JPH06182042A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH06182042A
JPH06182042A JP29774092A JP29774092A JPH06182042A JP H06182042 A JPH06182042 A JP H06182042A JP 29774092 A JP29774092 A JP 29774092A JP 29774092 A JP29774092 A JP 29774092A JP H06182042 A JPH06182042 A JP H06182042A
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JP
Japan
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ball
prize
winning ball
plate
winning
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Application number
JP29774092A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takeo Maki
武雄 真城
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MAKI KENKYU KAIHATSU KK
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
MAKI KENKYU KAIHATSU KK
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機構板への取り付けが簡単で且つ交換も簡便
に行うことができる入賞玉処理装置を備えた弾球遊技機
を提供する。 【構成】 入賞玉処理装置150を構成する入賞玉流下
路158と入賞玉検出器163と玉送り部材165とソ
レノイド170とを1つの取付ベース151に集約して
設けた。 【効果】 取付ベース151を機構板10の所定の位置
に取り付けるだけで簡単に入賞玉処理装置150を機構
板10に組み込むことができると共に、取付ベース15
1を交換するだけで、入賞玉処理装置150の交換作業
も極めてスムーズに行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技盤の裏面に配設さ
れ且つ入賞に基づいて景品玉を払い出すための各種の機
構が設けられる機構板を具備する弾球遊技機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技盤の裏面に配設され且つ入賞
に基づいて景品玉を払い出すための各種の機構が設けら
れる機構板においては、入賞玉を1個ずつ処理する入賞
玉処理装置が設けられるが、このような入賞玉処理装置
の中には、入賞玉を検出器で検出し、その検出信号に基
づいて景品玉払出装置を駆動制御する形式のものが提案
されている。このような入賞玉処理装置においては、入
賞玉検出器に発生した入賞玉を1個ずつ送る玉送り部材
が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記した形
式の入賞玉処理装置にあっては、入賞玉集合樋から連続
して形成される入賞玉流下通路の途中に入賞玉検出器を
介装し、その入賞玉の近傍の機構板に玉送り部材を取り
付け、更に玉送り部材を駆動するソレノイドを機構板に
取り付け、結局、入賞玉処理装置を構成する部品がそれ
ぞれ別々に機構板に取り付けられるようになっていた。
このため、入賞玉処理装置を機構板に取り付ける手間が
かかるばかりでなく、入賞玉処理装置を構成する部品が
故障したときの交換作業をスムーズに行うことができな
いという問題があった。本発明は、上記した問題点に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、機構板へ
の取り付けが簡単で且つ交換も簡便に行うことができる
入賞玉処理装置を備えた弾球遊技機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技盤の裏面に配設され且
つ入賞に基づいて景品玉を払い出すための各種の機構が
設けられる機構板を具備する弾球遊技機において、入賞
玉を一列に整列して流下させる入賞玉流下路と、該入賞
玉流下路の途中に介装され且つ通過する入賞玉を検出す
る入賞玉検出器と、該入賞玉検出器の上下に交互に出没
する停止部を有する玉送り部材と、該玉送り部材を駆動
する電気的駆動手段と、を1つの取付ベースに集約して
入賞玉処理装置を構成し、前記取付ベースを前記機構板
の所定の位置に着脱自在に止着したことを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】入賞玉処理装置を構成する入賞玉流下路と入賞
玉検出器と玉送り部材と電気的駆動源とが1つの取付ベ
ースに集約して設けられるので、取付ベースを機構板の
所定の位置に取り付けるだけで簡単に入賞玉処理装置を
機構板に組み込むことができる。また、入賞玉処理装置
を構成する部品が故障したときには、取付ベース全体を
機構板から取り外し、その後、新品の入賞玉処理装置が
集約される取付ベースを装着すれば良いので、交換作業
も極めてスムーズに行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
について説明する。まず、図2を参照して実施例に係る
機構板7を有する弾球遊技機1の構成について説明す
る。図2は、弾球遊技機1の背面図であり、本実施例の
場合には、弾球遊技機としてパチンコ遊技機を示す。図
において、弾球遊技機1は、周知のように設置島(図示
しない)に固定される外枠2を有し、該外枠2の前面に
前面枠3が開閉自在に設けられている。前面枠3の裏面
には、遊技盤5を着脱自在に装着する遊技盤取付枠4が
固着されている。この遊技盤取付枠4に取着される遊技
盤5には、各種の入賞装置6が設けられ、該入賞装置の
裏面を覆う入賞玉集合カバー体(図示しない)が遊技盤
5の裏面に取り付けられている。なお、入賞玉集合カバ
ー体は、遊技盤5の遊技領域のほぼ全体を覆うほどの大
