラム1に安定供給して現像に供することがで
き、現像剤補給後にイニシャライズ動作等の特別な動作
や操作が不要となり、即時画像形成を開始しあるいは再
開することができるし、現像剤を補給していることによ
る待ち時間自体も短縮することができる。
【0103】また現像剤の補給段階で、ホッパ21内に
補給する現像剤を現像剤搬送路22の現像剤担持体であ
る感光体ドラム1に沿う部分にまで搬送し充填しておけ
るので、現像剤を多量に補給しておくことができ、現像
剤の補給効率が向上する。
【0104】なお前記現像剤の補給に伴う現像剤搬送体
24の駆動は、操作者のスイッチ操作によって開始する
ようにすることもできる。
【0105】また現像剤搬送路22はホッパ21からの
現像剤を現像剤担持体である感光体ドラム1への供給位
置を経由して循環させる循環路とし、現像剤搬送体24
を駆動する所定時間をホッパ21内の現像剤が現像剤搬
送路22を少なくとも一巡するのに要する時間に設定す
ると、現像剤の補給時にホッパ21内の補給現像剤を少
なくとも現像剤搬送路22がなす前記循環路を一巡する
まで搬送し、現像剤搬送路22全域を通常の現像剤量に
しておくことができ、画像形成を開始しあるいは再開し
たときの感光体ドラム1への現像剤の供給をさらに安定
させることができる。
【0106】上記の現像剤搬送体24、35はスクリュ
ウ以外のもの、例えば搬送羽根を有したもの等知られる
種々のものを採用することができる。
【0107】特に現像剤搬送体35は、現像剤の搬送量
が極端に少ないので、コイルスプリング等による簡易な
ものを採用することができる。
【0108】また図10に示す制御回路において、本体
11に設けた給紙センサ121、タイミングセンサ12
2、スタートキー123もCPU101に接続されると
ともに、図2に示す作像機器124、記録シート搬送系
125等も接続されている。
【0109】給紙口12に記録シートが挿入されてこれ
が給紙センサ121によって検出され、かつスタートキ
ー123が操作されると、CPU101は作像機器12
4を動作させ、記録シート搬送系125の内の給紙ロー
ラ126を駆動して挿入されている記録シートをタイミ
ングローラ127の位置まで搬送しておく。
【0110】タイミングローラ127に記録シートが達
したときのタイミングセンサ122の検出信号によっ
て、感光体ドラム1上に前記作像機器124の動作によ
って形成された画像の先端と記録シートの先端とが一致
するタイミングとなるように調整してタイミングローラ
127を駆動し、記録シートを送りだして転写を受ける
ようにする。
【0111】これによって記録シート上に感光体ドラム
1上の画像が位置ずれなく転写される。
【0112】なお本体11の設置面11a、11bには
小さな設置脚128、129を設け、非設置面とされた
ときには他の邪魔にならず、しかも設置面11a、11
bである旨の表示を兼ねることができる。
【0113】また他の非設置面11c、11dにはスタ
ートキー123や給紙口12および排紙口16が設けら
れていることにより、これらが設置面とされることを防
止することができる。
【0114】本体11の残る前後2面での設置は給紙口
12や排紙口16が縦向きになるので、使用の異常に気
づきやすくこのような使用は回避される。
【0115】さらに本体11の設置面11a、11bに
は、図1に示すように前記設置脚128、129よりも
少しの寸法Wだけ突出した検出子200、201を持っ
た設置向き検出機構202a、202bが設けられてい
る。
【0116】設置向き検出機構202a、202bは、
図10に示すように各検出子200、201と、これら
を前記突出状態を保つように付勢するばね203と、検
出子200、201が前記突出状態からばね203に抗
して押し込まれたときに検出子200、201の可動接
点204、205と接触してオン状態となる固定接点2
06、207とで構成され、これら設置向き検出機構2
02a、202bも前記CPU101に接続されてい
る。
【0117】検出子200、201は設置面11a、1
1bのいずれかによって本体11が設置されるとき、設
置に使用されている側のものがテーブル面等に押動され
て設置脚128または129と同じ突出位置にまで後退
される。
【0118】このとき後退された検出子200または2
01は自身に備える可動接点204または205が、こ
れに対向する固定接点206または207に接触され
て、本体11の設置面11a、11bの内の設置に利用
された側の設置向き検出機構202aまたは202bが
オン状態になることにより、本体11の設置向きを検出
することができる。
【0119】具体的には設置向き検出機構202aがオ
ンすると、本体11は設置面11aを利用した設置向き
とされていることを、また設置向き検出機構202bが
オンすると、本体11が設置面11bを利用した設置向
きとされていることをそれぞれ検出される。
【0120】この検出信号は前記CPU101に入力さ
れ、いずれかの設置向き検出信号が入力されていると
き、本体11は適正な設置状態にあるので動作禁止信号
は出力せず動作を可能にするが、いずれの設置向き検出
信号も入力されないとき、または入力されない間は、本
体11は適正は設置向きないしは設置状態にないと判断
いて動作禁止信号を出し、本体11の動作は行われない
ようにする。
【0121】したがって本体11が不正規な設置向きや
取扱い状態のまま動作されて、定着装置18が熱源とな
ってまわりに悪影響したり、発火するようなことや、現
像剤が偏ったまま動作されて現像が不均一となり画像形
成を失敗するようなことを回避することができる。
【0122】図11は本発明の第2の実施例で、前記と
は異なった設置向き検出機構211を示している。
【0123】この設置向き検出機構211は、1ないし
複数の特定の設置面と並行な1ないし複数の軸212、
213により接続ないし支持された関節部を持つ重り2
14を設け、この軸まわりに重り214に生じるモーメ
ントの作用によって、前記1ないし複数の特定の設置面
を利用して本体が設置されるようなときに、可動接点2
15を固定接点216に押しつけて双方をオン状態に
し、本体の設置向きを検出できるようにしてある。
【0124】この検出機構では、前記関節部の軸の向き
と数によって、複数の多様な設置向きに1つで対応する
ことができる。
【0125】図12は本発明の第3の実施例で、別の設
置向き検出機構220を示している。
【0126】この設置向き検出機構220は互いに絶縁
された皿型接点221とこの一面に結合された円筒状の
接点222と、円筒状接点222内で皿型接点221上
に載せた金属ボール223とで構成されており、皿型接
点221と並行な設置面によって本体が設置されている
とき、金属ボール223は皿型接点221としか接しな
いで設置向き検出機構220をオフ状態にするが、本体
が前記設置姿勢から傾いた向きになると、金属ボール2
23は皿型接点221のまわりに転がって円筒状接点2
22にも接触し、皿型接点221および円筒状接点22
2を接続状態にして設置向き検出機構220おオン状態
にする。
【0127】これによって本体が所定の設置向きから傾
いているかどうかを判別することができ、本体が所定の
設置向きにて正しく使用されるようにすることができ
る。
【0128】図13は本発明の第4の実施例で、倒立振
り子型の設置向き検出機構230を示している。
【0129】この設置向き検出機構230は、2つの接
点231、232の上に両者に跨がって倒立姿勢にて載
置される金属製の倒立振り子233が設けられ、この倒
立姿勢にて2つの接点231、232を接続したオン状
態に安定するようにばね234によって倒立振り子23
3を接点231、232上に下方より引きつけ、本体が
所定の設置向きから所定角度以上傾けられると倒立振り
子233がばね234の付勢に抗して転倒し前記接続を
解くようにしてある。
【0130】これも第3の実施例同様な作用効果を発揮
することができる。
【0131】図14は本発明の第5の実施例で、本体1
1の非設置面11f、11g、11hにて本体が設置さ
れるのを不安定にし、あるいは邪魔して、非設置面11
f、11g、11hによって本体11が設置されるのを
防止している。
【0132】非設置面11fは半円筒面いわゆる蒲鉾型
に形成されることによって、非設置面11fに本体11
を設置しても本体11が安定しないようにしてある。こ
のような設置の不安定性によって非設置面11fによる
本体11の設置を防止する。
【0133】非設置面11gおよび11hは、パーソナ
ルコンピュータ等と接続するためのプリンタケーブル2
41や電源コード242の引出し部、あるいはそれらを
接続するためのコネクタ243、244を設けて、これ
らのある面での本体11の設置を邪魔し、非設置面11
g、11hによる本体11の設置を防止している。
【0134】図15は本発明の第6の実施例を示し、作
像部の別の構成を示している。これについて説明する
と、現像剤搬送路22の往路22aに設ける現像剤供給
口61を幅狭に形成して現像剤担持体である現像スリー
ブ25に現像剤を供給して現像を行う、通常形式のもの
にしてある。
【0135】現像スリーブ25に供給した現像剤は弾性
ブレード51によって層厚の規制を受け、このときの摩
擦によって現像剤が帯電されて現像場23に搬送された
とき感光体ドラム1上の画像部に吸引されてこれを現像
するようになっている。
【0136】また現像剤遊び空間55の現像剤は現像ス
リーブ25内の円筒状磁石53の磁極間に形成される磁
界54によって重力に抗し保持できるようにしてある。
50は現像場カバー30aと現像スリーブ25との間を
シールするシール片である。
【0137】他の構成は第1の実施例と変わらないので
説明は省略する。
【0138】図16、図17は本発明の第7の実施例を
示している。本実施例の画像形成装置は複写機である
が、大半の構成は第1の実施例の画像形成装置の構成と
共通している。したがって共通する部分や部材には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0139】本実施例は図16に示すように原稿の画像
の複写画像を形成するための露光手段を本体11に有し
ている点で第1の実施例の場合と異なっている。
【0140】露光手段は、本体11の非設置面にて出し
入れされる原稿を保持する原稿保持部131を備え、こ
の原稿保持部131に保持される原稿の画像を、直接投
影するか、前記原稿の画像を電気的に読みとりこれによ
り得た画像信号に応じて光照射を行うかによって画像露
光を行うものであればよい。
