JPH06187733A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH06187733A JPH06187733A JP4355999A JP35599992A JPH06187733A JP H06187733 A JPH06187733 A JP H06187733A JP 4355999 A JP4355999 A JP 4355999A JP 35599992 A JP35599992 A JP 35599992A JP H06187733 A JPH06187733 A JP H06187733A
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Abstract
備えた光ディスク装置において、メディアの規格のバラ
つきに対しても誤復調が生じないようにして、安定した
再生動作を可能にする。 【構成】 二値化回路の出力と記録内容が予め分ってい
る再生信号のデータパターンとを比較して、両者の一致
度の判定結果が良好となるゲイン可変アンプのゲイン範
囲を検出し、以後、検出されたゲイン範囲内に保持する
ように制御して、信号の復調を行う。 【効果】 メディア上にピットの欠陥等による規格のバ
ラつきがある場合でも、誤復調が防止されるので、再生
回路の信頼性が著しく向上される。
Description
情報の記録/再生を行う光ディスク装置に係り、特に、
マーク長変調データ(セクターマーク信号)を復調する
二値化回路を備えた光ディスク装置に関する。
の他各種の光学的に情報の記録/再生を行う装置(以
下、光ディスク装置と総称する)においては、メディア
を使用して情報の記録/再生を行う二値化方式の1つと
して、NRZI記録方式(マーク長変調記録方式)が知
られている。このマーク長変調記録方式では、メディア
の所定エリアに、プリフォーマット信号としてのマーク
長変調データ(セクターマーク信号)を記録しておき、
再生時に、このマーク長変調データを復調して二値化す
る。
ベル(ミラーレベル)をピークホールドして、このピー
クホールド値に“1”より小さい所定の係数を掛けたレ
ベルで、プリフォーマット信号をスライスする光学式情
報記録再生装置が知られている(特開平2−54426
号公報)。ここで、この従来の二値化方式の記録再生装
置を、ISO規格の3.5″光磁気ディスクに適用する
場合を考える。
ィスクについて、そのメディアフォーマットの構成を示
す図である。図において、下方の数字は容量で、単位は
バイト、Tは1チャネルビットを示す。
トが725バイトの場合を示しており、各セクターの前
半部には、プリフォーマット部(ヘッダー部)の各情報
(52バイト)が記録されるエリアが設けられ、中央の
1バイトの情報を挾んで、後半部には、ユーザデータ部
やBUF(余剰部)等からなる記録エリア(672バイ
ト)が設けられている。そして、プリフォーマット部
(ヘッダー部)の先頭に「SM」(セクターマーク部)
がある。
上方にその拡大図を詳しく示している。マーク長変調記
録方式の場合には、このセクターマーク部SMに、所定
の長さをもったマークが記録されている(後出の図1
3、参照)。
その上方に詳しく示している。このヘッダー部の「ID
1」には、5バイトが割り当てられて、トラックナンバ
ー,IDナンバー,セクターナンバー,CRCの各情報
が記録されている。それに続く中央の「ODF」には、
1バイトが割り当てられてている。
エリアは672バイトで、そのユーザデータ部は639
バイトである。この記録エリアには、ユーザデータの他
に、GAP,VFO,SYN,PA,BUF等の情報も
記録される。この図11のようなメディアフォーマット
を有するディスクを再生すると、次のようなプリフォー
マット信号が得られる。
号を示すタイムチャートである。図における符号は、図
11の符号位置に対応しており、Iotはランドレベル
(非記録トラックの再生信号のレベル)、Ismはセクタ
ーマーク部SMの信号振幅、Ivfo はVFOエリアの信
号振幅、IdはAMエリア等の信号レベル、Ioはミラ
ーレベル(ODFエリアの信号レベル)を示す。
のレーザーダイオードを使用する場合、プリフォーマッ
ト信号(ヘッダー部の再生信号)として得られる振幅
は、この図12に示すようになる。次に、従来の技術に
おけるスライスレベル設定用の係数の設定方法について
考察する。
ーレベルIoに対して、復調されるセクターマーク部S
Mのパルス長がバラつく範囲は、Iot=Io、Ism=
0.5×Ioのとき、Iot=Ism=0.7×Ioの範囲
内である、と考えられる。この関係を図示すれば、次の
図13のようになる。
SMのスライスレベル設定を説明するためのタイムチャ
ートである。図における符号は図12と同様であり、T