きさを有して構成されるものである。
【0007】また、弾球遊技機1の背面には、本実施例
の要部を構成する機構板7が開閉自在に配置されてい
る。この機構板7は、主として景品玉を貯留する玉タン
ク20と該玉タンク20に貯留された景品玉を下流側に
整列しながら誘導する誘導レール32とが設けられる上
部分割板8と、主として入賞に基づく景品玉を払い出す
景品玉払出装置70が設けられる中央部分割板9と、主
として遊技盤5に打ち込まれた入賞を含む打玉を処理す
る処理機構が設けられる下部分割板10と、に分割形成
したものを組み付けて構成される。機構板7の詳細な説
明は、後述するが、上記したように3つの分割板8〜1
0を組み付けて構成した本実施例の機構板7において
は、図2に示されるように、背面から見て全体として
「コ」字状となっており、機構板7を閉じた状態におい
て遊技盤5の一側辺部が開放された状態となる。このた
め、遊技盤5の裏面構造が複雑(遊技盤によっては、入
賞装置の後方突出面積及び突出量の多いものもあり、ま
た配線の複雑なものもある)なものであっても、機構板
7の開閉動作をスムーズに行うことができる。
【0008】なお、上記した機構板7は、分割板8〜1
0を組み付ける後述する連結金具180の上下に形成さ
れる軸受片181を遊技盤取付枠4の上下に固着される
支持金具13の支持ピン14に遊嵌することにより、開
閉自在に軸支されると共に、上部分割板8及び下部分割
板10に設けられる係止具41を遊技盤取付枠4に突設
される係止ピン(図示しない)に係合させることによ
り、機構板7を閉じた状態で係止し得るようになってい
る。また、弾球遊技機1には、前面枠3下部裏面に打球
発射装置11と接続樋12が固着されている。打球発射
装置11は、周知のように打玉を発射する打球モータや
タッチスイッチ等の電気部品を含むが、これらの電気部
品には、後述する電源供給コネクタ132を介して電源
が供給されるようになっている。また、接続樋12は、
後述する余剰玉排出通路122と連通して払い出された
余剰の景品玉を弾球遊技機1前面下部に固定される余剰
玉受皿(図示しない;下皿とも言われる)に供給するも
のである。
【0009】次に、本実施例の要部を構成する機構板7
の構成について、各分割板毎に説明する。まず、上部分
割板8には、図1に示すように、多量の景品玉を貯留す
る玉タンク20と、該玉タンク20から供給される景品
玉を複数列(本実施例の場合、2列)に整列して流下さ
せる誘導レール32と、該誘導レール32によって誘導
された景品玉を後述する景品玉払出装置70に向けて方
向転換する屈曲樋35と、該屈曲樋35の上方に設けら
れたターミナル基板40がそれぞれ所定の位置に設けら
れている。
【0010】まず、玉タンク20の構成について、図
1、図5、及び図6を参照して説明する。図1は、機構
板7の分解背面図であり、図5は、玉タンク20の平面
図であり、図6は、玉タンク20の下流側の断面図であ
る。図において、玉タンク20は、その左右両側に突設
された取付片21によって上部分割板8の所定の位置
(この位置には、玉タンク20の側面形状に添った凹部
が形成されている)にビスで取り付けられるようになっ
ている。また、玉タンク20は、上面が開放したボック
ス状に形成されると共に、図5に示すように、その底面
下流側に誘導レール32と連通する開口22が開設さ
れ、該開口22に向かって傾斜する複数の傾斜底面23
a〜23cによって底面が形成されている。また、開口
22の上部であって傾斜底面23cの延長部位には、玉
崩し部24が隆起され、開口22部分での景品玉の玉詰
まりを防止している。
【0011】更に、玉崩し部24の上流側の傾斜底面2
3cには、支軸26によって揺動自在に軸支される玉不
足検知部材25が設けられ、該玉不足検知部材25の下
方に、図6に示すように、玉不足検出スイッチ27が固
定されている。この玉不足検出スイッチ27は、玉タン
ク20内に景品玉が不足したときに配線28を介して遊
技場に設けられる管理コンピュータ(図示しない)に景
品玉補給要求信号を導出すると共に、遊技盤5に設けら
れる玉切れランプ(図示しない)を点灯するようになっ
ている。なお、玉不足検知部材25は、玉タンク20内
の景品玉が載置しているときに玉不足検出スイッチ27
をOFFとし、玉タンク20内の景品玉が不足して載置
しなくなったときに玉不足検出スイッチ27をONとし
て上記信号を出力するようになっている。また、配線2
8は、一旦ターミナル基板40に中継接続された後、タ
ーミナル基板40から管理コンピュータに信号線が接続
されるようになっている。
【0012】また、玉タンク20内には、貯留される景
品玉量を調節する仕切板29を差し込むための仕切板挿
入溝30(複数)と仕切板収納溝31とが形成されてい
る。仕切板収納溝31は、玉タンク20の上流端に形成
され、該仕切り溝収納溝31に仕切板29が装着された
ときには、玉タンク内20に貯留される景品玉量が最大
となり、また、仕切板挿入溝30は、やや下流側に複数
形成されており、その仕切板挿入溝30に仕切板29が
装着されたときには、仕切板29より下流側にしか景品
玉が貯留されないようになって、玉タンク20内に貯留
される景品玉量を調節することができるようになってい
る。このように、玉タンク20内に貯留される景品玉量
を調節することにより、入賞率の変化周期間隔、いわゆ
るスランプ状態の周期間隔を所望の値とすることができ
る。
【0013】上記した玉タンク20の下流側に配置され
る誘導レール32は、上部分割板8の一端から他端に向
けて傾斜状に取り付けられ、その内部中央に仕切壁33
が立設されている。この仕切壁33は、玉タンク20の
開口22から流出した景品玉を下流に向かうにしたがっ
て確実に左右2列に整列させるために徐々に高く形成さ
れている。また、誘導レール32の下流側上部には、玉
ならし板34が揺動自在に設けられ、誘導レール32上
を上下2段となって流下する景品玉を1段とするように
なっている。なお、玉ならし板34の中央には、仕切壁
33と対応するように仕切片が下方にむけて突設され、
該仕切片の先端辺が先細状に形成されて上下に重合して
流下する景品玉の左右の振分を確実に行うようになって
いる。
【0014】更に、上記した誘導レール32の下流側に
は、逆「く」字状の通路が形成される屈曲樋35が接続
