JPH06186954A - 文字表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 文字フォントメモリ１２，１３は、それぞれ
１ドットにつき２値のデータを有している。文字フォン
ト選択手段１６は、文字フォントメモリ１２，１３から
のデータを入力し、これら二つの２値データから４値の
データを生成し、この４値のデータを出力する。また、
文字フォント選択手段１６は、例えば文字フォントメモ
リ１２の出力のみを選択することにより、２値のデータ
を出力する。 【効果】 表示デバイスに多値表示を行う場合は、品位
の高い文字表示となり、また、容易に２値表示も行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タやワークステーション等で用いられる文字表示装置に
関し、特にその文字フォントに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ション等において、各種の処理を行う場合、その表示デ
バイスに画像や文字を表示し、これら画像や文字の表示
に従ってオペレータが操作を行うのが一般的である。そ
して、このような文字表示を行うために文字表示装置が
用いられている。

【０００３】図２に従来の文字表示装置を示す。図の装
置は、表示コントローラ１、文字フォントメモリ２、パ
ラレル／シリアル変換器３、表示デバイス４からなる。
表示コントローラ１は、文字フォントメモリ２のアドレ
スを出力するものであり、矢印５はこのアドレス信号を
示している。また、文字フォントメモリ２は、文字フォ
ントのドット情報が記憶されているメモリであり、表示
コントローラ１からのアドレス信号５に基づき、文字フ
ォントのドット情報をパラレル／シリアル変換器３に出
力する。図中、矢印６はこのドット情報信号である。更
に、パラレル／シリアル変換器３は、パラレル信号であ
るドット情報信号６をシリアル信号に変換し、表示デー
タ信号７として、表示デバイス４に出力する信号変換器
である。

【０００４】次に、上記構成の文字表示装置の動作につ
いて説明する。先ず、表示コントローラ１より、表示デ
バイス４の仕様に合ったタイミングで、表示する文字に
対応する文字フォントメモリ２のアドレスが出力され
る。これにより、文字フォントメモリ２は、入力された
アドレスに基づき、各１ビットが文字の１ドットに対応
した文字フォントのドット情報信号６を出力する。パラ
レル／シリアル変換器３は、ドット情報信号６に対し
て、パラレル／シリアル変換を行い、シリアルデータで
ある表示データ信号７を出力する。これにより、表示デ
バイス４は、その表示データ信号７に対応した文字表示
を行う。図３に、その文字表示例を示す。即ち、文字の
各ドットは１ビットであるため、文字は各ドットが２値
データの表示となっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の文字表示装置では、文字の各ドットが濃淡が２値
（白または黒）であるため、図３に示すように、文字の
輪郭が曲線となっている部分や斜線の部分では、ギザギ
ザが目立ってしまうという問題点があった。また、特開
昭６２−２８６７５３号公報に記載されているように、
文字の各ドットを多値で表示するようにしたものもある
が、このような場合、今度は表示デバイスが２値表示し
か行えないものには適用できないといった問題点を有し
ていた。

【０００６】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、多値表示が行える表示デバイスで
は、文字の各ドットの多値表示を行って品位の高い文字
表示を行うことができると共に、容易に２値表示も行う
ことのできる文字表示装置を提供することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】第１の発明の文字表示装
置は、文字を構成する各ドットを２値のデータで表した
文字フォントデータを記憶した文字フォントメモリを少
なくとも一つ含む複数個の文字フォントメモリと、前記
複数個の文字フォントメモリの出力を受け入れ、これら
の出力から文字の各ドットを多値のデータとする文字フ
ォントを生成すると共に、生成された多値の文字フォン
トデータと、前記文字の各ドットを２値のデータで表し
た文字フォントデータを記憶した文字フォントメモリの
出力に基づく２値の文字フォントデータのいずれか一方
を選択して出力する文字フォント選択手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。

