JPH06185097A - ポンプ設置型水槽の漏水監視装置 - Google Patents

ポンプ設置型水槽の漏水監視装置

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JPH06185097A
JPH06185097A JP33893892A JP33893892A JPH06185097A JP H06185097 A JPH06185097 A JP H06185097A JP 33893892 A JP33893892 A JP 33893892A JP 33893892 A JP33893892 A JP 33893892A JP H06185097 A JPH06185097 A JP H06185097A
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JP
Japan
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water
flow rate
water tank
meter
pump
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Application number
JP33893892A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Honma
勉 本間
Michiyasu Takita
理康 滝田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ設置型水槽の漏水を電話回線を使用し
て監視する。 【構成】 水道のメータ12近傍に流量計18が設けら
れ、パネル水槽20の吐出口近傍に流量計34が設けら
れている。この流量計18、34で検出した流量の差を
制御装置40において演算してモデム42へ出力する。
流量計18、34の流量差が微小のとき漏水はない。モ
デム42は、電話回線を介して集中監視装置50へデー
タを送信する。集中監視装置は制御装置が出力したデー
タをモニター52に表示する。従って、モニター52に
は遠隔地に設置されたパネル水槽20に給排された水道
水の流量差が表示され、この値を監視することによって
遠隔地におけるパネル水槽の漏水を監視することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ設置型水槽の漏
水監視装置にかかり、特に、電話回線を使用して水槽に
関係する漏水の監視を行うポンプ設置型水槽の漏水監視
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビル等には使用する水道水を一時
的に貯水する貯水タンク等の水槽が配設されており、こ
の水槽としてポンプ設置型水槽がある。ポンプ設置型水
槽には水道水が供給されて一定量の水道水が貯水され
る。このポンプ設置型水槽に貯水された水が、使用する
各ユーザへポンプによって供給される。
【0003】このポンプ設置型水槽には、水道の使用量
を管理するための流量計が、吐出口近傍に配設されてお
り、この流量計によってポンプ設置型水槽毎の水道使用
量を管理することができる。また、水道の使用料金は、
水道水の供給量に応じて加算される水道管に備えられた
水道メーター(料金メーター)を基に徴収されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流量計
に基づいて算出された料金(使用料金)と、水道メータ
ーに基づいて算出された料金(徴収料金)と、が異なる
ことがある。この差異は、水道メーターから水槽内に至
るまでの地面に埋没された水道管での漏水によるものが
多く、この使用量と水道料金との不釣り合いにより管理
が不十分となっていた。
【0005】この不釣り合いを解消するために、各水槽
を定期的に巡回して使用量と水道メーターとを比較する
等で対応することも考えられるが、この巡回の回数や時
期によっては、発見が遅れる可能性がある。また、この
ような巡回を行う場合には作業員等が各現場において、
使用量と水道メーターとを比較しなければならず、人員
及び費用の点で負担が多く実用的ではなかった。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して成されたも
のであり、ポンプ設置型水槽の漏水を電話回線を使用し
て監視することができるようにしたポンプ設置型水槽の
漏水監視装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、水槽と、通過する水道水の総流量を検出す
るメータを備え前記水槽に水道水を供給する流通管と、
前記水槽内の水道水を排出するポンプと、を備えたポン
