JPH06187643A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JPH06187643A
JPH06187643A JP35600092A JP35600092A JPH06187643A JP H06187643 A JPH06187643 A JP H06187643A JP 35600092 A JP35600092 A JP 35600092A JP 35600092 A JP35600092 A JP 35600092A JP H06187643 A JPH06187643 A JP H06187643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
gain
output
slice level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35600092A
Other languages
English (en)
Inventor
Taizo Kusano
泰三 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP35600092A priority Critical patent/JPH06187643A/ja
Publication of JPH06187643A publication Critical patent/JPH06187643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マーク間変調データを復調する二値化回路を
備えた光ディスク装置において、使用するドライブとメ
ディアの組み合せや使用環境に対し、最適なゲインが設
定できるようにして、信頼性の高い再生動作を可能にす
る。 【構成】 二値化回路の出力のデータパターンと再生信
号のデータパターンとの一致度の判定結果が良好となる
ゲイン可変アンプのゲイン範囲を検出し、以後、検出さ
れたゲイン範囲内に保持するように制御して、信号の復
調を行う。 【効果】 ドライブとメディアの組み合せや使用環境が
変化しても、最適なゲインが設定されるので、再生回路
の信頼性が著しく向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、メディアを使用して
情報の記録/再生を行う光ディスク装置に係り、特に、
マーク間変調データを復調する二値化回路を備えた光デ
ィスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置や光磁気ディスク装置そ
の他各種の光学的に情報の記録/再生を行う装置(以
下、光ディスク装置と総称する)においては、メディア
を使用して情報の記録/再生を行う二値化方式の1つと
して、RZ記録方式(マーク間変調記録方式)が知られ
ている。このマーク間変調記録方式の記録データを再生
(二値化)する回路としては、あるゲインで再生した信
号をあるスライスレベルでスライスしたゲート信号と、
再生信号を微分した信号のゼロクロス信号とをアンド処
理することによって、二値化を行う回路が、基本的なマ
ーク間変調データの二値化方式である(例えば、特開昭
62−12924号公報)。
【0003】ここで、ISO規格の3.5″光ディスク
について、そのメディアフォーマットを説明する。図1
5は、ISO規格の3.5″光ディスクについて、その
メディアフォーマットの構成を示す図である。図におい
て、下方の数字は容量で、単位はバイトである。
【0004】この図15では、1セクターのユーザバイ
トが725バイトの場合を示しており、各セクターの前
半部には、プリフォーマットエリア(ヘッダー部)の各
情報(52バイト)が記録されるエリアが設けられ、中
央の1バイトの情報エリアを挾んで、後半部には、光磁
気エリア(記録フィールド)として、ユーザデータ部や
BUF等の記録エリア(672バイト)が設けられてい
る。例えば、プリフォーマットエリア(ヘッダー部)の
先頭に「SM」(セクターマーク部)がある。
【0005】プリフォーマットエリアにおける「ID」
部については、その上方に拡大図で詳しく示している。
この「ID1」には、5バイトが割り当てられて、トラ
ックナンバー,IDナンバー,セクターナンバー,CR
Cの各情報が記録されている。
【0006】それに続く中央の「ODF」には、1バイ
トが割り当てられてている。ユーザバイトが725バイ
トの場合、光磁気エリア(記録エリア)は672バイト
で、そのユーザデータ部は639バイトである。
【0007】この記録エリアには、ユーザデータの他
に、GAP,VFO,SYN,PA,BUF等の情報も
記録される。このようなフォーマットの光ディスクの場
合には、プリフォーマットパターンとして、プリフォー
マットエリア(ヘッダー部)の「VFO1」、あるいは
「VFO2」や「AM」エリアのパターン使用する。
【0008】また、光磁気ディスクの場合には、データ
ゾーンの内側と外側に設けられているテストゾーンを使
用する。すなわち、光磁気ディスクについては、次の図
16のようなメディアフォーマットが定められている。
【0009】図16は、光磁気ディスクについて、その
メディアフォーマット構成を示す図である。図におい
て、行方向(縦方向)はメディアのエリア、列方向(横
方向)はトラックナンバーと半径を示し、はインナー
テストゾーン、はアウターテストゾーンを示す。
【0010】光磁気ディスクで、この図16のようなフ
ォーマットが定められている。この場合には、インナー
テストゾーンや、アウターテストゾーンに、ある任
意のパターンを試し書きして使用すればよい。
【0011】先に述べた従来のマーク間変調データの二
値化方式では、ゲート信号生成用のスライスレベルを設
計する際に、入力されるプリフォーマット再生信号もし
くは光磁気再生信号の信号振幅のバラつきを見込んで、
ノイズレベルよりは高く、最小信号振幅よりは低くなる
ように選定する。ところが、一般的に、光学系側におい
て再生パワーが高い光ピックアップや、光スポットが絞
られたピックアップにおいては、信号振幅およびメディ
アの傷等に起因するノイズレベルが、共に大きくなる、
という問題がある。
【0012】このようなバラつきの原因があるにもかか
わらず、固定ゲインで再生された信号を固定スライスレ
ベルでスライスする従来の二値化回路を採用すると、量
産品においては、ある場合には、信号振幅は充分に大き
いのに、スライスレベルがノイズレベルとほとんど同じ
レベルに設定されてしまう製品や、また、ある場合に
は、ノイズレベルは充分に小さいのに、スライスレベル
が信号振幅とほとんど同じレベルに設定されてしまう製
品が、多数含まれてしまうことになり、再生信号のエラ
ー率に関して、品質の低い製品が、数多く発生する、と
いう不都合が生じる。
【0013】このような不都合を解決する1つの方法と
して、一般的には、AGC(オートゲインコントロー
ル)回路を付加して、ある程度一定のレベルに信号振幅
を制御しておき、固定スライスレベルでスライスする方
式、いわゆる、一定レベル振幅制御方式の二値化回路
も、従来から知られている。この方式の二値化回路を採
用すれば、従来の回路に比べて、エラー率をある程度は
減少させることができる。
【0014】しかしながら、実際に使用するドライブと
メディアとの組み合せによっては、この一定レベル振幅
制御方式を採用しても、再生動作時のエラー率は減少さ
れない場合がある。その理由は、設計上で想定した状態
と、実際に使用する場所とでは、環境が異なるので、信
号振幅やノイズレベルのバラつきが、エラー発生の原因
になり、必ずしも、エラー率が低下するとは限らない、
という不都合がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
マーク間変調データを復調する二値化方式の光ディスク
装置において生じるこのような不都合を解決し、どのよ
うなドライブとメディアとを組み合せて使用しても、最
適な再生ゲインが設定できるようにして、誤復調の発生
を防止することにより、信頼性の高い再生動作を可能に
した光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
メディアを使用して情報の記録/再生を行う光ディスク
装置において、再生信号の振幅を変えるためのゲイン可
変アンプと、該ゲイン可変アンプの出力を二値化する二
