JPH0618597Y2 - エアゾル噴射容器 - Google Patents

エアゾル噴射容器

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JPH0618597Y2
JPH0618597Y2 JP8085489U JP8085489U JPH0618597Y2 JP H0618597 Y2 JPH0618597 Y2 JP H0618597Y2 JP 8085489 U JP8085489 U JP 8085489U JP 8085489 U JP8085489 U JP 8085489U JP H0618597 Y2 JPH0618597 Y2 JP H0618597Y2
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JP
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shaft hole
tube
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JP8085489U
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JPH0322557U (ja
Inventor
誠一 北林
Original Assignee
誠一 北林
株式会社丸一製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案はエアゾル噴射容器の構成並びにその生産手段
を簡素化することによりその量産性を向上する手段を提
供するのがその目的である。
従来、直筒を容器の本体とするエアゾル噴射容器は一般
に、押ボタンの操作により、可動の中空バルブシステム
を介して噴射通路を開閉するための噴射弁機構の支持体
である弁筐を直筒に固定するためのマウンテンキャップ
を耐圧容器の口蓋とし、噴射ガスやその圧力下にある溶
液がマウンテンキャップの周縁部から漏洩しないように
パッキンと巻締機を用いてマウンテンキャップを前記直
筒に厳重に封着していた。従来のエアゾル噴射容器は噴
射弁やその支持機構並びに耐圧容器とその口蓋であるマ
ウンテンキャップの関係構造が複雑であるうえ、それら
の固定方法も面倒なので、生産コストが必然的に大きい
欠点があった。
この考案は上記した従来のエアゾル噴射容器の欠点を克
服する手段を提供したものである。
(考案の構成) 以下、図示の実施例によりこの考案を説明すれば、この
考案にかかるエアゾル噴射容器は、金属、硬貨プラスチ
ック等の硬貨素材で成型した容器本体である直筒1と、
それぞれ弾性プラスチック、ゴム等のエラストマー素材
で成型した口蓋アセンブリー2、底蓋3、および押ボタ
ン4を有してなっている。
第1図に示したのはこの考案の第1実施例で、この第1
実施例における直筒1は金属薄板のしぼり成型品であ
る。第2図の中心線A−Aを境に左半に示したのは第2
実施例、同じく右半に示したのは第3実施例であるが、
第2実施例の直筒1は第1実施例と同じく金属板のしぼ
り成型品であり、第3実施例の直筒1は硬貨プラスチッ
クの成型品である。
この考案において、直筒1の両端に環状のビード部11
が形成されており、このビード部11の内周により直筒
1の筒壁の内径より小径の筒口が形成されている。
つぎに、この考案において、口蓋アセンブリー2および
底蓋3は、それぞれ対応する前記筒口の径よりもやや大
径で中窪み状の肉厚に形成した鏡壁21,31をそなえ
ている。また、これらの口蓋アセンブリー2および底蓋
3は、それぞれ鏡壁21,31の周縁に一体に接続し、
かつそれぞれ対応する筒口12のビード部11の外形に
沿って形成した環状の縁壁22,32を有している。
なお、第2図に示す第2実施例および第3実施例によれ
ば、縁壁22は、筒口のビード部11の外形に沿って形
成されているだけでなく、縁壁22の外縁部にはビード
部11の縁端に係合できる掛爪13が内向きに突出して
いる。
また、この考案によれば、口蓋アセンブリー2は、鏡壁
21と一体に鏡壁21の凹底から立ち上がるタレット部
