JPH06190464A - プレス機械のダイクッション装置 - Google Patents

プレス機械のダイクッション装置

Info

Publication number
JPH06190464A
JPH06190464A JP5131397A JP13139793A JPH06190464A JP H06190464 A JPH06190464 A JP H06190464A JP 5131397 A JP5131397 A JP 5131397A JP 13139793 A JP13139793 A JP 13139793A JP H06190464 A JPH06190464 A JP H06190464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
die
oil
outflow
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5131397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2753675B2 (ja
Inventor
Kazunari Kirii
一成 桐井
Masahiro Shinabe
政弘 品部
Shigehiro Kirii
茂弘 桐井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIKI KK
Toyota Motor Corp
Original Assignee
AIKI KK
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP5131397A priority Critical patent/JP2753675B2/ja
Application filed by AIKI KK, Toyota Motor Corp filed Critical AIKI KK
Priority to EP19930308743 priority patent/EP0596697B1/en
Priority to EP19930308741 priority patent/EP0596696B1/en
Priority to EP97200413A priority patent/EP0773075B1/en
Priority to DE1993609610 priority patent/DE69309610T2/de
Priority to DE1993631974 priority patent/DE69331974T2/de
Priority to DE1993613585 priority patent/DE69313585T2/de
Priority to US08/143,767 priority patent/US5457980A/en
Priority to CA002102360A priority patent/CA2102360C/en
Publication of JPH06190464A publication Critical patent/JPH06190464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2753675B2 publication Critical patent/JP2753675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 均圧化用の油圧シリンダを備えたダイクッシ
ョン装置において、大掛かりな設計変更を行うことなく
プレス加工中のしわ押え荷重を制御できるようにする。 【構成】 均圧化用の油圧シリンダ30の油圧室に連通
させられている配管50に流出油路66を接続するとと
もに、その流出油路66に、開き量(流通断面積)を連
続的に変化させることが可能な流量調整弁68を配設
し、クッションピン22や油圧シリンダ30,クッショ
ンパッド26が一体的に下降させられるプレス加工時
に、コントローラ56によって流量調整弁68を開き制
御して作動油を流出させることにより、油圧シリンダ3
0内の油圧を一時的に低下させてしわ押え荷重をコント
ロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス機械のダイクッシ
ョン装置に係り、特に、プレス加工時にしわ押え荷重を
変更できるダイクッション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(a)しわ押え荷重付与手段により所定の付勢力で上方
へ付勢されるクッションパッドと、(b)そのクッショ
ンパッドに配設されるとともに油圧室が互いに連通させ
られた複数の油圧シリンダと、(c)その油圧シリンダ
上にそれぞれ配設されるとともに上端部でしわ押え型を
支持している複数のクッションピンとを備え、プレス上
型が下降させられることにより、そのプレス上型と前記
しわ押え型との間でワークを挟圧しつつプレス上型とプ
レス下型との間でプレス加工が行われる際に、前記しわ
押え荷重付与手段の付勢力に応じたしわ押え荷重を前記
しわ押え型に作用させるとともに、前記油圧シリンダに
より前記複数のクッションピンに略均等にしわ押え荷重
を分配するプレス機械のダイクッション装置が知られて
いる。実開平1−60721号公報に記載されている装
置はその一例であり、上記油圧シリンダの油圧は、クッ
ションピンの長さ寸法のばらつきやクッションパッドの
傾き等に拘らずプレス加工時に各油圧シリンダのピスト
ンがクッションピンに押されてシリンダ内に押し込まれ
るとともにストローク端に達することがないように、し
わ押え荷重の大きさなどに応じて演算式や試し打ち等に
よって定められる。このようなダイクッション装置によ
れば、クッションパッドの傾き等に拘らずしわ押え荷重
が略均等にしわ押え型に作用させられるようになり、常
に良好なプレス加工を行い得るようになる。
【0003】一方、互いに直列に配設された一対のエア