値化回路と、該二値化回路の出力によりクロック同期を
行うPLL回路と、該PLL回路の出力により前記再生
信号のデータパターンが予め分っているエリアで判定タ
イミング信号を生成する判定タイミング信号生成回路
と、該判定タイミング信号生成回路の出力により前記二
値化回路の出力のデータパターンと前記再生信号のデー
タパターンとを比較し、両者の一致度を判定するパター
ン判定回路と、前記ゲイン可変アンプのゲインを可変制
御すると共に該ゲインの情報を保持する手段、とを備
え、前記パターン判定回路の判定結果が良好となる前記
ゲイン可変アンプのゲイン範囲を検出し、以後、該ゲイ
ン可変アンプのゲインを前記検出されたゲイン範囲内に
保持するように制御して、信号の復調を行うように構成
している。
【0017】第2に、上記第1の光ディスク装置におい
て、メディアを半径方向の位置に応じて少なくとも2つ
以上のゾーンに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準
位置を設定する規準位置設定手段を備え、前記ゾーン毎
のゲインを該ゾーン内の規準位置において求め、以後、
該ゾーン毎にゲインを切換えて保持するように制御し
て、信号の復調を行うように構成している。
【0018】第3に、メディアを使用して情報の記録/
再生を行う光ディスク装置において、再生信号をあるス
ライスレベルでスライスして二値化する二値化回路と、
該二値化回路の出力によりクロック同期を行うPLL回
路と、該PLL回路の出力により前記再生信号のデータ
パターンが予め分っているエリアで判定タイミング信号
を生成する判定タイミング信号生成回路と、該判定タイ
ミング信号生成回路の出力により前記二値化回路の出力
のデータパターンと前記再生信号のデータパターンとを
比較し、両者の一致度を判定するパターン判定回路と、
前記スライスレベルを可変制御すると共に該スライスレ
ベルの情報を保持する手段、とを備え、前記パターン判
定回路の判定結果が良好となる前記スライスレベルの範
囲を検出し、以後、該スライスレベルを前記検出された
レベル範囲内に保持するように制御して、信号の復調を
行うように構成している。
【0019】第4に、上記第3の光ディスク装置におい
て、メディアを半径方向の位置に応じて少なくとも2つ
以上のゾーンに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準
位置を設定する規準位置設定手段を備え、前記ゾーン毎
のスライスレベルを該ゾーン内の規準位置において求
め、以後、該ゾーン毎にスライスレベルを切換えて保持
するように制御して、信号の復調を行うように構成して
いる。
【0020】第5に、メディアを使用して情報の記録/
再生を行う光ディスク装置において、プリフォーマット
信号と光磁気信号とを再生する信号再生回路と、前記プ
リフォーマット信号と光磁気信号とを切換えるマルチプ
レクサ回路と、該マルチプレクサ回路の出力信号の振幅
を変えるためのゲイン可変アンプと、該ゲイン可変アン
プの出力を二値化する二値化回路と、該二値化回路の出
力によりクロック同期を行うPLL回路と、該PLL回
路の出力により前記再生信号のデータパターンが予め分
っているエリアで判定タイミング信号を生成する判定タ
イミング信号生成回路と、該判定タイミング信号生成回
路の出力により前記二値化回路の出力のデータパターン
と前記再生信号のデータパターンとを比較し、両者の一
致度を判定するパターン判定回路と、前記ゲイン可変ア
ンプのゲインを前記プリフォーマット信号と光磁気信号
とで2系統に可変制御すると共に該2系統のゲインの情
報を保持するゲイン制御手段と、復調時に、前記PLL
回路の出力に同期して前記マルチプレクサ回路および前
記ゲイン制御手段を、前記プリフォーマットエリアと光
磁気エリアとに応じて切換えるタイミング信号を生成す
る切換えタイミング信号生成回路、とを備え、前記プリ
フォーマット信号および光磁気信号に対して、前記パタ
ーン判定回路の判定結果が良好となる前記ゲイン可変ア
ンプのゲイン範囲をそれぞれ検出し、以後、復調時に
は、前記ゲイン可変アンプのゲインを、前記検出された
それぞれのゲイン範囲内に保持するよう前記切換えタイ
ミング信号生成回路信号の出力によって切換えて、信号
の復調を行うように構成している。
【0021】第6に、メディアを使用して情報の記録/
再生を行う光ディスク装置において、再生信号をあるス
ライスレベルでスライスして二値化する二値化回路と、
該二値化回路の出力によりクロック同期を行うPLL回
路と、該PLL回路の出力により前記再生信号のデータ
パターンが予め分っているエリアで判定タイミング信号
を生成する判定タイミング信号生成回路と、該判定タイ
ミング信号生成回路の出力により前記二値化回路の出力
のデータパターンと前記再生信号のデータパターンとを
比較し、両者の一致度を判定するパターン判定回路と、
前記スライスレベルを前記プリフォーマット信号と光磁
気信号とで2系統に可変制御すると共に該2系統のスラ
イスレベルの情報を保持するスライスレベル制御手段
と、復調時に、前記PLL回路の出力に同期して前記マ
ルチプレクサ回路および前記ゲイン制御手段を、前記プ
リフォーマットエリアと光磁気エリアとに応じて切換え
るタイミング信号を生成する切換えタイミング信号生成
回路、とを備え、前記プリフォーマット信号および光磁
気信号に対して、前記パターン判定回路の判定結果が良
好となる前記スライスレベル範囲をそれぞれ検出し、以
後、復調時には、前記スライスレベルを、前記検出され
たそれぞれのレベル範囲内に保持するよう前記切換えタ
イミング信号生成回路信号の出力によって切換えて、信
号の復調を行うように構成している。
【0022】
【作用】この発明では、どのようなドライブとメディア
とを組み合せて使用しても、最適な再生動作が行えるよ
うにして、誤復調の発生を防止するために、メディア挿
入時等に、再生信号のデータパターンが予め分っている
エリアで、二値化回路の出力のデータパターンと再生信
号のデータパターンとを比較し、両者の一致度を判定す
ることによって、最適となる再生アンプのゲインやスラ
イスレベルを設定するようにしている。
【0023】まず、ゲイン可変アンプを備えた光ディス
ク装置では、二値化回路の出力のデータパターンと再生
信号のデータパターンとの一致度が良好なゲイン範囲を
検出し、以後、ゲイン可変アンプのゲインを検出された
ゲイン範囲内に保持するように制御して、信号の復調を
行うことにより、ドライブやメディアの特性のバラつき
による誤復調が生じないようにして、再生回路の信頼性
を向上させる(請求項1の発明)。この場合に、ディス
クの半径位置に対応するゾーンに区分し、それぞれのゾ
ーン毎に、最適となる再生アンプのゲインを設定すれ
ば、半径位置に起因する変動分の影響がより減少される
ので、再生回路の信頼性が一層向上される(請求項2の
発明)。
【0024】また、固定ゲインアンプを備えた光ディス
ク装置で、ある固定の再生アンプのゲインのとき、最適
となるスライスレベルを設定することにより、ドライブ
やメディアの特性のバラつきによる誤復調が生じないよ
うにして、再生回路の信頼性を向上させる(請求項3の
発明)。この場合にも、ディスクの半径位置に対応する
ゾーンに区分し、それぞれのゾーン毎に、最適となるス
ライスレベルを設定すれば、半径位置に起因する変動分
の影響がより減少されるので、再生回路の信頼性が一層
向上される(請求項4の発明)。
【0025】さらに、ゲイン可変アンプを備えた光ディ
スク装置では、プリフォーマットエリアと光磁気エリア
とで設定ゲインを切換えることにより、1つの復調回路
について、各エリア毎に最適となる再生アンプのゲイン
を設定し、誤復調が生じないようにして、再生回路の信
頼性を向上させる(請求項5の発明)。同様に、固定ゲ
インアンプを備えた光ディスク装置でも、プリフォーマ
ットエリアと光磁気エリアとで設定スライスレベルを切
換えることにより、1つの復調回路について、各エリア
毎に最適となるスライスレベルを設定し、誤復調が生じ
ないようにして、再生回路の信頼性を向上させる(請求
項6の発明)。
【0026】
【実施例1】次に、この発明の光ディスク装置につい
て、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明す
る。この実施例は、請求項1の発明に対応しており、あ
る固定のスライスレベルに対して、最適となる再生アン
