JPH06186426A - プラスチック光ファイバチューブ照光装置 - Google Patents

プラスチック光ファイバチューブ照光装置

Info

Publication number
JPH06186426A
JPH06186426A JP4339107A JP33910792A JPH06186426A JP H06186426 A JPH06186426 A JP H06186426A JP 4339107 A JP4339107 A JP 4339107A JP 33910792 A JP33910792 A JP 33910792A JP H06186426 A JPH06186426 A JP H06186426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
plastic optical
light
fiber bundle
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4339107A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichiro Tokuda
修一郎 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP4339107A priority Critical patent/JPH06186426A/ja
Publication of JPH06186426A publication Critical patent/JPH06186426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 プラスチック光ファイバチューブ照光装置
は、側面全部から漏光する、芯材としてポリメチルメタ
クリレート樹脂と鞘材としてフッ化ビニリデン−テトラ
フルオロエチレン共重合体とからなるプラスチック光フ
ァイバ束と、プラスチック光ファイバ束の両端に接続し
た光源装置2と、プラスチック光ファイバ束を被覆する
透明チューブとからなり、プラスチック光ファイバ束と
透明チューブとからなるファイバチューブ1は、ループ
状に形成され、揃えられた両端が光源装置2に接続され
ている。 【効果】プラスチック光ファイバの構成を複雑にするこ
となく、またプラスチック光ファイバを特別なまた高度
な漏光化処理を要しないで、長尺の光ファイバ全体を均
一に発光・照光させることができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ファイバの側面の
全部若しくは所望部分から漏光する束状のプラスチック
光ファイバを透明のチューブで被覆したプラスチック光
ファイバチューブ照光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】側面から漏光する照光プラスチック光フ
ァイバは、多数本の照光プラスチック光ファイバを束ね
たものや、グルーピング後に撚り合わせたものとして、
シート状、束状、紐状などに集合化され、光ファイバ集
束端に光学的に接続した光源から光を入射させて、照
明、装飾、意匠、ディスプレイなどに利用されている。
照光プラスチック光ファイバに関しては、従来から、種
々のファイバ構造や製造が提案されている。
【0003】例えば、漏光性の光ファイバに関するもの
は、特公昭47−42534号がある。この発明は、機
械的に又は熱的に光ファイバの全反射を選択的に破壊し
て漏光し、この光ファイバを繊維製品に使用するもので
ある。上記従来技術以外に、伝送する光を側面から漏ら
す漏光化技術には、光ファイバの材質・構成に特徴のあ
るものとして、光ファイバ内部に透明小片を分散させる
もの(特公昭51-29951号)と、鞘(クラッド)材として
エラストマーを使用するもの(実開昭60-112204号)
と、光ファイバのコア(芯)にガラス粒子などの半透明
若しくは不透明な材料又は気泡などの拡散中心を分散さ
せ、好ましくは光ファイバ端部から離れるに従って拡散
中心密度を高くして均一な照光を得るもの(特開昭63-2
47705号)とがある。
【0004】また、光ファイバ表面に刃などで切傷を形
成するものには、旋回中の光ファイバを刃物で切傷を刻
むもの(特開昭50-83044号)と、特定形状の傷を光ファ
イバ表面に形成するもの(特開昭63-253903号)と、特
定位置に傷を形成するもの(実開平04-18801号)とがあ
る。
【0005】更に、光ファイバ表面に熱処理で粗面、歪
を形成するものには、光ファイバの回りを合成繊維で螺
旋状に巻き付けこれを熱収縮させるもの(特公昭52-325
82号)と、加熱した突起を光ファイバに押しつけて所定
間隔の漏光凹部を形成するもの(特開昭60-159707号)
と、加熱した粗面プレートを光ファイバに押しつけて表
面に細かい凹凸を形成するもの(特開昭63-293505号、
