JPH0618568Y2 - 汚染室内の汚染気体吸引浄化放出装置 - Google Patents
汚染室内の汚染気体吸引浄化放出装置Info
- Publication number
- JPH0618568Y2 JPH0618568Y2 JP3322388U JP3322388U JPH0618568Y2 JP H0618568 Y2 JPH0618568 Y2 JP H0618568Y2 JP 3322388 U JP3322388 U JP 3322388U JP 3322388 U JP3322388 U JP 3322388U JP H0618568 Y2 JPH0618568 Y2 JP H0618568Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- polluted
- purifying
- drum
- electromagnetic coupling
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は放射性物質を取扱う施設又はバイオ・ハザード
施設等で用いられ、該汚染室内を負圧状態に維持すると
共に該室内の汚染気体を吸引浄化して放出する装置に係
る。
施設等で用いられ、該汚染室内を負圧状態に維持すると
共に該室内の汚染気体を吸引浄化して放出する装置に係
る。
(従来の技術) 上記放出装置としては従来第5図および第6図で示すよ
うに機筐a内に浄化用フィルターbを設け、該フィルタ
ーbの二次側における機筐a内下部に連通して形成した
排気塔cの基部内に排気ファンdを設けて機筐a外部に
設置したモータeによりベルト機構fを介して駆動運転
していた。
うに機筐a内に浄化用フィルターbを設け、該フィルタ
ーbの二次側における機筐a内下部に連通して形成した
排気塔cの基部内に排気ファンdを設けて機筐a外部に
設置したモータeによりベルト機構fを介して駆動運転
していた。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のものは排気ファンdおよびその駆動機構であ
るモータeおよびベルト機構fは機筐aの外側に位置し
て設けられるから多くの設置面積を必要とし、且つ排気
ファンdの軸受部がダクトを貫通して直接大気中に露出
するからフィルタbに破損を生じた場合に汚染気体が該
軸受部から洩出し、又フィルタ設備を経た排気側の有隙
部からラドンを含む粒子の混在する外気が進入する虞れ
があり、このため浄化装置の排気側においてモニター装
置でα線を検出した際、これが浄化装置系統内で生じた
ものか、外部から進入したものかの判断がつかず、従っ
てモニター装置による放射性気体汚染物の正確な計測を
不能とする弊害を生ずる。
るモータeおよびベルト機構fは機筐aの外側に位置し
て設けられるから多くの設置面積を必要とし、且つ排気
ファンdの軸受部がダクトを貫通して直接大気中に露出
するからフィルタbに破損を生じた場合に汚染気体が該
軸受部から洩出し、又フィルタ設備を経た排気側の有隙
部からラドンを含む粒子の混在する外気が進入する虞れ
があり、このため浄化装置の排気側においてモニター装
置でα線を検出した際、これが浄化装置系統内で生じた
ものか、外部から進入したものかの判断がつかず、従っ
てモニター装置による放射性気体汚染物の正確な計測を
不能とする弊害を生ずる。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記に鑑み、吸引浄化放出設備の占有設備面積
を少なくし、排気用ファンとその駆動設備機構中の有隙
部分を機筺内に位置させて従来の不都合を解除したもの
で、内部に浄化用フィルタを装備した機筺内に、フィル
タの二次側に連通させて排気塔に連なる区画室を形成
し、該区画室内に排気用ファンを設けると共に区画室の
下方に設けた電磁カップリングの磁極に排気用ファンの
回転軸を連結し、電磁カップリングのドラムは機筐の下
部を閉塞した非磁性材の隔壁を介して磁極と対向させ、
該ドラムの駆動用モータを機筐外の直下位置に固設した
ことを特徴とし、更に電磁カップリングの励磁の大きさ
を変化させすべりを変えることにより排気ファンの回転
速度を、汚染気体吸引浄化放出装置と連通する汚染室内
の負圧状態を検出し、或いは汚染室から浄化放出装置に
通ずる排気路内の風量検出によって自動的に制御するこ
とを特徴とする。
を少なくし、排気用ファンとその駆動設備機構中の有隙
部分を機筺内に位置させて従来の不都合を解除したもの
で、内部に浄化用フィルタを装備した機筺内に、フィル
タの二次側に連通させて排気塔に連なる区画室を形成
し、該区画室内に排気用ファンを設けると共に区画室の
下方に設けた電磁カップリングの磁極に排気用ファンの
回転軸を連結し、電磁カップリングのドラムは機筐の下
部を閉塞した非磁性材の隔壁を介して磁極と対向させ、
該ドラムの駆動用モータを機筐外の直下位置に固設した
ことを特徴とし、更に電磁カップリングの励磁の大きさ
を変化させすべりを変えることにより排気ファンの回転
速度を、汚染気体吸引浄化放出装置と連通する汚染室内
の負圧状態を検出し、或いは汚染室から浄化放出装置に
