JPH0618288Y2 - 示差熱分析装置の試料自動交換装置 - Google Patents

示差熱分析装置の試料自動交換装置

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JPH0618288Y2
JPH0618288Y2 JP9894187U JP9894187U JPH0618288Y2 JP H0618288 Y2 JPH0618288 Y2 JP H0618288Y2 JP 9894187 U JP9894187 U JP 9894187U JP 9894187 U JP9894187 U JP 9894187U JP H0618288 Y2 JPH0618288 Y2 JP H0618288Y2
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JP
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sample
sample container
exchanger
heating furnace
detector
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JP9894187U
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JPS645153U (ja
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哲三 針谷
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は示差熱分析装置(DTA)において試料を自動
的に交換する試料自動交換装置に関するものである。
(従来の技術) 示差熱分析装置では加熱炉内に試料と基準物質を置き、
試料と基準物質を同一の条件のもとで一定速度で加熱
し、試料と基準物質間の温度差を熱電対で測定する。
熱分析装置には示差熱分析装置の他、示差走査熱量計
(DSC)や熱重量測定装置(TG)などがあるが、試
料の自動交換が実用化されているのは示差走査熱量計の
みである。示差走査熱量計では、試料は試料容器(セ
ル)に入れられて蓋が閉められ、その蓋を真空で吸引す
るプローブによって吸いつけ、加熱炉内の検出器上へ運
ぶ。示差走査熱量計では加熱炉が小さく、試料容器の移
動距離も小さいために吸引プローブによる試料の自動交
換が可能になる。
(考案が解決しようとする問題点) 示差熱分析装置では検出器は加熱炉の深い所にあり、そ
の検出器上に試料容器を載せなければならないので、吸
引プローブに試料容器を吸いつけて検出器上に載せるの
は困難である。すなわち、示差熱分析装置では加熱炉の
中央部に試料側検出器と基準物質側検出器が設けられて
おり、それぞれの検出器には試料容器を載せる小さな皿
が設けられているが、それらの皿の上に先の長い吸引用
プローブを用いて試料容器を正確に載せるのは難しいか
らである。このような理由で、示差熱分析装置において
は試料の自動交換は行なわれていない。
本考案は、示差熱分析装置において試料容器を加熱炉内
の検出器上へ正確に載せ、また、分析後はその試料容器
を取り除くことのできる試料自動交換装置を提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 実施例を示す第1図を参照して説明すると、本考案の試
料自動交換装置は、上部と下部が開口した加熱炉(3)
内で垂直方向に設けられた2本の棒(1,2)の先端に
それぞれ試料側検出器(1a)と基準物質側検出器(2
a)が設けられ、試料側検出器(1a)上には試料の入
った試料容器(4s)が載せられ、基準物質側検出器
(2a)上には基準物質の入った試料容器(4r)が載
せられて測定が行なわれる示差熱分析装置に適用される
ものである。試料容器(4s)は上部に鍔をもつ形状に
形成されている。加熱炉(3)内を検出器(1a)の下
方と上部開口の上方との間で移動可能な垂直方向の棒体
で、かつその軸心を中心として回転可能な動作棒(6)
が設けられ、動作棒(6)の上端には試料容器(4s)
の鍔よりは小さく試料容器(4s)の胴部分よりは大き
い開口をもつ交換器(5)が取りつけられており、加熱
炉(3)の外側で上部開口の近くには、交換器(5)に
保持された試料容器(4s)と当接して試料容器(4
s)を交換器(5)から落下させる落下部材(8)と、
交換器(5)が回転してくる位置まで未測定の試料容器
(10a)を運ぶテーブル(9)が設けられている。
(実施例) 第1図により一実施例を説明する。
3は加熱炉であり、円筒状をし、その上部と下部は開口
している。加熱炉3内の中央部には試料側検出器1aと
基準物質側検出器2aが設けられている。これらの検出
器1a,2aは垂直方向に設けられた2本の棒1,2の
それぞれの先端に熱電対の測温部が設けられて構成され
ている。各検出器1a,2aの先端には試料容器を載せ
るための皿が設けられている。4sは測定試料から入れ
られた試料容器、4rは基準物質が入れられた試料容器
である。
試料容器4s,4rは円筒状であり、蓋が閉じられ、上
部に鍔をもった形状をしている。試料容器4sの胴部分
の厚みは後述の交換器5の厚みよりも大きい。
試料側の試料容器4sの下方には交換器5が設けられて
いる。交換器5は水平面内にあって、試料容器4sの円
筒の胴部分よりは大きく、鍔よりは小さい円環を半分に
した半円環状をしている。交換器5はエアーシリンダの
ような駆動部7のロッド6の上端にに取りつけられ、ロ
ッド6の伸縮によって交換器5が試料容器4sの下方か
ら加熱炉3の上部開口の上方の間で上下方向に移動する
ことができるようになっている。動作棒であるロッド6
はまた、その軸心を中心として回転することができ、交
換器5を水平面内で回転させることができる。
加熱炉3の外側で上部開口の近くには、交換器5によっ
て取り出された試料容器4sと当接して試料容器4sを
交換器5から離脱させる落下板8が設けられている。加
熱炉3の外側で上部開口の近くにはまた、回転できると
ともに上下方向にも移動することができるターンテーブ
ル9が設けられており、ターンテーブル9には円周方向
に沿って第3図に示されるように凹みが設けられてお
り、各凹みには試料容器10a,10b,……が嵌め込
まれる。ターンテーブル9の上昇と回転に伴なって試料
容器10a,10b,……が順に交換位置まで運ばれ
る。
