JPH06186567A - 強誘電性液晶素子 - Google Patents

強誘電性液晶素子

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JPH06186567A
JPH06186567A JP35477492A JP35477492A JPH06186567A JP H06186567 A JPH06186567 A JP H06186567A JP 35477492 A JP35477492 A JP 35477492A JP 35477492 A JP35477492 A JP 35477492A JP H06186567 A JPH06186567 A JP H06186567A
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JP
Japan
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liquid crystal
ferroelectric liquid
ferroelectric
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alternating current
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JP35477492A
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Katsutoshi Nakamura
勝利 中村
Yukio Haniyu
由紀夫 羽生
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼き付きのない、温度履歴に対しても特性の
変化のない耐久性に優れた強誘電性液晶素子を提供す
る。 【構成】 強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間に保
持して対向するとともにその対向面にはそれぞれ強誘電
性液晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ強誘
電性液晶を配向するための一軸性配向処理が施された一
対の基板を備え、交流を印加する処理によってみかけの
チルト角が、交流を印加しない場合より大きくされてい
る液晶素子において、その液晶と上下の基板界面での傾
き方向が逆でプレチルト角が5°以上であり、その強誘
電性液晶の自発分極が25nC/cm2 以上であること
を特徴とする強誘電性液晶素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子や液晶シ
ャッター等で用いる液晶素子、とくに強誘電性液晶素子
に関し、さらに詳しくは、液晶分子の配向状態を改善す
ることにより、表示特性を改善した液晶素子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】強誘電性液晶分子の屈折率異方性を利用
して偏光素子との組み合わせにより透過光線を制御する
型の表示素子がクラーク(Clark)およびラガウォ
ール(Lagerwall)により提案されている(特
開昭56−107216号公報、米国特許第43679
24号明細書等)。この強誘電性液晶は、一般に特定の
温度域において、非らせん構造のカイラルスメクチック
C相(Sm* C)又はH相(Sm* H)を有し、この状
態において、印加される電界に応答して第1の光学的安
定状態と第2の光学的安定状態のいずれかを取り、かつ
電界の印加のないときはその状態を維持する性質、すな
わち双安定性を有し、また電界の変化に対する応答も速
やかであり、高速ならびに記憶型の表示素子用としての
広い利用が期待され、特にその機能から大画面で高精細
なディスプレーへの応用が期待されている。
【0003】この双安定性を有する液晶を用いた光学変
調素子が所定の駆動特性を発揮するためには、一対の平
行基板間に配列される液晶が、電界の印加状態とは無関
係に、上記2つの安定状態の間での変換が効率的に起こ
るような分子配列状態にあることが必要である。
【0004】また、液晶の複屈折率を利用した液晶素子
の場合、直交ニコル下での透過率は、I/I0 =sin
2 4θsin2 (Δn・dπ/λ)で表される。
【0005】(式中:I0 は入射光強度、Iは透過光強
度、θはチルト角、Δnは屈折率異方性、dは液晶層の
膜厚、λは入射光の波長である。)前述の非らせん構造
におけるチルト角θは、第1と第2の配向状態での捩じ
