JPH0619214A - フルカラー複写機用キャリア - Google Patents
フルカラー複写機用キャリアInfo
- Publication number
- JPH0619214A JPH0619214A JP2412192A JP41219290A JPH0619214A JP H0619214 A JPH0619214 A JP H0619214A JP 2412192 A JP2412192 A JP 2412192A JP 41219290 A JP41219290 A JP 41219290A JP H0619214 A JPH0619214 A JP H0619214A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- full
- copying machine
- iron powder
- color copying
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帯電性及び耐久性に優れた長寿命のフルカラ
ー複写機用キャリアを提供する。 【構成】 少なくとも２層被覆されているコア材からな
るキャリアであって、下層被覆材がポリアミドイミド樹
脂を含む四フッ化エチレン系樹脂であり、表面層被覆材
が四フッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル
共重合樹脂であり、かつ、コア材が鉄粉６０〜８０重量
％及び球形フェライト４０〜２０重量％の混合物であ
る。
ー複写機用キャリアを提供する。 【構成】 少なくとも２層被覆されているコア材からな
るキャリアであって、下層被覆材がポリアミドイミド樹
脂を含む四フッ化エチレン系樹脂であり、表面層被覆材
が四フッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル
共重合樹脂であり、かつ、コア材が鉄粉６０〜８０重量
％及び球形フェライト４０〜２０重量％の混合物であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真用キャリア、
特に、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤におけ
るフルカラー複写機用キャリアに関するものである。
特に、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤におけ
るフルカラー複写機用キャリアに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電子写真法は、米国特許第２２９７６９
１号明細書、特公昭４２−２３９１０号公報及び特公昭
４３−２４７４８号公報などに種々開示されている通
り、該方法で用いられる現像剤は通常比較的細かいトナ
ー粒子と比較的大きいキャリア粒子との混合体からな
り、それらの粒子の接触によって生ずる反対極性の静電
力によってキャリア粒子表面へトナー粒子が保持され、
そして、この現像剤が感光体上の静電荷像と接触すると
トナー粒子が静電荷像に引きつけられて画像を形成し、
これを紙などに転写した後、加熱定着するものである。
１号明細書、特公昭４２−２３９１０号公報及び特公昭
４３−２４７４８号公報などに種々開示されている通
り、該方法で用いられる現像剤は通常比較的細かいトナ
ー粒子と比較的大きいキャリア粒子との混合体からな
り、それらの粒子の接触によって生ずる反対極性の静電
力によってキャリア粒子表面へトナー粒子が保持され、
そして、この現像剤が感光体上の静電荷像と接触すると
トナー粒子が静電荷像に引きつけられて画像を形成し、
これを紙などに転写した後、加熱定着するものである。
【０００３】また、近年、分光された光で露光して原稿
の静電潜像を形成せしめ、これを各色のカラートナーで
現像して色付きの複写画像を得るか、或いは各色の複写
画像を重ね合わせて、フルカラーの複写画像を得るカラ
ー複写の方法が実用化され、これに用いるカラー複写機
用キャリアが製造されている。このカラー複写機用キャ
リアとしては、粒状又は偏平状のアトマイズ鉄粉やスポ
ンヂ鉄粉に、シリコーン樹脂をコートしたものが用いら
れている（例えば、特公昭５３−４２２５９号、同５９
−２６９４５号、同６１−３９６６３号及び特公平２−
３１８１号の各公報参照）。
の静電潜像を形成せしめ、これを各色のカラートナーで
現像して色付きの複写画像を得るか、或いは各色の複写
画像を重ね合わせて、フルカラーの複写画像を得るカラ
ー複写の方法が実用化され、これに用いるカラー複写機
用キャリアが製造されている。このカラー複写機用キャ
リアとしては、粒状又は偏平状のアトマイズ鉄粉やスポ
ンヂ鉄粉に、シリコーン樹脂をコートしたものが用いら
れている（例えば、特公昭５３−４２２５９号、同５９
−２６９４５号、同６１−３９６６３号及び特公平２−
３１８１号の各公報参照）。
【０００４】そして、上記カラー複写機用キャリアには
通常使用されている黒用キャリアと同様に、以下のよう
な特性が要求されている。 摩擦帯電特性が優れていて画質に変化のないこと。 十分な濃度を出すこと。 繰り返しの連続使用に対して劣化の少ないこと。
通常使用されている黒用キャリアと同様に、以下のよう