シリンダおよび油圧シリンダのピストンを一体的に連結
し、エアシリンダに供給された圧縮空気のエア圧と、油
圧シリンダに接続されたリリーフ弁のリリーフ圧とに基
づいてしわ押え荷重を発生するとともに、プレス加工時
にリリーフ弁のリリーフ圧を変更してしわ押え荷重を変
化させるようにしたしわ押え荷重制御装置が、例えば実
開昭61−190316号公報等に開示されている。こ
のようなしわ押え荷重制御装置によれば、プレスストロ
ークすなわちプレス加工の進行に応じてしわ押え荷重を
極め細かく制御できるため、例えばプレス上型としわ押
え型との衝突時の振動を軽減することによりプレス加工
時の素材の流入を防止して面品質を向上させたり、しわ
押え荷重をプレス途中で低減してワークの破断を防止し
たり、そのワーク破断防止により素材のグレードダウン
を図ったりすることができるなど、種々の利点が得られ
る。したがって、かかるしわ押え荷重制御装置を前記ダ
イクッション装置のしわ押え荷重付与手段として採用す
れば、しわ押え荷重の均圧化と相俟って一層良好なプレ
ス加工を行い得るようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなしわ押え荷重制御装置をそのまましわ押え荷重付
与手段として採用すると、前記均圧化用の油圧回路と合
わせて2つの油圧回路が必要になるなど、装置が大掛か
りで高価になるという問題があった。また、新たに製作
するプレス機械のダイクッション装置に上記しわ押え荷
重制御装置を適用することは可能であるが、既に使用中
のプレス機械のダイクッション装置に組み付けるには大
掛かりな改造が必要で、コスト面などから不可能に近
く、既存のプレス機械のダイクッション装置には実質的
に適用できなかったのである。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、均圧化用の油圧シリ
ンダを備えたダイクッション装置において、大掛かりな
設計変更を行うことなくプレス加工中のしわ押え荷重を
制御できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための第一の手段】かかる目的を達成
するためには、均圧化用の油圧シリンダの作動油をプレ
ス加工中に排出して油圧を一時的に低下させるようにす
れば良く、第一の発明は、(a)しわ押え荷重付与手段
により所定の付勢力で上方へ付勢されるクッションパッ
ドと、(b)そのクッションパッドに配設されるととも
に油圧室が互いに連通させられた複数の油圧シリンダ
と、(c)それら油圧シリンダ上にそれぞれ配設される
とともに上端部でしわ押え型を支持している複数のクッ
ションピンとを備え、プレス上型が下降させられること
により、そのプレス上型としわ押え型との間でワークを
挟圧しつつそのプレス上型とプレス下型との間でプレス
加工が行われる際に、前記しわ押え荷重付与手段の付勢
力に応じたしわ押え荷重を前記しわ押え型に作用させる
とともに、前記油圧シリンダにより前記複数のクッショ
ンピンに略均等にしわ押え荷重を分配するプレス機械の
ダイクッション装置において、(d)前記複数の油圧シ
リンダの各油圧室に連通させられてその油圧室内の作動
油を流出させる流出油路と、(e)その流出油路に設け
られ、前記作動油の流出を阻止する流出阻止状態と、そ
の作動油を所定の流量で流出させる流出状態とに切換制
御される流量調整手段と、(f)前記プレス加工の過程
で、前記作動油が予め定められた所定の流量で流出する
ように前記流量調整手段を制御する流出制御手段とを設
けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】すなわち、かかるダイクッション装置によりし
わ押え型に作用させられるしわ押え荷重は、基本的には
しわ押え荷重付与手段の付勢力によって定まるが、クッ
ションパッド,油圧シリンダ,クッションピンが略一体
的に下降させられるプレス加工時に油圧シリンダ内の作
動油が流出すると、それ等の慣性によって油圧シリンダ
内の油圧は一時的に低下し、それに伴ってしわ押え荷重
も低下するのである。また、そのしわ押え荷重の変化幅
は、油圧シリンダから流出する作動油の流量によって異
なるとともに、途中で作動油の流出を止めれば元のしわ
押え荷重すなわち上記しわ押え荷重付与手段の付勢力に
よって定まるしわ押え荷重まで上昇する。したがって、
流出油路に設けられた流量調整手段がプレス加工時に流
出制御手段によって制御され、その流量調整手段を介し
て油圧シリンダ内の作動油が所定の流量で流出させられ
ると、その流出流量に応じてしわ押え荷重が低下させら
れ、プレス加工の過程でしわ押え荷重が変更される。
【0008】
【第一発明の効果】このように、第一発明のダイクッシ
ョン装置は、しわ押え荷重を均等に作用させる均圧化用
の油圧シリンダから作動油を流出させることにより、プ
レス加工の過程でしわ押え荷重を変更するようになって
いるため、リリーフ圧でしわ押え荷重を制御する従来の
しわ押え荷重制御装置をしわ押え荷重付与手段として用
いる場合に比較して、装置が簡単かつ安価に構成され
る。しかも、均圧化用の油圧シリンダの油圧室に流出油
路を接続するとともに、その流出油路に流量調整手段を
設けて流出制御手段により制御するだけで良いため、既
存のプレス機械のダイクッション装置に対しても、大き
な改造を行うことなく簡単に適用できるのである。
【0009】
【課題を解決するための第二の手段】また、前記目的を
達成するための第二の発明は、(a)しわ押え荷重付与
手段により所定の付勢力で上方へ付勢されるクッション
パッドと、(b)そのクッションパッドに配設された複
数の油圧シリンダと、(c)それら油圧シリンダ上にそ
れぞれ配設されるとともに上端部でしわ押え型を支持し
ている複数のクッションピンとを備え、プレス上型が下
降させられることにより、そのプレス上型としわ押え型
との間でワークを挟圧しつつそのプレス上型とプレス下
