JPH0619156Y2 - スライドコネクタ用ソケット - Google Patents

スライドコネクタ用ソケット

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JPH0619156Y2
JPH0619156Y2 JP1988042718U JP4271888U JPH0619156Y2 JP H0619156 Y2 JPH0619156 Y2 JP H0619156Y2 JP 1988042718 U JP1988042718 U JP 1988042718U JP 4271888 U JP4271888 U JP 4271888U JP H0619156 Y2 JPH0619156 Y2 JP H0619156Y2
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plug
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contact portion
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鉄夫 橋本
壮一 高木
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はスライドコネクタ用ソケットに係り、特にコネ
クタプラグが略平行にスライド装着されるスライドコネ
クタ用ソケットに関する。
従来の技術 例えば電子機器(ビデオカメラ,コードレス電話等)で
は、バッテリーパック或はオプション品(以下、これら
をアダプタという)を装着自在の構成としたものであ
る。アダプタを電子機器に取付ける構造としては、電子
機器に設けられた所定装着箇所にアダプタをスライド装
着する方法が多用されている。この際、電子機器とアダ
プタを電気的に接続する手段としてスライドコネクタが
用いられている。スライドコネクタは、スライドコネク
タ用プラグとスライドコネクタ用ソケットとにより構成
されており、スライドコネクタ用プラグはアダプタ側
に、またスライドコネクタ用ソケットは電子機器側に取
付けられる。
従来におけるスライドコネクタ用ソケットは、単に平板
端子状のソケットコンタクトを電子機器の所定アダプタ
取付け位置に、取付け面と略面一となる状態で取付けた
だけの構成とされていた。
考案が解決しようとする課題 しかるに、従来のスライドコネクタ用ソケット(以下、
ソケットという)は、単に樹脂等により形成されたソケ
ット本体の平面部分にソケットコンタクトが埋設された
構成とされていた。このため、ソケットをプラグに装着
する際、プラグに配設されたプラグコンタクトが樹脂製
のソケット本体部分とも摺接してしまい、プラグコンタ
クトに汚れが付着してしまい(削れた樹脂が付着する
等)、これに起因して接続不良が発生するおそれがある
という問題点があった。
また、ソケットは単に平板状のソケットコンタクトを取
付け面と面一となる状態で取付けただけの構成であった
ため、端子部分に人間の手が触れ易いという課題があっ
た。また端子の高密度配設が難しく、端子数が多くなっ
た場合には対応ができず、無理に各ソケットコンタクト
のピッチを小とすると接続不良が発生する虞れがあると
いう課題があった。
本考案は上記の点に鑑みて創作されたものであり、スラ
イドコネクタ用プラグに対して確実に接続し得るスライ
ドコネクタ用ソケットを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本考案では、 複数のソケットコンタクトとソケット本体とよりなり、
コネクタプラグが略平行にスライド装着されて電気的接
続が行なわれるスライドコネクタ用ソケットにおいて、 上記ソケットコンタクトに、上記ソケット本体の後方へ
突出し基板に固定される端子部を形成すると共に、上記
コネクタプラグのプラグピンが当接される部分の所定範
囲にわたり平面としたコンタクト部を形成し、 かつ、上記ソケット本体に、上記複数のソケットコンタ
クトを夫々画成すると共に該コンタクト部より突出形成
されコネクタプラグがスライド装着される際にプラグピ
ンを案内する区画壁部と、上記コンタクト部が配設され
る部分が所定範囲にわたり平面とされると共にこのコン
タクト部が配設されない部分に対し突出する構成とされ
た突出部とを形成したことを特徴とするものである。
作用 上記構成とすることにより、ソケット本体にコンタクト
部が配設される部分が所定範囲にわたり平面とされると
共にこのコンタクト部が配設されない部分に対し突出す