は1チャネルビット、Tmax は最長パルス長、Tmin は
最短パルス長を示す。
=Io、SMの信号振幅Ism=0.5×Ioのとき、ア
ナログSM信号は、この図13に実線で示すような波形
で再生される。また、ランドレベルIot=Ism=0.7
×Ioのときは、アナログSM信号は、図13に破線で
示すようになる。
Vslは、Vsl=0.6×Io程度である。しかし、この
場合の「SMパルス」は、図13の下方に示すように、
最短パルス長Tmin から、最長パルス長Tmax の範囲で
あり、最短パルス長Tmin は、2Tに近く、最長パルス
長Tmax は、4Tに近い値となる。
〜Tmax の範囲でバラつくことになる。そのため、ちょ
っとしたノイズや、メディア上のピットの形成状態によ
って、誤復調が生じ易い、という不都合がある。
マーク長変調データ(セクターマーク信号)を復調する
二値化方式の光ディスク装置において生じるこのような
不都合を解決し、メディアの規格のバラつきに対して
も、誤復調が生じないようにして、安定した動作を可能
にした光ディスク装置を提供することを目的とする。
メディアを使用して情報の記録/再生を行う光ディスク
装置において、再生信号の振幅を変えるためのゲイン可
変アンプと、該ゲイン可変アンプの出力を二値化する二
値化回路と、該二値化回路の出力と前記再生信号の記録
内容が予め分っているデータパターンとを比較し、両者
の一致度を判定するパターン判定回路と、前記ゲイン可
変アンプのゲインを可変制御すると共に該ゲインの情報
を保持する手段、とを備え、前記パターン判定回路の判
定結果が良好となる前記ゲイン可変アンプのゲイン範囲
を検出し、以後、該ゲイン可変アンプのゲインを前記検
出されたゲイン範囲内に保持するように制御して、信号
の復調を行うように構成している。
て、メディアを半径方向の位置に応じて少なくとも2つ
以上のゾーンに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準
位置を設定する規準位置設定手段を備え、前記ゾーン毎
のゲインを該ゾーン内の規準位置において求め、以後、
該ゾーン毎にゲインを切換えて保持するように制御し
て、信号の復調を行うように構成している。
再生を行う光ディスク装置において、再生信号をあるス
ライスレベルでスライスして二値化する二値化回路と、
該二値化回路の出力と前記再生信号の記録内容が予め分
っているデータパターンとを比較し、両者の一致度を判
定するパターン判定回路と、前記スライスレベルを可変
制御すると共に該スライスレベルの情報を保持する手
段、とを備え、前記パターン判定回路の判定結果が良好
となる前記スライスレベルの範囲を検出し、以後、該ス
ライスレベルを前記検出されたレベル範囲内に保持する
ように制御して、信号の復調を行うように構成してい
る。
て、メディアを半径方向の位置に応じて少なくとも2つ
以上のゾーンに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準
位置を設定する規準位置設定手段を備え、前記ゾーン毎
のスライスレベルを該ゾーン内の規準位置において求
め、以後、該ゾーン毎にスライスレベルを切換えて保持
するように制御して、信号の復調を行うように構成して
いる。
して、最適となる再生アンプのゲインを設定することに
よって、メディア規格のバラつきに対しても、誤復調が
生じないようにして、二値化方式の再生回路の信頼性を
向上させる(請求項1の発明)。この場合に、ディスク
の半径位置に対応するゾーンに区分し、それぞれのゾー
ン毎に、最適となる再生アンプのゲインを設定すれば、
半径位置に起因する変動分の影響がより減少されるの
で、再生回路の信頼性が一層向上される(請求項2の発
明)。
き、最適となるスライスレベルを設定することによっ
て、メディア規格のバラつきに対しても、誤復調が生じ
ないようにして、二値化方式の再生回路の信頼性を向上
させる(請求項3の発明)。この場合にも、ディスクの
半径位置に対応するゾーンに区分し、それぞれのゾーン
毎に、最適となるスライスレベルを設定すれば、半径位
置に起因する変動分の影響がより減少されるので、再生
回路の信頼性が一層向上される(請求項4の発明)。
て、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明す
る。この実施例は、請求項1の発明に対応しており、あ
る固定のスライスレベルに対して、最適となる再生アン
プのゲインを設定する点に特徴を有している。
て、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。図において、1はプログラマブルゲイン・アンプ、
2はコンパレータ、3はパターン判定回路、4はゲイン
