JPH061899U - 自動変速機トルクコンバータの異常検出装置 - Google Patents

自動変速機トルクコンバータの異常検出装置

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JPH061899U
JPH061899U JP4754092U JP4754092U JPH061899U JP H061899 U JPH061899 U JP H061899U JP 4754092 U JP4754092 U JP 4754092U JP 4754092 U JP4754092 U JP 4754092U JP H061899 U JPH061899 U JP H061899U
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oil
torque converter
foreign matter
automatic transmission
abnormality
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JP4754092U
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成幸 星野
孝 戸次
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JATCO Ltd
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JATCO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オイル冷却システムにおいてトルクコンバー
タの異常で発生する異物の詰まりを確実に報知する。 【構成】 トルクコンバータからオイルクーラーへの通
路に設けられた検出ユニット10の可動体はフィルタ部
とアームを備え、ケースの流出口13近傍には接点が配
設されている。検出ユニットに流入口12から異物が流
入するとフィルタ部に堆積し、メッシュが詰まるとオイ
ルの流通抵抗が増して圧力が増大する結果、スプリング
に抗して可動体が変位し、そのアームが接点に当接す
る。これにより、警報ランプの電源回路が形成され点灯
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動変速機のトルクコンバータの異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機のオイル冷却システムとして、例えば実開昭61−120025号 公報に開示されたようなものがある。これは、エンジンウオータジャケットに接 続された冷却装置のロワタンク内に、放熱チューブが配設され、この放熱チュー ブに自動変速機からのオイルが循環されるようにして冷却性能の向上を図ったも のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のオイル冷却システムでは変速機と放熱チューブ間が 単に管路で直接連結されているだけであるため、変速機のトルクコンバータ内部 で発生した異常による破片など異物による詰まりなどが発生しても、この異常状 態が認識されないまま車両の運航が継続され、自動変速機の過熱に至るおそれが あるという問題がある。 したがって、本考案はこのような従来の問題点に鑑み、トルクコンバータの異 常に起因する異物詰まりなどが確実に報知され、対策を促すことができるように した自動変速機トルクコンバータの異常検出装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、トルクコンバータを経由したオイルをオイルクーラーに導 いて冷却するようにした冷却システムのオイル流路に設けられた異物堆積手段と 、異物堆積による流路の圧力検知手段と、警報手段と、前記圧力検知手段の作動 に基づいて前記警報手段を駆動する駆動手段とを有するものとした。
【0005】
【作用】 トルクコンバータの異常で発生した異物がオイル流路の異物堆積手段に捕捉さ れて堆積すると、流路抵抗が増大して流路圧力が変化する。この圧力の変化に対 応して警報手段が駆動される。
【0006】
【実施例】
図1および図2は本考案の第1の実施例を示す。自動変速機1のトルクコンバ ータ2を経てオイルクーラー4に至るオイル通路5の途中に検出ユニット10が 設けられている。検出ユニット10は、両端に流入口12および流出口13が設 けられた筒状の本体ケース11内に、軸方向に移動可能の可動体20を有してい る。 可動体20は流入口12側に面したフィルタ部21とフィルタ部の周縁から流 出口13側へ延びるアーム24を備え、スプリング15によりフィルタ部21が 流入口12側へ付勢されている。ケース11の流出口13近傍には固定接点16 、17が配設されており、可動体20が所定量流出口13側へ変位したときその アーム24がそれぞれ接点16、17に当接するようになっている。
