JPH06182852A - 二軸押出機の吐出方法及び装置 - Google Patents
二軸押出機の吐出方法及び装置Info
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- JPH06182852A JPH06182852A JP4342607A JP34260792A JPH06182852A JP H06182852 A JPH06182852 A JP H06182852A JP 4342607 A JP4342607 A JP 4342607A JP 34260792 A JP34260792 A JP 34260792A JP H06182852 A JPH06182852 A JP H06182852A
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- Japan
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- resin
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/375—Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages
- B29C48/387—Plasticisers, homogenisers or feeders comprising two or more stages using a screw extruder and a gear pump
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- B29C48/365—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using pumps, e.g. piston pumps
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- B29C48/40—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は二軸押出機の吐出方法及び装置に関
し、特に、樹脂流路を流れる溶融樹脂の不要な温度上昇
を防止し平均温度を下げ、樹脂の劣化を防止することを
特徴とする。 【構成】 本発明による二軸押出機の吐出方法及び装置
は、シリンダ(1)に水平に設けられた一対のスクリュ(2,
3)により押し出された溶融樹脂をL字型樹脂流路(4)を
介して下流に案内し、垂直配置の一対のギヤ(6,7)を介
してカッターユニット(17)側に吐出する構成である。
し、特に、樹脂流路を流れる溶融樹脂の不要な温度上昇
を防止し平均温度を下げ、樹脂の劣化を防止することを
特徴とする。 【構成】 本発明による二軸押出機の吐出方法及び装置
は、シリンダ(1)に水平に設けられた一対のスクリュ(2,
3)により押し出された溶融樹脂をL字型樹脂流路(4)を
介して下流に案内し、垂直配置の一対のギヤ(6,7)を介
してカッターユニット(17)側に吐出する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸押出機の吐出方法
及び装置に関し、特に、樹脂流路を流れる溶融樹脂の平
均温度を下げ、樹脂の劣化を防止するための新規な改良
に関する。
及び装置に関し、特に、樹脂流路を流れる溶融樹脂の平
均温度を下げ、樹脂の劣化を防止するための新規な改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の二軸押出
機の吐出方法及び装置としては、一般に、図6から図1
0に示す構成を挙げることができる。すなわち、図6及
び図7で示す第1従来例において符号1で示されるもの
は一対のスクリュ2,3が回転自在に設けられた一対の
スクリュ穴1aを有する長手形状のシリンダであり、こ
のスクリュ穴1aに連通して前記シリンダ1に形成され
た第1樹脂流路4には、前記シリンダ1に接続されたギ
ヤポンプ5の第2樹脂流路5aが連通されている。
機の吐出方法及び装置としては、一般に、図6から図1
0に示す構成を挙げることができる。すなわち、図6及
び図7で示す第1従来例において符号1で示されるもの
は一対のスクリュ2,3が回転自在に設けられた一対の
スクリュ穴1aを有する長手形状のシリンダであり、こ
のスクリュ穴1aに連通して前記シリンダ1に形成され
た第1樹脂流路4には、前記シリンダ1に接続されたギ
ヤポンプ5の第2樹脂流路5aが連通されている。
【0003】前記ギヤポンプ5の第2樹脂流路5aには
垂直方向に配設された一対のギヤ6,7が互いに噛合し
て設けられており、この第2樹脂流路5aの下流側には
吐出口8が形成されている。
垂直方向に配設された一対のギヤ6,7が互いに噛合し
て設けられており、この第2樹脂流路5aの下流側には
吐出口8が形成されている。
【0004】従って、前述の図6及び図7に示す構成に
おいて、各スクリュ2,3によって押し出された溶融樹
脂は、第1及び第2樹脂流路4,5aを経て各ギヤ6,
7によって吐出口8から吐出される。
おいて、各スクリュ2,3によって押し出された溶融樹
