JPH0618592A - 多芯ケーブルの接続確認装置およびその使用方法 - Google Patents

多芯ケーブルの接続確認装置およびその使用方法

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JPH0618592A
JPH0618592A JP4177149A JP17714992A JPH0618592A JP H0618592 A JPH0618592 A JP H0618592A JP 4177149 A JP4177149 A JP 4177149A JP 17714992 A JP17714992 A JP 17714992A JP H0618592 A JPH0618592 A JP H0618592A
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pin
connectors
power receiving
power
connector
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JP4177149A
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Fumiaki Maeda
文昭 前田
Koichi Noda
浩一 野田
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Toshiba Corp
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】長尺多芯ケーブルの導通と誤接続の有無を検査
する検査精度とその検査作業性を高める。 【構成】接続確認装置1の給、受電側コネクタ3,4
に、検査対象用の多芯ケーブル2の一対のコネクタ2
b,2cを接続する。ピンセレクタースイッチ5のつま
み5Cを操作して給電側コネクタ3の全ピンの内、給電
すべきピンを給電ピンセレクタースイッチ5Aにより選
択する。このとき、給電ピンセレクタースイッチ5Aに
連動して給電ピンと同一番号の受電ピンを受電ピンセレ
クタースイッチ5Bにより選択している。これらピンセ
レクタースイッチ5A,5Bの共通端子間の電圧を導通
判定器6により検出したときは導通ブザー8を鳴らして
その導通があったことを示す。一方、導通がないときに
は判定表示器7を点灯させて導通がないことを視覚で表
示するとともに、導通ブザー8を鳴らさない。これと同
時に給電コレクタ4で、受電ピンの番号をピン番号表示
器9により表示すると共に、そのピンの位置をピン位置
表示器10により表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセスプラント等の
プラント現場と遠方監視中央制御室等との間に配線され
る長尺多芯ケーブルの左右一対のコネクタにおけるピン
同志の導通と誤接続の有無をピン毎に検査する多芯ケー
ブルの接続確認装置及びその使用方法に係り、特に、こ
れらの検査精度と作業性能の大幅な向上を図った多芯ケ
ーブルの接続確認装置およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、近年のプロセスプラント等で
は、プラント現場のコンピュータなどの機器に、遠方監
視中央制御室等のコンピュータ等の機器を、複数の長尺
多芯ケーブルにより電気的に接続することにより、プラ
ント現場のプラント運転状況を遠方監視中央制御室で監
視し、そのプラント運転を遠隔制御するようになってい
る。
【0003】これら長尺多芯ケーブルは、その長さが例
えば50mの長尺である上に、ピンの本数が100本を
超える多芯であり、しかも、0.1A〜1A等比較的大
きい電流を流すものであり、ケーブル本体の両端には、
左右一対のコネクタをそれぞれ接続している。
【0004】しかし、これら多芯ケーブルを現場で配線
する際には、その一対のコネクタが邪魔になり、配線作
業性が低下するので、まず、ケーブル本体のみを現場で