23の基台24に、押ボタン4に対する環状の受棚25
を形成したもので、タレット部23には吸液管5に接続
できる有頂の軸孔26とその側孔27が形成されてい
る。
ただし、前記第1実施例によれば、タレット部23と基
台24とは一体の成型物であるが、前記第2実施例およ
び第3実施例によれば、タレット部23は基台24に嵌
着した硬貨プラスチック管により形成されている。
つぎに、この考案によれば、押ボタン4は有頂の軸孔4
1に接続する噴射口42を形成してなっている。
最後に、この考案によれば、押ボタン4の軸孔41をタ
レット部23に嵌挿し、その裾縁を受棚25に着座さ
せ、口蓋アセンブリー2の鏡壁21を直筒1の一方の筒
口に嵌挿するとともに、底蓋3の鏡壁31を直筒1の他
方の筒口に嵌挿してある。
さて、この考案は前記のようにしてなり、口蓋アセンブ
リー2および底蓋3の鏡壁21,31はそれぞれ肉厚の
エラストマーで中窪み状に形成されており、かつそれら
鏡壁の径はビード部11の内周により形成されている筒
口12の径よりもやや大径なので、筒口12に嵌めつけ
られた鏡壁21,31はその周縁部においてビード部1
1に対しやや軸方向かつ外方に向けて弾性的に係合して
固定される。また、押ボタン4はこのエラストマーから
なり、その軸孔41にタレット部23が嵌挿されている
ので、タレット部23に形成されている側孔27が軸孔
41の孔壁により閉鎖されているため、タレット部の軸
孔26に連通する直筒1の内部は外部に対し閉鎖されて
いる。
そこで、いま、直筒1内に噴射剤を含む溶液を充填すれ
ば、その圧力は内外の境界壁である直筒1の筒壁の各部
はもちろん、口蓋アセンブリーおよび底蓋の鏡壁21,
31、タレット部23の軸孔26を通じ、押ボタン4の
軸孔41が側孔27に係合する面に及ぶ。そして、直筒
1は硬貨素材で成型されているため、この内圧により変
形はない。また、タレット部23の側孔27と押ボタン
4との係合面は非常に小さく、押ボタン4が肉厚なた
め、前記内圧による押ボタン4の変形は避けられる。一
方、口蓋アセンブリーおよび底蓋の鏡壁21,31はそ
れぞれ肉厚のエラストマーにより中窪み状に形成されて
いるので、前記内圧により直径が拡張しようとする。と
ころで、これらの鏡壁21,31の径は筒口12の径よ
りも大径であり、かつ前記したように、その周縁部にお
いてビード部11に対しやや軸方向かつ外方に向け、弾
性的に係合固定されているので、前記内圧により拡張し
ようとする鏡壁21,31の周縁部はビード部11に強
く圧接され、その圧接部において強固な封止部が形成さ
れる。
このようにして、直筒1、口蓋アセンブリー2および底
蓋3間には噴射圧の圧力による密封状態が形成されるの
で、従来のエアゾル噴射容器の生産時のように巻締機に
よる機械力を用いての封止作業は全く不要である。
なお、口蓋アセンブリー2を直筒1の筒口12に嵌装し
た後において噴射剤を含む溶液を充填するには、底蓋3
の装着前において冷却充填法により注入した後、底蓋3
を嵌装するか、底蓋3をも嵌装した後においても、直筒
1の筒口との間においては封止状態が未だ不充分である
とこを利用し、圧力充填用のノズルの内周面を直筒1の
周面に密嵌し、ビード部11と口蓋アセンブリーの縁壁
22との隙間から注入するなどの方法によることができ
る。
この考案によれば、前記したように、口蓋アセンブリー
の鏡壁21の凹底から立ち上がるタレット部の基台24
には押ボタン4に対する受棚25が形成されている一
方、押ボタン4はエラストマー素材からなるので、押ボ
タン4を押圧すればその裾部の少なくとも一部が屈曲
し、前記のようにしてタレット部の側孔27に係合して
いた軸孔41の孔面が側孔27の開口から離れ、かくし
て、噴射剤を含む溶液がタレット部の軸孔26から側孔
27および押ボタンの軸孔41をへて噴射口42から噴
射される。押ボタンの押圧を解除すれば押ボタン4の弾
性復元により、側孔27の開口が閉じ、噴射が停止す
る。
噴射操作のため押ボタン4を押圧する際、その押圧力に
より鏡壁21の中心部が多少沈下するため、鏡壁21の
周縁部とビード部11間に形成されている封止部の封止
力が低下する傾向があるが、口蓋アセンブリー2の縁壁