【0141】本実施例では原稿保持部131は原稿を搬
送することにより画像を走査するためのを原稿搬送路1
32としてある。前記記録シートの給紙口12および排
紙口16は本体11の設置面11bに対向する面11c
に設けてあるのに対し、原稿搬送路132は本体11の
設置面11aに対向する面11dに原稿を挿入する給紙
口133および原稿を排出する排紙口134を有してい
る。
【0142】原稿搬送路132は搬送ベルト135とこ
れに圧接するガイドローラ136とで構成され、搬送ベ
ルト135の途中2か所を挟持して原稿を精密搬送する
精密搬送ローラ対136、137を有している。
【0143】そしてこの精密搬送ローラ対136、13
7の間の部分で搬送ベルト135に対向するレンズアレ
イ138を設け、搬送される原稿の画像をCCDライン
センサ139に結像させて電気的に読取るようにしてあ
る。140原稿証明用の光源である。
【0144】画像の読取りは図17に示す制御回路のC
PU141の制御によって行われ、読取り信号は一旦画
像メモリ142に入力した後これをプリントヘッド2に
転送して現像の複写画像を第1の実施例同様に画像形成
することができる。
【0145】なお原稿の給紙口133および排紙口13
4にもトレー144、145が設けられ、これらトレー
144、145も本体11の設置向きによって実線位置
と仮想線位置とに姿勢を変えられるようにしてある。
【0146】これらトレー144、145も本体11の
設置面11a、11bによる設置向きの切替えに応じて
自重により姿勢が切り替わるようにしてある。
【0147】そして制御回路は、図17に示すようにC
PU151に給紙センサ121、タイミングセンサ12
2、原稿センサ151、スタートキー123が入力部に
接続され、作像機器124、記録シーロ搬送系125、
前記搬送ベルト135等の原稿搬送系152、CCDラ
インセンサ139等の画像読取り系153、画像メモリ
142が出力部にそれぞれ接続されている。
【0148】給紙センサ121が記録シートの挿入を検
出し、原稿センサ151が原稿の挿入を検出している
と、原稿搬送系152が駆動されるとともに、記録シー
ト搬送系125の給紙ローラ126が駆動される。
【0149】原稿搬送系152は駆動により給紙された
原稿を引き込んで搬送し、排紙口134へ排出するが、
この原稿の搬送によって原稿の画像が画像読取り系15
3によって走査され、CCDラインセンサ139によっ
て順次読みとられて電気的な画像信号に変換される。
【0150】この画像信号は画像メモリに一旦入力され
た後、プリントヘッド2に入力されることにより感光体
ドラム1上に画像露光され、複写画像が形成される。
【0151】前記原稿保持部131に、原稿をプラテン
ガラスの上に当てがって原稿カバーで押さえ、原稿画像
を露光光学系やプラテンガラスの移動により走査して、
あるいは露光光学系により全面同時露光して、画像形成
を行う形式のものを採用することもできる。
【0152】この場合、プラテンガラスを図16におけ
る本体11の非設置面11dに設けると、本体11が設
置面11aにて設置されるとき水平な姿勢となって通常
使用される。
【0153】しかし本体11が設置面11bにより設置
されるときプラテンガラスは垂直な姿勢になるので、原
稿を原稿カバーにて押させるにしても押さえる前に原稿
が動きやすいし、適正な姿勢に押さえにくい。しかしこ
のようなことは例えばプラテンガラスの上端部にこれと
の間に原稿の状態部を挟み込んで弾性圧にて保持するバ
ネクリップを設けことにより対応できる。
【0154】
【発明の効果】本発明の第1の特徴によれば、画像形成
装置は潜像担持体上に露光手段によって形成される潜像
を、現像手段によって現像し顕像化し、この顕像を転写
手段により記録シート上に転写するとともに、記録シー
ト上に転写された顕像を定着手段により定着処理して画
像を形成するが、現像装置は潜像担持体の長手方向の一
端外側に位置したホッパからの現像剤を潜像担持体に沿
う現像剤搬送路によって循環搬送しながら潜像担持体に
供給することにより、ホッパが潜像担持体のまわりに位
置しないで前記現像を可能とし、潜像担持体まわりの作
像機器による必要スペースを大幅に小さくすることがで
きるとともに、前記露光手段が固体走査型のものである
ことによりこれが占める潜像担持体まわりの必要スペー
スも小さくなり、装置の小型化を達成するので、パーソ
ナルな使用に特に適したものとすることができる。
【0155】また現像装置を単独で、あるいは潜像担持
体等の他の作像機器とともにユニットとして潜像担持体
の軸線に直角な横向きに着脱できるようにするのに、ホ
ッパが潜像担持体およびこれのまわりの作像機器と干渉
することはなく、干渉のために必要以上の作像機器をも
着脱ユニットの一部として使い捨てされるようなことを
回避するし、ホッパを潜像担持体まわりにおいて他の作
像機器と干渉しない位置に設けて潜像担持体まわりを却
ってかさ張らせるようなことも回避するので、小型のま
まで現像装置を単独、あるいは潜像担持体等の他の作像
機器とともにユニットとして着脱し保守点検できる使用
や保全管理に便利なものとすることもできる。
【0156】また本発明の第2の特徴によれば、画像形
成装置は潜像担持体に担持した潜像を現像装置により現
像されて顕像化し、この顕像を給紙口より給紙された記
録シート上に転写手段によって転写し、転写後の記録シ
ートを定着装置によって定着処理した後排紙口から排出
して画像形成を達成するが、本体は複数の設置面を有
し、これを選択して設置することにより画像形成装置の
設置向きを、各設置面での設置向きと、この設置向きで
の垂直軸まわりの設置向きとの選択によって多種に設定
し、多様化する設置状態や設置スペースの狭小化に十分
に対応することができ、パーソナルな使用に特に適した
ものとなる。
【0157】特に画像形成装置がど設置にて設置されて
も、給紙口および排紙口は本体の非設置面に設けられて
いるので、前記設置向きが記録シートの給紙および排紙
を邪魔することはなく、どの設置向きでも画像形成を失
敗なく達成することができる。
【0158】露光手段が電気的な画像信号に応じた光照
射によって画像露光を行うものであると、画像信号を受
けるだけで前記画像形成を行いプリンタとして機能する
ことができる。
【0159】また露光手段が、本体の非設置面にて出し
入れされる原稿を保持する原稿保持部を備え、この原稿
保持部に保持される原稿の画像を、直接投影するか、前
記原稿の画像を電気的に読みとりこれにより得た画像信
号に応じて光照射を行うかによって画像露光を行うもの
であると、原稿の複写画像を形成する複写機として機能
することができる。
【0160】原稿保持部が原稿シートを挿入する給紙口
と原稿シートを排出する排紙口とを有する原稿搬送路で
あると、原稿を原稿搬送路に挿入するだけで複写画像の
形成に供するように保持して画像形成に供することがで
き、装置が簡略化し小型化する。また給紙口および排紙
口が画像形成装置の非設置面に設けられることにより、
画像形成装置の設置向きの違いによっても原稿の給紙お
よび排紙が邪魔されることはなく複写画像の形成を失敗
なく達成することができる。
【0161】上記の給紙口にはシートを給紙可能に保持
しまたは案内するトレーが設けられ、排紙口には排出さ
れるシートを受けるトレーが設けられていると、前記記
録シートや原稿シートの給紙がスムーズに行えるし、画
像形成後の記録シートを受け止めて安定に保持しておく
ことができ使用に便利である。
【0162】本体が長方形側面に沿う四周の内の隣合う
2つの面を設置面とされていると、長方形側面の長辺に
沿う設置面にて設置することにより本体を横長な向きに
設置することができるし、長方形側面の短辺に沿う設置
面にて設置することにより本体を縦長な向きに設置する
ことができるので、設置状態の多様化や設置スペースの
狭小化にもさらに対応しやすいものとなる。
【0163】そして他の隣合う2つの面を非設置面と
し、非設置面の一方に記録シートの給紙口および排紙口
を設け、他方に原稿シートの給紙口および排紙口を設け
たものとすることにより、非設置面での設置を防止しな
がら、本体がどの設置面によって設置されても邪魔され
ずに複写画像を失敗なく形成することができる。
【0164】また記録シートおよび原稿の給紙口および
排紙口をそれぞれ異なった面に分散配置していることに
よって、記録シート搬送系および原稿搬送系を作像機器
とともに本位内に無理なくコンパクトに配設することが
でき、装置の小型化に役立つ。
【0165】トレーは本体の設置面の選択に応じて向き
を替えられるようにすると、本体がどの設置面によって
設置されるときの向きでも、シートを安定して案内し、
また保持することができ、使用の便利を図ることができ
る。
【0166】上記各場合において、本体の設置向き検出
手段と、本体の不正規な設置向きの場合に本体の動作を
禁止する制御手段とを備えると、本体が不正規な向きに
設置されたときに本体が動作してしまうのを、前記検出
手段、と制御手段との働きによっげ禁止するので、本体
が不正規な向きに設置されたまま動作されて定着装置の
定着熱による他の機器への悪影響や思わぬ発火、あるい
は現像剤の偏りのまま画像が形成されて作像を失敗する
ようなことを防止することができ、使用の安全および画
像形成機能の安定とを図ることができる。
【0167】これに代えて本体の非設置面は本体の自立
を不能としまたは邪魔をする形状または形態とすると、
特別な検出手段や制御手段を必要とすることなしにによ
っても同様な作用を奏することができ、構成が簡略化す
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すプリンタとしての
画像形成装置の全体の概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の作像部を示す断面図であ
る。
【図3】図1の装置に採用用された現像装置の斜視図で
ある。
【図4】図3の現像装置のホッパ側一部を示す平面図で
ある。
【図5】図3の現像装置を水平方向に断面して見た平面
図である。
【図6】図3の現像装置のホッパ部の断面図である。
【図7】図3の現像装置のホッパ側一部を垂直方向に断
面して見た断面図である。
【図8】図3の現像装置に使用される現像剤補給容器の
内部構造を示す断面図である。
【図9】本体の設置向き検出機構を示す断面図である。
【図10】図1の画像形成装置の制御回路のブロック図
である。
【図11】本発明の第2の実施例を示す設置向き検出機
構の断面図である。
【図12】本発明の第3の実施例を示す設置向き検出機
