JPH06183927A - 水添乳脂含有化粧料 - Google Patents

水添乳脂含有化粧料

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JPH06183927A
JPH06183927A JP35603292A JP35603292A JPH06183927A JP H06183927 A JPH06183927 A JP H06183927A JP 35603292 A JP35603292 A JP 35603292A JP 35603292 A JP35603292 A JP 35603292A JP H06183927 A JPH06183927 A JP H06183927A
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JP
Japan
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milk fat
hydrogenated
test
hydrogenated milk
cosmetic
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JP35603292A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Chikamatsu
義博 近松
Masaki Inagaki
真貴 稲垣
Seiichi Shimamura
誠一 島村
Yasuo Fukuwatari
康夫 福渡
Akira Komuro
昭 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Ichimaru Pharcos Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、水素添加された乳脂を含有する化粧
料を提供することを目的とする。 【構成】本発明は、水素添加乳脂は過酸化物価・酸価量
の変動が長期的に抑えられ、非常に品質の安定な物であ
り、酸敗・劣化されにくく、又、特異臭が除去されてい
るものである。従って、本発明の水素添加乳脂を化粧料
に含有して用いれば、化粧品自体が経時安定であり、特
異臭も除去され、更に保湿効果もある。又、その他の利
用分野としては、医薬品、医薬部外品等の外用剤として
利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水素添加した乳脂肪を
化粧料に応用することにあり、具体的には、医薬品、医
薬部外品、化粧品類(人及びその他の動物用に使用する
製剤)等の各種皮膚外用製剤類への応用に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】乳脂肪(milk fat)の出発原料は新鮮な
牛乳であり、その牛乳を遠心分離法によって分離したク
リームをもとに、更に、そのクリームを加熱し、油相分
と水相分に分け、油相分を精製して得られたものが乳脂
肪である。
【0003】乳脂肪(以下、乳脂という)の出発原料
は、上記の如く、牛乳であり、牛乳を原料として作られ
る食料品(乳製品)は数多く上げることができる。例え
ば、ヨーグルト、チーズ、粉乳、練乳、バター、クリー
ム、アイスクリーム等がそうであり、それら乳製品に
は、水分、蛋白質、脂質、糖質、無機質並びにビタミン
等が多く含まれ、非常に栄養的バランスのとれた食品と
して知られている。又、乳脂に、食塩、バターミルク等
を添加し、チャーニング及びワーキング等の工程を経て
製造されるバターは、非常に古くから食されてきた代表
的な乳製品であり、乳脂の人体に対する安全性は、非常
に信頼度が高いものと言える。
【0004】牛乳脂肪中のポリ不飽和脂肪酸は、総脂肪
酸の3〜4%を占め、その内、1.2〜1.5%がリノー
ル酸、0.6〜1%がリノレン酸、0.3〜0.4%がア
ラキドン酸であり、他に、極く微量のトリエン酸及びテ
トラエン酸も存在していることが知られている。(牛乳
の脂質III ポリ不飽和脂肪酸の問題,Tech Lait,N
o.888P7〜14(1976))
【0005】又、乳脂は、牛乳1kg中に約33g程度
含まれており、乳脂中の成分としては、98〜99%が
脂肪球中のトリグリセリドであり、他にリン脂質とコレ
ステロールなどが含まれている。具体的には、乳脂は、
200種類以上もの脂肪酸で構成されているが、それぞ
れについての含有量は僅かなもので、脂肪酸は、飽和、
不飽和、分枝脂肪酸、オキシ酸や環状化合物として存在
しており、更に、乳脂の1%以上を占める脂肪酸は15
種類のみであるが短鎖脂肪酸(炭素数C4〜C8)の含量
比が他の生物起源の油脂に比べて高いのが特徴である。
そして、乳脂は食餌性の脂肪や油脂の中で、最も消化性
に優れ、また容易に吸収されやすい性質を持つ。この
為、乳脂は脂肪吸収不全や胃や腸に疾患を持つ人に対し
