JPH06191740A - 螺旋ケーブルボックス - Google Patents

螺旋ケーブルボックス

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JPH06191740A
JPH06191740A JP17408393A JP17408393A JPH06191740A JP H06191740 A JPH06191740 A JP H06191740A JP 17408393 A JP17408393 A JP 17408393A JP 17408393 A JP17408393 A JP 17408393A JP H06191740 A JPH06191740 A JP H06191740A
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JP
Japan
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cable
box
spiral
end region
locking device
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Pending
Application number
JP17408393A
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English (en)
Inventor
Juergen Klier
クリエー ユルゲン
Gerhard Satzinger
ザツィンガー ゲルハルト
Gerhard Schuele
シュール ゲルハルト
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WL Gore and Associates GmbH
Original Assignee
WL Gore and Associates GmbH
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/027Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
    • H01R35/025Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル螺旋を形成した後に、更に処理する
必要のない、かつわずかな組立高さを有する螺旋ケーブ
ルボックスを提供する。 【構成】 ボックス下部21とボックス上部22から形
成され、ケーブル螺旋をそのための所定の使用場所、例
えば自動車のステアリングホイールの領域で巻き上げ
て、設置するための螺旋ケーブルボックス。螺旋ケーブ
ルボックス20の外側円筒壁30と内側円筒壁26にケ
ーブル挿通部34,35が設けられており、このケーブ
ル挿通部によってボックス内でケーブルを巻き上げるこ
と、および後で行われる電気的接続のためにボックスに
対して平行に整合された角度端部領域32,33を形成
することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル螺旋、特に電
気的なエアバッグケーブル螺旋を収容して据え付けるた
めの螺旋ケーブルボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】公知のように、エアバッグは空気を充填
することのできる自動車内の衝突保護バッグであって、
自動車が障害物に衝突した時に制御装置によって作動さ
れて何分の1秒かのうちに膨らまされて、車両搭乗者の
衝突に対して保護を行うものである。それによって車両
搭乗者が少なくとも大きな損傷を受けることが防止され
る。
【0003】従来はエアバッグ装置は主に車両ステアリ
ングホイールの衝撃ケース内に設置されている。エアバ
ッグの作動と膨張をもたらす制御装置はステアリングホ
イールの外部に設置されているので、エアバッグと制御
装置との間の電気的接続が、ステアリングホイールの衝
撃ケース内でそれと一緒に回転するエアバッグと固定の
制御装置との間の相対移動を可能にすることが必要であ
る。
【0004】この電気的接続を形成するために、内部に
螺旋状に巻かれたフラットケーブルが収容されている螺
旋ケーブルボックスを用いることが知られている。公知
の螺旋ケーブルボックスはステアリングコラムアセンブ
リとステアリングホイールの衝撃ケースの間に配置され
ているので、螺旋ケーブルボックス内に収容されている
フラットケーブルの端部領域は一方では衝撃ケース内に
配置されたエアバッグへ導かれ、他方では大体において
ステアリングコラムアセンブリを通して制御装置へ導か
れている。
【0005】公知の螺旋ケーブルボックスは、ステアリ
ングホイールと固定的に結合された下方のボックス部分
と上方のボックス部分からなり、上方のボックス部分は
下方のボックス部分に対して移動可能に下方のボックス
部分内に収容されている。下方のボックス部分には同心
の2つの円筒壁、すなわち内側円筒壁と外側円筒壁が設
けられており、これらはリングディスク壁によって互い
に結合されている。下方のボックス部分の上方が開放し
たケーブル収容室内にケーブル螺旋が挿入されている。
ケーブル収容室の上方は上方のボックス部分のリングデ
ィスク壁によって閉鎖されており、上方のボックス部分
の外周面に外側円筒壁が連続しており、外側円筒壁は下
方のボックス部分のリングディスク壁と上方のボックス
部分のリングディスク壁間の距離を形成するために、下
方のボックス部分のリングディスク壁に支持されてい
る。
【0006】ケーブル螺旋の折曲された端部領域(角度
端部領域)を導出するために上方のボックス部分のリン
グディスク壁にも、下方のボックス部分のリングディス
ク壁にもそれぞれ導出スリーブが設けられており、ケー
ブル螺旋を螺旋ケーブルボックス内へ挿入した後にこの
導出スリーブを通してそれぞれの螺旋ケーブル端部を導
