JPH0618578Y2 - 乳化分散機 - Google Patents

乳化分散機

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JPH0618578Y2
JPH0618578Y2 JP1992033566U JP3356692U JPH0618578Y2 JP H0618578 Y2 JPH0618578 Y2 JP H0618578Y2 JP 1992033566 U JP1992033566 U JP 1992033566U JP 3356692 U JP3356692 U JP 3356692U JP H0618578 Y2 JPH0618578 Y2 JP H0618578Y2
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JP
Japan
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disperser
cooling
chamber
pipe
casing
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JP1992033566U
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JPH0537333U (ja
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豊美 西
義治 入内嶋
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】駆動モータハウジングと分散機ケ
ーシングとを備え、分散機ケーシング内に分散室を形成
し、分散室内に駆動モータで駆動される分散機のロータ
を収納し、分散機ケーシングにステータを設け、駆動モ
ータハウジングと分散機ケーシングと前記駆動モータの
出力軸に設けたメカニカルシールの外周とにそれぞれ分
散室冷却室とモータ冷却室とシール冷却室とを設けた乳
化分散機に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータとステータとの間に剪断隙間を設
け、異種の液体を剪断隙間で剪断して分散乳化させる乳
化分散機は知られている。
【0003】かかる分散機においては、従来、駆動部に
増速機を設けていたため、駆動モータは低速、空冷で水
冷配管は不要であったが、メカニカルシールおよび分散
室は水冷を行っており、それぞれ別個の冷却系が設けら
れていた。
【0004】近時、乳化分散機の小形化、高能率化を図
るため、前記の増速機を廃し、直接高速モータで駆動す
るようになっている。そのため、モータも水冷式とな
り、前記の分散室、メカニカルシールの冷却系にモータ
の冷却系が追加され、冷却系の外部配管が複雑になる欠
点が生じてきた。
【0005】したがって、モータ冷却室、分散室冷却室
およびシール冷却室には、1つの冷却系で冷却水と給排
水することが望まれるが、処理すべき原料によっては上
水道の漏洩が許容されない場合があり、また冷却ではな
くて分散室を加温する必要が生ずる場合もある。
【0006】それ故に、処理すべき原料によって乳化分
散機を設計することが望ましいが、それでは多数の乳化
分散機を必要とし無駄である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、一台で各種の処理原料に適用できる乳化分散機を
提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、駆動モ
ータハウジングと分散機ケーシングとを備え、分散機ケ
ーシング内に分散室を形成し、分散室内に駆動モータで
駆動される分散機のロータを収納し、分散機ケーシング
にステータを設け、駆動モータハウジングと分散機ケー
シングと前記駆動モータの出力軸に設けたメカニカルシ
ールの外周とにそれぞれ分散室冷却室とモータ冷却室と
シール冷却室とを設けた乳化分散機において、前記駆動
モータハウジングの反対側の前記分散機ケーシングに冷
却水供給口および冷却水排出口を有するカバーが設けら
れ、前記カバーの冷却水供給口および冷却水排出口はそ
れぞれ前記各冷却室に冷却水を送る分配管と前記各冷却
室からの冷却水を排水する合流管に接続され、前記分配
管および合流管は前記分散室冷却室を貫通して着脱自在
に設置され、前記シール冷却室は、分散機ケーシングを
半径方向に延びる一対の第1の通路を有し、それらの第
1の通路の出口はプラグで閉止され、かつそれらの通路
はそれぞれ前記分配管および合流管が貫通する部分に環
状通路を有し、さらに前記分配管の下流側および前記合
流管の上流側にはそれぞれ分散機ケーシングを半径方向
に延びて端部がプラグで閉鎖される第2の通路が設けら
れている。
【0009】
【作用効果の説明】したがって、各冷却室の冷却水を上