配線し、しかる後、これらケーブル本体の左右端の両現
場において、左右一対のコネクタをそれぞれ接続してい
る。
【0005】しかしながら、これら配線現場は一般に狭
い上に、暗いなど作業環境が必ずしも良好ではなく、さ
らに作業が急がれるために、左右一対のコネクタ同志の
ピンの位置(ピン番号)を相違して接続したり、その接
続不良を生ずる場合がある。
【0006】そこで、これら左右一対のコネクタのピン
位置が左右で正しく一致しているか否か、つまり誤接続
の有無と、各コネクタとケーブル本体の多芯線とが確実
に接続されているか否かの導通試験を行う必要がある。
【0007】従来は、この種の導通試験を行う場合は、
まず、少なくとも2人の作業員を左右一対のコネクタの
ある両現場にそれぞれ配置し、その一方のコネクタ側を
給電側とする一方、他方のコネクタ側を受電側とする。
【0008】次に、給電側のコネクタの例えば1番ピン
から最終ピンまで全ての給電端子を差し込み、順次給電
する。
【0009】この時、他方の受電コネクタ側ではブレス
ト等の作業用電話で連絡をとって同期をとりながら、そ
の給電順序に従って1番ピンから最終ピンまでに、例え
ばテスターやブザーのテストジャックをピンに差し込
み、そのテスターの針の振れやブザーの鳴動の有無を順
次確認して行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の長尺多芯ケーブルの検査方法では、相互に離
れた2カ所の現場でブレストにより通話をしながら、1
番ピンから最終ピンまで順次同期をとりながら、給電と
受電の確認を順次行うので、ブザーが鳴動するのを確認
するタイミングのずれにより、左右のピン位置のずれを
誤って検出してしまうという人為的ミスがあり、必ずし
も精度が高くない。
【0011】また、給、受電両コネクタのピンは例えば
100本を超える多ピンであり、これを順次手作業で給
電し、その受電を確認するために、その作業性が低い上
に、これら多ピンが密集しているので、給電プローブや
ブザーなどのテストジャックの差し違い等の作業ミスを
生じ易く、さらに精度を低くしている。
【0012】さらに、ブレストの通話確認の作業員の誤
解等による人為的ミスも発生しやすい。
【0013】そこで、本発明はこのような事情を考慮し
てなされたもので、その目的は長尺多芯ケーブルの導通
と誤接続の有無の検査の精度と、その検査作業性を大幅
に高めることができる多芯ケーブルの接続確認装置およ
びその使用方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、検査対象の多
芯ケーブルの検査結果を視覚上3重に表示すると共に、
聴覚でも確認し得るようにしたものであり、次のように
構成される。
【0015】本願の請求項1に記載の発明(以下、第1
の発明という)は、多芯ケーブル本体の両端に多ピンコ
ネクタをそれぞれ接続してなる検査対象の多芯ケーブル
におけるこれら両コネクタをそれぞれ着脱自在に接続せ
しめる給電側コネクタおよび受電側コネクタと、前記給
電側コネクタの全ピンのうち、給電すべきピンを選択す
る給電ピン選択器と、前記受電側コネクタの全ピンのう
ち、前記給電ピン選択器により選択された前記給電ピン
と同一番号の受電ピンをこの給電ピン選択器に連動して
選択する受電ピン選択器と、この受電ピン選択器により
選択された受電ピンの通電の有無を判定する判定器と、
この判定器からの判断結果を表示する判定表示器と、こ
の判定器からの判断結果を警報音で表す警音器と、前記
受電側コネクタの全ピンのうち、受電したピンの番号を
表示するピン番号表示器と、前記受電側コネクタで受電
したピンの位置を表示するピン位置表示器とを有するこ
とを特徴とする。
【0016】また、本願の請求項2に記載の発明(以
下、第2の発明という)は、請求項1記載の多芯ケーブ
ルの接続確認装置における一対の給電、受電コネクタの
一方に、検査対象の多芯ケーブルの一方のコネクタを接
続する一方、前記給・受電コネクタの他方に、多芯ケー