出しなければならない。螺旋ケーブルの端部にはプラス
チック補強部が設けられており、それは螺旋ケーブルの
角度端部領域を成形すると共に引っ張り負荷除去を行う
ために用いられる。吹付け形成された、あるいはケーブ
ル上に止め付けられるケーブル補強部は、製造に手間が
かかり、かつ螺旋ケーブルがそれによってケーブル収容
室内まで延びる角度端部領域において断面積が増大する
ので、その組立高さが増大して螺旋ケーブルボックスの
位置には好ましくないことが明らかにされている。さら
に、角度端部領域において断面積が増大することによっ
て、ケーブル螺旋のその他の領域ではケーブル螺旋とリ
ングディスク壁によって上方および下方を区切られてい
るケーブル収容室との間に比較的大きな自由空間が発生
してしまう。それによって角度端部領域を除いてケーブ
ル螺旋が軸方向へ移動することができるようになり、そ
れによって望ましくないぱたぱたという騒音が発生する
可能性がある。
【0007】さらに螺旋ケーブルボックスをステアリン
グホイール内に設置する前あるいはその間にケーブル螺
旋を螺旋ケーブルボックスへ挿入することによって、ケ
ーブル螺旋を巻いた後にさらにケーブル螺旋を処理する
ことが必要になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ケー
ブル螺旋を形成した後にさらに処理する必要のない、か
つわずかな組立高さを有する螺旋ケーブルボックスを提
供することである。本発明による解決方法は、螺旋ケー
ブルをその使用のために定められた場所に収容して設置
するだけでなく、螺旋ケーブルを形成するのにも適した
ように螺旋ケーブルボックスを形成することにある。そ
の場合に本発明による螺旋ケーブルボックスは、従来公
知の方法でケーブルの引っ張り負荷の解除装置を形成せ
ず、従って螺旋ケーブルボックスの組立高さを小さくす
ることができる。特別に形成されたケーブル引っ張り負
荷除去装置を設ける必要性をなくすことによって、上述
のぱたぱた言う騒音の発生の原因もなくなるので、本発
明による螺旋ケーブルボックスは特に騒音なしで使用で
きるという特徴を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はケーブル螺旋、
特に電気的なエアバッグケーブル螺旋を収容して設置す
る螺旋ケーブルボックスを提供するものであって、その
ケーブル端部はケーブル螺旋を内側と外側の角度端部領
域として螺旋平面の異なる側へ屈曲することによって形
成され、かつ引っ張り負荷除去部を有し、螺旋ケーブル
ボックスには第1のボックス部分と第2のボックス部分
が設けられ、それらは互いに対して回転可能であって、
かつリング状のケーブル収容室を画成し、その場合にボ
ックス部分には内側の角度端部領域と外側の角度端部領
域をボックスから導出するためのケーブル挿通部が設け
られ、ケーブル収容室の軸方向片側はディスク状の壁
(ディスク壁)によって、かつ径方向外側は第1のボッ
クス部分(外側部分)の外側円筒壁によって、そして軸
方向の他方側はディスク壁によって、かつ径方向内側は
第2のボックス部分(内側部分)の内側円筒壁によって
区切られており、その場合にケーブル挿通部は外側部分
の外側シリンダ壁と内側部分の内側シリンダ壁に配置さ
れており、ケーブル挿通部にはケーブル螺旋の角度端部
領域を形成するために、ケーブル引っ張り負荷除去をも
たらす方向変換装置が設けられている。
【0010】本発明による螺旋ケーブルボックスの好ま
しい実施例においては、外側円筒壁を有する外側部分は
ボックス上部として形成され、内側円筒壁を有する内側
部分はボックス下部として形成されている。それによっ
てボックス下部からほぼ屋根状にボックス上部が突出し
ているので、ボックス部分の相対移動によってその間に
設けられた環状間隙にゴミが入り込むこと、およびケー
ブル収容室内に進入することが防止される。
【0011】ボックス上部の外側シリンダ壁に下端縁方
向へ延びる開口部が形成されていると、特に効果的であ
ることが明らかにされている。それによって、ボックス
部分とケーブル螺旋との相対回転によって生じる摩耗
屑、あるいはまた例えばケーブル収容室内に形成される
凝縮水がケーブル収容室から流出することが保証され
る。ごみのケーブル収容室内への進入を防止すること、
および凝縮水あるいはケーブル屑がケーブル収容室から
排出されることが可能になることによって、ケーブル螺
旋ないしは螺旋ケーブルボックスの寿命が延長される。
【0012】螺旋ケーブルボックスの好ましい実施例に
おいては、方向転換装置はケーブル端部領域を折曲する
ための方向転換端縁とそれをボックスに固定するための
ロック装置を有する。それによって必要とされるケーブ
ルの引っ張り負荷除去が角度端部領域自体を形成するこ
とによってほぼ可能になり、螺旋ケーブル自体に特別な
手段を必要とすることはない。このことはそれに伴って
ケーブル螺旋を形成する場合に容易になることを意味し
ている。
【0013】ロック装置は、第1のロック位置(前係
止)と第2のロック位置(最終係止)が調節可能である
ように形成することができ、それによって前ロックによ
り角度端部領域を形成するためのガイドが得られ、最終
ロックによって角度端部領域の固定と、従って引っ張り
負荷除去が可能になる。好ましくはロック装置は失われ
ないように螺旋ケーブルボックスと結合されている。特
に螺旋ケーブルボックスと一体に形成されている場合に
は、ロック装置に係止装置が設けられ、この係止装置が
種々の係止位置を得るために係止収容部へ挿入可能であ
ると効果的であることが明らかにされている。
【0014】特に好ましく形成されたロック装置におい
ては、少なくとも1つの係止装置が設けられ、この係止
装置がケーブルの端部領域に形成された対応する開口部
に挿通され、次にロック装置とボックス間にケーブル端
部領域を収容してボックスの係止開口部に挿入される。
ロック装置をこのように形成することによって、同時に
