JPH06185549A - 機械作動式ディスクブレーキ - Google Patents

機械作動式ディスクブレーキ

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JPH06185549A
JPH06185549A JP4303690A JP30369092A JPH06185549A JP H06185549 A JPH06185549 A JP H06185549A JP 4303690 A JP4303690 A JP 4303690A JP 30369092 A JP30369092 A JP 30369092A JP H06185549 A JPH06185549 A JP H06185549A
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JP
Japan
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piston
disc
brake
disc brake
pistons
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JP4303690A
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English (en)
Inventor
Angiolino Grillini
グリリーニ アンジョリーノ
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Bassano Grimeca SpA
Original Assignee
Bassano Grimeca SpA
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
    • B62L1/00—Brakes; Arrangements thereof
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
    • F16D55/22—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
    • F16D55/228—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a separate actuating member for each side
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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    • F16D65/16—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
    • F16D65/18—Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for drawing members together, e.g. for disc brakes
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 油圧作動式に比べ製作及び装着の点で経済的
であり，かつ摩耗均等化をなしうる完全機械作動式ディ
スクブレーキを提供する。 【構成】 このディスクブレーキは，円筒形シート９を
形成する開口をもつ固定本体２及び同１と，ブレーキシ
ューを構成するピストン１０，１１及び摩擦パッド１
２，１３と，ノッチ２１，２４及びボール２２，２３の
各組合せを介してピストン１０，１１を押圧するディス
ク１７，１８とから成り，牽引要素に結合され，ピスト
ン１０，１１に堅く結合される１対のアーム３０，３１
で構成する操作レバーを略中央に設け，ピストン１０，
１１間にブレーキディスクを挾持して配置する。牽引要
素を操作すれば，レバー即ちアームが回動し，ピストン
１０，１１が相互に近接する方向に移動し，摩擦パッド
１２，１３でブレーキディスクを挾持圧迫する。牽引要
素の操作を停止すれば，アーム３０，３１が弾性的に作
用して制動作用を解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、機械作動式ディスクブ
レーキに関し、特に、自転車，モーペッド，モータサイ
