JPH06186465A - レンズ鏡筒のコード板構造 - Google Patents

レンズ鏡筒のコード板構造

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JPH06186465A
JPH06186465A JP34203092A JP34203092A JPH06186465A JP H06186465 A JPH06186465 A JP H06186465A JP 34203092 A JP34203092 A JP 34203092A JP 34203092 A JP34203092 A JP 34203092A JP H06186465 A JPH06186465 A JP H06186465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
lens barrel
plate
zoom
distance
Prior art date
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Pending
Application number
JP34203092A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Kobayashi
智晶 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP34203092A priority Critical patent/JPH06186465A/ja
Publication of JPH06186465A publication Critical patent/JPH06186465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コード板取り付け作業を容易にし、コード板
の角度ずれ誤差を生じないレンズのコード板構造を提供
すること。 【構成】 ドーナツ状のコード支持板41を光軸Xと直
交する方向で外側固定鏡筒11に固定し、ブラシ45、
46を、上記外側固定鏡筒11と相対的に回転する距離
操作環19、ズームカム環21に固定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影レンズなどの可動
鏡筒の位置、焦点距離、被写体距離などを検出するため
のコード板構造に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】撮影レンズの被写体距
離、あるいは焦点距離を検出する手段として、一般にコ
ード板およびこのコード板と摺接するコード読取部材
(ブラシ)が使用されている。この種の従来のコード板
は、鏡筒の外周面または内周面に、その周面に沿って貼
付されていた。従来例を、図4および図5に示した。こ
の従来例では、距離コード板101、ズームコード板1
03を固定外筒111の内周面に貼付し、これらと対向
する距離環113、ズーム環115に距離ブラシ10
5、ズームブラシ107をそれぞれ固定している。した
がって、距離環113、ズーム環115が回転すると、
ブラシ105、107がそれぞれコード板101、10
3と摺接して摺接位置をデコードする。
【0003】しかし、上記従来例のように内周面にコー
ド板101、103を貼付する場合には、コード板が内
周面から離反する剥れや垂れ下がりが生じ易く、しかも
鏡筒の奥深い位置に貼付する場合は作業が困難である、
という問題があった。鏡筒の外周面に貼付する場合に
は、コード板を覆い隠す部材が必要になり、あるいはコ
ード板が外部に露呈しないようにこれを覆う外側鏡筒を
長くする必要が生じ、コストの上昇、鏡筒長の増加など
の問題を生じていた。さらに、内外周いずれに貼付する
場合にも、貼付径の誤差や、コード板の伸縮による角度
ずれ誤差が生じ易かった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来のコード板構造の問
題に鑑みてなされたもので、コード板取り付け作業を容
易にし、かつコード板の角度ずれ誤差を生じないレンズ
のコード板構造を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成する本発明のレンズ鏡筒
のコード板構造は、相対的に回動する鏡筒の一方に固定
されるコード板と他方に固定されるコード読取部材とを
備えたレンズ鏡筒のコード板であって、上記コード板
を、上記鏡筒の回動軸と直交する平面内に延設したこ
と、に特徴を有する。
【0006】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1は、本発明を適用した一眼レフカメラ用ズーム
レンズの一実施例を、光軸で縦断してその上半分を示し
た断端面図である。
【0007】このズームレンズは、外側固定鏡筒11
と、内側固定鏡筒13と、これらの固定鏡筒11、13
が固定されたマウント15とを固定構造としている。外
側固定鏡筒11の後端部外周には、ズーミング操作を行
なうためのズーム操作環17が回動自在に嵌合され、外
側固定鏡筒11の先端部には焦点調節操作を行なうため
の距離操作環(焦点調節環)19が回動自在に嵌入され