型との間でプレス加工が行われる際に、前記しわ押え荷
重付与手段の付勢力に応じたしわ押え荷重を前記しわ押
え型に作用させるプレス機械のダイクッション装置にお
いて、(d)前記複数の油圧シリンダを複数のエリアに
区分し、それらのエリア毎に作動油を供給する複数の独
立した供給油路と、(e)前記複数のエリア毎に前記作
動油を流出させる複数の流出油路と、(f)その複数の
流出油路にそれぞれ設けられ、前記作動油の流出を阻止
する流出阻止状態と、その作動油を所定の流量で流出さ
せる流出状態とに切換制御される複数の流量調整手段
と、(g)前記プレス加工の過程で、前記複数のエリア
毎に前記作動油がそれぞれ予め定められた所定の流量で
流出するように、前記複数の流量調整手段を個別に制御
する流出制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】
【第二発明の作用および効果】上記第二発明のダイクッ
ション装置においては、油圧シリンダが予め区分された
複数のエリア毎に、それぞれ独立して設けられた供給油
路を介して各油圧シリンダに作動油が供給されるととも
に、その複数のエリア毎に設けられた複数の流出油路か
ら、流出制御手段により個別に切換制御される複数の流
量調整手段によって、各エリアの作動油がそれぞれ予め
定められた所定の流量で流出させられる。すなわち、各
エリア毎に作動油の油圧や流出流量を変えることが可能
で、それによりエリア毎にしわ押え荷重を異ならせるこ
とができるのであり、金型に設けられたしわ押えビード
(突起)の偏摩耗やワークの仕様等に応じてしわ押え荷
重を極め細かく制御できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、ポンチ型10が取り付け
られるボルスタ12はプレスキャリア14を介してベー
ス16上に配設されている一方、ダイス型18が取り付
けられるプレススライド20は、モータによって回転駆
動されるクランクやリンク等を備えた図示しない駆動機
構により上下駆動されるようになっている。ボルスタ1
2には、クッションピン22を配設するために多数の貫
通孔24が設けられており、ボルスタ12の下方には、
それ等のクッションピン22を支持するクッションパッ
ド26が配設されている。クッションピン22は、上記
ポンチ型10と共に配設されるしわ押えリング28を支
持するもので、そのしわ押えリング28の形状に応じて
予め定められた所定の位置に任意の数だけ配設される。
クッションパッド26は、上記貫通孔24に対応して多
数の油圧シリンダ30を備えており、クッションピン2
2の下端部はそれぞれその油圧シリンダ30のピストン
ロッドに当接させられるようになっている。上記ポンチ
型10はプレス下型に相当し、ダイス型18はプレス上
型に相当し、しわ押えリング28はしわ押え型に相当す
る。
【0012】上記クッションパッド26は、前記プレス
キャリア14内に上下方向の移動可能に配設されてお
り、常にはエアシリンダ32により上方へ付勢されてい
る。エアシリンダ32の圧力室はエアタンク34に連通
させられているとともに、そのエアタンク34には、エ
ア圧源36からエアレギュレータ38を介して所定のエ
ア圧Paの圧力エアが供給されるようになっている。こ
のエア圧Paはしわ押え荷重に応じて設定される。すな
わち、前記ダイス型18がプレススライド20と共に下
降させられることにより、そのダイス型18としわ押え
リング28との間でワーク40の周縁部を挟圧しつつ、
ダイス型18とポンチ型10との間で絞り加工が行われ
る際に、しわ押えリング28,クッションピン22,油
圧シリンダ30,およびクッションパッド26を介して
エアシリンダ32が押し下げられると、上記エア圧Pa
に対応するしわ押え荷重がしわ押えリング28に作用さ
せられるのである。
【0013】本実施例では、上記エアシリンダ32,エ
アタンク34,エア圧源36,およびエアレギュレータ
38を含んでしわ押え荷重付与手段42が構成されてお
り、そのしわ押え荷重付与手段42および前記油圧シリ
ンダ30,クッションピン22等を含んで、しわ押えリ
ング28に所定のしわ押え荷重を作用させる第一発明の
ダイクッション装置44が構成されている。
【0014】前記複数の油圧シリンダ30の油圧室は、
配管46を介して互いに連通させられているとともに、
配管46はフレキシブルチューブ48,配管50および
ON・OFFソレノイドバルブ52を経て油圧制御回路
54に接続されている。ON・OFFソレノイドバルブ
52は、コントローラ56により配管50と油圧制御回
路54とを連通させる連通状態と、それ等の間を遮断す
る遮断状態とに切り換えられる。油圧制御回路54に
は、エア駆動式の油圧ポンプ58によりタンク60から
汲み上げられた作動油が供給されるようになっており、
コントローラ56により制御される減圧弁等によって油
圧制御を行う。この油圧制御は、プレス加工前における
油圧シリンダ30内の油圧が予め定められた初期油圧P
o となるように制御するもので、コントローラ56に
は、前記配管46に設けられた油圧センサ62から配管
46内、すなわち油圧シリンダ30内の油圧を表す信号
が取り込まれるようになっている。コントローラ56
は、CPU,RAM,ROM等を備えたマイクロコンピ
ュータを含んで構成されており、予め定められたプログ
ラムに従って信号処理を行うことにより、ON・OFF
ソレノイドバルブ52の切換えや油圧制御などを行うよ
うになっている。上記初期油圧Po は、クッションピン
22の長さ寸法のばらつきやクッションパッド26の傾
き等に拘らずプレス加工時に各油圧シリンダ30のピス
トンがクッションピン22に押されてシリンダ内に押し
込まれるとともにストローク端に達することがないよう
に、言い換えれば油圧シリンダ30のピストンが中立位
置に保持された状態でしわ押えが行われるように、予め
定められた演算式や試し打ち等によって定められる。O
N・OFFソレノイドバルブ52は、上記プレス加工前