構の断面図である。
【図13】本発明の第4の実施例を示す設置向き検出機
構の断面図である。
【図14】本発明の第5の実施例を示す画像形成装置本
体の斜視図である。
【図15】本発明の第6の実施例を示す画像形成装置の
作像部の断面図である。
【図16】本発明の第7の実施例をしめす複写機としの
画像形成装置の全体の概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 プリントヘッド 4 現像装置 5 転写ローラ 11 本体 11a、11b 設置面 11c、11d、11f、11g、11h 非設置面 12、134 給紙口 16、134 排紙口 101 CPU 111、112、144、145 トレー 113 軸 114 アーム 125 記録シート搬送系 152 原稿搬送系 153 画像読取り系 202a、202b、211、220、230 設置向
き検出機構 241 プリンタケーブル 242 電源コード 243、244 コネクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像形成装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、詳
しくは電子写真方式にて画像を形成する複写機やレーザ
ビームプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置は広く使用されて
いる。近時ではパーソナルな使用も普及しており、装置
の小型化やコスト低減が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでパーソナルな
使用は、画像形成装置の設置状態の多様化と、設置スペ
ースの狭小化を招いている。
【0004】そこで小型化およびコスト低減とともに、
画像形成装置の設置向きを種々に変更して前記設置状態
の多様化と設置スペースの狭小化とに対応できるように
することも望まれる。
【0005】しかし従来の画像形成装置は設置面が1つ
に限られているので、向きの変更と言っても同一面で設
置した状態のまま垂直軸まわりに向きを変えるだけであ
り、前記要望に十分に応え得るものは未だ提供されてい
ない。また装置の小型化も十分にはなされていない。し
たがってパーソナルな用途では特に、本体の設置可能な
状態、および小型化のいずれの面でもさらなる改良が望
まれている。
【0006】また装置の小型化およびパーソナルな使用
は、装置本体が小型、軽量であるため比較的無造作に取
り扱われ、またプリントする場所を選ばないことが多
い。
【0007】このため不安定な場所に設置されて転倒し
て、定着装置が熱源となって他に悪影響したり発火する
と言ったことや、現像剤が一方側に偏ったしまって現像
に偏りが生じ画像形成を失敗するようなことがある。
【0008】本発明はパーソナルな使用にも十分に適し
た画像形成装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を達成するため、潜像担持体と、この潜像担持体上に
画像露光を行って前記潜像を形成する露光手段と、潜像
担持体上の潜像を現像して顕像とする現像装置と、潜像
担持体上の顕像を記録シートに転写する転写手段と、転
写後の記録シートを定着処理する定着装置とを、本体に
設けた画像形成装置において、現像装置は潜像担持体の
長手方向の一端外側に位置して現像剤を貯留するホッパ
とこのホッパからの現像剤を潜像担持体に沿って循環搬
送し潜像担持体に供給する現像剤搬送路とを有し、露光
手段は固体走査型のものであることを第1の特徴とする
ものである。
【0010】また本発明は、潜像担持体と、この潜像担
持体上に画像露光を行って前記潜像を形成する露光手段
と、潜像担持体上の潜像を現像して顕像とする現像装置
と、潜像担持体上の顕像を記録シートに転写する転写手
段と、転写後の記録シートを定着処理する定着装置と
を、本体に設けた画像形成装置において、本体の複数の
設置面を設け、これら設置面以外の非設置面に前記転写
に供する記録シートを挿入する給紙口と、転写後の記録
シートを排出する排紙口とを設けたことを第2の特徴と
するものである。
【0011】この場合、露光手段は固体走査型のもので
あり、現像装置は潜像担持体の長手方向の一端外側に位
置して現像剤を貯留するホッパからの現像剤を潜像担持
体に沿って循環搬送し潜像担持体に供給する現像剤搬送
路とを有しているものとすることができる。
【0012】また、露光手段は本体の非設置面にて出し
入れされる原稿を保持する原稿保持部を備え、この原稿
保持部に保持される原稿の画像を、直接投影するか、前
記原稿の画像を電気的に読みとりこれにより得た画像信
号に応じて光照射を行うかによって画像露光を行うもの
であってもよい。
【0013】原稿保持部は本体の非設置面に原稿シート
を挿入する給紙口と原稿シートを排出する排紙口とを有
する原稿搬送路とすることができる。
【0014】本体は四周の内の隣合う2つの面を設置面
とし、他の隣合う2つの面を非設置面とし、非設置面の
一方に記録シートの給紙口および排紙口を設け、他方に
原稿シートの給紙口および排紙口を設けたものとするの
がよい。
【0015】トレーは本体の設置面の選択に応じて向き
を替えられるようにするのが好適である。
【0016】
【作用】本発明の第1の特徴の上記構成によれば、画像
形成装置は潜像担持体上に露光手段によって形成される
潜像を、現像手段によって現像し顕像化し、この顕像を
転写手段により記録シート上に転写するとともに、記録
シート上に転写された顕像を定着手段により定着処理し
て画像を形成することができ、現像装置は潜像担持体の
長手方向の一端外側に位置したホッパからの現像剤を潜
像担持体に沿う現像剤搬送路によって循環搬送しながら
潜像担持体に供給することにより、ホッパが潜像担持体
のまわりに位置しないで前記現像を可能とし、潜像担持
体まわりの作像機器による必要スペースを大幅に小さく
することができるとともに、前記露光手段が固体走査型
のものであることによりこれが占める潜像担持体まわり
の必要スペースも小さくなり、装置の小型化を達成する
ことができる。
【0017】また現像装置を単独で、あるいは潜像担持
体等の他の作像機器とともにユニットとして潜像担持体
の軸線に直角な横向きに着脱できるようにするのに、ホ
ッパが潜像担持体およびこれのまわりの作像機器と干渉
することはなく、干渉のために必要以上の作像機器をも
着脱ユニットの一部として使い捨てされるようなことを
回避することができるし、ホッパを潜像担持体まわりに
おいて他の作像機器と干渉しない位置に設けて潜像担持
体まわりを却ってかさ張らせるようなことも回避するこ
とができる。
【0018】本発明の第2の特徴の上記構成によれば、
画像形成装置は潜像担持体に担持した潜像を現像装置に
より現像されて顕像化し、この顕像を給紙口より給紙さ
れた記録シート上に転写手段によって転写し、転写後の
記録シートを定着装置によって定着処理した後排紙口か
ら排出して画像形成を達成することができる。
【0019】この場合本体は複数の設置面を有し、これ
を選択して設置することにより画像形成装置の設置向き
を、各設置面での設置向きと、この各設置向きでの垂直
軸まわりの設置向きとの選択によって、多種に設定する
ことができる。
【0020】特に画像形成装置がどの向きに設置されて
も、給紙口および排紙口は本体の非設置面に設けられて
いるので、前記設置向きが記録シートの給紙および排紙
を邪魔することなく画像形成を達成することができる。
【0021】露光手段が固体走査型のものであると、画
像露光のための潜像担持体まわりに小さく設けられる
し、現像装置の現像剤を貯留するホッパが、潜像担持体
の長手方向の一端外側に位置すると潜像保持体に側周面
まわりへのかさ張りはなく、しかもホッパに貯留される
現像剤は潜像担持体に沿った現像剤搬送路によって循環
搬送して潜像保持体に供給すると、潜像担持体の側周面
まわりには前記小さな固体走査型の露光手段しかないの
で、潜像保持体側周面まわりのかさ張りを大幅に小さく
することができる。
【0022】また露光手段が、本体の非設置面にて出し
入れされる原稿を保持する原稿保持部を備え、この原稿
保持部に保持される原稿の画像を、直接投影するか、前
記原稿の画像を電気的に読みとりこれにより得た画像信
号に応じて光照射を行うかによって画像露光を行うもの
であると、原稿の複写画像を形成する複写機として機能
することができる。
【0023】原稿保持部が原稿シートを挿入する給紙口
と原稿シートを排出する排紙口とを有する原稿搬送路で
あると、原稿を原稿搬送路に搬入するだけで複写画像の
形成に供するように保持して画像形成に供することがで
きるし、給紙口および排紙口が画像形成装置の非設置面
に設けられることにより、画像形成装置の設置向きの違
いによっても原稿の給紙および排紙が邪魔されることな
く複写画像の形成を達成することができる。
【0024】本体が長方形側面に沿う四周の内の隣合う
2つの面を設置面とされていると、長方形側面の長辺に
沿う設置面にて設置することにより本体を横長な向きに
設置することができるし、長方形側面の短辺に沿う設置
面にて設置することにより本体を縦長な向きに設置する
ことができる。そして他の隣合う2つの面を非設置面と
し、非設置面の一方に記録シートの給紙口および排紙口
を設け、他方に原稿シートの給紙口および排紙口を設け
たものとすることにより、本体がどの設置面によって設
置されても邪魔されずに原稿および記録シートの給紙お
よび排紙を行い複写画像を形成することができる。又記
録シートおよび原稿の給紙口および排紙口をそれぞれ異
なった面に分散配置することにより、記録シート搬送系
および原稿搬送系の双方を作像機器とともに本体の各部
に無理なく配置することができる。
【0025】トレーは本体の設置面の選択に応じて向き
を変えられるようにすると、本体がどの設置面によって
設置されるときの向きでも、シートを安定して案内し、
また保持することができる。
【0026】上記各場合において、本体の設置向き検出
手段と、本体の不正規な設置向きの場合に本体の動作を
禁止する制御手段とを備えると、本体が不正規な向きに
設置されたときに本体が動作してしまうのを、前記検出
手段、と制御手段との働きによっ禁止するので、本体
が不正規な向きに設置されたまま動作されて定着装置の
定着熱による他の機器への悪影響や現像剤の偏りのまま
画像が形成されて作像を失敗するようなことを防止する
ことができる。
【0027】これに代えて本体の非設置面は本体の自立