引っ張り負荷除去を実現しながら角度端部領域の形成が
可能になるだけでなく、角度端部領域を形成するケーブ
ル端部領域をボックスに対して正確に位置決めすること
ができる。
【0015】螺旋ケーブルボックスの内側部分を外側部
分と結合するために、内側部分の内側円筒壁の端部領域
に係止装置が設けられており、この係止装置は外側部分
のディスク壁の中央開口部に挿通された後に、その後ろ
に係止される。その場合に内側部分のディスク壁は外側
部分の外側円筒壁の支持ガイド内に支持される。組み合
わされたボックス部分のこの配置によって、外側部分の
ディスク壁と内側部分の内側円筒壁の係止装置の間に
も、内側部分のディスク壁周面と外側部分の外側円筒壁
の支持ガイドの間にも滑りガイドが形成される。この二
重の滑りガイドによってボックス部分を特に摩擦なしに
案内することができる。さらに軸方向に互いに隔たった
二重の滑りガイドによって、ボックス部分を互いにでき
るだけ正確に案内することが可能になるので、ボックス
部分が相対回転する場合に騒音の発生をもたらす恐れの
ある、ボックス部分間の余計なあそびを減少させること
ができる。
【0016】内側部分が2部材で形成されている場合に
は、ディスク壁と内側シリンダ壁に異なる材料を用いる
ことが可能になる。この2部材の構成の利点は、ステア
リングコラムアセンブリに固定するための固定装置を有
するディスク壁を金属で、そして内側円筒壁をプラスチ
ックで形成することができることである。その場合に固
定ねじは直接、従って何等かのねじ挿入片なしでディス
ク壁に形成することができ、それに対して内側円筒壁に
はフレキシブルなプラスチックを使用することができる
ので、係止装置を極めて簡単に形成することができる。
【0017】内側部分の中央開口部を有するディスク壁
の内側周面端縁が内方へ突出している場合には、ケーブ
ル螺旋を巻き上げる場合に内側部分を回転させるために
巻芯上に内側部分を収容することができ、ロック装置の
調節のために必要な内側円筒壁への接近が巻芯によって
損なわれることはない。本発明による螺旋ケーブルボッ
クスの他の好ましい実施例は後で図面の説明において詳
細に説明する。
【0018】本発明の対象はさらに螺旋ケーブルを本発
明による螺旋ケーブルボックスへ挿入する方法であっ
て、その場合に螺旋ケーブルの端部領域は外側と内側の
ケーブル挿通部を通して案内される、その場合に内側の
ケーブル挿通部から出てくるケーブル端部は内側の方向
転換装置によって内側の角度端部領域を形成するために
ボックス縦軸に対して一方の方向へ折曲され、内側の角
度端部領域は内側のロック装置によって固定され、内側
円筒壁を有する内側部分は外側円筒壁を有する外側部分
に対して回転され、その場合にケーブルはケーブル収容
室の内部で巻芯として用いられる内側円筒壁の外側上に
螺旋状に巻き上げられ、かつこの回転はケーブル螺旋の
所定巻数が得られるまで行われ、ケーブル挿通部から外
側へ突出しているケーブルの端部領域は外側の方向転換
装置を回って外側の角度端部領域を形成するためにボッ
クス縦軸に対して他方の方向へ折曲されて、外側の角度
端部領域は外側のロック装置によって固定される。
【0019】本発明方法によれば、螺旋ケーブルボック
ス内でケーブル螺旋を形成し、それを後で自動車のステ
アリングホイール内に螺旋ケーブルを設置するために使
用することが可能になり、螺旋ケーブルボックスの外側
で螺旋ケーブルを処理する必要がなくなる。好ましくは
内側の角度端部領域を形成する場合に内側のロック装置
は前係止位置にある。次にケーブルを挿通し、角度端部
領域を形成した後に内側のロック装置が最終係止位置へ
移動される。それによって内側の角度端部領域が整合さ
れ、かつロック装置によってボックスに引っ張り強く固
定される。ケーブル螺旋の本来の巻き上げプロセスの実
施後に外側の角度端部領域を形成してロックするため
に、まず開放位置にある外側のロック装置が角度端部領
域を整合してロックするために係止位置へ移動される。
【0020】螺旋ケーブル端部を螺旋ケーブルボックス
に固定することによって巻き端部領域を本発明のように
形成することによって、同時に螺旋ケーブル端部に関す
る引っ張り負荷の除去が行われるので、螺旋ケーブル端
部を特別に形成することを省くことができる。このこと
は特に、従来は螺旋ケーブル端部の引っ張り負荷の除去
は然るべく吹付成形することによって行われており、そ
の結果繊細なフラットケーブルないしはその中に含まれ
る薄い導体路が温度および/または圧力の影響によって
損傷しやすかったのであるから、特に効果的であること
が明らかにされている。
【0021】さらに、本発明による方法の重要な効果
は、巻き端部領域の形成がほぼ巻き上げプロセスの際
に、ないしは巻き上げプロセス後に螺旋ケーブル端部を
ボックスに固定することによって行われることにある。
本発明方法においては、1つの同一の螺旋ケーブルボッ
クスが巻き上げプロセスを実施するためにも、ケーブル
螺旋のための巻き上げ装置としても、またケーブル螺旋
をステアリングホイール内に設置するためにも使用さ
れ、従来のようにケーブル螺旋の形成後にそのために特
別に設けられた巻き上げ装置において、ステアリングホ
イール内に設置するために通常は手動で実施される螺旋
ケーブルボックスへの挿入を行う必要はない。それによ
って作業工程が削減され、さらに適切でない取扱による
繊細なケーブル螺旋の損傷が排除され、かつケーブル螺
旋をニュートラルなステアリングホイール位置に関して
誤った回動状態で設置することが防止される。
【0022】しかし螺旋ケーブルボックスは本発明によ
れば、ケーブル螺旋を巻き上げて、その所定の使用場所
に設置するためだけでなく、ケーブル螺旋を移送するた
めにも使用される。従ってケーブル螺旋ボックスは繊細
なケーブル螺旋を巻き上げた後、使用するまで保護する
ためにも使用される。
【0023】
【実施例】以下、ケーブル螺旋をボックスに挿入する本
発明方法を図示しながら、本発明による螺旋ケーブルボ