の油圧制御時には連通状態とされ、プレス加工時には遮
断状態とされる。
【0015】このように油圧シリンダ30のピストンが
中立位置に保持される状態でプレス加工が行われると、
前記クッションピン22の長さ寸法のばらつきやクッシ
ョンパッド26の傾き等に拘らず、それ等複数の油圧シ
リンダ30を介してしわ押え荷重が略均等にしわ押えリ
ング28に作用させられるようになり、常に良好なプレ
ス加工を行うことができる。
【0016】一方、上記配管50には流出油路66が接
続され、油圧シリンダ30内の作動油をタンク60へリ
リーフできるようになっている。流出油路66には、流
出する作動油の流量すなわち流通断面積(開き量)を連
続的に変化させる流量調整弁68が配設されており、コ
ントローラ56から供給される電気信号に従って、作動
油の流出を阻止する流出阻止状態と所定の流量で流出さ
せる流出状態とに切換制御される。コントローラ56に
は、プレス機械に配設されたリミットスイッチ等の位置
検出センサ70から、プレススライド20の複数の下降
位置を表す信号が供給されるようになっており、ダイス
型18としわ押えリング28との間でワーク40の周縁
部を挟圧しつつダイス型18とポンチ型10との間でプ
レス加工が行われる過程で、上記流量調整弁68を流出
阻止状態から流出状態に切り換えるとともに、プレスス
ライド20の下降位置すなわちプレスストロークに基づ
いて予め定められた所定の流量で作動油が流出するよう
に、その流量調整弁68の開き量を制御する。
【0017】ここで、上記流量調整弁68を流出阻止状
態としてプレス加工を行えば、前記エアシリンダ32の
エア圧Paに対応する略一定のしわ押え荷重(厳密に
は、エアシリンダ32の容積減少に伴って僅かに上昇す
る)で、且つそのしわ押え荷重が複数の油圧シリンダ3
0およびクッションピン22を介して略均等に分配され
た状態でしわ押えが行われる。しかし、クッションパッ
ド26や油圧シリンダ30、クッションピン22が一体
的に下降させられるプレス加工時に油圧シリンダ30内
の作動油が流出すると、それ等の慣性により油圧シリン
ダ30内の油圧は一時的に低下し、それに伴ってしわ押
え荷重も低下する。また、そのしわ押え荷重の変化幅
は、油圧シリンダ30から流出する作動油の流量によっ
て異なるとともに、途中で作動油の流出を止めれば元の
しわ押え荷重すなわち上記エア圧Paに対応するしわ押
え荷重まで上昇する。
【0018】したがって、前記流出油路66に設けられ
た流量調整弁68をプレス加工時に開いて油圧シリンダ
30内の作動油を流出させるとともに、その開き量すな
わち流出流量を制御すれば、プレス加工の過程でしわ押
え荷重を任意に変更することができ、例えば図5に示す
ようにプレス開始点Saから下死点Sdまでの過程で油
圧シリンダ30内の油圧を段階的に下降させるようにす
れば、その油圧変化に伴ってしわ押え荷重も段階的に下
降させられるのである。図6〜図8に示すように油圧コ
ントロールすることも可能である。流量調整弁68の開
き量は、油圧シリンダ30の油圧すなわちしわ押え荷重
が所望する変化となるように、前記位置検出センサ70
によって検出されるプレスストロークに基づいて予め実
験等によって設定される。但し、油圧センサ62によっ
て検出される実際の油圧に基づいて流量調整弁68の開
き量を補正したりフィードバック制御したりすることも
可能である。このようなしわ押え荷重の調整は、プレス
加工条件等に基づいて必要に応じて行われれば良く、プ
レス加工中に油圧シリンダ30内の作動油を流出させた
場合には、次のプレス加工に先立って初期油圧Po を再
調整する必要がある。本実施例では、上記流量調整弁6
8が流量調整手段に相当し、コントローラ56が流出制
御手段に相当する。
【0019】このように第一の発明が適用された本実施
例のダイクッション装置44によれば、プレス加工の過
程でしわ押え荷重を制御できるため、例えばダイス型1
8としわ押えリング28との衝突時のしわ押え荷重の振
動を打ち消すように作動油の流出流量を調整することに
より、プレス加工時の素材の流入を防止して面品質を向
上させることができる。また、しわ押え荷重をプレス途
中で低減してワーク40の破断を防止したり、そのワー
ク破断防止により素材のグレードダウンを図ったりする
ことができるなど、種々の利点が得られるようになる。
したがって、油圧シリンダ30によるしわ押え荷重の均
圧化と相俟って一層良好なプレス加工を行い得るように
なるのである。
【0020】一方、本実施例のダイクッション装置44
は、しわ押え荷重を均等に作用させる均圧化用の油圧シ
リンダ30から作動油を流出させることにより、プレス
加工の過程でしわ押え荷重を調整するようになっている
ため、リリーフ圧でしわ押え荷重を制御する従来のしわ
押え荷重制御装置をしわ押え荷重付与手段42として用
いる場合に比較して、装置が簡単かつ安価に構成され
る。また、均圧化用の油圧シリンダ30の油圧室に流出
油路66を接続するとともに、その流出油路66に流量
調整弁68を設け、コントローラ56によりプレススト
ロークに応じて流量調整弁68の開き量を制御するだけ
で良いため、既存のプレス機械のダイクッション装置に
対しても、大きな改造を行うことなく簡単に適用できる
利点がある。
【0021】続いて、第一の発明の他のいくつかの態様
を、図2乃至図4および図9を参照しつつ説明する。な
お、以下の各態様において図1の実施例と実質的に共通
する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】図2のダイクッション装置74は、前記流
出油路66にON・OFFソレノイドバルブ76と手動
式の流量調整弁78とを直列に設けたもので、流量調整
弁78は予め所定の開き量に手動調整される。ON・O
FFソレノイドバルブ76は、コントローラ56によっ
て連通状態と遮断状態とに切り換えられるもので、プレ
ス加工の過程、例えば予め定められた所定のプレススト
