JPH06190471A - 薄板金属板の結合方法および結合装置 - Google Patents

薄板金属板の結合方法および結合装置

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JPH06190471A
JPH06190471A JP35177092A JP35177092A JPH06190471A JP H06190471 A JPH06190471 A JP H06190471A JP 35177092 A JP35177092 A JP 35177092A JP 35177092 A JP35177092 A JP 35177092A JP H06190471 A JPH06190471 A JP H06190471A
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JP
Japan
Prior art keywords
punch
thin metal
back surface
guide hole
metal plates
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Application number
JP35177092A
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English (en)
Inventor
Yoshio Suzuki
義雄 鈴木
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SUZUKI KOGYOSHO YUGEN
Original Assignee
SUZUKI KOGYOSHO YUGEN
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚の薄板金属板を容易に結合することが
できるとともに、結合後の後処理を必要としない画期的
な結合方法および結合装置を提供する。 【構成】 薄板金属板(1)(1)の重ね合わせ部に突き破
りポンチ(3)を差し込んでガイド孔(19)を形成するとと
もに、このガイド孔(19)の周縁を裏面に向って屈曲させ
るバーリング加工を行なった後に、カウンタポンチ(10)
を薄板金属板(1)(1)の裏面から屈曲縁(20)に押し付け
ることにより、該屈曲縁(20)を前記重ね合わせ部の裏面
に折り返すヘミング加工を行なって薄板金属板を重ね合
わせ部において結合固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば暖冷房装置など
に用いられる各種配管を被覆する断熱被覆材を固定する
ために固定具、特に、配管が直角に屈曲したエルボ部の
断熱被覆材を固定するための固定具のように複数枚の薄
板金属板を結合する場合に好適な結合方法および結合装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】暖冷房装置などに用いられる各種配管の
外周面を断熱被覆材で被覆した場合は、この断熱被覆材
の表面に薄板金属板あるいは合成樹脂板で構成された筒
体を装着して断熱被覆材の固定と保護を行なわせること
は公知である。また、配管が直角に屈曲するエルボ部に
おいては、エルボカバーと称される固定具を用いること
が多い。
【0003】エルボカバーは図6に示したように、エル
ボ部の大径屈曲部の外周面に倣った大径の逆U字状のカ
バー部aと、該カバー部aの両開放端から延びる板状の
固定部b、bとを薄いブリキ板あるいはステンレス鋼板
などで代表される薄板金属板で構成している。そして、
エルボ部の外周面にカバー部aを被せた後に、両固定部
b、bをエルボ部の屈曲内側に折り返して連結固定して
いる。
【0004】ところで、このようなエルボカバーを構成
するカバー部aは、複数枚の円弧状片を連結し、この連
結体に固定部b、bを連結している。また、エルボカバ
ーの耐久性を確保するためには、各部品を連結した後に
全体に焼付塗装を施すことが有効であるが、生産個数が
限られたエルボカバーに焼付塗装を施すことは生産コス
トの面から現実的でない。
【0005】一方、塗装コストを低減する観点からは、
各部品をカラー鉄板で構成することが有効である。しか
しながら、この場合は各部品の溶着時に塗装が剥離する
とともに、溶接ビードの除去を行なう必要性がある。ま
た、このような溶接ビードの除去にともなって塗装が剥
離するために、溶接あるいはビードの除去にともなう塗
装剥離部の再塗装が必要となって生産コストが高くつく
という不具合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、二枚あるいは三枚以上の薄板
金属板を容易に結合することができるとともに、結合後
の後処理を必要としない画期的な結合方法および結合装
置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、薄板金属板の重ね合わせ部にガイド
孔を形成し、該ガイド孔の周縁を裏面に向って屈曲させ
た後に、該屈曲縁を前記重ね合わせ部の裏面に折り返し
て薄板金属板を該重ね合わせ部において結合固定したこ
とを特徴としている。
【0008】第2の発明は、薄板金属板の重ね合わせ部
に表面から裏面に向ってポンチを突き刺してガイド孔を
