JPH06188458A - 光素子モジュール - Google Patents

光素子モジュール

Info

Publication number
JPH06188458A
JPH06188458A JP33832692A JP33832692A JPH06188458A JP H06188458 A JPH06188458 A JP H06188458A JP 33832692 A JP33832692 A JP 33832692A JP 33832692 A JP33832692 A JP 33832692A JP H06188458 A JPH06188458 A JP H06188458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
dimensional
substrate
array
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33832692A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Yuki
文夫 結城
Takeshi Kato
猛 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP33832692A priority Critical patent/JPH06188458A/ja
Publication of JPH06188458A publication Critical patent/JPH06188458A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】2次元光素子アレイ102の電極107と基板
103の電極108とは、合わせマーク111によって
位置合わせされた後、半田バンプ109によって接続さ
れている。2次元光素子アレイ102と、キャップ10
5に固定された光部品106とは、合わせマーク110
と116によって光軸合わせされた後、光学的に結合さ
れている。 【効果】2次元光素子アレイの電極と基板の電極とを位
置合わせするための合わせマークを、基板の接続面に配
置させることにより、位置ずれを防止でき、2次元光素
子アレイと、キャップに固定された光部品とを光軸合わ
せを行うための合わせマークを2次元アレイと光部品と
の向かい合う表面に配置させるため光軸ずれを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光素子の2次元アレイ
を搭載したモジュールに係り、特に、2次元アレイの電
極の接続または光軸合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3−141308 号公報に
記載の光素子モジュールが知られている。光素子と基板
の電極を半田バンプによってフリップチップ接続してい
る。半田バンプ表面の酸化膜を除去するため、フラック
スを用いている。これにより、半田バンプの表面張力に
基づくセルフアライメント作用を働かせて、光素子と基
板の電極同士の位置ずれを補正している。
【0003】また、上記従来のモジュールは、基板に形
成された合わせマークと、ファイバを固定したガラスキ
ャップに形成された合わせマークにより、光素子と光フ
ァイバの光軸合わせを行っている。
【0004】従来、フリップチップ接続装置として、特
開昭57−4131号公報に記載のものが知られている。この
装置では、半導体素子と基板の電極を別個のTVカメラ
でモニタし、同一のモニタの画面上に合成している。モ
ニタ画像を見ながら電極の位置合わせを行った後、搬送
機構によって基板に半導体素子を搭載し、電極同士を接
続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、大型計算機等の
筐体間または配線ボード間を接続するため、光インタコ
ネクションが用いられている。光素子モジュールの伝送
スループットと実装密度を向上するため、モジュールに
搭載する光素子数は年々増大している。将来的には、光
素子の2次元アレイが用いられると予想される。2次元
アレイの電極の接続には、フリップチップ接続が適して
いる。現在、通常の半導体素子の電極と半田バンプのサ
イズは直径100μm〜300μm,厚さ100μm〜
300μmであるが、今後、高速化、すなわち、低容量
・低インダクタンス化を図るため更に微細化されると推
察される。具体的には、直径10μm〜50μm,厚さ
数μm〜10μm程度になると考えられる。
【0006】従来の光素子モジュールは、このような微
細な電極と半田バンプの位置合わせに関して考慮されて
いない。一般によく知られているように、フラックスに
含まれる活性剤は光素子の特性を劣化させる。フラック
スを用いないことが望ましいが、半田バンプに酸化膜が
残り、表面張力が働きにくくなる。また、通常のサイズ
の大きい半田バンプはボール形状であるので、表面張力
が働く。しかし、先述した微細な半田バンプは円板形状
であり、あまり表面張力が働かない。したがって、セル
フアライメント作用が生じず、位置ずれが補正されな
い。光素子と基板の電極は、フリップチップ接続装置に
より光素子を基板に搭載した位置に、そのまま接続され
ることになる。
【0007】上記従来のフリップチップ接続装置の位置
合わせ精度は、実際には10μm程度が限界である。な
ぜなら、2台のTVカメラの光軸と搬送機構の移動軸を
このような精度で位置合わせすることは不可能である。
通常の半田バンプではこの精度で十分であるが、微細な
半田バンプではセルフアライメント作用が働かないので
位置ずれが残る。電極と半田バンプの位置ずれは、接続