な特性が要求されている。 摩擦帯電特性が優れていて画質に変化のないこと。 十分な濃度を出すこと。 繰り返しの連続使用に対して劣化の少ないこと。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カラートナー
には一般にポリエステル樹脂が用いられており、前記の
シリコーン樹脂などをコートした従来のキャリアでは、
キャリアにスペントトナーが付着しやすいため、帯電量
の低下や現像剤抵抗の上昇による濃度低下、先端欠けな
どの問題が発生する。
には一般にポリエステル樹脂が用いられており、前記の
シリコーン樹脂などをコートした従来のキャリアでは、
キャリアにスペントトナーが付着しやすいため、帯電量
の低下や現像剤抵抗の上昇による濃度低下、先端欠けな
どの問題が発生する。
【０００６】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
決した、即ち帯電性及び耐久性に優れた長寿命のフルカ
ラー複写機用キャリアを提供することにある。
決した、即ち帯電性及び耐久性に優れた長寿命のフルカ
ラー複写機用キャリアを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を、
少なくとも２層被覆されているコア材からなるキャリア
であって、下層被覆材がポリアミドイミド樹脂を含む四
フッ化エチレン系樹脂であり、表面層被覆材が四フッ化
エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル共重合樹脂
であり、かつ、コア材が鉄粉６０〜８０重量％及び球形
フェライト４０〜２０重量％の混合物であることを特徴
とするフルカラー複写機用キャリアを提供することによ
り達成したものである。
少なくとも２層被覆されているコア材からなるキャリア
であって、下層被覆材がポリアミドイミド樹脂を含む四
フッ化エチレン系樹脂であり、表面層被覆材が四フッ化
エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル共重合樹脂
であり、かつ、コア材が鉄粉６０〜８０重量％及び球形
フェライト４０〜２０重量％の混合物であることを特徴
とするフルカラー複写機用キャリアを提供することによ
り達成したものである。
【０００８】以下、本発明のフルカラー複写機用キャリ
アについて詳述する。本発明のキャリアにおいて、下層
被覆材として用いられるポリアミドイミド樹脂を含む四
フッ化エチレン系樹脂としては、バインダーとして下記
化１で表されるポリアミドイミド樹脂を１０〜４０重量
％含んでいるものが好ましく、具体的には、デュポン社
製のテフロンＳ９５８−２０７、９５８Ｐ−１０２５５
などが挙げられる。
アについて詳述する。本発明のキャリアにおいて、下層
被覆材として用いられるポリアミドイミド樹脂を含む四
フッ化エチレン系樹脂としては、バインダーとして下記
化１で表されるポリアミドイミド樹脂を１０〜４０重量
％含んでいるものが好ましく、具体的には、デュポン社
製のテフロンＳ９５８−２０７、９５８Ｐ−１０２５５
などが挙げられる。
【０００９】
【化１】
【００１０】また、表面層被覆材として用いられる四フ
ッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル共重合
樹脂としては、アルキルがＣ1 〜Ｃ3 であるものが好ま
しく、具体的には、デュポン社製のＸ−５００ＣＬ、Ｍ
Ｐ−１０、ＭＰ−１０２、ＭＰ−１０３などが挙げられ
る。
ッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル共重合
樹脂としては、アルキルがＣ1 〜Ｃ3 であるものが好ま
しく、具体的には、デュポン社製のＸ−５００ＣＬ、Ｍ
Ｐ−１０、ＭＰ−１０２、ＭＰ−１０３などが挙げられ
る。
【００１１】また、本発明のキャリアにおけるコア材の
主原料として用いられる鉄粉としては、スポンヂ鉄粉を
偏平状にした平均粒径が６０〜１５０ミクロンのものが
好ましい。偏平状の鉄粉を用いると、スペントトナーが
多少付着しても現像剤の抵抗変化が少ない。しかし、偏
平状の鉄粉は、スリーブ上の穂が長くなり、現像トルク
が大となり、コート樹脂が剥がれやすい欠点がある。
主原料として用いられる鉄粉としては、スポンヂ鉄粉を
偏平状にした平均粒径が６０〜１５０ミクロンのものが
好ましい。偏平状の鉄粉を用いると、スペントトナーが
多少付着しても現像剤の抵抗変化が少ない。しかし、偏
平状の鉄粉は、スリーブ上の穂が長くなり、現像トルク
が大となり、コート樹脂が剥がれやすい欠点がある。
【００１２】球形フェライトを鉄粉へ混合することによ
り、現像トルクが小さくなり、コート樹脂の剥がれが軽
減される。しかし、球形フェライトの混合比率が４０重
量％を超えると、スリーブ上の穂が極端に短くなり、鉄
粉系の現像条件に合わなくなり、画像濃度の低下が生ず
る。また、２０重量％未満であると、現像トルクが大と
なり、コート樹脂が剥がれやすくなる。従って、鉄粉に
混合する球形フェライトの量はコア材中２０〜４０重量
％である。また、上記球形フェライトは、平均粒径が６
０〜１５０ミクロンのものが好ましい。