【０００８】第２の発明の文字表示装置は、第１の発明
において、文字フォント選択手段は、文字表示を行う表
示デバイスから要求される当該表示デバイスが２値であ
るか多値であるかを示す表示選択信号を入力し、当該表
示選択信号に基づき多値の文字フォントデータと２値の
文字フォントデータのいずれか一方を選択して出力する
ことを特徴とするものである。

【０００９】

【作用】第１の発明の文字表示装置においては、例え
ば、二つの文字フォントメモリからそれぞれ文字の各ド
ットに対して２値のデータが出力される。文字フォント
選択手段は、これらのデータを入力し、二つのデータを
用いることによって文字の各ドットが４値である文字フ
ォントデータを生成し、多値の表示信号として出力す
る。また、文字フォント選択手段を構成する選択スイッ
チを切換えることにより、一つの文字フォントメモリの
データのみを選択し、これに基づく２値でのデータを出
力する。

【００１０】第２の発明の文字表示装置において、文字
フォント選択手段は、表示デバイスから要求される表示
選択信号を入力し、この表示選択信号に基づき選択を行
う。例えば、表示選択信号が２値の要求であった場合、
文字フォント選択手段は、一つの文字フォントメモリの
データのみを選択し、これに基づく２値でのデータを出
力する。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図１は本発明の第１の実施例による文字表示
装置を示すブロック図である。図の装置は、表示コント
ローラ１１、文字フォントメモリ１２，１３、パラレル
／シリアル変換器１４，１５、文字フォント選択手段１
６、表示デバイス１７からなる。

【００１２】表示コントローラ１１は、文字フォントメ
モリ１２，１３のアドレスを出力するもので、矢印１８
はこのアドレス信号を示している。文字フォントメモリ
１２，１３は、それぞれ文字フォントのドット情報を記
憶しているメモリであり、それぞれ各ドットが２値（１
ビット）のデータとして記憶し、これら二つの文字フォ
ントメモリ１２，１３によって２ビットで濃淡４階調に
対応させた文字フォントの情報を記憶するように構成さ
れている。また、矢印１９，２０は、それぞれ文字フォ
ントメモリ１２および文字フォントメモリ１３のドット
情報信号である。

【００１３】パラレル／シリアル変換器１４，１５は、
従来と同様にパラレル信号であるドット情報信号をシリ
アル信号に変換し、文字フォント選択手段１６に出力す
るもので、パラレル／シリアル変換器１４は、文字フォ
ントメモリ１２からのドット情報信号１９を、またパラ
レル／シリアル変換器１５は文字フォントメモリ１３か
らのドット情報信号２０を変換するよう構成されてい
る。更に、矢印２１は、パラレル／シリアル変換器１４
からのシリアル信号を、また、矢印２２はパラレル／シ
リアル変換器１５からのシリアル信号を示している。

【００１４】文字フォント変換手段１６は、シリアル信
号２１，２２を入力し、これらの信号から文字の各ドッ
トを４値とする文字フォントを形成すると共に、文字フ
ォントメモリ１２からの出力を選択することにより２値
のデータを選択して出力する機能を有し、Ｄ／Ａコンバ
ータ２３と、選択スイッチ２４とから構成されている。
即ち、パラレル／シリアル変換器１４からのシリアル信
号２１はＤ／Ａコンバータ２３のＡ端子に入力され、パ
ラレル／シリアル変換器１５からのシリアル信号２２は
選択スイッチ２４を介してＤ／Ａコンバータ２３のＢ端
子に入力されるよう構成されている。選択スイッチ２４
は、４値のデータを出力する場合はパラレル／シリアル
変換器１５側に接続され、２値のデータを出力する場合
はパラレル／シリアル変換器１４側に接続されること
で、２値と４値との選択を行うようになっている。