を不能としまたは邪魔をする形状または形態とすると、
特別な検出手段や制御手段を必要とすることなしにによ
っても同様な作用を奏することができる。
【0028】
【実施例】以下図1〜図10に示す本発明の第1の実施
例について説明する。
【0029】図1は画像形成装置の概略構成を示し、図
2は画像形成装置の感光体ドラムまわりの構成を詳細に
示している。図3〜図7は現像装置を示し、図8は現像
剤補給容器の内部構造を示し、図9は画像形成装置本体
の設置向き検出機構を示す断面図、図10は画像形成装
置の制御回路のブロック図である。
【0030】本実施例は特に、パーソナルコンピュータ
に接続して用いられるようなパーソナルな用途に適した
簡単かつ小型で安価な画像形成装置で、図1に示すよう
に、本体11内に感光体ドラム1とこれに画像露光を行
う露光手段としてのプリントヘッド2とを持ったプリン
タの場合を例示している。
【0031】プリントヘッド2はLED等の発光素子や
液晶シャッタを配列して画像露光を行ういわゆる固体走
査方式のものを採用している。大型の機種ではレーザビ
ームを偏向して走査を行うプリントヘッドを採用するこ
ともできる。
【0032】感光体ドラム1の外径面まわりには、図2
に示すように帯電チャージャ3、前記プリントヘッド
2、現像装置4、転写ローラ5およびクリーニング装置
6が、感光体ドラム1の矢印で示す回転方向に向けて順
次配設されている。
【0033】図1に戻って、感光体ドラム1と転写ロー
ラ5との間の転写部の手前には本体11の外面の手差し
用の給紙口12等から通じる給紙路13が設けられ、転
写部の後方には本体11内に設けらている定着装置18
への搬送路15が設けられている。
【0034】定着装置18の後方には本体11の外面の
排紙口16に通じる排紙路17が設けられている。これ
ら給紙路13、搬送路15、排紙路17は記録シート搬
送系125をなしている。
【0035】本体11は紙面に直角な方向で見た前後に
長方形側面を持ち、その一方の隣合う長辺と短辺に沿う
2つの設置面11a、11bを有し、他方の短辺に前記
給紙口12と排紙口16とを設けてある。このため設置
面11a、11bのどちらによって本体11が設置され
てもこれに邪魔されるずに記録シートの給紙および排紙
ができる。
【0036】また感光体ドラム1に対してクリーニング
装置6が設置面11aと反対側に、また現像装置4が設
置面11aの側にそれぞれ位置し、感光体ドラム1の給
紙口12および排紙口16との対向側に転写ローラ5が
位置するようにしてある。
【0037】また給紙口12は本体11の外面の設置面
11aの側に寄って設けられ、排紙口16は設置面11
aから遠い側の端部近くに設けられている。
【0038】そして排紙口16と転写部との間の排紙口
16の側に寄って感光体ドラム1から外れた位置に定着
装置18が設けられている。
【0039】これによって給紙口12から給紙した記録
シートを転写部に送り込み、かつ転写後に定着装置18
を経て排紙口16に排紙することが、本体11内の極く
一部のスペースを利用した短い経路にて達成することが
できる。
【0040】給紙口12および排紙口16にはそれぞれ
トレー111、112が設けられ、軸113によって枢
支された左右一対のアーム115によって回動可能に支
持し、本体11が設置面11a、11bのどちらによっ
て設置されるかに応じて図1の実線位置と仮想線位置と
に向きを変更できるようにしてある。
【0041】トレー111、112の実線位置と仮想線
位置とは図示しないストッパ115、116に自重によ
り当接して安定するようにしてある。これにはクリック
ストッパや止めねじ等の既知の種々の方法を採用するこ
とができる。
【0042】そして設置面11a、11bのどちらによ
って本体11が設置されても、定着装置18は感光体ド
ラム1の上に位置することになる。したがって定着装置
18の熱が感光体ドラム1や、そのまわりの作像機構部
であるプリントヘッド2、転写ローラ5等に悪影響を及
ぼすことを防止することができる。
【0043】また現像装置4は前記配置上、設置面11
a、11bのどちらによって本体11が設置されても、
感光体ドラム1の下に位置することになる。このため現
像装置4から現像剤を直接供給される現像剤担持体とし
ての感光体ドラム1に現像剤を供給するのに、現像剤が
重力作用によって過剰供給となり各部間に詰まるような
ことを防止することができ、特に感光体ドラム1の広域
部に現像剤を全面均一に供給付着させ、後に非画像部の
現像剤を除去して回収する本実施例の現像方式には有効
である。
【0044】なお、本実施例においては現像剤には、磁
性一成分現像剤を用いているが、万一現像装置4から現
像剤が漏れでるようなことがあっても、これが感光体ド
ラム1に付着してこれを汚損するようなことも回避され
る。
【0045】現像剤の供給向きは下側からに限らず側部
より上にならなければ前記と同様な特徴を発揮すること
ができる。
【0046】本体11が長辺に沿う設置面11aによっ
て設置された場合、本体11を横長の向きに設置するこ
とができるし、短辺に沿う設置面11bによって設置し
た場合、本体11は縦長な向きに設置することができ
る。
【0047】そして設置面11a、11bによる各設置
状態での垂直軸まわりの向きの変更を含め、本体11を
種々の向きに設置することができ、設置状態が多様化し
設置スペースが狭小化するのに十分対応することができ
る。
【0048】本体11の前記通紙経路や転写部はジャム
処理や補修等のために開閉可能とされる。この場合図1
における現像装置4の右側部分が開放されるようにし、
ユニット化した現像装置4および感光体ドラム1を前記
開放部を通じて図に矢印31で示す方向、つまり感光体
ドラム1の軸線に直角な横向きに着脱できるようにして
ある。
【0049】なおこの着脱方向は他の機器の配置や本体
11の各部の開閉構造に応じて自由に設定できる。
【0050】現像装置4は図3〜図8に詳しく示してあ
る。これについて説明する。現像剤を貯留しこれを供給
するホッパ21、このホッパ21からの現像剤を搬送す
る現像剤搬送路22、この現像剤搬送路22にて現像剤
を搬送し現像剤搬送路22に沿う現像剤担持体としての
感光体ドラム1に現像剤を供給する現像剤搬送体24を
備え、感光体ドラム1まわりの現像場23にて現像が行
われるようにする。
【0051】現像剤搬送路22はホッパから現像剤を送
りだす往路22aと、この往路22aに送りだされる現
像剤をホッパ21に戻す復路22bとがホッパ21を一
部に含んで連続する現像剤循環路を形成している。往路
22aおよび復路22bの一部、本実施例では復路22
bに前記現像剤担持体としての感光体ドラム1に接して
これに前記全面現像に充分な量の現像剤を供給する幅広
な現像剤供給口61を設けてある。
【0052】これによって、ホッパ21内に貯留され、
攪拌羽根20によって攪拌される現像剤を現像剤搬送路
22の往路22aに送りだして後、これに続く復路22
bを通じてホッパ21内に戻すことを繰り返すので、ホ
ッパ21内に現像剤がある間、ホッパ21および現像剤
搬送路22の往路22aおよび復路22bがなす循環路
にて常時定量の現像剤を循環搬送することができ、循環
搬送の途中で前記現像剤供給口61を通じて現像剤担持
体としての感光体ドラム1に現像剤を安定供給し、適正
な現像が行われるようにすることができる。
【0053】本実施例での前記方式の現像は、前記幅広
な現像剤供給口61を通じて感光体ドラム1の比較的広
域な部分に現像剤を供給し、感光体ドラム1上の画像部
および非画像部双方に無差別に現像剤を供給付着させ
る。
【0054】次いで全面に現像剤が付着した感光体ドラ
1が現像場23に到達したとき、回収ローラ25と感
光体ドラム1との間の電位差による電界力および磁気力
の相互作用によって感光体ドラム1上の非画像部に吸着
されている現像剤を回収ローラ25上に吸引して除去し
現像を完了する。
【0055】非画像部の現像剤を吸引除去する場合、感
光体ドラム1と回収ローラ25との間に直流電界に加え
て交番電界を作用させると、非画像部の特に表面に吸着
して安定している現像剤でも、非画像部の上層部の比較
的自由な現像剤粒子を先に振動させてこれを前記安定し
ている現像剤に衝突させ、回収ローラ25の側に効果的
に吸引し除去することができる。
【0056】非画像部から除去した回収ローラ25上の
現像剤は回収ローラ25の回転によって現像剤搬送路2
2内に戻して回収するようにしてある。52はこの回収
のためのブレードであるが、現像剤が現像剤供給口61
回収ローラ25との間から漏れでるのを防止するシー
ルの役目もしている。
【0057】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ21内に戻り、ここでホッパ21内の現像剤と
更新、混合されるので、ホッパ21内の現像剤を含めた
全体の現像剤を、均質に保ちながら供給することがで
き、一部成分の異常消費による急激な劣化や使用経歴の
多い現像剤の偏り等がなく、安定した現像を保証するこ
とができる。
【0058】往路22aおよび復路22bは現像剤搬送
体24を内包した閉空間としてあるので、現像装置4が
本体11から抜き出された単独の状態で、あるいはこれ
を装着した本体11とともに、取扱い向きや設置向きを
変えられても、現像剤搬送路22内の各部の現像剤を現
像剤搬送体24との間で重力作用に抗してその場に保持
し、循環搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏
るようなことを回避することができる。
【0059】また現像剤搬送路22の感光体ドラム1等
の現像剤担持体に接する現像剤供給口61は復路22b
に設けてあり、前記現像方式上一部回収ローラ25とも
接し、現像剤搬送路22は感光体ドラム1および回収ロ
ーラ25に沿ってかさ張り少なく設置することができ
る。
【0060】またこの場合現像剤搬送路22が感光体ド
ラム1および回収ローラ25とともに前記閉空間を形成
するようにすると、現像場23への現像剤の供給を行う
のに必要な閉空間が狭くなるので、前記現像剤の保持を
より確実に行うことができる。
【0061】なお回収ローラ25はホッパ21および現
像剤搬送路22を形成している現像ケーシング30の一
部に一体形成された現像場カバー30a内に設置してあ
る。
【0062】また上記閉空間の内の、復路22b内の現
像剤搬送体24と感光体ドラム1および回収ローラ25
側との間にできる前記現像剤搬送体24の搬送力が及ば
ない現像剤遊び空間55を、回収ローラ25内および感