(作用) 次に、本実施例における試料交換の動作を説明する。
第1図は分析が終了した時点又は未測定試料が検出器1
a上に設置された時点を表わしている。
第1図を分析が終了した時点であるとすると、駆動部7
が作動してロッド6が上昇し、交換器5が試料容器4s
を下側から持ち上げる。このとき交換器5は試料容器4
sの鍔の下面に当り、試料容器4sを保持してそのまま
上昇する。
第2図に示されるように試料容器4sが加熱炉3の上部
開口より上に来た位置で交換器5の上昇が停止する。そ
の後、交換器5はロッド6によって、矢印Aで示さるよ
うに交換器5の開口方向と逆方向に回転させられる。交
換器5が回転する面の高さは落下板8の上端よりも若干
高い位置にあるように設定される。交換器5が矢印A方
向に回転することによって、交換器5の下側に突出した
試料容器4aの底部が落下板8に当り、試料容器4aが
交換器5から外れて落下する。第2図において記号11
で示されているのは落下中の試料容器である。
次に、交換器5はロッド6の回転により矢印B方向、す
なわち矢印A方向とは反対方向で交換器5の開口方向、
に回転させられ、所定の試料交換位置で待機する。そし
て、ターンテーブル9が上昇し、待機している交換器5
の方向に試料容器10aを移動させるようにターンテー
ブル9がE方向に回転し、交換器5内に試料容器10a
が入った状態でターンテーブル9が停止する。このとき
ターンテーブル9の高さは、ちょうど試料容器10aの
胴部分が交換器5に嵌まり込む位置に設定されている。
次に、ターンテーブル9が矢印C方向に下降する。これ
により試料容器10aが交換器5内に取り残される。
試料容器10aを載せた交換器5は、今度はB方向とは
逆方向のD方向に回転し、試料側検出器1aの上方位置
で停止する。その後、ロッド6が収縮されることによっ
て交換器5が下降し、試料容器10aを試料側検出器1
a上へ残しながら、なおそのまま下降を続け、第1図に
示されるように交換器5が試料容器の下方の位置で停止
する。これにより試料容器が交換されたことになる。
その後は分析が終了するごとに上記の試料交換動作が自
動的に繰り返されていく。
試料側の試料容器4sは分析の終了ごとに交換されるの
に対して、基準物質側の試料容器4rは一連の測定の間
は交換されない。そのため、実施例に説明したように試
料側の試料容器4sのみを交換する機能で十分である。
しかしながら、基準物質側の試料容器4rも交換できる
ようにすることもできる。例えば、駆動部7の位置を試
料側検出器1aと基準物質側検出器2aとから等距離の
位置に設け、1つの交換器5で試料側と基準物質側の両
方の試料容器を交換するように動作させることができ
る。また、交換器5、ロッド6及び駆動部7を備えた交
換部材を試料側と基準物質側にそれぞれ設け、独自に試
料容器を交換するようにさせることもできる。
(考案の効果) 本考案では加熱炉内を上下方向に移動して試料容器を検
出器上から取り出したり検出器上へ載せるとともに、加
熱炉の上部において測定済みの試料容器を落下させ、未
測定の試料容器をテーブル上から運ぶようにしたので、
検出器が加熱炉の深いところにあって従来は試料の自動
交換が困難であるとされていた示差熱分析装置において
も、試料の交換を自動的に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を分析終了時点又は分析開始前の状態
で示す一部切欠き斜視図、第2図は同実施例の試料交換
中の動作を示す一部切欠き斜視図、第3図はターンテー
ブルの試料容器載置部分を示す部分断面図である。 1,2……棒、 1a……試料側検出器、 2a……基準物質側検出器、 3……加熱炉、 4s,4r,10a〜10d……試料容器、 5……交換器、 6……ロッド、 7……駆動部、 8……落下板、 9……ターンテーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部と下部が開口した加熱炉内で垂直方向
    に設けられた2本の棒の先端にそれぞれ試料側検出器と
    基準物質側検出器が設けられ、試料側検出器上には試料
    の入った試料容器が載せられ、基準物質側検出器上には
    基準物質の入った試料容器が載せられて測定が行なわれ
    る示差熱分析装置において、試料容器は上部に蓋をもつ
    形状に形成されており、前記加熱炉内を検出器の下方と
    上部開口の上方との間で移動可能な垂直方向の棒体で、
    かつその軸心を中心として回転可能な動作棒が設けら
    れ、この動作棒の上端には水平面内に試料容器の鍔より
    は小さく試料容器の胴部分よりは大きい開口をもつ交換
    器が取りつけられており、前記加熱炉の外側で上部開口
    の近くには、前記交換器に保持された試料容器と当接し
    てその試料容器を交換器から落下させる落下部材と、前
    記交換器が回転してくる位置まで未測定の試料容器を運
    ぶテーブルが設けられている試料自動交換装置。
JP9894187U 1987-06-27 1987-06-27 示差熱分析装置の試料自動交換装置 Expired - Lifetime JPH0618288Y2 (ja)

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JP9894187U JPH0618288Y2 (ja) 1987-06-27 1987-06-27 示差熱分析装置の試料自動交換装置

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JPS645153U JPS645153U (ja) 1989-01-12
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DE102013107101A1 (de) * 2013-07-05 2015-01-08 Netzsch-Gerätebau GmbH Verfahren und magazin zum vorhalten, transport, verarbeiten und archivieren von thermoanalytischer proben

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JPS645153U (ja) 1989-01-12

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