容量の増大,半田バンプの破断等、伝送特性不良および
信頼性不良を引き起こす原因になる。
【0008】以上から、上記従来の光素子モジュールに
は、微細な電極と半田バンプの位置合わせを行うことが
できないという問題があった。
【0009】また、上記従来の光素子モジュールは、光
素子と、光ファイバやレンズ等の光部品との光軸合わせ
に関して配慮が足りなかった。一般に、レーザダイオー
ドと光部品との光軸合わせでは、±5μm以下の精度が
必要になる。この精度で光軸合わせを行うには、NA
(開口数)0.1以上の対物レンズによって、基板上とガ
ラスキャップ上の合わせマークを観察する必要がある。
しかし、基板とガラスキャップの間には光素子があるの
で、合わせマーク同士は数百μm以上離れている。NA
0.1 以上の対物レンズの焦点深度は約10μm以下に
なるので、同時に基板上とガラスキャップ上の合わせマ
ークを観察することができない。したがって、対物レン
ズの焦点を2度合わせ直さねばならず、作業に手間がか
かる。さらに、対物レンズの焦点合わせ機構の精度によ
って、光軸合わせ精度が悪くなる。
【0010】以上から、上記従来の光素子モジュールに
は、光軸合わせ作業が困難であり、精度が不十分である
という問題があった。
【0011】本発明の目的は、光素子と基板の電極の位
置合わせ、または光素子と光部品の光軸合わせを簡便か
つ精度良く行うことができる光素子モジュールを提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、光素子の2次元アレイと、前記2次元アレ
イに接続される基板を備え、前記2次元アレイの電極と
前記基板の電極とを位置合わせするための合わせマーク
を、前記基板の接続面に前記2次元アレイを投射した図
形の外周の対角方向において複数箇所有するものであ
る。
【0013】また、前記投射図形の辺上または前記辺の
延長線上に合わせマークを有するものである。
【0014】さらに、前記基板の電極の直径をDとし
て、前記合わせマークは幅1/4・D以下,長さ1/2
・D以下の素線からなるものである。
【0015】上記他の目的を達成するため、光素子の2
次元アレイと、前記2次元アレイに結合される光部品を
備え、前記2次元アレイと前記光部品との光軸合わせを
行うための合わせマークを、前記2次元アレイと前記光
部品との向かい合う二つの面に有するものである。
【0016】さらに、上記二つの目的に対して、前記合
わせマークの表面が高反射率を有するAuからなるもの
である。
【0017】
【作用】上記手段によれば、基板上の合わせマークと光
素子の2次元アレイの外形とを位置合わせすることによ
り、基板と2次元アレイの電極の位置合わせを行うこと
ができる。すなわち、基板と光素子を同一のTVカメラ
で観察しながらフリップチップ接続することができる。
基板への合わせマークの形成と、2次元アレイの外形の
加工は精度良く行われる。また、外形の対角方向に形成
された合わせマークによって、2次元アレイの平行移動
だけでなく回転移動による位置ずれも十分に修正するこ
とができる。従来のフリップチップ接続装置のように、
2台のTVカメラと搬送機構を介在させていないので、
位置ずれが生じることがない。したがって、半田バンプ
のセルフアライメント作用が働かなくとも、電極の接続
不良が起こらない。
【0018】また、2次元アレイの投射図形の辺上また
は辺の延長線上に合わせマークを設けることにより、合
わせマークに2次元アレイの外形を揃えるだけで、位置
合わせを行うことができる。
【0019】さらに、合わせマークを幅1/4・D以
下,長さ1/2・D以下の素線によって構成することに
よって、2次元アレイと基板の位置ずれ量を幅と長さか
ら具体的に把握することができ、最大位置ずれ量を1/
2・D以下に抑えることができる。
【0020】2次元アレイと光部品との向かい合う二つ
の面に合わせマークを設けたことにより、合わせマーク
同士が近接するので、対物レンズの同一の視野で合わせ
マークを観察することができる。従来のように対物レン
ズの焦点を2度合わせ直す必要がなくなり、対物レンズ
の焦点合わせ機構の精度によって光軸が狂うことがな
い。
【0021】合わせマークの表面は高反射率を有するA
uからなるので、TVカメラで観察しながら合わせ作業
を行う際、コントラストが低下し、分解能が落ちること
がない。
【0022】
【実施例】図1は本発明による第1実施例の光素子モジ
ュールの断面図である。図1において、光素子モジュー
ル101は、2次元光素子アレイ102と、基板103
と、パッケージ104と、キャップ105と、光部品1
06を備えている。2次元光素子アレイ102の電極1
07と基板103の電極108とは、半田バンプ109
によって接続されている。2次元光素子アレイ102
と、キャップ105に固定された光部品106とは、光
学的に結合されている。
【0023】2次元光素子アレイ102の個々の光素子
は、発振波長約1μmのInGaAs系面発光レーザダイ
オード、またはInGaAs系pin型ホトダイオード
からなる。アレイ間隔は250μmである。2次元光素
子アレイ102の表面には電極107が形成され、裏面
には合わせマーク110が形成されている。電極107と
合わせマーク110は、Au/Ni/Tiからなる。2
次元光素子アレイ102の両面にAu/Ni/Tiを蒸着
した後、まず電極107をパターニングする。その後、
両面マスクアライナを用いて電極107の位置を検出し
ながら、合わせマーク110をパターニングした。
【0024】基板103は、GaAs系ICまたはAl
N製サブマウントからなる。基板103には、2次元光
素子アレイ102と熱膨張係数が近い材料を選んだ。基