り、現像トルクが小さくなり、コート樹脂の剥がれが軽
減される。しかし、球形フェライトの混合比率が４０重
量％を超えると、スリーブ上の穂が極端に短くなり、鉄
粉系の現像条件に合わなくなり、画像濃度の低下が生ず
る。また、２０重量％未満であると、現像トルクが大と
なり、コート樹脂が剥がれやすくなる。従って、鉄粉に
混合する球形フェライトの量はコア材中２０〜４０重量
％である。また、上記球形フェライトは、平均粒径が６
０〜１５０ミクロンのものが好ましい。
【００１３】上記被覆材によるコア材の被覆は、例えば
以下の様にして行うと良い。
以下の様にして行うと良い。
【００１４】まず最初に、アンダーコートとしてポリア
ミドイミド系樹脂を含む四フッ化エチレン系樹脂をメチ
ルエチルケトン、テトラヒドロフランなどの単一溶剤又
はこれらの混合溶剤に分散させて樹脂溶液を調整し、該
樹脂溶液をコア材にスプレーコートする。スプレーコー
ト後、コア材を流動化させながら、２５０〜３５０℃で
３０分間程度の熱処理をする。次に、トップコートとし
て四フッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル
共重合樹脂をメタノールなどの溶剤に分散させて樹脂溶
液を調整し、該樹脂溶液をアンダーコートを施したコア
材にスプレーコートする。スプレーコート後、コア材を
流動化させながら、２５０〜３００℃で３０分間程度の
熱処理をする。また、樹脂被覆量は、コア材に対して、
アンダーコートが１．０〜２．０重量％、トップコート
が１．５〜２．５重量％であることが好ましい。さらに
上記２層に限定することなく、中間層を設けても良い。
ミドイミド系樹脂を含む四フッ化エチレン系樹脂をメチ
ルエチルケトン、テトラヒドロフランなどの単一溶剤又
はこれらの混合溶剤に分散させて樹脂溶液を調整し、該
樹脂溶液をコア材にスプレーコートする。スプレーコー
ト後、コア材を流動化させながら、２５０〜３５０℃で
３０分間程度の熱処理をする。次に、トップコートとし
て四フッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル
共重合樹脂をメタノールなどの溶剤に分散させて樹脂溶
液を調整し、該樹脂溶液をアンダーコートを施したコア
材にスプレーコートする。スプレーコート後、コア材を
流動化させながら、２５０〜３００℃で３０分間程度の
熱処理をする。また、樹脂被覆量は、コア材に対して、
アンダーコートが１．０〜２．０重量％、トップコート
が１．５〜２．５重量％であることが好ましい。さらに
上記２層に限定することなく、中間層を設けても良い。
【００１５】また、本発明のキャリアと併用されるトナ
ーは、正の極性を有するポリエステルトナーが好まし
い。
ーは、正の極性を有するポリエステルトナーが好まし
い。
【００１６】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。
的に説明する。
【００１７】実施例１
【００１８】偏平鉄粉（平均粒径：６３．３ミクロン）
／球形フェライト（平均粒径：１１０．３ミクロン）＝
６０／４０（重量比）からなるコア材１００重量部に対
して、アンダーコートとしてテフロンＳ−９５８−２０
７（デュポン社製）１．５重量部をテトラヒドロフラン
に分散させ、樹脂溶液（コーティング溶液）を調製し
た。この樹脂溶液を流動コーティング装置を用いて上記
コア材にスプレーコートした後に、流動層にて３３０℃
で３０分間熱処理をした。次に、トップコートとしてＸ
−５００ＣＬ（デュポン社製）２．０重量部をメタノー
ルに分散させ、樹脂溶液を調製した。アンダーコートと
同様にスピレーコートした後に、流動層にて２８０℃で
３０分間熱処理を行い、２層の樹脂被覆を有する本発明
のキャリアを製造した。
／球形フェライト（平均粒径：１１０．３ミクロン）＝
６０／４０（重量比）からなるコア材１００重量部に対
して、アンダーコートとしてテフロンＳ−９５８−２０
７（デュポン社製）１．５重量部をテトラヒドロフラン
に分散させ、樹脂溶液（コーティング溶液）を調製し
た。この樹脂溶液を流動コーティング装置を用いて上記
コア材にスプレーコートした後に、流動層にて３３０℃
で３０分間熱処理をした。次に、トップコートとしてＸ
−５００ＣＬ（デュポン社製）２．０重量部をメタノー
ルに分散させ、樹脂溶液を調製した。アンダーコートと
同様にスピレーコートした後に、流動層にて２８０℃で
３０分間熱処理を行い、２層の樹脂被覆を有する本発明
のキャリアを製造した。
【００１９】こうして得られた被覆キャリア１０００重
量部に対して、市販のフルカラートナー（正極性トナ
ー）６０重量部を５L Ｖブレンダーで混合して現像剤と
した。ブローオフ法によるこの現像剤の帯電量は、イエ
ローが２１μＣ／ｇ、マゼンタが２０μＣ／ｇ、シアン
が２０μＣ／ｇであった。この現像剤を用いて、市販の
ＯＰＣ感光体を使用するフルカラー複写機で連続実写テ
ストを行ったところ、２００００枚実写後においても初
期の画質と大差のない、ガブリがなく画像濃度の高い美
しいコピーが得られた。また、この時の現像剤の帯電量
もイエローが２２μＣ／ｇ、マゼンタが２０．５μＣ／
ｇ、シアンが２１μＣ／ｇと安定しており、帯電性、耐
久性に優れたものであることがわかった。