プのゲインを設定する点に特徴を有している。
【0027】図1は、この発明の光ディスク装置につい
て、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。図において、1はプログラマブルゲイン・アンプ、
2は二値化回路で、2aはその微分アンプ、2bは第1
のコンパレータ、2cは第2のコンパレータ、2dはア
ンドゲート回路、3はパターン判定回路、4は判定タイ
ミング信号生成回路、5はPLL回路、6はゲイン設定
部で、6aはそのCPU、6bはゲイン設定回路を示
し、また、Aは再生されたプリフォーマット信号もしく
は光磁気信号、Bはプログラマブルゲイン・アンプ1か
らの出力信号、Cは微分アンプ2aから出力される微分
出力信号、Dは第1のコンパレータ2bから出力される
ゲート信号、Eはゼロクロス信号、Fはピーク位置信
号、Vslはスライスレベル設定電圧を示す。
【0028】この図1で、プログラマブルゲイン・アン
プ1は、外部(この実施例では、ゲイン設定部6のCP
U6a)からゲインが可変制御されるアンプである。二
値化回路2は、微分アンプ2aと第1のコンパレータ2
b、第2のコンパレータ2c、およびアンドゲート回路
2dから構成されている。
【0029】再生されたプリフォーマット信号もしくは
光磁気信号Aは、図1のプログラマブルゲイン・アンプ
1へ入力され、その出力信号Bが、次の二値化回路2へ
入力される。この場合には、次の図2に示すような波形
が得られる。
【0030】図2は、図1に示した光ディスク装置の動
作を説明するためのタイムチャートである。図におい
て、波形の符号は図1の符号位置に対応しており、Gto
p は復調可能と見做せる最大の再生ゲイン、Gbtm は最
低の再生ゲインを示す。
【0031】アンプ1の出力信号Bを、次の二値化回路
2へ入力すると、一方で、第1のコンパレータ2bによ
って所定のスライスレベル(Vsl)でスライスされて、
ゲート信号Dが生成され、同時に、微分アンプ2aで微
分されて微分出力信号Cが生成される。この微分出力信
号Cは、第2のコンパレータ2cによりゼロクロススラ
イスされて、ゼロクロス信号Eが生成される。
【0032】このゼロクロス信号Eが、先のゲート信号
Dで制御されるアンドゲート回路2dへ入力され、アン
ド処理されてピーク位置信号Fが生成される。このよう
にして得られたピーク位置信号F、すなわち、復調され
たデータパターンが、パターン判定回路3へ与えられ
る。
【0033】パターン判定回路3では、所定の判定区間
において、この復調されたデータパターンと、記録パタ
ーン(例えば、先の図15で説明したようなISO規格
に準拠したプリフォーマットパターンのように、予め記
録データが分っているパターン)と一致するか否か判定
する。
【0034】すなわち、PLL回路5がロックされるこ
とにより、判定タイミング信号生成回路4から判定タイ
ミング信号が出力され、この判定タイミング信号によっ
てパターン判定回路3で、復調されたデータパターン
と、記録パターンとの一致不一致が判定される。その判
定結果が、ゲイン設定部6のCPU6aへ伝えられる。
次に、以上の動作のシーケンスを、フローチャートで説
明する。
【0035】図3は、この発明の光ディスク装置におい
て、ゲインアジャスト時の基本的な処理の流れを示すフ
ローチャートである。図において、#1〜#8はステッ
プを示す。
【0036】ステップ#1で、図1のプログラマブルゲ
イン・アンプ1のゲインGを、初期ゲインGmin に設定
する。この初期ゲインGmin は、スライスレベルVslに
対して、コンパレータ2へ入力される信号Bのレベルが
下になるように設定できる程度の充分に小さなゲインで
ある。
【0037】次のステップ#2で、パターン判定回路3
が、復調パターンと記録パターンとの一致性を判定し、
判定結果を出力する。ここで、記録パターンとは、予め
記録データの内容が分っているもので、例えば、ISO
準拠の3.5″光ディスクの場合、そのメディアフォー
マットは、先の図15のようになっている。
【0038】もし、判定結果がOKでなければ(NG:
不良のときは)、ステップ#3へ進み、ゲインG=G+
ΔGにして、再び先のステップ#2へ戻り、以下同様の
処理を行う。このような処理を繰り返えし、G=G+Δ
Gによってゲインを順次増加していく。
【0039】なお、この場合に、一定時間だけ待って
も、一致するパターンが検出できないときは、スライス
不良によるNG(不良)を出力して、この図3のフロー
を終了する。そして、ステップ#3での判定結果がOK
(良好)であれば、次のステップ#4で、その時点のG
をGbtm とする。
【0040】以上の処理によって、そのドライブ装置
(光学系や回路系を含む)と、メディアとの組み合せに
おいて、復調可能と見做せる最低の再生ゲインが、Gbt
m として検出される。なお、復調パターンと記録パター
ンとが完全に一致しなくても、例えば、エラー個数があ
る値以下のときは「OK(良好)」という形で判定して
もよい。
【0041】ステップ#5へ進み、ゲインG=G+ΔG
にして、ステップ#6へ進み、復調パターンと記録パタ
ーンとの一致性を判定し、判定結果を出力する。もし、
判定結果がOK(良好)であれば、再び先のステップ#
5へ戻り、以下同様の処理を行う。このような処理を繰
り返えし、G=G+ΔGによってゲインを順次増加して
いく。
【0042】そして、ステップ#6での判定結果がOK
でなければ(NG:不良のとき)、ステップ#7へ進
む。このステップ#7では、ゲインG=G−ΔGにし
て、その時点のGをGtop とする。
【0043】以上の処理によって、そのドライブ装置
(光学系や回路系を含む)と、メディアとの組み合せに
おいて、復調可能と見做せる最大の再生ゲインが、Gto
p として検出される。ステップ#8へ進み、先に得られ
た2つのG、すなわち、最低のGbtm と最大のGtop と
の平均値を求め、その値をゲインGとする。
【0044】以上のステップ#1〜#8の処理によっ
て、最低の再生ゲインGbtm と最大の再生ゲインGtop
との平均値が算出され、その値が最適なゲインとして設
定される。換言すれば、復調可能と見做せる最低の再生
ゲインGbtm と、最大の再生ゲインGtop との平均値
を、最適な再生ゲインとして設定する。
【0045】この実施例によれば、先の図2に示したよ
うに、最低の再生ゲインGbtm と、最大の再生ゲインG
top との平均値G=(Gtop +Gbtm )/2を、最適な
再生ゲインとして設定することができる。このように、
再生ゲインを設定すれば、最下方の復調パターンは、最
上方に示した記録パターンと正確に一致するように検出
される。
【0046】以上のように、この第1の実施例では、再
生信号を二値化する二値化回路の出力信号と、記録内容
が予め分っている再生信号のデータパターンとを比較
し、両者の一致度を判定することによって、ゲイン可変
アンプのゲイン範囲を検出し、以後、ゲイン可変アンプ
のゲインを検出されたゲイン範囲内に保持するように制
御して、信号の復調を行うようにしている。したがっ
て、使用するドライブと使用するメディアの組み合せに
おいて、予めメディア上の適当なエリアに記録された信
号の復調時の再生エラー率が少ない最適な再生ゲインで
復調を行うことができ、再生回路の信頼性が向上され
る。
【0047】通常、このようなゲインアジャストは、メ
ディア挿入時等の初期立上げ時に行われる。例えば、サ
ブルーチンを使用して、ある規準位置(半径位置)で、
プリフォーマット信号に対して、ゲインアジャストを行
うことも可能である(後出の図4、参照)。
【0048】まず、最初に、例えば、プリフォーマット
信号に対してゲインアジャストを行うことによって、セ
クターマークが読めるようになり、ほぼセクタータイミ
ングが検出できる。次に、PLLがロックすることによ
って、正確なセクタータイミングが分るので、現キャリ
ッジ位置のメディアアドレスを読むことが可能になる。
【0049】また、ゲインアジャストを行う規準位置を
設ける方式の装置では、現位置から規準位置へシークさ
せて、再度、ゲインアジャストを行い、以後、メディア
をその装置から取り出すまで、そのゲインをホールドす
ればよい。さらに、メディア挿入後に、機械的なキャリ
ッジホールド位置を、ゲインアジャスト規準位置とする
方式の装置では、機械的な規準位置へのシーク完了後
に、ゲインアジャストを一度だけ行えばよい(後出の図