れ配列した液晶分子の平均分子軸方向の角度として現れ
ることになる。上式によれば、かかるチルト角θが2
2.5°の角度のとき最大の透過率となり、双安定性を
実現する非らせん構造でのチルト角が22.5°にでき
る限り近いことが必要である。
【0006】上記のような強誘電性液晶素子を得る方法
として交流を印加して配向を変化させた液晶素子が提案
されている(特開昭62−161123)。この技術に
より非螺旋構造におけるチルト角θを増大させることが
でき、さらに液晶の配列を上下基板間でツイスト配向か
らほぼ同じC−ダイレクタを有するパラレル配向(ユニ
フォーム配向)にできることからクロスニコル下におけ
る暗状態の透過率を少なくすることができる。これによ
り高いコントラストが得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】先に述べた“双安定
性”は強誘電性液晶素子の優れた性能の1つであるがそ
の特性を利用した、異なる2種の安定状態をスイッチン
グさせる素子においてはその安定状態間をスイッチング
させるしきい値の変動は駆動特性を大きく悪化させてし
まう。ここで、多くの強誘電性液晶素子の共通課題とし
て“焼き付き(surface memory)があげ
られる。この現象は前記のしきい値の変動につながり、
交流を印加して配向を変化させる前記技術を用いる場合
にも“焼き付き(surface memory)を低
減することは必要であり、特に階調表示のできる素子を
得るためには重要である。
【0008】また階調表示をするためには、しきい値特
性が電圧およびパルス幅に対して、急俊に立ち上がり過
ぎていると、好ましくない。例えば、電界によりドメイ
ンの反転が始まる電圧をVth、完了する電圧をVsat
したとき、Vsat /Vthをγとして、この値が1に近い
としきい値特性が急俊に立ち上がり過ぎていて階調表示
がしづらくなる。
【0009】高輝度、高スピードのスイッチング素子を
実現するためには大きな自発分極を有する強誘電性液晶
を用いる必要がある。しかしながら、シェブロン構造を
有する配向ではその自発分極が生み出す逆電界の影響に
よりスイッチング特性が著しく損なわれ、表示素子とし
て機能しなくなる。
【0010】これまでに行われている交流印加処理にお
ける印加電圧は、通常±20〜30V/μmであり、高
い電圧が必要であった。そのために交流印加処理を駆動
波形発生用の回路を用いて行うことが困難であった。交
流印加処理が±10V付近で行えれば情報信号の発生回
路を用いることができAC印加処理を簡便に行える。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明のは、上記
種々の問題、特に焼き付きを防止するため強誘電性液晶
と、この強誘電性液晶を間に保持して対向するとともに
その対向面にはそれぞれ強誘電性液晶に電圧を印加する
ための電極が形成されかつ強誘電性液晶を配向するため
の一軸性配向処理が施された一対の基板を備え、交流を
印加する処理によってみかけのチルト角が、交流を印加
しない場合より大きくされている液晶素子において、そ
の液晶と上下の基板界面での傾き方向が逆でプレチルト
角が5°以上であり、その強誘電性液晶の自発分極が2
5nC/cm2 以上であることを特徴とする強誘電性液
晶素子とするものである。
【0012】以下、図面により本発明を詳細に説明す
る。
【0013】図1は、本発明の強誘電性液晶セルの一例
を模式的に描いたものである。
【0014】11aと11bは、それぞれIn23
ITO(Indium Tin Oxide)等の透明
電極12aと12bで被覆された基板(ガラス板)であ
り、その上に配向制御膜13aと13bが積層されてい
る。配向制御膜13aと13bはラビング等の一軸性配
向処理が施してある。
【0015】透明電極12と配向制御膜13の間に低抵
抗のショート防止層を積層してもよい。基板11aと1
1bとの間には強誘電性液晶14が配置され、基板11
aと11bとの間隔はビーズスペーサ15によって保持
される。16a,16bは偏向板である。
【0016】このような構成において、液晶と上下の基
板界面での傾き方向を逆とし、プレチルトを5°以上、
好ましくは10°以上にし、強誘電性液晶の自発分極を
25nC/cm2 以上、好ましくは、50nC/cm2
以上にすることにより焼き付きのない、温度履歴に対し
ても特性の変化のない耐久性に優れた強誘電性液晶素子
をえることができる。本発明において「液晶と上下の基
板界面での傾き方向が逆」とは、上下基板界面での液晶
分子の頭のもたげ方が図2の状態であることを言い、そ