ブルの本体とその両端のコネクタとが正しく接続されて
いるリターン用の多芯ケーブルの一方のコネクタを接続
し、このリターン用と前記検査対象の両多芯ケーブルの
他方のコネクタどうしをこれらのピン番号を相互に一致
させて接続し、この検査対象の多芯ケーブルの本体と一
対のコネクタとの導通と、これら一対のコネクタどうし
の誤接続の有無を検査することを特徴とする。
【0017】
【作用】
<第1の発明>まず、接続確認装置の1対の給、受電側
コネクタに、検査対象の多芯ケーブルの両端の1対のコ
ネクタをそれぞれ接続する。
【0018】次に、給電ピン選択器により、給電しよう
とするピンを例えば1番ピンから最終ピンまで順次選択
して順次給電する。
【0019】このとき、受電ピン選択器は給電ピン選択
器に連動して、この給電ピン選択器により選択されたピ
ンと同一番号の受電ピンを同時に選択している。
【0020】したがって、この多芯ケーブルの左右一対
のコネクタの1番ピン同志が正しく接続されていると、
これら1番ピン同志の間に所定の電圧が発生する。
【0021】そこで、この電圧を判定器により検出し、
その判定結果が判定表示器により視覚で表示されると共
に、警音器により音の有無で表わされる。
【0022】したがって、給電側と受電側の両ピン選択
器で同時選択された左右一対のコネクタの同一番号ピン
を判定表示器による視覚と、警音器による聴覚とにより
2重に確認することができる。
【0023】このため、人為的な確認ミスを大幅に低減
することができる。
【0024】また、受電側コネクタで受電したピンはそ
のピン番号がピン番号表示器により視覚で表示されると
共に、そのピン位置がピン位置表示器により視覚で2重
に表示されるので、受電したピンの番号と位置の誤認を
防止することができるので、一層人為的ミスを低減して
検査精度を高めることができる。
【0025】さらにまた、給、受電側の両ピン選択器に
より選択された一対のピンどうしで導通がない場合で
も、受電側コネクタで受電したピンの番号とその位置が
ピン番号表示器とピン位置表示器とによりそれぞれ視覚
で表示されるので、左右一対のコネクタで不一致のピン
番号の両者を給電側ピン選択器の選択ピン目盛と、ピン
番号表示器およびピン位置表示器とにより検出すること
ができる。つまり、給、受電側コネクタで接続されてい
るピンを検出することができる。
【0026】そして、接続確認装置の給、受電側コネク
タに、検査対象の多芯ケーブルの左右一対のコネクタを
任意に接続し、給電側ピン選択器により給電ピンを順次
選択することにより、この多芯ケーブルの全ピンの導通
の有無と、左右一対のコネクタの誤接続の有無を検査し
て、確認できるので、その検査作業を簡単且つ迅速、確
実に行うことができ、その検査作業性を大幅に高めるこ
とができる。
【0027】<第2の発明>多芯ケーブルの接続確認装
置の給、受電側コネクタの一方に接続された検査対象の
多芯ケーブルの一対のコネクタの他方を、リターン用多
芯ケーブルにより接続確認装置の他方のコネクタ側に戻
すので、この接続確認装置を設置している1カ所におい
て、少なくとも1人の作業員により検査対象の多芯ケー
ブルの導通と誤接続の有無の検査を高精度で簡単且つ迅
速に行うことができ、その作業性を大幅に高めることが
できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1、図2に基いて
説明する。なお、図2中、図1で示す部分と共通する部
分には同一符号を付している。
【0029】図1は本願第1の発明の一実施例の全体構
成図であり、図において、接続確認装置1は例えばプロ
セスプラント等のプラント現場と遠方監視中央制御室等
との間に配線された多芯ケーブル2の導通と、その両端
の左右一対のコネクタ2b,2cどうしの誤接続の有無
等を検査するものであり、多芯ケーブル2はそのケーブ
ル本体2aの多芯線2a1〜2anの各両端にそれぞれ
接続された左右一対のコネクタ2b,2cとを、そのピ
ン番号を左右で一致させて接続しているものである。