されている。この屈曲樋35の構成について、屈曲樋3
5の斜視図が描かれる図7を参照して説明すると、屈曲
樋35は、誘導レール32によって前後方向(機構板7
の背面から見て)2列に流下される景品玉を左右方向
(同じく機構板7の背面から見て)2列に流下するよう
に方向転換すると共に、その屈曲部に玉抜き口36が形
成され、該玉抜き口36を玉抜き弁37で開閉自在に閉
塞するように構成されている。玉抜き弁37には、その
上部に重錘38が一体的に形成されると共に、その中程
に玉抜き作動レバー39が揺動自在に設けられている。
玉抜き作動レバー39には、係止片39aが突設されて
いる。しかして、通常の状態においては、玉抜き弁37
は、重錘の付勢力により玉抜き口36を閉塞する方向に
付勢されると共に玉抜き作動レバー39の係止片39a
を所定の係止部の内側に係止されることにより、屈曲樋
35内に景品玉が存在しても玉抜き弁37が玉抜き口3
6を閉塞した状態を維持するが、弾球遊技機1の前面か
ら玉抜きピンを差し込んで玉抜き作動レバー39の後端
を上方に押し上げると、係止片39aと係止部の内側と
の係合状態が外れると共に、屈曲樋35内の景品玉の圧
力により玉抜き弁37が外側に向かって揺動されて玉抜
き口36の閉塞状態が解消されるので、誘導レール32
及び玉タンク20に貯留されていた景品玉をすべて玉抜
き口36から抜き出す状態となる。このとき、玉抜き作
動レバー39の係止片39aは、係止部の外側と当接す
る位置関係となるので、玉抜きされる景品玉がなくなっ
ても、玉抜き弁37が玉抜き口36を完全に閉塞した状
態には、戻ることがなく、完全に閉塞した状態に戻すた
めには、再度玉抜き作動レバーを上方に持ち上げて係止
片39aを係止部の内側に来る位置関係としなければな
らない。なお、玉抜き作動レバー39をソレノイド等の
電気的駆動源によって作動させるようにしても良い。
【0015】上部分割板8には、上記した構成以外にタ
ーミナル基板40が設けられるが、このターミナル基板
40には、外部電源供給線が接続されるコネクタ端子、
外部(例えば、管理コンピュータ)と弾球遊技機1との
間の信号線を接続するコネクタ端子、弾球遊技機1内部
の電気部品(例えば、制御回路基板)に電源を供給する
ために電気部品からの配線が接続されるコネクタ端子等
が設けられたプリント配線基板によって構成されるもの
である。したがって、ターミナル基板40に接続される
配線の一部を機構板7に敷設しなければならないが、こ
れらの配線を保護しながら敷設するために、図3に示す
ように、機構板7の裏面に配線引き回し溝134等が形
成されている。具体的には、上部分割板8の裏面には、
ターミナル基板40の下方に配線収納溝43が立設さ
れ、中央部分割板9には、配線収納壁90が立設され、
下部分割板10には、配線引き回し溝134が形成され
てターミナル基板40と後述する景品玉払出制御基板1
30や電源供給コネクタ134と接続する配線が敷設さ
れるようになっている。なお、配線引き回し溝134に
は、係止爪135が形成され、内部に敷設される配線が
配線引き回し溝134から飛び出さないようにしてい
る。
【0016】また、上部分割板8には、前記屈曲樋35
の下部左右に連結ボス42が突設されている。この連結
ボス42は、中央部分割板9の上端に形成される連結部
材50が嵌入されるものであり、上部分割板8と中央部
分割板9とを組み付けるものである。具体的には、連結
部材50には、連結ボス42を嵌入する凹部が形成さ
れ、該凹部を連結ボス42に嵌合させた後、連結部材5
0の上方からビスで一体的に螺着することにより、上部
分割板8と中央部分割板9とを強固に連結するものであ
る。更に、上部分割板8の裏面には、後述する連結金具
180の取付穴182に対応するビス穴(図示しない)
や位置決め穴183に対応する突起(図示しない)が形
成されている。
【0017】次に、中央部分割板9の構成について、図
1、図8乃至図13を参照して説明する。図8は、中央
分割板9に設けられる通路体55と景品玉払出装置70
の斜視図であり、図9は、通路体55の断面図であり、
図10は、景品玉払出装置70の分解斜視図であり、図
11は、景品玉払出装置70の側方断面図であり、図1
2は、景品玉払出装置70の前方断面図であり、図13
は、景品玉払出装置70の平面断面図である。まず、図
1において、中央部分割板9の上下には、連結部材50
が形成されると共に、その側方に玉抜き通路51が形成
されている。連結部材50は、上部分割板8及び下部連
結板10と中央部分割板9とを連結固定するものであ
り、前記したように上部分割板8の連結ボス42に上部
の連結部材50を連結固定させると共に、後述する下部
分割板10の連結ボス131に下部の連結部材50を連
結固定させることにより、上部分割板8と中央部分割板
9と下部分割板10とを一体的に連結するものである。
なお、下部分割板10の連結ボス131と下部の連結部
材50との連結固定の仕方は、上部分割板8の連結ボス
42と上部の連結部材50の連結固定の仕方と同じであ
る。
【0018】また、玉抜き通路51は、前記玉抜き弁3
7によって玉抜きされた景品玉を流下させるもので、玉
抜き通路51の上部玉抜き通路51aは、前記上部分割
板8に形成され、また、玉抜き通路51の下部玉抜き通
路51bは、後述するように下部分割板10に形成され
るものである。この場合、図4に示すように、上部玉抜
き通路51aは、極めて短く形成されているが、下部玉
抜き通路51bは、下部分割板10の一側部から中央部
にかけて屈曲するように長く形成されている。
【0019】ところで、中央部分割板9には、その上部
に通路体55が止着され、該通路体55の下方に景品玉
払出装置70が固着されるが、通路体55を覆うように
上部カバー体52が設けられている。この上部カバー体
52は、支軸53を中心に開閉自在に軸支され、通常の
状態においては、支軸53と反対側に設けられる係止部
54に係止されるようになっている。
【0020】上記した上部カバー体52に覆われる通路
体55を図8及び図9を参照して説明すると、通路体5
5は、前記屈曲樋35によって流下方向を左右に変換さ
れた2列の景品玉を流下させる景品玉通路56a,56
bを有し、その景品玉通路56a,56bの上流側に玉
検出センサ57a,57bが臨むようになっている。こ