脂は、第1及び第2樹脂流路4,5aを経て各ギヤ6,
7によって吐出口8から吐出される。
【0005】図8で示す第2従来例においては、図6及
び図7で示す構成と類似であるが、各スクリュ2,3が
水平配置から垂直配置に変更されており、他の部分は同
一構成であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
び図7で示す構成と類似であるが、各スクリュ2,3が
水平配置から垂直配置に変更されており、他の部分は同
一構成であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
【0006】また、図9に示す第3従来構成の場合、各
スクリュ2,3が水平配置であると共に、各ギヤ6,7
も水平配置され、各樹脂流路4,5aが垂直に配設され
ている。
スクリュ2,3が水平配置であると共に、各ギヤ6,7
も水平配置され、各樹脂流路4,5aが垂直に配設され
ている。
【0007】さらに、図10に示す第4従来構成の場
合、各スクリュ2,3が斜配置であると共に、各ギヤ
6,7は垂直配設され、各スクリュ2,3と各ギヤ6,
7は水平方向から見た場合、互いに重合して配置されて
いる。
合、各スクリュ2,3が斜配置であると共に、各ギヤ
6,7は垂直配設され、各スクリュ2,3と各ギヤ6,
7は水平方向から見た場合、互いに重合して配置されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の二軸押出機の吐
出方法及び装置は、以上のように構成されているため、
次のような課題が存在していた。すなわち、図6及び図
7の第1従来構成では、スクリュ2から押し出された溶
融樹脂がシリンダ空隙4を通過する時に一方のスクリュ
3によって剪断力を受けて、必要以上に溶融樹脂温度が
上昇し、図6のA−A断面でみた第1樹脂流路での溶融
樹脂の温度差が図6のAを基準とすると、Bが−25
℃、Cが−50℃、Dが−75℃、Eが−100℃とな
り、均一な温度分布とならず、樹脂劣化の要因となって
いた。また、図8と図10の従来構成の場合、樹脂の輸
送及び混練時に下方に位置するスクリュに多くの樹脂が
流れ、片側のスクリュに混練作用が集中し、一対のスク
リュのバランスが悪化していた。また、図9の従来構成
の場合、ギヤポンプのはるか上方に一対のスクリュが位
置するため、二軸押出機の機械中心高さを高くする必要
があり機械装置等の設置条件が不利となりコストアップ
の要因になっていた。
出方法及び装置は、以上のように構成されているため、
次のような課題が存在していた。すなわち、図6及び図
7の第1従来構成では、スクリュ2から押し出された溶
融樹脂がシリンダ空隙4を通過する時に一方のスクリュ
3によって剪断力を受けて、必要以上に溶融樹脂温度が
上昇し、図6のA−A断面でみた第1樹脂流路での溶融
樹脂の温度差が図6のAを基準とすると、Bが−25
℃、Cが−50℃、Dが−75℃、Eが−100℃とな
り、均一な温度分布とならず、樹脂劣化の要因となって
いた。また、図8と図10の従来構成の場合、樹脂の輸
送及び混練時に下方に位置するスクリュに多くの樹脂が
流れ、片側のスクリュに混練作用が集中し、一対のスク
リュのバランスが悪化していた。また、図9の従来構成
の場合、ギヤポンプのはるか上方に一対のスクリュが位
置するため、二軸押出機の機械中心高さを高くする必要
があり機械装置等の設置条件が不利となりコストアップ
の要因になっていた。
【0009】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたもので、特に、樹脂流路を流れる溶融樹脂の
部分的な大きな温度差の発生を防止すると共に平均温度
を下げ、樹脂の劣化を防止するようにした二軸押出機の
吐出方法及び装置を提供することを目的とする。
になされたもので、特に、樹脂流路を流れる溶融樹脂の
部分的な大きな温度差の発生を防止すると共に平均温度
を下げ、樹脂の劣化を防止するようにした二軸押出機の
吐出方法及び装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による二軸押出機
の吐出方法は、シリンダに一対のスクリュ穴を介して水
平に設けられた一対のスクリュにより押し出された溶融
樹脂を、所定の高さ(Z)の垂直流路部を有するL字型樹
脂流路を介して下流に案内すると共に、前記各スクリュ
の軸方向と直交する方向に配設された垂直配置の一対の
ギヤを介してカッターユニット側に吐出する方法であ
る。
の吐出方法は、シリンダに一対のスクリュ穴を介して水
平に設けられた一対のスクリュにより押し出された溶融
樹脂を、所定の高さ(Z)の垂直流路部を有するL字型樹
脂流路を介して下流に案内すると共に、前記各スクリュ
の軸方向と直交する方向に配設された垂直配置の一対の
ギヤを介してカッターユニット側に吐出する方法であ
る。
【0011】本発明の二軸押出機の吐出装置は、シリン
ダに一対のスクリュ穴を介して水平に設けられた一対の
スクリュにより押し出された溶融樹脂を一対のギヤを介
してカッターユニット側に吐出するようにした二軸押出
機の吐出装置において、前記シリンダの端部に設けられ
全体形状がほぼL字型樹脂流路と、前記各スクリュ穴の