ロークSbにおいて開き制御されると、油圧シリンダ3
0内の作動油が流量調整弁78から所定の流量で流出さ
せられ、その油圧シリンダ30の油圧すなわちしわ押え
荷重が図6のように変化させられる。図6において、プ
レス開始点からプレスストロークSbまでの油圧上昇
は、エアシリンダ32の容積減少に伴う変化である。上
記流量調整弁78による流出流量やON・OFFソレノ
イドバルブ76による流出開始点はプレス加工条件等に
応じて適宜設定される。この実施例では、ON・OFF
ソレノイドバルブ76および流量調整弁78が流量調整
手段に相当する。
【0023】図3のダイクッション装置80は、上記図
2のダイクッション装置74に比較して、ON・OFF
ソレノイドバルブ76の下流側に手動開閉弁82a,8
2b,82cを並列に接続するとともに、その手動開閉
弁82a,82b,82cと直列に手動式の流量調整弁
84a,84b,84cを接続したものである。流量調
整弁84a,84b,84cはそれぞれ予め定められた
互いに異なる所定の開き量に手動調整されている一方、
手動開閉弁82a,82b,82cはプレス加工条件等
に応じて手動で開閉される。この手動開閉弁82a,8
2b,82cの開閉の組合せにより、油圧シリンダ30
からの作動油の流出流量が種々変更され、それに伴って
しわ押え荷重の低下速度が変更される。図7は、プレス
開始点SaでON・OFFソレノイドバルブ76を開き
制御した場合で、手動開閉弁82a,82b,82cの
開閉の組合せが異なる2種類の油圧変化を示したもので
ある。この実施例では、ON・OFFソレノイドバルブ
76,手動開閉弁82a,82b,82cおよび流量調
整弁84a,84b,84cが流量調整手段に相当す
る。
【0024】図4のダイクッション装置86は、上記図
3のダイクッション装置80の手動開閉弁82a,82
b,82cの替わりに、コントローラ56によって連通
状態と遮断状態とに切り換えられるON・OFFソレノ
イドバルブ88a,88b,88cを設けたものであ
る。この場合には、ON・OFFソレノイドバルブ88
a,88b,88cの開閉の組合せによってしわ押え荷
重の低下速度を制御できるばかりでなく、プレス加工の
過程でON・OFFソレノイドバルブ88a,88b,
88cの開閉の組合せを変更することにより、例えば図
8に示すようにプレス途中でしわ押え荷重の低下速度を
変えることもできる。この実施例では、ON・OFFソ
レノイドバルブ76,88a,88b,88cおよび流
量調整弁84a,84b,84cが流量調整手段に相当
する。
【0025】図9はダイクッション装置90の構成の概
略を平面的に示す図であり、このダイクッション装置9
0には、前記複数の油圧シリンダ30の各油圧室に個別
に接続された流出油路92が、供給側の前記配管46と
は別に独立して設けられているとともに、その流出油路
92の各油圧シリンダ30との接続部付近にそれぞれ流
量調整弁94が配設されており、油圧室内の作動油を流
出させるようになっている。流出油路92は、フレキシ
ブルチューブ96を介して前記タンク60に接続されて
いる。上記各流量調整弁94は、前記流量調整弁68と
同等の比較的コンパクトな流量調整手段であり、図1の
実施例と同様に、前記コントローラ56から供給される
共通の電気信号に従って、作動油の流出を阻止する流出
阻止状態と所定の流量で流出させる流出状態とに切換制
御される。この実施例では、各油圧シリンダ30から流
出させられる作動油の流出量がそれぞれに設けられた流
量調整弁94により制御されるので、図1の実施例のよ
うに前記配管50に流出油路66が接続されて流量調整
弁68により流出流量が制御される場合に比較して、各
油圧シリンダ30内の油圧の変化にばらつきを生じ難
く、均圧状態を良好に維持しつつしわ押え荷重の制御を
行うことができる。また、各油圧シリンダ30から作動
油が急速に流出するため、流出流量の制御幅が大きくな
り、それだけしわ押え荷重の制御範囲が広くなる。
【0026】なお、各流量調整弁94の開き量や開閉タ
イミングなどを個別に制御することも可能である。
【0027】次に、第二の発明の実施例を説明する。な
お、図1の実施例と実質的に共通する部分には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0028】図10は、ダイクッション装置100の構
成の概略を平面的に示す図である。ダイクッション装置
100は、図1の実施例と同様にクッションパッド26
上に多数の油圧シリンダ30を備えており、それらのピ
ストンロッド上にそれぞれクッションピン22(図示省
略)が当接させられている。このダイクッション装置1
00においては、金型に設けられたしわ押えビードの偏
摩耗やワーク40の仕様等によりしわ押え荷重を部分的
に異ならせたい場合に対応して、上記油圧シリンダ30
が前後左右(図10では上下左右)に仕切られたA,
B,C,Dの4つのエリアに区分されている。
【0029】上記各エリアには、それぞれ供給油路10
2a〜102dが独立して配設されており、各エリア内
の複数の油圧シリンダ30a〜30dの油圧室にそれぞ
れ接続されている。それらの各供給油路102a〜10
2dには、油圧制御回路104a〜104dがON・O
FFソレノイドバルブ106a〜106dおよびフレキ
シブルチューブ108a〜108dを介してそれぞれ接
続されている。各油圧制御回路104a〜104dおよ
びON・OFFソレノイドバルブ106a〜106d
は、前記コントローラ56からの信号に従ってそれぞれ
独立に制御されるようになっており、エリア毎に初期油
圧Poa〜Podが調圧制御されるようになっている。
【0030】また、各供給油路102a〜102dに
は、各供給油路内の油圧を検出する油圧センサ110a
〜110dがそれぞれ配設されているとともに、各供給
油路内の作動油を流出させる流出油路112a〜112
dがそれぞれ接続されている。それらの流出油路112