のためには、図1の矢印Aで示す如く一軸性配向処理方
向を平行かつ同一方向となる様に基板11a、11bを
貼り合わせる必要がある。
【0017】配向制御膜13の膜厚は、スイッチング特
性の更なる向上を考慮すれば5nm以下が好ましいが、
低抵抗配向制御膜とした場合には、5nm以上の膜厚で
もよい。
【0018】また、本発明に使用する強誘電性液晶のカ
イラルスメクティックC相は、その螺旋ピッチを1μm
以下とすることにより、階調性の更なる向上を図ること
ができ好ましい。
【0019】更に、強誘電性液晶配向状態が2つの異な
る層法線の異なる層を有し、それが規則正しく交互にス
トライプ状に配置していることが、ストライプ間のしき
い値が異なり、階調性の更なる向上を図ることができる
点から好ましい。
【0020】本発明における交流印加処理による配向変
化、層構造変化について示す。
【0021】図3は液晶材料(FLC3)配向膜LQ1
802(3nm)における上記素子の交流印加前の配向
状態(1)である。図4はそれに交流±10V,10H
zを印加後の配向状態(2)である。配向状態(1)の
非らせん構造におけるチルト角θは8°であったが、配
向状態(2)の非らせん構造におけるチルト角θは26
°であった。また、X線解析により層構造の変化を測定
した結果を図5{配向状態(1)}、図6{配向状態
(2)}で示す。図5から配向状態(1)は上下基板間
でシェブロン構造を有する配向であることがわかる。そ
の配向状態が交流印加によって、擬似ブックシェルフ構
造になっていることが図6の結果からわかる。
【0022】
【実施例】以下、実施例にて、本発明を説明する。本実
施例における測定方法は以下の通りである。
【0023】[焼き付き(放置単安定)の測定]図7の
ように上下の基板にストライプ状の電極を付けそれらの
交差部に画素を形成したマトリクス表示パネルを作成
し、液晶を注入し、初期状態で安定状態Aから安定状態
Bへのしきい値、安定状態Bから安定状態Aへのしきい
値を測定し、双安定であることを確認した。その後、
a,bの画素をそれぞれ安定状態A、安定状態Bにスイ
ッチングさせ、30℃に保って3日間放置した。その後
a,bの画素別々にしきい値の測定を行いしきい値のズ
レを算出した。この時、焼き付きの大小を評価するパラ
メータとして下式のPを用いた。
【0024】PA→B ={VA(A→B)−VB(A→B)}/V
I(A→B)B→A ={VB(B→A)−VA(B→A)}/VI(B→A)A(A→B)はAに放置した後にAからBに反転するのに
必要なしきい値、VB(A→B)はBに放置した後にAから
Bに反転するのに必要なしきい値、VI(A→B)は初期状
態でAからBに反転するのに必要なしきい値でPA→B
が小さいほど焼き付きが少ないことを表し、PB→A
ついても同様である。
【0025】[みかけのチルト角の測定]液晶のしきい
値以上の単発パルスを印加した後、無電界下、かつクロ
スニコル下、その間に配置された強誘電性液晶素子を偏
向板と水平に回転させ第1の消光位をさがし、次に蒸気
の単発パルスと逆極性のパルスを印加した後、無電界
下、第2の消光位をさがす。このときの第一の消光位ま
での角度の1/2をθaとした。
【0026】[プレチルト角αの測定]Jpn.J.A
ppl.Phys.Vo.119(1980)NO.1
0,Short Notes 2013に記載されてい
る方法(クリスタルローテーション法)に従って求め
た。
【0027】本発明における実施例は、室温で以下の物
性値を持つ液晶材料によって得られた。
【0028】
【表1】 (実施例1)透明電極の付いたガラス基板上に、日立化
成(株)製のポリアミド酸LQ1802の0.4%NM
P/nBC=1/1溶液をスピナーで塗布し270℃で
1時間焼成した。この時、配向膜厚は30Åであった。
次に、この基板を下記のラビング条件でラビングした。
【0029】 ローラー押し込み ローラー回転数 ローラー送り速度 (mm) (rpm) (mm/s) 条件1 0.35 1000 10 2 0.35 1000 25 3 0.35 1000 40 4 0.35 1000 60 この後、1.5μmのギャップを保って、ラビング方向
が平行になるよう貼り合わせセルを作成した。該セルの
プレチルト角αはクリスタルローテーション法により測
定され、ラビング条件1,2,3,4では各々2°,5
°,7°,10°であった。該セルに上記FLC2を減
圧下でIso温度に昇温し、毛管現象で注入し、100
℃で3時間エージングを行った。このセルに±40V/
μm,10Hzの方形波を5分、30℃で印加し、テク
スチャーを変化させみかけのチルト角θaを測定した