ックスの好ましい実施例を、図面を用いて詳細に説明す
る。図1は本発明による螺旋ケーブルボックス20の可
能な実施例の分解斜視図を示すものであって、螺旋ケー
ブルボックスは螺旋ケーブルボックス20の内側部分に
よって形成されるボックス下部21と螺旋ケーブルボッ
クスの外側部分によって形成されるボックス上部22を
有する。ボックス下部21上にボックス上部22をかぶ
せた場合に、その間に位置するようにケーブル収容室2
3(図2を参照)が形成され、ケーブル収容室はケーブ
ル螺旋24を収容するために用いられる。
【0024】ボックス下部21は中央開口部70を有す
るリングディスク壁25とそれに対してほぼ垂直に配置
された内側円筒壁26を有する。内側円筒壁26のリン
グディスク壁25とは反対の側の上端縁には周面にわた
って分配して配置された係止装置27が設けられてい
る。係止装置27には外側へ向いた係止突起28が設け
られており、この係止突起は図2からも明らかなよう
に、ボックス下部21とボックス上部22を組み合わせ
た後に、ボックス下部21の中央開口部71を有するリ
ングディスク壁25の内周端縁の後方へ係止され、それ
によってボックス部分の組合せを離れないように固定す
る。
【0025】ボックス上部22を形成するためにリング
ディスク壁29の外周端縁に連続して、リングディスク
壁に対してほぼ垂直に外側円筒壁30が設けられてい
る。外側円筒壁30の下方端縁には端縁方向へ延びる開
口部31が形成されている。ケーブル螺旋24を形成す
るフラットケーブルのケーブル端部を挿通し、かつケー
ブル螺旋24の角度端部領域32,33を形成するため
に、ボックス上部22の外側円筒壁30とボックス下部
21の内側円筒壁26内にケーブル挿通部34ないし3
5が形成されている。外側のケーブル挿通部34は三角
形状に形成されており、その場合に外側円筒壁30内に
対角線状に配置された、三角形の斜辺を形成する端縁が
方向変換端縁36を形成する。内側のケーブル挿通部3
5は平行に延びるスリット端縁を有するスリットから形
成され、その場合にリングディスク壁25側のスリット
端縁が方向転換端縁37を形成する。
【0026】さらにケーブル挿通部34,35にはロッ
ク装置38,39が設けられており、これらは外側円筒
壁30ないし内側円筒壁26に形成された溝ガイド40
内に摺動可能に配置されている。ロック装置38,39
は方向転換端縁36,37と共働してケーブル螺旋24
の角度端部領域を形成することを可能にし、それがボッ
クス上部22とボックス下部21内の一点鎖線で示す角
度端部領域の延びによって示唆されている。
【0027】次に図2から図6を用いてケーブル螺旋2
4を螺旋ケーブルボックス20内へ挿入する方法を詳細
に説明する。図2には方法の最初の段階が示されてお
り、この段階において後にケーブル螺旋24を形成する
フラットケーブルのケーブル端部が外側のケーブル挿通
部34と内側のケーブル挿通部35を通して、内側円筒
壁26の内側に所望長さのケーブル張り出し部41を形
成するまで案内される。その場合にケーブル挿通部3
4,35を開放するためにロック装置38,39は開放
位置にある。
【0028】次に図3において矢印42で示すように、
ロック装置39が溝ガイド40内で下方へ移動され、そ
の場合にケーブル張り出し部1は方向転換端縁37を回
ってボックス縦軸43に対して平行に整合するまで折曲
される。内側円筒壁26を越えて突出しているリングデ
ィスク壁25の内側張り出し部44にも拘らず張り出し
部41をこのように平行に整合せることができるように
するために、図7において螺旋ケーブルボックス20の
下面図で示すように、リングディスク壁25の内側端縁
に切欠き45が形成されている。
【0029】次に、図4に示すように、ボックス下部2
1によって形成される螺旋ボックス20の内側部分をボ
ックス上部22によって形成される螺旋ボックス20の
外側部分に対して回動させる。そのために、図4には詳
しく図示されていないが、ボックス下部21のリングデ
ィスク壁25の内側張り出し部44をボックス縦軸3に
対して同心に回転する巻芯上に嵌着することができる。
巻芯の回動方向は図4において矢印46で示唆されてい
る。ボックス下部21がボックス上部22に対して回動
するときに、フラットケーブルは外側のケーブル挿通部
34を通してケーブル螺旋24を形成しながら螺旋ケー
ブルボックス20のケーブル収容室23内へ引き込まれ
る。ケーブル螺旋24が所望の巻き数に達した後に、図
5に示すように、螺旋ケーブルボックス20の外側に残
留している張り出し部47が方向転換端縁36を回って
ボックス縦軸43と平行に整合するように折曲され、ロ
ック装置38を薄ガイド40内に挿入することによって
固定されるので(図6)、ケーブル螺旋24の外側の角
度端部領域32が形成される。
【0030】図7は螺旋ケーブルボックス20の下面図
を示すものであって、同図においてボックス下部21の
リングディスク壁25の下側には内ねじ49(図8、9
を参照)を有する固定ドーム40が形成されており、こ
の固定ドームはボックス下部21をねじ結合によって不
図示のステアリングホイール上へ固定するために用いら
れる。
【0031】さらに図7においてはリングディスク壁2
5の切欠き45の領域に切欠き45へ移行する固定スリ
ット51が図示されており、この固定スリットはボック
ス下部21が2部材で構成されている場合に(図8も参
照)、溝ガイド40内で案内されるロック装置39を収
容するために使用され、それによってリングディスク壁
25が内側円筒壁26と回動しないように結合されてい
る。
【0032】図8には2部材で形成されたボックス下部
21がボックス上部22と組み合わせられた状態の断面
が示されている。内側円筒壁26とリングディスク壁2
5を同心に整合させるために、リングディスク壁の上側
に軸方向のリング溝52が形成されており、このリング
溝内に内側円筒壁26の下端縁を挿入することができ