光体ドラム1内に設けられた円筒状の円筒状磁石53や
セクタ状マグネット81の磁極がなす現像剤を重力に抗
して保持する強さの磁界54内に位置するように設定し
てある。
【0063】したがってこの現像剤遊び空間55内の現
像剤は、前記現像剤搬送体24による搬送力や感光体ド
ラム1および回収ローラ25による担持力を受けずその
場に捕捉されにくいが、磁性を有するものであれば前記
磁界54によって重力に抗し保持されるので、現像剤の
前記偏りをさらに確実に防止することができる。
【0064】現像剤搬送路22での現像剤搬送能力を、
スクリュウとした現像剤搬送体24のスクリュウブレー
ド24aのリードを大きくしていくことによって、ホッ
パ21の出口21aから往路22aおよび復路22bを
経たホッパ21の入口21bに至る下流側に向け適宜大
きくなるように設定してある。
【0065】これによってホッパ21から送りだされる
現像剤に下流側にいくにしたがって大きな搬送力を働か
せることになり、現像剤の往路22aおよび復路22b
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ21内に送り込んで解放するので、現像剤が循
環搬送中に詰まるようなことや、これに近い高密度状態
になって現像剤に強い疲労を与えるようなことを防止す
ることができる。
【0066】なお現像剤搬送体24のリードが大きくな
ると、現像剤の把持力が甘くなり、前記現像剤の各部へ
充分に保持できず、前記偏りを防止し切れないことがあ
る。
【0067】この場合スクリュウブレード24aを多条
に形成すると対策できる。
【0068】また往路22aから復路22bへの接続路
22cの通路幅を往路22aのそれよりも大きくしてあ
り、この部分で循環搬送中の現像剤がほぐれるので、屈
曲経路での次への移行および搬送がスムーズになる。
【0069】さらに往路22a内の現像剤搬送体24が
スクリュウであってホッパ21内に臨んでいるので、ホ
ッパ21内の自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出す
ことができる。
【0070】現像剤搬送体24の現像剤搬送能力の設定
は、前記の他現像剤搬送体の径や駆動速度等によっても
適宜行える。
【0071】またホッパ出口21aの現像剤搬送能力が
現像剤担持体である感光体ドラム1の搬送能力よりも大
であるように設定してある。したがって、現像剤を前記
循環搬送しながら現像場23に供給するのに供給量が不
足するようなことを防止することができる。
【0072】なお本実施例では現像剤搬送体24の感光
体ドラム1に対向する部分のリードは一定にしてある。
これによって循環搬送されながら感光体ドラム1に供給
される現像剤が、搬送速度の差によって感光体ドラム1
への供給量が不均一になるのを回避することができる。
【0073】各現像剤搬送体24が同じ向きのリードで
駆動機構82によって互いに逆向きに回転駆動されるよ
うにしてあり、相互に直結のギヤ27、28の噛み合わ
せによって現像剤を搬送するための駆動を達成すること
ができ、駆動機構82の構造を簡略化することができ
る。
【0074】またこのギヤ連結はトルクリミッタ57を
介して行っている。したがって万一往路22aや復路2
2bにて現像剤の詰まりや高密度化により過剰付加が生
じても、トルクリミッタ57の滑りによって対処でき、
無理な駆動が行われないようにする。
【0075】ホッパ21の現像剤を補給する補給口21
cには、蓋58が施され、これを外して現像剤補給容器
43を装着し、現像剤を補給できるようにしてある。
【0076】ホッパ21が感光体ドラム1の長手方向一
側に位置し、往路22aおよび復路22bがホッパ21
から感光体ドラム1に平行に延びているので、ホッパ2
1が感光体ドラム1の外径面まわりに位置せず、現像剤
の往路22aおよび復路22bだけが感光体ドラム1の
外径面まわりにこれと平行に位置して感光体ドラム1
現像剤を供給することができるので、現像装置4の感光
体ドラム1まわりに占めるスペースを半減することがで
きる。
【0077】したがって画像形成部のさらなる小型化に
有利であるし、画像露光や帯電手段等の設置にスペース
的余裕ができ、作像機器の設置に自由度が増す。また現
像装置4自体の設置向きも自由になる。
【0078】また現像装置4を感光体ドラム1等とユニ
ット化して本体11に図1、図2の矢印31のように着
脱するような場合、従来のようにホッパが現像剤搬送路
22の背部にあるような形式では、プリントヘッド2に
ホッパ21が干渉して前記着脱は行えない。
【0079】したがってプリントヘッド2をも現像装置
4および感光体ドラム1とともにユニットとして取扱
い、同時に着脱することも考えられる。しかしプリント
ヘッド2は高価であり着脱ユニットの一部として消耗品
扱いするのには問題がある。
【0080】本実施例のようにホッパ21が感光体ドラ
ム1の一端外側に位置していると、前記着脱に当たって
プリントヘッド2と干渉しないので、プリントヘッド2
を本体11側のエレメントとして固設しておける利点が
ある。
【0081】また感光体ドラム1の側方から現像剤を感
光体ドラム1に沿って循環させているので、設置面を1
1a、11bいずれにしても、現像剤を下方からくみ上
げて現像剤担持体に供給したりする必要もなく、設置向
きに無関係に安定した現像剤の供給が行える。
【0082】クリーニング装置6は、感光体ドラム1の
表面に接するクリーニングブレード32を有し、このク
リーニングブレード32によって転写後の残留現像剤を
感光体ドラム1の表面から除去する。
【0083】このクリーニングブレード32は前記除去
した残留現像剤をホッパ21に戻す現像剤返送路33の
現像剤受入れ口34の一方の口縁に設けられ、除去した
残留現像剤を現像剤返送路33にすくい入れるようにし
てある。56は現像剤受入れ口34の他方の口縁に設け
られたシール片である。
【0084】現像剤返送路33にはスクリュウである現
像剤搬送体35が設けられており、現像剤返送路33に
受け入れられる残留現像剤をホッパ21内に返送する。
これによって除去した残留現像剤を貯蔵しこれを廃棄す
る特別な装置が不要である。
【0085】そして本実施例の画像形成装置のようにパ
ーソナルな使用に向く小型のものであると、残留現像剤
を回収して再度これを使用するが、量は少なく、しかも
ホッパ21内の大量の現像剤と攪拌、混合して用いるの
で影響は出にくく、特に問題とはならない。
【0086】本実施例ではさらに現像剤搬送路22の往
路22aと復路22bとは、図1に示す設置面11aに
て設置された本体11の設置向きにて感光体ドラム1に
対向する往路22aの方が、復路22bよりもやや低い
位置にあるようにしてある。
【0087】これにより本体11が設置面11bにて設
置された場合も、往路22aと復路22bとの位置関係
が一定する。したがって本体11が設置面11aおよび
11bのどちらで設置されても現像剤の供給状態に変動
が生じ難くいし、どちらの場合も感光体ドラム1に対し
現像剤を下方から供給することになるので、重力による
過剰供給を防止するのに有利である。
【0088】また往路22aの方が下側になるので、ホ
ッパ21内の最低位部の現像剤をも送りだして現像に供
することができる。
【0089】現像剤搬送体35は前記現像剤搬送路22
の現像剤搬送体24と平行に、しかも感光体ドラム1を
挟んで近接して位置し、これらとギヤ連結して連動させ
ることで簡単に駆動することができ、装置の簡略化およ
び小型化に寄与する。
【0090】なお攪拌羽根20は現像剤搬送体24との
ギヤ41、42を介した連結にて連動回転される。
【0091】これによって特別な駆動源や操作なしに、
現像剤のホッパ21から現像剤搬送路22にスムーズに
移行させることができる。
【0092】また現像剤補給容器43は図8に示すよう
に、内部に攪拌羽根91を有するとともに、攪拌羽根9
1の回転軸44を中心に回転可能なキャップ92により
円周方向2か所の現像剤排出口93が閉じられている。
キャップ92は現像剤排出口93と対向する現像剤排出
口94を有し、これが前記回転軸44を中心とした回動
によって現像剤排出口93と一致したときに、現像剤補
給容器43内の現像剤を排出できるようになっている。
【0093】現像剤補給容器43は前記キャップ92を
ホッパ21の補給口21cに嵌め合わせて装着される
が、このときの両者の嵌め合いによって現像剤の外部へ
の飛散が防止される。
【0094】装着した現像剤補給容器43を、前記補給
口21cに嵌め合わせてあるキャップ92に対し回動さ
せると、キャップ92および現像剤補給容器43双方の
現像剤排出口93、94が一致し、ホッパ21内に向け
開放されるので、現像剤補給容器43内の現像剤が自重
によりホッパ21内に移り替われる状態となる。
【0095】そしてこのとき攪拌羽根91の回転軸44
が攪拌羽根20の回転軸20aにカップリング45、4
6により自動的に連結し、攪拌羽根20の回転に連動し
て現像剤補給ボトル43内の攪拌羽根91が駆動される
ようにしてある。
【0096】前記現像剤補給容器43を装着して現像剤
を補給するとき、現像剤搬送体24を自動的に駆動する
のに、ホッパ21の側に現像剤補給容器43の装着を検
出するセンサ95が設けられている。このセンサ95は
フォトセンサやリミットスイッチ等各種のセンサを適用
することができ、現像剤補給容器43の装着を光学的、
電気的、ないし機械的に検出する。
【0097】そして図10に示すような本体11側に設
けられた動作制御用のCPU101によって、センサ9
4が現像剤補給容器43の装着を検出したとき駆動機構
82を所定時間働かせるようにしてある。
【0098】これによって現像剤補給容器43をホッパ
21に装着して現像剤を補給するとき、現像剤補給容器
43の装着と同時に駆動機構82が働かされて現像剤搬
送体24を駆動するので、ホッパ21内の攪拌羽根20
および現像剤補給容器43内の攪拌羽根91が連動回転
される。
【0099】このとき現像剤補給容器43内の現像剤が
攪拌羽根91の攪拌によってホッパ21内に落下しやす
くホッパ21への移し替えがスムーズに進行する。また
ホッパ21内に補給される現像剤は攪拌羽根20の攪拌
によって現像剤搬送路22にスムーズに送りだされて現
像剤搬送体24により安定に搬送することができる。
【0100】前記所定時間はホッパ21内の現像剤が、
少なくとも現像剤搬送路22の現像剤担持体である感光
体ドラム1と接してこれに現像剤を供給する位置まで均
等に到達する程度に設定され、前記スムーズな送りだし
と安定した搬送によって比較的短時間で達成され、前記