水道で共用できる場合、例えば原料にメニカルシールの
シール冷却室の上水道が僅かながら混入してもよい場合
は第1および第2の通路の端部をそれぞれプラグで閉鎖
して分配管に流入した冷却水を分散機冷却室、シール冷
却室およびモータ冷却室を並列的に冷却し、そして合流
管から排出される。
【0010】それ故に外部配管としては流入側と流出側
との2本の配管で足り、配管が簡単化できる。
【0011】原料が上水道と混合してはならない場合に
は、シールの冷却は原料で行わねばならない。このとき
にカバーを取りはずし合流管および分配管を取り出し
て、モータ冷却室とは連通するが、シール冷却室とは連
通しない別のものを取付けて、シール冷却室の第1の通
路のプラグを取りはずし、そこに冷却材としての原料を
供給する。
【0012】すると、冷却用の原料は分配管の周囲の環
状通路を通ってシール冷却室にはいり、メカニルシール
を冷却し、次いで合流管の周囲の環状通路を通って排出
される。したがって、このような場合に分配管および合
流管を取りかえて、プラグを2箇所はずして冷却配管を
接続すればよい。
【0013】さらに分散室冷却室を加温する必要がある
場合は、前記と同様にカバーを取りはずし、分散室冷却
室のみに連通し、他の冷却室とは連通しない。さらに別
の分配管および合流管を取付け、第1の通路および第2
の通路のプラグを取りはずす。そしてカバーの流入口に
は加温水を流入させ、第1および第2の通路にはそれぞ
れ冷却水又は原料を導入する。このようにすれば分散室
を加温することができる。
【0014】したがって、本考案によれば原料による各
冷却室への液体の流れを1台の乳化分散機で対処でき、
汎用性のある乳化分散機を得ることができる。
【0015】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0016】図1において、全体を符号1で示す駆動モ
ータは、回転子2、固定子3、モータハウジング4、軸
受5、6および出力軸7からなり、モータハウジング4
の外殻と固定子3との間には、固定子3のコイルを冷却
する環状のモータ冷却室Aが画成されている。
【0017】その出力軸7の端部にはロータ8が固設さ
れ、そのロータ8に対向してステータ9が分散機ケーシ
ング10に固設されている。これらロータ8とステータ
9との間には本出願人による特開昭63−49239号
公報に示すように、剪断隙間Crが形成され、吸込カバ
ー11の吸込口Msから供給された異種の液体原料Mを
この剪断隙間Crで剪断して乳化分散させ分散室12を
経て原料吐出口Mdより排出するようになっている。従
ってロータ8およびステータ9には分散を能率的に行う
ための階段状の段差部TsおよびTrと、歯状の凹部1
3および14とが設けられている。そして、分散機ケー
シング10の外殻と分散室12との間には、剪断によっ
て生じる原料の発熱を抑える環状の分散冷却室Bが画成
されている。
【0018】また、出力軸7のモータ1と分散室12と
の間の部分には、メカニカルシール15が設けられ、分
散室12内の原料Mがモータ1側へ洩れるのを防ぐよう
になっている。そのメカニカルシール15の外周には、
メカニカルシール15の発熱した摺動部を冷却する環状
のシール冷却室Cが画成されている。
【0019】次いで図2も参照して冷却水路を説明す
る。分散機ケーシング10には冷却室Bを貫通する円筒
管すなわち分配管16が設けられている。その分配管1
6の一方の端部は吸込カバー11の冷却水供給口CW1
に連通され、他方の端部はオリフィスORaを介して冷
却室Aに連通され、また充分に大きいポート17と分配
管16を囲む環状通路16aとを介して冷却室Cに連通
されている。そして、分配管16の冷却室Bに露出した
部分には、複数個(図示の例では8個)のオリフィスO
Rbが設けられている。この分配管16には冷却水供給
口CW1から例えば圧力1〜3kgf/cm2 の上水道
水が供給され、オリフィスORbから適量噴出し、冷却
室B内に均一に流出し分散室12を囲む分散機ケーシン
グ10を冷却し、また冷却室C内の圧力は、下流の合流
量18を囲む環状通路18aの部分に設けられたオリフ
ィスORcにより1〜3kgf/cm2 に保持され、か
つ適量が流出するようになっている。
【0020】分散機ケーシング10には分配管16に対
称的に合流管18が設けられ、冷却室A、BおよびCか
らの戻りの冷却水がそれぞれ充分に大きいポート19、
20およびオリフィスORcを介して流入し、吸込カバ
ー11の冷却水排出口CW2から排出されるようになっ
ている。なお、図中符号21、22は環状通路16a、
18aを外部に連通する第1の通路16b、18bを閉
止するプラグ、23、24は冷却室Aを外部に連通する
第2の通路A1、A2を閉止するプラグである。
【0021】このような構成において、分配管16およ
び合流管18が分散機ケーシング10に設けられている
ので、3系統(モータ冷却系、分散室冷却系、メカニカ