通ずる排気路内の風量検出によって自動的に制御するこ
とを特徴とする。
(作用) 本考案による装置においては、フィルター(2)、排気用
ファン(3)とその駆動用電磁カップリング(6)およびモー
タ(8)は機筺(1)内又はその直下に位置させて装備したの
で、占有設置面積は縮減され、且つ排気用ファン(6)の
軸受等の有隙部分は密閉された機筺(1)内に位置させ、
連動機構として電磁カップリングを使用してそのドラム
と磁極との近接使用とにより機筺内の気密化を有利にし
て汚染域の隔離を確実にした。
ファン(3)とその駆動用電磁カップリング(6)およびモー
タ(8)は機筺(1)内又はその直下に位置させて装備したの
で、占有設置面積は縮減され、且つ排気用ファン(6)の
軸受等の有隙部分は密閉された機筺(1)内に位置させ、
連動機構として電磁カップリングを使用してそのドラム
と磁極との近接使用とにより機筺内の気密化を有利にし
て汚染域の隔離を確実にした。
(実施例) 本考案の実施例を第1図乃至第4図によって説明する。
(1)は上部給気口を連通路(10)によって汚染室Aと連通
させた機筺で、その内部上方にプレフィルタと高性能フ
ィルタとの2段のフィルタ(2)を設け、その下段フィル
タの二次側にラッパ状の案内筒(4a)で連通し、他側で排
気塔(5)に連通する区画室(4)を形成して、その内部に羽
根車型の排気ファン(3)を設けた。区画室(4)の下方には
更に磁極(6a)とドラム(6b)とから成る電磁カップリング
(6)を設けて、排気ファン(3)の回転軸(3a)を区画室(4)
の下壁を挿通して電磁カップリング(6)の磁極(6a)に連
結した。電磁カップリング(6)のドラム(6b)は機筺(1)の
底部を閉塞する非磁性材の隔壁(7)を介して磁極(6a)と
対向させ、該ドラム(6b)の駆動用モータ(8)は機筺(1)外
の直下位置に固設した。かくて磁極(6a)に通電励磁する
と共にモータ(8)によるドラム(6b)の回転により排気用
ファン(3)を所望の回転数で駆動し、汚染室A内の汚染
気体を機筺(1)内に吸引して浄化し排気塔(5)から放出す
るもので、磁極(6a)への通電励磁の大きさを可変調整す
ることにより排気用ファン(3)の回転数を任意に制御し
得られ、又第4図で示すように汚染室A内の負圧状態を
センサー(9)で検出し、或いは汚染室Aと機筺(1)との連
通路(10)内の風量をセンサー(11)で検出し、その検出信
号により排気ファン(3)の回転速度を自動制御し得るよ
うにした。
させた機筺で、その内部上方にプレフィルタと高性能フ
ィルタとの2段のフィルタ(2)を設け、その下段フィル
タの二次側にラッパ状の案内筒(4a)で連通し、他側で排
気塔(5)に連通する区画室(4)を形成して、その内部に羽
根車型の排気ファン(3)を設けた。区画室(4)の下方には
更に磁極(6a)とドラム(6b)とから成る電磁カップリング
(6)を設けて、排気ファン(3)の回転軸(3a)を区画室(4)
の下壁を挿通して電磁カップリング(6)の磁極(6a)に連
結した。電磁カップリング(6)のドラム(6b)は機筺(1)の
底部を閉塞する非磁性材の隔壁(7)を介して磁極(6a)と
対向させ、該ドラム(6b)の駆動用モータ(8)は機筺(1)外
の直下位置に固設した。かくて磁極(6a)に通電励磁する
と共にモータ(8)によるドラム(6b)の回転により排気用
ファン(3)を所望の回転数で駆動し、汚染室A内の汚染
気体を機筺(1)内に吸引して浄化し排気塔(5)から放出す
るもので、磁極(6a)への通電励磁の大きさを可変調整す
ることにより排気用ファン(3)の回転数を任意に制御し
得られ、又第4図で示すように汚染室A内の負圧状態を
センサー(9)で検出し、或いは汚染室Aと機筺(1)との連
通路(10)内の風量をセンサー(11)で検出し、その検出信
号により排気ファン(3)の回転速度を自動制御し得るよ
うにした。
(考案の効果) 本考案によるときは排気ファンを機筺内に設けて、その
軸受部を機筺内に位置させ、又その回転駆動用としてモ
ータによる電磁カップリングを使用すると共にその磁極
とドラムは隔壁を介して対向させたので、排気ファンと
その駆動機構に生ずる有隙部分は総て機筺内に包含され
て、これら有隙部によって機筺内が外部に連通すること
なく確実に気密状態となって外部と隔離することができ
るから、あやまって浄化装置から汚染気体が外部に漏洩
することを防止すると共に外部から外気の進入すること
を阻止し得るのでα線モニター装置による計測に障害を
与えることなく更に各機構装備並びに電磁カップリング
のモータは、機筺の軸線方向に沿って配置したので、装
置の占有設備面積を著しく減少し得る等の効果を有す
る。
軸受部を機筺内に位置させ、又その回転駆動用としてモ
ータによる電磁カップリングを使用すると共にその磁極
とドラムは隔壁を介して対向させたので、排気ファンと
その駆動機構に生ずる有隙部分は総て機筺内に包含され
て、これら有隙部によって機筺内が外部に連通すること
なく確実に気密状態となって外部と隔離することができ
るから、あやまって浄化装置から汚染気体が外部に漏洩
することを防止すると共に外部から外気の進入すること