板103の表面には、Au/Ni/Tiを蒸着した後、
ドライエッチングを行ってパターニングすることによ
り、電極108及び合わせマーク111が形成されてい
る。電極108の直径は50μm、合わせマーク111
の線幅は10μm、線長は25μmである。基板103
の裏面には、パッケージ104に半田固定するため、A
u/Ni/Tiからなる蒸着膜が形成されている。
【0025】半田バンプ109の材質はPb−5%Sn
からなる。メタルマスクまたはホトリソグラフィによっ
て選択的に蒸着することによって、基板103の電極1
08の上に形成した。半田バンプ109の直径は50μ
mである。
【0026】パッケージ104は、ベース112,フレ
ーム113,114,端子115からなる。ベース11
2は高熱伝導性Cu−W合金,フレーム113,114
はアルミナ・セラミクスからなる。端子115は、フィ
ルムキャリアまたはワイヤからなる配線材118によっ
て基板103に接続されている。ベース112及びフレ
ーム113,114の表面にはAu/Niメッキを施し
た。
【0027】キャップ105は、パッケージ104と熱
膨張係数がほぼ等しいコバール合金からなる。キャップ
105には光部品106が封止固定されている。
【0028】光部品106は、屈折率分布型マイクロレ
ンズアレイからなる。直径200μmのマイクロレンズ
が、アレイ間隔250μmで配列されている。光部品10
6の2次元光素子アレイ102と向かい合う面には、合
わせマーク116が形成されている。合わせマーク11
6は、Au/Ni/Tiを蒸着した後、パターニングし
た。
【0029】第1実施例の光素子モジュールの実装プロ
セスを、図2及び図3を用いて説明する。図2(a)は
上面図、同図(b)は断面図、図3は断面図である。以
下、工程を順に説明する。
【0030】(1)光素子組立工程 まず、2次元光素子アレイ102と,半田バンプ109
が形成された基板103とを、それぞれ真空吸着によって
保持する。図2に示すように、2次元光素子アレイ10
2の外形と、基板103に形成された合わせマーク11
0との位置合わせを、上側からTVカメラで観察するこ
とによって行う。その後、半田バンプ109を溶融さ
せ、2次元光素子アレイ102の電極107と、基板1
03の電極108をフリップチップ接続する。
【0031】(2)基板組立工程 2次元光素子アレイ102が接続された基板103を、
Pb−60%Sn半田117によってパッケージ104
に固定する。基板103と端子115を配線材118に
よって接続する。
【0032】(3)キャップ組立工程 図3に示すように、2次元光素子アレイ102に形成さ
れた合わせマーク110と、光部品106に形成された
合わせマーク116との位置合わせを、上側からTVカ
メラで観察することによって行う。その後、光部品10
6が固定されたキャップ105をパッケージ104に溶
接し、パッケージ104を気密封止する。
【0033】第1実施例によれば、2次元光素子アレイ
102の電極107と基板103の電極108とを位置
合わせするための合わせマーク110が、図2に示すよ
うに、基板103の接続面に2次元光素子アレイ102
を投射した図形の外周の対角方向において、2箇所に形
成されている。
【0034】2次元光素子アレイ102の外形と合わせ
マーク111とを位置合わせすることにより、基板10
3の電極108と2次元光素子アレイの電極107の位
置合わせを行うことができ、同一のTVカメラで観察し
ながらフリップチップ接続することができる。基板10
3への合わせマーク111の形成と、2次元光素子アレ
イ102の外形の加工は精度良く行われる。
【0035】また、外形の対角方向に形成された合わせ
マーク111によって、2次元光素子アレイの平行移動
だけでなく、回転移動による位置ずれも十分に修正する
ことができる。
【0036】図2に示すように、2次元光素子アレイ1
02の投射図形の辺の延長線上に合わせマーク111を
設けることによって、合わせマーク111に2次元光素
子アレイ102の外形を揃えるだけで、簡便に位置合わ
せを行うことができる。
【0037】さらに、図2に示すように、電極107の
直径をD(ここでは50μm)として、合わせマーク1
10を幅1/4・D以下(ここでは10μm),長さ1/
2・D(ここでは25μm)以下の素線によって構成す
ることにより、2次元光素子アレイ102と基板103
の位置ずれ量を幅と長さから具体的に把握することがで
き、最大位置ずれ量を1/2・D以下(ここでは25μ
m以下)に抑えることができる。したがって、電極10
7と電極107の接続不良,半田バンプ109の破断等
が生じることがない。
【0038】2次元光素子アレイ102と光部品106
との向かい合う二つの面には、合わせマーク110,1
16が形成されている。これにより、合わせマーク11
0,116同士を近接させ、TVカメラの対物レンズの
同一視野において両方の合わせマーク110,116を
観察することができる。したがって、2次元光素子アレ
イ102と光部品106との光軸合わせ作業を簡便に行
うことが可能になる。
【0039】合わせマーク110,116の表面は高反
射率を有するAuからなるので、TVカメラで観察しな
がら合わせ作業を行う際、コントラストが低下し、分解
能が落ちることがない。したがって、位置合わせの作業
性と精度がともに向上する効果がある。
【0040】第1実施例によれば、2次元光素子アレイ
102と基板103の電極107,108の位置合わせ
を±25μm以下,2次元光素子アレイ102と光部品
106の光軸合わせを±5μmという高い精度で、且つ、
簡便に行うことができる。
【0041】なお、本発明の効果は、基板上の合わせマ
