JPH0618553A - 遠心式加速度校正装置 - Google Patents
遠心式加速度校正装置Info
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- JPH0618553A JPH0618553A JP19279192A JP19279192A JPH0618553A JP H0618553 A JPH0618553 A JP H0618553A JP 19279192 A JP19279192 A JP 19279192A JP 19279192 A JP19279192 A JP 19279192A JP H0618553 A JPH0618553 A JP H0618553A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被校正加速度変換器に無用な振動を与えず所
定の加速度を正確に与え、駆動源や信号伝送系からのノ
イズの混入が殆どない状態で、動的加速度特性を得る。 【構成】 大ターンテーブル7は、エアベアリング4に
よって石定盤1上に回転可能に支持され、ブラシレスモ
ータ31によって指定の速度で回転する。大ターンテー
ブル7の周辺寄りの空間部7a〜7dには、4つの小タ
ーンテーブル28a〜28dが上記同様にエアベアリン
グ26a〜26dによって支持され且つブラシレスモー
タ22a〜22dによって回転させられる。各小ターン
テーブル28a〜28dの載置部29a〜29dには、
被校正加速度変換器が、その中心を小ターンテーブル2
8a〜28dの回転中心と一致するようにして固定され
る。各加速度変換器は、大ターンテーブル7および小タ
ーンテーブル28a〜28dの回転に応じて、周期的に
変動する加速度検出信号を出力する。
定の加速度を正確に与え、駆動源や信号伝送系からのノ
イズの混入が殆どない状態で、動的加速度特性を得る。 【構成】 大ターンテーブル7は、エアベアリング4に
よって石定盤1上に回転可能に支持され、ブラシレスモ
ータ31によって指定の速度で回転する。大ターンテー
ブル7の周辺寄りの空間部7a〜7dには、4つの小タ
ーンテーブル28a〜28dが上記同様にエアベアリン
グ26a〜26dによって支持され且つブラシレスモー
タ22a〜22dによって回転させられる。各小ターン
テーブル28a〜28dの載置部29a〜29dには、
被校正加速度変換器が、その中心を小ターンテーブル2
8a〜28dの回転中心と一致するようにして固定され
る。各加速度変換器は、大ターンテーブル7および小タ
ーンテーブル28a〜28dの回転に応じて、周期的に
変動する加速度検出信号を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遠心式加速度校正装
置に関し、より詳細には、ターンテーブルをブラシレス
モータによりダイレクト駆動するとともに、ターンテー
ブルをエアベアリングにて回転自在に支承して、高精度
に動的加速度の校正を行えるようにした遠心式加速度校
正装置に関するものである。
置に関し、より詳細には、ターンテーブルをブラシレス
モータによりダイレクト駆動するとともに、ターンテー
ブルをエアベアリングにて回転自在に支承して、高精度
に動的加速度の校正を行えるようにした遠心式加速度校
正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遠心式加速度校正装置は、ターンテーブ
ルの外周部に治具を介して、被校正加速度変換器(以下
「加速度変換器」という)を取り付け、このターンテー
ブルを水平面で回転させて、ターンテーブル上の加速度
変換器に遠心加速度を与え、この時の出力特性を校正
(測定)するものである。
ルの外周部に治具を介して、被校正加速度変換器(以下
「加速度変換器」という)を取り付け、このターンテー
ブルを水平面で回転させて、ターンテーブル上の加速度
変換器に遠心加速度を与え、この時の出力特性を校正
(測定)するものである。
【0003】このような従来の遠心式加速度校正装置に
おいては、ターンテーブルを回転駆動するモータとして
は、誘導電動機を使用して、その回転力をベルト、多段
ギアボックス、クラッチなどを介して伝達し、停止時に
は、ブレーキで制動をかけるようにしている。
おいては、ターンテーブルを回転駆動するモータとして
は、誘導電動機を使用して、その回転力をベルト、多段
ギアボックス、クラッチなどを介して伝達し、停止時に
は、ブレーキで制動をかけるようにしている。
【0004】加えて、モータの回転数制御も、オープン
ループ式により行っている。一方、ターンテーブルの回
転支持は、ボールベアリングにより、機械的に支持して
いる。
ループ式により行っている。一方、ターンテーブルの回
転支持は、ボールベアリングにより、機械的に支持して
いる。
【0005】また、ターンテーブルの回転に伴って、加
速度変換器が遠心加速度を検出するが、この検出された
検出出力は、信号伝送系を介して計測系に伝送される。
この信号伝送系としては、ターンテーブルが回転してい
ること、および測定系が静止した個所に設置されている
ことから、スリップリングとブラシを用いた機械的接触
によるアナログ伝送方式が採られている。
速度変換器が遠心加速度を検出するが、この検出された
検出出力は、信号伝送系を介して計測系に伝送される。
この信号伝送系としては、ターンテーブルが回転してい
ること、および測定系が静止した個所に設置されている
ことから、スリップリングとブラシを用いた機械的接触
によるアナログ伝送方式が採られている。
【0006】この伝送系を経由した検出出力は、測定系
にアナログ信号で入力され、デジタル信号に変換された
後、入出力回路を経由して中央処理装置(以下「CP
U」という)に入力されるようになっている。
にアナログ信号で入力され、デジタル信号に変換された
後、入出力回路を経由して中央処理装置(以下「CP
U」という)に入力されるようになっている。
【0007】このCPUで所定の解析処理が行われた
後、表示装置に解析結果を表示したり、プリンタにプリ
ントアウトするようにしている。
後、表示装置に解析結果を表示したり、プリンタにプリ
ントアウトするようにしている。
【0008】さらに、ターンテーブルに設けられている
加速度変換器への電源供給もスリップリング方式で行わ
れているのが一般である。
加速度変換器への電源供給もスリップリング方式で行わ
れているのが一般である。
【0009】このような遠心式加速度校正装置において
は、まず、ターンテーブルの回転駆動系においては、誘
導電動機などを使用しているために、ブラシの摺動ノイ
ズが発生し、それが検出出力中に混入するという難点が
あり、また、その駆動伝達系としてベルト、多段ギヤボ
ックス、クラッチ等を用いているから、装置が大型にな
るとともに、振動がターンテーブルに加わり、正確な加
速度を加速度変換器に与えることが困難であった。
は、まず、ターンテーブルの回転駆動系においては、誘
導電動機などを使用しているために、ブラシの摺動ノイ
ズが発生し、それが検出出力中に混入するという難点が
あり、また、その駆動伝達系としてベルト、多段ギヤボ
ックス、クラッチ等を用いているから、装置が大型にな
るとともに、振動がターンテーブルに加わり、正確な加
速度を加速度変換器に与えることが困難であった。
【0010】また、検出出力の伝送系もスリップリング
やブラシを使用した機械式のアナログ伝送方式によるも
のであるから、摺動部分での摩耗と接触不良および摺接
に伴うノイズの検出出力への重畳が不可避的である。
やブラシを使用した機械式のアナログ伝送方式によるも
のであるから、摺動部分での摩耗と接触不良および摺接
に伴うノイズの検出出力への重畳が不可避的である。
【0011】さらに、測定系への電力の供給も上記と同
様に、スリップリングやブラシを使用する摺動式による
ものであるため、上述したと同様摺動部分での摩耗とノ
イズの混入が避けられないものである。
様に、スリップリングやブラシを使用する摺動式による
ものであるため、上述したと同様摺動部分での摩耗とノ
イズの混入が避けられないものである。
【0012】このような従来の欠点を解消するために、
本件出願人は、特願平3−39033号として遠心式加
速度測定装置に関する発明につき、先に出願した。
本件出願人は、特願平3−39033号として遠心式加
速度測定装置に関する発明につき、先に出願した。
【0013】その特徴の1つは、被校正加速度変換器に
所定の加速度を与えるための回転駆動源として直結駆動
するブラシレスモータを用いたことにある。
所定の加速度を与えるための回転駆動源として直結駆動
するブラシレスモータを用いたことにある。
【0014】すなわち、ブラシレスモータを用いること
によってモータブラシの摺動ノイズを無くし、その回転
駆動伝達にベルト等の伝達部材が介在させないことによ
り装置の大型化や伝達部材による振動ノイズの発生を抑
制している。
によってモータブラシの摺動ノイズを無くし、その回転
駆動伝達にベルト等の伝達部材が介在させないことによ
り装置の大型化や伝達部材による振動ノイズの発生を抑
制している。
【0015】また、他の特徴としては、被校正加速度変
換器に所定の加速度を与えるためのターンテーブルと、
装置本体(不動部材)との間に介在される軸受部にエア
ベアリングを用いることによって正確かつ機械的ノイズ
成分の少ないデータを得るようにしている。
換器に所定の加速度を与えるためのターンテーブルと、
装置本体(不動部材)との間に介在される軸受部にエア
ベアリングを用いることによって正確かつ機械的ノイズ
成分の少ないデータを得るようにしている。
【0016】さらに他の特徴としては、被校正加速度変
換器の出力の増幅処理等をターンテーブルに内蔵された
アンプで行い、その増幅された信号をA/D変換し、デ
ジタル信号としてターンテーブルから装置本体(不動部
材)側に回転トランスを介して伝送させることによっ
て、外乱ノイズに対して非常に強いものとしている。
換器の出力の増幅処理等をターンテーブルに内蔵された
アンプで行い、その増幅された信号をA/D変換し、デ
ジタル信号としてターンテーブルから装置本体(不動部
材)側に回転トランスを介して伝送させることによっ
て、外乱ノイズに対して非常に強いものとしている。
【0017】ところで、加速度変換器の動的な校正方法
としては、比較校正方式、絶対校正方式が公的な機関
(例えば、財団法人機械電子検査検定協会)によって採
用されている。
としては、比較校正方式、絶対校正方式が公的な機関
(例えば、財団法人機械電子検査検定協会)によって採
用されている。
【0018】この比較校正方式というのは、基準加速度
変換器と被校正加速度変換器の2つを同一の往復型加振
装置の加振部に一体的に取付けて加振し、そのときの基
準加速度変換器の出力から算出された振動加速度データ
で被校正加速度変換器を校正するものである。
変換器と被校正加速度変換器の2つを同一の往復型加振
装置の加振部に一体的に取付けて加振し、そのときの基
準加速度変換器の出力から算出された振動加速度データ
で被校正加速度変換器を校正するものである。
【0019】また、上述の絶対校正方式というのは、往
復型加振装置上に被校正加速度変換器を取付けて加振
し、そのときの振動の変位振幅をレーザ干渉計で精密に
測定し、その加振周波数(振動数)から振動加速度等を
計算で求め、それを被校正加速度変換器の加速度データ
とするものである。
復型加振装置上に被校正加速度変換器を取付けて加振
し、そのときの振動の変位振幅をレーザ干渉計で精密に
測定し、その加振周波数(振動数)から振動加速度等を
計算で求め、それを被校正加速度変換器の加速度データ
とするものである。
【0020】そして、上述の比較方式の加速度校正装置
の場合、その校正精度は、0.5Hz〜5kHzの周波数領
域で2%程度であり、5Hz〜10kHzの周波数領域で5
%程度とかなり低いという欠点がある。
の場合、その校正精度は、0.5Hz〜5kHzの周波数領
域で2%程度であり、5Hz〜10kHzの周波数領域で5
%程度とかなり低いという欠点がある。
【0021】また、上述の絶対校正方式の加速度校正装
置は、その校正精度は、20Hz〜5kHzの周波数領域で
1%前後であるが、20Hz未満の低い周波数領域では、
使用不能であったり、所要の精度を満足しないという欠
点があった。
置は、その校正精度は、20Hz〜5kHzの周波数領域で
1%前後であるが、20Hz未満の低い周波数領域では、
使用不能であったり、所要の精度を満足しないという欠
点があった。
【0022】一般に、校正のための装置としては、その
精度は、高いほど望ましいわけであるが、機構的、回路
構成的に自ずと限界がある。現状においては、悪くとも
1%以下、望ましくは0.5%以下の精度が要求されて
いるので、上述の比較校正方式の校正装置の場合、校正
装置として適合しないといわざるを得ない。
精度は、高いほど望ましいわけであるが、機構的、回路