形成しつつ該ガイド孔の孔径を次第に拡大させてその周
縁を裏面に向って屈曲させた後に、該屈曲縁を前記重ね
合わせ部の裏面に折り返して薄板金属板を該重ね合わせ
部において結合固定したことを特徴としている。
【0009】一方、第3の発明は、先鋭状に形成された
突き破りポンチをガイドとしてポンチホルダにフランジ
を昇降自在に取り付けるとともに、該フランジをポンチ
ホルダに対して下降付勢するスプリングを設けている。
また、前記突き破りポンチに対向させて配設したカウン
タポンチをガイドとして受圧板にダイスを昇降自在に取
り付けるとともに、該ダイスを受圧板に対して上昇付勢
するスプリングおよび、前記ポンチホルダを受圧板に接
離移動させる手段を設けている。そして、前記突き破り
ポンチを受容する逃げ孔をカウンタポンチの上面中央に
形成するとともに、前記逃げ孔を囲繞するリング状凸部
の周面とカウンタポンチの上面周縁に設けた平端部を円
弧によるコーナを介して連続させたことを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】薄板金属板の重ね合わせ部に先鋭状に形成され
た突き破りポンチなどを差し込むと、ガイド孔が形成さ
れるとともに、このガイド孔が次第に拡径されるため
に、その周縁が裏面に向って屈曲成形される。次に、カ
ウンタパンチなどによる押圧成形作用でこの屈曲部を重
ね合わせ部の裏面に折り返す、すなわち、バーニングカ
ール加工を行い、あたかもハトメでかしめたかのように
薄板が相互に結合固定される。
【0011】また、薄板の重ね合わせ部にいわゆるバー
リング加工を行なった後にヘミング加工すれば連結が終
了するために、薄板がカラー鉄板である場合においても
固定部の塗装の剥離が見られない。よって、再塗装など
の後処理を行なう必要性がないために、カラー鉄板など
を用いた各種部品の製造効率を高くできる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係る薄板金属板の連結方法を
実施するに最適な連結装置の一実施例を示す断面図、図
2は準備工程を示す断面図、図3はバーリング工程を示
す断面図、図4はヘミング工程を示す断面図、図5は連
結工程を示す図である。
【0013】これらの図において、重ね合わされた2枚
の薄板金属板(1)(1)を連結固定する連結装置(2)は、
図示しないプレス機械などに組み付けられている。ま
た。プレス機械のスライド(図示省略)に取り付けたポン
チホルダ(2)の下面に先鋭状に形成された突き破りポン
チ(3)を取り付けている。(4)は突き破りポンチ(3)の
取り付け高さを調整するねじ、(5)はねじ(4)のロック
ナットである。
【0014】また、突き破りポンチ(3)をガイドとして
昇降するフランジ(6)をポンチホルダ(2)の下面に取り
付けるとともに、該フランジ(6)をポンチホルダ(2)に
対して下降付勢するスプリング(7)(7)を設けている。
(8)(8)はフランジ(6)の昇降ストロークを規制するガ
イドロッドである。
【0015】一方、プレス機械のボルスタ(図示省略)な
どに取り付けられた受圧板(9)の上面中央に前記突き破
りポンチ(3)に対向するカウンタポンチ(10)を取り付け
ている。(11)はカウンタポンチ(10)の取り付け高さを調
整するねじである。
【0016】そして、カウンタポンチ(10)をガイドとし
て昇降するダイス(12)を受圧板(9)の上面に取り付ける
とともに、このダイス(12)を受圧板(9)に対して上昇付
勢するスプリング(13)(13)を設けている。(14)(14)はダ
イス(12)の昇降ストロークを規制するガイドロッドであ
る。
【0017】カウンタポンチ(10)の上面中央には前記突
き破りポンチ(3)を受容する逃げ孔(15)を形成してい
る。そして、この逃げ孔(15)を囲繞するリング状凸部(1
6)をカウンタポンチ(10)の上面に形成し、このリング状
凸部(16)の周面とカウンタポンチ(10)の上面周縁に設け
た平端部(17)を円弧によるコーナ(18)を介して円滑に連
続させている。
【0018】以上のような構成になる結合装置を用いて
薄板金属板(1)(1)を結合する場合は、図1に示したよ
うにダイス(12)の上面において複数枚の金属板(1)(1)
を重ね合わせる。つぎに、図示しないプレス機械を運転
してスライドを下降させると、ポンチホルダ(2)が下降
するために、図2に示すようにその先端で重ね合わされ
た2枚の金属板(1)(1)が突き破られて、後述するよう
にガイド孔(19)が開穿される(図5A参照)。
【0019】フランジ(6)を下降付勢させているスプリ
ング(7)(7)の張力をダイス(9)の付勢用スプリング(1
3)(13)の張力よりも小さくしている。従って、突き破り
ポンチ(3)およびフランジ(6)が薄板金属板(1)(1)の
上面に当接した後にスライドをさらに下降させると、図
3に示したように突き破りポンチ(3)が薄板金属板(1)
(1)に表面側から差し込まれてフランジ(6)は突き破り
ポンチ(3)に対して相対的に上昇する。
【0020】このようにして突き破りポンチ(3)が差し
込まれると、当初はガイド孔(19)が開けられる。そし
て、突き破りポンチ(3)の差込み深さが大きくなるにと
もなってガイド孔(19)の内径が拡大されるために、この
ガイド孔(19)の周縁が図5Bに示したように下方(裏面)
