JPH06191812A - 硫酸化フレレンの合成 - Google Patents

硫酸化フレレンの合成

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JPH06191812A
JPH06191812A JP5138078A JP13807893A JPH06191812A JP H06191812 A JPH06191812 A JP H06191812A JP 5138078 A JP5138078 A JP 5138078A JP 13807893 A JP13807893 A JP 13807893A JP H06191812 A JPH06191812 A JP H06191812A
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fullerene
sulfate
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JP5138078A
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Glen Paul Miller
ポール ミラー グレン
Long Yong Chiang
ヤン チアン ロン
John Manuel Millar
マニュエル ミラー ジョン
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ExxonMobil Technology and Engineering Co
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Exxon Research and Engineering Co
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    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 新規化合物、硫酸化フレレン(sulfated full
erene)、及びフレレンを25℃〜100℃で発煙硫酸と
接触させてこれを作る方法。この方法は鎖の開いたスル
フェート置換基及び環状スルフェート置換基を含み、又
平均してより少量のスルフォン酸基スルトン基、ヒドロ
キシ基及びこれらの混合物も含みうる。 【効果】 この硫酸化フレレンは金属の接着剤として使
用しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な合成物、即ち硫
酸化フレレン(sulfated fullerene)、及びフレレン(ful
leren)からのこれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ダイヤ
モンド及びグラファイトは2つの周知の炭素の同素体で
ある。他の炭素の同素体、フレレンは最近大量に合成さ
れている(W.Kratschmer等,Natur
e, 347, 354(1990)参照)。フレレン
は炭素のみから成る中空の分子である。フレレンは一般
式C2n(ここにnは16又はそれ以上である)(例え
ば、Curl及びSmalley,Science,2
42, 1017(1988)参照)。今日までに同定
された最も豊富な種はC60分子である。C60の面は、対
称20面体に配列された12個の五角形及び20個の六
角形の頂点に位置する炭素原子からなる。今日までに第
2に最も豊富な種に分類されるものはC70であり、その
面は12個の五角形及び25個の六角形を含む。32〜
偶数の数百個の炭素を含む炭素原子を含む他のフレレン
が、質量分析法により検出されている。フレレンのこれ
以上の構造に関する情報については、例えば、H.W.
Kroto等,Chemical Reviews,
91,1213〜1235(1991)を参照のこと。
【0003】C60をプロトン性超酸媒体、例えば発煙硫
酸(例えば20%のフリーのSO3、S.G.Kuko
lich等,Chemical Physics Le
tters,182,Nos.3, 4, 263(1
991)参照)又はマジック酸(即ち、当業者に公知の
種々の割合のFSO3 H及びSbF5 の複合物、G.
P.Miller,等,Materials Res.
Symp. Proceedings,247, 2
93(1992)参照)の中に入れると、C60のカチオ
ンラジカルが容易に形成される。
【0004】発煙硫酸又は他の酸化性媒体中でフレレン
カチオンラジカルを形成することにに関する上述の文献
を含むどんな種類の文献も、硫酸化フレレンの調製方法
及びその構造体自体について開示していない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、新規な合成
物、即ち硫酸化フレレン(sulfated fullerene)に関す
る。この硫酸化フレレンは、主に鎖の開いたスルフェー
ト基及び/又は環状スルフェート基を含むが、これらの
置換基に加えてスルフォン酸基、スルトン基、ヒドロキ
シル基及びこれらの混合物からなる群れから選ばれる基
を含んでいてもよい。上述のフレレン(fullerene) を一
括して「硫酸化フレレン」と呼ぶ。本発明は又、発煙硫
酸を用いてフレレンからこれらの構造体を作る方法に関
する。本発明は、ここに開示された方法によって製造さ
れた生成物を包含する。新規な硫酸化フレレン構造体に
おける置換基の数と種類は、出発フレレン物質の性質、
発煙硫酸の特定の組成、及び反応条件(例えば温度、時
間等)によって影響される。
【0006】アルキルスルフェート及びアリールスルフ
ェートが一般に金属を結合する能力を有することを当業
者は知っているのであるから、本発明に述べられた硫酸
化フレレンは金属の接着剤として用いうる。また、固体
酸触媒として用いうる。更に、この硫酸化フレレンは水
に幾らかの溶解性を示し、この媒体中で水の表面張力を
低下させる程度の界面活性剤様の性質を有する。
【0007】フレレンは商業的に購入できるし、W.K
raetschmer,等,Nature,347,
353(1990)に記載されているように、グラファ
イトの蒸発により合成でき、D.M.Cox等,J.A
m.Chem.Soc.,113, 2940(199
1)に記載されている様に、得られる煤からトルエン抽
出により抽出される。得られる物質は、一般に約70〜
約85%のC60及びこれより少ないより高級なフレレン
類を含んでいる。ここに述べた他の全ての物質は、商業
的に入手可能であり、特に断らない限り、更に精製する
ことなく得られたままで用いた。フレレン出発物質はC
60単独、高級フレレン類、又はこれらの混合物を含んで
いる。
【0008】この明細書で用いている様に、用語「フレ
レン(fullerene) 」は一般式C2n(ここにnは16又は
それ以上である)で示されるC60及び他の全ての類似の
中空の全炭素分子である。「高級フレレン」はC60より
大きい分子量のフレレンを意味する。一般的なバックグ
ラウンドについては、G.S.Hammond,et.