る。ボックス下部21とボックス上部22を軸方向に互
いに固定するために、ボックス上部22の外側円筒壁3
0の下方端縁の内側に径方向のリング溝として形成され
た支持ガイド53が設けられている。支持ガイド53は
同時に、相対的に回動させる場合にボックス上部22内
でボックス下部21を径方向に案内するためにも用いら
れる。支持ガイド53をリング溝として形成する場合
に、外側円筒壁30の下端縁に直接係止リング54が形
成され、この係止リングはボックス上部22内でボック
ス下部21をきわめて正確に軸方向に固定することを可
能にする。
【0033】もちろん、支持ガイド53のためにリング
溝でなく、外側円筒壁30の下端縁へ向かって延びる切
欠きを形成することも可能である。というのは係止装置
によって軸方向片側の固定は与えられているので、ここ
に詳しく図示しない切欠きによって可能になるような簡
単な軸方向のストッパで、螺旋ケーブルボックス20の
機能にとっては充分であるからである。
【0034】さらに、図8の図示から明らかなように、
外側円筒壁30の下端縁に一周して形成された開口部3
1によって、ケーブル収容室23からのゴミあるいは凝
縮水を排出するために、好ましい方法が形成される。図
8に示す螺旋ケーブルボックス20の図示を用いてさら
に、ボックス上部22内でボックス下部21を正確に案
内するために、ボックス下部21とボックス上部22の
間には2つの滑り対偶が形成されていることが明らかに
される。第1の滑り対偶は係止装置27の係止突起28
とボックス上部22のリングディスク壁29の上側との
間に設けられている。この滑り対偶は軸方向に作用す
る。第2の滑り対偶はボックス下部21のリングディス
ク壁25の径方向の周面端縁とボックス上部22内の支
持ガイド53との間に形成されている。この滑りガイド
は軸方向にも径方向にも作用する。
【0035】図9には螺旋ケーブルボックスの変形例5
5が図示されており、そのボックス下部56には内側円
筒壁57が設けられており、この内側円筒壁にはボック
ス上部22のリングディスク壁29に対して平行かつ直
接隣接して配置されたウエブ壁58が設けられている。
図9に示す実施例においては、ケーブル収容室59はケ
ーブル収容室23のようにボックス上部22とボックス
下部21のリングディスク壁29,25によって軸方向
を区切られるのではなく、ウエブ壁59とボックス下部
21のリングディスク壁25によって区切られている。
それによってケーブル収容室59を軸方向に区切る壁の
相対移動と、それによってもたらされるケーブル摩耗が
防止される。
【0036】特に螺旋ケーブルボックス55に相当する
実施例においては、ボックス下部は2部材で形成される
方が効果的であることが明らかになっている。その場合
にボックス下部21ないし56を形成するための部材2
5と26ないしは25と57間の結合はもちろん、図9
に不図示であるが図8に示す螺旋ケーブルボックス20
の場合と同様に使用できるロック装置39を用いるのと
は異なるように行うことも可能である。例えば係止結合
あるいはそれぞれ適当な種類の結合が考えられる。もち
ろん、図10から17に示すように、ボックス下部21
を2部材ないし3部材ではなく1部材で形成することも
可能である。その場合にはロック装置の構成の種類とは
ほぼ関係なく、例えば図10に示す内側張り出し部44
を省くことができ、そして必要な場合には、ロック装置
61のための詳しく図示しない係止装置で代用すること
ができる。
【0037】図10から13には螺旋ケーブルボックス
60の一部が図示されており、螺旋ケーブルボックスに
はロック装置61,62がボックス下部と一体に形成さ
れている。図10から12において内側のロック装置6
1のケーブル挿通部35の領域はフィルム継手63を介
してボックス下部21の係止装置27と結合されてい
る。
【0038】図11にはロック装置61が前係止位置で
示されている。そのためにロック装置61はフィルム継
手63の曲げ抵抗に抗して、係止端縁64がボックス下
部21の内側張り出し部44内の係止切欠き65内へ係
止されるまで、ケーブル挿通部35上へ接するように揺
動している。この位置においてロック装置61はほぼケ
ーブル端部のガイドとして用いられるので、最初にケー
ブル端部をケーブル挿通部34,35(図2を参照)に
挿通する場合に、ケーブル端部は自動的に下方へ折曲さ
れる。内側の角度端部領域33をロックし、かつ最終的
に形成するために、ロック装置61は図12に示す位置
へ移動される。その場合にロック装置61の係止端縁6
4はボックス下部21のリングディスク壁25の内側張
り出し部44に形成された係止開口部66内に位置し、
その場合に係止開口部は同時に角度端部領域33を内側
張り出し部44を挿通させるために用いられる。
【0039】図12は外側のロック装置62を示すもの
であって、外側のロック装置はフィルム継手67を介し
てボックス上部22の外側円筒壁30の下端縁と結合さ
れている。図13においてロック装置62はその開放位
置にあるので、ボックス下部21がボックス上部22に
対して回動した場合に(図4を参照)、フラットケーブ
ルはロック装置62によって妨げられずに螺旋ケーブル
ボックス60内へ引き込まれることが可能になる。ケー
ブル螺旋が所望の巻数に達した後にケーブル張り出し部
47は外側のケーブル挿通部34の方向転換端縁36を
回って折曲され、ロック装置62は係止突出部68がボ
ックス上部22のリングディスク壁29の係止切欠き6
9へ係止されるまで揺動される。このようにして螺旋ケ
ーブルボックス60において外側の角度端部領域32が
形成される。
【0040】図14は内側のロック装置73を示すもの
であって、内側のロック装置の下方の、ケーブル挿通部
35の下方へ来る部分には係止装置74が設けられてい
る。さらに図15に示すように係止装置74は対応して
形成されたケーブルの開口部75に嵌入する。その場合
に開口部75は、ケーブル内に含まれている電気的導体