構成的に自ずと限界がある。現状においては、悪くとも
1%以下、望ましくは0.5%以下の精度が要求されて
いるので、上述の比較校正方式の校正装置の場合、校正
装置として適合しないといわざるを得ない。
【0023】一方、絶対校正方式の校正装置の場合、校
正装置として20Hz〜5kHzの周波数領域においてはか
ろうじて適合するものであるが、校正システムの構成
が、加振器、この加振器を駆動するための周波数シンセ
サイザ・電力増幅器、振動の変位振幅を検出するための
レーザ発生器・2つの固定鏡・1つの振動鏡・1つのビ
ームスプリッタ・光電変換器・カウンタ・フィルタ・電
圧計、被校正加速度変換器の出力を校正する電荷増幅器
・電圧計、およびこれらのシステムを駆動制御・演算、
表示制御等を実行するコンピュータ等々を必要とする。
正装置として20Hz〜5kHzの周波数領域においてはか
ろうじて適合するものであるが、校正システムの構成
が、加振器、この加振器を駆動するための周波数シンセ
サイザ・電力増幅器、振動の変位振幅を検出するための
レーザ発生器・2つの固定鏡・1つの振動鏡・1つのビ
ームスプリッタ・光電変換器・カウンタ・フィルタ・電
圧計、被校正加速度変換器の出力を校正する電荷増幅器
・電圧計、およびこれらのシステムを駆動制御・演算、
表示制御等を実行するコンピュータ等々を必要とする。
【0024】そのため、非常に複雑かつ大がかりで高価
なものとなり、その上、校正操作も繁雑であるという欠
点があり、しかもこの絶対校正方式の校正装置も20Hz
未満および5kHz以上の周波数領域の校正ができないと
いう致命的な問題を有しているのである。
なものとなり、その上、校正操作も繁雑であるという欠
点があり、しかもこの絶対校正方式の校正装置も20Hz
未満および5kHz以上の周波数領域の校正ができないと
いう致命的な問題を有しているのである。
【0025】そこで、本出願人は、20Hz未満の周波数
領域の校正を1%程度以下の高精度で行う方法を検討し
たところ、前述の遠心式加速度校正装置の一部を改良す
れば良いのではないかという案を考えた。
領域の校正を1%程度以下の高精度で行う方法を検討し
たところ、前述の遠心式加速度校正装置の一部を改良す
れば良いのではないかという案を考えた。
【0026】即ち、この案に係る装置は、図11に示す
ように遠心式で加速度を与えるためのモータ出力軸80
に円盤状の大ターンテーブル81を固定し、かつこの大
ターンテーブル81の偏心部位(外周寄り)にモータ出
力軸82に固定された小ターンテーブル83を固定し、
この小ターンテーブル83の偏心部位に被校正加速度変
換器84を固定的に取付けるように構成するものであ
る。
ように遠心式で加速度を与えるためのモータ出力軸80
に円盤状の大ターンテーブル81を固定し、かつこの大
ターンテーブル81の偏心部位(外周寄り)にモータ出
力軸82に固定された小ターンテーブル83を固定し、
この小ターンテーブル83の偏心部位に被校正加速度変
換器84を固定的に取付けるように構成するものであ
る。
【0027】また、上記モータ出力軸82は、大ターン
テーブル81の盤面に対して回転自在に支持される。従
ってモータ出力軸80を回転させることによって大ター
ンテーブル81が回動し、その外周部に回転半径と角速
度に応じた遠心力が与えられる。
テーブル81の盤面に対して回転自在に支持される。従
ってモータ出力軸80を回転させることによって大ター
ンテーブル81が回動し、その外周部に回転半径と角速
度に応じた遠心力が与えられる。
【0028】ここで、大ターンテーブル81と小ターン
テーブル83とを1体に固定した場合、言い換えればモ
ータ出力軸82を回転させない場合には、大ターンテー
ブル81の回転により被校正加速度変換器84にモータ
出力軸80の中心から被校正加速度変換器84の受感部
までの径方向長さとモータ出力軸80の回転数(角速
度)とによって特定される一定の遠心力が与えられる。
テーブル83とを1体に固定した場合、言い換えればモ
ータ出力軸82を回転させない場合には、大ターンテー
ブル81の回転により被校正加速度変換器84にモータ
出力軸80の中心から被校正加速度変換器84の受感部
までの径方向長さとモータ出力軸80の回転数(角速
度)とによって特定される一定の遠心力が与えられる。
【0029】一方、この状態でモータ出力軸82を回転
させると、小ターンテーブル83が回転される。この状
態は、被校正加速度変換器84とモータ出力軸80の中
心との径方向長さがモータ出力軸82の回転に伴い所定
の距離の範囲内で変化するものであり、被校正加速度変
換器84の出力に着目すると、本来ならば一定の加速度
出力となるのであるが、小ターンテーブル83が回転さ
れることによって変調されることになる。そして、この
ときの変調周波数は、小ターンテーブル83の回転数に
等しいものになる。
させると、小ターンテーブル83が回転される。この状
態は、被校正加速度変換器84とモータ出力軸80の中
心との径方向長さがモータ出力軸82の回転に伴い所定
の距離の範囲内で変化するものであり、被校正加速度変
換器84の出力に着目すると、本来ならば一定の加速度
出力となるのであるが、小ターンテーブル83が回転さ
れることによって変調されることになる。そして、この
ときの変調周波数は、小ターンテーブル83の回転数に
等しいものになる。
【0030】従って、小ターンテーブル83の回転数
を、例えば毎秒20回転とすれば20Hzの周波数の加速
度出力が得られ、これ以下の周波数にすればその周波数
に対応した加速度出力を得ることができるのである。
を、例えば毎秒20回転とすれば20Hzの周波数の加速
度出力が得られ、これ以下の周波数にすればその周波数
に対応した加速度出力を得ることができるのである。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】小ターンテーブル83
の外周寄りに回転自在に支持された被校正加速度変換器
84を大ターンテーブル81と共に小ターンテーブル8
4を回転させることによって変調する形式の遠心式加速
度校正装置においては、その大ターンテーブル81の回
転数が一定であっても、被校正加速度変換器84を載せ
た小ターンテーブル83の回転によって変調された加速
度出力は、図12に示すような整ったcos曲線を描か
ず、その特性曲線は、±方向に非対称であり、その波形
も図14に示すように複雑なものとなる。
の外周寄りに回転自在に支持された被校正加速度変換器
84を大ターンテーブル81と共に小ターンテーブル8
4を回転させることによって変調する形式の遠心式加速
度校正装置においては、その大ターンテーブル81の回
転数が一定であっても、被校正加速度変換器84を載せ
た小ターンテーブル83の回転によって変調された加速
度出力は、図12に示すような整ったcos曲線を描か
ず、その特性曲線は、±方向に非対称であり、その波形
も図14に示すように複雑なものとなる。
【0032】これは、被校正加速度変換器84には、小
ターンテーブル83の回転に伴って発生する比較的小さ
い加速度と、大ターンテーブル81の回転に伴って発生
する比較的大きな加速度とが印加されるが、小ターンテ
ーブル83の回転に伴って大ターンテーブル81のモー
タ出力軸80から被校正加速度変換器84の受感部まで
の距離が変化することによって大ターンテーブル81の
回転により被校正加速度変換器84が受ける加速度の値
が変化する。
ターンテーブル83の回転に伴って発生する比較的小さ
い加速度と、大ターンテーブル81の回転に伴って発生
する比較的大きな加速度とが印加されるが、小ターンテ
ーブル83の回転に伴って大ターンテーブル81のモー
タ出力軸80から被校正加速度変換器84の受感部まで
の距離が変化することによって大ターンテーブル81の
回転により被校正加速度変換器84が受ける加速度の値
が変化する。
【0033】このため、実際には、モータ出力軸80か
ら被校正加速度変換器84の受感部までの距離の変化に
応じた出力変動と、被校正加速度変換器84の受感軸の
向きが変化することによる出力変動とが重畳され、その
上、ターンテーブル81,84を回転させるときに生ず
る振動や回転むら等に基づく図13に示すような微小な
ノイズ成分が重畳されて、その出力特性は、図14に示
す出力特性曲線のような複雑なものとなり正確な動的加
速度の校正が困難となる。
ら被校正加速度変換器84の受感部までの距離の変化に
応じた出力変動と、被校正加速度変換器84の受感軸の
向きが変化することによる出力変動とが重畳され、その
上、ターンテーブル81,84を回転させるときに生ず
る振動や回転むら等に基づく図13に示すような微小な
ノイズ成分が重畳されて、その出力特性は、図14に示
す出力特性曲線のような複雑なものとなり正確な動的加
速度の校正が困難となる。
【0034】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、ターンテーブルに無
用な振動が生じたり与えられたりすることがなく、被校
正加速度変換器に動的加速度を正確に与えることがで
き、また、駆動源や信号伝送系からノイズを生ずること
がなく、真に被校正加速度変換器の出力のみを検出し得
ると共に、被校正加速度変換器の周波数特性を正確に得
られる遠心式加速度校正装置を提供することにある。
もので、その目的とするところは、ターンテーブルに無
用な振動が生じたり与えられたりすることがなく、被校
正加速度変換器に動的加速度を正確に与えることがで
き、また、駆動源や信号伝送系からノイズを生ずること
がなく、真に被校正加速度変換器の出力のみを検出し得
ると共に、被校正加速度変換器の周波数特性を正確に得
られる遠心式加速度校正装置を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、第1のブラシレスモータによ
り直結回転駆動され、被校正加速度変換器を取付けるた
めの加速度変換器載置部が自身の回転中心部に対して上
記被校正加速度変換器の受感軸中心と一致して形成され
た第1のターンテーブルと、この第1のターンテーブル
を回転自在に支承するエアベアリングでなる第1の軸受
部と、第2のブラシレスモータにより直結回転駆動さ
れ、上記第1のターンテーブルが上記第1の軸受部を介
して自身の回転中心部より偏心した部位に配設された第
2のターンテーブルと、この第2のターンテーブルを回
転自在に支承するエアベアリングでなる第2の軸受部
と、上記第1のターンテーブルの上記加速度変換器載置
部に取付けられた加速度変換器の出力を個別に増幅する
内蔵アンプと、この内蔵アンプから出力される信号を上
記第2のターンテーブル側に伝送する第1の回転トラン
スと、この第1の回転トランスの伝送信号を上記第2の
ターンテーブルから固定部側に伝送する第2の回転トラ
ンスと、を具備し、上記第2のブラシレスモータの回転
数を変化させることにより上記第1のターンテーブルに
所定の加速度を与え、上記第1のブラシレスモータを回
転させることにより上記第1のターンテーブルに載置さ
れた被校正加速度変換器に周波数変調成分を与え、その
ときの上記被校正加速度変換器の出力を上記第1および
第2の回転トランスを順次に介して固定部側へ導出する
ように構成したことを特徴としたものである。
めに、請求項1の発明は、第1のブラシレスモータによ
り直結回転駆動され、被校正加速度変換器を取付けるた
めの加速度変換器載置部が自身の回転中心部に対して上
記被校正加速度変換器の受感軸中心と一致して形成され
た第1のターンテーブルと、この第1のターンテーブル
を回転自在に支承するエアベアリングでなる第1の軸受
部と、第2のブラシレスモータにより直結回転駆動さ
れ、上記第1のターンテーブルが上記第1の軸受部を介
して自身の回転中心部より偏心した部位に配設された第
2のターンテーブルと、この第2のターンテーブルを回
転自在に支承するエアベアリングでなる第2の軸受部
と、上記第1のターンテーブルの上記加速度変換器載置
部に取付けられた加速度変換器の出力を個別に増幅する
内蔵アンプと、この内蔵アンプから出力される信号を上
記第2のターンテーブル側に伝送する第1の回転トラン
スと、この第1の回転トランスの伝送信号を上記第2の
ターンテーブルから固定部側に伝送する第2の回転トラ
ンスと、を具備し、上記第2のブラシレスモータの回転
数を変化させることにより上記第1のターンテーブルに
所定の加速度を与え、上記第1のブラシレスモータを回
転させることにより上記第1のターンテーブルに載置さ
れた被校正加速度変換器に周波数変調成分を与え、その
ときの上記被校正加速度変換器の出力を上記第1および
第2の回転トランスを順次に介して固定部側へ導出する
ように構成したことを特徴としたものである。
【0036】また、請求項2の発明は、第1のターンテ
ーブルの加速度変換器載置部に取付けられた加速度変換
器の出力を少なくとも増幅する信号調整手段と、この信
号調整手段から出力される信号をデジタル変換した並列