al.,ed.,Fullerenes,Synthe
sis,Properties and Chemis
try of Large Carbon Clust
ers,ACS Symposium Series
481(1992)を参照のこと。いずれの文献も本発
明に具現された硫酸化フレレン及びその製造方法を開示
していない。
【0009】ここで用いられているように、用語「鎖の
開いたスルフェート」は重硫酸アニオン、HSO4 -
フレレン骨格の1つの炭素原子に付いたとき形成される
官能基のことをいう。こうして次の基が形成される:
【0010】
【化1】
【0011】この構造は、例えば第三アルコールの対応
するアルキル水素硫酸に類似している。
【0012】ここで用いられているように、用語「環状
スルフェート」は重硫酸アニオンがフレレン骨格の隣接
する2つの炭素原子に付いたとき形成される官能基のこ
とをいう。こうして次の基が形成される:
【0013】
【化2】
【0014】この環状スルフェート構造は、例えば隣位
のジオールの対応する環状スルフェートに類似する。
【0015】本発明方法によれば、フレレンを、硫酸化
フレレンを生成するに充分な量、時間、及び温度で発煙
硫酸と混合する。どんな特定の反応機構にも拘束された
くないが、フレレンを発煙硫酸と接触させればフレレン
カチオンラジカルを生ずることは知られている。より一
般的には、硫酸化フレレンの製造方法は、有効量のフレ
レン及び発煙硫酸の溶液状混合物を形成し、この混合物
を硫酸フレレンを形成するに充分な時間及び温度で反応
させることにより行う。上記のことは、(1)前記フレ
レン混合物及び発煙硫酸を室温(約25℃)で数時間乃
至数日放置することにより、又は、(2)前記混合物を
より短い時間で硫酸化フレレン生成させるに充分な時
間、一般には約30℃〜70℃の温度で混合物を加熱す
ることにより行われる。即ち、この方法は約25℃〜約
100℃の温度で行いうる。より高い温度も用いうる
が、これらの場合には、例えば高い圧力に耐える密閉容
器中で反応を行うことにより、ガス状SO3 の発生を制
御しなければならない。ここに示した教えを見れば、当
業者は適当な温度、圧力、及び他の反応条件を適切に選
択できよう。
【0016】本発明は、硫酸化したフレレンを生ずる。
鎖の開いたスルフォネート基及び環状スルフォネート基
に加えて、この硫酸化フレレンは、スルフォン酸基、ス
ルトン基、ヒドロキシ基及びこれらの混合物からなる群
れから選ばれる少なくとも1つの置換基を持っていても
よい。硫酸化フレレンが官能基の混合物を含むときは、
鎖の開いたスルフェート基及び環状スルフェート基が、
平均して、スルフォン酸基、スルトン基、及び/又はヒ
ドロキシ基よりも大きな割合で存在するであろう。一般
に、本発明方法は平均して鎖の開いたスルフェート基及
び環状スルフェート基の合計数が上に述べた他の置換基
の合計数よりも多い。より具体的には、平均して置換基
の全数の約80%〜約90%又はそれ以上は、一般に環
状スルフェート基及び/又は鎖の開いたスルフェート基
で、残りが上に列挙したものから選ばれる追加の基であ
る。
【0017】達成された硫酸化の度合いはNMR及びI
Rのような既知の分析方法で評価出来る。例えば出発物
質がC60であるときは、本発明方法はスルフォン化C60
を生ずる。一般には、これらは全体で1〜8個の主とし
て環状スルフェート基及び鎖の開いたフルフェート基を
有する。他の置換基が存在するときは、それらは、スル
フォン酸基、スルトン基及びヒドロキシ基並びにこれら
の混合物から選ばれる。
【0018】硫酸化フレレン構造体は、硫酸化C60の場
合には、橙/赤色固体として溶液から沈殿により単離で
きる。硫酸化フレレン構造体が溶液から沈殿しない場合
には、沈殿を促進するために非極性弱塩基性溶媒(例え
ば、ジエチルエーテル)を過剰に加えるとよい。沈殿が
起こらないときは、水で希釈した中和した酸溶液につい
て溶媒−溶媒液体抽出するとよい。水に殆ど又は全く溶
解性を示さないジエチルエーテル又は他のエーテルが、
ここでは特に効果的である。この構造体類の分離に適し
た溶媒は当業者によって容易に選択できる。
【0019】本発明の他の態様は、硫酸化フレレンから
なる新規な合成物に関し、本発明方法によって生じた生
成物を含む。本発明の新規な組成物は、上述のフレレン
及びその混合物から調製されうる。各種の硫酸化フレレ
ンの相対的割合は、出発物質に含まれるフレレン類の種
類及び割合に依存するであろう。しかしながら、上に詳
細に述べたように、生じた新規な構造体は1又はそれ以
上のスルフェート置換基を含むであろう。典型的にはC
60については1〜8個の置換基を含み、高級フレレンに
ついては1〜8個又はそれ以上の置換基を含みうる。置
換基の数は出発フレレンのサイズ、発煙硫酸中の三酸化