特開昭63-318502号、実開平01-3803号)とがある。
【0006】光ファイバを撚る若しくは機械的に押下し
て歪などを形成するものには、光ファイバを加撚して歪
を残留させるもの(特開昭50-83049号)と、微細な突起
を有するローラーの間に光ファイバを通して表面に細か
い凹凸を形成するもの(特開平01-273007号)と、テン
ションメンバの回りを光ファイバで撚るもの(特開平02
-108007号、特開平02-108008号)と、光ファイバをギヤ
間に通して所定間隔の傷・歪を形成するもの(特開平03
-123302号、特開平04-66904号)とがある。
【0007】紐状、ロープ状若しくは束状漏光光ファイ
バに関するものには、前記の特公昭47−42534号
であり、公告明細書には、繊維束72に光ファイバ2を
含めたロープが、FIG.15〜17に図示されてい
る。また、実公平04-19578には、ロープ状の光ファイバ
をファイバ毎に異なる色の光で漏光させるものが、実開
昭63-14203には、ロープ状の光ファイバを漏光させるも
の、特に実施例には、外周を透明なチューブで覆ったも
のが例示され、実開昭63-80504には、ロープ周囲を光フ
ァイバで卷いたものが、更に、実開02-5704には、光フ
ァイバをミツアミ状に編み漏光させるものが提案されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
照光プラスチック光ファイバを、束状、ロープ状、紐状
などに集合化し透明チューブで被覆した照光プラスチッ
ク光ファイバを、照明、装飾、意匠、ディスプレイなど
に利用しようとすると、複雑な構成のプラスチック光フ
ァイバを調製するか、若しくはプラスチック光ファイバ
製品を更に漏光化処理しなくてはならず、更に長尺の光
ファイバ全体を均一に発光・照光させるには、高度の漏
光処理制御を要する。
【0009】この発明は、上述の背景に基づきなされた
ものであり、その目的とするところは、プラスチック光
ファイバの構成を複雑にすることなく、またプラスチッ
ク光ファイバ製品を特別なまた高度な漏光化処理を要し
ないで、長尺の光ファイバ全体を均一に発光・照光させ
ることができるプラスチック光ファイバチューブ照光装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、この発明に
より解決される。すなわち、この発明のプラスチック光
ファイバチューブ照光装置は、端面から入射した光が側
面の全部若しくは所望部分から漏光する、芯材としてポ
リメチルメタクリレート樹脂と鞘材としてフッ化ビニリ
デン−テトラフルオロエチレン共重合体とからなるプラ
スチック光ファイバ束と、プラスチック光ファイバ束の
少なくとも一端の端面に光学的に接続した光源と、プラ
スチック光ファイバ束を被覆する透明チューブとからな
ることを特徴とするものである。
【0011】この発明で用いられる光ファイバは、クラ
ッド(鞘)とコア(芯)とを有するプラスチック系のも
のであり、その構造としては、屈折率が段階的に変化す
るステップインデックス型マルチモード光ファイバ、屈
折率が段階的に変化し単一モードからなるステップイン
デック型シングルモード光ファイバ、異なるモードを伝
搬するグレーデッドインデックス型マルチモード光ファ
イバがある。コア(芯)材を構成する素材としては、ポ
リメチルメタクリレート樹脂(PMMA、本明細書にお
いてメタクリル酸メチルの単独重合体及び共重合体を含
む)を用いる。
【0012】クラッド(鞘)材としては、コア材より屈
折率が小さいものであり、フッ化ビニリデン−テトラフ
ルオロエチレン共重合体(例えば、フッ化ビニリデンを
50重量%以上、好ましくは70重量%以上90重量%
以下含有する共重合体)を用いる。
【0013】この発明による光ファイバは、端面から入
射した光が側面の全部若しくは所望部分から漏光する光
ファイバであり、従来の特別の側面漏光処理を行わな
い。この発明において側面漏光化は、光ファイバの芯と
鞘の特定の組合せを用いることにより、漏光化させる。
この発明における組合せとして、コア(芯)材のポリメ
チルメタクリレート樹脂とクラッド(鞘)材のフッ化ビ
ニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体(例えば、
フッ化ビニリデンを50重量%以上、好ましくは70重
量%以上90重量%以下含有する共重合体)との組合せ
がある。
【0014】この発明において使用される光ファイバ
は、束状にして用いられ、ここで「束状」とは、複数の
光ファイバを単に集合化した状態、ロープ状・紐状に撚
った状態、シート状に引き揃えたものを丸めた状態、更
に前記のファイバ集合体を更に集めて束ねた状態及びこ
れらを撚り合わせた状態を指す。この発明において使用
することができる束状光ファイバの本数は、任意であ