設定部、4aはそのCPU、4bはゲイン設定回路を示
し、また、Aは再生されたプリフォーマット信号もしく
は光磁気信号、Bはプログラマブルゲイン・アンプ1か
らの出力信号、Cはコンパレータ2から出力されるマー
ク長復調パルス信号、Vslはスライスレベル設定電圧を
示す。
プ1は、外部(この実施例では、CPU4a)からゲイ
ンが可変制御されるアンプである。再生されたプリフォ
ーマット信号(もしくは光磁気信号、以下同様)Aを、
このプログラマブルゲイン・アンプ1へ入力する。この
場合には、次の図2に示すような波形が得られる。
作を説明するためのタイムチャートである。図におい
て、波形の符号は図1の符号位置に対応しており、Gto
p は復調可能と見做せる最大の再生ゲイン、Gbtm は最
低の再生ゲイン、Ttop は最大の再生ゲインGtop に対
応するデータ長、Tbtm は最低の再生ゲインGbtm に対
応するデータ長を示す。
へ入力して、あるスライスレベル、すなわち、電圧Vsl
でスライスすると、コンパレータ2からマーク長復調パ
ルス信号Cが出力される。この生成されたマーク長復調
パルス信号Cのパターンが、次のパターン判定回路3へ
与えられて、予め分っているパターン(例えば、先の図
11や図12で説明したようなISO規格に準拠したS
Mパターン)と一致するかどうか判定される。
4aへ伝えられる。次に、以上の動作のシーケンスを、
フローチャートで説明する。
て、ゲインアジャスト時の基本的な処理の流れを示すフ
ローチャートである。図において、#1〜#8はステッ
プを示す。
イン・アンプ1のゲインGを、初期ゲインGmin に設定
する。この初期ゲインGmin は、スライスレベルVslに
対して、コンパレータ2へ入力される信号Bのランドレ
ベルが下になるように設定できる程度の充分に小さなゲ
インである。なお、最大ゲインGmax は、スライスレベ
ルVslに対して、信号Bのランドレベルが上になるよう
に設定できる程度の充分に大きくする。
が、復調パターンと記録パターンとの一致性を判定し、
判定結果を出力する。ここで、記録パターンとは、予め
記録データの内容が分っているもので、例えば、ISO
準拠の3.5″光磁気ディスクの場合には、そのメディ
アフォーマットは、先の図12のようになっている。
不良のときは)、ステップ#3へ進み、ゲインG=G+
ΔGにして、再び先のステップ#2へ戻り、以下同様の
処理を行う。このような処理を繰り返えし、G=G+Δ
Gによってゲインを順次増加していく。
も、一致するパターンが検出できないときは、NG(不
良)を出力して、この図3のフローを終了する。そし
て、ステップ#3での判定結果がOK(良好)であれ
ば、次のステップ#4で、その時点のGをGbtm とす
る。
(光学系や回路系を含む)と、メディアとの組み合せに
おいて、復調可能と見做せる最低の再生ゲインが、Gbt
m として検出される。なお、復調パターンと記録パター
ンとが完全に一致しなくても、例えば、エラー個数があ
る値以下のときは「OK(良好)」という形で判定して
もよい。
にして、ステップ#6へ進み、復調パターンと記録パタ
ーンとの一致性を判定し、判定結果を出力する。もし、
判定結果がOK(良好)であれば、再び先のステップ#
5へ戻り、以下同様の処理を行う。このような処理を繰
り返えし、G=G+ΔGによってゲインを順次増加して
いく。
でなければ(NG:不良のとき)、ステップ#7へ進
む。このステップ#7では、ゲインG=G−ΔGにし
て、その時点のGをGtop とする。
(光学系や回路系を含む)と、メディアとの組み合せに
おいて、復調可能と見做せる最大の再生ゲインが、Gto
p として検出される。ステップ#8へ進み、先に得られ
た2つのG、すなわち、最低のGbtm と最大のGtop と
の平均値を求め、その値をゲインGとする。
て、最低の再生ゲインGbtm と最大の再生ゲインGtop
との平均値が算出され、その値が最適なゲインとして設
定される。換言すれば、復調可能と見做せる最低の再生
ゲインGbtm と、最大の再生ゲインGtop との平均値
を、最適な再生ゲインとして設定する。
ャートで、データ“1”の区間が4Tである場合に、G
=Gtop のとき、Ttop >3.5T、G=Gbtm のと
き、Tbtm <4.5Tとなり、G=(Gtop +Gbtm )
/2のときは、T≒4Tのデータ長が得られる。したが
って、図2のように、この最低の再生ゲインGbtm と、
最大の再生ゲインGtop との平均値G=(Gtop +Gbt
m )/2を、最適な再生ゲインに設定すれば、最下方の
復調パターンは、最上方に示した記録パターンと正確に
一致するように検出される。
生信号を二値化する二値化回路の出力信号と、記録内容
が予め分っている再生信号のデータパターンとを比較