【0030】接続確認装置1は図2にも示すように偏平
箱状のケーシング1aの一側壁に、多芯ケーブル2の一
対のコネクタ2b,2cの各凹ピンにそれぞれ着脱自在
に接続される給電側コネクタ3と受電側コネクタ4と
を、その接合面を外方に若干突出させた状態で固着して
いる。
【0031】ケーシング1a内には例えばロータリスイ
ッチのピンセレクタースイッチ5の本体、判定器6、導
通表示器7、導通ブザー8、ピン番号表示器9およびピ
ン位置表示器10をそれぞれ内蔵している。
【0032】給、受電側コネクタ3,4は例えば104
本の多数の凸ピンをコネクタ本体の接合面に、たとえば
26行4列でマトリクス状に配列して植設しており、給
電側コネクタ3の内面はこれらの各凸ピンにそれぞれ電
気的に接続された多芯線11a…11n(nは整数)を
介してピンセレクタースイッチ5の給電ピンセレクター
スイッチ5Aの複数の出力側接点にそれぞれ電気的に接
続されている。
【0033】ピンセレクタースイッチ5は、給電ピンセ
レクタースイッチ5Aと受電ピンセレクタースイッチ5
bとを連動自在に連結しており、給電ピンセレクタース
イッチ5Aのつまみ5Cを、ケーシング1aの前面壁よ
り外方へ突出させる一方で、受電ピンセレクタースイッ
チ5Bの全体をケーシング1a内に内蔵している。
【0034】ピンセレクタースイッチ5は給電側コネク
タ3の全ピンの内で給電すべきピンを給電ピンセレクタ
ースイッチ5Aにより1番ピンから例えば104番の最
終ピンまで順次選択すると、これに連動して、給電ピン
セレクタースイッチ5Aにより選択された給電ピンと同
一番号の受電ピンを、受電側コレクタ4の全ピンの内か
ら選択するようになっている。
【0035】したがって、ピンセレクタースイッチ5の
つまみ5Cを操作することにより、同一番号の給電ピン
と受電ピンとを同時に選択することができる。
【0036】給、受電側ピンセレクタースイッチ5A,
5Bの両入力端子間にはこの両端子間の電圧の有無を検
出して導通の有無を判定する導通判定器6を接続し、こ
の導通判定器6には電源をオンオフ制御するパワースイ
ッチ12と、導通判定器6で判定した結果を表示する判
定表示器7と、警音器である導通ブザー8とを接続して
いる。
【0037】導通判定器6は給、受電ピンセレクタース
イッチ5A,5Bの両共通端子間の電圧を検出したとき
に、判定表示器7を消灯させる一方で、導通ブザー8を
鳴らして導通があったことを表示するようになってい
る。
【0038】また、給、受電ピンセレクタースイッチ5
A,5Bの両共通端子間の電圧を検出しなかったとき
に、判定表示器7を点灯させる一方で導通ブザー8を鳴
らさないようにしている。
【0039】判定表示器7はたとえば、所要色で発光す
るランプと、導通「無し」等を記入した透明アクリル板
などの表示板よりなり、導通がないときに「無し」の表
示板を点灯させるようになっている。導通ブザー8は導
通が検出されたときに、その都度鳴るようになってい
る。
【0040】一方、受電側コネクタ4の各凸ピンには図
2にも示すように多芯線13a〜13nを介して受電ピ
ンセレクタースイッチ5Bの各切換接点とピン番号表示
器9と、ピン位置表示器10とにそれぞれ並列に接続さ
れている。
【0041】ピン番号表示器9は受電側コネクタ4の全
ピンの内で受電したピンの電流を受けて、その全ピンの
番号をデジタルで表示するものである。
【0042】また、ピン位置表示器10は検査しようと
する多芯ケーブル2の両コネクタ2b,2cを凹(又は
凸)ピンのマトリクス配列を平面的に表示するために、
各ピンに対応する箇所に発光ダイオードや豆ランプなど
の小型発光素子10aをケーシング1aの例えば表面上
に埋設したものであり、受電ピンの位置にある発光素子
10aを点灯させて、その位置を表示するようになって
いる。なお、図1では図示の都合上、ピンセレクタース
イッチ5を1台のみ図示しているが、このピンセレクタ
ースイッチ5をピンの列に対応して複数台設けてもよ
い。
【0043】なお、図1中、符号14はリードプラグで