の玉検出センサ57a,57bは、景品玉通路56a,
56b内の景品玉の有無を検出するもので、いずれか一
方の玉検出センサ57a,57bが景品玉を検出しなく
なったときには、景品玉払出装置70の後述するステッ
ピングモータ84の回転を停止して景品玉の払出を不能
動化させるようになっている。なお、玉検出センサ57
a,57bは、景品玉払出装置70から2列の景品玉通
路56a,56b内に27〜28個の景品玉を検出する
位置に係止片58によって係止されるようになってい
る。また、中央部分割板9には、玉検出センサ57a,
57bの対応する位置に逃げ穴59が開設され、通路体
55が装着されたときに玉検出センサ57a,57bの
先端部を受け止めると共にその位置を正確に保持するよ
うになっている。
【0021】また、通路体55は、その中央部で左右に
湾曲状となって内部を流下する景品玉の玉圧を弱めるよ
うに形成されると共に、その湾曲部の中央に止め穴60
が形成されている。止め穴60の裏面には、中央部分割
板9に突設される取付ボス61が嵌入されるようになっ
ており、止め穴61を取付ボス61に嵌入した後に止め
ネジ62を螺着して通路体55を中央部分割板9に固定
するようになっている。なお、止めネジ62を螺着する
前に、中央部分割板9に突設される係止爪68によって
通路体55を所定の位置に装着することができるように
なっており、このような装着を終えてから、止めネジ6
2を螺着することにより、最終的に通路体55を中央部
分割板9に固定するものである。
【0022】更に、通路体55の下方には、玉止め装置
63が設けられている。この玉止め装置63は、図9に
示すように、その先端が景品玉通路56a,56bに出
没するストッパー片64と、該ストッパー片64に固着
されるレバー65と、該レバー65に摺接されるスプリ
ング66とから構成され、レバー65が前後方向にスラ
イド自在に支持されている。しかして、通常の使用状態
においては、図9(B)に示すように、レバー65がス
プリング66の付勢力に抗して引き上げられレバー65
の側面に突設される係止部67を支持部に係止した状態
においてストッパー片64を景品玉通路56a,56b
から退避させているので、景品玉通路56a,56bを
流下する景品玉は、下流側の景品玉払出装置70に供給
されるが、係止部67による係止状態を解除(この解除
は、レバー65を回転させることにより行われる)する
と、図9(A)に示すように、レバー65がスプリング
66の付勢力により前方に移動するので、ストッパー片
64の先端が景品玉通路56a,56bに突出するよう
になり、これがため、景品玉通路56a,56bを流下
する景品玉は、下流側の景品玉払出装置70に供給され
ることはない。このように、玉止め装置63は、景品玉
払出装置70に景品玉を供給したり、あるいはその供給
を停止したりするものであるが、例えば、景品玉払出装
置70が故障したときに、上部カバー体52を開放して
レバー65を操作した後に、景品玉払出装置70を取り
外すことにより、従来のように、すべての景品玉の玉抜
き操作を終了してからでないと景品玉払出装置を取り外
すことができないものに比較して、極めて簡単且つ迅速
に景品玉払出装置70を取り外すことができる。
【0023】次に、中央部分割板9の下方に取着される
景品玉払出装置70の構成について図8、図10乃至図
13を参照して説明すると、景品玉払出装置70は、図
8に示すように、直方体状のケーシング71の内部に収
納されて構成されるが、ケージング71の前方四隅に突
設される係合突部72を中央部分割板9に形成される係
合規制部74に係合させることにより所定の位置に位置
決め固定される。この場合、中央部分割板9には、ケー
シング71の前面積より下方にやや大きい面積を有する
取付凹部73が形成され、該取付凹部73の周囲に係合
規制部74が突設され且つ取付凹部73の下方部に係止
舌片75が形成されている。しかして、景品玉払出装置
70を取り付けるには、ケーシング71の下端部を取付
凹部73の下辺に当接させ、その状態のままケーシング
71を上方に引き上げることにより、係合突部72と係
合規制部74とが係合すると共に係止舌片75がケーシ
ング71の前面下辺と係合して、ケーシング71を中央
部分割板9に取着することができる。この取着した状態
においては、ケーシング71の前方に形成される玉供給
路76a,76bと前記通路体55の景品玉通路56
a,56bとが連通するようになっている。一方、景品
玉払出装置70を取り外す場合には、係止舌片75を指
で押圧して後方に移動させた状態でケーシング71を下
方に引き下げれば、係合突部72と係合規制部74との
係合状態を簡単に解消することができる。このように、
本実施例における景品玉払出装置70は、中央部分割板
9に対して極めて簡単に着脱できるようになっているの
で、景品玉払出装置70の故障による交換等を素早く行
うことができる。
【0024】ところで、ケーシング71は、図10に示
すように、左右2つに分割形成され、それぞれの分割ケ
ーシング71a,71bに玉供給路76a,76bが形
成されている。玉供給路76a,76bは、その内部で
湾曲面77a,77bとなって後方に向かって湾曲して
おり、その湾曲面77a,77bの終端の下方に玉送り
水平路79a,79bが形成され、さらに玉送り水平路
79a,79bの終端に玉排出路78a,78bが形成
されている。これらの玉供給路76a,76b、玉送り
水平路79a,79b、及び玉排出路78a,78b
は、分割ケーシング71a,71bを前後に区画する区
画壁91a,91bの前方に形成されている。また、分
割ケーシング71a,71bの前方には、玉圧緩衝部材
80が挾持されるようになっている。この玉圧緩衝部材
80は、前記通路体55の景品玉通路56a,56bか
ら供給される景品玉を、図12に示すように、左右側方
に振り分けて玉供給路76a,76bに誘導すると共
に、その下方部に発光素子81(LED)と受光素子8
2とが設けられている。発光素子81と受光素子82と
は、所定の間隔を空けて設けられ、この間隔内に次に説
明するスクリュー83の先端が挿入されるようになって
いる。なお、玉圧緩衝部材80は、分割ケーシング71
a,71bを張り合せたときに、完全に内部に収納固定
されるようになっている。
【0025】また、前記玉送り水平路79a,79bの
