JPH0618328U - ベルトコンベヤの溜水排除装置 - Google Patents

ベルトコンベヤの溜水排除装置

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JPH0618328U
JPH0618328U JP6259192U JP6259192U JPH0618328U JP H0618328 U JPH0618328 U JP H0618328U JP 6259192 U JP6259192 U JP 6259192U JP 6259192 U JP6259192 U JP 6259192U JP H0618328 U JPH0618328 U JP H0618328U
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JP
Japan
Prior art keywords
conveyor belt
roller
conveyor
belt
hourglass
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Pending
Application number
JP6259192U
Other languages
English (en)
Inventor
憲司 杉谷
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンベヤベルト上に溜まった溜水を、自動的
にかつすみやかに排除することができる溜水排除装置を
得ること。 【構成】 雨量検知器6により、コンベヤベルト1上へ
の降雨量を検知し、降雨量が設定雨量に達した時に、上
記雨量検知器6からの信号により、鼓形ローラ9を自動
的に下降せしめて コンベヤベルト1上を押圧し、コン
ベヤベルト1のトラフ角が少なくとも零以下になるよう
に変形させることにより、溜水をコンベヤベルト1の両
側端から排除できるような構成としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はコンベヤベルトの上に溜まった雨水を排除するためのベルトコンベ ヤの溜水排除装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉱石、石炭ヤード等のリクレーマまたはスタッカーの移動範囲内下方 位置に配設されるコンベヤとしては、一般に、幅広の全長の長い大型ベルトコン ベヤが使用されており、このベルトコンベヤの上を全長にわたって上記リクレー マ、スタッカー等が随時走行できるように設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、上記した場所に配置されるコンベヤにあっては、コンベヤの休止時に 、降雨があった場合、コンベヤベルト上に雨水が溜まるのを防止するためのベル トカバーを取り付けることができず、コンベヤ休止時の降雨により、ベルト上に 雨水が溜まる。
【0004】 そして、このように、コンベヤベルト上に雨水が溜まった状態で、コンベヤを 起動させて搬送物である鉱石や石炭などのばら物を搬送すると、ベルトの走行に 伴ってコンベヤの途中または立ち上がり部など随所で溜水と搬送物が混合された 状態となり、コンベヤ幅方向の両端から溢れだす事態に至る。
【0005】 このような事態に至ると、コンベヤ搬送時に、落鉱事故が発生したり、スリッ プによるコンベヤ停止等の事故が発生するなど搬送効率が低下するという不都合 がある。
【0006】 そして、上記不都合を解決するために、降雨時におけるコンベヤの搬送方法と して、搬送開始前の無負荷運転実施があるが、溜水排除に充分な効果を期待でき ない。
【0007】 また、他に、コンベヤベルト上を堰き止めたり(実開昭57−41810号) 、キャリアスタンドを傾動化させる(実開昭56−68708号)ことにより、 溜水を排除しようとする提案もあるが、いずれも、構造的に複雑でコスト高とな り、容易かつ確実な溜水排除が期待できなかった。
【0008】 この考案は、上記の課題にかんがみてなされたもので、簡単な構造で、確実に 溜水を排除することができるコンベヤベルトの溜水排除装置を提供することを目 的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の考案では、架台上に回転可能に支持さ れた複数のキャリアローラとリターンローラとによってエンドレスに走行するコ ンベヤベルトを備えたベルトコンベヤの溜水排除装置であって、上記コンベヤベ ルト上への降雨量を検知する雨量検知手段と、上記隣接するキャリアローラ間に おけるコンベヤベルトの上方位置に昇降可能に配装された鼓形ローラと、上記コ ンベヤベルト上への降雨量が設定雨量に達した時に上記雨量検知手段からの信号 を受けて上記鼓形ローラを下降せしめ、上記コンベヤベルトのトラフ角を少なく とも零以下にするように作動する上下動可能な駆動手段とを備えた構成としてい る。