所、いずれのαにおいても19.5°程度であった。次
に、焼き付きの評価をΔT=40μSの単発パルスで前
記の方法で行った。各プレチルトにおけるFLC2のし
きい値の変化は表2にまとめられαが5°以上で焼き付
けが大幅に改善されていることが分かる。
【0030】
【表2】 (実施例2)透明電極の付いたガラス基板上に、日立化
成(株)製のポリアミド酸LQ1802をNMP/nB
C=1/1溶液で0.4%に希釈した溶液をスピナーで
2700rpm,20sで塗布し270℃で1時間焼成
した。この時配向膜厚は30Åであった。次に、この基
板を押込み0.35(mm),回転数1000(rp
m),送り速度25(mm/s)のラビング条件でラビ
ングした。
【0031】この後、1.5μmのギャップを保ってラ
ビング方向が平行になるように貼り合わせてセルを作成
した。該セルのプレチルト角はクリスタルローテーショ
ン法で測定され5°であった。該セルにFLC1〜4を
注入し、±7V/μm,10Hzを30℃で5分間印加
したところ、FLC1は配向に変化が生じずθa≒8°
であった。FLC2は、かすり状配向となりθa≒17
°、FLC3はかすり配向とストライプ状配向が混在し
θa=23〜25°、FLC4はストライプ状配向とな
りθa=26°であった。このことからPsが大きいほ
うが、AC処理によってθa≒Θとなりやすいことが分
かる。
【0032】(実施例3)透明電極の付いたガラス基板
上に、日立化成(株)製のポリアミド酸LQ1802を
NMP/nBC=1/1溶液で0.2,0.4,0.
7,1.0%に希釈した溶液をスピナーで2700rp
m,20sで塗布し、270℃で1時間焼成した。この
時の配向膜厚は各々10,30,50,130Åであっ
た。次に、この基板を下記のラビング条件でラビングし
た。
【0033】 膜厚 押込み(mm) 回転数(rpm) 送り速度(mm/s) 10Å 0.35 1000 50 30Å 0.35 1000 25 50Å 0.35 1000 15 130Å 0.35 1000 10 この後、1.5μmのギャップを保ってラビング方向が
同じくなるよう貼り合わせてセルを作成した。該セルの
プレチルト角は、クリスタルローテーション法により測
定され、すべて5〜6°の範囲内にあった。該セルにF
LC2を注入し±40V/μm,10Hzを30℃で5
分間印加し、θa=19.5°とした後に焼き付きの測
定を行った。その結果を表3に示す。この表から、配向
膜厚が薄いほうが焼き付きが少なく、50Å以下で極端
に改善されることが分かる。なお、130Åの膜厚では
反電場の影響でスイッチングが不完全であった。
【0034】
【表3】 (実施例4)透明電極の付いたガラス基板上に、日立化
成(株)製のポリアミド酸LQ1802の0.4%,N
MP/nBC=1/1溶液を、スピナーで塗布し、27
0℃で1時間焼成した。この時、配向膜厚は30Åであ
った。次に、この基板をローラー押込み0.35(m
m),ローラー回転数1000(rpm),ローラー送
り速度40(mm/s)でラビングした。
【0035】この後、1.5μmのギャップを保ってラ
ビング方向が平行になるように貼り合わせ、セルを作成
した。該セルのプレチルト角αは、クリスタルローテー
ション法により測定され7°であった。
【0036】該セルに上記FLC1と3を減圧下でIs
o温度に昇温し、毛管現象で注入し、100℃で3時間
エージングした。このセルに30℃で±40V/μm,
10Hzの方形波を5分、30℃で印加しテクスチャー
を変化させた。この状態で、10V/μmの電界の単発
パルスをΔTを変化させて印加し、全面安定状態Aから
安定状態Bへの変化を透過光量で測定した。この時全面
A状態を透過光量0%、B状態を100%としたグラフ
が図8である。しきい値の急峻性をγ=ΔTsat /Δ
thとすると、FLC3はγ≒2.35,FLC1はγ
≒1.10となり、階調性はらせんピッチの短いFLC
3の方が、有利であることが分かる。ここでΔTsat
透過光量が100%になった時のΔT値、ΔTthは透過
光量が0%から立ち上がった時のΔT値である。
【0037】(比較例)ラビング方向が平行になるよう
に貼り合わせる以外は実施例2と同様の処理を行った結
果、FLC1は配向に変化が生じず、θa≒8°で、F
LC2はかすり配向となりθa≒17°、FLC3はか
すり配向とストライプ配向が混在し、θa=23〜25
°、FLC4はストライプ配向となった。このことから
ラビング方向を平行に貼り合わせるより、反平行に貼り
合わせるほうがθa≒Θとなりやすいことが分かった。
【0038】