a〜112dには、前記流量調整弁68等から構成され
る流量調整手段114a〜114dがそれぞれ設けられ
ており、それらの流量調整手段114a〜114dの下
流側は配管116およびフレキシブルチューブ118を
介して前記タンク60に接続されている。上記流量調整
手段114a〜114dは、前記コントローラ56から
個別に信号が供給されて、それらの流出状態(開き量)
および流出阻止状態が独立してそれぞれ切換制御される
ようになっている。このため、プレス加工の過程におい
て、各エリア毎に所定の流出流量で作動油が流出させら
れ、各油圧シリンダ30a〜30d内の油圧はそれぞれ
の流出流量に応じて低下させられる。コントローラ56
には、前記初期油圧Poa〜Podや流量調整手段114a
〜114dの開きタイミング、場合によっては開き量
が、エリア毎に予め定められている。
【0031】このように、上記のダイクッション装置1
00においては、4つのエリアA,B,C,D毎に供給
油路102a,102b,102c,102dを介して
作動油が供給されて所定の初期油圧Poa〜Podとなるよ
うに油圧シリンダ30a,30b,30c,30dが油
圧制御されるとともに、各エリア毎に設けられた流出油
路112a,112b,112c,112dから上記各
供給油路内の作動油が所定の流量でそれぞれ流出させら
れることから、各エリア毎にしわ押え荷重を異ならせる
ことが可能で、A,B,C,Dの4つのエリア毎に極め
細かいしわ押え荷重の制御を行うことができる。
【0032】図11に示すダイクッション装置130
は、図10の実施例におけるエリア毎の油圧制御手段を
共通化した態様である。A,B,C,Dの各エリアにお
いて、油圧シリンダ30a〜30dにそれぞれ作動油を
供給するように独立して配設された各供給油路132a
〜132dは、前記ON・OFFソレノイドバルブ10
6a〜106d、フレキシブルチューブ108a〜10
8d、および共通の配管134を介して油圧制御回路5
4に接続されており、その油圧制御回路54およびON
・OFFソレノイドバルブ106a〜106dによっ
て、各供給油路132a〜132d、更には油圧シリン
ダ30a〜30d内の油圧がそれぞれ独立に制御され得
るようになっている。また、各供給油路132a〜13
2dには、前記流出油路112a〜112dおよび流量
調整手段114a〜114dが接続されており、それぞ
れ所定の流量で作動油が流出させられるようになってい
る。
【0033】このようなダイクッション装置130にお
いても、前記ダイクッション装置100と同様の作用効
果が得られる。
【0034】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0035】例えば、前記実施例ではプレススライド2
0がモータおよびクランク等によって上下駆動されるメ
カニカルプレスに本発明が適用された場合について説明
したが、油圧によってプレススライド20を上下駆動す
る油圧プレス等にも本発明は同様に適用され得る。
【0036】また、前記実施例では位置検出センサ70
によりプレスストロークを検出して油圧シリンダ30内
の作動油の流出制御を行うようになっていたが、油圧セ
ンサ62によって検出される油圧に基づいて流出制御の
開始点を定めることもできる。位置検出センサ70とし
て、プレススライド20の位置やプレス機械のクランク
角度などを連続的に検出するマグネスケールやロータリ
エンコーダなどを採用することも可能である。
【0037】また、前記実施例ではポンチ型10がプレ
スキャリア14を介してベース16上に配設されるよう
になっていたが、ベース16上に位置固定に取り付けら
れるプレス機械にも本発明は同様に適用され得るなど、
ポンチ型10の配設形態は適宜変更され得る。
【0038】また、前記実施例のしわ押え荷重付与手段
42はエア圧に基づいてしわ押え荷重を付与するもので
あったが、可変リリーフバルブを備えた油圧シリンダや
スプリング等によってしわ押え荷重を付与することもで
きる。
【0039】また、前記実施例では初期油圧Po の油圧
制御およびプレス加工中における油圧シリンダ30内の
作動油の流出制御を単一のコントローラ56で行うよう
になっていたが、それ等の制御を別個のコントローラで
行うことも可能である。また図10の実施例においてエ
リア毎にコントローラを配設しても良い。
【0040】また、前記図10の実施例は、前後左右に
仕切られたA,B,C,Dの4つのエリアに区分された
場合であったが、エリアの分け方や数は適宜変更され得
る。エリアの最小単位は個々の油圧シリンダ30であ
り、1つ1つの油圧シリンダ30に独立した供給油路お
よび流出油路を接続して、初期油圧や流出流量を独立に
制御することも可能である。
【0041】また、前記図10の実施例では、各エリア
におけるそれぞれの油圧制御回路104a〜104dに
より、単一のエアシリンダ32のエア圧に応じてすべて
の油圧シリンダ30a〜30dを中立状態に保持可能な
範囲内で、初期油圧Poa〜Podが互いに異なるように油
圧制御できるようになっているが、エアシリンダ32や
クッションパッド26を上記エリア毎に分離して配設す
れば、基本となるしわ押え荷重をエリア毎に異なる値に
制御でき、初期油圧Poa〜Podもそれに応じて大きな調
整幅で異なる値に設定できる。
【0042】また、前記図11の実施例では、4つのエ
リア毎に油圧センサ110a〜110dが配設され、初
期油圧を独立に調圧できるようになっていたが、油圧制
御回路54とON・OFFソレノイドバルブ106a〜
106dとの間に単一の油圧センサを配置し、各エリア
の初期油圧を同じ油圧に制御する場合でも、流量調整手
段114a〜114dにより各エリア毎にしわ押え荷重
制御を個別に行うことは可能である。
【0043】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明の一実施例であるダイクッション装
置を備えたプレス機械の要部構成を示す図である。