て非常に都合の良い脂質であることが知られている。
(畜産食品−化学と利用−1990:発行文永堂)
【0006】一方、乳脂の利用に関する先願特許技術
(公開特許公報)について調査してみると、例えば、次
のようなものが存在している。ウインナーコーヒー用
クリーム(特開昭59-17946)、雌豚のミルクの脂肪含
量を高めるためのフエネタノールアミン類(特開昭62-1
30650)、抗腫瘍物質(特開昭62-277327)、反すう
動物フイード用のカリウム、ナトリウム及び塩素を含有
する制酸剤(特開昭63-3763)、乳脂肪を含有する構
造化脂質(特公表03-504868)、流動性を付与した高
脂肪含有粉乳(特開平03-112444)、洗浄用香料組成
物(特開平4-45198)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記に示した通り、牛
乳中の油性物質である乳脂は、食品としての利用は非常
に盛んに行われており、乳脂の利用分野は、その殆どが
食料品分野である。しかしながら、乳脂は特異的な臭気
を有しており、飲用する場合にはマスキングして使用す
る場合が多く、そのため高価な物になってしまい、実際
の使用量は余り多くないのが実状である。
【0008】一方、化粧料分野でも乳液やクリームなど
に用いられてはいるが、乳脂自体、温度、湿度、熱、細
菌、光などの影響を受け易く、非常に酸化されやすい性
質がある。それに、特異臭(ミルク臭・酸臭等)が著し
いということもあって、それほど繁用されているもので
はない。
【0009】すなわち、現在のところ乳脂の利用は、食
料品分野の域を抜け出ていないのである。こうした事情
に鑑みて、本発明者らは、乳脂の新規有効的な利用方法
・作用の検討、追求に関して、鋭意研究を進めてきた。
その結果、本発明者らは、水素添加された乳脂が非常に
経時安定性が良く、又特異臭が除去されていることを見
出し、化粧料(皮膚・頭髪化粧品)に応用することが非
常に有効であることを知見し、これに基づいて本発明を
完成した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、水素添加した
ことにより特異臭を除去し、更に、安定化された乳脂を
含有することを特徴とする、皮膚又は/及び頭髪用化粧
料を提供するものである。尚、以下に、本発明について
詳細に説明する。
【0011】下記に製造例を開示し、より詳しく述べる
が、以下によって示される方法は、後述の作用等の確認
試験において用いた製造例であり、これに限定されるこ
とはない。
【0012】
【製造例】原料である乳脂12kgを脱ガム、脱酸処理し
た後、温水にて洗浄し、約10kgの乳脂を得る。これを
更に、活性白土を入れ、約100℃で数分間処理するこ
とにより十分精製する。次に、精製して得られた乳脂約
10kgをオートクレーブに入れ、0.5重量%のニッケ
ル触媒を加え、缶内をN2に置換後、更に、H2置換して
加圧下、約200℃にて水素添加を行う。尚、必要に応
じて、再度、同一条件にて処理を行い、水素添加しても
良い。次に、反応が終了した後、濾過によって触媒を除
き、更に、約270℃、減圧下で数分間、脱臭処理を行
い、水素添加乳脂、約8Kgを得る。
【0013】
【試験例1】 水素添加乳脂の過酸化物価
【0014】上記の製造例で得られた水素添加(以下、
水添と述べる)乳脂について、過酸化物価を測定した。
【0015】(a)試験方法 検体1gを計り取り、酢酸・クロロホルム(3:2)2
5mLに、必要があれば、加温して溶かし、用時調製した
飽和KI溶液1mLを加え、ゆっくり振り混ぜた後、暗所
に10分間放置し、水30mLを加えて激しく振り混ぜた
後、デンプン試液1mLを指示薬として、0.01N Na2
S2O4溶液で滴定する。又、空試験を行って補正を行う。
尚、0.01N Na2S2O4溶液での滴定数(mL)をa、空
試験における0.01N Na2S2O4溶液での滴定数(mL)
をbとして、過酸化物価(meq/kg)を数1により求め
た。尚、検体(水添乳脂及び乳脂)は、40℃の恒温槽
に保存して、試験前から90日後迄の安定性を比較し
た。
【0016】
【数1】
【0017】
【表1】
【0018】(b)試験結果 結果は表1の如く、本発明の水添乳脂(製造例)は、通
常の乳脂に比較し、過酸化物価が常時安定した数値を示
しており、これは本発明の水添乳脂が酸敗されにくく、
安定であり、又、劣化しにくいものである事が言える。
【0019】
【試験例2】 水素添加乳脂の酸価
【0020】上記の製造例で得られた水添乳脂につい
て、酸価を測定した。
【0021】(a)試験方法 検体(乳脂及び水添乳脂:製造例)20gを取り、共栓
フラスコに入れ、溶媒として、エーテル・エタノール溶
液(1:1)を100mL加え、必要があれば、加温して
溶かし、フェノールフタレン試液数滴を加え、0.1N
水酸化カリウム・エタノール液で30秒間持続し淡赤色