【００１５】図４に、文字フォント選択手段１６の変換
テーブルを示す。即ち、この変換テーブルは、文字フォ
ントメモリ１２と文字フォントメモリ１３の値に基づく
階調を示しており、Ｄ／Ａコンバータ２３から出力され
る４段階のレベルのアナログ信号は、（文字フォントメ
モリ１２の値，文字フォントメモリ１３の値）とする
と、（０，０）、（０，１）、（１，０）、（１，１）
の順で、淡色から濃色となるよう構成されている。

【００１６】また、２値のデータを出力する場合は、選
択スイッチ２４がパラレル／シリアル変換器１４側に接
続されるため、Ｄ／Ａコンバータ２３は、シリアル信号
２１のみをアナログ信号に変換する。即ち、Ｄ／Ａコン
バータ２３のＡ端子とＢ端子には同一の信号が入力され
るため、図４に示した変換テーブルで明かなように、階
調０と階調３の２値データを出力する。

【００１７】また、表示デバイス１７は、ＣＲＴからな
り、文字フォント選択手段１６のＤ／Ａコンバータ２３
から出力される表示データ信号２５によって文字表示を
行うものである。

【００１８】次に、上記構成の文字表示装置の動作につ
いて説明する。先ず、表示コントローラ１１より、表示
デバイス１７の仕様に合ったタイミングで、文字フォン
トメモリ１２，１３のアドレスが出力される。文字フォ
ントメモリ１２，１３は、入力されたアドレス信号１８
に基づき、それぞれ対応するアドレスの文字フォントの
ドット情報信号１９，２０を出力する。次に、パラレル
／シリアル変換器１４およびパラレル／シリアル変換器
１５は、これらドット情報信号１９，２０を、それぞれ
シリアルデータに変換し、シリアル信号２１，２２とし
て文字フォント選択手段１６に出力する。

【００１９】ここで、文字フォント選択手段１６の選択
スイッチ２４は、予め表示デバイス１７の表示階調に対
応させて選択されており、通常は４階調の表示を行うパ
ラレル／シリアル変換器１５側に接続されている。文字
フォント選択手段１６のＤ／Ａコンバータ２３は、入力
されたシリアル信号２１とシリアル信号２２とに基づ
き、図４に示した変換テーブルに従ってその濃淡に応じ
たレベルのアナログ信号である表示データ信号２５を出
力する。表示デバイス１７は、この表示データ信号２５
に従って文字表示を行う。図５に、文字の表示例を示
す。図中、各ドットに記入されている数字は、図４の変
換テーブルの階調（０〜３）を示しており、数字が記入
されていないドットは階調０を示している。このよう
に、文字“Ｒ”の曲線部は中間の階調で表示されるた
め、輪郭のギザギザも目立たなくなる。

【００２０】一方、表示デバイス１７が２値表示デバイ
スである場合、あるいは多値表示可能な表示デバイス１
７であっても２値表示を行う場合、選択スイッチ２４を
パラレル／シリアル変換器１４側に接続する。これによ
り、上述したように、文字フォントメモリ１２側のデー
タのみ選択され、容易に２値表示を行うことができる。

【００２１】また、上記実施例では、表示デバイス１７
としてアナログ信号により階調表示を行うＣＲＴのよう
なディスプレイの場合を説明したが、液晶ディスプレイ
等のように、フレーム間引きを利用して階調表示を行う
表示デバイスでも実現可能であり、これを第２の実施例
として次に説明する。

【００２２】図６は、第２の実施例を示すブロック図で
ある。図の装置は、表示コントローラ１１、文字フォン
トメモリ１２，１３、フレーム間引き制御手段２６、液
晶ディスプレイ（ＬＣＤ）２７からなる。ここで、表示
コントローラ１１および文字フォントメモリ１２，１３
は、上記第１の実施例と同様であるため、その説明は省
略する。