【0007】 フィルタ部21は窓22にメッシュ23が設けられて、オイルは通過させ異物 の通過は阻止する。接点16はバッテリ9と連結された警報ランプ8に接続され 、接点17は接地されている。なお、18はケースやスプリングと接点16、1 7を電気的に遮断する樹脂材である。 なお、オイルクーラー4で冷却されたオイルは変速機構部3へ導かれ、各部位 を潤滑する。
【0008】 この実施例では以上のように構成されているから、オイル中に破片やゴミ、異 物が混入したときには、検出ユニット10に流入口12から入った際フィルタ部 21に通過を阻止されて堆積する。こうして堆積によりメッシュ23が詰まって くると、オイルの流通抵抗が増して圧力が増大する結果、スプリング15の付勢 力に抗して可動体20が可動接点として変位し、そのアーム24が接点16、1 7に当接する。これにより、警報ランプ8の電源回路が形成されて、点灯される 。したがって、ゴミなどに対するフィルタリング機能が発揮されるとともにこれ により顕著にオイル圧力が上昇したことを知ることができる。またトルクコンバ ータ2で破損などの異常が発生したときにもフィルタ部21に破片が堆積される から同様に可動体20が変位し異常状態を検出することができる。
【0009】 図3は第2の実施例を示し、オイルクーラー4の下流側オイル通路6に油圧セ ンサ30が設けられている。油圧センサ30からの信号は制御ユニット32に入 力され、オイルクーラー4を出たオイルの油圧が予め設定された所定のしきい値 より下がったとき、制御ユニット32が警報ランプ8を点灯させる。これによれ ば、トルクコンバータ2に異常が発生し破片や異物が流れてくると、オイルクー ラーの放熱チューブに引っ掛かり、これが堆積し流通抵抗が増す結果オイルクー ラー4下流の油圧が低下する。この油圧が所定値より下がったとき異常状態とし て警報するものである。この実施例においては、オイルクーラー4の下流の油圧 を監視するようにしたから、そこに油圧センサ30を介挿するだけで検出部が実 現される。
【0010】 図4はさらに第3の実施例を示す。トルクコンバータ2から出てオイルクーラ ー4を通り変速機構部3に入るオイル流路において、オイルクーラーの上流側流 路5にオイルフィルタ7が設けられており、オイルクーラー4とオイルフィルタ 7の間に油圧センサ31が設置されている。油圧センサ31からの信号は制御ユ ニット32’に入力され、オイルクーラーとオイルフィルタの間の油圧が予め設 定された所定のしきい値より下がったとき、制御ユニット32’が警報ランプ8 を点灯させる。
【0011】 これによれば、破片や異物がオイルフィルタ7に阻止され堆積すると、流通抵 抗が増す結果オイルフィルタの下流における油圧が低下する。この油圧が所定値 より下がったとき異常状態として警報するものである。この実施例においては、 オイルフィルタ7の下流の油圧を監視するようにしたから、そこに油圧センサ3 1を介挿するだけで検出部が実現される。また、オイルクーラー4の上流にオイ ルフィルタ7が設置されているため、トルクコンバータ2で発生した異物などは オイルフィルタで捕捉されるから、フィルタ交換により簡単に除去され、オイル クーラー4の放熱チューブに堆積することがない点、第2の実施例に比べオイル 冷却システムをより好ましい状態に維持することができる。
【0012】 また、上記第3の実施例においては、さらにトルクコンバータから出るオイル の油温を検出する温度センサ35を設け、油温が所定の設定範囲内において、油 圧が所定のしきい値より下がったか否かの前記判断を行なうようにすると、検出 精度が一層向上する。第2の実施例においても同様である。 また第2、第3の実施例において、制御ユニット32、32’としては自動変 速機コントロールユニットを利用し、温度センサ35もその自動変速機コントロ ールユニットが制御パラメータとして用いているデータを用いることができるか ら、これらの実施例は簡単に構成される利点を有している。
【0013】 図5は第4の実施例を示す。これは第1の実施例の検出ユニット10に代えて オイルクーラー4の上流側に検出ユニット40が設けられているものである。 検出ユニット40は、両端に流入口42および流出口43が設けられた筒状の 本体ケース41内が、2個の流路44、45に分けられており、流路44にはメ ッシュ53を有するフィルタ部51が設けられ、流路45にはボール61を備え るチェックバルブ60が形成されている。チェックバルブ60は非導電体の樹脂 ケース69で本体ケース41から電気的に遮断されている。
【0014】 ボール61はリング状の弁座62にスプリング63により押しつけられており 、スプリング63の他端はスプリング受け64で支持されている。ボール61と スプリング受け64の中間部に流路44と45を結ぶ通路46が設けられている 。スプリング63が導電体とされるとともに、弁座62とスプリング受け64も それぞれ導電体で形成されていて、弁座62とスプリング受け64から配線が引 き出され、一方の配線65は第2、第3の実施例と同様の制御ユニット32”に 導かれ、他方の配線66は接地される。ボール61が弁座62に押しつけられて いる間は、上記弁座62とスプリング受け64間が導通している。