4で、ステップ#12と#13の処理)。
【0050】図4は、この発明の光ディスク装置におい
て、サブルーチンを使用するゲインアジャスト時の基本
的な処理の流れを示すフローチャートである。図におい
て、#11〜#13はステップを示す。
【0051】ステップ#11で、先の図3に示したフロ
ーによって、ゲインアジャストを行う。次のステップ#
12で、規準位置へシークする。
【0052】ステップ#13へ進み、再度、ゲインアジ
ャストを行う。なお、ステップ#11の処理を省略し、
ステップ#12と#13の処理だけを行っても、ゲイン
アジャストは可能である。
【0053】以上に説明したように、この第1の実施例
では、例えば、プリフォーマット信号に対し、ある固定
のスライスレベルに対して、最適となる再生アンプのゲ
インを設定する場合であり、使用するドライブ装置と使
用するメディアとの組み合せにおいて、予めメディア上
の適当なエリアに記録された信号の復調時の再生エラー
が減少される最適な再生ゲインを求め、以後は、そのゲ
インを用いて復調を行うようにしている。したがって、
実際に使用するどのようなドライブと、どのようなメデ
ィアとの組み合せに対しても、最適な再生ゲインが設定
されるので、ドライブやメディアの特性にバラつきがあ
っても、誤復調を防止することが可能となり、再生回路
の信頼性が著しく向上される。
【0054】なお、以上の実施例では、プリフォーマッ
ト信号に対して、最適となる再生ゲインを設定する場合
について述べた。もし、光磁気信号についてゲインアジ
ャストを行う場合に、図16に示したテストゾーン(
または)を使用するとすれば、先の図4のフローには
図示されていないが、テストゾーン(または)へシ
ーク、試し書き、光磁気信号に対するゲインアジャス
ト、のフローを追加すればよい。また、最適な再生ゲイ
ンの算出に、プリフォーマット信号用と光磁気信号用の
最適ゲインの平均値を使用することもできる。
【0055】ここで、この発明の光ディスク装置による
効果を説明する。従来の一定レベル振幅制御方式の二値
化回路、すなわち、AGC(オートゲインコントロー
ル)回路を付加して、ある程度一定のレベルに信号振幅
を制御しておき、固定スライスレベルでスライスする方
式の回路と比較する。
【0056】アナログのプリフォーマット信号もしくは
光磁気信号のS/N比は、メディアやドライブ(光学系
や回路)の特性、あるいは使用環境における温度や湿
度、外界ノイズ等によって異なり、一定の値ではない。
ところが、この従来のAGC回路を付加した固定スライ
ス方式の二値化回路では、設計上、想定される全てのバ
ラつき(信号振幅のバラつきや、ノイズレベルのバラつ
き)を見込んで、スライスレベルを決定している。
【0057】その結果、ある場合には、信号のスライス
不良は少ないが、ノイズによる誤検出が多く発生し、ま
た、ある場合には、ノイズによる誤検出は少ないが、ス
ライス不良が多く発生することになる。これに対して、
この発明の光ディスク装置では、実際に使用するドライ
ブとメディア、およびその使用環境の組み合せにおい
て、最もエラー率が低い再生系のゲインを設定すること
ができる。
【0058】したがって、従来の一定レベル振幅制御方
式の二値化回路に比べて、この発明の光ディスク装置に
よれば、信号再生上の信頼性が、著しく向上されること
は明らかである。このような効果は、以下に述べる第2
から第6の実施例の光ディスク装置において、同様であ
る。
【0059】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この実施
例は、請求項2の発明に対応している。先の第1の実施
例では、メディアの全体について、ある固定のスライス
レベルに対して、最適となる再生アンプのゲインを設定
する場合について説明した。
【0060】この第2の実施例は、メディアを半径方向
の位置に応じて少なくとも2つ以上のゾーン、例えば内
周と外周とに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準位
置を設定して、先の第1の実施例で説明したゲインの設
定を行う点に特徴を有している。したがって、基本的な
構成と動作は、先の実施例と同様である。
【0061】図5は、この発明の光ディスク装置の第2
の実施例において、ゲインアジャスト時の基本的な処理
の流れを示すフローチャートである。図において、#2
1〜#27はステップを示す。
【0062】ステップ#21で、先の図3に示したフロ
ーによって、ゲインアジャストを行う。次のステップ#
22で、第1の規準位置へシークする。
【0063】ステップ#23へ進み、再度、ゲインアジ
ャストを行う。ステップ#24で、そのゾーンの最適ゲ
インG=G1を設定する。
【0064】次のステップ#25で、第2の規準位置へ
シークする。ステップ#26へ進み、再度、ゲインアジ
ャストを行う。
【0065】ステップ#27で、そのゾーンの最適ゲイ
ンG=G2を設定する。以上のステップ#21〜#27
の処理によって、メディア上の2点の規準位置における
ゲインアジャストが実行される。
【0066】例えば、メディア上の半径位置に応じて、
内周と外周とで、最適ゲインG=G1とG2が設定さ
れ、復調時に、各ゾーン毎にゲインを切換えることによ
って、半径位置(例えば内周と外周)によるゲインの差
異が補正されるので、再生時の誤復調が防止され、動作
の信頼性が一層向上される。なお、以上の説明では、ゲ
インアジャスト規準位置を2点に設定する場合を述べた
が、一般にn点(n=2以上)に設定することが可能で
ある。
【0067】
【実施例3】次に、第3の実施例を説明する。この実施
例は、請求項3の発明に対応している。先の第1と第2
の実施例では、ある固定のスライスレベルに対して、最
適となる再生アンプのゲインを設定する場合について説
明した。
【0068】この第3の実施例では、ある固定の再生ア
ンプのゲインのとき、最適となるスライスレベルを設定
する点に特徴を有している。そして、その効果は、基本
的に、先の第1の実施例と同様である。
【0069】図6は、この発明の光ディスク装置につい
て、その要部構成の他の実施例を示す機能ブロック図で
ある。図において、11は二値化回路で、11aはその
微分アンプ、11bは第1のコンパレータ、11cは第
2のコンパレータ、11dはアンドゲート回路、12は
パターン判定回路、13は判定タイミング信号生成回
路、14はPLL回路、15はスライスレベル設定部
で、15aはそのCPU、15bはスライスレベル設定
回路を示し、Gは再生されたプリフォーマット信号もし
くは光磁気信号、Hは微分アンプ11aから出力される
微分出力信号、Iは第1のコンパレータ11bから出力
されるゲート信号、Jは第2のコンパレータ11cでゼ
ロクロススライスされたゼロクロス信号、Kはアンドゲ
ート回路11dから出力されるマーク間復調パルス信
号、Vslはスライスレベル設定電圧を示す。
【0070】この図6で、二値化回路11の第1のコン
パレータ11bは、外部(この実施例では、CPU15
a)からスライスレベルを可変制御される。再生された
プリフォーマット信号もしくは光磁気信号Gを、この二
値化回路11の第1のコンパレータ11bへ入力する。
この場合には、次の図7に示すような波形が得られる。
【0071】図7は、図6に示した光ディスク装置の動
作を説明するためのタイムチャートである。図におい
て、波形の符号は図6の符号位置に対応しており、Vto
p は復調可能と見做せる最大のスライスレベルVsl、V
btm は最低のスライスレベルVslを示す。
【0072】信号Gを、次の二値化回路2へ入力する
と、一方で、第1のコンパレータ11bによって所定の
スライスレベル(Vsl)でスライスされて、ゲート信号
Iが生成され、同時に、微分アンプ11aで微分されて
微分出力信号Hが生成される。この微分出力信号Hは、
第2のコンパレータ11cによりゼロクロススライスさ
れて、ゼロクロス信号Jが生成される。
【0073】このゼロクロス信号Jが、先のゲート信号
Iで制御されるアンドゲート回路11dへ入力され、ア
ンド処理されてマーク間復調パルス信号Kが生成され
る。このようにして得られたマーク間復調パルス信号
K、すなわち、復調されたデータパターンが、パターン
判定回路12へ与えられる。
【0074】パターン判定回路12では、所定の判定区
間において、この復調されたデータパターンと、記録パ
ターンと一致するかどうか判定する。