プ設置型水槽の漏水を検出するポンプ設置型水槽の漏水
監視装置であって、前記流通管の前記メーター近傍に設
けられ、該メーターを通過した水道水の総流量を検出す
る第1の流量計と、前記水槽内に供給された水道水の総
流量または前記ポンプによって排出された水道水の総流
量を検出する第2の流量計と、前記第1の流量計及び前
記第2の流量計によって検出された各総流量、または該
各総流量の差を送信データとして電話回線を介して送信
する発信装置と、前記電話回線を介して送信された前記
送信データを受信する受信装置と、を備えている。
【0008】
【作用】本発明によれば、ポンプ設置型水槽の漏水監視
装置は、水槽と、通過する水道水の総流量を検出するメ
ータを備え水槽に水道水を供給する流通管と、水槽内の
水道水を排出するポンプと、を備えたポンプ設置型水槽
の漏水を検出する。ここで、ポンプは水槽内蔵型及び外
部設置型のいずれでも良い。
【0009】このメーター近傍には第1の流量計が設け
られている。第1の流量計は、メーターを通過した水道
水の総流量を検出する。この第1の流量計の下流側には
第2の流量計が設けられている。第2の流量計は、水槽
内に供給された水道水の総流量またはポンプによって排
出された水道水の総流量を検出する。発信装置は、第1
の流量計及び前記第2の流量計によって検出された各総
流量、または各総流量の差を送信データとして送信す
る。この送信データは、発信装置によって電話回線を介
して受信される。この受信装置は、例えば、表示装置を
有し、受信された送信データに基づいて流量の差を表示
することができる。
【0010】このように、第1の流量計は流通管のメー
ターの近傍に設けられるため、メーターに基づいて徴収
される料金と直接対応した流量が監視できる。また、第
2の流量計では、水槽から実際に使用された流量と直接
対応した流量が監視できる。従って、この第1及び第2
の流量計で計測した流量の差の大きさを判断、例えば、
所定値を越えたか否かを判断することによって、水槽ま
での流通管、例えば地中に埋没された部位、水槽及び建
物の配管に発生した亀裂等によっって生じる漏水を検知
することができる。また、電話回線を介して上記流量の
差を監視しているので、遠隔地に設置された水槽の漏水
であっても、瞬時に検知することができる。
【0011】上記発信装置が送信する送信データは、定
期的に出力するようにしてもよく、計測した流量の差が
所定値を越える異常状態のとき異常信号を出力する判別
手段を有してこの異常状態のときに異常信号を出力する
ようにしてもよい。この異常状態には、両流量計に極端
な差、例えば第1の流量計が第2の流量計の1.5倍の
流量を示した場合がある。
【0012】また、電話回線で送られたデータは例えば
監視室等に配設された受信装置で受信される。例えば、
表示装置にこの受信された送信データを表示する。この
表示内容は、上記流量差の他に必要に応じて、水槽満
水、水槽減水、ポンプの故障、修理完了通報、監視装置
自己診断情報、使用量に応じた水槽内の清掃情報があ
る。また、例えば高層ビルの地上設置型パネル水槽のよ
うに2台の水中ポンプを内蔵した受水層及び高架水槽を
備えている場合には受水槽満水、受水槽減水、高架水槽
満水、高架水槽減水、第1のポンプ故障、第2のポンプ
故障、使用料に応じたそれぞれの水槽内の清掃情報等を
表示できるようにしてもよい。
【0013】なお、電話回線を使用することによって生
じる可能性がある間違い電話への対処については、電話
回線を介するデータへ暗証番号を定めておき、この暗証
番号が適合しない他の通話については受信しないことに
よって対処することができる。また、暗証番号として水
槽設置物件毎の番号を或る数値内に納めておきそれ以外
の数値が入力された場合には受信しない(電話は受ける
が受信監視装置には取り入れない)ことや、データの種
類、例えばエラーメッセージの数値を限定し、それ以外
の数値が入力されても通話しない(電話は受けるが受信
監視装置には取り入れない)ことで対応することもでき
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0015】図1には、本発明の実施例にかかるポンプ
内蔵型水槽の漏水監視装置10の概略構成を示した。本
実施例は、遠隔地に設置された複数のパネル水槽の漏水
を、集中的に監視する被監視側10A及び監視側10B
を有した漏水監視装置に本発明を適用したものである。
【0016】先ず、被監視側10Aの概略構成について
説明する。水道メータ12は、地中に埋没されており、
入力口12Aは図示しない本管から分岐された水道管1
4に連通されている。吐出口12Bは、供給管16に連
通されている。この供給管16は、パネル水槽20と連
通され、水道メータ12から吐出された水道水をパネル
水槽2へ導くための流通路の役目を有している。この水