スムーズな現像剤の補給とほぼ並行して短時間に現像剤
の補給および搬送を終了することができる。
【0101】要するに、ホッパ21に現像剤を補給する
とき、現像剤搬送体24を駆動してホッパ21内の現像
剤が少なくとも現像剤搬送路22の現像剤担持体である
感光体ドラム1に沿う部分にまで達するようにすると、
現像剤の補給とともに補給した現像剤が少なくとも現像
剤担持体である感光体ドラム1への供給位置まで搬送さ
れるので、現像剤の補給後、特別なイニシャライズ動作
やこれによる待ち時間なしに、現像剤を現像担持体であ
る感光体ドラム1に安定供給して現像に供することがで
き、現像剤補給後にイニシャライズ動作等の特別な動作
や操作が不要となり、即時画像形成を開始しあるいは再
開することができるし、現像剤を補給していることによ
る待ち時間自体も短縮することができる。
【0102】また現像剤の補給段階で、ホッパ21内に
補給する現像剤を現像剤搬送路22の現像剤担持体であ
る感光体ドラム1に沿う部分にまで搬送し充填しておけ
るので、現像剤を多量に補給しておくことができ、現像
剤の補給効率が向上する。
【0103】なお前記現像剤の補給に伴う現像剤搬送体
24の駆動は、操作者のスイッチ操作によって開始する
ようにすることもできる。
【0104】また現像剤搬送路22はホッパ21からの
現像剤を現像剤担持体である感光体ドラム1への供給位
置を経由して循環させる循環路とし、現像剤搬送体24
を駆動する所定時間をホッパ21内の現像剤が現像剤搬
送路22を少なくとも一巡するのに要する時間に設定す
ると、現像剤の補給時にホッパ21内の補給現像剤を少
なくとも現像剤搬送路22がなす前記循環路を一巡する
まで搬送し、現像剤搬送路22全域を通常の現像剤量に
しておくことができ、画像形成を開始しあるいは再開し
たときの感光体ドラム1への現像剤の供給をさらに安定
させることができる。
【0105】上記の現像剤搬送体24、35はスクリュ
ウ以外のもの、例えば搬送羽根を有したもの等知られる
種々のものを採用することができる。
【0106】特に現像剤搬送体35は、現像剤の搬送量
が極端に少ないので、コイルスプリング等による簡易な
ものを採用することができる。
【0107】また図10に示す制御回路において、本体
11に設けた給紙センサ121、タイミングセンサ12
2、スタートキー123もCPU101に接続されると
ともに、図2に示す作像機器124、記録シート搬送系
125等も接続されている。
【0108】給紙口12に記録シートが挿入されてこれ
が給紙センサ121によって検出され、かつスタートキ
ー123が操作されると、CPU101は作像機器12
4を動作させ、記録シート搬送系125の内の給紙ロー
ラ126を駆動して挿入されている記録シートをタイミ
ングローラ127の位置まで搬送しておく。
【0109】タイミングローラ127に記録シートが達
したときのタイミングセンサ122の検出信号によっ
て、感光体ドラム1上に前記作像機器124の動作によ
って形成された画像の先端と記録シートの先端とが一致
するタイミングとなるように調整してタイミングローラ
127を駆動し、記録シートを送りだして転写を受ける
ようにする。
【0110】これによって記録シート上に感光体ドラム
1上の画像が位置ずれなく転写される。
【0111】なお本体11の設置面11a、11bには
小さな設置脚128、129を設け、非設置面とされた
ときには他の邪魔にならず、しかも設置面11a、11
bである旨の表示を兼ねることができる。
【0112】また他の非設置面11c、11dにはスタ
ートキー123や給紙口12および排紙口16が設けら
れていることにより、これらが設置面とされることを防
止することができる。
【0113】本体11の残る前後2面での設置は給紙口
12や排紙口16が縦向きになるので、使用の異常に気
づきやすくこのような使用は回避される。
【0114】さらに本体11の設置面11a、11bに
は、図1に示すように前記設置脚128、129よりも
少しの寸法Wだけ突出した検出子200、201を持っ
た設置向き検出機構202a、202bが設けられてい
る。
【0115】設置向き検出機構202a、202bは、
図10に示すように各検出子200、201と、これら
を前記突出状態を保つように付勢するばね203と、検
出子200、201が前記突出状態からばね203に抗
して押し込まれたときに検出子200、201の可動接
点204、205と接触してオン状態となる固定接点2
06、207とで構成され、これら設置向き検出機構2
02a、202bも前記CPU101に接続されてい
る。
【0116】検出子200、201は設置面11a、1
1bのいずれかによって本体11が設置されるとき、設
置に使用されている側のものがテーブル面等に押動され
て設置脚128または129と同じ突出位置にまで後退
される。
【0117】このとき後退された検出子200または2
01は自身に備える可動接点204または205が、こ
れに対向する固定接点206または207に接触され
て、本体11の設置面11a、11bの内の設置に利用
された側の設置向き検出機構202aまたは202bが
オン状態になることにより、本体11の設置向きを検出
することができる。
【0118】具体的には設置向き検出機構202aがオ
ンすると、本体11は設置面11aを利用した設置向き
とされていることを、また設置向き検出機構202bが
オンすると、本体11が設置面11bを利用した設置向
きとされていることをそれぞれ検出される。
【0119】この検出信号は前記CPU101に入力さ
れ、いずれかの設置向き検出信号が入力されていると
き、本体11は適正な設置状態にあるので動作禁止信号
は出力せず動作を可能にするが、いずれの設置向き検出
信号も入力されないとき、または入力されない間は、本
体11は適正は設置向きないしは設置状態にないと判断
いて動作禁止信号を出し、本体11の動作は行われない
ようにする。
【0120】したがって本体11が不正規な設置向きや
取扱い状態のまま動作されて、定着装置18が熱源とな
ってまわりに悪影響したり、現像剤が偏ったまま動作さ
れて現像が不均一となり画像形成を失敗するようなこと
を回避することができる。
【0121】図11は本発明の第2の実施例で、前記と
は異なった設置向き検出機構211を示している。
【0122】この設置向き検出機構211は、1ないし
複数の特定の設置面と並行な1ないし複数の軸212、
213により接続ないし支持された関節部を持つ重り2
14を設け、この軸まわりに重り214に生じるモーメ
ントの作用によって、前記1ないし複数の特定の設置面
を利用して本体が設置されるようなときに、可動接点2
15を固定接点216に押しつけて双方をオン状態に
し、本体の設置向きを検出できるようにしてある。
【0123】この検出機構では、前記関節部の軸の向き
と数によって、複数の多様な設置向きに1つで対応する
ことができる。
【0124】図12は本発明の第3の実施例で、別の設
置向き検出機構220を示している。
【0125】この設置向き検出機構220は互いに絶縁
された皿型接点221とこの一面に結合された円筒状の
接点222と、円筒状接点222内で皿型接点221上
に載せた金属ボール223とで構成されており、皿型接
点221と並行な設置面によって本体が設置されている
とき、金属ボール223は皿型接点221としか接しな
いで設置向き検出機構220をオフ状態にするが、本体
が前記設置姿勢から傾いた向きになると、金属ボール2
23は皿型接点221のまわりに転がって円筒状接点2
22にも接触し、皿型接点221および円筒状接点22
2を接続状態にして設置向き検出機構220オン状態
にする。
【0126】これによって本体が所定の設置向きから傾
いているかどうかを判別することができ、本体が所定の
設置向きにて正しく使用されるようにすることができ
る。
【0127】図1は本発明の第の実施例で、本体1
1の非設置面11f、11g、11hにて本体が設置さ
れるのを不安定にし、あるいは邪魔して、非設置面11
f、11g、11hによって本体11が設置されるのを
防止している。
【0128】非設置面11fは半円筒面いわゆる蒲鉾型
に形成されることによって、非設置面11fに本体11
を設置しても本体11が安定しないようにしてある。こ
のような設置の不安定性によって非設置面11fによる
本体11の設置を防止する。
【0129】非設置面11gおよび11hは、パーソナ
ルコンピュータ等と接続するためのプリンタケーブル2
41や電源コード242の引出し部、あるいはそれらを
接続するためのコネクタ243、244を設けて、これ
らのある面での本体11の設置を邪魔し、非設置面11
g、11hによる本体11の設置を防止している。
【0130】図1は本発明の第の実施例を示し、作
像部の別の構成を示している。これについて説明する
と、現像剤搬送路22の復路22bに設ける現像剤供給
口61を幅狭に形成して現像剤担持体である現像スリー
71に現像剤を供給して現像を行う、通常形式のもの
にしてある。
【0131】現像スリーブ71に供給した現像剤は弾性
ブレード51によって層厚の規制を受け、このときの摩
擦によって現像剤が帯電されて現像場23に搬送された
とき感光体ドラム1上の画像部に吸引されてこれを現像
するようになっている。
【0132】また現像剤遊び空間55の現像剤は現像ス
リーブ71内の円筒状磁石53の磁極間に形成される磁
界54によって重力に抗し保持できるようにしてある。
50は現像場カバー30aと回収ローラ25との間をシ
ールするシール片である。他の構成は第1の実施例と変
わらないので説明は省略する。
【0133】図1、図1は本発明の第の実施例を
示している。本実施例の画像形成装置は複写機である
が、大半の構成は第1の実施例の画像形成装置の構成と
共通している。したがって共通する部分や部材には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0134】本実施例は図1に示すように原稿の画像
の複写画像を形成するための露光手段を本体11に有し
ている点で第1の実施例の場合と異なっている。
【0135】露光手段は、本体11の非設置面にて出し
入れされる原稿を保持する原稿保持部131を備え、こ
の原稿保持部131に保持される原稿の画像を、直接投
影するか、前記原稿の画像を電気的に読みとりこれによ
り得た画像信号に応じて光照射を行うかによって画像露
光を行うものであればよい。
【0136】本実施例では原稿保持部131は原稿を搬
送することにより画像を走査するためのを原稿搬送路1