【図2】第一の発明の他の態様の要部構成を示す図であ
る。
【図3】第一の発明の更に別の態様の要部構成を示す図
である。
【図4】第一の発明の更に別の態様の要部構成を示す図
である。
【図5】図1の実施例において油圧シリンダ内の作動油
を流出させることによって得られる油圧変化の一例を示
す図である。
【図6】図2の実施例において油圧シリンダ内の作動油
を流出させることによって得られる油圧変化の一例を示
す図である。
【図7】図3の実施例において油圧シリンダ内の作動油
を流出させることによって得られる油圧変化の一例を示
す図である。
【図8】図4の実施例において油圧シリンダ内の作動油
を流出させることによって得られる油圧変化の一例を示
す図である。
【図9】第一の発明の更に別の態様における構成の概略
を示す図である。
【図10】第二の発明の一実施例であるダイクッション
装置の概略構成を示す図である。
【図11】第二の発明の他の態様の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
10:ポンチ型(プレス下型) 18:ダイス型(プレス上型) 22:クッションピン 26:クッションパッド 28:しわ押えリング(しわ押え型) 30:油圧シリンダ 40:ワーク 42:しわ押え荷重付与手段 44,74,80,86,90:ダイクッション装置
(第一の発明) 56:コントローラ(流出制御手段) 66:流出油路 68:流量調整弁(流量調整手段) 76:ON・OFFソレノイドバルブ 78:流量調整弁 82a,82b,82c:手動開閉弁 84a,84b,84c:流量調整弁 88a,88b,88c:ON・OFFソレノイドバル
ブ 92:流出油路 94:流量調整弁(流量調整手段) 100,130:ダイクッション装置(第二の発明) 102a,102b,102c,102d:供給油路 112a,112b,112c,112d:流出油路 114a,114b,114c,114d:流量調整手
段 132a,132b,132c,132d:供給油路 A,B,C,D:エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桐井 茂弘 愛知県名古屋市天白区久方1−149 相生 山団地23棟201号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】しわ押え荷重付与手段により所定の付勢力
    で上方へ付勢されるクッションパッドと、該クッション
    パッドに配設されるとともに油圧室が互いに連通させら
    れた複数の油圧シリンダと、該油圧シリンダ上にそれぞ
    れ配設されるとともに上端部でしわ押え型を支持してい
    る複数のクッションピンとを備え、プレス上型が下降さ
    せられることにより、該プレス上型と前記しわ押え型と
    の間でワークを挟圧しつつ該プレス上型とプレス下型と
    の間でプレス加工が行われる際に、前記しわ押え荷重付
    与手段の付勢力に応じたしわ押え荷重を前記しわ押え型
    に作用させるとともに、前記油圧シリンダにより前記複
    数のクッションピンに略均等にしわ押え荷重を分配する
    プレス機械のダイクッション装置において、 前記複数の油圧シリンダの各油圧室に連通させられて該
    油圧室内の作動油を流出させる流出油路と、 該流出油路に設けられ、前記作動油の流出を阻止する流
    出阻止状態と、該作動油を所定の流量で流出させる流出
    状態とに切換制御される流量調整手段と、 前記プレス加工の過程で、前記作動油が予め定められた
    所定の流量で流出するように前記流量調整手段を制御す
    る流出制御手段とを設けたことを特徴とするプレス機械
    のダイクッション装置。
  2. 【請求項2】しわ押え荷重付与手段により所定の付勢力
    で上方へ付勢されるクッションパッドと、該クッション
    パッドに配設された複数の油圧シリンダと、該油圧シリ
    ンダ上にそれぞれ配設されるとともに上端部でしわ押え
    型を支持している複数のクッションピンとを備え、プレ
    ス上型が下降させられることにより、該プレス上型と前
    記しわ押え型との間でワークを挟圧しつつ該プレス上型
    とプレス下型との間でプレス加工が行われる際に、前記
    しわ押え荷重付与手段の付勢力に応じたしわ押え荷重を
    前記しわ押え型に作用させるプレス機械のダイクッショ
    ン装置において、 前記複数の油圧シリンダを複数のエリアに区分し、該エ
    リア毎に作動油を供給する複数の独立した供給油路と、 前記複数のエリア毎に前記作動油を流出させる複数の流
    出油路と、 該複数の流出油路にそれぞれ設けられ、前記作動油の流
    出を阻止する流出阻止状態と、該作動油を所定の流量で
    流出させる流出状態とに切換制御される複数の流量調整
    手段と、 前記プレス加工の過程で、前記複数のエリア毎に前記作
    動油がそれぞれ予め定められた所定の流量で流出するよ
    うに、前記複数の流量調整手段を個別に制御する流出制
    御手段とを設けたことを特徴とするプレス機械のダイク
    ッション装置。
JP5131397A 1992-11-05 1993-05-07 プレス機械のダイクッション装置 Expired - Lifetime JP2753675B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5131397A JP2753675B2 (ja) 1992-11-05 1993-05-07 プレス機械のダイクッション装置
EP19930308741 EP0596696B1 (en) 1992-11-05 1993-11-02 Cushioning apparatus and method for optimising pressure of its cushion pin cylinders.