間には、ステッピングモータ84によって回転せしめら
れるスクリュー83が配置される。すなわち、区画壁9
1a,91bの後方に形成される固定溝86a,86b
にステッピングモータ84を固定するモータ固定板85
を嵌合固定し、ステッピングモータ84のモータ軸を区
画壁91a,91bの前方に突出させて、その突出前方
にスクリュー83が固定されるものである。スクリュー
83の外周には、ステッピングモータ84の回転により
玉送り水平路79a,79bに載置された景品玉を前方
に移動せしめるような螺旋突起83aが突設されると共
に、スクリュー83の先端には、前記発光素子81を被
覆する凹部が形成され、その凹部に2つの切欠部87が
形成されている。この切欠部87は、180度の対称位
置に形成されているので、スクリュー83が一回転する
間に、発光素子81からの光が切欠部87を介して2回
受光素子82によって検出されるようになっている。な
お、前記発光素子81、受光素子82、及びステッピン
グモータ84からの配線88は、まとめられてケーシン
グ71の後部下方に形成された引出穴から外部に引き出
されてコネクタ89に結線される。
【0026】上記のように構成される景品玉払出装置7
0においては、玉供給通路76a,76bから供給され
る景品玉が玉送り水平路79a,79bの後端部に供給
された位置で停止された状態において、ステッピングモ
ータ84が回転を開始すると、スクリュー83の螺旋突
起83aにより景品玉が玉送り水平路79a,79b上
を前方に向かって移動し、遂には、玉送り水平路79
a,79bの終端から玉排出路78a,78bに向けて
落下する。このとき、左右の玉送り水平路79aと79
bからの景品玉の落下は、図13に示すように交互に行
われるが、この交互の落下は、スクリュー83が半回転
する毎に一方から1個の景品玉が落下するので、結局1
個の景品玉が落下する毎に発光素子81からの光が受光
素子82によって検出されることになる。このため、受
光素子82によって検出された信号数が予め定めた景品
玉数(1個の入賞に対応する)に到達したときにステッ
ピングモータ84の駆動を停止するように制御すること
により、正確に入賞に対応する景品玉を払い出すことが
できる。
【0027】なお、中央部分割板9の裏面には、図3に
示すように、一対の配線収納壁90が立設され、前記タ
ーミナル基板40に接続される配線が収納されるように
なっている。
【0028】次に、下部分割板10の構成について、図
1、図3、図4、図14乃至図16を参照して説明す
る。図3は、機構板7を組み付けた状態での背面図であ
り、図4は、中央部分割板9及び下部分割板10の内部
構造を示す正面図であり、図14は、下部分割板10に
設けられる入賞玉処理装置150の斜視図であり、図1
5は、入賞玉処理装置の動作を示す正面図であり、図1
6は、下部分割板10の前面側に形成される入賞玉集合
樋100部分の分解斜視図である。図において、下部分
割板10の前面側(遊技盤5に当接する側)には、図3
及び図16に示すように、そのやや上方寄りに入賞玉集
合樋100が傾斜状に設けられている。この入賞玉集合
樋100は、遊技盤5の入賞装置6等に入賞した入賞玉
を受け止めて誘導するものであり、その下流端に出口1
07が形成されている。また、図16に示すように、入
賞玉集合樋100を底辺として下部分割板10と集合樋
形成カバー101とによって入賞玉集合通路が形成され
るものであるが、その入賞玉集合通路を貫通するように
アウト玉誘導筒102が突設されている。このアウト玉
誘導筒102は、遊技盤5に設けられるアウト口(図示
しない)からのアウト玉を一旦下部分割板10の後方に
誘導するものである。また、多量の入賞玉が発生した場
合に、入賞玉集合樋100上を入賞玉が一列に整列する
ように、出口107の上方とアウト玉誘導筒102の側
方上流側に入賞玉整流部材103、104が取り付けら
れるようになっている。この取付は、位置決めボス10
4と取付ボス105とによって行われる。なお、入賞玉
整流部材103、104等は、入賞玉をスムーズに整列
させる形状の設計が比較的困難であるため、設計段階で
何度も設計をし直す場合があり、このような場合、本実
施例のように入賞玉整流部材103、104を比較的小
さく且つ分割して簡単に取り付けるようにしたことによ
り、従来のように入賞玉整流部を機構板と一体的に形成
した場合に比較して、設計の変更が容易であると共に、
通常の使用時における摩耗時に対しても容易に交換する
ことができる。
【0029】上記した入賞玉集合樋100で集合せしめ
られて出口107から落下する入賞玉は、その下方に取
り付けられる入賞玉誘導樋108によって後述する入賞
玉入口156に導かれ、その後、入賞玉処理装置150
に導かれる(図4の矢印aの流れ)。一方、前記アウト
玉誘導筒102によって導かれたアウト玉は、図4に示
すように、下部分割板10の後面側に取り付けられるア
ウト玉誘導樋109によって導かれた後、再度下部分割
板10の前面側に取り付けられるアウト玉誘導下流樋1
10に導かれ、その後、再度下部分割板10の後面側に
形成されるアウト玉通路111に導かれて弾球遊技機1
の外部に排出される(図4の矢印bの流れ)。このアウ
ト玉通路111は、最終的に玉抜き通路51bと合流し
て遊技盤5に向かって打ち込まれた打玉をすべて弾球遊
技機1の外部に排出するようになっている。なお、上記
したようにアウト玉を下部分割板10の前後に行ったり
来たりして流下させるのは、後述する余剰玉通路122
とアウト玉通路とを前後方向に重複させないためであ
る。
【0030】なお、下部分割板10の前面側には、上記
した入賞玉集合樋100の他に、図3に示されるよう
に、前記した配線引き回し溝134が形成され、該配線
引き回し溝134に敷設される配線と接続される中継基
板133と、該中継基板133に接続される電源供給コ
ネクタ132とが配線引き回し溝134内に設けられて
いる。中継基板133は、機構板7の下方部に設けられ
る電気部品(例えば、後述する景品玉払出制御基板13
0)に電源を供給するコネクタ端子等が設けられるもの
である。また、電源供給コネクタ132には、前記打球
発射装置11に電源又は信号を供給する配線が接続され
るものである。なお、前記した景品玉払出装置70と下
部分割板10の後面側に設けられる景品玉払出制御基板