【0075】その判定結果が、スライスレベル設定部1
5のCPU15aへ伝えられる。次に、以上の動作のシ
ーケンスを、フローチャートで説明する。
【0076】図8は、この発明の光ディスク装置におい
て、スライスレベルアジャスト時の基本的な処理の流れ
を示すフローチャートである。図において、#31〜#
38はステップを示す。
【0077】ステップ#31で、図6に示した第1のコ
ンパレータ11bのスライスレベルVslを、初期レベル
Vmin に設定する。この初期スライスレベルVmin は、
スライスレベルVslに対して、第1のコンパレータ11
bへ入力される信号Gのレベルが下になるように設定で
きる程度の充分に小さなスライスレベルである。
【0078】次のステップ#32で、パターン判定回路
12が、復調パターンと記録パターンとの一致性を判定
し、判定結果を出力する。ここでも、記録パターンと
は、予め記録データの内容が分っているもので、例え
ば、ISO準拠の3.5″光磁気ディスクの場合には、
そのメディアフォーマットは、先の図12のようになっ
ている。
【0079】もし、判定結果がOKでなければ(NG:
不良のときは)、ステップ#33へ進み、スライスレベ
ルVsl=Vsl+ΔVにし、再び先のステップ#32へ戻
り、以下同様の処理を行う。このような処理を繰り返え
し、Vsl=Vsl+ΔVによってスライスレベルを順次増
加していく。
【0080】なお、この場合に、一定時間だけ待って
も、一致するパターンが検出できないときは、NG(不
良)を出力して、この図8のフローを終了する。そし
て、ステップ#33での判定結果がOK(良好)であれ
ば、次のステップ#34で、その時点のVslをVbtm と
する。
【0081】以上の処理によって、そのドライブ装置
(光学系や回路系を含む)と、メディアとの組み合せに
おいて、復調可能と見做せる最低のスライスレベルが、
Vbtmとして検出される。なお、復調パターンと記録パ
ターンとが完全に一致しなくても、例えば、エラー個数
がある値以下のときは「OK(良好)」という形で判定
してもよい、ことはいうまでもない。
【0082】ステップ#35へ進み、スライスレベルV
sl=Vsl+ΔVにして、次のステップ#36で、復調パ
ターンと記録パターンとの一致性を判定し、判定結果を
出力する。もし、判定結果がOK(良好)であれば、再
び先のステップ#35へ戻り、以下同様の処理を行う。
このような処理を繰り返えし、Vsl=Vsl+ΔVによっ
てスライスレベルを順次増加していく。
【0083】そして、ステップ#36での判定結果がO
Kでなければ(NG:不良のとき)、ステップ#37へ
進む。このステップ#37では、スライスレベルVsl=
Vsl−ΔVにして、その時点のVslをVtop とする。
【0084】以上の処理によって、そのドライブ装置
(光学系や回路系を含む)と、メディアとの組み合せに
おいて、復調可能と見做せる最大のスライスレベルが、
Vtopとして検出される。ステップ#38へ進み、先に
得られた2つのVsl、すなわち、最低のVbtm と最大の
Vtop との平均値を求め、その値をスライスレベルVsl
とする。
【0085】以上のステップ#31〜#38の処理によ
って、最低のスライスレベルVbtmと最大のスライスレ
ベルVtop との平均値が算出され、その値が最適なスラ
イスレベルとして設定される。換言すれば、復調可能と
見做せる最低のスライスレベルVbtm と、最大のスライ
スレベルVtop との平均値を、最適なスライスレベルと
して設定する。
【0086】以上のような動作によって、この第3の実
施例では、ある固定の再生アンプのゲインのとき、最適
となるスライスレベルを設定する。したがって、先の第
1の実施例と同様に、再生回路の信頼性が向上される。
【0087】通常、このようなスライスレベルのアジャ
ストは、メディア挿入時等の初期立上げ時に行われる。
したがって、先の第1の実施例の場合と同様に、サブル
ーチンを使用して、ある規準位置(半径位置)で、スラ
イスレベルのアジャストを行うことも可能であるから、
詳細な説明は省略し、フローを示す。
【0088】図9は、この発明の光ディスク装置におい
て、サブルーチンを使用するスライスレベルアジャスト
時の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
図において、#41〜#43はステップを示す。
【0089】ステップ#41で、先の図8に示したフロ
ーによって、スライスレベルアジャストを行う。次のス
テップ#42で、規準位置へシークする。
【0090】ステップ#43へ進み、再度、スライスレ
ベルアジャストを行う。なお、ステップ#41の処理を
省略し、ステップ#42と#43の処理だけを行って
も、スライスレベルアジャストは可能である。
【0091】
【実施例4】次に、第4の実施例を説明する。この実施
例は、請求項4の発明に対応している。この第4の実施
例は、先の第1の実施例に対する第2の実施例と同様
で、第3の実施例において、複数のゾーンに区分し、各
ゾーン毎に、最適なスライスレベルを設定する点に特徴
を有している。
【0092】図10は、この発明の第4の実施例におい
て、スライスレベルアジャスト時の基本的な処理の流れ
を示すフローチャートである。図において、#51〜#
57はステップを示す。
【0093】ステップ#51で、先の図3に示したフロ
ーによって、スライスレベルアジャストを行う。次のス
テップ#52で、第1の規準位置へシークする。
【0094】ステップ#53へ進み、再度、スライスレ
ベルアジャストを行う。ステップ#54で、そのゾーン
における最適スライスレベルVsl=Vsl1を設定する。
【0095】次のステップ#55で、第2の規準位置へ
シークする。ステップ#56へ進み、再度、スライスレ
ベルアジャストを行う。
【0096】ステップ#57で、そのゾーンにおける最
適スライスレベルVsl=Vsl2を設定する。以上のステ
ップ#51〜#57の処理によって、メディア上の2点
の規準位置におけるスライスレベルアジャストが実行さ
れる。
【0097】例えば、メディア上の半径位置に応じて、
内周と外周とで、最適スライスレベルVsl=Vsl1とV
sl2が設定され、復調時に、各ゾーン毎にスライスレベ
ルを切換えることによって、半径位置によるスライスレ
ベルの差異が補正され、再生時の誤復調が防止されるの
で、動作の信頼性が一層向上される。なお、以上の説明
では、スライスレベルのアジャスト規準位置を2点に設
定する場合を述べたが、一般にn点(n=2以上)に設
定することが可能である。
【0098】
【実施例5】次に、第5の実施例を説明する。この実施
例は、請求項5の発明に対応している。先の第1の実施
例では、メディアの全体について、ある固定のスライス
レベルに対して、最適となる再生アンプのゲインを設定
する場合について説明した。
【0099】この第5の実施例では、1つの復調回路に
よって、プリフォーマット信号と光磁気信号の両信号を
効率よく復調するために、再生されたプリフォーマット
信号と光磁気信号とを切換えるためのマルチプレクサ
と、復調時に、PLLに同期して、それぞれのエリア
(図15では、プリフォーマットエリア:ヘッダー部
と、光磁気エリア:記録フィールド)で、マルチプレク
サと設定ゲインとを切換えるためのタイミング信号を生
成する切換えタイミング信号生成回路とを備えた点に特
徴を有している。したがって、その他の構成と動作は、
基本的には、先に第1の実施例で説明した図1の光ディ
スク装置と同様である。
【0100】図11は、この発明の光ディスク装置につ
いて、その第5の実施例の要部構成の一実施例を示す機
能ブロック図である。図における符号は図1と同様であ
り、7はマルチプレクス回路、8は切換えタイミング信
号生成回路を示し、Mは再生されたプリフォーマット信
号、Nは同じく再生された光磁気信号を示す。
【0101】すでに述べたように、この図11では、先
の図1の回路に、マルチプレクス回路7と、切換えタイ
ミング信号生成回路8とが付加されている点を除き、同
様の構成である。ゲイン設定部6のゲイン設定回路6b
は、ゲインアジャスト時に、CPU6aからの指令によ
って、プリフォーマット信号用と光磁気信号用との2系
統にゲインを切換えることができ、復調時には、切換え
タイミング信号生成回路8からの切換えタイミング信号
によって、設定された2系統のゲインを切換えるように
動作する。