クルなどの二輪車用の機械作動式ディスクブレーキに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、ディスクブレーキは、ブ
レーキされるべき車輪に堅固に結合されたディスクを含
むものであって、このディスクに対し２つの対向する流
体作動式または機械作動式シューが押し付けられて摩擦
により車輪の運動エネルギーを吸収するものである。
【０００３】流体作動式ディスクブレーキは、実際に油
圧システムを設けるための必要性により、ある程度構造
が複雑になるという問題点を有する。
【０００４】機械作動式ディスクブレーキはドイツ特許
公開第２５２２６２５号，第３０４３７００号からおよ
びドイツ特許第１５３０５００号，第１６３０２４４号
および第２２２９４８１号から既知である。これらの書
類に記載のディスクブレーキにおいては作動レバーが設
けられており、該作動レバーは、ユーザにより回転され
たときに偏心要素またはねじを介してブレーキシューに
作用を与えるものである。シューが軸方向（たとえばデ
ィスクに対し直角方向）に移動されると、該シューはデ
ィスクの面に当接しかつ反作用によりディスクの他方の
面上に他方のシューを移動させ、これにより前記ディス
クはシューの間にクランプされてブレーキされる。この
種のブレーキは、作動レバーのストロークが２つのパッ
ドの軸方向運動を決定するので、このようなストローク
はかなり大きくまたパッドの摩耗が進行するとストロー
クは急激に大きくなるという厳しい問題点を有する。英
国特許第１５２８９６７号およびドイツ特許公開第２７
５４０９９号は、レバーが各シューと組み合わされて偏
心要素を介してそれぞれのシューに作用するところのデ
ィスクブレーキを開示している。これらのブレーキにお
いては、レバーが操作されたときパッドがディスク上で
半径方向と接線方向との成分を有する運動を行い、した
がって軸方向スラスト点がパッドの中心に一定せず、し
たがってパッドはくさび形状に摩耗し、これによりスラ
スト点の変位が増加してパッドの劣化が激しくなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的目的
は、その製作および取付の点で油圧作動式ディスクブレ
ーキよりも経済的な面でより有利になるような完全機械
作動式のディスクブレーキを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的は、機械作動式
ディスクブレーキが：開口を形成する固定本体であっ
て、ブレーキディスクが該開口内を貫通して回転しまた
２つの対向する同軸のそれぞれのシートが該開口の方向
に開いているところの該固定本体と；摩擦パッドを備え
かつ前記シート内を案内されるブレーキシューを構成す
るピストンと；１対のアームで構成されるブレーキ操作
レバーであって、各アームがそれぞれのピストンに堅固
に回転結合されかつ牽引要素に結合された端部を有する
ところの該ブレーキ操作レバーと；および前記ピストン
と前記本体との間に配置された手段であって、牽引要素
を操作することによってレバーが一回転方向に回転され
たときに前記ピストンを相互に接近する方向へ軸方向に
移動させて摩擦パッドをブレーキディスクと係合させる
ための該手段と；を含み、牽引要素の操作が停止したと
きにパッドをブレーキディスクから切り離す位置へ前記
ピストンを引き離すために前記ピストンに対し弾性的に
力を作用するように前記アームが形成されているような
機械作動式ディスクブレーキにより達成される。
【０００７】本発明のその他の利点および特徴は添付図
面に関する以下の説明から明らかになろう。
【０００８】
【実施例】図１−５において、符号１および２はブレー
キ本体を構成する２つのシュー要素を示す。要素２はね
じ４により要素１の隆起部分３に固定されている。隆起
部分３はシュー１および２の間に開口５を形成し、該開
口を貫通してブレーキディスク６が回転する。ブレーキ
の本体は要素１内にねじ込まれたねじ７により車両（自
転車，モーペッド，モータサイクル）の固定部分または
他の構造物に固定されており、したがってブレーキの中
心面Ａはディスク６の面と一致する。
【０００９】要素１および２の対向面内に２つの円筒形
シート８および９が形成され、該円筒形シート８および
９は面Ａに直角な軸Ｂに対して相互に同軸でありかつ開
口５の方向に開いている。
【００１０】２つの円筒形ピストン１０および１１がシ
ート８および９内において軸方向に案内されまた該２つ
の円筒形ピストン１０および１１はそれらの反対側の面
に摩擦パッド１２および１３を有し、該摩擦パッド１２
および１３はねじ１４および１５により固定されてディ