ークを2次元アレイを投射した図形の外周の対角方向に
複数箇所有すること、2次元アレイと光部品との向かい
合う二つの面に合わせマークを有すること、投射図形の
辺上または辺の延長線上に合わせマークを有すること、
基板の電極の直径をDとして合わせマークが幅1/4・
D以下で長さ1/2・D以下の素線からなること、合わ
せマークの表面は高反射率を有するAuからなること、
またこれらの組合せによって発揮される。
【0042】例えば、第1実施例では対角方向の2箇所
に合わせマーク110を形成したが、これは4箇所であ
ってもよい。合わせマーク110,111,116の形
状はL字型であるが、例えば、十字型,⊥字型,田字型
であっても良い。目的に応じて、幅1/4・D以下で長
さ1/2・D以下の素線から構成される合わせマークを
用いることが可能である。合わせマーク110,11
1,116の表面はAuからなり、下地はNi/Tiか
らなるが、例えば、Ni/Cr,Pt/Ti等を下地と
して用いる場合も有り得る。
【0043】図4は、本発明による第2実施例の光素子
モジュールの断面図である。図4において、光素子モジ
ュール401は、2次元光素子アレイ102と、基板1
03と、パッケージ104と、キャップ105と、光部
品106を備えている。2次元光素子アレイ102の電
極107と基板103の電極108とは、半田バンプ1
09によって接続されている。2次元アレイ102と、
キャップ105に固定された光部品106とは、光学的
に結合されている。
【0044】2次元光素子アレイ102の個々の光素子
は、面発光レーザダイオード、またはホトダイオードか
らなる。アレイ間隔は250μmである。2次元光素子
アレイ102の表面には電極107が形成され、裏面に
は合わせマーク110が形成されている。合わせマーク
110の線幅は2μm、線長は5μmである。
【0045】基板103はLSIからなる。基板103
の表面には、電極108及び合わせマーク111が形成
されている。電極107の直径は20μm、合わせマー
ク111を構成する素線の線幅は4μm、線長は8μm
である。基板103の電極108の上に形成された半田
バンプ109の直径は20μmである。基板103は、
Pb−60%Sn半田117で固定されている。
【0046】パッケージ104は、ベース112,フレ
ーム113,114,端子115からなる。端子115
は、配線材118によって基板103に接続されてい
る。キャップ105には、光部品402とガイド403
が封止固定されている。
【0047】光部品402は感光性ガラスからなる。ホ
トリソグラフィ加工によって、250μmピッチで直径1
30μmの複数のピンホールが形成されている。このピ
ンホールには、ファイバアレイ404が挿入されてい
る。2次元光素子アレイ102に向かい合う表面には、
合わせマーク116が形成されている。合わせマーク1
16の線幅は2μm、線長は5μmである。
【0048】ファイバアレイ404は、外径125μm
の単一モード光ファイバからなる。その先端には、エッ
チング加工と放電加工によって、半径30μmの先球レ
ンズ405が形成されている。ファイバアレイ404
は、ガイド403に低融点ガラスによって固定されてい
る。
【0049】ガイド403は、ジルコニア・セラミクス
からなる。精密機械加工により、直径126μm,アレ
イ間隔250μmのピンホールが±1μmの精度で形成
されている。ガイド403は、高融点半田材によってキ
ャップ105に固定され、パッケージ104を封止して
いる。
【0050】第2実施例の光素子モジュール401は、
以下の実装プロセスによって組み立てた。合わせマーク
111と2次元光素子アレイ102の外形を位置合わせ
を行った後、2次元光素子アレイ102の電極107と
基板103の電極108を半田バンプ109によってフ
リップチップ接続する。2次元光素子アレイ102が接
続された基板103をパッケージ104に固定する。基
板103と端子115を配線材118によって接続す
る。2次元光素子アレイ102に形成された合わせマー
ク110と、光部品402に形成された合わせマーク1
16との位置合わせを行った後、光部品402が固定さ
れたキャップ105をパッケージ104に溶接する。最
後に、ガイド403に固定されたファイバアレイ404
を光部品402のピンホールに挿入し、2次元光素子ア
レイ102を駆動しながらファイバアレイ404の光軸
合わせを行い、ガイド403をキャップ105に固定す
る。
【0051】本第2実施例によれば、合わせマーク11
0,111,116のサイズを微細化したことによっ
て、2次元光素子アレイ102と基板103の電極10
7,108の位置合わせを±4μm以下,2次元光素子
アレイ102と光部品402の位置合わせを±2μm以
下という高い精度で、簡便に行うことができる。
【0052】また、光部品402に設けたピンホール
に、ガイド403に固定されたファイバアレイ404を
挿入するだけで、2次元光素子アレイ102とファイバ
アレイ404の位置合わせは±5μm精度で行われる。
これにより、2次元光素子アレイ102とファイバアレ
イ404とは、大まかに光結合される。したがって、2
次元光素子アレイ102を駆動させることにより、結合
した光量を測定しながら、2次元光素子アレイ102と
ファイバアレイ404の光軸合わせを±3μmの精度で
精密に行うことができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、2次元光素子アレイの
電極と基板の電極とを位置合わせするための合わせマー
クを、基板の接続面に、2次元アレイを投射した図形の
外周の対角方向に複数箇所配置させたことは位置ずれ解