を呈するまで滴定する。但し、冷時濁りを生ずるとき
は、温時滴定する。又、使用する溶媒には、使用前にフ
ェノールフタレン試液を指示薬として、30秒間持続す
る淡赤色を呈するまで、0.1N水酸化カリウム・エタ
ノール液を加える。尚、0.1N水酸化カリウム・エタ
ノール液の消費量(mL)をaとして、酸価(mg)を数2
により求めた。又、検体(水添乳脂及び乳脂)は、40
℃の恒温槽に保存して、試験前から90日後迄の安定性
を比較した。
【0022】
【数2】
【0023】
【表2】
【0024】(b)試験結果 結果は表2の如く、本発明の水添乳脂(製造例)は、通
常の乳脂と同様に酸価量の変動がなく、常時、安定した
数値を示しており、これは本発明の水添乳脂が温度、湿
度、熱、細菌、光等の要因による遊離脂肪酸の生成を起
こしにくいものと言える。
【0025】
【試験例3】 水素添加乳脂の臭気官能試験
【0026】上記の製造例で得られた本発明の水添乳脂
について、臭気官能試験を行った。
【0027】(a)試験方法 本発明の水添乳脂(製造例)1gを量り取り、健康な成
人男女25名をパネラーとして手渡し、室温(約25
℃)の条件化で、以下に示す評価方法にて、臭気官能試
験を行った。尚、検体は室温保存したものを使用し、比
較検体として、一般的に市販されている乳脂、及び化粧
品に通常良く使われるミンク油、豚油、オリーブ油を用
いた。結果を表3に示した。
【0028】(b)評価方法 臭気については、無臭を1とし、何等かの弱い臭いを感
じるを2とし、若干の特異的な臭いを感じるを3、特異
臭を感じるを4、強い特異臭を感じるを5、として答え
てもらった。
【0029】
【表3】
【0030】(c)試験結果 結果は表3の如く、本発明の水添乳脂(製造例1)は、
市販乳脂に比較し、臭いが無いか、又は何等かの弱い臭
いを感じる程度のものが殆どであった。更に、通常化粧
品に使用されるミンク油や豚油に比べ、特異臭を感じな
いことが確認出来た。
【0031】
【試験例4】 水素添加乳脂の物性
【0032】上記の製造例で得られた水添乳脂及び市販
乳脂について、各項目の物性試験を行った。尚、試験方
法は、化粧品原料基準:第二版の一般試験法により行っ
た「発行所:(株)薬事日報社 昭和58年2月1日発
行」。又、試験結果は表4に示す如くである。
【0033】
【表4】
【0034】(a)試験結果 結果は表4に示す如く、本発明の水添乳脂(製造例)
は、市販乳脂と比較すると、性状において、乳脂特有の
異臭を伴わず、殆ど無臭の白色を呈し、その他の点にお
いては、何等、市販乳脂と遜色のない物性であることが
確認出来た。
【0035】
【試験例5】 経時安定性
【0036】上記の製造例で得られた本発明の水添乳脂
について、以下に示す処方例をあげて、経時安定性試験
を行うが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。
【0037】 処方例 エモリエントクリーム 配合量(%) 「処方A」「処方B」「処方C」 (1)ミツロウ 6.0 − − (2)乳脂 − 6.0 − (3)水添乳脂 − − 6.0 (4)セタノール 5.0 5.0 5.0 (5)還元ラノリン 8.0 8.0 8.0 (6)スクワラン 37.5 37.5 37.5 (7)自己乳化型モノステアリン酸ク゛リセリン 4.0 4.0 4.0 (8)親油型モノステアリン酸ク゛リセリン 2.0 2.0 2.0 (8)P.O.Eソルヒ゛タンモノラノリン酸エステル(20EO) 2.0 2.0 2.0 (9)防腐剤 0.2 0.2 0.2 (10)フ゜ロヒ゜レンク゛リコール 5.0 5.0 5.0 (11)精製水 30.3 30.3 30.3 「製法」(1)から(3)個々を油層部(4)から
(8)へ入れて、70℃で加温溶解し、別々に(1)か
ら(3)を配合したものをAとする。別に(9)から
(11)も同様に70℃で加温溶解し、Bとする。次に、
Aを攪拌しながら、Bを徐々に添加して、30℃まで攪
拌した後、自然冷却する。よって、「処方A」「処方
B」「処方C」の3タイプのエモリエントクリームを処
方する。
【0038】(a)試験方法 上記に示した処方例、「処方A」「処方B」「処方C」
の3タイプのエモリエントクリームを用いて、経時安定
性試験を実施した。試験条件は、40℃に保温保存し、
試験前から90日後迄の経時安定性の指標として、エモ
リエントクリームの分離状態及び臭気の変化を観察し
た。尚、結果を表5に示した。
【0039】
【表5】
【0040】(b)試験結果 結果は表5の如く、本発明の水添乳脂を添加したエモリ
エントクリーム「処方C」は、通常の乳脂を添加した
「処方B」と比較すると、乳脂特有の異臭の発生もな
く、又、乳化状態も非常に安定であった。更に、「処方
A」のミツロウとは比較出来ないくらい、経時安定性が
良好なことが確認出来た。
【0041】
【試験例6】 感触評価試験
【0042】上記で得られた処方例「処方A」「処方