130とは、配線によって接続されなければならない
が、この配線を配線引き回し溝134を介して接続する
ようにしても良い。
【0031】一方、下部分割板10の後面側には、図4
に示すように、その一側上部に景品玉排出通路112が
形成され、該景品玉排出通路112の下端に上皿連通口
113が形成されている。この上皿連通口113は、弾
球遊技機1の前面に設けられる打球供給皿(図示しな
い;上皿とも言われる)に景品玉を導くものである。ま
た、景品玉排出通路112の側方には、前記玉抜き通路
51と連通する下部玉抜き通路51bが形成される。こ
の下部玉抜き通路51bは、下部分割板10の一側から
中央にかけて形成されると共に、その途中において、次
に説明する副玉抜き通路114と後述する入賞玉出口1
57と連通し、最終的に前記アウト玉通路111と合流
するようになっている。
【0032】上記した景品玉排出通路112と下部玉抜
き通路51bとの間には、景品玉排出通路112から分
岐して下部玉抜き通路51bに連通する副玉抜き通路1
14が形成されており、その分岐点の上方に流路切換部
材115が配置されている。流路切換部材115は、そ
の下端部を支軸116で軸支されることにより回動自在
にとなっており、図4の実線で示すように、右側に傾動
されているときには、景品玉払出装置70から排出され
た景品玉を上皿連通口113に導き(図4の矢印cの流
れ)、図4の一点鎖線で示すように、左側に傾動されて
いるときには、景品玉払出装置70から排出された景品
玉を副玉抜き通路114を介して(図4の矢印fの流
れ)下部玉抜き通路51bに導いて弾球遊技機1の外部
に排出するようになっている(図4の矢印eの流れ)。
なお、流路切換部材115の切換操作は、流路切換部材
115の上部に突設される操作ピン117を、図1に示
すように、景品玉排出通路112部分を覆う下部カバー
体118(支軸119によって開閉自在に設けられる)
に穿設される円弧状の長穴120から突出させ、その突
出した操作ピン117を手動操作することにより行うこ
とができる。なお、流路切換部材115は、左右いずれ
に傾動されたときにもその状態を保持するように付勢さ
れるバネ性の部材が下方に設けられている。また、流路
切換部材115を使用して景品玉を副玉抜き通路114
に導く必要があるときとして、例えば、景品玉払出装置
70を含むすべての景品玉の玉抜きをしたい場合(この
場合には、ステッピングモータ84を駆動させる必要が
ある)、あるいは弾球遊技機1のテスト打ちのときであ
って景品玉を弾球遊技機1の打球供給皿や余剰玉受皿に
排出したくない場合等が考えられる。なお、流路切換部
材115をソレノイド等の電気的駆動源により切換操作
できるようにしても良い。
【0033】前記上皿連通口113の他の側方には、連
絡通路121が接続され、該連絡通路121の末端に余
剰玉通路122が接続されている。しかして、入賞に基
づく景品玉が多数払い出されて打球供給皿が景品玉で満
杯となり、遂には上皿連通口113に到達してさらに景
品玉が払出続けられたときには、景品玉は連絡通路12
1を介して余剰玉通路122に導かれ(図4の矢印dの
流れ)、その後、前記接続樋12を介して余剰玉受皿に
排出される。そして、さらに景品玉が払出通けられたと
きには、余剰玉受皿も満杯になるが、余剰玉通路122
の一側側壁に設けられた満タン検知部材123部分にま
で到達すると、満タン検知部材123が景品玉に押圧さ
れて上端の支軸124を中心にして外側に向かって揺動
し、これによって満タン検出器125がONされて、景
品玉払出装置70のステッピングモータ84の駆動を停
止して景品玉の払出動作を不能動化すると共に、必要に
応じて打球発射装置11の駆動も停止される。
【0034】上記した景品玉排出通路112、下部玉抜
き通路51b、副玉抜き通路114、連絡通路121、
及び余剰玉排出通路122の後面は、図1に示すよう
に、ビスによって止着される固定カバー129によって
覆われるが、景品玉排出通路112部分には、開閉自在
な下部カバー体118が設けられ、更に次に説明する入
賞玉処理装置150部分にも支軸127を中心にして開
閉する入賞玉処理装置用カバー126によって覆われて
いる。なお、入賞玉処理装置用カバー126は、係止部
128によって係止されるようになっている。また、景
品玉排出通路112の上端外側左右に前記中央部分割板
9の下部の連結部材50と嵌合固定される連結ボス13
1が突設されている。これについては、先に説明したの
で、省略する。
【0035】更に、下部分割板10の後面側下部には、
入賞玉処理装置150及び前記景品玉払出装置70の動
作を制御する景品玉払出制御基板130が取り付けられ
るようになっている。もちろん、景品玉払出制御基板1
30は、基板ボックスに収納されて取り付けられてい
る。また、この景品玉払出制御基板130の主たる制御
動作について簡単に説明すると、景品玉払出制御基板1
30は、後述する入賞玉検出器163からの入賞玉信号
を受けてステッピングモータ84に駆動開始信号を導出
し、受光素子82からの信号を計数してその計数値が予
め定めた払出景品玉数となったときにステッピングモー
タ84に駆動停止信号を導出して景品玉の払出動作を停
止させると共に、後述するソレノイド170に駆動信号
を与える。また、前記玉検出センサ57a,57bや満
タン検出器125からの信号があったときには、その入
賞に対する払出動作が終了した時点又は直ちにステッピ
ングモータ84に停止信号を導出するようになってい
る。また、払出景品玉数が2種類ある場合(例えば、7
個と15個)には、払出景品玉数の少ない方の入賞玉数
を記憶しておき、その記憶値の分に相当する払出動作を
優先的に実行するようにすれば良い。このようにすれ
ば、仮に停電等で記憶値が消去されても、遊技者に相対
的に多い払出景品玉数で払い出すことができるからであ
る(本実施例の場合には、後に詳述するように停電時に
発生した入賞玉が入賞玉処理装置170の前に貯留され
ているため、このような作用が期待できる)。このこと
を考慮しなければ、いずれを記憶するように設計しても
良い。
【0036】次に、入賞玉処理装置150の構成につい
て、図14及び図15を参照して説明する。図14に示
すように、入賞玉処理装置150は、取付ベース151