消に優れた効果がある。
【0054】2次元アレイ投射図形の辺の延長線上に合
わせマークを配置させることは合わせ精度を向上させる
効果がある。
【0055】合わせマークの大きさが線幅1/4・D,
線長1/2・D以下にすることは電極接続不良の解消に
効果がある。
【0056】合わせマークの表面層を高反射率を有する
Auまたは金属膜にすることは位置合わせ作業時間の短
縮に効果がある。
【0057】2次元光素子アレイと光部品との光軸合わ
せを行うための合わせマークを、2次元アレイと光部品
との向かい合う表面に配置させることは位置合わせ精度
の向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例を示す光素子モジュー
ルの断面図。
【図2】本発明の第1実施例の光素子と基板との組立
図。
【図3】本発明の第1実施例の光素子と光部品との組立
図。
【図4】本発明による第2実施例を示す光素子モジュー
ルの断面図。
【符号の説明】
101,401…光素子モジュール、102…2次元光
素子アレイ、103…基板、104…パッケージ、10
5…キャップ、106,402…光部品、107,108…
電極、109…半田バンプ、110,111,116…
合わせマーク、112…ベース、113,114…フレ
ーム、115…端子、117…Pb−60%Sn半田、
118…配線材、403…ガイド、404…ファイバア
レイ、405…先球レンズ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光素子の2次元アレイと、前記2次元アレ
    イに接続される基板を備え、前記2次元アレイの電極と
    前記基板の電極とを位置合わせするための合わせマーク
    を、前記基板の接続面に前記2次元アレイを投射した図
    形の外周の対角方向に複数箇所有することを特徴とする
    光素子モジュール。
  2. 【請求項2】光素子の2次元アレイと、前記2次元アレ
    イに結合される光部品を備え、前記2次元アレイと前記
    光部品との光軸合わせを行うための合わせマークを、前
    記2次元アレイと前記光部品との向かい合う二つの面に
    有することを特徴とする光素子モジュール。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記投射図形の辺上ま
    たは前記辺の延長線上に合わせマークを有する光素子モ
    ジュール。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記基板の電極の直径
    をDとして、前記合わせマークは幅1/4・D以下,長
    さ1/2・D以下の素線からなる光素子モジュール。
  5. 【請求項5】請求項1または2において、前記合わせマ
    ークの表面は高反射率を有するAuからなる光素子モジ
    ュール。
JP33832692A 1992-12-18 1992-12-18 光素子モジュール Pending JPH06188458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33832692A JPH06188458A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 光素子モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33832692A JPH06188458A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 光素子モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06188458A true JPH06188458A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18317093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33832692A Pending JPH06188458A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 光素子モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06188458A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005017684A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Nec Corp 光モジュールおよびその製造方法
WO2009037634A3 (en) * 2007-09-20 2009-06-04 Philips Intellectual Property Led package and method for manufacturing the led package
JP2011128290A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Hitachi High-Technologies Corp 光源装置、及びそれを用いたバックライト、露光装置及び露光方法
JP2016114630A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 住友電気工業株式会社 光送信モジュール
CN105745770A (zh) * 2013-09-23 2016-07-06 奥斯兰姆奥普托半导体有限责任公司 用于处理光电组件的方法和设备