【００２３】フレーム間引き制御手段２６は、第１の実
施例における文字フォント選択手段１６に相当するもの
で、後述するフレーム間引き論理を有する論理回路等か
ら構成され、文字フォントメモリ１２からのドット情報
信号１９がそのＡ端子、文字フォントメモリ１３からの
ドット情報信号２０がそのＢ端子に入力され、かつ、選
択スイッチ２６ａによって２値データのフレーム間引き
出力と４値データのフレーム間引き出力とを選択して出
力するようになっている。また、表示データ信号２８は
フレーム間引き制御手段２６からの表示データ信号を示
している。

【００２４】図７に、フレーム間引き制御手段２６のフ
レーム制御テーブルを示す。即ち、これは第１の実施例
における文字フォント選択手段１６の変換テーブルに対
応するもので、（ａ）が４値出力の場合、（ｂ）が２値
出力の場合である。例えば、４値データ出力の場合、
（文字フォントメモリ１２の値，文字フォントメモリ１
３の値）とすると、３フレーム中、（０，０）はその表
示フレーム数が“０”、同様に（０，１）は表示フレー
ム数が“１”、（１，０）は“２”、（１，１）は
“３”となっている。また、２値出力の場合は、文字フ
ォントメモリ１２の出力により、その出力が“０”の場
合に表示フレーム数が“０”、“１”の場合に“３”と
なっている。

【００２５】このように構成された文字表示装置は、例
えば、フレーム間引き制御手段２６の選択スイッチ２６
ａがオンの場合に４値の間引き表示データ信号２８、オ
フの場合に２値の間引き表示データ信号２８を出力し、
液晶ディスプレイ２７は、この表示データ信号２８に従
って、あるフレーム周期中、所定の数だけ表示を行い、
階調表示を行う。

【００２６】また、上記第１、第２の実施例では、２階
調表示と４階調表示の切換えについて説明したが、文字
フォントメモリの数を増やすことによりより多くの階調
表示が行えることは明らかであり、その一例を第３の実
施例として８階調表示の場合を説明する。

【００２７】図８は、そのブロック図である。図の装置
は、第１の実施例の文字表示装置における文字フォント
メモリを３個としたもので、それぞれ文字フォントメモ
リ１２、１３ａ、１３ｂとなっている。これらはすべて
２値（１ビット）のデータを格納するフォントメモリで
あり、それぞれの出力はパラレル／シリアル変換器１
４、１５ａ、１５ｂでパラレル／シリアル変換され、パ
ラレル／シリアル変換器１４のシリアル信号２１はその
ままＤ／Ａコンバータ２３ａのＡ端子に、また、パラレ
ル／シリアル変換器１５ａ、１５ｂのシリアル信号２２
ａ、２２ｂは、選択スイッチ２４ａを介してＤ／Ａコン
バータ２３ａのＢ端子とＣ端子に入力されるよう構成さ
れている。尚、１６ａはＤ／Ａコンバータ２３ａと選択
スイッチ２４ａからなる文字フォント選択手段を示し、
また、矢印２０ａ、２０ｂは、それぞれ文字フォントメ
モリ１３ａ、１３ｂのドット情報信号を示している。

【００２８】また、選択スイッチ２４ａは、パラレル／
シリアル変換器１５ａおよびパラレル／シリアル変換器
１５ｂの出力とパラレル／シリアル変換器１４との出力
を選択するもので、パラレル／シリアル変換器１５ａ、
１５ｂの出力切換えは連動して行われるようになってい
る。更に、Ｄ／Ａコンバータ２３ａは、そのＡ端子、Ｂ
端子、Ｃ端子に１ビットずつ入力される合計３ビットの
デジタル信号を８レベルのアナログ信号に変換する変換
回路である。尚、他の各構成は上記第１の実施例と同様
であるため、その説明は省略する。