下面と前記L字型樹脂流路の上壁部との間に形成された
所定高さ(Z)の垂直流路部とを備えた構成からなる構成
である。
ダに一対のスクリュ穴を介して水平に設けられた一対の
スクリュにより押し出された溶融樹脂を一対のギヤを介
してカッターユニット側に吐出するようにした二軸押出
機の吐出装置において、前記シリンダの端部に設けられ
全体形状がほぼL字型樹脂流路と、前記各スクリュ穴の
下面と前記L字型樹脂流路の上壁部との間に形成された
所定高さ(Z)の垂直流路部とを備えた構成からなる構成
である。
【0012】
【作用】本発明による二軸押出機の吐出方法及び装置に
おいては、各スクリュによって押し出された溶融樹脂
は、所定高さの垂直流路部を有するL字型樹脂流路を介
して下方へ落下して案内されるため、従来のように、押
し出し口から押し出される時に、一方のスクリュによる
剪断作用を受けることがなく、かつ溶融樹脂の流速が低
いため、不均一で余分な発熱を起こすことがなく、溶融
樹脂の平均温度を低く保つことができ、樹脂の劣化を防
止することができる。
おいては、各スクリュによって押し出された溶融樹脂
は、所定高さの垂直流路部を有するL字型樹脂流路を介
して下方へ落下して案内されるため、従来のように、押
し出し口から押し出される時に、一方のスクリュによる
剪断作用を受けることがなく、かつ溶融樹脂の流速が低
いため、不均一で余分な発熱を起こすことがなく、溶融
樹脂の平均温度を低く保つことができ、樹脂の劣化を防
止することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面と共に本発明による二軸押出機の
吐出方法及び装置の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を
付して説明する。図1から図5迄は、本発明による二軸
押出機の吐出装置を示すもので、図1はスクリュを取出
した状態の平面図、図2は図1の断面構成図、図3は図
1の要部の断面構成図、図4は図3の要部の拡大断面
図、図5は図4のB−B線による断面図である。
吐出方法及び装置の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を
付して説明する。図1から図5迄は、本発明による二軸
押出機の吐出装置を示すもので、図1はスクリュを取出
した状態の平面図、図2は図1の断面構成図、図3は図
1の要部の断面構成図、図4は図3の要部の拡大断面
図、図5は図4のB−B線による断面図である。
【0014】図1から図5において、符号1で示される
ものは一対のスクリュ2,3が一対のスクリュ穴1aを
介して水平状態で回転自在に設けられた長手形状のシリ
ンダであり、このスクリュ穴1aの押し出し口1aBか
ら下方に連通して前記シリンダ1に形成され全体形状が
ほぼL字型をなすL字型樹脂流路4には、前記シリンダ
1に接続されたギヤポンプ5の樹脂流路5aが連通され
ている。前記L字型樹脂流路4は、前記スクリュ穴1a
の下面1aAとL字型樹脂流路4の上壁部4aとの間に
所定高さZの垂直流路部4Aを有し、各スクリュ穴1a
の押し出し口1aBから押し出された溶融樹脂が垂直流
路部4Aこの高さZに沿って下方へ落下するように構成
されている。なお、このギヤポンプ5は図1のように、
シリンダ1の方向と直交して設けられている。
ものは一対のスクリュ2,3が一対のスクリュ穴1aを
介して水平状態で回転自在に設けられた長手形状のシリ
ンダであり、このスクリュ穴1aの押し出し口1aBか
ら下方に連通して前記シリンダ1に形成され全体形状が
ほぼL字型をなすL字型樹脂流路4には、前記シリンダ
1に接続されたギヤポンプ5の樹脂流路5aが連通され
ている。前記L字型樹脂流路4は、前記スクリュ穴1a
の下面1aAとL字型樹脂流路4の上壁部4aとの間に
所定高さZの垂直流路部4Aを有し、各スクリュ穴1a
の押し出し口1aBから押し出された溶融樹脂が垂直流
路部4Aこの高さZに沿って下方へ落下するように構成
されている。なお、このギヤポンプ5は図1のように、
シリンダ1の方向と直交して設けられている。
【0015】前記ギヤポンプ5は、ギヤポンプ減速機1
0を介してギヤポンプモータ11により駆動され、この
ギヤポンプ5の吐出口8はスクリーンパック13を有す
るスクリーンチェンジャー12を介してダイス25に接
続され、このダイス25から送り出された溶融樹脂は、
水入口14、水出口15、カッターモータ16を有する
カッターユニット17に送られてペレット状に切断され
る。前記シリンダ1の中央位置には、混練調整バルブ2
0が設けられていると共に、このシリンダ1の上流側に
おける原料投入口21には、ホッパー22が接続されて
いる。
0を介してギヤポンプモータ11により駆動され、この
ギヤポンプ5の吐出口8はスクリーンパック13を有す
るスクリーンチェンジャー12を介してダイス25に接
続され、このダイス25から送り出された溶融樹脂は、
水入口14、水出口15、カッターモータ16を有する
カッターユニット17に送られてペレット状に切断され
る。前記シリンダ1の中央位置には、混練調整バルブ2
0が設けられていると共に、このシリンダ1の上流側に
おける原料投入口21には、ホッパー22が接続されて