【発明の効果】以上説明の様に、本発明によれば、焼き
付きがなく、温度履歴に対しても特性変化がなく耐久性
に優れると共に、階調性に優れ、スイッチング不良も防
止した強誘電性液晶素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の強誘電性液晶セルの一例を示す模式
図。
【図2】液晶と基板界面での傾き方向を示す図。
【図3】本発明の液晶素子の交流印加前の配向状態
(1)を示す図。
【図4】本発明の液晶素子の交流印加前の配向状態
(2)を示す図。
【図5】図3の配向状態におけるX線プロファイルを示
す図。
【図6】図4の配向状態におけるX線プロファイルを示
す図。
【図7】マトリクス表示パネルの模式図。
【図8】FLC1とFLC3のT−ΔT特性を示すグラ
フ。
【符号の説明】
11 基板 12 透明電極 13 配向制御膜 14 強誘電性液晶 15 ビーズスペーサー 16 偏光板 17 プレチルト角 A 一軸性配向処理方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間
    に保持して対向するとともにその対向面にはそれぞれ強
    誘電性液晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ
    強誘電性液晶を配向するための一軸性配向処理が施され
    た一対の基板を備え、交流を印加する処理によってみか
    けのチルト角が、交流を印加しない場合より大きくされ
    ている液晶素子において、その液晶と上下の基板界面で
    の傾き方向が逆でプレチルト角が5°以上であり、その
    強誘電性液晶の自発分極が25nC/cm2 以上である
    ことを特徴とする強誘電性液晶素子。
  2. 【請求項2】 前記一軸性配向処理のための配向制御膜
    の膜厚が5nm以下であることを特徴とする請求項1記
    載の強誘電性液晶素子。
  3. 【請求項3】 前記強誘電性液晶のカイラルスメクティ
    ックC相の螺旋ピッチが1μm以下であることを特徴と
    する請求項1記載の強誘電性液晶素子。
  4. 【請求項4】 前記強誘電性液晶の自発分極が50nC
    /cm2 以上であることを特徴とする請求項1記載の強
    誘電性液晶素子。
  5. 【請求項5】 強誘電性液晶と、この強誘電性液晶を間
    に保持して対向するとともにその対向面にはそれぞれ強
    誘電性液晶に電圧を印加するための電極が形成されかつ
    強誘電性液晶を配向するための一軸性配向処理が施され
    た一対の基板を備え、交流を印加する処理によってみか
    けのチルト角が、交流を印加しない場合より大きくされ
    ている液晶素子において、その一軸性配向処理としての
    ラビングが上下の基板で平行かつ同一方向でプレチルト
    角が5°以上であり、その強誘電性液晶の自発分極が2
    5nC/cm2 以上であることを特徴とする強誘電性液
    晶素子。
  6. 【請求項6】 前記一軸配向処理のための配向制御膜の
    膜厚が5nm以下であることを特徴とする請求項5記載
    の強誘電性液晶素子。
  7. 【請求項7】 前記強誘電性液晶のカイラルスメクティ
    ックC相の螺旋ピッチが1μm以下であることを特徴と
    する請求項5記載の強誘電性液晶素子。
  8. 【請求項8】 前記強誘電性液晶の自発分極が50nC
    /cm2 以上であることを特徴とする請求項5記載の強
    誘電性液晶素子。
  9. 【請求項9】 前記強誘電性液晶配向状態が2つの異な
    る層法線の異なる層を有しており、それが、規則正しく
    交互にストライプ状に配置されている請求項1又は5記
    載の強誘電性液晶素子。
JP35477492A 1992-12-17 1992-12-17 強誘電性液晶素子 Withdrawn JPH06186567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100796789B1 (ko) * 2000-11-15 2008-01-22 삼성전자주식회사 강유전성 액정 표시 장치 및 그 제조 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100796789B1 (ko) * 2000-11-15 2008-01-22 삼성전자주식회사 강유전성 액정 표시 장치 및 그 제조 방법

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