【0102】そのために、切換えタイミング信号生成回
路8は、ゲインアジャスト時に、CPU6aからの指令
によって、マルチプレクス回路7を、プリフォーマット
側と光磁気信号側とに切換えるタイミング信号を出力す
る。この切換えタイミング信号生成回路8は、切換えタ
イミング信号の出力時を固定することができ、復調時
に、そのぞれのエリアの検出タイミングに基いて、セク
ター毎に、切換えタイミング信号を生成する。
【0103】この第5の実施例では、以上のような構成
の回路を使用して、プリフォーマットエリア/光磁気エ
リアで、それぞれゲインアジャストを行う。まず、規準
位置におけるプリフォーマット用と光磁気用に、最適ゲ
イン(G=Gpf,G=Gmo)をそれぞれ設定し、以後、
復調時には、プリフォーマットエリアと、光磁気エリア
とで、最適ゲインを切換えて再生動作を行う。
【0104】図12は、この発明の第5の実施例におい
て、ゲインアジャスト時の基本的な処理の流れを示すフ
ローチャートである。図において、#61〜#67はス
テップを示す。
【0105】ステップ#61で、先の図3に示したフロ
ーによって、ゲインアジャストを行う。次のステップ#
62で、規準位置へシークする。
【0106】ステップ#63へ進み、プリフォーマット
信号について、ゲインアジャストを行う。ステップ#6
4で、そのゲインG=Gpfを設定する。
【0107】ステップ#65で、マルチプレクス回路7
を、光磁気信号側へ切換え、次のステップ#66へ進
み、光磁気信号について、ゲインアジャストを行う。ス
テップ#67で、そのゲインG=Gmoを設定する。
【0108】以上のステップ#61〜#67の処理によ
って、メディア上の規準位置におけるプリフォーマット
用と光磁気用の最適ゲイン(G=GpfとG=Gmo)が、
それぞれ設定される。したがって、光磁気ディスクドラ
イブにおいて、1つの復調回路で、プリフォーマット信
号と光磁気信号とを、効率よく復調することができ、し
かも、再生エラー率も少ない再生回路が実現される。
【0109】以上のように、この第5の実施例の光ディ
スク装置によれば、プリフォーマット用と光磁気用に、
それぞれ最適ゲインを設定することができるので、再生
時の誤復調が防止され、動作の信頼性が一層向上され
る。なお、以上の説明では、ゲインアジャスト規準位置
をプリフォーマット用と光磁気用に、それぞれ1点を設
定する場合を述べたが、一般にn点(n=2以上)に設
定することも可能であり、その場合のフローは、第2の
実施例で説明した図5のフローと、基本的に同様であ
る。
【0110】
【実施例6】次に、第6の実施例を説明する。この実施
例は、請求項6の発明に対応している。先の第5の実施
例では、ある固定のスライスレベルに対して、最適とな
る再生アンプのゲインを設定する図1の光ディスク装置
において、1つの復調回路によって、プリフォーマット
信号と光磁気信号の両信号を効率よく復調する装置につ
いて説明した。
【0111】この第6の実施例は、先に第3の実施例で
説明したように、ある固定の再生アンプのゲインのと
き、最適となるスライスレベルを設定する図6の光ディ
スク装置について、先の第5の実施例と同様に、1つの
復調回路によって、プリフォーマット信号と光磁気信号
の両信号を効率よく復調することを目的としている。そ
のために、先の図6の光ディスク装置に、再生されたプ
リフォーマット信号と光磁気信号とを切換えるためのマ
ルチプレクス回路と、復調時に、PLLに同期して、そ
れぞれのエリアで、マルチプレクス回路と設定されたス
ライスレベルとを切換えるためのタイミング信号を生成
する切換えタイミング信号生成回路とを備えた点に特徴
を有している。
【0112】したがって、プリフォーマット信号と光磁
気信号の両信号を効率よく復調するための動作は、先の
第5の実施例と同様であり、その他の構成と動作は、基
本的に、先の第3の実施例で説明した図6の光ディスク
装置と同様である。次に、第6の実施例の光ディスク装
置について、ブロック図を示す。
【0113】図13は、この発明の光ディスク装置につ
いて、その第6の実施例の要部構成の一実施例を示す機
能ブロック図である。図における符号は、図6および図
11と同様である。
【0114】すでに述べたように、この図13の光ディ
スク装置は、先の図6の回路に、マルチプレクス回路7
と、切換えタイミング信号生成回路8とが付加されてい
る点を除き、同様の構成である。そして、1つの復調回
路で、プリフォーマット信号と光磁気信号とを、効率よ
く復調するために、規準位置におけるプリフォーマット
用と光磁気用に、最適スライスレベル(Vsl=Vsl-pf
,Vsl=Vsl-mo )をそれぞれ設定する。
【0115】図14は、この発明の第6の実施例におい
て、スライスレベルアジャスト時の基本的な処理の流れ
を示すフローチャートである。図において、#71〜#
77はステップを示す。
【0116】ステップ#71で、先の図8に示したフロ
ーによって、スライスレベルアジャストを行う。次のス
テップ#72で、規準位置へシークする。
【0117】ステップ#73へ進み、プリフォーマット
信号について、スライスレベルアジャストを行う。ステ
ップ#74で、そのスライスレベルVsl=Vsl-pf を設
定する。
【0118】ステップ#75で、マルチプレクス回路7
を、光磁気信号側へ切換える。次のステップ#76で、
光磁気信号について、スライスレベルアジャストを行
う。
【0119】ステップ#77で、そのスライスレベルV
sl=Vsl-mo を設定する。以上のステップ#71〜#7
7の処理によって、メディア上の規準位置におけるプリ
フォーマット用と光磁気用の最適スライスレベル(Vsl
=Vsl-pf ,Vsl=Vsl-mo )が、それぞれ設定され
る。したがって、光磁気ディスクドライブにおいて、1
つの復調回路で、プリフォーマット信号と光磁気信号と
を、効率よく復調することができ、しかも、再生エラー
率も少ない再生回路が実現される。
【0120】なお、以上の説明では、プリフォーマット
信号用と光磁気信号用に、スライスレベルのアジャスト
規準位置を1点に設定する場合を述べたが、一般にn点
(n=2以上)に設定することも可能である。したがっ
て、この第6の実施例でも、先の第4の実施例と同様
に、半径位置に応じて、それぞれのゾーン毎に、プリフ
ォーマット信号用と光磁気信号用の最適なスライスレベ
ルを設定することが可能である。
【0121】
【発明の効果】請求項1の光ディスク装置では、使用す
るドライブ装置と使用するメディアとの組み合せにおい
て、予めメディア上の適当なエリアに記録された信号の
復調時の再生エラーが減少される最適な再生ゲインを求
め、以後は、そのゲインを用いて復調を行うようにして
いる。したがって、使用するドライブとメディアの組み
合せや使用環境に対して、最適なゲインが設定されるの
で、誤復調が防止され、再生回路の信頼性が著しく向上
される。
【0122】請求項2の光ディスク装置では、メディア
の半径位置に対するゾーン毎に、最適な再生ゲインが求
められるので、半径位置に起因する変動分の補正が、よ
り正確に行える。したがって、先の請求項1の光ディス
ク装置に比べて、再生回路の信頼性が一層向上される。
【0123】請求項3の光ディスク装置では、使用する
ドライブ装置と使用するメディアとの組み合せにおい
て、予めメディア上の適当なエリアに記録された信号の
復調時の再生エラーが減少される最適なスライスレベル
を求め、以後は、そのスライスレベルを用いて復調を行
うようにしている。したがって、ある固定の再生アンプ
のゲインのとき、使用するドライブとメディアの組み合
せや使用環境に対して、最適となるスライスレベルが設
定されるので、誤復調が防止され、再生回路の信頼性が
著しく向上される。
【0124】請求項4の光ディスク装置では、メディア
の半径位置に対するゾーン毎に、最適なスライスレベル
が求められるので、半径位置に起因する変動分の補正
が、より正確に行える。したがって、先の請求項3の光
ディスク装置に比べて、再生回路の信頼性が一層向上さ
れる。
【0125】請求項5の光ディスク装置では、復調回路
に入力されるプリフォーマット信号および光磁気信号を
切換える切換え回路を備え、この回路の切換えに対応し
て、ゲイン可変アンプのゲインが切換えられるので、そ
れぞれの信号に対して最適なゲインを設定することがで
きる。したがって、1つの復調回路によって、両信号を
効率よく復調することが可能となり、先の請求項1の光