いる。
【0016】前記各スクリュ2,3は、モータ23及び
減速機24を介して駆動されるように構成されている。
なお、図4において、L字型樹脂流路4の上部径Xは各
スクリュ2,3のセンター間距離Yより長くかつ各スク
リュ穴1aの外径距離Yaより短くし、この上部径Xに
相当する断面積Ybは樹脂流速度が低くなるような面積
に設計され、L字型樹脂流路4の上壁部4aとスクリュ
穴1aの下部1aAとの高さZを第1スクリュ2が設け
られたスクリュ穴1aの内径Dの約0.2倍以上の高さと
している。
減速機24を介して駆動されるように構成されている。
なお、図4において、L字型樹脂流路4の上部径Xは各
スクリュ2,3のセンター間距離Yより長くかつ各スク
リュ穴1aの外径距離Yaより短くし、この上部径Xに
相当する断面積Ybは樹脂流速度が低くなるような面積
に設計され、L字型樹脂流路4の上壁部4aとスクリュ
穴1aの下部1aAとの高さZを第1スクリュ2が設け
られたスクリュ穴1aの内径Dの約0.2倍以上の高さと
している。
【0017】従って、前述の構成において、原料投入口
21から投入された原料は、各スクリュ2,3及び混練
調整バルブ20を介して混練されて押し出され、各スク
リュ2,3の先端の押し出し口1aBから垂直流路部4
Aを経てL字型樹脂流路4内に落下して供給される。こ
の場合、各スクリュ2,3が水平状態に配設されている
と共に、垂直流路部4Aが存在するため、押し出された
溶融樹脂は、何れのスクリュ2又は3からも従来のよう
な余分な影響を受けず、また、剪断力を受けることもな
く、余分な温度上昇を避けた状態でギヤポンプ5の各ギ
ヤ6,7に送られる。その後、吐出口8を経て、スクリ
ーンパック13からダイス25を経てカッターユニット
17に送られてペレット状化される。
21から投入された原料は、各スクリュ2,3及び混練
調整バルブ20を介して混練されて押し出され、各スク
リュ2,3の先端の押し出し口1aBから垂直流路部4
Aを経てL字型樹脂流路4内に落下して供給される。こ
の場合、各スクリュ2,3が水平状態に配設されている
と共に、垂直流路部4Aが存在するため、押し出された
溶融樹脂は、何れのスクリュ2又は3からも従来のよう
な余分な影響を受けず、また、剪断力を受けることもな
く、余分な温度上昇を避けた状態でギヤポンプ5の各ギ
ヤ6,7に送られる。その後、吐出口8を経て、スクリ
ーンパック13からダイス25を経てカッターユニット
17に送られてペレット状化される。
【0018】従って、前述のL字型樹脂流路4に位置す
る溶融樹脂は、押し出される際に従来のように、一方の
スクリュ3による剪断等の影響を受けることなく落下す
るため、図5で示すように、本出願人による実験の結
果、AとEの部分では温度差が10℃以下となり、全体
の平均樹脂温度が上昇することなく低く保たれるため、
温度上昇により発生していた従来の樹脂の劣化を効果的
に防止することができる。
る溶融樹脂は、押し出される際に従来のように、一方の
スクリュ3による剪断等の影響を受けることなく落下す
るため、図5で示すように、本出願人による実験の結
果、AとEの部分では温度差が10℃以下となり、全体
の平均樹脂温度が上昇することなく低く保たれるため、
温度上昇により発生していた従来の樹脂の劣化を効果的
に防止することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明による二軸押出機の吐出方法及び
装置は、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。すなわち、押し出し口から押
し出された溶融樹脂は、L字型樹脂流路の垂直流路部を
介して落下してギヤポンプに供給されるため、押し出し
時に従来のような一方のスクリュによる余分な剪断を受
けることがなく、不均一で余分な温度上昇を防止して溶
融樹脂を低い平均温度で供給し、樹脂の劣化を防止する
ことができる。
装置は、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。すなわち、押し出し口から押
し出された溶融樹脂は、L字型樹脂流路の垂直流路部を
介して落下してギヤポンプに供給されるため、押し出し
時に従来のような一方のスクリュによる余分な剪断を受
けることがなく、不均一で余分な温度上昇を防止して溶
融樹脂を低い平均温度で供給し、樹脂の劣化を防止する
ことができる。
【図1】本発明による二軸押出機の吐出装置のスクリュ
を取出した状態を示す平面図である。
を取出した状態を示す平面図である。
【図2】図1の断面構成図である。
【図3】図1の要部の断面構成図である。
【図4】図2のa−a線による拡大断面図である。
【図5】図4のB−B線による断面図である。
【図6】従来の二軸押出機の吐出装置の要部を示す断面
図である。
図である。
【図7】図6のA−A線による断面図である。
【図8】他の従来例を示す断面図である。
【図9】他の従来例を示す断面図である。
【図10】他の従来例を示す断面である。