スク６の両側の面に作用するように設けられている。ピ
ストン１０および１１がシート８および９内に完全に挿
入されたときは摩擦パッドはディスク６に触れていな
い。ピストン１０および１１ならびにパッド１２および
１３はブレーキのブレーキシューを構成している。
【００１１】シート８および９の底部に当接するディス
ク１７および１８のためのシート１６および１６ａがピ
ストン１０および１１内で摩擦パッド１２および１３と
は反対側に形成されている。ディスク１７および１８は
シート８および９の底部に当接するそれらの面上に３つ
の半径方向溝１７ａ，１８ａを有し、シート８および９
の底部から突出するそれぞれの歯１９および１９ａが該
３つの半径方向溝１７ａ，１８ａと係合している。この
ようにディスク１７および１８は要素１および２に堅固
に回転結合されている。後に図６，７および８で説明す
るように、ディスク１７および１８の回転を防止するた
めに他の手段を提供することももちろん可能である。
【００１２】ピストン１０に隣接するディスク１７の面
に１組の３つのノッチ２０が形成されており；前記ノッ
チは軸Ｂの周りに等間隔に配置されかつ伸長している。
見る方向として軸Ｂの方向Ｃ（図５）を用いると、ディ
スク１７のノッチ２０は反時計方向に減少する深さを有
している。
【００１３】同様に、ノッチ２０に類似するが時計方向
である１組の３つのノッチ２１がシート１６の底部に形
成されている。各ノッチ２０はそれぞれのノッチ２１と
対面し、したがってその半径がノッチ２０および２１の
深さよりもやや大きい３つのボール２２が相互に対面す
るノッチの中に係合可能である。
【００１４】ディスク１８およびピストン１１の間にも
またボール２３が配置されており、該ボールはディスク
１８およびピストン１１のノッチ２４および２５と係合
し、これらのノッチの深さはノッチ２０および２１と全
く同様にそれぞれ反時計方向および時計方向に減少して
いる。
【００１５】ピストン１０および１１のパッド１２およ
び１３と同じ側の端部が開口５内に突出しかつ周辺に形
成された１対の凹部２６および２７を有している。各対
の凹部は軸Ｂに関して直径方向に配置されておりかつ横
方向でしかもピストンの正面上に開いている。
【００１６】開口６内に突出するピストン１０および１
１の端部の周りにリング２８および２９が配置されてお
りまた該リング２８および２９は、リングと接線方向に
接合されてブレーキ操作レバーを構成するそれぞれのア
ーム３０および３１と一体の部品である。各リング２８
および２９には直径方向に対向する内部歯３２および３
３が設けられており、該内部歯３２および３３は凹部２
６および２７内に係合してピストン１０および１１との
回転結合を提供するような寸法になっている。
【００１７】アーム３０および３１はピン３４により相
互に堅固に結合され、該ピンはアーム３０および３１の
端部内を貫通しかつストリップ３５のためのヒンジピン
としても作用し、該ストリップ３５にはブレーキ操作用
のたとえばケーブルのような牽引要素Ｄを結合するため
の通常のねじ３６が設けられている。牽引要素Ｄは穴あ
きボルト３７の中で案内され、該穴あきボルトは面Ａ内
で要素１の隆起部分３から突出するウイング３８内にね
じ込まれている。穴あきボルト３７は通常のように牽引
要素Ｄの案内シースを当接させるための凹部付ヘッドを
有している。
【００１８】アーム３０および３１は折れ線３９，４０
および３９ａ，４０ａ（図２，５，９および１０を参
照）を有するので、これらは二又構造の配置をとり、こ
の配置はブレーキが作動していないときは横方向弾性力
を発生させ、該弾性力がリング２８および２９に力を与
えてピストン１０および１１に作用させてこれらをそれ
ぞれのシート８および９内に押し込んでピストン１０お
よび１１を引き離して保持している。折れ線３９，４０
および３９ａ，４０ａは相互に平行でありかつリングの
中心をピン３４に結合する線に対してほぼ直角である。
【００１９】上記のブレーキの作動は次のとおりであ
る。
【００２０】非作動状態においては、ブレーキは図１な
いし３に示すような位置にあり、この位置においては図
３に示すようにボール２２および２３がノッチ２０，２
１および２４，２５の最も深い領域内で係合している。
この位置においてはピストン１０および１１はアーム３
０および３１の弾性拡張力により引き離されており、し
たがってディスク６の自由な回転が可能である。
【００２１】ブレーキが作動されて牽引要素Ｄが操作さ
れたとき、アーム３０および３１は図１において破線で