道メーター12は、水道料金を請求するための表示器で
あり、水道メーター12を通過、すなわち使用した水道
水の量が順次加算された値を示すようになっている。こ
の吐出口12Bの近傍には、第1の流量計18が配設さ
れており、水道メータ12から吐出される水の総流量に
応じた信号を制御装置40へ出力する。
【0017】パネル水槽20は地上に配設され、このパ
ネル水槽の上方へ上記供給管16が取り付けられてい
る。この供給管16の下流側のパネル水槽20内部に
は、浮き22及び制御弁24から構成された自動水位調
整機構26が配設されている。自動水位調整機構26
は、浮き22の上下位置に応じて制御弁24を開閉制御
するものである。すなわち、パネル水槽20内部に供給
された水道水の水位が上昇すると浮き22が上昇し、こ
れに連動して制御弁24が閉塞方向に徐々に閉じてパネ
ル水槽20内部に供給する水道水の流量を減少させる。
パネル水槽20内の水道水が所定の水位、すなわち、浮
き22が所定位置まで上昇すると、制御弁24は閉塞し
て、パネル水槽20内部への水道水の供給を遮断する。
【0018】上記パネル水槽20内部には、水中ポンプ
28が配設されている。この水中ポンプ28は、パネル
水槽20内部に貯留されている水道水を、排出管30へ
排出する。この排出管30は、図示しない使用者側、例
えば蛇口や次のパネル水槽へ連通されている。この図示
しない使用者側の使用する水道水の量に応じた要求信号
を生成する信号生成装置32によって、水中ポンプ28
が駆動される。
【0019】この水中ポンプ28の吐出口28Aの近傍
には、第2の流量計34が配設されており、第2の流量
計34は水中ポンプ28から吐出される水の総流量に応
じた信号を制御装置40へ出力する。
【0020】制御装置40は、モデム42に接続されて
いる。このモデム42は、信号線44を介して図示しな
い電話回線に接続可能とされ、図示しない電話回線と信
号の入出力を行うためのものである。
【0021】次に、複数の被監視側10Aの集中監視を
行う監視側10Bの構成を説明する。
【0022】監視側10Bは、CPUを備えたコンピュ
ータで構成された集中監視制御装置50を有しており、
集中監視制御装置50には信号線56が接続され、電話
回線を介して上記で説明した被監視側10Aと同様の構
成の制御手段から出力されたデータが入力される。
【0023】この集中監視装置50にはモニター52が
接続されており、モニター52は集中監視装置50で処
理する処理項目や被監視側10Aのデータを表示する。
また、集中監視装置50には入力指示等を行うためのキ
ーボード54が接続されている。
【0024】以下、本実施例の作用を図2及び図3に示
したフローチャートに従って説明する。
【0025】先ず、被監視側10Aの制御装置40は、
所定時間毎に、図2に示した流量モニタールーチンを実
行し、ステップ102へ進む。ステップ102では、第
1の流量計18及び第2の流量計34から出力される流
量のデータV1 、V2 を読み取る。読み取ったデータV
1 、V2 は、ステップ104において各流量の差dVを
演算する。次のステップ106では、求めた流量の差d
V、及び読み取った流量のデータV1 、V2 を出力す
る。このデータ出力時には、モデム42が接続された電
話回線を通話可能状態として、制御装置40と集中監視
制御装置50とが電話回線を介して接続状態になる。従
って、モデム42により通話可能とされて、制御装置4
0から出力されるデータは集中監視制御装置50へ送信
される。
【0026】このモデム42によって、電話回線が通話
可能状態になった時点、例えば通信プロトコルが合致し
た時点で、集中監視制御装置50は、図3に示した流量
差監視ルーチンを実行し、ステップ110へ進む。ステ
ップ110では、本ルーチンに用いられる設定値Vo、
Vp、及び変数値VS1、VS2が取り込まれる。この設定
値Vo、Vpは、値Voが漏水状態を判断するための基
準値であり、値Vpがパネル水槽の清掃状態を判断する
ための基準値である。また、変数値VS1、VS2は、値V
S1が最後に清掃を行ったときの第1の流量計18によっ
て計測された流量値であり、値VS2が最後に清掃を行っ
たときの第2の流量計34によって計測された流量値で
ある。
【0027】次のステップ112では、被監視側10A
の制御装置40が出力したデータ、すなわち第1の流量
計18及び第2の流量計34の各流量V1 、V2 、流量
差dVを読み取る。次のステップ114では、この読み
取った各流量V1 、V2 、流量差dVをモニター52に
表示して、ステップ116へ進む。
【0028】次のステップ116では、被監視側10A
の漏水状態を判断するためにdV>Voか否かを判断す
ることによって流量差dVが予め定めた所定流量値Vo