あり、ケーシング1a内に内蔵された例えば6Vの内部
電源15に、リード線を介して電気的に接続されている
が、リードプラグ14は検査対象の多芯ケーブル2の給
電側コネクタ2bの複数の凹ピン内に差し込み、所要の
電流を給電するものであり、従来例と同様のものであ
る。
【0044】次に本実施例の使用方法の一例を説明す
る。
【0045】まず、図1に示すように、接続確認装置1
の給、受電コネクタ3,4に、これから検査しようとす
る長尺多芯ケーブル2の左右一対のコネクタ2b,2c
をそれぞれ嵌合させて接続する。
【0046】次に、給電コネクタ3の全ピンを例えば1
番から最終の104番ピンまで順次選択するために、ピ
ンセレクタースイッチ5のつまみ5Cを操作して、ま
ず、1番ピンを選択する。
【0047】ここで、パワースイッチ12をオンにする
と、導通判定器6を介して所定値のテスト電流が給電ピ
ンセレクタースイッチ5Aを介して給電側コネクタ3の
1番ピンに通電される。
【0048】このために、テスト電流は図1中矢印に示
すように1番ピンから、この給電側コネクタ3に嵌合さ
れた多芯ケーブル2の一方のコネクタ2bの1番ピン
、そのケーブル本体2aの多芯線2a1〜2anのい
ずれか一本、他方のコネクタ2bのいずれかの1ピン、
受電側コネクタ4の多芯線13a〜13nのいずれか1
本をそれぞれ経て、受電ピンセレクタースイッチ5b
と、ピン番号表示器9とピン位置表示器10とにそれぞ
れ並行に流入する。
【0049】ここで、受電ピンセレクタースイッチ5b
は常に給電ピンセレクタースイッチ5Aに連動して1番
ピンを選択しているので、この給、受電ピンセレクター
スイッチ5A,5Bの導通端子間で導通判定器6が電圧
を検出すると、導通ありと判定して導通ブザー8を鳴ら
し、判定表示器7の消灯状態を保持させる。
【0050】一方、ピン番号表示器9は受電側コネクタ
4の受電ピンの嵌合を通じて例えば「1」と表示して1
番ピンを表示し、ピン位置表示器10は1番ピンに位置
する発光素子を点灯させて1番ピンの位置を表示する。
【0051】したがって、多芯ケーブル2の左右一対の
コネクタ2b,2cの両1番ピン同志が芯線を介して正
しく接続されていることを、導通ブザー8の鳴動による
聴覚と、ピン番号表示器9およびピン位置表示器10に
よる2重の視覚とにより作業員が確認することができ
る。
【0052】したがって、この確認をミスするという人
為的ミスをほどんど防止することができる。
【0053】また、ピンセレクタースイッチ5のつまみ
5Cの回転操作により多芯ケーブル2の給電しようとす
るピンと、受電ピンとを迅速かつ確実に選択できるの
で、検査作業の簡単化と、迅速化とをはかることができ
る上に、操作ミスを防止することができる。
【0054】さらに、本実施例は従来例のように多芯ケ
ーブル2の両端側のたとえばプラント現場と遠方監視中
央制御室とに作業員を少くとも1人ずつ配置し、その両
側で相互で連携をとりながら、作業を進める必要がな
く、多芯ケーブル2の一端側の現場で1人の作業員によ
り検査できる上に、従来例の2人の作業員の確認ミス等
による人為ミスも防止することができ、検査精度を大幅
に高めることができる。
【0055】一方、導通判定器6が電圧を検出しないと
きは、判定表示器7の「無し」が点灯する一方、導通ブ
ザー8が鳴らない。したがって、給電側の1番ピンと受
電側の1番ピンとが断線しているか、あるい、給、受電
側ピンのピン番号が相互に不一致で誤接続されているこ
ととなる。この場合は受電ピンのピン番号がピン番号表
示器9に表示されるとともに、ピンの位置がピン位置表
示器10にそれぞれ表示される。
【0056】したがって、給電側の1番ピンが、番号表
示器9とピン位置表示器10とに表示されている受電側
のピンに誤って接続されていることを検出確認すること
ができる。しかも、その確認をピン番号表示器9とピン
位置表示器10とにより視覚上2重に確認することがで
きるので、人為的な確認ミスを未然に防止することがで
きる。