に向って曲げられて屈曲縁(20)が形成される。
【0021】また、突き破りポンチ(3)が充分な深さま
で差し込まれると、フランジ(6)が相対的に上昇しなく
なる。すると、スライドの下降にともなってフランジ
(6)が突き破りポンチ(3)とともに下降するために、ス
プリング(13)(13)に抗してダイス(9)が下降し始める。
【0022】このようにしてダイス(9)が下降すると、
カウンタポンチ(10)が薄板金属板(1)(1)の下面に相対
的に接近する。そして、最終的には図4に示したように
突き破りポンチ(3)によって形成された屈曲縁(20)に下
方から押し当てられる。すると、屈曲縁(20)がカウンタ
ポンチ(10)の上面のコーナ(18)による拡開作用で次第に
外周に向って展延成形されて最終的に薄板金属板(1)
(1)の裏面に折り返されるために、2枚の薄板金属板
(1)(1)は重ね合わせ部において結合固定される(図5
Cを参照)。結合板、フランジ(6)とダイス(12)が離れ
るとき、フランジ(6)内のスプリング(7)がフランジ
(6)を若干押し出すため、ポンチ(3)にくっついた製品
が外れて落下する。
【0023】このようにして重ね合わされて結合された
薄板金属板(1)(1)は、突き破りポンチ(3)の差込みと
カウンタポンチ(10)による成形を受けるのみであるため
に、表面などが損傷されることがなく、しかも、折り返
しによる固定作用をする屈曲縁(20)を形成するに充分な
内径のガイド孔(19)を形成すればよう。よって、結合後
は小径のガイド孔(19)が残されるのみであるために、結
合後に後処理を行なう必要性がない。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、薄板金属板をきわめて簡単に、しかも、表面の
損傷をともなうことなく重ね合わせて結合することがで
きるために、カラー鉄板などを効率よく結合することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄板金属板の連結方法を実施する
に最適な連結装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】準備工程を示す断面図である。
【図3】バーリング工程を示す断面図である。
【図4】ヘミング工程を示す断面図である。
【図5】連結工程を示す図である。
【図6】本発明に係る連結方法および連結装置で製造さ
れるエルボカバーの斜視図である。
【符号の説明】 (1) 薄板金属板 (2) ポンチホルダ (3) 突き破りポンチ (6) フランジ (7) スプリング (9) 受圧板 (10) カウンタポンチ (12) ダイス (13) スプリング (15) 逃げ孔 (16) リング状凸部 (17) 平端部 (18) コーナ (19) ガイド孔 (20) 屈曲縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板金属板の重ね合わせ部にガイド孔を
    形成し、該ガイド孔の周縁を裏面に向って屈曲させた後
    に、該屈曲縁を前記重ね合わせ部の裏面に折り返して薄
    板金属板を該重ね合わせ部において結合固定したことを
    特徴とする薄板金属板の結合方法。
  2. 【請求項2】 薄板金属板の重ね合わせ部に表面から裏
    面に向ってポンチを突き刺してガイド孔を形成しつつ該
    ガイド孔の孔径を次第に拡大させてその周縁を裏面に向
    って屈曲させた後に、該屈曲縁を前記重ね合わせ部の裏
    面に折り返して薄板金属板を該重ね合わせ部において結
    合固定したことを特徴とする薄板金属板の結合方法。
  3. 【請求項3】 先鋭状に形成された突き破りポンチと、
    該突き破りポンチをガイドとしてポンチホルダに昇降自
    在に取り付けたフランジと、該フランジをポンチホルダ
    に対して下降付勢するスプリングと、前記突き破りポン
    チに対向させて配設したカウンタポンチと、該カウンタ
    ポンチをガイドとして受圧板に昇降自在に取り付けたダ
    イスと、該ダイスを受圧板に対して上昇付勢するスプリ
    ングと、前記ポンチホルダを受圧板に接離移動させる手
    段を備え、前記突き破りポンチを受容する逃げ孔をカウ
    ンタポンチの上面中央に形成するとともに、前記逃げ孔
    を囲繞するリング状凸部の周面とカウンタポンチの上面
    周縁に設けた平端部を円弧によるコーナを介して連続さ
    せたことを特徴とする薄板金属板の結合装置。
JP35177092A 1992-12-08 1992-12-08 薄板金属板の結合方法および結合装置 Pending JPH06190471A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130429A (ja) * 1983-12-16 1985-07-11 Hitachi Ltd 塑性変形する薄板の接合方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130429A (ja) * 1983-12-16 1985-07-11 Hitachi Ltd 塑性変形する薄板の接合方法

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