し、両者の一致度を判定することによって、ゲイン可変
アンプのゲイン範囲を検出し、以後、ゲイン可変アンプ
のゲインを検出されたゲイン範囲内に保持するように制
御して、信号の復調を行うようにしている。したがっ
て、使用するドライブと使用するメディアの組み合せに
おいて、予めメディア上の適当なエリアに記録された信
号の復調時の再生エラー率が少ない最適な再生ゲインで
復調を行うことができ、再生回路の信頼性が向上され
る。
ディア挿入時等の初期立上げ時に行われる。例えば、サ
ブルーチンを使用して、ある規準位置(半径位置)で、
ゲインアジャストを行うことも可能である(後出の図
4、参照)。
とによって、セクターマークが読めるようになり、ほぼ
セクタータイミングが検出できる。次に、PLLがロッ
クすることによって、正確なセクタータイミングが分る
ので、現キャリッジ位置のメディアアドレスを読むこと
が可能になる。
設ける方式の装置では、現位置から規準位置へシークさ
せて、再度、ゲインアジャストを行い、以後、メディア
をその装置から取り出すまで、そのゲインをホールドす
ればよい。さらに、メディア挿入後に、機械的なキャリ
ッジホールド位置を、ゲインアジャスト規準位置とする
方式の装置では、機械的な規準位置へのシーク完了後
に、ゲインアジャストを一度だけ行えばよい(後出の図
4で、ステップ#12と#13の処理)。
て、サブルーチンを使用するゲインアジャスト時の基本
的な処理の流れを示すフローチャートである。図におい
て、#11〜#13はステップを示す。
ーによって、ゲインアジャストを行う。次のステップ#
12で、規準位置へシークする。
ャストを行う。なお、ステップ#11の処理を省略し、
ステップ#12と#13の処理だけを行っても、ゲイン
アジャストは可能である。
では、ある固定のスライスレベルに対して、最適となる
再生アンプのゲインを設定する場合であり、使用するド
ライブ装置と使用するメディアとの組み合せにおいて、
予めメディア上の適当なエリアに記録された信号の復調
時の再生エラーが減少される最適な再生ゲインを求め、
以後は、そのゲインを用いて復調を行うようにしてい
る。したがって、メディア上にピットの欠陥等による規
格のバラつきがあっても、誤復調が防止され、再生回路
の信頼性が著しく向上される。
例は、請求項2の発明に対応している。先の第1の実施
例では、メディアの全体について、ある固定のスライス
レベルに対して、最適となる再生アンプのゲインを設定
する場合について説明した。
の位置に応じて少なくとも2つ以上のゾーンに区分し、
それぞれのゾーンにおいて規準位置を設定して、先の第
1の実施例で説明したゲインの設定を行う点に特徴を有
している。したがって、基本的な構成と動作は、先の実
施例と同様である。
の実施例において、ゲインアジャスト時の基本的な処理
の流れを示すフローチャートである。図において、#2
1〜#27はステップを示す。
ーによって、ゲインアジャストを行う。次のステップ#
22で、第1の規準位置へシークする。
ャストを行う。ステップ#24で、そのゾーンの最適ゲ
インG=G1を設定する。
シークする。ステップ#26へ進み、再度、ゲインアジ
ャストを行う。
ンG=G2を設定する。以上のステップ#21〜#27
の処理によって、メディア上の2点の規準位置における
ゲインアジャストが実行される。
内周と外周とで、最適ゲインG=G1とG2が設定さ
れ、復調時に、各ゾーン毎にゲインを切換えることによ
って、半径位置によるゲインの差異が補正されるので、
再生時の誤復調が防止され、動作の信頼性が一層向上さ
れる。なお、以上の説明では、ゲインアジャスト規準位
置を2点に設定する場合を述べたが、一般にN点(N=
2以上)に設定することが可能である。
例は、請求項3の発明に対応している。先の第1と第2
の実施例では、ある固定のスライスレベルに対して、最
適となる再生アンプのゲインを設定する場合について説
明した。
ンプのゲインのとき、最適となるスライスレベルを設定
する点に特徴を有している。その他の動作は、基本的
に、先の第1の実施例と同様である。
て、その要部構成の他の実施例を示す機能ブロック図で
ある。図において、11はコンパレータ、12はパター
ン判定回路、13はスライスレベル設定部、13aはそ
のCPU、13bはスライスレベル設定回路を示し、ま
た、Dは再生されたプリフォーマット信号もしくは光磁
気信号、Eはコンパレータ11から出力されるマーク長
復調パルス信号、Vslはスライスレベル設定電圧を示
す。
(この実施例では、CPU13a)からスライスレベル
を可変制御される。再生されたプリフォーマット信号も
しくは光磁気信号Dを、このコンパレータ11へ入力す
る。この場合には、次の図7に示すような波形が得られ
る。
作を説明するためのタイムチャートである。図におい