【００２９】このように構成された文字表示装置は、選
択スイッチ２４ａによって２値の表示データ信号２５と
８値の表示データ信号２５とが選択して出力される。例
えば、選択スイッチ２４ａがパラレル／シリアル変換器
１５ａ、１５ｂ側に接続されていた場合、３ビットのド
ット情報信号１９、２０ａ、２０ｂによって、８階調の
表示データ信号２５が表示デバイス１７に出力される。
一方、選択スイッチ２４ａがパラレル／シリアル変換器
１４側に接続された場合は、上記第１の実施例と同様
に、文字フォントメモリ１２の出力のみとなり、２値の
表示データ信号２５が出力される。

【００３０】尚、上記第３の実施例では、文字フォント
メモリ１２，１３ａ，１３ｂを、それぞれ１ドット当り
１ビットのメモリ構成としたが、文字フォントメモリ１
３ａ，１３ｂを一つの２ビットの文字フォントメモリで
構成しても同様に８階調表示を行うことができる。即
ち、８階調以上の表示を行う場合は、少なくとも一つの
文字フォントメモリを２値のデータとし、これ以外の文
字フォントメモリは他の値のデータ数であってもよい。

【００３１】更に、上記各実施例では、選択スイッチ２
４、２４ａ、２６ａによって２値のデータと多値のデー
タとを切換えるようにしたが、これを表示デバイスから
の信号によって切換えるようにしてもよく、これを第４
の実施例として次に説明する。

【００３２】図９はそのブロック図である。図の装置
は、表示コントローラ１１、文字フォントメモリ１２，
１３、パラレル／シリアル変換器１４，１５、文字フォ
ント選択手段２９、表示デバイス３０からなる。ここ
で、表示コントローラ１１、文字フォントメモリ１２，
１３およびパラレル／シリアル変換器１４，１５は、第
１の実施例と同様であるため、ここでの説明は省略す
る。

【００３３】文字フォント選択手段２９は、セレクタ３
１と、Ｄ／Ａコンバータ２３と、抵抗３２とからなる。
セレクタ３１は、表示デバイス３０からの表示選択信号
３３に基づき、パラレル／シリアル変換器１４からのシ
リアル信号２１と、パラレル／シリアル変換器１５から
のシリアル信号２２とを選択するものであり、そのＡ端
子にパラレル／シリアル変換器１４からのシリアル信号
２１、Ｂ端子にパラレル／シリアル変換器１５からのシ
リアル信号２２、Ｓ端子に表示選択信号３３を入力し、
Ｙ端子からＤ／Ａコンバータ２３へのシリアル信号３４
を出力するよう構成されている。また、表示デバイス３
０はＣＲＴ等からなり、自表示デバイスが２値画像表示
専用か否かの情報を表示選択信号３３としてセレクタ３
１に出力する機能を有している。

【００３４】図１０に、表示選択信号の説明図を示す。
即ち、表示選択信号３３がオープンである場合は、抵抗
３２を介してセレクタ３１のＳ端子に電圧が印加され
（“Ｈ”レベル）、一方、表示選択信号３３が０Ｖ（短
絡状態）である場合はセレクタ３１のＳ端子は“Ｌ”レ
ベルとなる。そして、セレクタ３１は、Ｓ端子への信号
が“Ｈ”か“Ｌ”かによって、“Ｈ”の場合はシリアル
信号２２を、また“Ｌ”の場合はシリアル信号２１を選
択してＤ／Ａコンバータ２３に出力するよう構成されて
いる。

【００３５】このように構成された文字表示装置は、上
記第１の実施例と同様に、表示コントローラ１１から文
字フォントメモリ１２，１３のアドレスが出力され、文
字フォントメモリ１２，１３は、それぞれ入力されたア
ドレス信号１８に基づき、それぞれ対応するアドレスの
文字フォントのドット情報信号１９，２０を出力する。
そして、パラレル／シリアル変換器１４およびパラレル
／シリアル変換器１５は、これらドット情報信号１９，
２０を、それぞれシリアルデータに変換し、シリアル信
号２１，２２として文字フォント選択手段１６に出力す
る。