【0010】 また、請求項2の考案では、請求項1記載の考案における鼓形ローラのローラ 保持部材における上記鼓形ローラよりコンベヤベルトの進行方向上流側位置にタ ーンバックルを介して配装され、上記鼓形ローラの下降時に、これに同動してコ ンベヤベルト上に接触可能なスクレーパを備えた構成としている。
【001
1】
【作用】
しかして、請求項1の考案によれば、たとえば、コンベヤ休止時に、降雨があ った場合、コンベヤベルト上に溜まった降雨量は雨量検知手段により検知でき、 雨量が設定雨量に達すると、無負荷状態でコンベヤベルトを走行させつつ、上記 雨量検知手段からの信号を受けて鼓形ローラが下降して、上記コンベヤベルトを 上から押圧する。
【0012】 鼓形ローラの下降前、コンベヤベルトの両側部は一定のトラフ角を保持してい るが、この押圧により、コンベヤベルトは鼓形ローラの鼓形状に添った形状とな り、コンベヤベルトのトラフ角は少なくとも零以下(いわば、逆トラフ形状)に なるように変形される。これにより、コンベヤベルト上の溜水は、その両側部か ら外部へ排除されることになる。
【0013】 そして、コンベヤベルトからの溜水排除後には、再び、鼓形ローラを上昇させ ることにより、コンベヤベルトは元の状態に復元して所定のトラフ角を保持する ことになり、所定の搬送用途に供されることになる。
【0014】 さらに、請求項2の考案のように、鼓形ローラの保持手段にスクレーパを取り 付けた場合には、鼓形ローラの昇降時に、上記スクレーパが鼓形ローラに同動す るので、鼓形ローラが下降してベルト上を押圧した際、同時に、ベルト上に接触 するので、コンベヤベルトの無負荷走行時、上記した溜水排除機能に加えて、コ ンベヤベルト上の異物等の掻き取り作用をも奏する。
【0015】 そして、コンベヤベルトからの溜水排除後、鼓形ローラが上昇すると、これに 同動してスクレーパも上昇し、コンベヤベルト上から離れることになる。
【0016】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。 図1は、この考案にかかるベルトコンベヤの溜水排除装置の動作状態を示す説 明図、図2(a)は、溜水排除前のコンベヤベルトと鼓形ローラの位置関係を模 式的に示す図、図2(b)は、溜水排除時のコンベヤベルトと鼓形ローラの位置 関係を模式的に示す図である。
【0017】 これらの図面において、1はベルトコンベヤ装置を構成するコンベヤベルトで あって、架台2上に回転可能に支持された複数のキャリアローラ3およびリター ンローラ4とによってエンドレス走行可能に巻装されている。
【0018】 5は上記キャリアローラ3,3のあいだに配置された溜水排除装置を構成する ための枠組であって、その上部には、雨量検知手段である雨量検知器6が設置さ れている。
【0019】 また、7は上記枠組5の上部に一端が取り付けられ、下方に出退可能なシリン ダであって、そのロッド下端は、回転可能に支持された鼓形ローラ9を配装した ローラ保持部材8に固着されている。
【0020】 つぎに、上記構成の動作について説明する。 いま、コンベヤ休止時に、降雨があった場合、図1で示すコンベヤベルト1上 には、図2(a)で示すように、雨水10が溜まり、溜水排除前の鼓形ローラ9 とコンベヤベルト1とは、図示するような位置関係にある。
【0021】 そして、コンベヤベルト1上の降雨量は、雨量検知器6によって常時、検知さ れているので、降雨量が設定量に達すると、上記雨量検知器6からの信号を受け て鼓形ローラ9が自動的に下降して、コンベヤベルト1上を押圧し、上記コンベ ヤベルト1は、図2(b)に示すように、トラフ角が零以下(たとえば、図示す るように、鼓形ローラ9の鼓形状に添った逆トラフ形状)となる。
【0022】 このように、コンベヤベルト1の断面形状が、図2(a)から図2(b)に示 すような形状に変形する際に、コンベヤベルト1上の雨水10はコンベヤベルト 1の両側からすみやかに排除されることになる。
【0023】 しかして、雨水10がコンベヤベルト1上から排除されると、鼓形ローラ9も 図示しないタイマーの信号を受けて作動するシリンダ7によって上昇して元の位 置に再セットされると同時に、コンベヤベルト1は、再び、元のトラフ形状に復 元し、かつ、コンベヤベルト1は溜水のない状態で正常に走行することになる。