に集約して形成され、このため、取付ベース151の周
囲に形成される取付穴154の取付凹部154aを下部
分割板10に突設される取付ボス153に嵌入してビス
155で螺着することにより、位置決めを正確に行うこ
とができると共に簡単に下部分割板10に装着すること
ができる。なお、取付ベース151の下部分割板10へ
の取付は、取付ベース151の周囲は、補強リブ152
が形成されて、全体の剛性を強化している。また、取付
ベース151を下部分割板10に装着したときには、下
部分割板10に形成された入賞玉入口156と取付ベー
ス151に形成される入賞玉流下路158の始端部とが
合致するようになっており、これにより入賞玉が入賞玉
処理装置150に導かれるようになっている。また、入
賞玉処理装置150で処理された後の入賞玉は、下部分
割板10の下部玉抜き通路51bに連通する位置に形成
された入賞玉出口157に排出されるようになってい
る。
【0037】ところで、取付ベース151の下部側方か
ら中央にかけて直角状の入賞玉流下路158が形成さ
れ、該入賞玉流下路158の側壁には、誘導突片159
が内側に向かって突設されている。また、入賞玉流下路
158の側壁の一部は、取付ベース151に形成された
支軸162に回転自在に軸支される流下路開閉蓋160
として構成され、入賞玉流下路158に入賞玉が詰まっ
たときに、容易に対処できるようになっている。なお、
流下路開閉蓋160にも誘導突片161が突設されて入
賞玉の誘導をスムーズならしめている。
【0038】また、入賞玉流下路158の屈曲部よりや
や下方に入賞玉検出器163が係止爪164により着脱
自在に固定されている。この入賞玉検出器163は、近
接型のスイッチであり、その前方に入賞玉が通過する通
過穴が形成されている。また、この入賞玉検出器163
の通過穴を挟むように先端が「コ」字状に形成される玉
送り部材165が支軸166を中心にして揺動自在に軸
支され、その玉送り部材165の後端にソレノイド17
0のプランジャ171に連結される連結杆172が固着
されている。ソレノイド170は、取付ベース151に
突設される係止爪174によって着脱自在に装着される
と共に、そのプランジャ171にスプリング173が周
設され、常にプランジャ171を下方に向けて付勢して
いる。一方、玉送り部材165の先端には、その下方に
下部停止部167が形成され、また、その上部に上部停
止部168が形成されている。更に、入賞玉流下路15
8の屈曲部上面には、薄い鉄板169が張り付けられて
いる。なお、入賞玉検出器163及びソレノイド170
から引き出される配線163a,170aの先端には、
コネクタ163b,170bが設けられ、該コネクタ1
63b,170bは、景品玉払出制御基板130に直接
又は図示しない中継基板を介して間接的に接続されるよ
うになっている。
【0039】上記した入賞玉処理装置150の作用につ
いて図15を参照して説明すると、まず、ソレノイド1
70がOFFである通常の状態においては、玉送り部材
165の上部停止部168は、入賞玉流下路158内に
突出していないが、下部停止部167は、入賞玉検出器
163の下方の入賞玉流下路158に突出した状態とな
っている。そのような状態で入賞玉が発生して入賞玉流
下路158に流下してきたときには、図15(A)に示
すように、先頭の入賞玉P1が入賞玉検出器163の通
過穴に入った状態で下部停止部167によって停留され
る。このため、入賞玉検出器168から検出信号が景品
玉払出制御基板130の制御回路に送られ、これにより
景品玉払出装置70が駆動制御されて所定個数の景品玉
の払出が行われる。そして、所定個数の景品玉の払出が
終了したときには、景品玉払出制御基板130からソレ
ノイド170に駆動信号が送られてソレノイド170を
所定時間ONする。ソレノイド170がONすると、図
15(B)に示されるように、上部停止部168が入賞
玉流下路158内に侵入して次の入賞玉P2の入賞玉検
出器163の通過穴への侵入を阻止すると共に、下部停
止部167が入賞玉流下路158から退避するので、先
頭の入賞玉P1が開放されて下方に向かって流下する。
そして、一定時間が経過してソレノイド170がOFF
になると、再度図15(A)に示す状態に戻って次の入
賞玉による景品玉の払出動作が行われる。
【0040】このように、本実施例における入賞玉処理
装置150は、発生した入賞玉を一旦停留し、所定の景
品玉が払い出される毎に1個ずつ入賞玉を処理するよう
にしたので、停電時等においては、発生した入賞玉が証
拠玉として残留するので、遊技者との間でトラブルが生
じることがない。また、本実施例における入賞玉処理装
置150は、入賞玉処理装置150を構成する入賞玉流
下路158と入賞玉検出器163と玉送り部材165と
電気的駆動源であるソレノイド170とが1つの取付ベ
ース151に集約して設けられるので、取付ベース15
1を下部分割板10の所定の位置に取り付けるだけで簡
単に入賞玉処理装置150を機構板7に組み込むことが
できる。また、入賞玉処理装置150を構成する部品が
故障したときには、取付ベース151全体を下部分割板
10から取り外し、その後、新品の入賞玉処理装置15
0が集約される取付ベース151を装着すれば良いの
で、交換作業も極めてスムーズに行うことができる。な
お、交換の際に、入賞玉検出器163とソレノイド17
0とが故障していることが明瞭な場合には、入賞玉検出
器163及びソレノイド170がそれぞれ係止爪16
4、174によって簡単に取り外せるので、それらだけ
を交換することもできるし、また、入賞玉処理装置15
0を取付ベース151に組み付ける際の作業も極めて簡
単に行うことができる。
【0041】以上、下部分割板10の構成について説明
してきたが、上記した以外に下部分割板10の裏面下方
部には、次に説明する連結金具180の取付穴182に
対応するビス穴(図示しない)や位置決め穴183に対
応する突起(図示しない)が形成されている。
【0042】以上、機構板7を構成する上部分割板8、
中央部分割板9、及び下部分割板10の詳細な構成につ
いて説明してきたが、これらの分割板8〜10は、連結
ボス42、131と連結部材50とを嵌合させてビス止
めすることにより一体的に組み付けられるものである
が、更に、この組み付け強度を向上させるために、図1