る構成とされた突出部が形成されているため、ソケット
コンタクトのコンタクト部もソケット本体の他の部分に
対して突出した構成となる。よって、ソケットをプラグ
に装着する際にプラグコンタクトが樹脂製のソケット本
体部分と摺接することはなく、直接ソケットコンタクト
のコンタクト部と摺接する。このため、プラグコンタク
トに対する汚れの付着を防止でき、接続不良の発生を防
止することができる。また、突出部のコンタクト部が配
設される部分を所定範囲にわたり平面とし、これに合わ
せてコネクタプラグのプラグピンが当接される部分を所
定範囲にわたり平面とすることにより、ソケットをプラ
グに装着した際に若干の位置ずれがあったとしても、確
実にソケットコンタクトとプラグコンタクトを電気的に
接続させることができる。また、ソケット本体に区画壁
部を設けることにより、ソケットコンタクトの取付け時
に単に各区画壁部間にソケットコンタクトを装着するだ
けで所定ピッチで位置決めされるため、組立て作業性を
向上させることできる。更に区画壁部はコネクタプラグ
が装着される際、プラグピンの案内を行なうため装着性
を向上させることができ、加えて誤接続の防止を図るこ
とができる。
実施例 次に本考案の実施例について図面と共に説明する。第1
図及び第2図は本考案の一実施例であるスライドコネク
タ用ソケットを用いたスライドコネクタ1を示してい
る。スライドコネクタ1はスライドコネクタ用プラグ2
(以下、単にプラグという)とスライドコネクタ用ソケ
ット3(以下、単にソケットという)とにより構成され
る。
このスライドコネクタ1は、例えば第3図に示されるよ
うなコードレスの自動車電話機4に用いられる。同図に
おいて、5は電話機本体であり、また6はバッテリーパ
ック或はROMパック等のアダプタである。プラグ2は
アダプタ6に、またソケット3は電話機本体5に設けら
れる。アダプタ6は、電話機本体5の取付け部5aに下
から上方へスライドさせて装着する。アダプタ6の装着
状態を第4図に示す。この装着状態においてプラグ2及
びソケット3は嵌合し、後述するように電話機本体5と
アダプタ6は電気的に確実に接続される。尚、図中7は
アンテナを示している。
次にプラグ2の構造について第1図,第2図及び第5図
を用いて説明する。プラグ2は、プラグ本体7、複数
(第5図では7本)のプラグピン8及びカバー9等より
構成されている。
プラグ本体7は、モールド成形されてなり、両側に側壁
部7a,7bを有し、また両側壁部7a,7bを有し、
また両側壁部7a,7b間にはプラグピン8を固定する
固定部7c及び案内溝7d−が形成された案内部7d
が横架された状態で形成されている。
各側壁部7a,7bの下方位置には、プラグ2がソケッ
ト3にスライド装着される際、ソケット3の両側部分に
係合し装着を案内するガイド部7a−,7b−が形
成されると共に、背面にはプラグ2が取付けられるプリ
ント配線基板10(アダプタ6に固定されている)に係
合する爪部7a−,7b−が形成されている。更
に、各側壁部7a,7bの上方位置には、カバー9を軸
承する軸受孔7a−,7b−が形成されている。
固定部7cは、後述するプラグピン8の固定部8cと嵌
合し、これを固定する。案内部7dはプラグピン8の数
(本実施例では7本)に対応した数の案内溝7d−
形成されている(尚、第5図に示されるプラグ本体7は
プラグピンが16本のものにも対応し得る構成であるた
め、案内溝7d−は合計16個形成されている)。こ
の案内溝7d−には後述するプラグピン8の係合部8
bが係合する。
プラグピン8は第1図及び第2図に示される形状を有し
ており、一端部を端子部8a、他端部を係合部8bとす
ると共に、その間に固定部8c及び傾斜部8dを形成し
てなる。
端子部8aはプラグ本体7の背面に突出しており、プリ
ント配線基板10に形成された所定電極パターン(図示
せず)に半田付けされる。これによりプラグピン8はプ
リント配線基板10を介してアダプタ6内の電子回路等
と電気的に接続される。
係合部8bは、前記した案内部7dに形成された案内溝
7d−に移動可能に係合している。案内溝7d−
は、第1図に矢印dで示される所定深さを有してお
り、この範囲内で係合部8bは案内溝7d−に案内さ
れつつ移動する。
固定部8cは、前記のようにプラグ本体7の固定部に嵌
合固定される部分である。固定部8cが固定されること
により、プラグピン8はプラグ本体7の所定位置に位置
決めされて取付けられる。
傾斜部8dはプラグ2の装着時におけるスライド方向
(図示矢印Aで示す方向)と逆方向に向かい、プラグ本