信号を直列信号に変換した後、変調処理を行う第1の信
号処理手段と、この第1の信号処理手段の出力信号を第
1の回転トランスおよび第2の回転トランスを順次に介
して固定部側で受けて復調処理して直列信号に変換処理
を行う第2の信号処理手段とを有することを特徴とした
ものである。
ーブルの加速度変換器載置部に取付けられた加速度変換
器の出力を少なくとも増幅する信号調整手段と、この信
号調整手段から出力される信号をデジタル変換した並列
信号を直列信号に変換した後、変調処理を行う第1の信
号処理手段と、この第1の信号処理手段の出力信号を第
1の回転トランスおよび第2の回転トランスを順次に介
して固定部側で受けて復調処理して直列信号に変換処理
を行う第2の信号処理手段とを有することを特徴とした
ものである。
【0037】
【作用】この発明は、第2のブラシレスモータにより第
2のターンテーブルを直結駆動して回転させ、しかも回
転された第2のターンテーブルをエアベアリングでなる
第2の軸受部により非接触状態で回転自在に支承するこ
とで、不要な振動が第2のターンテーブルに加わること
を防止している。
2のターンテーブルを直結駆動して回転させ、しかも回
転された第2のターンテーブルをエアベアリングでなる
第2の軸受部により非接触状態で回転自在に支承するこ
とで、不要な振動が第2のターンテーブルに加わること
を防止している。
【0038】また、第2のターンテーブルの偏心部位に
第1のターンテーブルを同様にエアベアリングでなる第
1の軸受部により非接触状態で回転自在に支承すること
で不要な振動が第1のターンテーブルに加わることを防
止している。この第1のターンテーブルに取付けられた
加速度変換器には、第2のターンテーブルの水平方向の
回転に伴う一定の加速度が与えられるが、第1のターン
テーブルの回転による受感軸の回転によってその感度が
変化して回転角(または時間)に対する出力の特性は、
cos曲線を描くようになる。
第1のターンテーブルを同様にエアベアリングでなる第
1の軸受部により非接触状態で回転自在に支承すること
で不要な振動が第1のターンテーブルに加わることを防
止している。この第1のターンテーブルに取付けられた
加速度変換器には、第2のターンテーブルの水平方向の
回転に伴う一定の加速度が与えられるが、第1のターン
テーブルの回転による受感軸の回転によってその感度が
変化して回転角(または時間)に対する出力の特性は、
cos曲線を描くようになる。
【0039】その加速度は、回転する加速度変換器で検
出され、その検出出力は、個別の内蔵アンプに出力さ
れ、その内蔵アンプでは、その検出出力を適宜増幅し、
且つ必要に応じデジタル信号に変換する。
出され、その検出出力は、個別の内蔵アンプに出力さ
れ、その内蔵アンプでは、その検出出力を適宜増幅し、
且つ必要に応じデジタル信号に変換する。
【0040】この変換された出力は、第1のターンテー
ブルと第2のターンテーブルとの間および第2のターン
テーブルと固定部との間にそれぞれ設けられた第1およ
び第2の回転トランスを順次に経由して固定側の部位に
配置された測定系に伝送される。
ブルと第2のターンテーブルとの間および第2のターン
テーブルと固定部との間にそれぞれ設けられた第1およ
び第2の回転トランスを順次に経由して固定側の部位に
配置された測定系に伝送される。
【0041】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て具体的に説明する。図1は、この発明に係る遠心式加
速度校正装置の一実施例の全体構成を示す正面図であ
る。
て具体的に説明する。図1は、この発明に係る遠心式加
速度校正装置の一実施例の全体構成を示す正面図であ
る。
【0042】図1において、1は、円板状に形成された
石定盤である。この石定盤1の下面は、オイルダンパや
エアダンパ等による防振装置2を介して支柱3に固定さ
れている。支柱3および防振装置2は、複数個(この例
の場合4個)設けられている。支柱3の下端は、平らな
床面に固定されている。
石定盤である。この石定盤1の下面は、オイルダンパや
エアダンパ等による防振装置2を介して支柱3に固定さ
れている。支柱3および防振装置2は、複数個(この例
の場合4個)設けられている。支柱3の下端は、平らな
床面に固定されている。
【0043】石定盤1の中心部には、貫通したモータ収
納部が設けられており、ブラシレスモータ(以下単に
「モータ」と略称する)31が収納されている。モータ
31は、ベルトや変速用のギアボックスなどを介するこ
となく、直接に第2のターンテーブルとしての大ターン
テーブル7を回転するようになっており、大ターンテー
ブル7の中心部の下面に垂下された回転軸支部6とモー
タ31の回転軸が直結されている。
納部が設けられており、ブラシレスモータ(以下単に
「モータ」と略称する)31が収納されている。モータ
31は、ベルトや変速用のギアボックスなどを介するこ
となく、直接に第2のターンテーブルとしての大ターン
テーブル7を回転するようになっており、大ターンテー
ブル7の中心部の下面に垂下された回転軸支部6とモー
タ31の回転軸が直結されている。
【0044】このモータ31と大ターンテーブル7との
間には、第2の軸受部としてのエアベアリング4が介在
され、エアベアリング4の中心部に設けられた回転筒部
に大ターンテーブル7の回転軸支部6が嵌合連結され、
エアにより回転筒部が固定筒部に回転自在に支承される
ようになっている。
間には、第2の軸受部としてのエアベアリング4が介在
され、エアベアリング4の中心部に設けられた回転筒部
に大ターンテーブル7の回転軸支部6が嵌合連結され、
エアにより回転筒部が固定筒部に回転自在に支承される
ようになっている。
【0045】エアベアリング4の外周面には、空気圧供
給部5が設けられている。空気圧供給部5には、図2に
示すエアクリーナ9から圧搾空気が供給され、これによ
って、大ターンテーブル7の回転軸支部6が嵌入された
回転筒部を非接触状態で回転自在に支承するようになっ
ている。
給部5が設けられている。空気圧供給部5には、図2に
示すエアクリーナ9から圧搾空気が供給され、これによ
って、大ターンテーブル7の回転軸支部6が嵌入された
回転筒部を非接触状態で回転自在に支承するようになっ
ている。
【0046】図2は、この発明の全体の構成を概略的に
示したブロック図である。この図2より明らかなよう
に、上記エアクリーナ9には、エア源8が連結されてい
る。このエア源8から供給されるエアは、エアクリーナ
9で塵埃等を除去した後、所定の空気圧とするエアレギ
ュレータ(図示せず)で調圧(例えば、3〜10kg/cm
2 の所定の圧力に調圧)されるようになっている。
示したブロック図である。この図2より明らかなよう
に、上記エアクリーナ9には、エア源8が連結されてい
る。このエア源8から供給されるエアは、エアクリーナ
9で塵埃等を除去した後、所定の空気圧とするエアレギ
ュレータ(図示せず)で調圧(例えば、3〜10kg/cm
2 の所定の圧力に調圧)されるようになっている。
【0047】この調圧されたエアは、上述のエアベアリ
ング4の空気圧供給部5に供給されるようになっている
とともに、図2に示すように、支柱3を通して、防振装
置2にも供給するようになっている。
ング4の空気圧供給部5に供給されるようになっている
とともに、図2に示すように、支柱3を通して、防振装
置2にも供給するようになっている。
【0048】上記エアベアリング4と大ターンテーブル
7の回転軸支部6の詳細な構成は、図3の拡大断面図に
示されている。この図3において、まず、大ターンテー
ブル7の構成から述べる。
7の回転軸支部6の詳細な構成は、図3の拡大断面図に
示されている。この図3において、まず、大ターンテー
ブル7の構成から述べる。
【0049】ターンテーブル7の回転軸支部6は、その
中心部に円柱状の空胴部61が形成され、その内部に図
示は省略したが、内蔵電気回路の一部である後述する混
合器24、レギュレータ25等が収納され、大ターンテ
ーブル7の周辺寄りの第1〜第4空間部7a〜7dに
は、第1〜第4回転駆動部21a〜21dのそれぞれを
構成する第1〜第4モータ22a〜22d、第1〜第4
エンコーダ23a〜23d等が設置されている。
中心部に円柱状の空胴部61が形成され、その内部に図
示は省略したが、内蔵電気回路の一部である後述する混
合器24、レギュレータ25等が収納され、大ターンテ
ーブル7の周辺寄りの第1〜第4空間部7a〜7dに
は、第1〜第4回転駆動部21a〜21dのそれぞれを
構成する第1〜第4モータ22a〜22d、第1〜第4
エンコーダ23a〜23d等が設置されている。
【0050】なお、符号22a〜22dにおける添字の
a〜dは、第1がa、第2がb、第3がc、第4がdに
対応して付されたもので、以下の説明中についても同様
である。この空胴部61の上端は、カバー67が固定さ
れて閉塞されている。
a〜dは、第1がa、第2がb、第3がc、第4がdに
対応して付されたもので、以下の説明中についても同様
である。この空胴部61の上端は、カバー67が固定さ
れて閉塞されている。
【0051】また、回転軸支部6の上部には、コード類
などの収納部62が設けられている。この収納部62の
外周部には、収納部62より径大に形成された部分に第
1〜第4回転駆動部21a〜21d、第1〜第4回転測
定部10a〜10dを収納・設置するための第1〜第4
空間部7a〜7dを有する大ターンテーブル7が嵌合・
固定されている。
などの収納部62が設けられている。この収納部62の
外周部には、収納部62より径大に形成された部分に第
1〜第4回転駆動部21a〜21d、第1〜第4回転測
定部10a〜10dを収納・設置するための第1〜第4
空間部7a〜7dを有する大ターンテーブル7が嵌合・
固定されている。
【0052】この大ターンテーブル7は、水平方向に回
転自在になるように、まず、連結ブロック63の環状凹
溝とエアベアリング4の回転筒部64の外周部とを嵌合
させた上、連結ブロック63の上面から複数本のボルト
65,65……を所定の角度間隔をもって挿通させ、回
転筒部64に形成した雌ねじ穴に螺合させることで一体
的に連結されている。
転自在になるように、まず、連結ブロック63の環状凹
溝とエアベアリング4の回転筒部64の外周部とを嵌合
させた上、連結ブロック63の上面から複数本のボルト
65,65……を所定の角度間隔をもって挿通させ、回
転筒部64に形成した雌ねじ穴に螺合させることで一体
的に連結されている。
【0053】さらに、この連結ブロック63の上面を、
大ターンテーブル7の回転軸支部6の下面に当接させた
状態で、回転軸支部6の上面側から複数本のボルト6
6,66……を螺合させることで連結ブロック63に回
転軸支部6を連結している。
大ターンテーブル7の回転軸支部6の下面に当接させた
状態で、回転軸支部6の上面側から複数本のボルト6
6,66……を螺合させることで連結ブロック63に回
転軸支部6を連結している。
【0054】これにより、回転軸支部6は、連結ブロッ
ク63を介してエアベアリング4の回転筒部64に連結
されることになる。この回転筒部64が、エアベアリン
グ4の固定筒部(図示せず)に対して微小間隙をもって
圧搾空気により回転自在に支承され、ひいては、大ター
ンテーブル7がエアベアリング4に対して水平方向に回
転自在に支承されることになる。
ク63を介してエアベアリング4の回転筒部64に連結
されることになる。この回転筒部64が、エアベアリン
グ4の固定筒部(図示せず)に対して微小間隙をもって
圧搾空気により回転自在に支承され、ひいては、大ター
ンテーブル7がエアベアリング4に対して水平方向に回
転自在に支承されることになる。
【0055】説明を図3から図1に戻す。この図1に示
すように、モータ31の下部には、その回転を検出する
ためのエンコーダ32が取付けられ、また、固定部(石
定盤1等)と大ターンテーブル7との間には、両者を機
械的に無接触状態で信号伝達と電源供給を行わせるため
の回転トランスT4,T5,T6,T7a〜T7d,T
8a〜T8dのそれぞれが介在されている。
すように、モータ31の下部には、その回転を検出する
ためのエンコーダ32が取付けられ、また、固定部(石
定盤1等)と大ターンテーブル7との間には、両者を機
械的に無接触状態で信号伝達と電源供給を行わせるため
の回転トランスT4,T5,T6,T7a〜T7d,T
8a〜T8dのそれぞれが介在されている。
【0056】そして、上述の第2のターンテーブルとし
ての大ターンテーブル7の盤面には図4に示すようにそ
の回転中心である回転軸支部6の中心部0に対し等配角
度間隔で配設された第1のターンテーブルとしての4つ
の小ターンテーブル28a〜28dには、第1〜第4回
転測定部10a〜10dが設けられている。
ての大ターンテーブル7の盤面には図4に示すようにそ
の回転中心である回転軸支部6の中心部0に対し等配角