及び図3に示すように、上部分割板8と下部分割板10
の裏面に差し渡されるように連結金具180を止着して
いる。連結金具180の上下には、前記支持金具13の
支持ピン14に支持される軸受片181が側方に突設さ
れると共に、上下分割板8、10に形成されるビス穴や
位置決め突起と対応する取付穴182、位置決め穴18
3が形成されている。そして、位置決め穴183を所定
の位置に当てはめて取付穴182にビス(図示しない)
を止着することにより、正確な位置関係で上部分割板
8、中央部分割板9、及び下部分割板10を一体的に組
み付け構成して機構板7を完成することができる。
【0043】以上、実施例に係る弾球遊技機1の機構板
7の構成について説明してきたが、本実施例によれば、
入賞玉処理装置150を構成する入賞玉流下路158と
入賞玉検出器163と玉送り部材165と電気的駆動源
であるソレノイド170とが1つの取付ベース151に
集約して設けられるので、取付ベース151を下部分割
板10の所定の位置に取り付けるだけで簡単に入賞玉処
理装置150を機構板7に組み込むことができる。ま
た、入賞玉処理装置150を構成する部品が故障したと
きには、取付ベース151全体を下部分割板10から取
り外し、その後、新品の入賞玉処理装置150が集約さ
れる取付ベース151を装着すれば良いので、交換作業
も極めてスムーズに行うことができる。また、機構板7
を主要な3つの機構に応じて分割形成したので、設計変
更したい主要構成部分の分割板8〜10の範囲内で大幅
な設計変更を行い、他の設計変更しない主要構成部分の
分割板と組み付けることにより、手間及びコストをかけ
ずに簡単に設計変更を行うことができる。例えば、下部
分割板10の構成をアレンジ式弾球遊技機に対応するよ
うに変更し、その変更した下部分割板10と本実施例に
係る上部分割板8及び中央部分割板9とを組合せること
により、アレンジ式弾球遊技機に対応する機構板を容易
に提供することができる。また、パチンコ遊技機どうし
の機構板の設計変更にも容易に対応することができる。
【0044】なお、上記した実施例では、景品玉払出装
置70を電気的駆動源(ステッピングモータ84)によ
って1個づつ払い出すものを示したが、所定個数の景品
玉を収容する景品玉収容筒を電気的駆動源(例えば、ソ
レノイド)で駆動するようにしたものでも良い。そし
て、このように景品玉払出装置だけを変更する場合に
は、中央部分割板9だけを設計変更すれば良いし、ま
た、景品玉払出装置及び入賞玉処理装置を変更する場合
には、中央分割板9及び下部分割板10を設計変更すれ
ば良い。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、入賞玉処理装置を構成する入賞
玉流下路と入賞玉検出器と玉送り部材と電気的駆動源と
が1つの取付ベースに集約して設けられるので、取付ベ
ースを機構板の所定の位置に取り付けるだけで簡単に入
賞玉処理装置を機構板に組み込むことができる。また、
入賞玉処理装置を構成する部品が故障したときには、取
付ベース全体を機構板から取り外し、その後、新品の入
賞玉処理装置が集約される取付ベースを装着すれば良い
ので、交換作業も極めてスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の機構板の分解正面図
である。
【図2】弾球遊技機の背面図である。
【図3】機構板の背面図である。
【図4】中央部分割板と下部分割板の内部構造を示す正
面図である。
【図5】玉タンクの平面図である。
【図6】玉タンク前方部分の断面図である。
【図7】屈曲樋の斜視図である。
【図8】中央分割板に設けられる通路体と景品玉払出装
置の斜視図である。
【図9】通路体の断面図である。
【図10】景品玉払出装置の分解斜視図である。
【図11】景品玉払出装置の側方断面図である。
【図12】景品玉払出装置の正面断面図である。
【図13】景品玉払出装置の平面断面図である。
【図14】下部分割板に設けられる入賞玉処理装置の斜
視図である。
【図15】入賞玉処理装置の作用を示す正面図である。
【図16】下部分割板の前面側に形成される入賞玉集合
樋部分の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 5 遊技盤 7 機構板 8 上部分割板 9 中央部分割板 10 下部分割板 20 玉タンク 32 誘導レール 42 連結ボス 50 連結部材 51 玉抜き通路 55 通路体 63 玉止め装置 70 景品玉払出装置 100 入賞玉集合樋 102 アウト玉誘導筒 108 入賞玉誘導筒 109 アウト玉誘導樋 111 アウト玉通路 112 景品玉排出通路 121 連絡通路 122 余剰玉通路 130 景品玉払出制御基板 131 連結ボス 150 入賞玉処理装置 151 取付ベース 152 補強リブ 153 取付ボス 154 取付穴 158 入賞玉流下路 163 入賞玉検出器 165 玉送り部材 167 下部停止部 168 上部停止部 170 ソレノイド 180 連結金具 181 軸受片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の裏面に配設され且つ入賞に基づ
    いて景品玉を払い出すための各種の機構が設けられる機
    構板を具備する弾球遊技機において、 入賞玉を一列に整列して流下させる入賞玉流下路と、該
    入賞玉流下路の途中に介装され且つ通過する入賞玉を検
    出する入賞玉検出器と、該入賞玉検出器の上下に交互に
    出没する停止部を有する玉送り部材と、該玉送り部材を
    駆動する電気的駆動手段と、を1つの取付ベースに集約
    して入賞玉処理装置を構成し、前記取付ベースを前記機
    構板の所定の位置に着脱自在に止着したことを特徴とす
    る弾球遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175316A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Heiwa Corp 遊技機の球払出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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