ルシール冷却系)の冷却管路が入口、出口がそれぞれ1
箇所(CW1、CW2)で足り、外部配管が省略され
る。また、それぞれの系の水量調整はそれぞれオリフィ
スORa、ORbおよびORcにより行われ、流量調整
弁も不要となる。更に、オリフィスORa、ORbの位
置が比較的容積の大きい冷却室A、Bの入口側に設けら
れているので、冷却室A、Bの圧力は圧力の低い戻り管
路圧となり、冷却室A、Bの強度が低められ、軽量化さ
れる。
【0022】図3はメカニカルシール15の冷却液を独
立して供給するようにした場合の図である。すなわち、
原料M中に前述の上水道水が絶対に漏出してならない場
合に、原料Mと同質の液Fを冷却液として使用する。こ
の際、分配管16のポート17を閉止し、合流管18の
オリフィスORcを閉止し、プラグ21、22(図1)
を外し、液Fをプラグ21側から供給し、プラグ22側
から排出し、流量調整弁V1で流量を調整する。
【0023】図4は冷却室Bを加温に用い、シール冷却
室を原料で冷却し、モータ冷却室Aを冷却水で冷却する
例である。すなわち、分配管16のオリフィスORaお
よびポート17を閉止し、合流管18のポート19およ
びオリフィスORcを閉止し、冷却水供給口CW1から
加温水HWを供給し、冷却水排出口CW2から排出し、
モータ1の冷却は、プラグ23、24(第1図)を外
し、冷却水CWを流量調整弁V2を介してプラグ23側
から供給し、プラグ24側から排出して行う。
【0024】
【考案の効果】以上のごとく本考案によれば、カバーを
取りはずして分配管および合流管を目的に応じたものと
取り換え、第1および第2の通路のフラグを別の配管と
接続するだけで、(1)すべての冷却室を並列的に冷却
水で冷却する場合。
【0025】(2) シール冷却室を原料で冷却する場
合。
【0026】(3) 分散室冷却室を加温する場合。
【0027】に適用でき、したがって1台の乳化分散機
で各種の原料に適合させて、好適な乳化分散作業を行う
ことができる。それ故に乳化分散機に汎用性を与えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】本考案の使用の一態様を示す説明図。
【図3】本考案の別の使用の態様を示す説明図。
【図4】本考案のさらに別の使用の態様を示す説明図。
【符号の説明】
A・・・モータ冷却室 B・・・シール冷却室 C・・・分散室冷却室 1・・・駆動モータ 2・・・回転子 3・・・固定子 4・・・モータハウジング 7・・・出力軸 8・・・ロータ 9・・・ステータ 10・・・分散機ハウジング 11・・・吸込カバー 12・・・分散室 15・・・メニカルシール 16・・・分配管 18・・・合流管 16a、18a・・・環状通路 16b、18b・・・第1の通路 A1、A2・・・第2の通路 21、22、23、24・・・プラグ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータハウジングと分散機ケーシン
    グとを備え、分散機ケーシング内に分散室を形成し、分
    散室内に駆動モータで駆動される分散機のロータを収納
    し、分散機ケーシングにステータを設け、駆動モータハ
    ウジングと分散機ケーシングと前記駆動モータの出力軸
    に設けたメカニカルシールの外周とにそれぞれ分散室冷
    却室とモータ冷却室とシール冷却室とを設けた乳化分散
    機において、前記駆動モータハウジングの反対側の前記
    分散機ケーシングに冷却水供給口および冷却水排出口を
    有するカバーが設けられ、前記カバーの冷却水供給口お
    よび冷却水排出口はそれぞれ前記各冷却室に冷却水を送
    る分配管と前記各冷却室からの冷却水を排水する合流管
    に接続され、前記分配管および合流管は前記分散室冷却
    室を貫通して着脱自在に設置され、前記シール冷却室
    は、分散機ケーシングを半径方向に延びる一対の第1の
    通路を有し、それらの第1の通路の出口はプラグで閉止
    され、かつそれらの通路はそれぞれ前記分配管および合
    流管が貫通する部分に環状通路を有し、さらに前記分配
    管の下流側および前記合流管の上流側にはそれぞれ分散
    機ケーシングを半径方向に延びて端部がプラグで閉鎖さ
    れる第2の通路が設けられていることを特徴とする乳化
    分散機。
JP1992033566U 1992-05-21 1992-05-21 乳化分散機 Expired - Lifetime JPH0618578Y2 (ja)

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JP4966834B2 (ja) * 2007-11-30 2012-07-04 成雄 安藤 高圧均質化装置の冷却装置

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