の機能が損なわれないように、ケーブルに配置される。
内側部分21の内側円筒壁26には係止開口部76が形
成されており、この係止開口部は図15に示すように係
止装置74と対向して形成されている。
【0041】図15に示すように、ロック装置が前係止
位置にあって、ケーブル端部がケーブル挿通部35を通
して導出された場合に、まずケーブルが開口部75によ
って係止装置74に係止される。それによってケーブル
端部の位置と、それに伴って内側のケーブル張り出し部
41の長さが正確に決定される。前係止位置においてロ
ック装置73の係止端縁77はボックス下部21の係止
開口部78内に固定されている。最終係止位置へ移動さ
せるために、係止装置73はケーブル張り出し部41と
共に矢印79方向へ揺動され、係止装置74がボックス
下部21の係止開口部76内へ係止される。
【0042】図16は、螺旋ケーブルボックスの部分断
面図を示すものであって、螺旋ケーブルボックスには付
加的な部材、ここでは滑りリング72が取り付けられて
いる。図16に示す滑りリング72はボックス上部22
のディスク壁29上に同心に配置されている。滑りリン
グ72をディスク壁29上へ確実に保持するために、滑
りリングはディスク壁29内に挿入されている。このこ
とは例えば、ボックス上部72を例えばプラスチック成
形部品として製造するときにすでに滑りリング72を図
示の箇所に配置することによって行われる。他の方法
は、滑りリング72をディスク壁29の上側に形成した
溝内へ圧入することである。いずれの場合にも滑りリン
グ72とボックス上部22ないしはディスク壁29との
間に相補形状の結合が与えられるので、滑りリング72
を固定するために特別な固定部材を設ける必要はない。
【0043】もちろんまた、滑りリング72を1つの平
面にではなく、ボックス上部22上で互いに異なる高さ
に配置することも可能である。このことは例えば、ディ
スク壁29にそれに対応した断部を有する断面を設ける
ことによって行うことができる。図17から明らかなよ
うに、例えばここに図示した滑りリング80のような付
加的な部材を、螺旋ケーブルボックスの構造を変化させ
る特別な手段を用いずにボックスに取れないように取り
付ける方法もある。そのために、滑りリング80を係止
装置27の係止突出部28とボックス上部22のディス
ク壁29の上側との間に簡単な方法で挿入することがで
きる。滑りリング80をこのように配置した場合には、
滑りリングは同時にスペーサ片として製造誤差があった
場合にはそれを補償し、それによってボックス部分間の
余分な遊びを補償することができる。このようにして滑
りリングの取付には他の固定部材を必要としない。
【0044】滑りリング72,80によって電気的ある
いは電子的ユニット用の回転角度に無関係なタップが可
能になり、これらユニットは1つあるいは複数の滑りリ
ングを有するボックス部分に対して回転することができ
る。図16、17においてはボックス上部22だけに1
つあるいは多数の滑りリングが設けられている。しか
し、もちろんボックス下部21も同様に形成することが
できる。
【0045】ボックス下部ないしボックス上部内に設け
られている滑りリングは、例えばステアリングホイール
の衝撃ケース内に配置することのできるマルチ機能操作
および表示ユニットをステアリングコラムアッセンブル
を通してステアリングホイールまで案内される電気的導
線に接続することが問題となる場合に、非常に効果的で
あることが明らかにされている。その場合には電気的導
線はフラットな導体ケーブルによって実現することがで
き、それによってまた螺旋ケーブルボックスの1つある
いは複数の滑りリングを衝撃ケース内の電子的操作およ
び表示ユニットに電気的に接続することが可能になる。
その場合にフラット導体ケーブルと1つないし複数の滑
りリングとの間の接続は滑りリング上で滑動するばね取
り出し部材によって、そしてフラット導体ケーブルと電
子的操作および表示ユニットとの間の接続はクリンプ−
プラグ接続によって、あるいはまたZIF (zero inser
tion force) プラグ接続あるいは他のそれぞれ考え得る
種類の接続によって行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ケーブル螺旋を形成した後に、更に処理する
必要のない、かつわずかな組立高さを有する螺旋ケーブ
ルボックスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による螺旋ケーブルボックスとその中に
配置されたケーブル螺旋の分解斜視図である。
【図2】以下の図面にさらに示すように、螺旋ケーブル
ボックス内で螺旋ケーブルを固定して巻き上げるために
螺旋ケーブルボックスへケーブル端部を挿入することを
示す斜視図である。
【図3】フラットケーブルの内側の角度端部領域の構成
を示す斜視図である。
【図4】螺旋ケーブルボックス内でケーブル螺旋を巻く
ための巻きプロセスを示す斜視図である。
【図5】ケーブル螺旋の外側の角度端部領域の構成を示
す斜視図である。
【図6】ケーブル螺旋の外側の角度端部領域を螺旋ケー
ブルボックスに固定することを示す斜視図である。
【図7】螺旋ケーブルボックスとその中に配置されたケ
ーブル螺旋の下面を示す斜視図である。
【図8】螺旋ケーブルボックスの断面図である。
【図9】螺旋ケーブルボックスの変形例を示す断面図で
ある。
【図10】螺旋ケーブルボックスの内側のロック装置の
斜視図である。
【図11】図10に示すロック装置の図10のXI−XI線
に沿った断面図である。
【図12】図11に示すロック装置の終端係止位置を示
す断面図である。
【図13】外側のロック装置をロックされていない位置
で示す斜視図である。
【図14】内側のロック装置の例で示す、他の実施例の
斜視図である。
【図15】図14に示すロック装置を前係止位置におい
て示す、図14の XIV−XIV 線に沿った断面図である。