22はビード部11の外形に沿って形成されているの
で、ビード部11の頂面において封止力が高まり、封止
力は充分に維持される。
なお、第2実施例および第3実施例における口蓋アセン
ブリー2の縁壁22の周縁部に内向きの掛爪13が設け
てあるのは、押ボタン4の押圧に伴い鏡壁21の中央部
が沈下する場合、縁壁22の移動傾向を妨げ、ビード部
11、縁壁22間の封止力を強化するためである。しか
しながら、口蓋アセンブリー2のエラストマー素材の適
切な選択により、このような掛爪15は不要とすること
ができる。
(考案の効果) かくして、この考案によれば、直筒を容器の本体とする
噴射容器において、噴射剤の圧力により噴射容器の密閉
性が確保されるので、従来のようなマウンテンキャップ
により弁筐を支持したり、巻締機とパッキンによるよう
な面倒で工数の多い筒口の封止手段が不要となるばかり
でなく、筒口を閉じる口蓋アセンブリー、底蓋および押
ボタンのいずれもエラストマー素材により簡単に成型で
きるし、また噴射弁を形成するためのタレット部も筒口
の口蓋と一体に成型することができるので、部品点数が
少なく、かつ生産コストも著しく低く、量産性に富んで
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例において口蓋アセンブリ
ー装着前の要部縦断面図、第2図は第2実施例および第
3実施例のそれぞれ左半部および右半部を掌合して示し
た要部縦断面図である。 1は直筒、11はビード部、12は筒口、13は掛爪、
2は口蓋アセンブリー、21は鏡壁、22は縁壁、23
はタレット部、24は基台、25は受棚、26は軸孔、
27は側孔、3は底蓋、31は鏡壁、32は縁壁、4は
押ボタン、41は軸孔、42は噴射口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属、硬質プラスチック等の硬質素材で成
    型した直筒1を容器の本体とする噴射容器において、そ
    れぞれ弾性プラスチック、ゴム等のエラストマー素材で
    成型した口蓋アセンブリー2、底蓋3、および押ボタン
    4を有してなり、前記直筒1の両端に環状のビード部1
    1を形成し、その内周によって直筒1の筒壁の径よりも
    小径の筒口12を形成し、 前記口蓋アセンブリー2および前記底蓋3は、それぞれ
    肉厚で中窪み状に形成するとともに、直径が、対応する
    前記筒口の直径よりもやや大きい鏡壁21,31と、そ
    れぞれ鏡壁21,31の周縁に一体に接続してそれぞれ
    前記ビード部11の外形に沿って形成した環状の縁壁2
    2,32とを有し、 前記口蓋アセンブリー2は、鏡壁21,31と一体かつ
    鏡壁21の凹底から立ち上がるタレット部23の基台2
    4に、押ボタン4に対する環状の受棚25を形成すると
    ともに吸液管5に接続できる有頂の軸孔26と軸孔26
    の側孔27をタレット部23に形成し、 前記押ボタン4は有頂の軸孔41に接続する噴射口42
    を形成し、 押ボタン4の軸孔41にタレット部23を嵌挿して裾縁
    を受棚25に着座させ、口蓋アセンブリー2の鏡壁21
    を直筒1の一方の筒口に嵌挿するとともに底蓋3の鏡壁
    31を直筒1の他方の筒口に嵌挿してなるエアゾル噴射
    容器。
JP8085489U 1989-07-11 1989-07-11 エアゾル噴射容器 Expired - Lifetime JPH0618597Y2 (ja)

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JP8085489U JPH0618597Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11 エアゾル噴射容器

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JPH0322557U JPH0322557U (ja) 1991-03-08
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