体7の固定部7cに対し次第に離間するように傾斜して
いる。即ち、傾斜部8dの傾斜形状は、プラグ2がA方
向へスライドするに従い、ソケット3が次第にプラグピ
ン8を強く押圧してゆくような形状とされている。ま
た、係合部8bが係合する案内部7dは水平方向に見て
固定部7cに近い位置に配設されており、従って傾斜部
8dの下方部は折曲されて頂部8d−を形成してい
る。
上記構成のプラグピン8は、バネ性を有し撓み可能な材
質よりなり、またピン状(断面円形)の形状とされてい
る。このプラグピン8は、有するバネ力により常時図中
矢印B方向へ付勢されているが、係合部8bが案内溝
7d−の側壁と当接することにより第1図に示す状態
を維持している。また、傾斜部8dに上記バネ力より大
なる力が印加された場合には、プラグピン8は図中矢印
方向へ可撓する。この時、係合部8bは案内溝7d
内で移動する。
カバー9は、複数のプラグピン8が配設されたプラグ本
体7の前面を覆うものであり、上部に形成された支軸9
a,9bを側壁部7a,7bに形成された軸受孔7a−
,7b−に挿通することによりプラグ本体7に回動
自在に取付けられる。
このカバー9は、一方の支軸9aに取付けられたコイル
スプリング11(第5図(A)に示される)により、外
側に向け回動付勢されている。また、この回動は、カバ
ー9及び固定部7cが夫々形成されている端部7c
,9cが当接することにより規制されており、カバ
ー9は第1図に示す位置で停止している。この位置にお
いてカバー9は各プラグピン8より前方位置にあり、各
プラグピン8を保護している。
また、カバー9の各プラグピン8と対向する所定位置に
は長孔9dが夫々形成されている。従って、第1図にお
いてカバー9が矢印B方向へ回動すると各プラグピン
8は長孔9dを介して外部へ露出し、接続可能な状態と
なる。
続いて本考案の要部となるソケット3について第1図,
第2図及び第6図を用いて説明する。ソケット3は、ソ
ケット本体12とソケットコンタクト13とによりなる
極めて簡単な構成とされている。
ソケット本体12はモールド成形された略直方体状の部
材であり、装着時にプラグ2と対向当接する前面部に区
画壁部12aを形成すると共に、背面部に位置決め突起
12b,12cが形成されている。
区画壁部12aは、後述する複数のソケットコンタクト
13を所定ピッチで画成するものであり、ソケットコン
タクト13の数に対応させて複数個形成されている。ま
た、区画壁部12aの各前面部分が形成する面(第6図
(B)に矢印Cで示す)は略面一とされている。
位置決め突起12b,12cは、ソケット3がプリント
配線基板14に取付けられる際、予めプリント配線基板
14に形成されている位置決め孔(図示せず)に嵌入
し、ソケット3の位置決めを行なうものである。
また、図1及び図2に示されるように、ソケット本体1
2の各区画壁部12aに挟まれた部位には、後述するソ
ケットコンタクト13のコンタクト部13cが対向配設
される突出部12eが形成されている。この突出部12
eは、段差部12fが形成されることによりコンタクト
部13cが配設されない部位に対して突出した構成とさ
れている。また、この突出部12eの図中右側端面(コ
ンタクト部13cが配設される面)は図中矢印1で示す
所定範囲にわたり平面とされている。
ソケットコンタクト13は、端子部13a、固定部13
b及びコンタクト部13cとにより構成されている(第
1図及び第2図参照)。
端子部13aはソケット本体12の背面部より突出して
おり、この端子部13aはプリント配線基板14に形成
された所定電極パターン(図示せず)に半田付けされ
る。各ソケットコンタクト13の端子部13aがプリン
ト配線基板14に半田付けされることにより、ソケット
3はプリント配線基板14に取付け固定される。また、
これにより電話機本体5(第3図参照)内の電子回路等
とソケットコンタクト13は電気的に接続される。
固定部13bはソケット本体12に設けられた取付け部
12dに嵌合固定される。これにより、ソケットコンタ
クト13はソケット本体12内の所定位置に位置決めさ
れて固定される。
コンタクト部13cは、プラグ2のプラグピン8が当接
(圧接)されて電気的な接続を行なう所である。コンタ
クト部13cは、スライド方向の所定範囲(第1図に矢
印で示す範囲)に亘り、平面を形成するよう構成され
ている。
上記ソケットコンタクト13は、ソケット本体12に形
成された各区画壁部12aの間位置に配設されるが、各
区画壁部12aはモールド成形時に所定ピッチで形成さ