り、目的にに応じて適宜選択変更することができ、具体
的には、1本の束に、例えば5本から30本の光ファイ
バが使用される。
【0015】この発明で使用される透明チューブは、例
えば、軟質若しくは可撓性プラスチックからなる透明性
を有するものであり、無色若しくは着色されたものであ
る。具体的には、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂などがある。これ
らの主成分に適宜、可塑剤、助剤などの副材料を添加す
ることができる。
【0016】この発明において用いられる光源は、プラ
スチック光ファイバ束の少なくとも一端の端面に光学的
に接続される。この発明において好ましい光源は、大容
量のランプである。具体的には、メタハライドなどの放
電灯である。反射鏡及びレンズの装着、ランプ形状、消
費電力など用途目的に応じて適宜変更することができ
る。この発明よる照光装置は、そのチューブ発光部から
の輝度は、数百cd/m2〜数十cd/m2であり、その用途に応
じて輝度を調整することができる。
【0017】
【作用】上記構成を有するこの発明のプラスチック光フ
ァイバチューブ照光装置は、以下のように作用・動作す
る。光源から出た光は、プラスチック光ファイバの両端
若しくは一端から入射し、光を伝播する光ファイバは、
伝播光の一部をその側面の全部若しくは所望部分から漏
光する。漏光した光は、他の束状のプラスチック光ファ
イバからの光と重なり、透明のチューブを透過して外部
に照光する。
【0018】
【実施例】この発明によるプラスチック光ファイバチュ
ーブ照光装置を、実施例により具体的に説明する。この
発明によるプラスチック光ファイバチューブ照光装置の
一実施例の概略外観図を図1(A)及び(B)に示す。
図1に示す実施例のプラスチック光ファイバチューブ照
光装置は、端面から入射した光が側面全部から漏光す
る、芯材としてポリメチルメタクリレート樹脂と鞘材と
してフッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合
体とからなるプラスチック光ファイバ束と、プラスチッ
ク光ファイバ束の両端の端面に光学的に接続した光源装
置2と、プラスチック光ファイバ束を被覆する透明チュ
ーブとからなる。
【0019】この態様の照光装置は、プラスチック光フ
ァイバ束と透明チューブとからなるファイバチューブ1
は、ループ状に形成され、揃えられた両端が光源装置2
に接続されている。この様に両端を光源装置に接続する
ことにより、光の利用効率を高め、かつ、一端がフリー
になるとその端部から未漏光分の光が出射され周囲に悪
影響を及ぼすことを防止することができる。
【0020】この実施例で用いられる光ファイバは、コ
ア材のポリメチルメタクリレート樹脂とクラッド材のフ
ッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体とか
らなるプラスチック光ファイバ(三菱レイヨン製 商品
名エスカCK−30)であり、透明チューブとして軟質
塩ビを使用した。
【0021】上記実施例のプラスチック光ファイバチュ
ーブ照光装置の使用方法を説明する。プラスチック光フ
ァイバチューブ照光装置を、所定の箇所に設置し、光源
の電源を入れ、この光源からの光を両端の光ファイバ束
に入射させる。このプラスチック光ファイバは、その側
面の全部から漏光し、漏光した光は、他の束状のプラス
チック光ファイバからの光と重なり、透明のチューブを
透過して外部に照光する。この照光により、ファイバチ
ューブの形状が表示され、文字、記号、模様が高い意匠
効果で表示される。。この発明は、上記実施例に限定さ
れず、この発明で開示された技術思想に包含される種々
の変形例もこの発明の範囲内である。例えば、図1
(B)に示すように、ファイバチューブのそれぞれの端
部に光源装置を設けてもよい。また、光源装置に2本の
ファイバチューブのそれぞれの端部を接続し、別の光源
装置に同様に2本のファイバチューブを接続することも
できる。
【0022】
【発明の効果】上記実施例で具体的に実証されるよう
に、この発明により以下の効果を奏する。すなわち、プ
ラスチック光ファイバの構成を複雑にすることなく、ま
たプラスチック光ファイバ製品を特別なまた高度な漏光
化処理を要しないで、長尺の光ファイバ全体を均一に発
光・照光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明によるプラスチック光ファイ
バチューブ照光装置の一実施例の概略外観図である。
【符号の説明】
1 ファイバチューブ 2 光源装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面から入射した光が側面の全部若しく
    は所望部分から漏光する、芯材としてポリメチルメタク
    リレート樹脂と鞘材としてフッ化ビニリデン−テトラフ