て、波形の符号は図6の符号位置に対応しており、Vto
p は復調可能と見做せる最大のスライスレベル、Vbtm
は最低のスライスレベル、Ttop は最大のスライスレベ
ルVtop に対応するデータ長、Tbtm は最低のスライス
レベルVbtm に対応するデータ長を示す。
あるスライスレベル、すなわち、電圧Vslでスライスす
ると、コンパレータ11からマーク長復調パルス信号E
が出力される。この生成されたマーク長復調パルス信号
Eのパターンが、次のパターン判定回路12へ与えられ
て、予め分っているパターン(例えば、先の図11や図
12で説明したようなISO規格に準拠したSMパター
ン)と一致するかどうか判定される。
3のCPU13aへ伝えられる。次に、以上の動作のシ
ーケンスを、フローチャートで説明する。
て、スライスレベルアジャスト時の基本的な処理の流れ
を示すフローチャートである。図において、#31〜#
38はステップを示す。
1のスライスレベルVslを、初期レベルVmin に設定す
る。この初期スライスレベルVmin は、スライスレベル
Vslに対して、コンパレータ11へ入力される信号Dの
ランドレベルが下になるように設定できる程度の充分に
小さなスライスレベルである。なお、最大スライスレベ
ルVmax は、スライスレベルVslに対して、信号Dのラ
ンドレベルが上になるように設定できる程度に充分に大
きくする。
12が、復調パターンと記録パターンとの一致性を判定
し、判定結果を出力する。ここでも、記録パターンと
は、予め記録データの内容が分っているもので、例え
ば、ISO準拠の3.5″光磁気ディスクの場合には、
そのメディアフォーマットは、先の図12のようになっ
ている。
不良のときは)、ステップ#33へ進み、スライスレベ
ルVsl=Vsl+ΔVにし、再び先のステップ#32へ戻
り、以下同様の処理を行う。このような処理を繰り返え
し、Vsl=Vsl+ΔVによってスライスレベルを順次増
加していく。
も、一致するパターンが検出できないときは、NG(不
良)を出力して、この図8のフローを終了する。そし
て、ステップ#33での判定結果がOK(良好)であれ
ば、次のステップ#34で、その時点のVslをVbtm と
する。
(光学系や回路系を含む)と、メディアとの組み合せに
おいて、復調可能と見做せる最低のスライスレベルが、
Vbtmとして検出される。なお、復調パターンと記録パ
ターンとが完全に一致しなくても、例えば、エラー個数
がある値以下のときは「OK(良好)」という形で判定
してもよい、ことはいうまでもない。
sl=Vsl+ΔVにして、次のステップ#36で、復調パ
ターンと記録パターンとの一致性を判定し、判定結果を
出力する。もし、判定結果がOK(良好)であれば、再
び先のステップ#35へ戻り、以下同様の処理を行う。
このような処理を繰り返えし、Vsl=Vsl+ΔVによっ
てスライスレベルを順次増加していく。
Kでなければ(NG:不良のとき)、ステップ#37へ
進む。このステップ#37では、スライスレベルVsl=
Vsl−ΔVにして、その時点のVslをVtop とする。
(光学系や回路系を含む)と、メディアとの組み合せに
おいて、復調可能と見做せる最大のスライスレベルが、
Vtopとして検出される。ステップ#38へ進み、先に
得られた2つのVsl、すなわち、最低のVbtm と最大の
Vtop との平均値を求め、その値をスライスレベルVsl
とする。
って、最低のスライスレベルVbtmと最大のスライスレ
ベルVtop との平均値が算出され、その値が最適なスラ
イスレベルとして設定される。換言すれば、復調可能と
見做せる最低のスライスレベルVbtm と、最大のスライ
スレベルVtop との平均値を、最適なスライスレベルと
して設定する。
施例では、ある固定の再生アンプのゲインのとき、最適
となるスライスレベルを設定する。したがって、先の第
1の実施例と同様に、再生回路の信頼性が向上される。
ストは、メディア挿入時等の初期立上げ時に行われる。
したがって、先の第1の実施例の場合と同様に、サブル
ーチンを使用して、ある規準位置(半径位置)で、スラ
イスレベルのアジャストを行うことも可能であるから、
詳細な説明は省略し、フローを示す。
て、サブルーチンを使用するスライスレベルアジャスト
時の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。
図において、#41〜#43はステップを示す。
ーによって、スライスレベルアジャストを行う。次のス
テップ#42で、規準位置へシークする。
ベルアジャストを行う。なお、ステップ#41の処理を
省略し、ステップ#42と#43の処理だけを行って
も、スライスレベルアジャストは可能である。
例は、請求項4の発明に対応している。この第4の実施