れているため、単にソケットコンタクト13を区画壁1
2a間に取付けるだけで位置決めを行なうことができ
る。これによりソケット3の組立て作業を容易に行なう
ことができる。
また、ソケットコンタクト13の端子部13aは、前記
ようにソケット本体12の背面部に突出されるが、この
際、第6図(C)に示すように、隣接する端子部13a
を上下にずらして千鳥状となるよう突出させている。こ
れにより各ソケットコンタクト13のピッチが小であっ
ても確実に半田付け作業を行なうことができる。
更に第6図(B)において、各区画壁部12aの前面部
が形成する面Cと、配設された状態におけるコンタクト
部13cの平面部(同図中、矢印Dで示す)との高さを
比べると、コンタクト部13cの平面部Dに対し区画壁
部12aの前面部Cの方が高くなるよう構成されてい
る。この構成とすることによりコンタクト部13cはソ
ケット本体12の外部へ直接露出することはなくなり、
人の手等の触れ防止を行なうことができる。
次に、上記各構成を有するプラグ2及びソケット3の接
続時における動作について、第1図、第2図及び第8図
を用いて説明する。第1図は装着前の状態(第3図参
照)を示しており、第2図は装着状態(第4図参照)を
示しており、第8図は装着途中状態を夫々示している。
第1図に示す装着前の状態では、プラグ2に設けられた
カバー9はB方向へ回動しており、各プラグピン8は
カバー9により保護されている。よって、第3図に示さ
れるようにアダプタ6が電話機本体5から取外されてい
る場合においてもプラグピン8が人の手等を触れられる
ことはない。プラグ2をソケット3に接続装着するに
は。プラグ2をソケット3に略平行に上方向へスライド
させる。
プラグ2を上上方へスライドさせると、先ずソケット3
の区画壁部12aがカバー9と当接し、カバー9をB
方向へ回動させる。これにより、プラグピン8はカバー
9に形成された長孔9dを介して外部に露出される。更
にプラグ2を上方向へスライドさせると、第8図に示さ
れるように、プラグピン8の傾斜部8dは各区画壁部1
2a間に進入しソケットコンタクト13のコンタクト部
13cと当接する。この際、ソケット3の両側部にプラ
グ2のガイド部7a−,7b−が係合することによ
り、大略の位置決めが行なわれ、また各区画壁部12a
がプラグピン8の進入のガイドとしての機能を奏し、更
にプラグピン8は断面円形状であるため、プラグピン8
は円滑に区画壁部12a間に進入してゆく、これによ
り、予め定められたプラグピン8とソケットコンタクト
13との接続を確実に行なうことができ、誤接続の発生
を防止できる。
また、第8図に示されるように、プラグピン8がコンタ
クト部13cと当接(接続)される際、コンタクト部1
3cはソケット本体12に形成された突出部12eに配
設されておりソケット本体12の他の部分に対して突出
しているため、プラグピン8は直接コンタクト部13c
と当接する。即ち、プラグピン8は樹脂製のソケット本
体12と摺接することなく直接コンタクト部13cと当
接する。よって、プラグコンタクト8に樹脂が削れ落ち
ることにより汚れが付着することはなくなり、接続不良
の発生を防止することができる。
しかるに、上記プラグピン8とソケットコンタクト13
の接続は、傾斜部8dとコンタクト部13cの下部との
接続であり、電気的な接続としては十分でない。
そこで、更にプラグ2を上方へスライドさせる。前記の
ように傾斜部8dはスライド方向と逆方向(下方向)に
行くに従ってプラグ2に向け突出する傾斜を有している
ため、プラグ2の上方へのスライドに伴いコンタクト部
13cは傾斜部8dを押圧する。この押圧力がプラグピ
ン8の有するバネ力より大となると、プラグピン8は図
中矢印B方向へ可撓する。しかるに、プラグピン8が
可撓しても、その端部である係合部8bは案内溝7d−
内で移動するため、隣接するプラグピン8とのピッチ
は一定に維持される。よって、隣接するプラグピン8同
志よる短絡事故の発生を確実に防止することができる。
また、係合部8bが案内溝7d−内で移動するため、
係合部8bに該当する端部を固定してなるプラグに対
し、スライドに要する力を小とすることができ、装着性
を向上させることができる。
次に第2図に示されるように、プラグ2がソケット3に
完全に装着された状態について説明する。装着状態で
は、プラグピン8の頂部8d−がソケットコンタクト
13のコンタクト部に向け圧接されている。前記のよう
にコンタクト部13cは所定範囲に亘り平面とされて
いるため、プラグピン8との電気的接続を良好に行なう