度間隔で配設された第1のターンテーブルとしての4つ
の小ターンテーブル28a〜28dには、第1〜第4回
転測定部10a〜10dが設けられている。
【0057】この第1〜第4小ターンテーブル28a〜
28dを回転駆動する構成部分については、上述したエ
アベアリング4、モータ31、エンコーダ32、回転ト
ランスT4、……と基本的に同一であり、その差は大き
さが異なるのみである。
28dを回転駆動する構成部分については、上述したエ
アベアリング4、モータ31、エンコーダ32、回転ト
ランスT4、……と基本的に同一であり、その差は大き
さが異なるのみである。
【0058】従って、第1小ターンテーブル28aを回
転駆動するために、第1回転トランスT1a,T2a,
T3aと第1エンコーダ23a、第1モータ22a、第
1エアベアリング26a、第1回転軸支部27aとが設
けられており、第1回転軸支部27aに第1小ターンテ
ーブル28aが固定されることになる。
転駆動するために、第1回転トランスT1a,T2a,
T3aと第1エンコーダ23a、第1モータ22a、第
1エアベアリング26a、第1回転軸支部27aとが設
けられており、第1回転軸支部27aに第1小ターンテ
ーブル28aが固定されることになる。
【0059】また、この第1小ターンテーブル28aの
中心部には、被校正加速度変換器である第1加速度変換
器11aをその受感軸の中心が第1小ターンテーブル2
8aの回転中心と一致するように取付け固定するための
載置部29aが設けられている。
中心部には、被校正加速度変換器である第1加速度変換
器11aをその受感軸の中心が第1小ターンテーブル2
8aの回転中心と一致するように取付け固定するための
載置部29aが設けられている。
【0060】そして、第2〜第4小ターンテーブル28
b〜28d、第2〜第4回転トランスT1b〜T1d、
T2b〜T2d、T3b〜T3d、第2〜第4エンコー
ダ23b〜23d、第2〜第4モータ22b〜22d、
第2〜第4エアベアリング26b〜26d、第2〜第4
回転軸支部27b〜27dも、第1小ターンテーブル2
8a、第1回転トランスT1a,T2a,T3a、第1
エンコーダ23a、第1モータ22a、第1エアベアリ
ング26a、第1回転軸支部27aと同様にそれぞれ構
成されている。
b〜28d、第2〜第4回転トランスT1b〜T1d、
T2b〜T2d、T3b〜T3d、第2〜第4エンコー
ダ23b〜23d、第2〜第4モータ22b〜22d、
第2〜第4エアベアリング26b〜26d、第2〜第4
回転軸支部27b〜27dも、第1小ターンテーブル2
8a、第1回転トランスT1a,T2a,T3a、第1
エンコーダ23a、第1モータ22a、第1エアベアリ
ング26a、第1回転軸支部27aと同様にそれぞれ構
成されている。
【0061】なお、第1〜第4エアベアリング26a〜
26dへのエア供給は、石定盤1に取付けられたエアベ
アリング4に供給されるエアーの一部をバイパスして行
われるようになっている。また、上述の石定盤1上にお
いて、エアベアリング4および大ターンテーブル7の全
体を内包するように、安全カバーAが石定盤1上に固定
されている。
26dへのエア供給は、石定盤1に取付けられたエアベ
アリング4に供給されるエアーの一部をバイパスして行
われるようになっている。また、上述の石定盤1上にお
いて、エアベアリング4および大ターンテーブル7の全
体を内包するように、安全カバーAが石定盤1上に固定
されている。
【0062】この安全カバーAは、試験中万一、被校正
加速度変換器が小ターンテーブル28a〜28dの載置
部29a〜29dから外れた場合でも、遠心力により外
方向に飛散しないようにするためと、運転中に取扱者が
大ターンテーブル7等の回転部分に触れることを防止す
るためのものである。
加速度変換器が小ターンテーブル28a〜28dの載置
部29a〜29dから外れた場合でも、遠心力により外
方向に飛散しないようにするためと、運転中に取扱者が
大ターンテーブル7等の回転部分に触れることを防止す
るためのものである。
【0063】次に、図2、図4および図5により、検出
出力の伝送系と処理系について説明する。図5に示すよ
うに、この実施例では、4個の被校正加速度変換器が、
同時的に校正できるように構成されている。
出力の伝送系と処理系について説明する。図5に示すよ
うに、この実施例では、4個の被校正加速度変換器が、
同時的に校正できるように構成されている。
【0064】これらの被校正加速度変換器である第1〜
第4加速度変換器11a〜11dは、それぞれ図1ない
し図4で説明した4つの第1〜第4載置部29a〜29
d上に、それぞれ自身の受感軸の中心が第1〜第4小タ
ーンテーブル28a〜28dの回転中心と合致させられ
て1個宛それぞれ収納載置されている。
第4加速度変換器11a〜11dは、それぞれ図1ない
し図4で説明した4つの第1〜第4載置部29a〜29
d上に、それぞれ自身の受感軸の中心が第1〜第4小タ
ーンテーブル28a〜28dの回転中心と合致させられ
て1個宛それぞれ収納載置されている。
【0065】これらの第1〜第4加速度変換器11a〜
11dは、この例の場合片持ち支持でないひずみゲージ
式加速度変換器であり、各加速度変換器11a〜11d
は、大ターンテーブル7の回転速度、すなわち加速度に
応じた歪み(具体的には、起歪板の曲げ)を検出して、
加速度検出出力を得るものであり、モータ31の回転速
度を階段状に増加、あるいは減少させると、階段状に変
化する加速度が検出できるものである。
11dは、この例の場合片持ち支持でないひずみゲージ
式加速度変換器であり、各加速度変換器11a〜11d
は、大ターンテーブル7の回転速度、すなわち加速度に
応じた歪み(具体的には、起歪板の曲げ)を検出して、
加速度検出出力を得るものであり、モータ31の回転速
度を階段状に増加、あるいは減少させると、階段状に変
化する加速度が検出できるものである。
【0066】先ず、第1回転測定部10aの回路構成に
ついて説明する。第1加速度変換器11aの出力は、シ
グナルコンディショナ12aに入力されるようになって
いる。
ついて説明する。第1加速度変換器11aの出力は、シ
グナルコンディショナ12aに入力されるようになって
いる。
【0067】このシグナルコンディショナ12aは、入
力を増幅する機能を有すると共に、所定のまたは任意の
校正値信号を出力する機能、所定の周波数範囲だけの信
号を出力するフィルタ機能、ひずみゲージ式の変換器に
含まれるブリッジ回路の抵抗不平衡成分およびまたは容
量不平衡成分を除去して自動的に平衡をとるオートバラ
ンス機能、温度補償の機能等を有する。
力を増幅する機能を有すると共に、所定のまたは任意の
校正値信号を出力する機能、所定の周波数範囲だけの信
号を出力するフィルタ機能、ひずみゲージ式の変換器に
含まれるブリッジ回路の抵抗不平衡成分およびまたは容
量不平衡成分を除去して自動的に平衡をとるオートバラ
ンス機能、温度補償の機能等を有する。
【0068】このようなシグナルコンディショナ12a
の出力は、A/D変換器13aに入力されるようになっ
ている。このA/D変換器13aは、シグナルコンディ
ショナ12aから出力される信号を、コントローラ16
aのコントロール信号に基づき並列な12ビットのデジ
タル信号に変換して、パラレル−シリアル(以下、「P
−S」という)変換器14aに出力するようになってい
る。
の出力は、A/D変換器13aに入力されるようになっ
ている。このA/D変換器13aは、シグナルコンディ
ショナ12aから出力される信号を、コントローラ16
aのコントロール信号に基づき並列な12ビットのデジ
タル信号に変換して、パラレル−シリアル(以下、「P
−S」という)変換器14aに出力するようになってい
る。
【0069】このP−S変換器14aは、コントローラ
16aのコントロール信号により、A/D変換器13a
から出力されてくる12ビットのデジタル信号を直列に
変換して、変調器15aに出力するようになっている。
16aのコントロール信号により、A/D変換器13a
から出力されてくる12ビットのデジタル信号を直列に
変換して、変調器15aに出力するようになっている。
【0070】変調器15a内には、図示されていない
が、発振器が内蔵されており、コントローラ16aの出
力信号に基づき、P−S変換器14aから入力される直
列に変換されたデータの「1」、「0」ごとに、変調を
かける。
が、発振器が内蔵されており、コントローラ16aの出
力信号に基づき、P−S変換器14aから入力される直
列に変換されたデータの「1」、「0」ごとに、変調を
かける。
【0071】この実施例の場合、直列データの「1」を
50KHz、「0」を25KHzに発振器の出力信号(パル
ス信号)を変調して、回転トランスT2aの1次側に出
力するようになっている。また、この変調器15aは、
自身のアドレス(4系統のいずれであるのか別)を特定
する判別信号を付加する機能も有している。
50KHz、「0」を25KHzに発振器の出力信号(パル
ス信号)を変調して、回転トランスT2aの1次側に出
力するようになっている。また、この変調器15aは、
自身のアドレス(4系統のいずれであるのか別)を特定
する判別信号を付加する機能も有している。
【0072】尚、第2回転測定部10b〜10dについ
ても、その詳細な図示は省略したが、第1回転測定部1
0aと同様に構成されている。従って、第1回転測定部
10aとその関連回路、機構を代表として述べることと
する。
ても、その詳細な図示は省略したが、第1回転測定部1
0aと同様に構成されている。従って、第1回転測定部
10aとその関連回路、機構を代表として述べることと
する。
【0073】次に固定部30の回路構成について説明す
る。
る。
【0074】また、回転トランスT1aの2次側巻線に
出力される交流電源は、レギュレータ17aに入力され
るようになっている。このレギュレータ17aは、入力
された交流を整流し、所定電圧の直流に安定化するもの
で、上述の加速度変換器11a等の回路各部(第1回転
測定部10aの内部回路の各部)に電源供給をするもの
である。
出力される交流電源は、レギュレータ17aに入力され
るようになっている。このレギュレータ17aは、入力
された交流を整流し、所定電圧の直流に安定化するもの
で、上述の加速度変換器11a等の回路各部(第1回転
測定部10aの内部回路の各部)に電源供給をするもの
である。
【0075】さらに回転トランスT3aの2次側巻線に
は、制御信号cが出力され、この出力がコントローラ1
6aに入力されるようになっている。
は、制御信号cが出力され、この出力がコントローラ1
6aに入力されるようになっている。
【0076】なお、回転トランスT1a,T2a,T3
aは、回転部20(大ターンテーブル7等)と第1回転
測定部(小ターンテーブル28a)10aとの間に介在
されていて、回転トランスT1b,T2b,T3bは、
大ターンテーブル7と小ターンテーブル28bとの間に
介在され、他の回転トランスT1c,T1d,T2c,
T2d,T3c,T3dも同様である。
aは、回転部20(大ターンテーブル7等)と第1回転
測定部(小ターンテーブル28a)10aとの間に介在
されていて、回転トランスT1b,T2b,T3bは、
大ターンテーブル7と小ターンテーブル28bとの間に
介在され、他の回転トランスT1c,T1d,T2c,
T2d,T3c,T3dも同様である。
【0077】次に、回転部20の回路構成について説明
する。回転部20は、上述したように大ターンテーブル
7、モータ22a〜22d、レギュレータ25、混合器
24等で構成され、大ターンテーブル7の外周近傍に設
けられる小ターンテーブル28aを回転駆動すると共
に、その回転を検出・制御するための回転駆動部21a
が4系統(第1〜第4回転駆動部21a〜21d)設け
られている。
する。回転部20は、上述したように大ターンテーブル
7、モータ22a〜22d、レギュレータ25、混合器
24等で構成され、大ターンテーブル7の外周近傍に設
けられる小ターンテーブル28aを回転駆動すると共
に、その回転を検出・制御するための回転駆動部21a
が4系統(第1〜第4回転駆動部21a〜21d)設け
られている。
【0078】第1回転駆動部21aを例にすれば、モー
タ22aの一側が大ターンテーブル7に固定され、他側
が第1小ターンテーブル28aを回転させるようになっ
ている。このときの回転は、エンコーダ23aによって
検出され、その出力が回転トランスT8aを介して固定
部30側に送出されるようになっている。
タ22aの一側が大ターンテーブル7に固定され、他側
が第1小ターンテーブル28aを回転させるようになっ
ている。このときの回転は、エンコーダ23aによって
検出され、その出力が回転トランスT8aを介して固定
部30側に送出されるようになっている。
【0079】また、モータ22aへの回転制御信号の供
給は、回転トランスT7aを介して固定部30側から行