EP97200413A EP0773075B1 (en) 1992-11-05 1993-11-02 Method and device for controlling, checking or optimizing pressure of cushion pin cylinders of press by discharging fluid or initial pressure
DE1993609610 DE69309610T2 (de) 1992-11-05 1993-11-02 Verfahren und Vorrichtung zum Messen und Einstellen der Presskräfte an einer Presse
EP19930308743 EP0596697B1 (en) 1992-11-05 1993-11-02 Device and method for measuring and adjusting pressing load values on a press
DE1993631974 DE69331974T2 (de) 1992-11-05 1993-11-02 Verfahren und vorrichtung zur regelung überprüfung oder optimierung des zylinderstiftendrucks einer presse durch flüssigkeits oder anfangsdruckausstoss
DE1993613585 DE69313585T2 (de) 1992-11-05 1993-11-02 Ziehkissen und Verfahren zur Optimierung dessen Zylinderstiftendrucks
US08/143,767 US5457980A (en) 1992-11-05 1993-11-02 Method and device for controlling, checking or optimizing pressure of cushion pin cylinders of press by discharging fluid or initial pressure
CA002102360A CA2102360C (en) 1992-11-05 1993-11-03 Method and device for controlling, checking or optimizing pressure of cushion pin cylinders of press by discharging fluid or initial pressure

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-321256 1992-11-05
JP32125692 1992-11-05
JP5131397A JP2753675B2 (ja) 1992-11-05 1993-05-07 プレス機械のダイクッション装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06190464A true JPH06190464A (ja) 1994-07-12
JP2753675B2 JP2753675B2 (ja) 1998-05-20

Family

ID=26466247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5131397A Expired - Lifetime JP2753675B2 (ja) 1992-11-05 1993-05-07 プレス機械のダイクッション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2753675B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718055A1 (en) * 1994-12-21 1996-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus including mutually communicating hydraulic cylinders for even distribution of blank-holding force on pressing machine
US6499383B2 (en) 2000-08-02 2002-12-31 Kabushiki Kaisha Kosmek Cylinder assembly
US6626023B1 (en) * 1999-11-12 2003-09-30 Komatsu Artec Ltd. Hydraulic pressure compensating method and device for pressure-equalizing apparatus for pressure pins
WO2004065112A1 (ja) * 2003-01-20 2004-08-05 Kosmek Ltd. プレス機械用ダイクッション装置の油圧システム
JP2007283334A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Honda Motor Co Ltd プレス加工方法及びプレス加工装置
WO2008032172A1 (en) * 2006-09-13 2008-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Press machine and manufacturing method using the same
JP2017100155A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 アイダエンジニアリング株式会社 プレス機械のスライドクッション装置
JP2017196658A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 一正 小森 ダイクッション装置の加圧力の均等化装置
EP3536415A1 (en) 2018-03-05 2019-09-11 Aida Engineering Ltd. Cushion pin pressure equalizing device, die cushion device with cushion pin pressure equalizing function and cushion pin pressure equalizing method
CN114603904A (zh) * 2022-03-30 2022-06-10 中铁十五局集团有限公司 一种用于石棉垫片的电动液压加工装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220711U (ja) * 1985-07-19 1987-02-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220711U (ja) * 1985-07-19 1987-02-07

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718055A1 (en) * 1994-12-21 1996-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus including mutually communicating hydraulic cylinders for even distribution of blank-holding force on pressing machine
US6626023B1 (en) * 1999-11-12 2003-09-30 Komatsu Artec Ltd. Hydraulic pressure compensating method and device for pressure-equalizing apparatus for pressure pins
US6499383B2 (en) 2000-08-02 2002-12-31 Kabushiki Kaisha Kosmek Cylinder assembly
WO2004065112A1 (ja) * 2003-01-20 2004-08-05 Kosmek Ltd. プレス機械用ダイクッション装置の油圧システム
JP2007283334A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Honda Motor Co Ltd プレス加工方法及びプレス加工装置
WO2008032172A1 (en) * 2006-09-13 2008-03-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Press machine and manufacturing method using the same
JP2017100155A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 アイダエンジニアリング株式会社 プレス機械のスライドクッション装置
US9808849B2 (en) 2015-12-01 2017-11-07 Aida Engineering, Ltd. Slide cushion device of press machine
JP2017196658A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 一正 小森 ダイクッション装置の加圧力の均等化装置
EP3536415A1 (en) 2018-03-05 2019-09-11 Aida Engineering Ltd. Cushion pin pressure equalizing device, die cushion device with cushion pin pressure equalizing function and cushion pin pressure equalizing method
CN110227751A (zh) * 2018-03-05 2019-09-13 会田工程技术有限公司 缓冲销压力均衡装置、具有缓冲销压力均衡功能的模具缓冲装置和缓冲销压力均衡方法
US11110505B2 (en) 2018-03-05 2021-09-07 Aida Engineering, Ltd. Cushion pin pressure equalizing device, die cushion device with cushion pin pressure equalizing function and cushion pin pressure equalizing method
CN110227751B (zh) * 2018-03-05 2022-09-13 会田工程技术有限公司 缓冲销压力均衡装置、具有缓冲销压力均衡功能的模具缓冲装置和缓冲销压力均衡方法
CN114603904A (zh) * 2022-03-30 2022-06-10 中铁十五局集团有限公司 一种用于石棉垫片的电动液压加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2753675B2 (ja) 1998-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3060908B2 (ja) プレス機械の均圧装置
JPH06190464A (ja) プレス機械のダイクッション装置
EP0773075B1 (en) Method and device for controlling, checking or optimizing pressure of cushion pin cylinders of press by discharging fluid or initial pressure
US5100113A (en) Pneumatic die cushion equipment
EP0424122B1 (en) Die cushion equipment for press
CN101657646A (zh) 油压传动装置的速度控制装置
CA2102360C (en) Method and device for controlling, checking or optimizing pressure of cushion pin cylinders of press by discharging fluid or initial pressure
JP2022504921A (ja) エアバッグ調整用ポンプバルブコンビネーション装置
GB2215652A (en) Multi-ram forging machine
US4958548A (en) Hydraulic drive mechanism
JP2776250B2 (ja) 均圧クッション装置の調整方法および装置
JPH07163799A (ja) 差圧調整機能を有するアイロン装置
JP2746844B2 (ja) 油圧駆動リンクプレス機のオ−バ−ロ−ドプロテクタ
JP4540930B2 (ja) プレス機械のクッション装置
US3120799A (en) Platen-leveling control system for hydraulically-actuated brake presses
KR102207202B1 (ko) 톱 기계용 유압 제어시스템
US4599887A (en) Apparatus for controlling dynamic characteristics of press load
JP2003113810A (ja) クッションピン均圧化用油圧シリンダ
JPS63248522A (ja) 圧力コントロ−ル装置付ダイクツシヨン
JPH08206898A (ja) プレス機械の均圧装置
JPH01241345A (ja) 熱間鍛造プレスにおける上金型高さ調整装置
JP2528759Y2 (ja) ストレートナにおけるフィードロールレリース装置
JP3814038B2 (ja) 高速自動油圧プレス機
JPH01121119A (ja) 帯鋸盤の帯鋸揺動制御装置
JPH02112900A (ja) 空圧式ダイクッション装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090306

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100306

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110306

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110306

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term