ている。これらのズーム操作環17、距離操作環19
は、光軸Xを軸心として所定角度範囲で回動自在であ
る。
【0008】内側固定鏡筒13の外周にはズームカム環
21が回動自在に嵌められている。このズームカム環2
1とズーム操作環17とは、外側固定鏡筒11に周方向
に形成された長孔11aを貫通するズーム操作連動ピン
23により連結されている。内側固定鏡筒13の後部内
には、第2レンズ群L2を保持した第2レンズ枠25が
嵌入されていている。この第2レンズ枠25に植設され
たカムピン27が、内側固定鏡筒13に形成されたガイ
ド溝を貫通してズームカム環21に形成された第1カム
溝21bに嵌合している。
【0009】内側固定鏡筒13の前部外周には、第1群
移動枠29が回動自在に嵌められている。この第1群移
動枠29に植設された第1カムピン31が、ズームカム
環21に形成された第1カム溝21aを貫通して内側固
定鏡筒13に形成されたガイド溝13bに嵌っている。
【0010】第1群移動枠29の外周に形成されたヘリ
コイド29aには、第1移動環33の内周面に形成され
たヘリコイド33aが噛み合っている。第1移動環33
は、その後端部に突設されたガイド突起33bが、距離
操作環19の内周面に光軸X方向に形成されたガイド溝
19bに摺動自在に嵌っている。さらに第1移動環33
の先端部内周には、第1レンズ群L1が第1群レンズ固
定枠35を介して一体に固定されている。
【0011】このズームレンズのズーミングおよび焦点
距離調整動作は、次の通りである。ズーム操作環17が
回動操作されると、ズーム操作連動ピン23を介してズ
ームカム環21が回動する。すると、第2カム溝21b
および第2ガイド溝13aに拘束された第2カムピン2
7が、つまり第2レンズ群L2が光軸方向に移動する。
同時に、第1カム溝21aおよび第1ガイド溝13bに
拘束されて第1群移動環29が光軸方向に移動して第1
レンズ群L1も光軸方向に移動する。以上のレンズ群L
1、L2の光軸方向接離移動により、ズーミングがなさ
れる。
【0012】一方、焦点調節のために距離操作環19が
回動操作されると、ガイド溝19b、ガイド突起33b
に拘束されて第1移動環33が回転し、ヘリコイド33
a、29aのリードに従って第1レンズ群L1が光軸方
向に移動して焦点調節がなされる。
【0013】以上は、従来のズームレンズと格別の差異
はない。次に、本実施例の特徴であるコード板構造につ
いて、さらに図2および図3を参照して説明する。本実
施例のコード板は、ズームカム環21の回転位置から焦
点距離を検出し、距離操作環19の回転位置を検出して
被写体距離を検出する構造である。
【0014】距離操作環19の後端部には、光軸X方向
に光軸Xと直交して延びる距離フランジ部20が形成さ
れている。一方、ズームカム環21の外周には、距離フ
ランジ部20と所定の間隔で対向する位置から、光軸X
と直交方向に延びるズームフランジ部22が形成されて
いる。これらのフランジ部20、22の間隔は、距離操
作環19およびズームカム環21の回転にかかわらず一
定に保たれる。そして、ズーム操作環17には、フラン
ジ部20、22の間に位置するコード板装着段部18が
形成されている。そしてこの段部18に、ドーナツ形状
のコード支持板41が接着固定されている。
【0015】コード支持板41は、その距離フランジ部
20側面に距離コード部43が形成され、ズームフラン
ジ部22側面にズームコード部44が形成されている。
そして、距離フランジ部20に距離コード部43と摺接
する距離ブラシ45が固定され、ズームフランジ部22
にズームコード部44と摺接するズームブラシ46が固
定されている。
【0016】距離コード部43、ズームコード部44は
それぞれ、図2、図3に示したように、光軸Xを中心と
して同心円状の3列のコード列43a、43b、43
c、44a、44b、44cからなる。これらのコード
列のうち、最も外側のコード列43c、44cを最も細
かく分割してある。これは、外側ほど周長が長くなるこ
とを考慮したからである。そして、各ブラシ45、46
はそれぞれ、対応するコード列と摺接する接片を備えて
いる。これらの各ブラシ45、46とコード部43、4
4との接触位置は、図示しない制御手段に読み取られ、
被写体距離データ、焦点距離データにデコードされて焦
点調節等に利用される。
【0017】さらに、コード支持板41の距離フランジ
部20側面には、位置決め突起42を突設してある。一
方、距離フランジ部20には近距離側ストッパ20a、
および/または遠距離側ストッパ20bを形成し、位置
決め突起42が近距離側ストッパ20a、または遠距離
側ストッパ20bと当接した位置が初期位置となるよう
に構成してある。このストッパ構成により、コード支持
板41を外側固定鏡筒11に装着する際の位置調整が容
易かつ確実になる。
【0018】以上の通り本実施例のコード板構造によれ
ば、コード部距離コード部43、ズームコード部44が
光軸Xと直交する平面内において延び、また直交平面内
で回転するので、コード部43、44およびブラシ4
5、46を設ける光軸方向スペースが小さくて済む。そ
して、ドーナツ形状のコード支持板41の表面に距離コ
ード部43およびズームコード部44を固定またはエッ