われるようになっている。このような第1回転駆動部2
1aが4系統(21a〜21d)設けられているのであ
る。
給は、回転トランスT7aを介して固定部30側から行
われるようになっている。このような第1回転駆動部2
1aが4系統(21a〜21d)設けられているのであ
る。
【0080】また、回転トランスT4の2次側巻線に生
じる交流電源は、そのまま第1回転トランスT1aを介
して第1回転測定部10a側に供給されると共に、レギ
ュレータ25にも供給されるようになっている。このレ
ギュレータ25は、上述のレギュレータ17aと同様の
もので、回転部20を構成する回路各部に電源供給をす
るためのものである。
じる交流電源は、そのまま第1回転トランスT1aを介
して第1回転測定部10a側に供給されると共に、レギ
ュレータ25にも供給されるようになっている。このレ
ギュレータ25は、上述のレギュレータ17aと同様の
もので、回転部20を構成する回路各部に電源供給をす
るためのものである。
【0081】さらに、第1〜第4回転測定部10a〜1
0dの各出力を送出する第1〜第4変調器15a〜15
dの各測定データD1〜D4のそれぞれは、第1〜第4
回転トランスT2a〜T2dを介して混合器24の4入
力端のそれぞれに入力されるようになっている。
0dの各出力を送出する第1〜第4変調器15a〜15
dの各測定データD1〜D4のそれぞれは、第1〜第4
回転トランスT2a〜T2dを介して混合器24の4入
力端のそれぞれに入力されるようになっている。
【0082】この混合器24は、測定データD1〜D4
を混合して出力データDとするものであるが、この実施
例では、測定データD1〜D4の生成タイミングを制御
(詳細は後述)して4系統の出力が順次に作られるよう
にしてあるので、概念的には混合器というよりは一種の
オア回路である。
を混合して出力データDとするものであるが、この実施
例では、測定データD1〜D4の生成タイミングを制御
(詳細は後述)して4系統の出力が順次に作られるよう
にしてあるので、概念的には混合器というよりは一種の
オア回路である。
【0083】この混合器24の出力端に生じる出力デー
タDは、回転トランスT6を介して固定部30側に送出
されるようになっている。
タDは、回転トランスT6を介して固定部30側に送出
されるようになっている。
【0084】次に、固定部30の回路構成について説明
する。モータ31にモータコントローラ33から出力さ
れるモータ制御データM0が供給されるようになってい
る。このモータコントローラ33は、メインコントロー
ラ35から出力される制御信号Mと、第1〜第4回転ト
ランスT8a〜T8dのそれぞれから得られる第1〜第
4モータ制御信号C1〜C4とパルスジェネレータ34
の出力信号とに基づいてモータ31を直接に制御するも
のである。これと共に、第1〜第4モータ22a〜22
dも第1〜第4回転トランスT7a〜T7dを介して制
御するものである。
する。モータ31にモータコントローラ33から出力さ
れるモータ制御データM0が供給されるようになってい
る。このモータコントローラ33は、メインコントロー
ラ35から出力される制御信号Mと、第1〜第4回転ト
ランスT8a〜T8dのそれぞれから得られる第1〜第
4モータ制御信号C1〜C4とパルスジェネレータ34
の出力信号とに基づいてモータ31を直接に制御するも
のである。これと共に、第1〜第4モータ22a〜22
dも第1〜第4回転トランスT7a〜T7dを介して制
御するものである。
【0085】回転トランスT6の2次側巻線に誘起した
「1」、「0」に対応する50KHz、25KHzの出力デ
ータDは、復調器38に入力されるようになっている。
「1」、「0」に対応する50KHz、25KHzの出力デ
ータDは、復調器38に入力されるようになっている。
【0086】この復調器38には、メインコントローラ
35からのコントロール信号が入力されるようになって
いる。このコントロール信号により、復調器38は、出
力データDをデジタルの測定データに復調して、シリア
ル−パラレル(以下、「S−P」という)変換器39に
出力するようになっている。
35からのコントロール信号が入力されるようになって
いる。このコントロール信号により、復調器38は、出
力データDをデジタルの測定データに復調して、シリア
ル−パラレル(以下、「S−P」という)変換器39に
出力するようになっている。
【0087】また、復調器38には、回転トランスT6
を介して入力される出力データD中に含まれるチャンネ
ル判別信号を解読し、その判別信号をメインコントロー
ラ35に送り返す機能も有している。
を介して入力される出力データD中に含まれるチャンネ
ル判別信号を解読し、その判別信号をメインコントロー
ラ35に送り返す機能も有している。
【0088】上記S−P変換器39には、メインコント
ローラ35からコントロール信号も入力されるようにな
っている。
ローラ35からコントロール信号も入力されるようにな
っている。
【0089】このコントロール信号に基づき、混合器2
4から出力される各回転測定部10a〜10d毎の分離
されたデジタルの直列データが12ビットの並列データ
に変換されるようになっている。
4から出力される各回転測定部10a〜10d毎の分離
されたデジタルの直列データが12ビットの並列データ
に変換されるようになっている。
【0090】この並列データは、メインコントローラ3
5からの出力信号に基づき4個のラッチ回路40a〜4
0dにチャンネルごとに、すなわち、第1〜第4回転測
定部10a〜10dの出力に対応して、ラッチされるよ
うになっている。
5からの出力信号に基づき4個のラッチ回路40a〜4
0dにチャンネルごとに、すなわち、第1〜第4回転測
定部10a〜10dの出力に対応して、ラッチされるよ
うになっている。
【0091】これらの4個のラッチ回路40a〜40d
の各出力は、デジタル/アナログ変換器(以下、「D/
A変換器」という)43a〜43dにそれぞれ入力され
るようになっているとともに、2進化10進法変換器
(以下、「BCD変換器」という)41に出力するよう
になっている。
の各出力は、デジタル/アナログ変換器(以下、「D/
A変換器」という)43a〜43dにそれぞれ入力され
るようになっているとともに、2進化10進法変換器
(以下、「BCD変換器」という)41に出力するよう
になっている。
【0092】このBCD変換器41は、各ラッチ回路4
0a〜40dごとの出力を入力して、2進化10進法に
より、10進数字に変換して、表示装置42に出力する
ようになっている。表示装置42としては、CRT表示
装置等が該当する。
0a〜40dごとの出力を入力して、2進化10進法に
より、10進数字に変換して、表示装置42に出力する
ようになっている。表示装置42としては、CRT表示
装置等が該当する。
【0093】さらに、メインコントローラ35には、キ
ーボード36が接続され、総合的な制御を指令できるよ
うになっていて、このメインコントローラ35には、プ
リンタ37が接続され、所望のハードコピーを得ること
ができるようになっている。
ーボード36が接続され、総合的な制御を指令できるよ
うになっていて、このメインコントローラ35には、プ
リンタ37が接続され、所望のハードコピーを得ること
ができるようになっている。
【0094】上述のD/A変換器43a〜43dの出力
は、信号処理回路44を介して表示装置42に入力され
るようになっている。この信号処理回路44は、D/A
変換器43a〜43dから出力される4系統の測定デー
タを、そのまま表示するに適正な信号に変換したり、複
数回に亘る測定の平均値を求めたり等々の処理をするも
ので、メインコントローラ35から出力される制御信号
Sによってその処理形態を変更することができるように
なっている。
は、信号処理回路44を介して表示装置42に入力され
るようになっている。この信号処理回路44は、D/A
変換器43a〜43dから出力される4系統の測定デー
タを、そのまま表示するに適正な信号に変換したり、複
数回に亘る測定の平均値を求めたり等々の処理をするも
ので、メインコントローラ35から出力される制御信号
Sによってその処理形態を変更することができるように
なっている。
【0095】またモータコントローラ33には、スイッ
チ45が接続され、モータ31,22a〜22d等の回
転を直接に(キーボード36からの指令ではなく)制御
することができるようになっている。従って、操作者の
キーボード36の操作により、信号処理回路44で各種
データ処理がなされ、その解析処理結果は、プリンタ3
7により測定値データをプリントアウトすることもでき
るようになっている。
チ45が接続され、モータ31,22a〜22d等の回
転を直接に(キーボード36からの指令ではなく)制御
することができるようになっている。従って、操作者の
キーボード36の操作により、信号処理回路44で各種
データ処理がなされ、その解析処理結果は、プリンタ3
7により測定値データをプリントアウトすることもでき
るようになっている。
【0096】図6は、解析処理系の配置の一例を示した
ものであり、キャスタ付きのラック50中央部の棚板上
には、キーボード36とメインコントローラ35(CP
U)が配置されており、このメインコントローラ35の
上部に図1で示した表示装置42が配置され、上棚部に
プリンタ37が載置されている。
ものであり、キャスタ付きのラック50中央部の棚板上
には、キーボード36とメインコントローラ35(CP
U)が配置されており、このメインコントローラ35の
上部に図1で示した表示装置42が配置され、上棚部に
プリンタ37が載置されている。
【0097】上記パルスジェネレータ34、モータコン
トローラ33、外部電源47等は、図2に示すように、
キャスタ付きのラック70内に組み込まれており、この
ラック70の底部にノイズフィルタ71、シールドトラ
ンス72、メインスイッチ73等が収納され、なお、図
2に示す表示器46は、モータ回転数等を表示するもの
である。
トローラ33、外部電源47等は、図2に示すように、
キャスタ付きのラック70内に組み込まれており、この
ラック70の底部にノイズフィルタ71、シールドトラ
ンス72、メインスイッチ73等が収納され、なお、図
2に示す表示器46は、モータ回転数等を表示するもの
である。
【0098】スイッチ45を操作する毎に、回転数を変
化させられるようになっており、その設定回転速度は、
表示器46で表示されるようになっている。
化させられるようになっており、その設定回転速度は、
表示器46で表示されるようになっている。
【0099】このように構成された本施例の動作を、主
として図5を用いて説明する。加速度校正を開始するに
先立ってメインスイッチ73(図2参照)を投入する
と、固定部30に設けられた外部電源47で生成される
安定化された電源が固定部30に配置された各回路に電
源供給がなされる。
として図5を用いて説明する。加速度校正を開始するに
先立ってメインスイッチ73(図2参照)を投入する
と、固定部30に設けられた外部電源47で生成される
安定化された電源が固定部30に配置された各回路に電
源供給がなされる。
【0100】また、この外部電源47から出力される交
流電源の一部は、回転部20と第1〜第4回転測定部1
0a〜10dとに配置された各回路に電源供給するため
に、回転トランスT4の1次巻線(固定部30に固定さ
れている)に供給される。
流電源の一部は、回転部20と第1〜第4回転測定部1
0a〜10dとに配置された各回路に電源供給するため
に、回転トランスT4の1次巻線(固定部30に固定さ
れている)に供給される。
【0101】すると、回転トランスT4の2次巻線(回
転部20に固定されている)に電磁的に誘導された電源
がレギュレータ25に供給され、このレギュレータ25
で整流、安定化され所定の直流電源として回転部20に
配置された各回路に電源供給がなされる。
転部20に固定されている)に電磁的に誘導された電源
がレギュレータ25に供給され、このレギュレータ25
で整流、安定化され所定の直流電源として回転部20に
配置された各回路に電源供給がなされる。
【0102】また、上述の回転トランスT4の2次巻線
(回転部20に固定されている)に誘導された交流電源
は、第1〜第4回転測定部10a〜10d側に伝送され
る。
(回転部20に固定されている)に誘導された交流電源
は、第1〜第4回転測定部10a〜10d側に伝送され
る。
【0103】詳しくは、回転トランスT1aの1次巻線
に印加された交流電源が第1回転測定部10aの2次巻
線(回転トランスT1a)に交流電源が誘導されレギュ
レータ17に印加される。このレギュレータ17によっ
て安定化された直流電源は、第1回転測定部10aに含
まれる各回路に電源の供給がなされる。また、第2〜第
4回転測定部10b〜10dのそれぞれの有する各回路
にも、上述同様にして回転トランスT1b〜T1dを介
して電源の供給がなされる。