32としてある。前記記録シートの給紙口12および排
紙口16は本体11の設置面11bに対向する面11c
に設けてあるのに対し、原稿搬送路132は本体11の
設置面11aに対向する面11dに原稿を挿入する給紙
口133および原稿を排出する排紙口134を有してい
る。
【0137】原稿搬送路132は搬送ベルト135とこ
れに圧接するガイドローラ136とで構成され、搬送ベ
ルト135の途中2か所を挟持して原稿を精密搬送する
精密搬送ローラ対136、137を有している。
【0138】そしてこの精密搬送ローラ対136、13
7の間の部分で搬送ベルト135に対向するレンズアレ
イ138を設け、搬送される原稿の画像をCCDライン
センサ139に結像させて電気的に読取るようにしてあ
る。140原稿証明用の光源である。
【0139】画像の読取りは図1に示す制御回路のC
PU141の制御によって行われ、読取り信号は一旦画
像メモリ142に入力した後これをプリントヘッド2に
転送して現像の複写画像を第1の実施例同様に画像形成
することができる。
【0140】なお原稿の給紙口133および排紙口13
4にもトレー144、145が設けられ、これらトレー
144、145も本体11の設置向きによって実線位置
と仮想線位置とに姿勢を変えられるようにしてある。
【0141】これらトレー144、145も本体11の
設置面11a、11bによる設置向きの切替えに応じて
自重により姿勢が切り替わるようにしてある。
【0142】そして制御回路は、図1に示すようにC
PU151に給紙センサ121、タイミングセンサ12
2、原稿センサ151、スタートキー123が入力部に
接続され、作像機器124、記録シーロ搬送系125、
前記搬送ベルト135等の原稿搬送系152、CCDラ
インセンサ139等の画像読取り系153、画像メモリ
142が出力部にそれぞれ接続されている。
【0143】給紙センサ121が記録シートの挿入を検
出し、原稿センサ151が原稿の挿入を検出している
と、原稿搬送系152が駆動されるとともに、記録シー
ト搬送系125の給紙ローラ126が駆動される。
【0144】原稿搬送系152は駆動により給紙された
原稿を引き込んで搬送し、排紙口134へ排出するが、
この原稿の搬送によって原稿の画像が画像読取り系15
3によって走査され、CCDラインセンサ139によっ
て順次読みとられて電気的な画像信号に変換される。
【0145】この画像信号は画像メモリに一旦入力され
た後、プリントヘッド2に入力されることにより感光体
ドラム1上に画像露光され、複写画像が形成される。
【0146】前記原稿保持部131に、原稿をプラテン
ガラスの上に当てがって原稿カバーで押さえ、原稿画像
を露光光学系やプラテンガラスの移動により走査して、
あるいは露光光学系により全面同時露光して、画像形成
を行う形式のものを採用することもできる。
【0147】この場合、プラテンガラスを図1におけ
る本体11の非設置面11dに設けると、本体11が設
置面11aにて設置されるとき水平な姿勢となって通常
使用される。
【0148】しかし本体11が設置面11bにより設置
されるときプラテンガラスは垂直な姿勢になるので、原
稿を原稿カバーにて押させるにしても押さえる前に原稿
が動きやすいし、適正な姿勢に押さえにくい。しかしこ
のようなことは例えばプラテンガラスの上端部にこれと
の間に原稿の状態部を挟み込んで弾性圧にて保持するバ
ネクリップを設けことにより対応できる。
【0149】
【発明の効果】本発明の第1の特徴によれば、画像形成
装置は潜像担持体上に露光手段によって形成される潜像
を、現像手段によって現像し顕像化し、この顕像を転写
手段により記録シート上に転写するとともに、記録シー
ト上に転写された顕像を定着手段により定着処理して画
像を形成するが、現像装置は潜像担持体の長手方向の一
端外側に位置したホッパからの現像剤を潜像担持体に沿
う現像剤搬送路によって循環搬送しながら潜像担持体に
供給することにより、ホッパが潜像担持体のまわりに位
置しないで前記現像を可能とし、潜像担持体まわりの作
像機器による必要スペースを大幅に小さくすることがで
きるとともに、前記露光手段が固体走査型のものである
ことによりこれが占める潜像担持体まわりの必要スペー
スも小さくなり、装置の小型化を達成するので、パーソ
ナルな使用に特に適したものとすることができる。
【0150】また現像装置を単独で、あるいは潜像担持
体等の他の作像機器とともにユニットとして潜像担持体
の軸線に直角な横向きに着脱できるようにするのに、ホ
ッパが潜像担持体およびこれのまわりの作像機器と干渉
することはなく、干渉のために必要以上の作像機器をも
着脱ユニットの一部として使い捨てされるようなことを
回避するし、ホッパを潜像担持体まわりにおいて他の作
像機器と干渉しない位置に設けて潜像担持体まわりを却
ってかさ張らせるようなことも回避するので、小型のま
まで現像装置を単独、あるいは潜像担持体等の他の作像
機器とともにユニットとして着脱し保守点検できる使用
や保全管理に便利なものとすることもできる。
【0151】さらに装置の設置方向を変えた場合、例え
ばレーザビームスキャナ等の回転走査型のものはモータ
の回転を伴い、設置向きによってその性能が影響を受け
易いが、固体走査型の露光手段であれが、装置の設置方
向の影響を全く受けるとなく安定した画像が得られる。
【0152】また本発明の第2の特徴によれば、画像形
成装置は潜像担持体に担持した潜像を現像装置により現
像されて顕像化し、この顕像を給紙口より給紙された記
録シート上に転写手段によって転写し、転写後の記録シ
ートを定着装置によって定着処理した後排紙口から排出
して画像形成を達成するが、本体は複数の設置面を有
し、これを選択して設置することにより画像形成装置の
設置向きを、各設置面での設置向きと、この設置向きで
の垂直軸まわりの設置向きとの選択によって多種に設定
し、多様化する設置状態や設置スペースの狭小化に十分
に対応することができ、パーソナルな使用に特に適した
ものとなる。
【0153】特に画像形成装置がど設置にて設置されて
も、給紙口および排紙口は本体の非設置面に設けられて
いるので、前記設置向きが記録シートの給紙および排紙
を邪魔することはなく、どの設置向きでも画像形成を失
敗なく達成することができる。
【0154】この場合、露光手段が固体走査型のもの
で、画像露光のための潜像担持体まわりに小さく設け
ら、現像装置の現像剤を貯留するホッパが、潜像担持体
の長手方向の一端外側に位置しすると潜像保持体に側周
面まわりへのかさ張らず、しかもホッパに貯留される現
像剤は潜像担持体に沿った現像剤搬送路によって循環搬
送して潜像保持体に供給し、潜像担持体の側周面まわり
には前記小さな固体走査型の露光手段しかないようにす
ることで、潜像保持体側周面まわりのかさ張りを大幅に
小さくし、全体の小型化とともに潜像保持体の側周面ま
わりへの機器の設置自由度を向上することができ、装置
の小型化とともに実機に設計に有利となる。
【0155】また露光手段が、本体の非設置面にて出し
入れされる原稿を保持する原稿保持部を備え、この原稿
保持部に保持される原稿の画像を、直接投影するか、前
記原稿の画像を電気的に読みとりこれにより得た画像信
号に応じて光照射を行うかによって画像露光を行うもの
であると、原稿の複写画像を形成する複写機として機能
することができる。
【0156】原稿保持部が原稿シートを挿入する給紙口
と原稿シートを排出する排紙口とを有する原稿搬送路で
あると、原稿を原稿搬送路に挿入するだけで複写画像の
形成に供するように保持して画像形成に供することがで
き、装置が簡略化し小型化する。また給紙口および排紙
口が画像形成装置の非設置面に設けられることにより、
画像形成装置の設置向きの違いによっても原稿の給紙お
よび排紙が邪魔されることはなく複写画像の形成を失敗
なく達成することができる。
【0157】本体が長方形側面に沿う四周の内の隣合う
2つの面を設置面とされていると、長方形側面の長辺に
沿う設置面にて設置することにより本体を横長な向きに
設置することができるし、長方形側面の短辺に沿う設置
面にて設置することにより本体を縦長な向きに設置する
ことができるので、設置状態の多様化や設置スペースの
狭小化にもさらに対応しやすいものとなる。
【0158】そして他の隣合う2つの面を非設置面と
し、非設置面の一方に記録シートの給紙口および排紙口
を設け、他方に原稿シートの給紙口および排紙口を設け
たものとすることにより、非設置面での設置を防止しな
がら、本体がどの設置面によって設置されても邪魔され
ずに複写画像を失敗なく形成することができる。
【0159】また記録シートおよび原稿の給紙口および
排紙口をそれぞれ異なった面に分散配置していることに
よって、記録シート搬送系および原稿搬送系を作像機器
とともに本位内に無理なくコンパクトに配設することが
でき、装置の小型化に役立つ。
【0160】トレーは本体の設置面の選択に応じて向き
を替えられるようにすると、本体がどの設置面によって
設置されるときの向きでも、シートを安定して案内し、
また保持することができ、使用の便利を図ることができ
る。
【0161】上記各場合において、本体の設置向き検出
手段と、本体の不正規な設置向きの場合に本体の動作を
禁止する制御手段とを備えると、本体が不正規な向きに
設置されたときに本体が動作してしまうのを、前記検出
手段、と制御手段との働きによっ禁止するので、本体
が不正規な向きに設置されたまま動作されて定着装置の
定着熱による他の機器への悪影響や現像剤の偏りのまま
画像が形成されて作像を失敗するようなことを防止する
ことができ、使用の安全および画像形成機能の安定とを
図ることができる。
【0162】これに代えて本体の非設置面は本体の自立
を不能としまたは邪魔をする形状または形態とすると、
特別な検出手段や制御手段を必要とすることなしによ
ても同様な作用を奏することができ、構成が簡略化す
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すプリンタとしての
画像形成装置の全体の概略構成図である。
【図2】図1の画像形成装置の作像部を示す断面図であ
る。
【図3】図1の装置に採用された現像装置の斜視図であ
る。
【図4】図3の現像装置のホッパ側一部を示す平面図で
ある。
【図5】図3の現像装置を水平方向に断面して見た平面
図である。
【図6】図3の現像装置のホッパ部の断面図である。
【図7】図3の現像装置のホッパ側一部を垂直方向に断
面して見た断面図である。
【図8】図3の現像装置に使用される現像剤補給容器の
内部構造を示す断面図である。
【図9】本体の設置向き検出機構を示す断面図である。