硫黄及び硫酸の正確な割合、及び反応条件(例えば、温
度、反応時間)に影響される。ここに開示するパラメー
ター及び条件が与えられれば、当業者はこれらを提供で
きる。更に、硫酸化フレレンが環状スルフェート基及び
/又は鎖の開いたスルフェート基に対して追加的な置換
基を含むときは、これらの置換基はスルフォン酸基、ス
ルトン基、及びヒドロキシ基並びにこれらの混合物から
なる群れから選ばれるであろう。
【0020】各硫酸化フレレン上のスルフォン酸基、ス
ルトン基、及びヒドロキシ基の数は、種々の標徴的な(d
iagnostic)方法(例えば、フーリエ変換核磁気共鳴(F
T−NMR)、フーリエ変換赤外(FT−IR)、発生
ガスのFT−IR検出を伴う熱重量分析(TGA)、ラ
マン分光分析及び化学分析用のエレクトロン分光分析)
により判定して、一般にスルフェート基の総数(鎖の開
いたスルフェート基及び環状スルフェート基の合計)よ
りも少ない。典型的には、鎖の開いたスルフェート基及
び環状スルフェート基は、平均して、スルフォン酸基、
スルトン基、及び/又はヒドロキシ基よりも大きな割合
で存在し、より典型的には平均して置換基の全数の約8
0%〜約90%又はそれ以上がスルフェート基である。
即ち、典型的には本発明の硫酸化フレレン構造体は主に
鎖の開いたスルフェート基及び環状スルフェート基を含
む。他の置換基が存在するときは、それらはスルフォン
酸基、スルトン基、及びヒドロキシ基並びにこれらの混
合物から選ばれる。
【0021】
【実施例】本発明は、以下の例から更に理解されよう。
しかしこれらは発明を説明するためのものであって、い
ずれにしても限定するものではない。
【0022】(例1)テフロン(登録商標)で内張りし
たポリプロピレンの蓋の付いたガラスバイアルの中に2
5.6mgの純粋なC60及び3mLの発煙硫酸を戸外で加え
た。このバイアルの蓋を固く閉めて手で振り完全な攪拌
を行った。混合と同時に溶液は緑に変わり、カチオンラ
ジカルの生成を示した。この混合物を室温で7日放置
し、その間に溶液の色は徐々に緑から橙色に変わり、溶
液から橙/赤色固体が沈殿した。液層をデカントするこ
とにより橙色の液層から橙/赤色固体を分離した。次い
でこの固体を水で1度及び冷アセトンで3度洗浄した。
洗浄後に橙色固体上に吸着して残ったアセトンは蒸発に
より除いた。こうして26.0mgの橙/赤色固体を回収
した。当初のC60の重量の101.6%であった。この
橙色の固体の特性を決定すると、FT−IRによれば、
1427、1238、及び980cm-1に中心を持つ強い
吸収を示してスルフェート及び/又は環状スルフェート
基を示し、FE.S.C.A.(化学分析用電子分光分
析)によれば、169.4eVに強いシグナル及び16
6.4eVにより弱いシグナルを示し、これらはスルフ
ェート基及びより少ない量のスルフォン酸基及び/又は
スルトン基をそれぞれ示し、マジックアングルスピニン
1H NMRによれば、10〜11ppm に強いシグナ
ルがあって開いたスルフェート(即ち、C−O−SO2
−OH)基及び/又はスルフォン酸基(即ち、C−SO
3 H)基を示し、また約4〜5ppm に広いシグナルがあ
って水和水の存在を示し、そしてマジックアングルスピ
ニング13C NMRによれば、135〜150ppm に強
く広いシグナルがあって硫酸化バックミンスターフレレ
ン(buckminster fullerene) かご中に不飽和炭化水素の
存在を示し、また約70ppm に中心を持つシグナルがあ
ってスルフェート基の存在を示した。加えてこの橙色固
体をラマン分光分析により特性決定すると、723cm-1
に弱いシグナルがあり少量のスルフォン酸基及び/又は
スルトン基の存在を示した。
【0023】更に、この固体を発生したガスのFT−I
R検出を伴うTGA(熱重量分析)に付した。高められ
た温度の純粋窒素(酸素無し)雰囲気中にSO2 が容易
に発生するのが見られ、固体上に硫黄含有官能基の存在
を証明した。加えて、TGA分析の後に残された残留固
体のFT−IR分析はケトン官能基の存在を示した。特
定の理論又は機構に拘束されることを望まないが、これ
らのデータは(1)TGAにおけるSO2 発生の後にの
みケトンの形成が起こること、(2)SO2 発生が大き
い程残留固体におけるケトン吸収が強いこと、を示して
いる。即ち、加熱すると、環状スルフェート基はSO2
ガス発生と共にジケトンに転化する。更に、硫酸化バッ
クミンスターフレレンは、取りついた電子引き抜き性官
能基を有するフレレン分子の特異な電子化学特性を示
す。即ち、C60は、DMSO/トルエン溶液中で0.0
及び−2.5ボルトの間に5つの可逆的還元波を示す
が、硫酸化バックミンスターフレレンは同じ溶液中で6
つの可逆的波と2つの不可逆的波を示す。
【0024】(例2)23.5mg、28.0mg、51.