に印加された交流電源が第1回転測定部10aの2次巻
線(回転トランスT1a)に交流電源が誘導されレギュ
レータ17に印加される。このレギュレータ17によっ
て安定化された直流電源は、第1回転測定部10aに含
まれる各回路に電源の供給がなされる。また、第2〜第
4回転測定部10b〜10dのそれぞれの有する各回路
にも、上述同様にして回転トランスT1b〜T1dを介
して電源の供給がなされる。
【0104】一方、固定部30に設けられたメインコン
トローラ35から送出される制御信号Cは、固定部30
と回転部20の間に介挿された回転トランスT5と、回
転部20と第1〜第4回転測定部10a〜10dのそれ
ぞれに介挿された回転トランスT3a〜T3dのそれぞ
れとを通じて4つのコントローラ16a〜16dのそれ
ぞれに供給される。
トローラ35から送出される制御信号Cは、固定部30
と回転部20の間に介挿された回転トランスT5と、回
転部20と第1〜第4回転測定部10a〜10dのそれ
ぞれに介挿された回転トランスT3a〜T3dのそれぞ
れとを通じて4つのコントローラ16a〜16dのそれ
ぞれに供給される。
【0105】また、第1〜第4回転測定部10a〜10
dのそれぞれから出力される第1〜第4測定データD1
〜D4のそれぞれも、第1〜第4回転測定部10a〜1
0dと回転部20との間に介挿された回転トランスT2
a〜T2dのそれぞれを通じて混合器24に供給され
る。この混合器24の出力データDは、回転部20と固
定部30との間に介挿された回転トランスT6を通じて
固定部30に配置された復調器38に入力される。
dのそれぞれから出力される第1〜第4測定データD1
〜D4のそれぞれも、第1〜第4回転測定部10a〜1
0dと回転部20との間に介挿された回転トランスT2
a〜T2dのそれぞれを通じて混合器24に供給され
る。この混合器24の出力データDは、回転部20と固
定部30との間に介挿された回転トランスT6を通じて
固定部30に配置された復調器38に入力される。
【0106】また、図2と図10に示されているスイッ
チ45の操作でモータ31,モータ22a〜22dの各
回転速度を設定することによって、4つの加速度変換器
11a〜11dに与える加速度の大きさと周波数変調成
分の周波数を設定する。この設定回転速度と周波数は、
表示器46(図2参照)に表示される。
チ45の操作でモータ31,モータ22a〜22dの各
回転速度を設定することによって、4つの加速度変換器
11a〜11dに与える加速度の大きさと周波数変調成
分の周波数を設定する。この設定回転速度と周波数は、
表示器46(図2参照)に表示される。
【0107】詳しくは、スイッチ45で設定されたデー
タが、モータコントローラ33で解読され、各モータ3
1,22a〜22dを設定した回転数とするに適正なモ
ータ制御信号M0,M1〜M4が生成され、これによっ
て、各モータ31,22a〜22dは回転駆動制御され
る。
タが、モータコントローラ33で解読され、各モータ3
1,22a〜22dを設定した回転数とするに適正なモ
ータ制御信号M0,M1〜M4が生成され、これによっ
て、各モータ31,22a〜22dは回転駆動制御され
る。
【0108】この設定された回転速度でモータ31,2
2a〜22dが回転すると、モータの実回転速度は、エ
ンコーダ32,23a〜23dでそれぞれ測定され、そ
の測定値をエンコードして、エンコーダ32,23a〜
23dの出力が制御信号C0,C1〜C4としてモータ
コントローラ33に送られる。
2a〜22dが回転すると、モータの実回転速度は、エ
ンコーダ32,23a〜23dでそれぞれ測定され、そ
の測定値をエンコードして、エンコーダ32,23a〜
23dの出力が制御信号C0,C1〜C4としてモータ
コントローラ33に送られる。
【0109】モータコントローラ33は、パルスジェネ
レータ34から入力されるクロックパルスとエンコーダ
32,23a〜23dの出力の制御信号C0,C1〜C
4とのそれぞれの位相を比較し、その位相差に応じてモ
ータ31,22a〜22dの回転数が上記設定回転数と
なるように回転速度の制御を行う。
レータ34から入力されるクロックパルスとエンコーダ
32,23a〜23dの出力の制御信号C0,C1〜C
4とのそれぞれの位相を比較し、その位相差に応じてモ
ータ31,22a〜22dの回転数が上記設定回転数と
なるように回転速度の制御を行う。
【0110】このモータ31,22a〜22dは、ブラ
シレスモータであり、しかもダイレクトに大ターンテー
ブル7と小ターンテーブル28a〜28dを回転駆動す
るので、高い芯ぶれ精度と少いジッタ(JITTER)
でターンテーブル5を回転することができる。
シレスモータであり、しかもダイレクトに大ターンテー
ブル7と小ターンテーブル28a〜28dを回転駆動す
るので、高い芯ぶれ精度と少いジッタ(JITTER)
でターンテーブル5を回転することができる。
【0111】図7は、このモータ31の指令電圧対回転
数の関係を示す特性図であり、この図7からも明からな
ように、指令電圧に対して回転数がほぼ直線的であり、
また、図8は、ジッタ対回転数の関係を示す特性図であ
り、ジッタが非常に少ないことがわかる。
数の関係を示す特性図であり、この図7からも明からな
ように、指令電圧に対して回転数がほぼ直線的であり、
また、図8は、ジッタ対回転数の関係を示す特性図であ
り、ジッタが非常に少ないことがわかる。
【0112】さらに、図9は、モータ4の立ち上がり、
立ち下がり特性を示すものであり、立ち上がり、立ち下
がりが対称的であり、むらのないことがわかる。
立ち下がり特性を示すものであり、立ち上がり、立ち下
がりが対称的であり、むらのないことがわかる。
【0113】この図7〜図9のように、このブラシレス
モータの特性が優れていることがわかる。したがって、
モータ31に直接ドライブされる大ターンテーブル7の
回転に芯ぶれがなく極めて安定し、ひいては、第1〜第
4回転測定部10a〜10dに非常に正確な加速度を与
えることができる。
モータの特性が優れていることがわかる。したがって、
モータ31に直接ドライブされる大ターンテーブル7の
回転に芯ぶれがなく極めて安定し、ひいては、第1〜第
4回転測定部10a〜10dに非常に正確な加速度を与
えることができる。
【0114】また、モータ31によって回転される大タ
ーンテーブル7の回転軸支部6は、エアベアリング4の
回転筒部64と一体化され、エアベアリング4の固定筒
部に対し非接触状態で回転自在に軸支されているので、
機械的振動を発生することがない。その上、摩耗や焼付
けがなく、モータ31や回転トランスT4〜T6,T7
a〜T7d,T8a〜T8dからは、従来のようなブラ
シによるノイズが発生しないから、第1〜第4回転測定
部10a〜10dに、第1〜第4回転の検出出力にノイ
ズが重畳されることがなくなるのである。
ーンテーブル7の回転軸支部6は、エアベアリング4の
回転筒部64と一体化され、エアベアリング4の固定筒
部に対し非接触状態で回転自在に軸支されているので、
機械的振動を発生することがない。その上、摩耗や焼付
けがなく、モータ31や回転トランスT4〜T6,T7
a〜T7d,T8a〜T8dからは、従来のようなブラ
シによるノイズが発生しないから、第1〜第4回転測定
部10a〜10dに、第1〜第4回転の検出出力にノイ
ズが重畳されることがなくなるのである。
【0115】また、モータ22a〜22dの回転駆動部
とその利点については、上述のモータ31に比して設定
回転速度が異なるだけであり、概ね同様であるのでその
説明は省略する。
とその利点については、上述のモータ31に比して設定
回転速度が異なるだけであり、概ね同様であるのでその
説明は省略する。
【0116】このようにして、大ターンテーブル7およ
び小ターンテーブル28a〜28dの回転および回転支
承を行うことにより、大ターンテーブル7の回転速度に
応じた加速度に小ターンテーブル28a〜28dの回転
速度に応じた変調成分を加味したものを加速度変換器1
1a〜11dに与えることができる。
び小ターンテーブル28a〜28dの回転および回転支
承を行うことにより、大ターンテーブル7の回転速度に
応じた加速度に小ターンテーブル28a〜28dの回転
速度に応じた変調成分を加味したものを加速度変換器1
1a〜11dに与えることができる。
【0117】従って設定された回転数N1 で回転する大
ターンテーブル7により加速度変換器11a〜11d
は、次のような加速度を受けることになる。なお、4つ
の加速度変換器11a〜11dのそれぞれの加速度が求
められるようになっているが、説明の繁雑さを避ける意
味で、ここでは1つの加速度変換器11aについて代表
して説明することとする。
ターンテーブル7により加速度変換器11a〜11d
は、次のような加速度を受けることになる。なお、4つ
の加速度変換器11a〜11dのそれぞれの加速度が求
められるようになっているが、説明の繁雑さを避ける意
味で、ここでは1つの加速度変換器11aについて代表
して説明することとする。
【0118】図4に示すように第1の加速度変換器11
aは、大ターンテーブル7の回転速度と半径Rに対応し
た一定の加速度α1 を受ける。
aは、大ターンテーブル7の回転速度と半径Rに対応し
た一定の加速度α1 を受ける。
【0119】このとき加速度変換器11aは、その受感
軸が大ターンテーブル7の中心0を通る放射方向軸と一
致し、かつその受感軸正(+)方向が回転の中心0を向
いている場合には、上述の一定加速度に対応した正
(+)の検出出力が得られ、回転の中心0と反対の方向
を向いている場合には、上述の一定加速度に対応した負
(−)の検出出力が得られる。
軸が大ターンテーブル7の中心0を通る放射方向軸と一
致し、かつその受感軸正(+)方向が回転の中心0を向
いている場合には、上述の一定加速度に対応した正
(+)の検出出力が得られ、回転の中心0と反対の方向
を向いている場合には、上述の一定加速度に対応した負
(−)の検出出力が得られる。
【0120】ところが、加速度変換器11aの受感軸が
大ターンテーブルの放射方向軸に対し、0°から90°
の角度θにわたってずれていくと、加速度変換器11a
の受感部に作用する加速度成分が、以下に述べる関係で
減少し、検出出力は正の最大から0にわたって減少して
いく。
大ターンテーブルの放射方向軸に対し、0°から90°
の角度θにわたってずれていくと、加速度変換器11a
の受感部に作用する加速度成分が、以下に述べる関係で
減少し、検出出力は正の最大から0にわたって減少して
いく。
【0121】また、受感軸が、大ターンテーブル7の放
射放向軸に対し、90°から180°の角度にわたって
ずれていくと、加速度変換器11aの受感部に作用する
加速度成分が次第に負の方向に増大し、検出出力は、0
から負の最大に変化し、以下同様に角度θが、180°
〜270°および270°〜360°にわたってずれる
と、負の最大から0および0から正の最大へと変化す
る。
射放向軸に対し、90°から180°の角度にわたって
ずれていくと、加速度変換器11aの受感部に作用する
加速度成分が次第に負の方向に増大し、検出出力は、0
から負の最大に変化し、以下同様に角度θが、180°
〜270°および270°〜360°にわたってずれる
と、負の最大から0および0から正の最大へと変化す
る。
【0122】このことを一般式で表わせば、次のように
なる。先ず、大ターンテーブル7の中心0と加速度変換
器11aの受感軸中心(第1回転測定部を構成する小タ
ーンテーブル28aの回転中心)までの偏心距離をRと
し、大ターンテーブル7の角速度をω1 (回転数N1 r
pm)とし、小ターンテーブル28aの角速度をω
2(回転数N2 rpm)とすると、加速度変換器11a
には、次式に示す加速度α1 が与えられる。
なる。先ず、大ターンテーブル7の中心0と加速度変換
器11aの受感軸中心(第1回転測定部を構成する小タ
ーンテーブル28aの回転中心)までの偏心距離をRと
し、大ターンテーブル7の角速度をω1 (回転数N1 r
pm)とし、小ターンテーブル28aの角速度をω
2(回転数N2 rpm)とすると、加速度変換器11a
には、次式に示す加速度α1 が与えられる。
【0123】 α1 =R・ω1 2=R(2・π・N1 /60)2 また、加速度変換器11aには、受感軸のずれ角θに応
じた成分の加速度が作用し、θ=0°または360°の
ときには正のピーク値である加速度+α2 が作用し、θ
=180°のときには負のピーク値である加速度−α2
が作用することとなる。
じた成分の加速度が作用し、θ=0°または360°の
ときには正のピーク値である加速度+α2 が作用し、θ
=180°のときには負のピーク値である加速度−α2
が作用することとなる。
【0124】この場合の加速度α2 とずれ角θとの関係
は、α2 =R・ω1 2・cosθ=R(2・π・N1 /6
0)2 ・cosθとなる。
は、α2 =R・ω1 2・cosθ=R(2・π・N1 /6