【図16】螺旋ケーブルボックスに滑りリングを設置す
ることを示す断面図である。
【図17】螺旋ケーブルボックスに滑りリングを設置す
る他の方法を示す断面図である。
【符号の説明】
20,55,60…螺旋ケーブルボックス 21,56…第1のボックス部分 22…第2のボックス部分 23,59…ケーブル収容室 24…ケーブル螺旋 25…ディスク壁 30…外側円筒壁 32…外側の角度端部領域 33…内側の角度端部領域 34,35…ケーブル挿通部 36,38,62;37,39,61…方向転換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン クリエー ドイツ連邦共和国,デー−8832 バイセン ブルク,アイヘンベーク 3 (72)発明者 ゲルハルト ザツィンガー ドイツ連邦共和国,デー−8823 ミューロ ウ アム シー,ヤゲルブック 3 (72)発明者 ゲルハルト シュール ドイツ連邦共和国,デー−8835 プライン フェルト カーダナルシュトラーセ 3

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル螺旋(24)を収容して設置す
    る螺旋ケーブルボックス(20,55,60)であっ
    て、前記ケーブル螺旋のケーブル端部はケーブル螺旋
    (24)を内側の角度端部領域(33)と外側の角度端
    部領域(32)として螺旋平面の異なる側へ折曲するこ
    とによって形成され、かつ引っ張り負荷除去装置を有
    し、第1のボックス部分(21,56)と第2のボック
    ス部分(22)とが設けられており、それらは互いに対
    して回動可能であって、かつリング状のケーブル収容室
    (23,59)を画成し、その場合にボックス部分(2
    1,56;22)は内側の角度端部領域(33)と外側
    の角度端部領域(32)をボックスから導出するための
    ケーブル挿通部(34,35)を有し、ケーブル収容室
    (23,59)の軸方向の一方側はディスク状の壁(デ
    ィスク壁29,58)によって、かつ径方向の外側は第
    1のボックス部分(外側部分22)の外側円筒壁(3
    0)によって、また軸方向の他方の側はディスク壁(2
    5)によって、そして径方向内側は第2のボックス部分
    (内側部分21)の内側円筒壁(57)によって区切ら
    れている、螺旋ケーブルボックスにおいて、 ケーブル挿通部(34,35)が外側部分(22)の外
    側円筒壁(30)と内側部分(21,56)の内側円筒
    壁(26,57)にそれぞれ配置されており、ケーブル
    挿通部(34,35)に、ケーブル螺旋(24)の角度
    端部領域(32,33)を形成するために、ケーブルの
    引っ張り負荷を除く方向変換装置(36,38,62;
    37,39,61)が設けられていることを特徴とする
    螺旋ケーブルボックス。
  2. 【請求項2】 外側円筒壁(30)を有する外側部分
    (22)がボックス上部であって、内側円筒壁(26,
    57)を有する内側部分がボックス下部を形成すること
    を特徴とする請求項1に記載の螺旋ケーブルボックス。
  3. 【請求項3】 ボックス上部の外側円筒壁(30)に、
    下端縁方向へ延びる開口部(31)が形成されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の螺旋ケーブルボック
    ス。
  4. 【請求項4】 方向転換装置にそれぞれ折曲するための
    方向転換端縁(36,37)と、角度端部領域(32,
    33)をボックスに固定するためのロック装置(38,
    39;62,61)が設けられていることを特徴とする
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の螺旋ケーブ
    ルボックス。
  5. 【請求項5】 少なくともロック装置(61,73)に
    よって第1のロック位置(前ロック)と第2のロック位
    置(最終ロック)の調節が可能になり、その場合に前ロ
    ックが角度端部領域(33)を形成して案内するため、
    そして最終ロックが角度端部領域(33)を固定するた
    めに用いられることを特徴とする請求項4に記載の螺旋
    ケーブルボックス。
  6. 【請求項6】 ロック装置(61,62,73)が失わ
    れないように、好ましくは一体的に、ボックスと結合さ
    れていることを特徴とする請求項4又は5に記載の螺旋
    ケーブルボックス。
  7. 【請求項7】 ロック装置(61,62,73)に、ボ
    ックスの対応する係止切欠き(65,66,69,7
    6)内に係止可能な係止装置(64,68,74)が設
    けられていることを特徴とする請求項4から6までのい
    ずれか1項に記載の螺旋ケーブルボックス。
  8. 【請求項8】 ロック装置(73)に少なくとも1つの
    係止装置(74)が設けられており、その係止装置がケ
    ーブルの端部領域に設けられた開口部に挿通可能であ
    り、かつボックスの係止開口部(76)内へ挿入可能で
    あることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1
    項に記載の螺旋ケーブルボックス。
  9. 【請求項9】 内側部分(21,56)の内側円筒壁
    (26,57)の、外側部分(22)のディスク壁(2
    9)の中央開口部(71)を通過することのできる端部
    領域に、少なくとも1つの係止装置(27)が設けられ
    ており、この係止装置は内側部分(21,56)を外側
    部分(22)に好ましくは取り外し可能で、互いに回転
    できるように接続するために用いられることを特徴とす
    る請求項1から8までのいずれか1項に記載の螺旋ケー