【0024】 ここで、図1で示すように、スクレーパ12を、ターンバックル11を介して ローラ保持部材8における鼓形ローラ9のコンベヤベルト1の進行方向上流側位 置に取り付けてある場合には、このスクレーパ12は、鼓形ローラ9の昇降に同 動して昇降するので、鼓形ローラ9が下降すると、上記スクレーパ12はコンベ ヤベルト1上に押圧状態で接触するので、ベルトコンベヤを無負荷状態で運転し て、コンベヤベルト1を走行させると、スクレーパ12によってコンベヤベルト 1上の異物は掻き取られ、コンベヤベルト1上が清掃される。
【0025】 なお、上記のスクレーパ12が磨耗して、コンベヤベルト1に対する押圧接触 状態が軽くなると、ターンバックル11の調整により、押圧接触状態を大きくす ることができるようになっていることはいうまでもない。
【0026】 上記の動作説明から明らかなように、この考案によるベルトコンベヤの溜水排 除装置では、コンベヤベルト上の降雨量が設定雨量に達したときに、鼓形ローラ が自動的に下降してコンベヤベルト上を押圧し、トラフ角が零以下になるように 構成されているので、コンベヤベルト上の溜水を簡単かつ効率的に排除して、安 全かつ効率的に搬送作業がおこなえる。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、ベルトコンベヤ休止時に、降雨があ っても、設定降雨量に達すると、鼓形ローラが作動してコンベヤベルト上の溜水 を容易かつすみやかに排除できるので、落鉱防止およびコンベヤベルトの損傷減 少がはかられるうえ、搬送効率が向上するという利点があるほか、構造が簡単で あるので、既存のベルトコンベヤ装置にも簡単に取り付けることができるという 効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかるベルトコンベヤの溜水排除装
置の動作状態を示す説明図である。
【図2】同図(a)は溜水排除前のコンベヤベルトと鼓
形ローラの位置関係を模式的に示しており、同図(b)
は溜水排除時のコンベヤベルトと鼓形ローラの位置関係
を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 コンベヤベルト 2 架台 3 キャリアローラ 4 リターンローラ 6 雨量検知器 9 鼓形ローラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台上に回転可能に支持された複数のキ
    ャリアローラとリターンローラとによってエンドレスに
    走行するコンベヤベルトを備えたベルトコンベヤの溜水
    排除装置であって、上記コンベヤベルト上への降雨量を
    検知する雨量検知手段と、上記隣接するキャリアローラ
    間におけるコンベヤベルトの上方位置に昇降可能に配装
    された鼓形ローラと、上記コンベヤベルト上への降雨量
    が設定雨量に達した時に上記雨量検知手段からの信号を
    受けて上記鼓形ローラを下降せしめ、上記コンベヤベル
    トのトラフ角を少なくとも零以下にするように作動する
    上下動可能な駆動手段とを備えたことを特徴とするベル
    トコンベヤの溜水排除装置。
  2. 【請求項2】 鼓形ローラのローラ保持部材における上
    記鼓形ローラよりコンベヤベルトの進行方向上流側位置
    にターンバックルを介して配装され、上記鼓形ローラの
    下降時に、これに同動してコンベヤベルト上に接触する
    スクレーパを備えた請求項1記載のベルトコンベヤの溜
    水排除装置。
JP6259192U 1992-08-12 1992-08-12 ベルトコンベヤの溜水排除装置 Pending JPH0618328U (ja)

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JP6259192U JPH0618328U (ja) 1992-08-12 1992-08-12 ベルトコンベヤの溜水排除装置

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JP6259192U JPH0618328U (ja) 1992-08-12 1992-08-12 ベルトコンベヤの溜水排除装置

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JPH0618328U true JPH0618328U (ja) 1994-03-08

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