0)2 ・cosθとなる。
【0125】ここで、θ=0°の角度位置から、一定回
転数N2 (rpm)で小ターンテーブル28aが回転す
るものとすれば、 θ=(2・π・N2 /60)t であるから、t秒後の受感部に作用する加速度α2 の成
分は、 α2 =R(2・π・N1 /60)cos(2・π・N
2 /60)t で表わされるのである。
転数N2 (rpm)で小ターンテーブル28aが回転す
るものとすれば、 θ=(2・π・N2 /60)t であるから、t秒後の受感部に作用する加速度α2 の成
分は、 α2 =R(2・π・N1 /60)cos(2・π・N
2 /60)t で表わされるのである。
【0126】今までの説明における加速度変換器11a
の受感軸の放射方向軸に対する上記ずれ角θおよび時間
と加速度の変化の関係は、図10に示すようになる。
の受感軸の放射方向軸に対する上記ずれ角θおよび時間
と加速度の変化の関係は、図10に示すようになる。
【0127】さて加速度変換器11aの出力は、シグナ
ルコンディショナ12aに入力され、不平衡成分の除去
等が行われA/D変換器13aに入力され12ビットの
並列的なデジタル信号に変換される。
ルコンディショナ12aに入力され、不平衡成分の除去
等が行われA/D変換器13aに入力され12ビットの
並列的なデジタル信号に変換される。
【0128】このデジタル信号は、P−S変換器14に
よって直列的なデジタル信号に変換され変調器15に入
力される。
よって直列的なデジタル信号に変換され変調器15に入
力される。
【0129】この変調器15aは、その入力データの
「1」「0」に対応して変調をかける。本実施例では、
上述したように、直列のデータの「1」を50KHz,
「0」を25KHzのパルス波で変調をかけるものであ
る。
「1」「0」に対応して変調をかける。本実施例では、
上述したように、直列のデータの「1」を50KHz,
「0」を25KHzのパルス波で変調をかけるものであ
る。
【0130】さらにこの変調器15aにおいては、加速
度変換器11aの測定データに、第1の回転測定部10
aの出力であることを特定づける判別信号(符号)を付
加している。また、A/D変換のタイミングやP−S変
換のタイミング等は、制御信号C(固定部30のメイン
コントローラ35から送出される)を受けたコントロー
ラ16aによってすべて制御されるようになっている。
度変換器11aの測定データに、第1の回転測定部10
aの出力であることを特定づける判別信号(符号)を付
加している。また、A/D変換のタイミングやP−S変
換のタイミング等は、制御信号C(固定部30のメイン
コントローラ35から送出される)を受けたコントロー
ラ16aによってすべて制御されるようになっている。
【0131】一方、第2〜第4回転測定部10b〜10
dにおいても、上述同様にして加速度変換器11b〜1
1dの出力が、測定データD2〜D4として得られるよ
うになっている。
dにおいても、上述同様にして加速度変換器11b〜1
1dの出力が、測定データD2〜D4として得られるよ
うになっている。
【0132】なお、変調器15a〜15dのそれぞれか
ら出力される4系統の測定データD1〜D4の生成タイ
ミングが同時的にならないように、制御信号Cが、メイ
ンコントローラ35から生成されている。
ら出力される4系統の測定データD1〜D4の生成タイ
ミングが同時的にならないように、制御信号Cが、メイ
ンコントローラ35から生成されている。
【0133】従って、第1〜第4回転測定部10a〜1
0dのそれぞれから出力される4系統の測定データD1
〜D4は、回転トランスT2a〜T2dのそれぞれを介
して、回転部20に設けられた混合器24に入力され
る。
0dのそれぞれから出力される4系統の測定データD1
〜D4は、回転トランスT2a〜T2dのそれぞれを介
して、回転部20に設けられた混合器24に入力され
る。
【0134】この混合器24の出力データDは、回転部
20と固定部30との間に介挿された回転トランスT6
を介して、固定部30に設けられた復調器38に入力さ
れる。この復調器38は、メインコントローラ35の出
力信号に基づき、出力データDを復調して、「1」,
「0」の直列データを出力して、S−P変換器39に送
出すると共に出力デンタDに含まれる判別符号を解読し
メインコントローラ35にその結果を送り帰す。
20と固定部30との間に介挿された回転トランスT6
を介して、固定部30に設けられた復調器38に入力さ
れる。この復調器38は、メインコントローラ35の出
力信号に基づき、出力データDを復調して、「1」,
「0」の直列データを出力して、S−P変換器39に送
出すると共に出力デンタDに含まれる判別符号を解読し
メインコントローラ35にその結果を送り帰す。
【0135】S−P変換器39は、メインコントローラ
35からの出力信号に基づき、復調器38から送られて
くる直列データの復調信号を並列データに変換して、第
1〜第4回転測定部10a〜10dから順次に出力され
る測定データD1〜D4が検出されるごとに、メインコ
ントローラ35のコントロール信号に基づきラッチ回路
40a〜40dにラッチする。
35からの出力信号に基づき、復調器38から送られて
くる直列データの復調信号を並列データに変換して、第
1〜第4回転測定部10a〜10dから順次に出力され
る測定データD1〜D4が検出されるごとに、メインコ
ントローラ35のコントロール信号に基づきラッチ回路
40a〜40dにラッチする。
【0136】各ラッチ回路40a〜40dにラッチされ
た並列データは、D/A変換器43a〜43dに送ら
れ、このD/A変換器43a〜43dにより第1〜第4
回転測定部10a〜10dで測定データが得られるごと
にその検出出力がアナログ信号に変換されて信号処理回
路44に出力される。
た並列データは、D/A変換器43a〜43dに送ら
れ、このD/A変換器43a〜43dにより第1〜第4
回転測定部10a〜10dで測定データが得られるごと
にその検出出力がアナログ信号に変換されて信号処理回
路44に出力される。
【0137】また、ラッチ回路40a〜40dの出力
は、それぞれBCD変換器41で2進化10進法により
10進数字に変換されて、表示装置42によって表示さ
れる。
は、それぞれBCD変換器41で2進化10進法により
10進数字に変換されて、表示装置42によって表示さ
れる。
【0138】一方、S−P変換器39から出力される並
列データは、図6に示すメインコントローラ35に送ら
れることにより、4つの加速度変換器11a〜11dの
検出出力の解析処理を行うこともでき、この解析処理結
果は、操作者がキーボード36の操作により、表示装置
42に表示させたり、プリンタ37でプリントアウトす
ることができる。
列データは、図6に示すメインコントローラ35に送ら
れることにより、4つの加速度変換器11a〜11dの
検出出力の解析処理を行うこともでき、この解析処理結
果は、操作者がキーボード36の操作により、表示装置
42に表示させたり、プリンタ37でプリントアウトす
ることができる。
【0139】このような解析処理系に汎用パーソナルコ
ンピュータを使用して製品履歴管理を行ったり、統計処
理機能をもたせることも可能である。
ンピュータを使用して製品履歴管理を行ったり、統計処
理機能をもたせることも可能である。
【0140】勿論、パーソナルコンピュータに代えて専
用マイクロコンピュータを使用することもできる。
用マイクロコンピュータを使用することもできる。
【0141】次に、スイッチ45の操作により、モータ
31の回転速度の設定を階段状に切り換えれば、その階
段状の回転の切換えに応じて、加速度変換器11a〜1
1dには、階段状の加速度が印加されることになり、そ
のときの加速度変換器の各出力を導出することができ、
従って、加速度設定の多段化のプログラム化が実現でき
る。
31の回転速度の設定を階段状に切り換えれば、その階
段状の回転の切換えに応じて、加速度変換器11a〜1
1dには、階段状の加速度が印加されることになり、そ
のときの加速度変換器の各出力を導出することができ、
従って、加速度設定の多段化のプログラム化が実現でき
る。
【0142】また、スイッチ45の操作もしくはキーボ
ードの操作によって、4系統のモータ22a〜22dの
回転速度を任意に設定すれば、測定データの変調周波数
を変化させることができる。
ードの操作によって、4系統のモータ22a〜22dの
回転速度を任意に設定すれば、測定データの変調周波数
を変化させることができる。
【0143】例えば、モータ22a〜22dの回転数を
高くすれば高い周波数の特性を得ることができ、逆にモ
ータ回転数を低くすれば低い周波数の特性を得ることが
できる。また、4系統のモータ22a〜22dの回転数
をすべて同一回転数に設定しなくても良く、被校正加速
度変換器の校正対象の周波数に合致して任意に設定すれ
ば良い。
高くすれば高い周波数の特性を得ることができ、逆にモ
ータ回転数を低くすれば低い周波数の特性を得ることが
できる。また、4系統のモータ22a〜22dの回転数
をすべて同一回転数に設定しなくても良く、被校正加速
度変換器の校正対象の周波数に合致して任意に設定すれ
ば良い。
【0144】このように、この実施例によれば、大ター
ンテーブル7をダイレクトに回転駆動するモータ31を
ブラシレス化したものを用いるとともに、大ターンテー
ブル7の回転軸支部6をエアベアリング4により非接触
状態で回転自在に支承し、この大ターンテーブル7に小
ターンテーブル28a〜28dを配設して回転させ、し
かも大ターンテーブル7と小ターンテーブル28a〜2
8dの間にエアベアリング26a〜26dを介在させ、
複数の加速度変換器11a〜11dの加速度検出出力
を、各加速度変換器11a〜11dの検出出力ごとに選
択して、A/D変換器33a〜33dでデジタル信号に
変換した後、P−S変換器14a〜14dで直列データ
に変換し、変調器15a〜15dで直列データの
「1」,「0」をそれぞれ50KHz,25KHzに変調
し、その変調信号を回転トランスT2a〜T2dを介し
て非接触状態で固定部30側に配置された復調器38に
伝送するようにしたので、モータ31,22a〜22d
での騒音の発生、損耗がなくなり、低消費電力化が可能
であり、また、ノイズが検出出力に重畳することもな
く、しかも全体を小型に構成できるという利点が得られ
る。
ンテーブル7をダイレクトに回転駆動するモータ31を
ブラシレス化したものを用いるとともに、大ターンテー
ブル7の回転軸支部6をエアベアリング4により非接触
状態で回転自在に支承し、この大ターンテーブル7に小
ターンテーブル28a〜28dを配設して回転させ、し
かも大ターンテーブル7と小ターンテーブル28a〜2
8dの間にエアベアリング26a〜26dを介在させ、
複数の加速度変換器11a〜11dの加速度検出出力
を、各加速度変換器11a〜11dの検出出力ごとに選
択して、A/D変換器33a〜33dでデジタル信号に
変換した後、P−S変換器14a〜14dで直列データ
に変換し、変調器15a〜15dで直列データの
「1」,「0」をそれぞれ50KHz,25KHzに変調
し、その変調信号を回転トランスT2a〜T2dを介し
て非接触状態で固定部30側に配置された復調器38に
伝送するようにしたので、モータ31,22a〜22d
での騒音の発生、損耗がなくなり、低消費電力化が可能
であり、また、ノイズが検出出力に重畳することもな
く、しかも全体を小型に構成できるという利点が得られ
る。
【0145】また、エアベアリング4,26a〜26d
による回転支持であるから、スラスト、ラジアルのいず
れの方向の回転精度も、0.05μm程度に高めること
ができ、その分正確な加速度を発生させることができ
る。
による回転支持であるから、スラスト、ラジアルのいず
れの方向の回転精度も、0.05μm程度に高めること
ができ、その分正確な加速度を発生させることができ
る。
【0146】なお、この発明は、上述の実施例に限定さ
れることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、
種々の変形実施が可能である。
れることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、
種々の変形実施が可能である。
【0147】例えば、小ターンテーブルは、実施例のよ
うに90°間隔で4個設ける場合に限られるものではな
く、2,3個ましくはそれ以上設けてもよい。ただし、
全体の回転バランス(動バランス)を考えた場合には、
その配設角度を等配角度にすることが望ましい。
うに90°間隔で4個設ける場合に限られるものではな
く、2,3個ましくはそれ以上設けてもよい。ただし、
全体の回転バランス(動バランス)を考えた場合には、
その配設角度を等配角度にすることが望ましい。
【0148】また、小ターンテーブルを複数個設けたと