【0015】 検出ユニット40に流入口42から入ったオイルは通常流路44を流れて流出 口43へ向かう。 オイル中に破片やゴミ、異物が混入したときには、流路44 のフィルタ部51に通過を阻止されて堆積する。こうして堆積によりメッシュ5 3が詰まってくると、オイルの流通抵抗が増して圧力が増大する結果、チェック バルブ60のスプリング63の押しつけ力に抗してボール61が弁座62から離 れ、これにより、流路45が開いて通路46を経てオイルが流出口43へ流れる 。 この際ボール61が弁座から離れることにより、弁座62とスプリング受け6 4間の導通が切れるから、この変化に対応して制御ユニット32”が警報ランプ を作動させる。
【0016】 なお、各実施例では警報手段として警報ランプを用いた例を示したが、これに 限定されることなく、音声あるいはワーニングブザーなども用いることができる 。
【0017】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案はトルクコンバータからのオイル流路に異物堆積手段を 有し、異物堆積による流路の圧力を検知して警報するようにしたから、トルクコ ンバータに異常が発生するとそれによる異物がオイル流路の異物堆積手段に捕捉 されて堆積し、流路抵抗が増大して流路圧力が変化して警報が行なわれる。これ により、トルクコンバータの異常状態あるいは異物の詰まりなどが放置され重度 の故障不具合に発展するのが防止される。
【0018】 また、とくに第1の実施例では、異物堆積手段としてのフィルタと駆動手段と しての可動体および接点が検出ユニットとして一体に構成されているから、全体 がシンプルとなり、あわせて部品取り扱いが簡便となる。 さらに第2および第3の実施例では、オイル流路に油圧センサを接続するもの としたから警報要否の判断を制御ユニットに委ねることができ、さらには制御ユ ニットとして自動変速機が通常備える自動変速機コントロールユニットを利用す ることができる利点がある。また、温度センサを付加することにより、油温が所 定の設定範囲内にあるとき、その油圧を基に判断を行なうようにすると、検出精 度が一層向上する効果が得られる。 また、第4の実施例も第1の実施例と同様に、異物堆積手段としてのフィルタ と検出ユニットとしてのチェックバルブが一体に構成されているから、全体がシ ンプルとなり、部品取り扱いが簡便となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す図である。
【図2】検出ユニットの詳細を示す断面図である。
【図3】第2の実施例を示す図である。
【図4】第3の実施例を示す図である。
【図5】第4の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 自動変速機 2 トルクコンバータ 3 変速機構部 4 オイルクーラー 5、6 オイル通路 7 オイルフィルタ 8 警報ランプ 9 バッテリ 10 検出ユニット 11 ケース 12 流入口 13 流出口 15 スプリング 16、17 固定接点 18 樹脂材 20 可動体 21 フィルタ部 22 窓 24 アーム 30、31 油圧センサ 32、32’ 制御ユニット 40 検出ユニット 41 本体ケース 42 流入口 43 流出口 44、45 流路 51 フィルタ部 53 メッシュ 60 チェックバルブ 61 ボール 62 弁座 63 スプリング 64 スプリング受け 65、66 配線 69 樹脂ケース

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータを経由したオイルをオ
    イルクーラーに導いて冷却するようにした冷却システム
    のオイル流路に設けられた異物堆積手段と、異物堆積に
    よる流路の圧力検知手段と、警報手段と、前記圧力検知
    手段の作動に基づいて前記警報手段を駆動する駆動手段
    とを有して、トルクコンバータの異常を検出することを
    特徴とする自動変速機トルクコンバータの異常検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記圧力検知手段が、オイル流路に介挿
    されたケース内に配設されスプリングで付勢された可動
    体であり、前記異物堆積手が、前記可動体に形成された
    フィルタ部であり、前記駆動手段は、前記ケース内に設
    けられ前記警報手段に連結された固定接点を有し前記可
    動体を可動接点とするスイッチからなることを特徴とす
    る請求項1記載の自動変速機トルクコンバータの異常検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力検知手段が前記異物堆積手段の
    下流側に設けられた油圧センサであり、前記駆動手段は
    油圧センサで検知された油圧が所定値より低下したとき
    前記警報手段を駆動する制御ユニットであることを特徴
    とする請求項1記載の自動変速機トルクコンバータの異
    常検出装置。
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990817