    ブルボックス。
  10. 【請求項10】 内側部分(21,56)のディスク壁
    (25)の外側の周面端部が、外側部分(22)の外側
    円筒壁(30)の下方の端部領域の支持ガイド(53)
    に挿入可能であることを特徴とする請求項1から9まで
    のいずれか1項に記載の螺旋ケーブルボックス。
  11. 【請求項11】 内側部分(21,56)が2部材で、
    すなわち内側円筒壁によって形成される部分と、ディス
    ク壁(25)から形成される部分から形成されることを
    特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載
    の螺旋ケーブルボックス。
  12. 【請求項12】 内側円筒壁(26,57)とディスク
    壁(25)が内側部分(21,56)を形成するために
    内側のロック装置(39,61)によって互いにロック
    可能であることを特徴とする請求項11に記載の螺旋ケ
    ーブルボックス。
  13. 【請求項13】 内側部分(21,56)のディスク壁
    (25)に中央開口部(70)が形成されており、かつ
    内側張り出し部(44)を形成する内側端縁が内側円筒
    壁(26,57)を越えて突出することを特徴とする請
    求項1から12までのいずれか1項に記載の螺旋ケーブ
    ルボックス。
  14. 【請求項14】 内側円筒壁(57)にディスク壁(2
    5)に対して平行に配置されたウエブ壁(58)が形成
    され、それによってボックスのケーブル収容室(59)
    の軸方向片側がウエブ壁(58)によって区切られるこ
    とを特徴とする請求項1から13までのいずれか1項に
    記載の螺旋ケーブルボックス。
  15. 【請求項15】 外側部分(22)のディスク壁(2
    9)と内側部分(21,56)の係止装置(27)間に
    滑りリング(80)が配置されていることを特徴とする
    請求項1から14までのいずれか1項に記載の螺旋ケー
    ブルボックス。
  16. 【請求項16】 外側部分(22)のディスク壁(2
    9)内に、1つあるいは多数の滑りリング(72)が挿
    入可能であることを特徴とする請求項1から15までの
    いずれか1項に記載の螺旋ケーブルボックス。
  17. 【請求項17】 多数の滑りリング(72)が互いに異
    なる高さで配置されていることを特徴とする請求項15
    に記載の螺旋ケーブルボックス。
  18. 【請求項18】 請求項1から17までのいずれか1項
    に記載の螺旋ケーブルボックスを、ケーブル螺旋(2
    4)を形成するため、および/またはケーブル螺旋(2
    4)を使用場所へ移送するため、および/またはケーブ
    ル螺旋を使用場所に組み込むためのボックスとして使用
    する方法。
  19. 【請求項19】 請求項1から18までのいずれか1項
    に記載の螺旋ケーブルボックス(20,55,60)内
    に請求項1に記載のケーブル螺旋を挿入する方法におい
    て、 ケーブル螺旋(24)を形成するために用いられるケー
    ブルの端部領域が外側のケーブル挿通部(34)と内側
    のケーブル挿通部(35)を通して案内され、その場合
    に内側ケーブル挿通部(35)から出て来るケーブル端
    部が内側の方向変換端縁(37)によって内側の角度端
    部領域(33)を形成するために、ボックス縦軸(4
    3)に対して一方の方向へ折曲され、 内側の角度端部領域(33)が内側のロック装置(3
    9,61)によって固定され、 内側円筒壁(26,57)を有するボックス部分(内側
    部分21,56)が、外側円筒壁(30)を有するボッ
    クス部分(外側部分22)に対して回転され、その場合
    にケーブルがケーブル収容室(23,59)の内部で巻
    芯として用いられる内側円筒壁(26,57)の外側上
    に螺旋状に巻取られ、前記回転は、ケーブル螺旋(2
    4)の所定巻数が達成されるまで行われ、 外側のケーブル挿通部(34)から外側へ突出するケー
    ブル端部が外側の方向転換端縁(36)を回って、外側
    の角度端部領域(32)を形成するために、ボックス縦
    軸(3)に対して他方の方向へ折曲され、 外側の角度端部領域(32)が外側のロック装置(3
    8,62)によってボックスに固定されることを特徴と
    する螺旋ケーブルボックスへケーブル螺旋を収容する方
    法。
  20. 【請求項20】 内側の角度端部領域(33)を形成す
    る場合に、内側のロック装置(61)が前係止位置にあ
    り、内側の角度端部領域(33)を固定するために最終
    係止位置へ移動されることを特徴とする請求項19に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 外側の角度端部領域(32)を形成す
    る場合に、外側のロック装置(62)は開放位置にあっ
    て、外側の角度端部領域(32)を固定するために係止
    位置へ移動されることを特徴とする請求項19又は20
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 ケーブル螺旋(24)の巻き上げ後に
    ケーブル螺旋ボックス(20,55,60)が移送ボッ
    クスとして使用されて、ケーブル螺旋(24)の使用場
    所へ移動され、 ケーブル螺旋ボックス(20,55,60)がその中に
    収容されているケーブル螺旋(24)と共に使用場所で
    使用されることを特徴とする請求項19〜21のいずれ
    か1項に記載の方法。
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