示すような位置の方向に揺動してピストン１０および１
１をディスク１７および１８に対して回転させる。
【００２２】この結果、ボール２２および２３がノッチ
２０，２１および２４，２５の底部により構成された斜
面部に沿って転がされる。このようにして（図４参
照）、ピストン１０および１１は相互に向かい合う方向
に軸方向運動を受け、この軸方向運動がパッド１２およ
び１３をディスク６と接触させてブレーキ効果を与え
る。
【００２３】もし牽引要素Ｄが解放されると、折れ線３
９，４０および３９ａ，４０ａを介しておよびピストン
１０および１１の運動により発生されたたわみを介して
アーム３０および３１により得られる二又構造の弾性プ
レロードが前記ピストンに作用してピストンをシート８
および９内に引き込ませる。しかしながら、ノッチ２
０，２１および２４，２５の形状が接線方向成分を発生
させ、これによりピストン１０および１１のねじ込み運
動が形成され、該ねじ込み運動がアーム３０および３１
を初期位置に戻させる。
【００２４】上記のブレーキの基本的な利点は、ディス
ク方向へのピストン１０および１１のストロークの間に
該ピストン１０および１１がボール２２および２３によ
り面Ａに厳密に直角な方向に押されることにより構成さ
れている。さらにピストンのストロークは常に等しい。
このようにしてパッドは均等に摩耗してくさび状摩耗を
受けることはない。
【００２５】上記のブレーキは多数の修正態様および変
更態様を有することが可能である。
【００２６】図６は、ディスク１７および１８の回転結
合がディスク１７および１８の対応する正方形穴内にプ
リズム状に係合する正方形ピン４１および４２によって
与えられる方法を示している。
【００２７】さらに摩擦パッドがピストンの凹部４３お
よび４４内に部分的に埋め込まれかつ該摩擦パッドに周
辺歯４５および４６が設けられ、該周辺歯４５および４
６が対応する前記凹部の周辺へこみ内に係合することに
よってパッドの回転を防止している。
【００２８】ディスク１７および１８とそれぞれのピス
トン１０および１１との間に形成される中間空間内に潤
滑流体が封入され、一方シート８および９の環状溝内に
埋め込まれてピストンの外面に当接しているシールリン
グ４７および４８がブレーキの機能性を損ないがちなダ
ストまたは異物の侵入を防止している。
【００２９】図７の実施態様においてはディスク１７お
よび１８に周辺歯４９および５０が設けられ、該周辺歯
４９および５０はシート８および９のノッチ内に係合す
ることにより前記ディスクの回転を防止している。さら
にディスクはピストン１０および１１のための案内とし
て働く中心ピン５１および５２を有し、該ピストンの外
側にはシールリング５３および５４が当接している。符
号５５および５６はピストンの前面に形成されて摩擦パ
ッドを収容している凹部を示す。
【００３０】各パッドの周辺上に平行な２つの平坦部分
５７および５８（図８参照）を設けることによりパッド
の回転が防止され、該平坦部分５７および５８は凹部５
５および５６の周辺の壁のそれぞれの平坦部分と結合す
ることによりプリズム状の回転防止結合を形成する。潤
滑剤の漏洩を防止するのに適した薄板５９および６０が
パッド１２および１３とピストンとの間に挿入されるこ
とが好ましい。
【００３１】本発明によるディスクブレーキの他の実施
態様においては、ピストンの軸方向運動がシート８およ
び９内にピストンのねじ結合を提供することにより形成
され、これにより上記実施例のノッチ２０，２１および
２４，２５ならびにボール２２および２３と同様な効果
を形成する。
【００３２】他の実施態様においては、アーム３０およ
び３１の二又構造に与えられるスラストが、ディスク６
の外側でアーム３０および３１の間でアームを拡げるよ
うに作用するばねを挿入することによって得られる。
【００３３】図８，９および１０に示す有利な実施態様
により、凹部２６および２７の各々に軸Ｂに平行な２つ
の壁６１および６２とおよび軸Ｂに直角な面内に存在す
る円形壁６３とが設けられている。円形端部を有する歯
６４が各円形壁６３の中心領域からそれぞれのピストン
１０および１１の正面の方向へすなわちパッド１２およ
び１３の方向へ軸方向に伸長している。
【００３４】リング２８および２９の内部歯３２および
３８は歯６４の端部に当接する。このようにして、リン
グ２８および２９はアーム３０および３１の弾性スラス
トを受けてピストンの直径方向に対向する２つの支点上
に作用して円形壁６３と接触することなく、これにより