チング形成し、これを光軸Xと直交する向きで固定する
ので、円筒状に曲げる必要がなく、レンズ鏡筒への装着
および位置決めが容易であり、しかもコード部43、4
4が剥れて垂れる虞れがない。さらに、コード支持板4
1、コード部43、44が温度により伸縮しても、その
伸縮方向は主に放射方向であって、回転方向には影響し
ないので、角度誤差を生じない。
【0019】以上図示実施例ではコード部とブラシとの
接触により回転位置(角)を検出する構成としたが、本
発明は、非接触の光学的コード板などにも適用できるこ
とはいうまでもない。また、距離コード部とズームコー
ド部とを離反して設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
コード板を光軸と直交する平面内に延設したので、光軸
方向の装着スペースが小さく、装着の自由度が増し、し
かも、光軸を中心として円筒状に曲げる必要がないの
で、装着および位置決めが容易になり、復元力による剥
れもなくなる。さらに、温度等により伸縮しても回転方
向への影響は極小さいので、角度誤差を生じる虞れがな
い。また、コード部を表裏に独立かつ一体に設けること
が可能なので、より装着スペースの節約が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用した一眼レフカメラ用ズ
ームレンズの一実施例を、光軸で縦断してその上半分を
示した断端面図である。
【図2】コード支持板の距離コード部を示す平面図であ
る。
【図3】コード支持板のズームコード部を示す平面図で
ある。
【図4】従来のズームレンズを光軸で縦断してその上半
分を示した断端面図である。
【図5】従来のコード板の平面図である。
【符号の説明】
11 外側固定鏡筒 13 内側固定鏡筒 17 ズーム操作環 19 距離操作環 20 距離フランジ部 21 ズームカム環 22 ズームフランジ部 25 第2レンズ枠 29 第1群移動枠 41 コード支持板 42 位置決め突起 43 距離コード部 44 ズームコード部 45 距離ブラシ 46 ズームブラシ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回動する鏡筒の一方に固定され
    るコード板と他方に固定されるコード読取部材とを備え
    たレンズ鏡筒のコード板であって、 上記コード板を、上記鏡筒の回動軸と直交する平面内に
    延設したこと、を特徴とするレンズ鏡筒のコード板構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記コード板は、上
    記鏡筒に固定されるドーナツ形状のコード支持板と、該
    コード支持板の表面に上記回動中心を軸とする同心円状
    に形成されたコード部とを備えているレンズ鏡筒のコー
    ド板構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記コード部は、同
    心円状に形成された複数列のコード列からなり、かつコ
    ード列は、中心からの距離が遠い方が細かく分割されて
    いるレンズ鏡筒のコード板構造。
JP34203092A 1992-12-22 1992-12-22 レンズ鏡筒のコード板構造 Pending JPH06186465A (ja)

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JP34203092A JPH06186465A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 レンズ鏡筒のコード板構造

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JP34203092A Pending JPH06186465A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 レンズ鏡筒のコード板構造

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JP (1) JPH06186465A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001208950A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2002062467A (ja) * 2000-08-14 2002-02-28 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2010197640A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Cosina Co Ltd 交換レンズ式デジタルカメラ

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JP2002062467A (ja) * 2000-08-14 2002-02-28 Nikon Corp レンズ鏡筒
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