1 シリンダ 1a スクリュ穴 1aA 下面 2,3 スクリュ 4 L字型樹脂流路 4A 垂直流路部 4a 上壁部 6,7 ギヤ 17 カッターユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江見 亨 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 岩井 淳一 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 今村 幸生 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ(1)に一対のスクリュ穴(1a)を
介して水平に設けられた一対のスクリュ(2,3)により押
し出された溶融樹脂を、所定の高さ(Z)の垂直流路部(4
A)を有するL字型樹脂流路(4)を介して下流に案内する
と共に、前記各スクリュ(2,3)の軸方向と直交する方向
に配設された垂直配置の一対のギヤ(6,7)を介してカッ
ターユニット(17)側に吐出することを特徴とする二軸押
出機の吐出方法。 - 【請求項2】 シリンダ(1)に一対のスクリュ穴(1a)を
介して水平に設けられた一対のスクリュ(2,3)により押
し出された溶融樹脂を一対のギヤ(6,7)を介してカッタ
ーユニット(17)側に吐出するようにした二軸押出機の吐
出装置において、前記シリンダ(1)の端部に設けられ全
体形状がほぼL字型をなすL字型樹脂流路(4)と、前記
各スクリュ穴(1a)の下面(1aA)と前記L字型樹脂流路(4)
の上壁部(4a)との間に形成された所定高さ(Z)の垂直流
路部(4A)とを備えた構成からなることを特徴とする二軸
押出機の吐出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4342607A JP2510062B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 二軸押出機の吐出方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4342607A JP2510062B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 二軸押出機の吐出方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06182852A true JPH06182852A (ja) | 1994-07-05 |
JP2510062B2 JP2510062B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=18355085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4342607A Expired - Lifetime JP2510062B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 二軸押出機の吐出方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510062B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH091630A (ja) * | 1995-06-19 | 1997-01-07 | Japan Steel Works Ltd:The | 混練押出機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60178109U (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-26 | 株式会社神戸製鋼所 | 連続式混練機 |
JPS61120509U (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-30 | ||
JPH0338089A (ja) * | 1989-07-05 | 1991-02-19 | Meidensha Corp | Icの固定方法 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP4342607A patent/JP2510062B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60178109U (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-26 | 株式会社神戸製鋼所 | 連続式混練機 |
JPS61120509U (ja) * | 1985-01-16 | 1986-07-30 | ||
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH091630A (ja) * | 1995-06-19 | 1997-01-07 | Japan Steel Works Ltd:The | 混練押出機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2510062B2 (ja) | 1996-06-26 |
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