例は、先の第1の実施例に対する第2の実施例と同様
で、第3の実施例において、複数のゾーンに区分し、各
ゾーン毎に、最適なスライスレベルを設定する点に特徴
を有している。
て、スライスレベルアジャスト時の基本的な処理の流れ
を示すフローチャートである。図において、#51〜#
57はステップを示す。
ーによって、スライスレベルアジャストを行う。次のス
テップ#52で、第1の規準位置へシークする。
ベルアジャストを行う。ステップ#54で、そのゾーン
における最適スライスレベルVsl=Vsl1を設定する。
シークする。ステップ#56へ進み、再度、スライスレ
ベルアジャストを行う。
適スライスレベルVsl=Vsl2を設定する。以上のステ
ップ#51〜#57の処理によって、メディア上の2点
の規準位置におけるスライスレベルアジャストが実行さ
れる。
内周と外周とで、最適スライスレベルVsl=Vsl1とV
sl2が設定され、復調時に、各ゾーン毎にスライスレベ
ルを切換えることによって、半径位置によるスライスレ
ベルの差異が補正され、再生時の誤復調が防止されるの
で、動作の信頼性が一層向上される。なお、以上の説明
では、スライスレベルのアジャスト規準位置を2点に設
定する場合を述べたが、一般にN点(N=2以上)に設
定することが可能である。
るドライブ装置と使用するメディアとの組み合せにおい
て、予めメディア上の適当なエリアに記録された信号の
復調時の再生エラーが減少される最適な再生ゲインを求
め、以後は、そのゲインを用いて復調を行うようにして
いる。したがって、ある固定のスライスレベルに対し
て、最適となる再生アンプのゲインが設定され、メディ
ア上にピットの欠陥等による規格のバラつきがある場合
でも、誤復調が防止されるので、再生回路の信頼性が著
しく向上される。
の半径位置に対するゾーン毎に、最適な再生ゲインが求
められるので、半径位置に起因する変動分の補正が、よ
り正確に行える。したがって、先の請求項1の光ディス
ク装置に比べて、再生回路の信頼性が一層向上される。
ドライブ装置と使用するメディアとの組み合せにおい
て、予めメディア上の適当なエリアに記録された信号の
復調時の再生エラーが減少される最適なスライスレベル
を求め、以後は、そのスライスレベルを用いて復調を行
うようにしている。したがって、ある固定の再生アンプ
のゲインのとき、最適となるスライスレベルが設定さ
れ、メディア上にピットの欠陥等による規格のバラつき
がある場合でも、誤復調が防止されるので、再生回路の
信頼性が著しく向上される。
の半径位置に対するゾーン毎に、最適なスライスレベル
が求められるので、半径位置に起因する変動分の補正
が、より正確に行える。したがって、先の請求項3の光
ディスク装置に比べて、再生回路の信頼性が一層向上さ
れる。
構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
ためのタイムチャートである。
ジャスト時の基本的な処理の流れを示すフローチャート
である。
チンを使用するゲインアジャスト時の基本的な処理の流
れを示すフローチャートである。
いて、ゲインアジャスト時の基本的な処理の流れを示す
フローチャートである。
構成の他の実施例を示す機能ブロック図である。
ためのタイムチャートである。
レベルアジャスト時の基本的な処理の流れを示すフロー
チャートである。
チンを使用するスライスレベルアジャスト時の基本的な
処理の流れを示すフローチャートである。
レベルアジャスト時の基本的な処理の流れを示すフロー
チャートである。
て、そのメディアフォーマットの構成を示す図である。
ムチャートである。
スレベル設定を説明するためのタイムチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 メディアを使用して情報の記録/再生を
行う光ディスク装置において、 再生信号の振幅を変えるためのゲイン可変アンプと、 該ゲイン可変アンプの出力を二値化する二値化回路と、 該二値化回路の出力と前記再生信号の記録内容が予め分
っているデータパターンとを比較し、両者の一致度を判
定するパターン判定回路と、 前記ゲイン可変アンプのゲインを可変制御すると共に該
ゲインの情報を保持する手段、とを備え、 前記パターン判定回路の判定結果が良好となる前記ゲイ
ン可変アンプのゲイン範囲を検出し、以後、該ゲイン可
変アンプのゲインを前記検出されたゲイン範囲内に保持
するように制御して、信号の復調を行うことを特徴とす
る光ディスク装置。 - 【請求項2】 請求項1の光ディスク装置において、 メディアを半径方向の位置に応じて少なくとも2つ以上
のゾーンに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準位置