量部に対して、市販のフルカラートナー（正極性トナ
ー）６０重量部を５L Ｖブレンダーで混合して現像剤と
した。ブローオフ法によるこの現像剤の帯電量は、イエ
ローが２１μＣ／ｇ、マゼンタが２０μＣ／ｇ、シアン
が２０μＣ／ｇであった。この現像剤を用いて、市販の
ＯＰＣ感光体を使用するフルカラー複写機で連続実写テ
ストを行ったところ、２００００枚実写後においても初
期の画質と大差のない、ガブリがなく画像濃度の高い美
しいコピーが得られた。また、この時の現像剤の帯電量
もイエローが２２μＣ／ｇ、マゼンタが２０．５μＣ／
ｇ、シアンが２１μＣ／ｇと安定しており、帯電性、耐
久性に優れたものであることがわかった。
【００２０】実施例２
【００２１】コア材を偏平鉄粉／球形フェライト＝８０
／２０重量部にし、下層樹脂をデュポン社製の９５８Ｐ
−１０２５５にした以外は、前記実施例１と同様にして
本発明のキャリアを製造し、該キャリアを用いて前記実
施例１と同様にして現像剤を得た。この現像剤を用い
て、前記実施例１と同様にして連続実写テストを行った
ところ、２００００枚実写後も初期の画質と大差のな
い、ガブリがなく画像濃度の高い美しいコピーが得られ
た。
／２０重量部にし、下層樹脂をデュポン社製の９５８Ｐ
−１０２５５にした以外は、前記実施例１と同様にして
本発明のキャリアを製造し、該キャリアを用いて前記実
施例１と同様にして現像剤を得た。この現像剤を用い
て、前記実施例１と同様にして連続実写テストを行った
ところ、２００００枚実写後も初期の画質と大差のな
い、ガブリがなく画像濃度の高い美しいコピーが得られ
た。
【００２２】実施例３
【００２３】コア材を偏平鉄粉／球形フェライト＝７０
／３０重量部にした以外は、前記実施例１と同様にして
本発明のキャリアを製造し、該キャリアを用いて前記実
施例１と同様にして現像剤を得た。この現像剤を用い
て、前記実施例１と同様にして連続実写テストを行った
ところ、２００００枚実写後も初期の画質と大差のな
い、ガブリがなく画像濃度の高い美しいコピーが得られ
た。
／３０重量部にした以外は、前記実施例１と同様にして
本発明のキャリアを製造し、該キャリアを用いて前記実
施例１と同様にして現像剤を得た。この現像剤を用い
て、前記実施例１と同様にして連続実写テストを行った
ところ、２００００枚実写後も初期の画質と大差のな
い、ガブリがなく画像濃度の高い美しいコピーが得られ
た。
【００２４】比較例１
【００２５】コア材を偏平鉄粉／球形フェライト＝５０
／５０重量部にした以外は、前記実施例１と同様にして
キャリアを製造し、該キャリアを用いて前記実施例１と
同様に少なくとも２層被覆されているコア材からなるキ
ャリアであって、下層被覆材がポリアミドイミド樹脂を
含む四フッ化エチレン系樹脂であり、表面層被覆材が四
フッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル共重
合樹脂であり、かつ、コア材が鉄粉６０〜８０重量％及
び球形フェライト４０〜２０重量％の混合物であること
を特徴とする連続実写テストを行ったところ、初期の帯
電量及び連続実写テストにおける帯電量の推移が低下
し、初期及び連続実写テストにおいてガブリが非常に大
きい画質となり、フルカラー複写機用キャリアには適用
できないことが判明した。
／５０重量部にした以外は、前記実施例１と同様にして
キャリアを製造し、該キャリアを用いて前記実施例１と
同様に少なくとも２層被覆されているコア材からなるキ
ャリアであって、下層被覆材がポリアミドイミド樹脂を
含む四フッ化エチレン系樹脂であり、表面層被覆材が四
フッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエーテル共重
合樹脂であり、かつ、コア材が鉄粉６０〜８０重量％及
び球形フェライト４０〜２０重量％の混合物であること
を特徴とする連続実写テストを行ったところ、初期の帯
電量及び連続実写テストにおける帯電量の推移が低下
し、初期及び連続実写テストにおいてガブリが非常に大
きい画質となり、フルカラー複写機用キャリアには適用
できないことが判明した。
【００２６】比較例２
【００２７】実施例３のコア材にポリアミドイミド樹脂
を含む四フッ化エチレン系樹脂であるデュポン社製のテ
フロンＳ９５８−２０７をトップコートなしで単層コー
トした場合について試験した。
を含む四フッ化エチレン系樹脂であるデュポン社製のテ
フロンＳ９５８−２０７をトップコートなしで単層コー
トした場合について試験した。
【００２８】キャリアの製造法及び現像剤の製造法は、
トップコートを施さない以外は実施例３と同様に行っ
た。得られた現像剤を用いて、連続実写テストを行った
ところ、途中から帯電量が上昇し、現像剤のトナー濃度
を一定に保つためのセンサーがコントロール不能とな
り、トナー濃度が低下した。このために画像濃度が著し
く低下してしまい、フルカラー複写機用キャリアには適
用できないことが判明した。
トップコートを施さない以外は実施例３と同様に行っ
た。得られた現像剤を用いて、連続実写テストを行った
ところ、途中から帯電量が上昇し、現像剤のトナー濃度
を一定に保つためのセンサーがコントロール不能とな
り、トナー濃度が低下した。このために画像濃度が著し