ピストン１０および１１がシート８および９内に引き込
まれる間に軸方向スラスト内のアンバランスによってピ
ストン１０および１１がジャムを発生するのを防止して
いる。
【００３５】図９および１１からわかるように、折れ線
３９，４０および３９ａ，４０ａは、リング２８および
２９の面が面Ａに対して角αを含み、該角αがアーム３
０および３１により含まれる角βより小さくなるように
設けられていることが好ましい。実際に角αおよびβ
は、ブレーキが作動していない状態においてはリング２
８および２９の面がアーム３０および３１を結合するピ
ン３４の側で面Ａと交差し（図９参照）、一方パッド１
２および１３がブレーキディスク６と接触している状態
においてはリングの面が軸Ｂに対しピン３４とは反対側
において面Ａと交差する（図１０）ように選択される。
【００３６】各対の歯３２および３３は軸Ｂを通過する
直角方向面Ｅ内に配置されかつブレーキが作動していな
い位置においてはアーム３０および３１の揺動角γを二
等分する面Ｆにほぼ直角となるような方向に向けられて
いる（図１１参照）。
【００３７】
【発明の効果】本発明に係る機械作動式のディスクブレ
ーキによれば、製作および取付の点で、油圧作動式ディ
スクブレーキよりも経済的な面で非常に有利とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるブレーキの側面図である。
【図２】図１の面II−IIによる断面図である。
【図３】ブレーキが作動していない位置にあるブレーキ
シューの部分断面図である。
【図４】ブレーキが作動位置にあるブレーキシューの部
分断面図である。
【図５】ブレーキの分解図である。
【図６】ディスクブレーキの他の実施態様の断面図であ
る。
【図７】ディスクブレーキのさらに他の実施態様の断面
図である。
【図８】ピストンの詳細斜視図である。
【図９】ブレーキが作動位置にないときのレバーを構成
する２つのアームの形状図である。
【図１０】ブレーキが作動位置にあるときのレバーを構
成する２つのアームの形状図である。
【図１１】アームとピストンとの間の回転結合を示す図
７の面XI−XIによる側断面図である。
【符号の説明】
１，２ 固定本体 ５ 開口 ６ ブレーキディスク ８，９ シート １０，１１ ピストン １２，１３ 摩擦パッド １７，１８ ディスク ２０，２１，２４，２５ 斜面部 ２２，２３ ボール ２６，２７ 凹部 ２８，２９ リング状部分 ３０，３１ アーム ３２，３３ 歯 ３９，３９ａ，４０，４０ａ 折れ線 ４１，４２ 中心案内ピン ６３ 壁 ６４ 歯 Ａ ディスク面 Ｂ ピストン軸 Ｄ 牽引部材 Ｅ 直径方向面 Ｆ レバー揺動面の二等分面 α，β リングとブレーキディスクとのなす角 γ レバー揺動角

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 とくに自転車，モーペッド，モータサイ
    クルなどの二輪車用の機械作動式ディスクブレーキにお
    いて、それが：開口（５）を形成する固定本体（１，
    ２）であって、ブレーキディスク（６）が該開口内を貫
    通して回転しまた２つの対向する同軸のそれぞれのシー
    ト（８，９）が該開口の方向に開いているところの該固
    定本体（１，２）と；摩擦パッド（１２，１３）を備え
    かつ前記シート内を案内されるブレーキシューを構成す
    るピストン（１０，１１）と；１対のアーム（３０，３
    １）で構成されるブレーキ操作レバーであって、各アー
    ムがそれぞれのピストン（１０，１１）に堅固に回転結
    合されかつ牽引要素（Ｄ）に結合された端部を有すると
    ころの該ブレーキ操作レバーと；および前記ピストン
    （１０，１１）と前記本体（１，２）との間に配置され
    た手段（２０−２５）であって、牽引要素を操作するこ
    とによって前記レバーが一回転方向に回転されたときに
    前記ピストン（１０，１１）を相互に接近する方向へ軸
    方向に移動させて摩擦パッド（１２，１３）を前記ブレ
    ーキディスク（６）と係合させるための該手段（２０−
    ２５）と；を含み、 牽引要素の操作が停止したときにパッド（１２，１３）
    をブレーキディスク（６）から切り離す位置へ前記ピス
    トン（１０，１１）を引き離すために前記ピストンに対
    し弾性的に力を作用するように前記アーム（３０，３
    １）が形成されている；ことを特徴とする機械作動式デ
    ィスクブレーキ。