B」「処方C」の使用感に関しての、官能評価試験を行
うが、本発明はこれにより限定されるものではない。
【0043】(a)試験方法 上記に示した処方例、「処方A」「処方B」「処方C」
の3タイプのエモリエントクリームを用いて、健康な成
人男女10名をパネラーとして手に少量渡し、室温(約
25℃)の条件化で、以下に示す評価方法にて、官能評
価試験を実施した。表6中のABCDEは人数を示す。
又、結果を表6に示した。
【0044】(b)評価方法 評価は、評価A:かなり優れている、評価B:優れてい
る、評価C:普通、評価D:劣っている、評価E:かな
り劣っている、として答えてもらった。
【0045】
【表6】
【0046】(c)試験結果 結果は表6の如く、官能評価では、本発明の水添乳脂を
添加したエモリエントクリーム「処方C」は、通常の乳
脂を添加した「処方B」とほぼ同様か又は、若干ではあ
るが総合的に良い評価が得られた。更に「処方A」のミ
ツロウよりしっとり感、のび、つやの点で全体的に良好
な結果が得られた。
【0047】以下に実施例を示し、本発明の利用方法を
更に詳述するが、本発明は以下の実施例に特定されるこ
とはなく、各種の化粧品類、医薬品、医薬部外品等に含
有・配合して用いることができ、又、食品分野における
利用も可能である。尚、各実施例は各製品の製造におけ
る常法により製造したもので良く、配合量のみを示し、
水添乳脂は従来より知られる公知の水添方法により製造
したものを使用した。
【0048】更に、本発明の水添乳脂の配合量として
は、0.1重量%以上(以下、断わりのない限り、重量
%で表わす)、好ましくは、1.0%濃度以上の水添乳
脂をエマルジョン、ワックス状、固形状、溶液、粉末、
ゲル状等様々な形態で、皮膚に塗布、塗擦して使用す
る。又、水添乳脂は公知の化粧料又は外用剤用の基剤等
に常法により配合して、ローション、スキンクリーム、
乳液、洗顔料、パック、エモリエントクリーム、ヘアー
クリーム、シャンプー、リンス、浴用剤、その他の化粧
品、医薬品、医薬部外品(人及びその他の動・植物用に
用いられる各種製剤も含む)の薬液、軟膏等の皮膚外用
剤として用いることができ、更に、水添乳脂はビタミン
類、動植物エキス、皮膚機能亢進剤、各種界面活性剤、
溶剤、香料、着色料、殺菌剤、防腐剤、抗酸化剤、保湿
剤、その他の各種添加剤、各種化粧品基剤に対しても安
定であり、これらと共に配合し、併用して用いることが
出来る。
【0049】実施例−1:化粧用オイル 流動パラフィン 29.5% スクワラン 20.0 パルミチン酸イソプロピル 30.0 ブチルヒドロキシアニソール 0.2 香料 0.3 水添乳脂 20.0 上記の配合の化粧用オイルを製造した。
【0050】実施例−2:二層タイプ化粧水 イソオクタン酸セチル 3.0% テトラオレイン酸ポリオキシ エチレンソルビット 0.15 水添乳脂 5.0 dl−α−トコフェロール 0.05 香料 0.2 精製水 70.5 グリセリン 6.0 エタノール 10.0 dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 5.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 色素 適 量 上記の配合の二層タイプ化粧水を製造した。
【0051】実施例−3:コールドクリーム 流動パラフィン 22.0% ラノリン 10.0 水添乳脂 11.0 アーモンド油 15.0 ホウ砂 0.5 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 精製水 41.0 香料 0.3 上記の配合でコールドクリームを製造した。
【0052】実施例−4:乳液 流動パラフィン 10.0% 水添乳脂 10.0 ステアリン酸 5.0 セタノール 1.0 パラオキシ安息香酸プロピル 0.05 プロピレングリコール 10.0 カルボキシビニルポリマー 0.3 水酸化ナトリウム 0.5 精製水 63.15 香料 適 量 上記の配合で乳液を製造した。
【0053】実施例−5:バニシングクリーム ステアリン酸 15.0% セタノール 2.0 水添乳脂 5.0 水酸化カリウム 1.0 グリセリン 5.0 プロピレングリコール 5.0 精製水 65.8 香料 0.2 上記の配合のバニシングクリームを製造した。
【0054】実施例−6:洗顔クリーム ステアリン酸 15.0% パルミチン酸 15.0 水添乳脂 15.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 セタノール 2.0 グリセリン 15.0 水酸化カリウム 5.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.05 香料 0.2 精製水 30.75 上記の配合の洗顔クリームを製造した。
【0055】実施例−7:O/W型クリームファンデー