【００３６】一方、表示デバイス３０からは、その表示
デバイス３０が２値画像表示専用か多値画像表示可能か
を示す表示選択信号３３が文字フォント選択手段２９に
対して出力される。文字フォント選択手段２９のセレク
タ３１は、表示選択信号３３が多値画像表示であった場
合、文字フォントメモリ１３からの信号を選択してＤ／
Ａコンバータ２３に出力し、２値画像表示専用であった
場合は、文字フォントメモリ１２からの信号を選択して
Ｄ／Ａコンバータ２３に出力する。Ｄ／Ａコンバータ２
３は、第１の実施例と同様に、これらのデジタル信号を
アナログ信号に変換し、表示データ信号２５として表示
デバイスに出力する。このように第４の実施例では、文
字フォント選択手段２９における２値出力か多値出力か
の選択を表示デバイス３０からの表示選択信号３３で行
うようにしたので、オペレータによる設定が不要とな
る。

【００３７】

【発明の効果】以上説明したように、第１の発明の文字
表示装置によれば、少なくともそのうちの一つが２値デ
ータを有する文字フォントメモリを複数個備え、これら
文字フォントメモリから多値のデータを出力すると共
に、２値データを有する文字フォントメモリの出力を用
いて２値データも選択して出力可能としたので、多値表
示を行う場合は、文字のギザギザが目立たない品位の高
い表示を行うことができると共に、２値表示も容易に行
うことができる効果がある。

【００３８】また、第２の発明の文字表示装置によれ
ば、上記の多値と２値との選択を、表示デバイスからの
表示選択信号によって行うようにしたので、上記第１の
発明の効果に加えて、多値と２値との選択をオペレータ
が行う必要がなく、オペレータの負担を軽減できる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の文字表示装置における第１の実施例の
ブロック図である。

【図２】従来の文字表示装置のブロック図である。

【図３】従来の文字表示装置による文字表示例を示す説
明図である。

【図４】本発明の文字表示装置における第１の実施例の
変換テーブルの説明図である。

【図５】本発明の文字表示装置における文字表示例を示
す説明図である。

【図６】本発明の文字表示装置における第２の実施例の
ブロック図である。

【図７】本発明の文字表示装置における第２の実施例の
変換テーブルの説明図である。

【図８】本発明の文字表示装置における第３の実施例の
ブロック図である。

【図９】本発明の文字表示装置における第４の実施例の
ブロック図である。

【図１０】本発明の文字表示装置における第４の実施例
の表示選択信号の状態説明図である。

【符号の説明】

１１ 表示コントローラ １２，１３，１３ａ，１３ｂ 文字フォントメモリ １６，１６ａ，２９ 文字フォント選択手段 １７，３０ 表示デバイス ２６ フレーム間引き制御手段 ２７ 液晶ディスプレイ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 文字を構成する各ドットを２値のデータ
   で表した文字フォントデータを記憶した文字フォントメ
   モリを少なくとも一つ含む複数個の文字フォントメモリ
   と、 前記複数個の文字フォントメモリの出力を受け入れ、こ
   れらの出力から文字の各ドットを多値のデータとする文
   字フォントを生成すると共に、生成された多値の文字フ
   ォントデータと、前記文字の各ドットを２値のデータで
   表した文字フォントデータを記憶した文字フォントメモ
   リの出力に基づく２値の文字フォントデータのいずれか
   一方を選択して出力する文字フォント選択手段とを備え
   たことを特徴とする文字表示装置。
2. 【請求項２】 文字フォント選択手段は、文字表示を行
   う表示デバイスから要求される当該表示デバイスが２値
   であるか多値であるかを示す表示選択信号を入力し、当
   該表示選択信号に基づき多値の文字フォントデータと２
   値の文字フォントデータのいずれか一方を選択して出力
   することを特徴とする請求項１記載の文字表示装置。