を阻止し得るのでα線モニター装置による計測に障害を
与えることなく更に各機構装備並びに電磁カップリング
のモータは、機筺の軸線方向に沿って配置したので、装
置の占有設備面積を著しく減少し得る等の効果を有す
る。
第1図は本考案装置の実施例を示す裁断側面図、第2図
はその平面図、第3図は一部の拡大断面図、第4図は自
動制御装置を示す系統線図、第5図は従来例の裁断側面
図、第6図はその平面図である。 (1)……機筺、(2)……浄化用フィルタ (3)……排気ファン、(4)……区画室 (5)……排気塔、(6)……電磁カップリング (6a)……磁極、(6b)……ドラム (7)……隔壁、(8)……モータ (9)……負圧検出センサー、(10)……連通路 (11)……風量検出センサー、A……汚染室
はその平面図、第3図は一部の拡大断面図、第4図は自
動制御装置を示す系統線図、第5図は従来例の裁断側面
図、第6図はその平面図である。 (1)……機筺、(2)……浄化用フィルタ (3)……排気ファン、(4)……区画室 (5)……排気塔、(6)……電磁カップリング (6a)……磁極、(6b)……ドラム (7)……隔壁、(8)……モータ (9)……負圧検出センサー、(10)……連通路 (11)……風量検出センサー、A……汚染室
Claims (3)
- 【請求項1】汚染室内の汚染気体を機筐(1)内に装備し
た浄化用フィルタ(2)を経て排気用ファン(3)により吸引
放出する空気浄化放出装置において、内部に浄化用フィ
ルタ(2)を装備した機筐(1)内に、フィルタ(2)の二次側
に連通させて排気塔(5)に連なる区画室(4)を形成し、該
区画室(4)内に排気用ファン(3)を設けると共に区画室
(4)の下方に設けた電磁カップリング(6)の磁極(6a)に排
気用ファン(3)の回転軸(3a)を連結し、電磁カップリン
グ(6)のドラム(6b)は機筐(1)の下部を閉塞した非磁性材
の隔壁(7)を介して磁極(6a)と対向させ、該ドラム(6b)
の駆動用モータ(8)を機筐(1)外の直下位置に固設して成
る汚染室内の汚染気体吸引浄化放出装置。 - 【請求項2】請求項1の汚染気体吸引浄化放出装置を設
備した汚染室A内の負圧を検出し、その検出信号により
電磁カップリング(6)の磁極(6a)の励磁の大きさを変化
させ、ドラム(6b)間とのすべりを変えることにより排気
ファン(3)の回転速度を自動制御する負圧検出センサー
(9)を負圧室A内に設けて成る汚染室内の汚染気体吸引
浄化放出装置。 - 【請求項3】請求項1の汚染気体吸引浄化放出装置を設
備した汚染室Aと該吸引浄化放出装置の機筐(1)との連
通路(10)内の風量を検出し、その検出信号により電磁カ
ップリング(6)の磁極(6a)の励磁の大きさを変化させド
ラム(6b)間とのすべりを変えることにより排気ファン
(3)の回転速度を自動制御する風量検出センサー(11)を
設けて成る汚染室内の汚染気体吸引浄化放出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3322388U JPH0618568Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 汚染室内の汚染気体吸引浄化放出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3322388U JPH0618568Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 汚染室内の汚染気体吸引浄化放出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01139813U JPH01139813U (ja) | 1989-09-25 |
JPH0618568Y2 true JPH0618568Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31259881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3322388U Expired - Lifetime JPH0618568Y2 (ja) | 1988-03-15 | 1988-03-15 | 汚染室内の汚染気体吸引浄化放出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618568Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114033718B (zh) * | 2021-11-11 | 2022-11-25 | 中国原子能科学研究院 | 一种放射性气体风机及反应堆放射性气体捕集系统 |
-
1988
- 1988-03-15 JP JP3322388U patent/JPH0618568Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01139813U (ja) | 1989-09-25 |
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