く低下してしまい、フルカラー複写機用キャリアには適
用できないことが判明した。
【００２９】
【発明の効果】本発明のフルカラー複写機用キャリア
は、帯電性及び耐久性に優れた長寿命のキャリアであ
り、特に磁気ブラシ法に好適に用いられる。
は、帯電性及び耐久性に優れた長寿命のキャリアであ
り、特に磁気ブラシ法に好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮 修一 群馬県渋川市金井425番地 関東電化工業 株式会社研究開発センター内
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも２層被覆されているコア材か
らなるキャリアであって、下層被覆材がポリアミドイミ
ド樹脂を含む四フッ化エチレン系樹脂であり、表面層被
覆材が四フッ化エチレンパーフロロアルキルビニルエー
テル共重合樹脂であり、かつ、コア材が鉄粉６０〜８０
重量％及び球形フェライト４０〜２０重量％の混合物で
あることを特徴とするフルカラー複写機用キャリア。 - 【請求項２】 鉄粉が平均粒径６０〜１５０ミクロンの
偏平鉄粉である請求項１記載のフルカラー複写機用キャ
リア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412192A JP2921992B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | フルカラー複写機用キャリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2412192A JP2921992B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | フルカラー複写機用キャリア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0619214A true JPH0619214A (ja) | 1994-01-28 |
| JP2921992B2 JP2921992B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=18521065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2412192A Expired - Lifetime JP2921992B2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | フルカラー複写機用キャリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2921992B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005099489A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Dowa Mining Co Ltd | 電子写真現像用キャリアおよびその製造方法、並びに電子写真現像剤 |
| JP2009258700A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-11-05 | Powdertech Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア及び該キャリアを用いた電子写真現像剤 |
| JP2013068684A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-18 | Kyocera Document Solutions Inc | ２成分現像剤 |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP2412192A patent/JP2921992B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005099489A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Dowa Mining Co Ltd | 電子写真現像用キャリアおよびその製造方法、並びに電子写真現像剤 |
| JP2009258700A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-11-05 | Powdertech Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア及び該キャリアを用いた電子写真現像剤 |
| JP2013068684A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-18 | Kyocera Document Solutions Inc | ２成分現像剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2921992B2 (ja) | 1999-07-19 |
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