ことができ、かつスライド方向に対し装着位置に若干の
ずれが生じたとしても確実に電気的接続を行なうことが
できる。
一方、プラグ2の引き抜き時には、第2図に示される状
態よりプラグ2を下方向へスライドさせるが、下方向へ
のスライド操作に伴い、頂部18d−がコンタクト部
13cより離脱し、そしてこれに代り傾斜部8dがコン
タクト部13cと当接する。コンタクトピン8はB
向へ弾性復元力を付勢しており、かつコンタクト部13
cは傾斜部8dと当接するため、上記弾性復元力はプラ
グ2を下動させる力として働く。これにより、アダプタ
6の引き抜き時における下方向へのスライド操作に要す
る力を小さくすることができる。
考案の効果 上述の如く本考案によれば、ソケットコンタクトのコン
タクト部はソケット本体の他の部分に対して突出した構
成であるためソケットをプラグに装着する際にプラグコ
ンタクトが樹脂製のソケット本体部分と摺接することは
なく、直接ソケットコンタクトのコンタクト部と摺接す
るため、プラグコンタクトに対する汚れの付着を防止で
き、接続不良の発生を防止することができ、また突出部
のコンタクト部が配設される部分を所定範囲にわたり平
面とし、これに合わせてコネクタプラグのプラグピンが
当接される部分を所定範囲にわたり平面とすることによ
り、ソケットをプラグに装着した際に若干の位置ずれが
あったとしても、確実にソケットコンタクトとプラグコ
ンタクトを電気的に接続させることができ、またソケッ
トコンタクトの取付け時には、ソケット本体に形成され
た区画壁部間にソケットコンタクトを装着するだけで所
定ピッチで位置決めができるため、これによっても組立
性を向上させることができ、加えて区画壁部はコネクタ
プラグが装着される際、プラグピンの案内部材としての
機能を奏するため、装着性を向上できると共に誤接続の
防止を行なうことができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例であるプラグとソ
ケットの構成及びその動作を説明するための断面図、第
3図は及び第4図は本考案を適用してなる自動車電話機
を示す図、第5図はプラグを説明するための図、第6図
はソケットを説明するための図、第7図はプラグの変形
例を示す図、第8図はプラグとソケットの構成及びその
動作を説明するための断面図である。 1……スライドコネクタ、2……プラグ、3……ソケッ
ト、4……自動車電話機、5……電話機本体、6……ア
ダプタ、7a,7b……側壁部、7d−……案内溝、
8……プラグピン、8a……端子部、8……係合部、8
c……固定部、8d……傾斜部、9……カバー、10,
14……プリント配線基板、12……ソケット本体、1
2a……区画壁部、13……ソケットコンタクト、13
a……端子部、13c……コンタクト部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のソケットコンタクトとソケット本体
    とよりなり、コネクタプラグが略平行にスライド装着さ
    れて電気的接続が行なわれるスライドコネクタ用ソケッ
    トにおいて、 該ソケットコンタクトに、該ソケット本体の後方へ突出
    し基板に固定される端子部を形成すると共に、該コネク
    タプラグのプラグピンが当接される部分を所定範囲にわ
    たり平面としたコンタクト部を形成し、 かつ、該ソケット本体に、該複数のソケットコンタクト
    を夫々画成すると共に該コンタクト部より突出形成され
    該コネクタプラグがスライド装着される際に該プラグピ
    ンを案内する区画壁部と、該コンタクト部が配設される
    部分が所定範囲にわたり平面とされると共に該コンタク
    ト部が配設されない部分に対し突出する構成とされた突
    出部とを形成してなるスライドコネクタ用ソケット。
JP1988042718U 1988-03-30 1988-03-30 スライドコネクタ用ソケット Expired - Lifetime JPH0619156Y2 (ja)

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JPS6037752Y2 (ja) * 1980-11-20 1985-11-11 三洋電機株式会社 複合機器の接続装置
JPS59145074U (ja) * 1983-03-17 1984-09-28 松下電器産業株式会社 電気機器の接続装置

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