7mg、29.6mg及び38.3mgの純粋なC 60を反応体
として利用して、例1の過程を5回繰り返した。回収さ
れた橙/赤色硫酸化バックミンスターフレレン製品の重
量はそれぞれ25.1mg、30.9mg、63.6mg、3
3.8mg及び54.4mgであった。従って、製品対C60
反応体の平均重量比は、例2の5つのサンプル及び例1
の1つのサンプルについて1.19であった。最高の重
量比は1.42であり、最低の重量比は1.02であっ
た。例2に述べられた反応からの製品の全ての特性は例
1に述べられた特性と一致している。
【0025】(例3)蒸発した炭素(即ち、クレッチマ
ーフフマン(Kraetschmer-Huffman) 法により作った煤)
のトルエン抽出から得られる典型的なC60/C70混合物
50.0mgを純粋なC60の代わりに用いた他は、例1の
過程を繰り返した。橙/赤色硫酸化フレレンの収量は5
5.1mgであった。この固体製品は例1に述べた結果と
一致した。
【0026】(例4)純粋なC60(25.3mg)及び2
7%のSO3 を含む発煙硫酸(3mL)を用いて例1の過
程を繰り返した。遠心分離により26.2mgの橙/赤色
沈殿、硫酸化C60を回収した。この固体を例1のように
して洗浄した。次いで沈殿を取り出した橙赤色酸層を小
片に砕いた氷に滴々加え更に反応生成物の沈殿4.7mg
を得た。元素分析の結果は、C:48.9%、H:1.
98%、S:11.2%であり、ヘキサスルフェートド
デカハイドレート構造:C60(OSO3 H)x (OSO
3 y (H2 O)12(ここにxとyの合計は6である)
について予想されるパーセンテージとよく一致した。
【0027】
【発明の効果】本発明は、新規な合成物、硫酸化フレレ
ンを提供する。この硫酸化フレレンは金属の接着剤とし
て使用しうる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロン ヤン チアン アメリカ合衆国,ニュージャージー 08873,サマーセット,ヒッコリー ロー ド 113 (72)発明者 ジョン マニュエル ミラー アメリカ合衆国,ニュージャージー 08867,ピッツタウン,クックス クロス ロード 270

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効量のフレレン(fullerene) 及び発煙
    硫酸の混合物を形成し、この混合物を硫酸化フレレンを
    形成するに充分な時間及び温度で反応させることを含む
    硫酸化フレレンの製造方法。
  2. 【請求項2】 鎖の開いたスルフェート基、環状スルフ
    ェート基及びこれらの混合物からなる群れから選ばれた
    少なくとも1つのスルフェート置換基を有するフレレン
    からなる構造体。
  3. 【請求項3】 鎖の開いたスルフェート基、環状スルフ
    ェート基、及びこれらの混合物からなる群れから選ばれ
    た少なくとも1つのスルフェート置換基並びにスルフォ
    ン酸基、スルトン基、ヒドロキシ基、及びこれらの混合
    物からなる群れから選ばれた少なくとも1つの追加の基
    を有するフレレンからなる構造体。
JP5138078A 1992-06-19 1993-06-10 硫酸化フレレンの合成 Pending JPH06191812A (ja)

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US90105092A 1992-06-19 1992-06-19
US901050 1992-06-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270028A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Idemitsu Kosan Co Ltd アダマンタノール類の製造方法

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