ション ステアリン酸 4.0% モノステアリン酸グリセリン 3.0 セタノール 1.5 ミリスチン酸イソプロピル 7.0 流動パラフィン 10.0 水添乳脂 3.0 精製水 48.0 トリエタノールアミン 1.5 グリセリン 3.0 ベントナイト 1.0 防腐剤 適 量 酸化チタン 8.0 カオリン 3.0 タルク 3.0 着色顔料 1.0 香料 適 量 上記の配合のO/W型クリームファンデーションを製造
した。
【0056】実施例−8:ピールオフパック エタノール 7.0% ポリオキシエチレン オレイルエーテル(20E.O.) 1.0 水添乳脂 5.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 香料 0.2 精製水 58.7 グリセリン 5.0 プロピレングリコール 5.0 ポリビニルアルコール 15.0 上記の配合のピールオフパックを製造した。
【0057】実施例−9:ヘアクリーム 水添乳脂 20.0% 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.0 モノステアリンポリオキシ エチレンソルビタン(20E.O.) 3.0 還元ラノリン 3.0 酸化防止剤 適 量 ホウ砂 0.5 グリセリン 3.0 精製水 67,1 カルボキシビニルポリマー 0.2 香料 0.2 上記の配合でヘアクリームを製造した。
【0058】 実施例−10:シャンプー ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5.0% ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 12.0 1,3−ブチレンエタノール 4.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 水添乳脂 2.0 エデト酸二ナトリウム 0.1 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 香料 0.3 精製水 76.3 上記の配合でシャンプーを製造した。
【0059】
【発明の効果】本発明の水素添加乳脂は、過酸化物価・
酸価量の変動が長期的に抑えられ、非常に品質の安定な
物であり、酸敗・劣化されにくく、又、特異臭が除去さ
れているものである。従って、本発明の水素添加乳脂を
化粧料に含有して用いれば、化粧品自体が経時安定であ
り、特異臭も除去され、更に保湿効果がある。又、その
他の利用分野としては、医薬品、医薬部外品等の外用剤
として利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福渡 康夫 神奈川県川崎市麻生区虹ケ丘3−1−4 (72)発明者 小室 昭 神奈川県横浜市神奈川区松見町2−9−1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素添加乳脂肪を含有することを特徴と
    する化粧料
JP35603292A 1992-12-17 1992-12-17 水添乳脂含有化粧料 Pending JPH06183927A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990001152A1 (en) * 1988-07-21 1990-02-08 Sensortech, L.P. Magnetostrictive torque sensor
WO2020142823A3 (pt) * 2019-01-09 2020-09-10 Universidade Estadual De Campinas Processo de obtenção de gordura anidra do leite totalmente hidrogenada, gordura anidra do leite totalmente hidrogenada assim obtida e uso da mesma

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WO1990001152A1 (en) * 1988-07-21 1990-02-08 Sensortech, L.P. Magnetostrictive torque sensor
WO2020142823A3 (pt) * 2019-01-09 2020-09-10 Universidade Estadual De Campinas Processo de obtenção de gordura anidra do leite totalmente hidrogenada, gordura anidra do leite totalmente hidrogenada assim obtida e uso da mesma

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