きのそれぞれの回転方向は、同方向でも反対方向でも良
いが、動バランスを保持するためには、互いに対向する
小ターンテーブルを互いに反対方向に回転させることが
望ましい。
きのそれぞれの回転方向は、同方向でも反対方向でも良
いが、動バランスを保持するためには、互いに対向する
小ターンテーブルを互いに反対方向に回転させることが
望ましい。
【0149】さらに、エアベアリングの固定側と回転側
の材質としては、ステンレス、セラミック、カーボン系
素材、アルミニウム等が用いられるが、万一エアの供給
が停止した場合に焼付きを生じないようにするには、セ
ラミック同士の組合せ、ステンレスとカーボン系素材の
組合せを用いることが望ましい。
の材質としては、ステンレス、セラミック、カーボン系
素材、アルミニウム等が用いられるが、万一エアの供給
が停止した場合に焼付きを生じないようにするには、セ
ラミック同士の組合せ、ステンレスとカーボン系素材の
組合せを用いることが望ましい。
【0150】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、ターンテーブルの回転駆動をブラシレスモータでダ
イレクト駆動するようにしたので、先ず第1に、クラッ
チや変速機構などが不要となり、装置全体の小型化が実
現でき、第2に、ノイズの発生が抑止されることに加え
て、加速度設定の多段化が容易になり、自動プログラム
加速度校正が実現可能となる。
ば、ターンテーブルの回転駆動をブラシレスモータでダ
イレクト駆動するようにしたので、先ず第1に、クラッ
チや変速機構などが不要となり、装置全体の小型化が実
現でき、第2に、ノイズの発生が抑止されることに加え
て、加速度設定の多段化が容易になり、自動プログラム
加速度校正が実現可能となる。
【0151】また、ターンテーブルの回転支承は、エア
ベアリングにより非接触状態で行うから、スラスト、ラ
ジアルのいずれに対しても高精度な回転支持が実現さ
れ、加えて、ノイズの発生もなくなり、従って、高精度
な加速度校正を行うことができる。
ベアリングにより非接触状態で行うから、スラスト、ラ
ジアルのいずれに対しても高精度な回転支持が実現さ
れ、加えて、ノイズの発生もなくなり、従って、高精度
な加速度校正を行うことができる。
【0152】さらに、各加速度変換器の加速度検出出力
を内蔵アンプで増幅した後、回転トランスを介して伝送
するようにしているから、この場合においても、非接触
状態が維持され、上記同様、ノイズの発生を抑制できる
とともに、機械的摩耗部分を皆無とした遠心式加速度校
正装置を提供することができ、また加速度発生の基準と
なる較正装置としても応用範囲が広がる。
を内蔵アンプで増幅した後、回転トランスを介して伝送
するようにしているから、この場合においても、非接触
状態が維持され、上記同様、ノイズの発生を抑制できる
とともに、機械的摩耗部分を皆無とした遠心式加速度校
正装置を提供することができ、また加速度発生の基準と
なる較正装置としても応用範囲が広がる。
【0153】また、加速度変換器11a〜11dの受感
部に静的加速度のみならず、周波数変調成分を加えた動
的加速度をも与えることができ、広範囲の周波数領域に
おける加速度変換器11a〜11dの出力を校正するこ
とができる。特に従来、不可能とされていた20KHz未
満の特性を0.3%以内の精度をもって校正することが
できる。
部に静的加速度のみならず、周波数変調成分を加えた動
的加速度をも与えることができ、広範囲の周波数領域に
おける加速度変換器11a〜11dの出力を校正するこ
とができる。特に従来、不可能とされていた20KHz未
満の特性を0.3%以内の精度をもって校正することが
できる。
【図1】この発明に係る遠心式加速度校正装置の一実施
例の全体構成を一部破断して示す正面図である。
例の全体構成を一部破断して示す正面図である。
【図2】図1の実施例の全体の概略的構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】図1の実施例のターンテーブルとエアベアリン
グとの関連部分の拡大断面図である。
グとの関連部分の拡大断面図である。
【図4】図1の実施例の大ターンテーブルと小ターンテ
ーブルの位置関係を示す概略原理図である。
ーブルの位置関係を示す概略原理図である。
【図5】図1の実施例の信号伝送系と回転駆動系の部分
のブロック図である。
のブロック図である。
【図6】図1の実施例における解析処理系の配置関係を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】図1の実施例のモータの指令電圧対回転数の関
係を示す特性図である。
係を示す特性図である。
【図8】図1の実施例のモータの回転速度対ジッタの関
係を示す特性図である。
係を示す特性図である。
【図9】図1の実施例のモータの指令電圧対回転速度の
関係を示す特性図である。
関係を示す特性図である。
【図10】図1の実施例の動作を説明するための波形図
である。
である。
【図11】動的加速度を与え得る加速度検出装置の一思
考例を模式的に示す平面図である。
考例を模式的に示す平面図である。
【図12】遠心式加速度検出装置に与えるべき理想の特
性曲線を示す波形図である。
性曲線を示す波形図である。
【図13】従来型の遠心式加速度検出装置におけるノイ
ズ成分を含んだ波形図である。
ズ成分を含んだ波形図である。
【図14】図11に示す思考案に係る遠心式加速度検出
装置における出力特性を示す波形図である。
装置における出力特性を示す波形図である。
1 石定盤 2 防振装置 3 支柱 4 エアベアリング 5 空気圧供給部 6 回転軸支部 7 大ターンテーブル 7a〜7d 第1〜第4空間部 8 エア源 9 エアクリーナ 10a〜10d 第1回転測定部〜第4回転測定部 11a〜11d 加速度変換器 12a〜12d シグナルコンディショナ 13a〜13d A/D変換器 14a〜14d P−S変換器 15a〜15d 変調器 16a〜16d コントローラ 17a〜17d レギュレータ 20 回転部 21a〜21d 回転駆動部 22a〜22d モータ 23a〜23d,32 エンコーダ 24 混合器 25 レギュレータ 26a〜26d エアベアリング 27a〜27d 回転軸支部 28a〜28d 第1〜第4小ターンテーブル 30 固定部 33 モータコントローラ 34 パルスジェネレータ 35 メインコントローラ 36 キーボード 37 プリンタ 38 復調器 39 S−P変換器 40a〜40d ラッチ回路 41 BCD変換器 42 表示装置 43a〜43d D/A変換器 44 信号処理回路 45 スイッチ 46 表示器 47 外部電源 50,70 ラック 61 空胴部 62 収納部 63 連結ブロック 64 回転筒部 65,66 ボルト 67 カバー T1a,T1b,T1c,T1d,T2a,T2b,T
2c,T2d,T3a,T3b,T3c,T3d,T
4,T5,T6,T7a,T7c,T7c,T7d,T
8a,T8b,T8c,T8d 回転トランス
2c,T2d,T3a,T3b,T3c,T3d,T
4,T5,T6,T7a,T7c,T7c,T7d,T
8a,T8b,T8c,T8d 回転トランス
Claims (2)
- 【請求項1】 第1のブラシレスモータにより直結回
転駆動され、被校正加速度変換器を取付けるための加速
度変換器載置部が自身の回転中心部に対して上記被校正
加速度変換器の受感軸中心と一致して形成された第1の
ターンテーブルと、 この第1のターンテーブルを回転自在に支承するエアベ
アリングでなる第1の軸受部と、 第2のブラシレスモータにより直結回転駆動され、上記
第1のターンテーブルが上記第1の軸受部を介して自身
の回転中心部より偏心した部位に配設された第2のター
ンテーブルと、 この第2のターンテーブルを回転自在に支承するエアベ
アリングでなる第2の軸受部と、 上記第1のターンテーブルの上記加速度変換器載置部に
取付けられた加速度変換器の出力を個別に増幅する内蔵
アンプと、 この内蔵アンプから出力される信号を上記第2のターン
テーブル側に伝送する第1の回転トランスと、 この第1の回転トランスの伝送信号を上記第2のターン
テーブルから固定部側に伝送する第2の回転トランス
と、 を具備し、上記第2のブラシレスモータの回転数を変化
させることにより上記第1のターンテーブルに所定の加
速度を与え、上記第1のブラシレスモータを回転させる
ことにより上記第1のターンテーブルに載置された被校
正加速度変換器に周波数変調成分を与え、そのときの上
記被校正加速度変換器の出力を上記第1および第2の回
転トランスを順次に介して固定部側へ導出するように構
成したことを特徴とする遠心式加速度校正装置。 - 【請求項2】 第1のターンテーブルの加速度変換器
載置部に取付けられた加速度変換器の出力を少なくとも
増幅する信号調整手段と、この信号調整手段から出力さ
れる信号をデジタル変換した並列信号を直列信号に変換
した後、変調処理を行う第1の信号処理手段と、この第
1の信号処理手段の出力信号を第1の回転トランスおよ
び第2の回転トランスを順次に介して固定部側で受けて
復調処理して直列信号に変換処理を行う第2の信号処理
手段とを有することを特徴とした請求項1に記載の遠心
式加速度校正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19279192A JP2803011B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 遠心式加速度校正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19279192A JP2803011B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 遠心式加速度校正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618553A true JPH0618553A (ja) | 1994-01-25 |
JP2803011B2 JP2803011B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=16297061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19279192A Expired - Lifetime JP2803011B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 遠心式加速度校正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2803011B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0256619A3 (en) * | 1986-08-06 | 1989-07-19 | Engelhard Corporation | Stone cutting wire saw |
EP0486238A3 (en) * | 1990-11-16 | 1992-09-16 | Unicorn Industries Plc | Wire saws |
US6196048B1 (en) | 1997-10-21 | 2001-03-06 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Turntable acceleration generating apparatus |
JP2003191462A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-08 | Seiko Epson Corp | 描画装置、並びにこれを用いた液晶表示装置の製造方法、有機el装置の製造方法、電子放出装置の製造方法、pdp装置の製造方法、電気泳動表示装置の製造方法、カラーフィルタの製造方法、有機elの製造方法、スペーサ形成方法、金属配線形成方法、レンズ形成方法、レジスト形成方法および光拡散体形成方法 |
KR101020021B1 (ko) * | 2006-10-27 | 2011-03-09 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 기판 처리 장치, 기판 전달 위치의 조정 방법 및 기억 매체 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP19279192A patent/JP2803011B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2803011B2 (ja) | 1998-09-24 |
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