ディスク装置と同様の効果が得られる。
【0126】請求項6の光ディスク装置では、復調回路
に入力されるプリフォーマット信号および光磁気信号を
切換える切換え回路を備え、この回路の切換えに対応し
て、スライスレベルが切換えられるので、それぞれの信
号に対して最適なスライスレベルを設定することができ
る。したがって、1つの復調回路によって、両信号を効
率よく復調することが可能となり、先の請求項3の光デ
ィスク装置と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ディスク装置について、その要部
構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示した光ディスク装置の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【図3】この発明の光ディスク装置において、ゲインア
ジャスト時の基本的な処理の流れを示すフローチャート
である。
【図4】この発明の光ディスク装置において、サブルー
チンを使用するゲインアジャスト時の基本的な処理の流
れを示すフローチャートである。
【図5】この発明の光ディスク装置の第2の実施例にお
いて、ゲインアジャスト時の基本的な処理の流れを示す
フローチャートである。
【図6】この発明の光ディスク装置について、その要部
構成の他の実施例を示す機能ブロック図である。
【図7】図6に示した光ディスク装置の動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【図8】この発明の光ディスク装置において、スライス
レベルアジャスト時の基本的な処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】この発明の光ディスク装置において、サブルー
チンを使用するスライスレベルアジャスト時の基本的な
処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】この発明の第4の実施例において、スライス
レベルアジャスト時の基本的な処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図11】この発明の光ディスク装置について、その第
5の実施例の要部構成の一実施例を示す機能ブロック図
である。
【図12】この発明の第5の実施例において、ゲインア
ジャスト時の基本的な処理の流れを示すフローチャート
である。
【図13】この発明の光ディスク装置について、その第
6の実施例の要部構成の一実施例を示す機能ブロック図
である。
【図14】この発明の第6の実施例において、スライス
レベルアジャスト時の基本的な処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図15】ISO規格の3.5″光ディスクについて、
そのメディアフォーマットの構成を示す図である。
【図16】光磁気ディスクについて、そのメディアフォ
ーマット構成を示す図である。
【符号の説明】
1 プログラマブルゲイン・アンプ 2 二値化回路 2a 微分アンプ 2b 第1のコンパレータ 2c 第2のコンパレータ 2d アンドゲート回路 3 パターン判定回路 4 判定タイミング信号生成回路 5 PLL回路 6 ゲイン設定部 6a CPU 6b ゲイン設定回路 11 二値化回路 11a 微分アンプ 11b 第1のコンパレータ 11c 第11のコンパレータ 11d アンドゲート回路 12 パターン判定回路 13 判定タイミング信号生成回路 14 PLL回路 15 スライスレベル設定部 15a CPU 15b スライスレベル設定回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メディアを使用して情報の記録/再生を
    行う光ディスク装置において、 再生信号の振幅を変えるためのゲイン可変アンプと、 該ゲイン可変アンプの出力を二値化する二値化回路と、 該二値化回路の出力によりクロック同期を行うPLL回
    路と、 該PLL回路の出力により前記再生信号のデータパター
    ンが予め分っているエリアで判定タイミング信号を生成
    する判定タイミング信号生成回路と、 該判定タイミング信号生成回路の出力により前記二値化
    回路の出力のデータパターンと前記再生信号のデータパ
    ターンとを比較し、両者の一致度を判定するパターン判
    定回路と、 前記ゲイン可変アンプのゲインを可変制御すると共に該
    ゲインの情報を保持する手段、とを備え、 前記パターン判定回路の判定結果が良好となる前記ゲイ
    ン可変アンプのゲイン範囲を検出し、以後、該ゲイン可
    変アンプのゲインを前記検出されたゲイン範囲内に保持
    するように制御して、信号の復調を行うことを特徴とす
    る光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の光ディスク装置において、 メディアを半径方向の位置に応じて少なくとも2つ以上
    のゾーンに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準位置
    を設定する規準位置設定手段を備え、 前記ゾーン毎のゲインを該ゾーン内の規準位置において
    求め、以後、該ゾーン毎にゲインを切換えて保持するよ
    うに制御して、信号の復調を行うことを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  3. 【請求項3】 メディアを使用して情報の記録/再生を
    行う光ディスク装置において、 再生信号をあるスライスレベルでスライスして二値化す
    る二値化回路と、 該二値化回路の出力によりクロック同期を行うPLL回
    路と、 該PLL回路の出力により前記再生信号のデータパター
    ンが予め分っているエリアで判定タイミング信号を生成
    する判定タイミング信号生成回路と、 該判定タイミング信号生成回路の出力により前記二値化
    回路の出力のデータパターンと前記再生信号のデータパ
    ターンとを比較し、両者の一致度を判定するパターン判
    定回路と、 前記スライスレベルを可変制御すると共に該スライスレ
    ベルの情報を保持する手段、とを備え、 前記パターン判定回路の判定結果が良好となる前記スラ
    イスレベルの範囲を検出し、以後、該スライスレベルを
    前記検出されたレベル範囲内に保持するように制御し
    て、信号の復調を行うことを特徴とする光ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3の光ディスク装置において、 メディアを半径方向の位置に応じて少なくとも2つ以上
    のゾーンに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準位置
    を設定する規準位置設定手段を備え、 前記ゾーン毎のスライスレベルを該ゾーン内の規準位置
    において求め、以後、該ゾーン毎にスライスレベルを切
    換えて保持するように制御して、信号の復調を行うこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 メディアを使用して情報の記録/再生を
    行う光ディスク装置において、 プリフォーマット信号と光磁気信号とを再生する信号再
    生回路と、 前記プリフォーマット信号と光磁気信号とを切換えるマ
    ルチプレクサ回路と、 該マルチプレクサ回路の出力信号の振幅を変えるための
    ゲイン可変アンプと、 該ゲイン可変アンプの出力を二値化する二値化回路と、 該二値化回路の出力によりクロック同期を行うPLL回
    路と、 該PLL回路の出力により前記再生信号のデータパター
    ンが予め分っているエリアで判定タイミング信号を生成
    する判定タイミング信号生成回路と、 該判定タイミング信号生成回路の出力により前記二値化
    回路の出力のデータパターンと前記再生信号のデータパ
    ターンとを比較し、両者の一致度を判定するパターン判
    定回路と、 前記ゲイン可変アンプのゲインを前記プリフォーマット
    信号と光磁気信号とで2系統に可変制御すると共に該2
    系統のゲインの情報を保持するゲイン制御手段と、 復調時に、前記PLL回路の出力に同期して前記マルチ