【0057】図2は接続確認装置1の他の使用方法を示
しており、これは検査対象の多芯ケーブル2が配線され
た例えば遠方監視中央制御室とプラント現場等の離れた
2地点A,Bの一方、例えばA地点の1地点でこの多芯
ケーブル2の導通と誤接続の有無を検査しようとするも
のである。
【0058】つまり、接続確認装置1の給、受電側コネ
クタ3,4の一方、例えば給電コネクタ3に、検査しよ
うとする多芯ケーブル2の一方のコネクタ2bをA地点
で接続し、その他方のコネクタ2cに、B地点にて連絡
ケーブル16を介してリターン用多芯ケーブル17を接
続している。
【0059】リターン用多芯ケーブル17はその両端の
左右一対のコネクタ17b,17c同志のピン番号を相
互に正しく一致させて、ケーブル本体17aに確実に接
続していることが既に証明されているものであり、検査
対象の多芯ケーブル2と同様に、A,B地点間に配線さ
れているものである。その一方のコネクタ17cはA地
点で接続確認装置1の受電側コネクタ4に接続されてい
る。
【0060】連絡用ケーブル16もその両端の一対のコ
ネクタ16b,16c同志のピン番号を相互に一致させ
てケーブル本体16aに確実に接続させていることが証
明されているものであり、B地点において、一方のコネ
クタ16bを、検査対象の多芯ケーブル2の一方のコネ
クタ2cに接続し、他方のコネクタ16cをリターン用
多芯ケーブル17の他方のコネクタ17bに接続してい
る。
【0061】つまり、検査対象の多芯ケーブル2のB地
点のコネクタ2cは、連絡用ケーブル14とリターン用
多芯ケーブル17をそれぞれ介してA地点にもどされて
いる。
【0062】したがって、接続確認装置1を前記実施例
と同様の手順で操作することにより、検査対象の多芯ケ
ーブル2の左右一対のコレクタ2b,2c同志がピン番
号を相互に一致させて、正しく、かつ確実に接続されて
いるか否かを、A地点の1地点で例えば1人の作業員に
より検査することができる。
【0063】つまり、従来例のようにA,B地点に作業
員をそれぞれ配置して、両作業員が電話などで相互に連
絡をとりながら、作業する必要がないので、その検査作
業を簡単かつ迅速、低コストで行うことができる上に、
両作業員の連絡ミスや誤解などに起因する人為ミスを未
然に防止し、検査精度を高めることができる。
【0064】なお、前記各実施例では接続確認装置1の
一対のコレクタ3,4が凸ピンで、検査対象の多芯ケー
ブル2の一対のコネクタ2b,2cが凹ピンであり、し
かもこれらピンの本数が104本の場合について説明し
たが、本発明はそのピンの凹凸や本数に限定されるもの
ではなく、適宜変更することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本願第1の発明は、
接続確認装置の給電ピン選択器により、検査対象の多芯
ケーブルの給電コネクタピンの全てを順次選択すること
により、その給電ピンに接続された受電コネクタピンの
導通の有無を、判定表示器とピン番号表示器と、ピン位
置表示器とにより視覚上3重に表示すると共に、導通ブ
ザーによる聴覚とにより確認することができるので、そ
の確認についての人為ミスを防止して検査精度を高める
ことができる。
【0066】また、多芯ケーブルの導通試験時の受電側
コネクタピンは、そのピン番号をピン番号表示器により
表示すると共に、ピンの位置をピン位置表示器による表
示するので、検査対象の多芯ケーブルの左右一対のコネ
クタがこれらのピン番号が一致しているか否か、また、
左右一対のコネクタが正しく接続されているか否かを視
覚上2重にチェックできるので、人為ミスを大幅に低減
することができる。
【0067】さらに、左右一対のコネクタのピン番号が
一致していないときにもピン番号表示器とピン位置表示
器とにより視覚上2重にチェックすることができる。
【0068】また、第2の発明は、検査対象の多芯ケー
ブルの一方のコネクタを接続確認装置の一方のコネクタ
に接続する一方、この多芯ケーブルの他方のコネクタを