を設定する規準位置設定手段を備え、 前記ゾーン毎のゲインを該ゾーン内の規準位置において
求め、以後、該ゾーン毎にゲインを切換えて保持するよ
うに制御して、信号の復調を行うことを特徴とする光デ
ィスク装置。 - 【請求項3】 メディアを使用して情報の記録/再生を
行う光ディスク装置において、 再生信号をあるスライスレベルでスライスして二値化す
る二値化回路と、 該二値化回路の出力と前記再生信号の記録内容が予め分
っているデータパターンとを比較し、両者の一致度を判
定するパターン判定回路と、 前記スライスレベルを可変制御すると共に該スライスレ
ベルの情報を保持する手段、とを備え、 前記パターン判定回路の判定結果が良好となる前記スラ
イスレベルの範囲を検出し、以後、該スライスレベルを
前記検出されたレベル範囲内に保持するように制御し
て、信号の復調を行うことを特徴とする光ディスク装
置。 - 【請求項4】 請求項3の光ディスク装置において、 メディアを半径方向の位置に応じて少なくとも2つ以上
のゾーンに区分し、それぞれのゾーンにおいて規準位置
を設定する規準位置設定手段を備え、 前記ゾーン毎のスライスレベルを該ゾーン内の規準位置
において求め、以後、該ゾーン毎にスライスレベルを切
換えて保持するように制御して、信号の復調を行うこと
を特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355999A JPH06187733A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355999A JPH06187733A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06187733A true JPH06187733A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18446814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4355999A Pending JPH06187733A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06187733A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004015697A1 (en) * | 2002-08-06 | 2004-02-19 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Optical disk system with non-linearly controlled amplifier |
US6963459B2 (en) | 2001-07-30 | 2005-11-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for optimizing auto gain control of read channel in a disk drive |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4355999A patent/JPH06187733A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6963459B2 (en) | 2001-07-30 | 2005-11-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for optimizing auto gain control of read channel in a disk drive |
WO2004015697A1 (en) * | 2002-08-06 | 2004-02-19 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Optical disk system with non-linearly controlled amplifier |
US7313060B2 (en) | 2002-08-06 | 2007-12-25 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | Optical disk system with non-linearly controlled amplifier |
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Legal Events
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