【図10】図1の画像形成装置の制御回路のブロック図
である。
【図11】本発明の第2の実施例を示す設置向き検出機
構の断面図である。
【図12】本発明の第3の実施例を示す設置向き検出機
構の断面図である。
【図13】本発明の第4の実施例を示す画像形成装置本
体の斜視図である。
【図14】本発明の第5の実施例を示す画像形成装置
作像部の断面図である。
【図15】本発明の第6の実施例を複写機としての
画像形成装置の全体の概略構成図である。
【図16】図15の画像形成装置の制御回路のブロック
図である。
【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 プリントヘッド 4 現像装置 5 転写ローラ 11 本体 11a、11b 設置面 11c、11d、11f、11g、11h 非設置面 12、134 給紙口 16、134 排紙口 101 CPU 111、112、144、145 トレー 113 軸 114 アーム 125 記録シート搬送系 152 原稿搬送系 153 画像読取り系 202a、202b、211、220、230 設置向
き検出機構 241 プリンタケーブル 242 電源コード 243、244 コネクタ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲 昭行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体と、この潜像担持体上に画像
    露光を行って前記潜像を形成する露光手段と、潜像担持
    体上の潜像を現像して顕像とする現像装置と、潜像担持
    体上の顕像を記録シートに転写する転写手段と、転写後
    の記録シートを定着処理する定着装置とを、本体に設け
    た画像形成装置において、 現像装置は潜像担持体の長手方向の一端外側に位置して
    現像剤を貯留するホッパとこのホッパからの現像剤を潜
    像担持体に沿って循環搬送し潜像担持体に供給する現像
    剤搬送路とを有し、露光手段は固体走査型のものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 潜像担持体と、この潜像担持体上に画像
    露光を行って前記潜像を形成する露光手段と、潜像担持
    体上の潜像を現像して顕像とする現像装置と、潜像担持
    体上の顕像を記録シートに転写する転写手段と、転写後
    の記録シートを定着処理する定着装置とを、本体に設け
    た画像形成装置において、 本体に複数の設置面を設け、これら設置面以外の非設置
    面に前記転写に供する記録シートを挿入する給紙口と、
    転写後の記録シートを排出する排紙口とを設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 露光手段は電気的な画像信号に応じた光
    照射によって画像露光を行うものである請求項2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 露光手段は固体走査型のものであり、現
    像装置は潜像担持体の長手方向の一端外側に位置して現
    像剤を貯留するホッパとこのホッパからの現像剤を潜像
    担持体に沿って循環搬送し潜像担持体に供給する現像剤
    搬送路とを有している請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 露光手段は本体の非設置面にて出し入れ
    される原稿を保持する原稿保持部を備え、この原稿保持
    部に保持される原稿の画像を、直接投影するか、前記原
    稿の画像を電気的に読みとりこれにより得た画像信号に
    応じて光照射を行うかによって画像露光を行うものであ
    る請求項2に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 原稿保持部は本体の非設置面に原稿シー
    トを挿入する給紙口と原稿シートを排出する排紙口とを
    有する原稿搬送路である請求項5に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 給紙口にはシートを給紙可能に保持しま
    たは案内するトレーが設けられ、排紙口には排出される
    シートを受けるトレーが設けられている請求項2〜6の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 本体は長方形側面に沿う四周面の内の隣
    合う2つの面を設置面とし、他の隣合う2つの面を非設
    置面とし、非設置面の一方に記録シートの給紙口および
    排紙口を設け、他方に原稿シートの給紙口および排紙口
    を設けた請求項2〜7のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 トレーは本体の設置面の選択に応じて向
    きを替えられるようにした請求項7、8のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 本体の設置向き検出手段と、本体の不
    正規な設置向きの場合に本体の動作を禁止する制御手段
    とを備えた請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 本体の非設置面は本体の自立を不能と
    しまたは邪魔をする形状または形態とした請求項1〜1
    0のいずれかに記載の画像形成装置。
JP4171360A 1992-06-29 1992-06-29 画像形成装置 Pending JPH0619232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171360A JPH0619232A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171360A JPH0619232A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0619232A true JPH0619232A (ja) 1994-01-28

Family

ID=15921746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4171360A Pending JPH0619232A (ja) 1992-06-29 1992-06-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0619232A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014041306A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Sharp Corp 画像形成装置
JP2016200829A (ja) * 2016-07-11 2016-12-01 シャープ株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014041306A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Sharp Corp 画像形成装置
JP2016200829A (ja) * 2016-07-11 2016-12-01 シャープ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6070392B2 (ja) トナー収納容器支持構造および画像形成装置
US8909070B2 (en) Image forming apparatus and cartridge
US6757504B2 (en) Image forming apparatus
JP4322931B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
US5526099A (en) Developing device and an image forming apparatus using the same
JP3306041B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の廃トナー容器、廃トナー容器とともに用いられるトナー収納容器
US8437667B2 (en) Developing apparatus capable of stirring old and new developer and image forming apparatus having the developing apparatus
JPH0619232A (ja) 画像形成装置
JP3576737B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2010175984A (ja) 画像形成装置
JP2004109335A (ja) 画像形成装置及びこれに用いるプロセスカートリッジ
JPH0619231A (ja) 画像形成装置
US5457517A (en) Image forming apparatus having a plurality of support surfaces
JP2006106194A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH0619305A (ja) 現像装置
US20030231894A1 (en) Temperature sensor, heat fixing device, and image forming device
JP2006126635A (ja) カラー画像形成装置
US20240176276A1 (en) Drive transmitter, drive device, and image forming apparatus
JP4006273B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5358493B2 (ja) 画像形成装置
JP2006018031A (ja) 画像形成装置
JPH0619303A (ja) 現像装置およびこれを有する画像形成装置
JPH0619304A (ja) 現像装置
JPH0675478A (ja) 現像装置
JP4509953B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置