リターン用多芯ケーブルにより、接続確認装置を設置し
ている地点に戻して接続するので、検査対象の多芯ケー
ブルの両端側に作業員をそれぞれ配置する必要がなく、
接続確認装置を設置した1カ所で導通検査と左右一対の
コネクタの誤接続の有無を簡単且つ迅速に検査すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明に係る多芯ケーブルの接続確認
装置の一実施例の構成図。
【図2】本願第2の発明に係る多芯ケーブルの接続確認
装置の使用方法の一実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1 接続確認装置 1a ケーシング 2 検査対象の多芯ケーブル 2a ケーブル本体 2b,2c 一対のコネクタ 3 給電側コネクタ 4 受電側コネクタ 5 ピンセレクタースイッチ 5A 給電ピンセレクタースイッチ 5B 受電ピンセレクタースイッチ 6 導通判定器 7 判定表示器 8 導通ブザー 9 ピン番号表示器 10 ピン位置表示器 14 リードプラグ 16 連絡ケーブル 16b,16c 一対のコネクタ 17 リターン用多芯ケーブル 17b,17c 一対のコネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多芯ケーブル本体の両端に多ピンコネク
    タをそれぞれ接続してなる検査対象の多芯ケーブルにお
    けるこれら両コネクタをそれぞれ着脱自在に接続せしめ
    る給電側コネクタおよび受電側コネクタと、前記給電側
    コネクタの全ピンのうち、給電すべきピンを選択する給
    電ピン選択器と、前記受電側コネクタの全ピンのうち、
    前記給電ピン選択器により選択された前記給電ピンと同
    一番号の受電ピンをこの給電ピン選択器に連動して選択
    する受電ピン選択器と、この受電ピン選択器により選択
    された受電ピンの通電の有無を判定する判定器と、この
    判定器からの判断結果を表示する判定表示器と、この判
    定器からの判断結果を警報音で表す警音器と、前記受電
    側コネクタの全ピンのうち、受電したピンの番号を表示
    するピン番号表示器と、前記受電側コネクタで受電した
    ピンの位置を表示するピン位置表示器とを有することを
    特徴とする多芯ケーブルの接続確認装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多芯ケーブルの接続確認
    装置における一対の給電、受電コネクタの一方に、検査
    対象の多芯ケーブルの一方のコネクタを接続する一方、
    前記給・受電コネクタの他方に、多芯ケーブルの本体と
    その両端のコネクタとが正しく接続されているリターン
    用の多芯ケーブルの一方のコネクタを接続し、このリタ
    ーン用と前記検査対象の両多芯ケーブルの他方のコネク
    タどうしをこれらのピン番号を相互に一致させて接続
    し、この検査対象の多芯ケーブルの本体と一対のコネク
    タとの導通と、これら一対のコネクタどうしの誤接続の
    有無を検査することを特徴とする多芯ケーブルの接続確
    認装置の使用方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6791336B2 (en) 2000-04-21 2004-09-14 H. Youval Krigel Apparatus and method for validating wiring diagrams and creating wirelists
KR100618127B1 (ko) * 2004-04-09 2006-08-31 이재진 심선대조기
CN102788928A (zh) * 2012-08-25 2012-11-21 桐城信邦电子有限公司 电连接器退插针自动检验机

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