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005017684A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Nec Corp 光モジュールおよびその製造方法
WO2009037634A3 (en) * 2007-09-20 2009-06-04 Philips Intellectual Property Led package and method for manufacturing the led package
JP2010541199A (ja) * 2007-09-20 2010-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Ledパッケージ及びこのledパッケージを製造するための方法
TWI479697B (zh) * 2007-09-20 2015-04-01 Koninkl Philips Electronics Nv 發光二極體封裝及其製造方法
US9593810B2 (en) 2007-09-20 2017-03-14 Koninklijke Philips N.V. LED package and method for manufacturing the LED package
US10344923B2 (en) 2007-09-20 2019-07-09 Koninklijke Philips N.V. LED package having protrusions for alignment of package within a housing
JP2011128290A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Hitachi High-Technologies Corp 光源装置、及びそれを用いたバックライト、露光装置及び露光方法
CN105745770A (zh) * 2013-09-23 2016-07-06 奥斯兰姆奥普托半导体有限责任公司 用于处理光电组件的方法和设备
US10147683B2 (en) 2013-09-23 2018-12-04 Osram Opto Semiconductors Gmbh Method and apparatus that processes an optoelectronic component
JP2016114630A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 住友電気工業株式会社 光送信モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6838689B1 (en) Backside alignment and packaging of opto-electronic devices
US6558976B2 (en) Critically aligned optical MEMS dies for large packaged substrate arrays and method of manufacture
US7703993B1 (en) Wafer level optoelectronic package with fiber side insertion
US7153042B2 (en) Optic device
JP3731542B2 (ja) 光モジュール及び光モジュールの実装方法
US7023705B2 (en) Ceramic optical sub-assembly for optoelectronic modules
KR20030066275A (ko) 광학 장치 장착 방법 및 광 헤드 장치
JPH06120225A (ja) 光モジュールの製造方法
US20160313514A1 (en) Wafer level packaged optical subassembly and transceiver module having same
JP4429564B2 (ja) 光部品及び電気部品の実装構造及びその方法
JP3277646B2 (ja) 光半導体装置の製造方法
JPH06188458A (ja) 光素子モジュール
US7723854B2 (en) Assembly and method of assembling by soldering an object and a support
US6504967B1 (en) Passive alignment method and apparatus for fabricating a MEMS device
JP2012128233A (ja) 光モジュール及びその実装方法
JP2994235B2 (ja) 光受発光素子モジュール及びその製作方法
KR100524672B1 (ko) 광수동 정렬용 각진 홈을 이용한 플립칩 본딩방법 및 광모듈
JP2005017684A (ja) 光モジュールおよびその製造方法
JPH03184384A (ja) 光モジュール用サブマウント及びその製造方法
JP2977338B2 (ja) 半導体モジュール
US20230148361A1 (en) On-chip integration of optical components with photonic wire bonds and/or lenses
JPH0730092A (ja) 光素子モジュール
WO2022118861A1 (ja) 光デバイス
JPH10341040A (ja) 光半導体モジュール及びその製造方法
JP4038070B2 (ja) 固体撮像素子とその製造方法及び固定方法、及び撮像装置