を越えたか否かを判断する。dV≦Voであり否定判定
の場合には、漏水がないと判断されそのままステップ1
20へ進む。一方、dV>Voで肯定判定の場合には、
漏水があると判断され、ステップ118において警報信
号を出力し、このデータが入力された被監視側10Aに
おいて漏水が生じていることを認知できるように、モニ
ター52に異常状態を表示してステップ120へ進む。
この異常状態の表示方法としては、データが入力された
被監視側10Aの部位を点滅させることや色を変化させ
ること、警報を鳴らすことが考えられる。
【0029】なお、この異常状態表示の解除は、作業員
(監視員)等が被監視側10Aにおける漏水が修復さ
れ、制御装置40が出力したデータ(流量差)が所定値
を越える(dV>Vo)まで継続することが好ましい。
このため、異常状態表示された場合には、作業員が現場
(被監視側10A)に派遣され、異常が修復されたこと
を確認した後に、キーボード54の図示を省略した所定
キーの押圧によって解除されるようになっている。すな
わち、図4に示したように、キーボード54の図示を省
略した所定キーの押圧によって本ルーチンに割り込みが
かかり、異常状態表示の解除処理が行われる(ステップ
130)。また、作業員によって異常が修復された後に
制御装置40が修復信号が出力され、この修復信号に基
づいて異常状態表示の解除を行うようにしてもよい。
【0030】次のステップ120では、前回パネル水槽
20を清掃した時点からの水道水の使用流量を演算す
る。この演算、すなわち、第1の流量計18によって計
測された流量に対応する使用流量Vx、及び第2の流量
計34によって計測された流量に対応する使用流量Vy
は、以下の式(1)によって求める。
【0031】 Vx=V1 −VS1 Vy=V2 −VS2 −−−(1)
【0032】使用流量Vx、Vyの演算が終了すると、
ステップ122へ進み、所定値Vpを越えた使用流量、
すなわちVx>VpまたはVy>Vpか否かを判断する
ことによって清掃が必要か否かを判断する。Vx≦Vp
かつVy≦Vpであり、否定判定の場合には、使用流量
が所定値Vp以下であるので清掃の必要がないため、そ
のまま本ルーチンを終了する。一方、Vx>Vpまたは
Vy>Vpであり、肯定判定の場合には、使用流量が所
定値Vpを越え、清掃が必要であるため、ステップ12
4において清掃指示の表示を行って本ルーチンを終了す
る。
【0033】なお、上記清掃指示の表示は、上記異常状
態表示の解除と同様に、パネル水槽20の清掃が終了し
た後に、解除されることが好ましい。このため、清掃指
示表示された場合は、作業員が現場(被監視側10A)
に派遣され、被監視側10Aにおけるパネル水槽20の
清掃が行われた後に、キーボード54の図示を省略した
所定キーの押圧によって解除されるようになっている。
すなわち、図5に示したように、キーボード54の図示
を省略した所定キーの押圧によって本ルーチンに割り込
みがかかり、清掃指示表示の解除処理が行われる(ステ
ップ140)。また、作業員によって清掃終了後に制御
装置40が清掃終了信号を出力し、この清掃終了信号に
基づいて清掃指示表示の解除を行うようにしてもよい。
更に、この清掃指示表示の解除時には、次回清掃時のた
めに、第1の流量計18によって計測された流量値V1
が値VS1として集中監視装置50の図示しないメモリに
記憶され、第2の流量計34によって計測された流量値
2 が値VS2として図示しないメモリに記憶される(ス
テップ142)。
【0034】このように、本実施例では、第1の流量計
18は水道管1から供給される水道水の水道メーター1
2近傍に設けられるため、水道メーター12に基づいて
徴収される料金と直接対応した水道水の流量が監視で
き、水中ポンプ28の近傍に設けられた第2の流量計3
4では、パネル水槽20において実際に使用される流量
と直接対応した流量が監視することができる。従って、
この第1及び第2の流量計18、34で計測した流量の
差dVの大きさが所定値Vpを越えたか否かを判断する
ことによって、地中に埋没された部位、水槽及び建物の
配管に発生した亀裂等によって生じる漏水を検知するこ
とができる。
【0035】また、使用流量を検知することによって清
掃が必要か否かを判断しているので、実際にパネル水槽
20の内部を観察することなく、適正な時期に清掃を行
うことができる。
【0036】更に、電話回線を介して上記流量、及び流
量の差を監視しているので、遠隔地に設置されたパネル
水槽の漏水が生じていることやや清掃の必要があること
であっても、実際に被監視側10Aであるパネル水槽2
0の設置箇所まで作業員等を派遣することなく、瞬時に
その状態を検知することができる。
【0037】なお、上記実施例では、モデムによって接
続されたで電話回線から入力されたデータをそのまま使