  2. 【請求項２】 前記アーム（３０，３１）がそれぞれの
    ピストン（１０，１１）に対し回転結合をなすための手
    段（３２，３３）が設けられているリング状部分（２
    ８，２９）を含み、前記アーム（３０，３１）が前記ピ
    ストン（１０，１１）を押し付けて前記切離し位置にも
    たらすようにプレロードが加えられる弾性薄板によって
    構成されていることを特徴とする請求項１のディスクブ
    レーキ。
  3. 【請求項３】 前記回転結合手段が、前記リング（２
    ８，２９）の内側で直径方向に形成された１対の歯（３
    ２，３３）であって、前記ピストン（１０，１１）の周
    辺に形成されかつ横方向でしかも前記ピストンの正面上
    に開いているそれぞれの凹部（２６，２７）と係合する
    該１対の歯（３２，３３）を含むことを特徴とする請求
    項２のディスクブレーキ。
  4. 【請求項４】 前記凹部（２６，２７）がピストンの軸
    （Ｂ）に直角な平面内に配置された壁（６３）と、前記
    壁の中心からピストンの前面の方向に伸長する歯（６
    ４）であって、それぞれのリング（２８，２９）に対す
    る支持支点として作用する２つの直径方向に配置された
    凹部（２６，２７）の該歯（６４）と、を含むことを特
    徴とする請求項３のディスクブレーキ。
  5. 【請求項５】 リング（２８，２９）がディスク（６）
    の面（Ａ）に対し角（α）を含み、該角（α）がアーム
    （３０，３１）により前記面に対して含まれる角（β）
    より小さいようにアーム（３０，３１）が２つの折れ線
    （３９，３９ａ，４０，４０ａ）を有し、前記角（α，
    β）が、ブレーキが作動していない状態のときにリング
    （２８，２９）がピストン（１０，１１）の軸（Ｂ）の
    片側でディスク（６）の面（Ａ）と交差しまたブレーキ
    が作動されたときに反対側で交差するようになることを
    特徴とする請求項４のディスクブレーキ。
  6. 【請求項６】 リング（２８，２９）の内側に配置され
    た前記歯（３２，３３）が、ピストン（１０，１１）の
    軸（Ｂ）を通過する直径方向面（Ｅ）であってブレーキ
    が作動していない位置においては該面（Ｅ）がレバー揺
    動角（γ）を二等分する面（Ｆ）にほぼ直角であるよう
    な方向を向いているところの該直径方向面（Ｅ）内に配
    置されていることを特徴とする請求項３のディスクブレ
    ーキ。
  7. 【請求項７】 アーム（３０，３１）がリング（２８，
    ２９）に対し接線方向に接合されていることと；および
    前記折れ線（３９，３９ａ，４０，４０ａ）がリングの
    中心を牽引要素の結合点に接続する線に対しほぼ直角で
    あることと；を特徴とする請求項６のディスクブレー
    キ。
  8. 【請求項８】 ピストンを軸方向に移動するための前記
    手段が複数のボール（２２，２３）を含み、該ボールが
    前記ピストン（１０，１１）と前記シート（８，９）の
    底部との間に配置されまた前記シート（８，９）および
    前記ピストン（１０，１１）の対向面内に形成された斜
    面部（２０，２１，２４，２５）上で転がり係合を有
    し、前記斜面部（２０，２１，２４，２５）がシューを
    前記ブレーキディスク（６）と係合させる位置に移動さ
    せるのに適していることを特徴とする請求項１のディス
    クブレーキ。
  9. 【請求項９】 前記シートの底部がそれぞれのシート
    （８，９）に堅固に回転結合されるディスク（１７，１
    ８）により構成されていることを特徴とする請求項８の
    ディスクブレーキ。
  10. 【請求項１０】 前記ディスク（１７，１８）が前記ピ
    ストン（１０，１１）のための中心案内ピン（４１，４
    ２）を有することを特徴とする請求項９のディスクブレ
    ーキ。
  11. 【請求項１１】 前記ピストンが、摩擦パッド（１２，
    １３）が堅固に回転結合されるようにその中に埋め込ま
    れる凹部（５５，５６）を有することを特徴とする請求
    項１０のディスクブレーキ。
JP4303690A 1991-11-14 1992-11-13 機械作動式ディスクブレーキ Pending JPH06185549A (ja)

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