    ルオロエチレン共重合体とからなるプラスチック光ファ
    イバ束と、 該プラスチック光ファイバ束の少なくとも一端の端面に
    光学的に接続した光源と、 該プラスチック光ファイバ束を被覆する透明チューブ
    と、からなることを特徴とするプラスチック光ファイバ
    チューブ照光装置。
JP4339107A 1992-12-18 1992-12-18 プラスチック光ファイバチューブ照光装置 Pending JPH06186426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4339107A JPH06186426A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 プラスチック光ファイバチューブ照光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4339107A JPH06186426A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 プラスチック光ファイバチューブ照光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06186426A true JPH06186426A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18324333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4339107A Pending JPH06186426A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 プラスチック光ファイバチューブ照光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06186426A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008084869A (ja) * 2007-10-17 2008-04-10 Mitsubishi Rayon Co Ltd 光伝送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008084869A (ja) * 2007-10-17 2008-04-10 Mitsubishi Rayon Co Ltd 光伝送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6714711B1 (en) Optical waveguide illuminator
US4961617A (en) Fibre optic waveguide illuminating elements
US5021928A (en) Flat panel illumination system
US5249105A (en) Surface like light emitting ornamental device using optical fibers
JP2004512550A (ja) 光ファイバ光導波路
US6896398B2 (en) Simulated neon illumination device using end-lit waveguide
US6546174B2 (en) Long length, side-emitting fiber optic cables
JPH09258028A (ja) 側面漏光プラスチック光ファイバ
JPH07113919A (ja) 照光プラスチック光ファイバチューブ
JPH06186426A (ja) プラスチック光ファイバチューブ照光装置
JPH06186427A (ja) プラスチック光ファイバチューブ照光装置
JPH06118244A (ja) 照光プラスチック光ファイバ
JPH0636960Y2 (ja) 光ファイバーを用いた面状発光装飾装置
JPH06186428A (ja) 照光プラスチック光ファイバチューブ
JP2002251902A (ja) 光ファイバ照光装置
JPH06186430A (ja) 面発光体
JPH06186444A (ja) 照光プラスチック光ファイバチューブ
ATE147844T1 (de) Verteilt beleuchtungsvorrichtung
JPH06118243A (ja) 照光プラスチック光ファイバ
JPH06186431A (ja) 光ファイバ照光装置
JPS63155007A (ja) 照明装置
JPH06118242A (ja) 照光プラスチック光ファイバ
JPH06118239A (ja) 照光プラスチック光ファイバの製造法
JPH07209519A (ja) 道路標識
JPH06118236A (ja) 照光プラスチック光ファイバおよびその製造法