用した場合の例について説明したが、本発明は、これに
限定されるものではなく、被監視側から出力するデータ
に暗証番号等のコードを付与し、このコードが予め定め
られた被監視側のデータか否かを判断するようにしても
よい。この場合、暗証番号等のコードが適正なものにつ
いてのみ上記処理を行うことが好ましい。このようにす
ることによって、電話回線を使用することによって生じ
る可能性がある間違い電話への対処を行うことができる
と共に、被監視側の故障等で生じた誤った信号によって
誤動作することなく、適正に対処することができる。
【0038】また、上記実施例では、第2の流量計34
を、水中ポンプ28の吐出側に配設した例について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図6
(1)に示したように、パネル水槽20へ水道水を供給
する供給側、図6(2)に示したように、パネル水槽2
0の内部で水道水が流通する通路に配設して、流量を検
出するようにしてもよい。
【0039】また、上記実施例では、パネル水槽20の
清掃指示をするために、パネル水槽の使用流量を用い
て、使用流量が基準値を越えたときにパネル水槽20の
清掃指示を行ったが、流量計の停止時間を検知、すなわ
ち、パネル水槽20内の水道水の貯留時間を検知するこ
とによって行ってもよい。また、このパネル水槽20内
の水道水の貯留時間が所定値を越えたときに水道水を所
定量供給及び排水することによって、パネル水槽内の水
道水を新鮮な水道水に交換することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
道管の漏水等の異常発生を常時監視することができ、多
くの水槽を集中管理することができると共に、派遣員等
の人手によって監視を行うことなく遠隔地であっても迅
速に対処することができる監視を行うことができる、と
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる漏水監視装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】被監視側で実行される流量モニタールーチンを
示すフローチャートである。
【図3】監視側で実行される流量差監視ルーチンを示す
フローチャートである。
【図4】異常状態表示解除の割り込みルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図5】清掃指示表示解除の割り込みルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図6】本実施例の漏水監視装置における被監視側の変
形例の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 漏水監視装置 12 水道メーター(メーター) 14 水道管 16 供給管(流通管) 18 第1の流量計 20 パネル水槽(水槽) 28 水中ポンプ(ポンプ) 34 第2の流量計 40 制御装置(発信装置) 50 集中監視制御装置(受信装置) 52 モニター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽と、通過する水道水の総流量を検出
    するメータを備え前記水槽に水道水を供給する流通管
    と、前記水槽内の水道水を排出するポンプと、を備えた
    ポンプ設置型水槽の漏水を検出するポンプ設置型水槽の
    漏水監視装置であって、 前記流通管の前記メーター近傍に設けられ、該メーター
    を通過した水道水の総流量を検出する第1の流量計と、 前記水槽内に供給された水道水の総流量または前記ポン
    プによって排出された水道水の総流量を検出する第2の
    流量計と、 前記第1の流量計及び前記第2の流量計によって検出さ
    れた各総流量、または該各総流量の差を送信データとし
    て電話回線を介して送信する発信装置と、 前記電話回線を介して送信された前記送信データを受信
    する受信装置と、 を備えたポンプ設置型水槽の漏水監視装置。
JP33893892A 1992-12-18 1992-12-18 ポンプ設置型水槽の漏水監視装置 Pending JPH06185097A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150125234A (ko) * 2014-04-30 2015-11-09 (주)피피아이평화 누수탐지와 청소가 용이한 물탱크

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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