    プレクサ回路および前記ゲイン制御手段を、前記プリフ
    ォーマットエリアと光磁気エリアとに応じて切換えるタ
    イミング信号を生成する切換えタイミング信号生成回
    路、とを備え、 前記プリフォーマット信号および光磁気信号に対して、
    前記パターン判定回路の判定結果が良好となる前記ゲイ
    ン可変アンプのゲイン範囲をそれぞれ検出し、以後、復
    調時には、前記ゲイン可変アンプのゲインを、前記検出
    されたそれぞれのゲイン範囲内に保持するよう前記切換
    えタイミング信号生成回路信号の出力によって切換え
    て、信号の復調を行うことを特徴とする光ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 メディアを使用して情報の記録/再生を
    行う光ディスク装置において、 再生信号をあるスライスレベルでスライスして二値化す
    る二値化回路と、 該二値化回路の出力によりクロック同期を行うPLL回
    路と、 該PLL回路の出力により前記再生信号のデータパター
    ンが予め分っているエリアで判定タイミング信号を生成
    する判定タイミング信号生成回路と、 該判定タイミング信号生成回路の出力により前記二値化
    回路の出力のデータパターンと前記再生信号のデータパ
    ターンとを比較し、両者の一致度を判定するパターン判
    定回路と、 前記スライスレベルを前記プリフォーマット信号と光磁
    気信号とで2系統に可変制御すると共に該2系統のスラ
    イスレベルの情報を保持するスライスレベル制御手段
    と、 復調時に、前記PLL回路の出力に同期して前記マルチ
    プレクサ回路および前記ゲイン制御手段を、前記プリフ
    ォーマットエリアと光磁気エリアとに応じて切換えるタ
    イミング信号を生成する切換えタイミング信号生成回
    路、とを備え、 前記プリフォーマット信号および光磁気信号に対して、
    前記パターン判定回路の判定結果が良好となる前記スラ
    イスレベル範囲をそれぞれ検出し、以後、復調時には、
    前記スライスレベルを、前記検出されたそれぞれのレベ
    ル範囲内に保持するよう前記切換えタイミング信号生成
    回路信号の出力によって切換えて、信号の復調を行うこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
JP35600092A 1992-12-18 1992-12-18 光ディスク装置 Pending JPH06187643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35600092A JPH06187643A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35600092A JPH06187643A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06187643A true JPH06187643A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18446819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35600092A Pending JPH06187643A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06187643A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004015697A1 (en) * 2002-08-06 2004-02-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical disk system with non-linearly controlled amplifier
US6963459B2 (en) 2001-07-30 2005-11-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for optimizing auto gain control of read channel in a disk drive

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6963459B2 (en) 2001-07-30 2005-11-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for optimizing auto gain control of read channel in a disk drive
WO2004015697A1 (en) * 2002-08-06 2004-02-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Optical disk system with non-linearly controlled amplifier
US7313060B2 (en) 2002-08-06 2007-12-25 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Optical disk system with non-linearly controlled amplifier

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100284842B1 (ko) 광디스크매체, 광디스크장치 및 광디스크 트랙킹방법
US6333902B1 (en) Method for generating land/groove switching signal from POLG type disc and apparatus therefor
EP0886266B1 (en) Optical disc and optical disc drive
KR100252562B1 (ko) 광학적 정보 기록 재생 장치 및 기록 재생 방법
JP3775914B2 (ja) 光学的情報再生装置
US6603726B1 (en) Pre-pit detection unit
JPH08329612A (ja) データ記録ディスク
EP0544017B1 (en) Method for recording on disc
JPH11219571A (ja) 状態検出装置及び光ディスク装置
AU2003261763B2 (en) Reproduction-only recording medium, reproduction device, reproduction method
US6757233B2 (en) Pre-pit detecting device and binarizing level setting method
MXPA04010438A (es) Medio de registro de alta densidad y metodo y aparato para controlar la reproduccion de datos del mismo.
JPH0737330A (ja) 情報再生装置
JPH06187643A (ja) 光ディスク装置
JPH05258379A (ja) 信号再生方式
JP4223818B2 (ja) 光ディスク記録再生装置及び記録再生方法
KR100286630B1 (ko) 디스크 재생장치
JPH06187733A (ja) 光ディスク装置
JPH10320783A (ja) ウォブル信号検出回路、ウォブル異常検出回路、これらを用いた情報処理装置及び情報処理方法、並びにこれらに用いる記憶媒体
US5592465A (en) Disc recording method
JPH09305975A (ja) 光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生方法
JPH0554386A (ja) 記録装置及び再生装置
JP3490042B2 (ja) 光ディスク装置
JP3004094U (ja) ディスク記録再生装置
JPH10112029A (ja) 光学的情報再生装置